JPH10209276A - 配線形成方法 - Google Patents

配線形成方法

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JPH10209276A
JPH10209276A JP9007887A JP788797A JPH10209276A JP H10209276 A JPH10209276 A JP H10209276A JP 9007887 A JP9007887 A JP 9007887A JP 788797 A JP788797 A JP 788797A JP H10209276 A JPH10209276 A JP H10209276A
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film
etching
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cap metal
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JP9007887A
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Hajime Yamagishi
肇 山岸
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • H01L21/76897Formation of self-aligned vias or contact plugs, i.e. involving a lithographically uncritical step

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボーダーレス配線構造の配線を形成するに際
して、接続孔への密着層形成時に生ずる導体層の窒化を
防ぎ、コンタクト抵抗の増大やEM耐性の劣化を防止す
る。 【解決手段】 配線パターン上に、層間絶縁膜よりもエ
ッチングレートが十分低いエッチングストッパー層4を
設けるか、あるいはキャップメタル層3として層間絶縁
膜よりもエッチングレートが十分低い層を設ける。エッ
チングストッパー層としては、無機材料等が用いられ
る。キャップメタル層としては、高融点金属膜、TiN
膜/Ti膜/TiN膜の3層膜、表層部が酸化層とされ
たTiN膜が用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるボーダー
レス配線構造の半導体装置の配線形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超大規模集積回路(VLSI)、超超大
規模集積回路(ULSI)等にも見られるように半導体
装置の高集積化、高機能化に伴い、デバイス・チップ上
では配線部分の占める割合が増大する傾向にある。これ
によるチップ面積の大型化を防止するため、配線の多層
化が進展している。このような多層配線構造を有する半
導体装置の製造工程では、上層配線パターンと下層配線
パターンとの電気的接続を図るための接続孔(ビア・ホ
ール)を開口するプロセスが不可欠となっている。
【0003】この接続孔を形成するには、基板上の下層
配線パターンを被覆して層間絶縁膜を形成した後、層間
絶縁膜上の接続孔形成領域以外をマスクするレジスト・
パターンを形成し、このレジスト・パターンを介して層
間絶縁膜を選択的にエッチングすればよい。
【0004】ここで、通常、上述のようにして接続孔を
形成する場合には、接続孔の形成領域と下層配線パター
ンとの合わせズレを考慮して、図17(a)で示すよう
に、接続孔の開口予定領域で下層配線パターン201の
線幅を広くしておくこと、すなわちかぶり余裕をもって
下層配線パターンの線幅を設定するのが一般的である。
この場合、図17(b)に示すように、接続孔の形成領
域202が所定の位置からずれたとしても接続孔は配線
パターン201上に載ることになる。
【0005】しかし、かぶり余裕はリソグラフィの精度
や接続孔の径のバラツキ等で決まってしまうため、他の
寸法は縮小できても、このかぶり余裕を他での縮小率に
応じて縮小させることは難しい。このため、かぶり余裕
をとった場合、配線ピッチの縮小が大きく妨げられるこ
とになる。
【0006】そこで、最近では、このかぶり余裕を考慮
しない、いわゆるボーダーレス配線構造が採用されるよ
うになっている。このボーダーレス配線構造では、図1
8(a)に示すように、かぶり余裕を考慮せずに配線パ
ターン201の線幅が設定される。この場合、図18
(b)に示すように接続孔の形成領域202が所定の位
置からずれると、接続孔の一部が配線パターン202か
ら一部外れたかたちになる。ここで、接続孔の形成領域
202が配線パターン201から外れる量には許容量が
あり、許容量以上に接続孔の形成領域202が外れる
と、電気特性や信頼性の点で問題が発生する場合があ
る。したがって、配線パターン201の寸法は、接続孔
の形成領域202に位置ズレが発生しても、外れる量が
許容量以内に収まるように設定される。
【0007】ところで、このようなボーダーレス配線構
造では、層間絶縁膜の厚さのばらつき等に起因して、接
続孔のエッチングがオーバーエッチングになった場合に
は、層間絶縁膜の方が配線パターンに比べてエッチング
レートが高いので、はみ出した接続孔の開口部は、配線
パターンの上面の高さ位置よりも下に落ちた形になる。
【0008】この配線パターンと、配線パターンからは
み出した接続孔の断面を図19に示す。なお、この図1
9では、半導体基板109上に形成された絶縁層110
の上に、下地層101、導体層102及びTiNよりな
るキャップメタル層103とが積層された配線パターン
106が形成され、これを被覆する層間絶縁膜104に
対して選択エッチングを行った場合を示している。この
ように層間絶縁膜104に対して選択エッチングを行う
ことによって形成された接続孔105は、下層配線パタ
ーン106の形成領域と重なる領域と、下層配線パター
ン106の形成領域から外れた領域とで、その深さが異
なっている。これは、下層配線パターン102の形成領
域から外れた領域では、いわゆるオーバーエッチングの
分だけ層間絶縁膜104が除去された結果である。これ
により、下層配線パターン106の側壁に沿ったトレン
チ107が形成され、このトレンチ107内で下層配線
パターン106の側壁面が一部露出することとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このエッチン
グがキャップメタル層で停止すれば問題は生じないが、
さらにオーバーエッチングが進行すると、配線パターン
106の表層部に形成されたキャップメタル層103が
抜けてしまい、導体層102の表面が外部に剥き出した
状態になる。接続孔105内で、導体層102の表面が
露出してしまうと、接続孔105の埋め込みに先立って
行われるTiN密着膜の成膜に際して、この導体層10
2の表面が窒素ガスに曝され、電気抵抗の高いAlN層
に変化してしまう。その結果、コンタクト抵抗の上昇や
EM(エレクトロ・マイグレーション)耐性の低下を招
くことになる。
【0010】また、接続孔が配線パターンから一部落ち
た場合に入るトレンチ量は、接続孔のずれが大きい程、
大きくなる。したがって、図20に示すように、例えば
配線パターン(下層配線パターン)106の上に、さら
に下地層115、導体層116、キャップメタル層11
7よりなる配線パターン(上層配線パターン)111が
形成された多層配線構造では、上層配線パターン111
で接続孔113に大きな位置ずれが生じた場合には、ト
レンチ114が下層配線パターン106にまで突き抜
け、上層配線パターン111と下層配線パターン106
にショートが発生する可能性がある。
【0011】そこで、本発明はこのような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、ボーダーレス配線構造を
形成するための配線形成方法であって、接続孔の形成に
際するキャップメタル層の抜けを防止し、コンタクト抵
抗が低く、EM耐性に優れるとともに上層配線パターン
と下層配線パターンのショートが防止される配線形成方
法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の配線形成方法は、導体層とキャップメタ
ル層よりなる下層配線パターンを形成し、この下層配線
パターンを層間絶縁膜で被覆した後、上記層間絶縁膜
に、下層配線パターンに対して一部ずれるような接続孔
をエッチング形成するに際して、下層配線パターンを層
間絶縁膜によって被覆する前工程で、上記配線パターン
のキャップメタル層上に、接続孔のエッチングにおいて
層間絶縁膜とのエッチング選択比が高いエッチングスト
ッパー層を形成することを特徴とするものである。
【0013】また、キャップメタル層として、接続孔の
エッチングにおいて層間絶縁膜とのエッチング選択比が
高い層を形成することを特徴とするものである。
【0014】本発明の配線形成方法では、配線パターン
のキャップメタル層上に層間絶縁膜とのエッチング選択
比が高いエッチングストッパー層を設ける。配線パター
ンのキャップメタル層上にエッチングストッパー層を設
けると、層間絶縁膜に接続孔を形成するに際してオーバ
ーエッチングになったとしても、エッチングストッパー
層が層間絶縁膜に比べてエッチングレートが十分に低い
ことから、このエッチングストッパー層でエッチングが
停止し、その下側にあるキャップメタル層のエッチング
が防止される。したがって、接続孔内への密着層の成膜
の際にウェハが窒素ガスに曝されても、導体層はキャッ
プメタル層によって被覆されていることから、導体層の
窒化が防止される。このため、作成された半導体装置
は、導体層が窒化されていないので、コンタクト抵抗が
低く抑えられ、また優れたEM耐性が得られる。
【0015】本発明のさらにもう一つの配線形成方法で
は、キャップメタル層として層間絶縁膜とのエッチング
選択比が高い層を設ける。キャップメタル層として層間
絶縁膜とのエッチング選択比が高い層を設けると、層間
絶縁膜に接続孔をエッチング形成するに際してオーバー
エッチングになったとしても、キャップメタル層のエッ
チングレートが層間絶縁膜に比べて十分に低いことか
ら、このキャップメタル層でエッチングが停止する。し
たがって、この場合にも、接続孔内への密着層の成膜時
には、導体層は、キャップメタル層によって被覆されて
いることから窒化が防止される。このため、作成された
半導体装置は、導体層が窒化されていないので、コンタ
クト抵抗が低く抑えられ、また優れたEM耐性が得られ
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について説明する。
【0017】まず、半導体装置の基本的な配線形成方法
について説明する。
【0018】半導体装置を製造するには、基板上に、導
体層とキャップメタル層を形成し、これら各層を所定の
配線パターン形状でパターニングする。なお、この半導
体装置は、ボーダーレス配線構造とされており、配線パ
ターンの線幅は接続孔のかぶり余裕を加えていない寸法
とされている。
【0019】導体層としては、アルミニウム系合金、
銅、銅合金等のメタル材料よりなる単層構成であっても
よく、これらメタル材料の層と、チタン、チタン系合
金、タングステン、タングステン系合金等の高融点金属
の層を積層した積層構成であっても良い。
【0020】キャップメタル層は、コンタクト抵抗を低
めるとともにブランケットタングステンCVD時の密着
層の剥離を防止するためのものであり、例えばTiN膜
が設けられる。
【0021】そして、このようにして形成された配線パ
ターン上に、層間絶縁膜を形成する。この層間絶縁膜
は、公知の表面平坦化技術によって表面平坦化される。
この表面平坦化技術としては、例えばプラズマ酸化膜、
塗布型絶縁膜及びレジスト膜を積層し、これらをエッチ
バックする方法や、プラズマ酸化膜を形成し、これをケ
ミカルメカニカルポリッシュで平坦化する方法等が用い
られる。
【0022】続いて、この層間絶縁膜上に、接続孔の形
成領域以外をマスクするレジスト・パターンを形成した
後、このレジスト・パターンを介して層間絶縁膜を選択
的にエッチングし、レジスト・パターンを剥離、除去す
る。
【0023】これによって接続孔は形成されるが、ここ
ではボーダーレス配線構造を採用しているため、接続孔
の形成領域が下層配線パターンの形成領域から一部ずれ
た状態になる。この下層配線パターンの形成領域から外
れた領域では、接続孔がいわゆるオーバーエッチングの
分だけ深く形成され、この結果、下層配線パターンに沿
ってトレンチが形成される。
【0024】そして、このとき、通常の場合では、導体
層上のキャップメタル層もエッチングを受け、このエッ
チングが進行して導体層が外部に剥き出した状態にな
る。そうなると、接続孔内をTiN密着層で被覆するに
際して、導体層が窒化され、コンタクト抵抗の増大やE
M耐性の劣化が引き起こされることになる。
【0025】本発明では、このようなキャップメタル層
の抜けや導体層の窒化を防止するために、キャップメタ
ル層の上に、層間絶縁膜とのエッチング選択比が高いエ
ッチンングストッパー層を形成する、あるいはキャップ
メタル層自体の、層間絶縁膜とのエッチング選択比を高
くする。以下、これら2つの手法についてそれぞれ説明
する。
【0026】まず、キャップメタル層の上に形成するエ
ッチングストッパー層としては、接続孔のエッチングに
おいて層間絶縁膜よりもエッチングレートが十分に低い
無機材料膜が形成される。この無機材料膜としては、S
i−N膜、Si−O膜、SiON膜等が挙げられる。
【0027】配線パターン上に、このようなエッチング
ストッパー層を設けると、接続孔のエッチング工程でオ
ーバーエッチングになったとしても、このエッチングス
トッパー層でエッチングが停止し、その下側にあるキャ
ップメタル層が全てエッチングされてしまうということ
がない。したがって、接続孔内をTiN密着層によって
被覆する際にウェハが窒素雰囲気に曝されても、導体層
はキャップメタル層によって被覆されているので窒化が
防止され、コンタクト抵抗の増大やEM耐性の劣化が回
避される。
【0028】なお、エッチングストッパー層を設ける場
合、配線パターンは例えば次のようにして形成される。
【0029】先ず、図1に示すように、半導体基板5上
に絶縁層6を形成する。そして、この絶縁層6上に、下
地層1、導体層2、キャップメタル層3、エッチングス
トッパー層4の4層を形成した後、この上に配線パター
ンに対応したレジストマスクを形成する。ここで、エッ
チングストッパー層は反射防止効果もあることから、レ
ジストの露光に際して、下地から反射した光によってレ
ジストの不要な部分が露光されてしまうのが防止され
る。したがって、寸法精度の高いレジストマスクが形成
される。
【0030】そして、このマスクを介して、先ず、図2
に示すように、エッチングストッパー層4のみをエッチ
ングし、エッチングストッパー層4をパターニングす
る。次いで、このエッチングストッパー層4をマスクと
して他の3層1,2,3をエッチングすることで、図3
に示すような配線パターンを形成する。
【0031】あるいは、始めに、下地層1、導体層2、
キャップメタル層3の3層を形成し、この3層をレジス
トマスクを介してエッチングすることによって所定の配
線パターン形状にパターニングする。続いて、図4に示
すように、この配線パターンの上にエッチングストッパ
ー層4を全面に形成する。この場合、配線パターンの間
にもエッチングストッパー層が埋め込まれるので、配線
パターンに沿って形成されるトレンチの深さが浅く抑え
られる。したがって、下層配線パターン上に形成された
上層配線パターン上に接続孔を形成するに際して、オー
バーエッチングになったとしても、接続孔が下層配線パ
ターンにまで突き抜けることがなく、突き抜けによる配
線間のショートが防止される。
【0032】次に、キャップメタル層自体の、層間絶縁
膜とのエッチング選択比を高くする方法について説明す
る。
【0033】キャップメタル層のエッチング選択比を高
くする方法としては、(1)キャップメタル層として高
融点金属膜を用いる、(2)キャップメタル層をTiN
膜、Ti膜、TiN膜の3層構成とする、(3)キャッ
プメタル層の表層部を酸化する、あるいは(4)TiN
膜のTi組成比を大きくする等が挙げられる。
【0034】キャップメタル層の、層間絶縁膜とのエッ
チング選択比が高くなされていると、接続孔のエッチン
グ工程でオーバーエッチングになったとしても、キャッ
プメタル層は層間絶縁膜に比べてエッチングレートが十
分に低いことから、このキャップメタル層でエッチング
が停止する。したがって、接続孔内をTiN密着層によ
って被覆する際しては、導体層がメタルエッチングスト
ッパー層によって被覆されているので、この導体層の窒
化が防止され、コンタクト抵抗の増大やEM耐性の劣化
が回避される。
【0035】なお、キャップメタル層として高融点金属
膜を用いる場合、高融点金属膜としては、TiAl3
やTiSi2膜等が挙げられる。この高融点金属膜の上
には、さらにTiN等よりなる第2のキャップメタル層
を形成するようにしても良い。
【0036】また、キャップメタル層を酸化する方法に
おいて、酸化の方法としては酸素イオン照射処理、熱酸
化処理による酸化、酸素プラズマ処理等がある。
【0037】キャップメタル層に形成する酸化層の厚さ
は5nm〜30nm、さらには5nm〜20nmとする
のが適当である。
【0038】また、このうち酸素イオン照射処理では、
配線パターンの側壁にも酸化層が形成されるようにする
ために、酸素イオンの照射方向が基板に降ろした垂線に
対して7゜〜45゜傾いているのが望ましく、イオン照
射密度が1E18ions/cm2であるのが好まし
い。なお、このイオン照射処理は、エッチングレートを
低めることができるのであれば、酸素イオン以外の他の
イオン種で行うようにしても構わない。
【0039】一方、熱酸化処理による酸化は熱拡散炉等
を用いて行われる。この処理時間や処理温度は特に限定
されないが、下層配線層に熱損傷を与えない範囲に設定
することが必要である。例えば処理温度は400℃程度
が適当である。
【0040】また、TiN膜のTi組成比を制御する方
法では、Ti組成比がTi:N=1:1よりもわずかに
大きくなっていれば良い。具体的にはTi組成比xを
1.0<x≦1.1の範囲とすればエッチングレートを
十分に低めることができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について実験
結果に基づいて説明する。
【0042】実施例1 この実施例は、エッチングストッパー層としてSiーN
膜を設けた例である。
【0043】先ず、シリコン半導体基板上に、SiO2
からなる絶縁層を形成した。そして、この絶縁層の上
に、マグネトロンスパッタ法によって、下地層、導体
層、キャップメタル層を順次形成した。なお、下地層は
TiN膜、導体層はAl−0.5%Cu合金膜、キャッ
プメタル層はTi膜とTiN膜の2層構成、エッチング
ストッパー層はSi−N膜である。なお、キャップメタ
ル層のTi膜は他の層に比べて厚さが非常に薄いので図
示は省略する。これら各層の成膜条件は以下の通りであ
る。
【0044】下地層の成膜条件 膜組成:TiN 膜厚:100nm プロセスガス:Ar/N2混合ガス Arガス流量:33SCCM N2ガス流量:66SCCM ガス圧力:2.5mTorr RFパワー:8kW 基板温度:200℃ 導体層の成膜条件 膜組成:Al−0.5%Cu 膜厚:500nm プロセスガス:Arガス Arガス流量:65SCCM ガス圧力:2.0mMTorr RFパワー:15kW 基板温度:300℃ キャップメタル層の成膜条件 Ti膜の成膜条件 膜厚:5nm プロセスガス:Arガス Arガス流量:82SCCM ガス圧力:3mTorr RFパワー:1kW 基板温度:200℃ TiN膜の成膜条件 膜厚:100nm プロセスガス:Ar/N2混合ガス Arガス流量:33SCCM N2ガス流量:66SCCM ガス圧力:2.5mTorr RFパワー:8kW 基板温度:200℃ そして、このキャップメタル層上に、エッチングストッ
パー層として、Si−N膜を平行平板電極プラズマCV
D装置によって形成した。エッチングストッパー層の成
膜条件は以下の通りである。
【0045】エッチングストッパー層の成膜条件 膜組成:Si−N 膜厚:100nm 使用ガス:SiH4/NH3/N2混合ガス SiH4ガス流量:265SCCM NH3ガス流量:100SCCM N2ガス流量:4000SCCM ガス圧力:565Pa 基板の加熱:なし 次に、エッチングストッパー層上に、フォトレジストを
塗布、露光することによって、所定の配線パターンに対
応したレジストマスクを形成した。なお、このフォトレ
ジストの露光に際して、露光用の光がフォトジストの下
側に回り込んで反射した場合、レジストの不要な部分が
露光されてしまう虞れがあるが、この場合にはエッチン
グストッパー層が反射防止膜として機能する。したがっ
て、反射光によってレジストの不要な部分が露光される
のが防止され、精密な寸法でレジストマスクが形成され
る。
【0046】そして、このレジストマスクを介して異方
性イオンエッチングを行い、エッチングストッパー層を
パターニングした。このエッチング条件を以下に示す。
【0047】エッチングストッパー層のエッチング条件 使用ガス:CHF3/CF4/Ar混合ガス CHF3ガス流量:30SCCM CF4ガス流量:60SCCM Arガス流量:800SCCM ガス圧力:200Pa 基板温度:25℃ 続いて、このパターニングされたエッチングストッパー
層をマスクとして異方性イオンエッチングを行い、図5
に示すような、下地層12,導体層13、キャップメタ
ル層14及びエッチングストッパー層15のパターン
を、半導体基板10上の絶縁層11上に形成した。この
エッチング条件を以下に示す。
【0048】配線パターンのエッチング条件 使用ガス:BCl3/Cl2混合ガス BCl3ガス流量:100SCCM Cl2ガス流量:100SCCM ガス圧力:1000Pa 基板温度:400℃ このようにして形成された配線パターンの上に、プラズ
マ酸化層、塗布型絶縁膜、レジスト膜を形成し、これら
をエッチバックすることによってる表面平坦な層間絶縁
膜を形成した。
【0049】次に、この層間絶縁膜の上に、フォトレジ
ストを塗布し、接続孔に対応する円形の開口部、パット
部に対応する正方形状の開口部を有するレジストマスク
を形成した。そして、このレジストマスクを介して異方
性エッチングを行うことで、図6に示すように、層間絶
縁膜16に、接続孔17とボンディング引き出し部とな
るパット部用孔部18を形成した。なお、接続孔17の
開口部は直径が0.4μmであり、パット部用孔部18
の開口部は100μm角である。なお、このエッチング
条件を以下に示す。
【0050】層間絶縁膜のエッチング条件 使用ガス:C48/CO/Ar混合ガス C48ガス流量:7SCCM COガス流量:100SCCM Arガス流量:200SCCM ガス圧力:5.3Pa RFパワー:1450W ここで、このエッチング条件では、層間絶縁膜16に対
してエッチングストッパー層15のエッチングレートが
十分低くなる。したがって、層間絶縁膜16のエッチン
グがエッチングストッパー層の上面にまで進行し、さら
にオーバーエッチングとなったとしても、エッチングス
トッパー層15はほとんどエッチングされず、層間絶縁
膜16のみがエッチングされることになる。したがっ
て、エッチングがさらに進行したとしても、エッチング
雰囲気に曝されるのはキャップメタル層14の端面だけ
であり、キャップメタル14層の大部分が残存する。
【0051】そして、この後、図7に示すように、エッ
チングストッパー層15をエッチング除去し、接続孔1
7を完成させる。このエッチング条件を以下に例示す
る。
【0052】エッチングストッパー層のエッチング条件 使用ガス:CHF3/CF4/Ar/N2混合ガス CHF3ガス流量:35SCCM CF4ガス流量:50SCCM Arガス流量:400SCCM N2ガス流量:20SCCM ガス圧力:93.3Pa RFパワー:600W 次に、接続孔17内及びパット部用孔部18内に導電剤
を埋め込むために、先ず、密着層となるTiN膜を、マ
グネトロンスパッタ法によって成膜した。なお、密着層
は他の層に比べて非常に薄いので、ここでは図示を省略
する。この密着層の成膜条件を以下に示す。
【0053】密着層の成膜条件 膜組成:TiN 膜厚:30nm プロセスガス:N2/Ar混合ガス N2ガス流量:100SCCM Arガス流量:35SCCM ガス圧力:1.0Pa RFパワー:6kW 基板の加熱:なし ここで、この密着層の成膜時には、ウェハが窒素ガスに
曝されるが、導体層13はキャップメタル層14によっ
て被覆されていることから窒化が防止される。
【0054】続いて、図8に示すように、この密着層上
に、熱CVD法によってタングステン層19を成膜し
た。このとき接続孔17はタングステン層19によって
完全に埋め込まれ、容積の大きいパット部用孔部18は
内壁面がタングステン層19に覆われた形になる。な
お、タングステン層19の成膜条件は以下の通りであ
る。
【0055】タングステン層の成膜条件 使用ガス:WF6/H2/Ar混合ガス WF6ガス流量:40SCCM H2ガス流量:400SCCM Arガス流量:2250SCCM ガス圧力:10.7kPa 基板温度:450℃ 次に、3段階の異方性ドライエッチングを行うことによ
って、図9に示しように、接続孔17とパット部用孔部
18に埋め込まれた部分を残してタングステン層19と
密着層を除去し、接続孔17に埋め込まれたタングステ
ン層19がメタルプラグとなるようにした。このエッチ
ング条件を以下に示す。
【0056】第1段階のエッチング条件(タングステン
層のエッチング) 使用ガス:SF6/Ar/He混合ガス SF6ガス流量:110SCCM Arガス流量:90SCCM Heガス流量:5SCCM ガス圧力:45.5Pa RFパワー:275W 第2段階のエッチング条件(密着層のエッチンング) 使用ガス:Ar/Cl2混合ガス Arガス流量:75SCCM Cl2ガス流量:5SCCM ガス圧力:6.5Pa RFパワー:250W 第3段階のエッチング条件(タングステン層のオーバー
エッチング) 使用ガス:SF6/Ar/He混合ガス SF6ガス流量:20SCCM Arガス流量:10SCCM Heガス流量:10SCCM ガス圧力:32.5Pa RFパワー:70W このようにして作成された半導体装置は、導体層13が
窒化されていないので、コンタクト抵抗が低く抑えら
れ、また優れたEM耐性が得られる。
【0057】なお、層間絶縁膜としてプラズマ酸化膜を
形成し、これをケミカルメカニカルポリッシュによって
平坦化した場合にも、同じように導体層の窒化が防止さ
れ、コンタクト抵抗が低く、EM耐性に優れた半導体装
置が得られた。
【0058】実施例2 この実施例は、エッチングストッパー層としてSiON
膜を設けた例である。
【0059】エッチングストッパー層として、Si−N
膜の代わりにSiON膜をCVD法によって成膜したこ
と以外は実施例1と同様にして半導体装置を作成した。
SiON膜の成膜条件を以下に示す。
【0060】エッチングストッパー層の成膜条件 膜組成:SiON 膜厚:100nm 使用ガス:SiH4/N2O混合ガス SiH4ガス流量:158SCCM N2Oガス流量:230SCCM ガス圧力:330Pa RFパワー:190W 基板温度:400℃ この場合にも、配線パターンをパターニングするための
レジストを露光するに際して、エッチングストッパー層
が反射防止膜として機能するので、レジストマスクが精
密な寸法で形成された。
【0061】また、層間絶縁膜に接続孔やパット部用孔
部を形成するときには、エッチングストッパー層の遮蔽
効果によってキャップメタル層のエッチングが防止され
る。したがって、密着層の成膜の際にウェハが窒素ガス
に曝されても、導体層はキャップメタル層によって被覆
されていることから窒化が防止される。このため、作成
された半導体装置は、導体層が窒化されていないので、
コンタクト抵抗が低く抑えられ、また優れたEM耐性が
得られる。
【0062】実施例3 この実施例は、エッチングストッパー層としてSiーN
膜を設けたもう一つの例である。
【0063】先ず、シリコン半導体基板上に、SiO2
からなる絶縁層を形成した。そして、この絶縁層の上
に、マグネトロンスパッタ法によって、下地層、導体
層、キャップメタル層を順次形成した。なお、下地層、
導体層、キャップメタル層の成膜条件は実施例1と同様
である。
【0064】次に、キャップメタル層上に、フォトレジ
ストを塗布、露光することによって、所定の配線パター
ンに対応したレジストマスクを形成した。そして、この
レジストマスクを介して異方性イオンエッチングを行
い、下地層、導体層、キャップメタル層をパターニング
した。この3層のエッチング条件を以下に示す。
【0065】配線パターンのエッチング条件 使用ガス:BCl3/Cl2 BCl3ガス流量:100SCCM Cl2ガス流量:100SCCM ガス圧力:1000Pa 基板温度:400℃ そして、図10に示すように、このようにして形成され
た下地層12、導体層13、キャップメタル層14より
なる配線パターンの上に、エッチングストッパー層15
となるSiN膜を平行平板電極プラズマ装置によって成
膜した。成膜条件を以下に示す。
【0066】エッチングストッパー層の成膜条件 膜組成:SiN 膜厚:100nm 使用ガス:SiH4/NH3/N2混合ガス SiH4ガス流量:265SCCM NH3ガス流量:100SCCM N2ガス流量:4000SCCM ガス圧力:565Pa 基板の加熱:無し 次いで、このエッチングストッパー層15の上に、図1
1に示すように、実施例1と同様な条件で層間絶縁膜1
6を形成し、異方性イオンエッチング法によって接続孔
17とパット部用孔部18を形成した。
【0067】ここで、このエッチングがオーバーエッチ
ングとなったとしても、エッチングストッパー層は層間
絶縁膜に比べてエッチングレートが低いため、ほとんど
エッチングされずに残存する。したがって、オーバーエ
ッチングがさらに進んでも、キャップメタル層はエッチ
ングストッパー層によって遮蔽されるので抜けてしまう
ことがない。
【0068】また、この場合には配線パターン同士の間
にもエッチングストッパー層が埋め込まれているので、
配線同士の間で層間絶縁膜が全てエッチングされた場
合、次に現れるのはエッチングレートの低いエッチング
ストッパー層である。このため、その後のエッチングは
ほとんど進行せず、配線パターンに沿ったトレンチ量が
軽減する。また、配線間のショートもこのエッチングス
トッパー層によって防止される。
【0069】そして、この後、接続孔内及びパット部用
孔部内には、密着層が成膜され、ウェハが窒素ガスに曝
されるが、導体層はメタルキャップによって被覆されて
いることから窒化が防止される。
【0070】そして、後は実施例1と同様にして、密着
層の上にタングステン層を形成し、さらにタングステン
層及び密着層を所定の厚さだけエッチングすることによ
って半導体装置を作成した。
【0071】このようにして作成された半導体装置は、
導体層が窒化されていないので、コンタクト抵抗が低く
抑えられ、また優れたEM耐性が得られる。
【0072】実施例4 この実施例は、エッチングストッパー層としてSiON
膜を設けたもう一つの例である。
【0073】エッチングストッパー層として、Si−N
膜の代わりにSiON膜をCVD法によって成膜したこ
と以外は実施例3と同様にして半導体装置を作成した。
SiON膜の成膜条件を以下に示す。
【0074】エッチングストッパー層の成膜条件 膜組成:SiON 膜厚:100nm 使用ガス:SiH4/N2O混合ガス SiH4ガス流量:158SCCM N2Oガス流量:230SCCM ガス圧力:330Pa RFパワー:190W 基板温度:400℃ この場合にも、層間絶縁膜に接続孔やパット部のための
孔部を形成するときに、エッチングストッパー層は層間
絶縁膜に比べてエッチングレートが低いため、ほとんど
エッチングされずに残存する。したがって、キャップメ
タル層にまでオーバーエッチングがかかっても、このエ
ッチングストッパー層によって遮蔽され、キャップメタ
ル層が抜けてしまうことがない。また、配線パターン同
士の間にもエッチングストッパー層が埋め込まれている
ため、この領域で層間絶縁膜が全てエッチングされた後
に現れるのはエッチングストッパー層である。したがっ
て、その後のエッチングはほとんど進行せず、配線パタ
ーンに沿ったトレンチ量が軽減する。
【0075】そして、接続孔内及びパット部内への密着
層の成膜時には、ウェハが窒素ガスに曝されるが、導体
層はキャップメタル層によって被覆されていることか
ら、導体層の窒化が防止される。このため、作成された
半導体装置は、導体層が窒化されていないので、コンタ
クト抵抗が低く抑えられ、また優れたEM耐性が得られ
る。
【0076】実施例5 この実施例は、キャップメタル層としてTiAl3膜を
設けた例である。
【0077】先ず、シリコン半導体基板上に、SiO2
からなる絶縁層を形成した。そして、この絶縁層の上
に、マグネトロンスパッタ法によって、下地層、導体
層、第1のキャップメタル層、第2のキャップメタル層
を順次形成した。なお、下地層はTiN膜、導体層はA
l−0.5%Cu合金膜、第1のキャップメタル層はT
iAl3膜、第2のキャップメタル層はTi膜とTiN
膜の2層構成である。下地層、導体層、第2のキャップ
メタル層の成膜条件は実施例1と同様である。第1のキ
ャップメタル層の成膜条件を以下に示す。
【0078】第1のキャップメタル層の成膜条件 膜組成:TiAl3 膜厚:50nm プロセスガス:Arガス Arガス流量::65SCCM ガス圧力:10mTorr RFパワー:8kW 基板温度:200℃ 次に、第2のキャップメタル層上に、フォトレジストを
塗布、露光することによって、所定の配線パターンに対
応したレジストマスクを形成した。そして、このレジス
トマスクを介して異方性イオンエッチングを行い、図1
2にような下地層12、導体層13、第1のキャップメ
タル層14、第2のキャップメタル層20のパターンを
絶縁層11上に形成した。この4層のエッチング条件を
以下に示す。
【0079】配線パターンのエッチング条件 使用ガス:BCl3/Cl2混合ガス BCl3ガス流量:100SCCM Cl2ガス流量:100SCCM ガス圧力:1000Pa 基板温度:400℃ このようにして形成された配線パターンの上に、実施例
1と同様にして層間絶縁膜を形成し、異方性イオンエッ
チング法によって接続孔とパット部用孔部を形成した。
ここで、このエッチングがオーバーエッチングとなり、
第2のキャップメタル層が抜けてしまったとしても、そ
の下側にある第1のキャップメタル層は層間絶縁膜に比
べてエッチングレートが低いので、ほとんどエッチング
されずに残存する。
【0080】この後、接続孔内及びパット部用孔部内に
は、密着層が成膜され、その際にウェハが窒素ガスに曝
されるが、導体層13は第1のキャップメタル層14に
よって被覆されていることから、導体層の窒化が防止さ
れる。
【0081】そして、後は実施例1と同様にして、密着
層の上にタングステン層を形成し、さらにタングステン
層及び密着層を所定の厚さだけエッチングすることによ
って半導体層を作成した。
【0082】このようにして作成された半導体装置は、
導体層13が窒化されていないので、コンタクト抵抗が
低く抑えられ、また優れたEM耐性が得られる。
【0083】実施例6 この実施例は、キャップメタル層として、TiSi2
を設けた例である。
【0084】第1のキャップメタル層として、TiAl
3膜の代わりにTiSi2膜を成膜したこと以外は実施例
5と同様にして半導体装置を作成した。TiSi2膜の
成膜条件を以下に示す。
【0085】第1のキャップメタル層の成膜条件 膜組成:TiSi2 膜厚:50nm プロセスガス:Arガス Arガス流量:65SCCM ガス圧力:10mTorr RFパワー:8kW 基板温度:200℃ このような第1のキャップメタル層が成膜されている
と、層間絶縁膜に接続孔やパット部のための孔部を形成
する際に第2のメタルキャップ層が抜けてしまったとし
ても、この第1のキャップメタル層が導体層の上に残存
する。したがって、接続孔内及びパット部内への密着層
の成膜時にウェハが窒素ガスに曝されても、導体層は第
1のキャップメタル層によって被覆されていることから
窒化が防止される。このため、作成された半導体装置
は、コンタクト抵抗が低く抑えられ、また優れたEM耐
性が得られる。
【0086】実施例7 この実施例は、キャップメタル層としてTiN膜/Ti
膜/TiN膜の3層膜を設けた例である。
【0087】先ず、シリコン半導体基板上に、SiO2
からなる絶縁層を形成した。そして、この絶縁層の上
に、マグネトロンスパッタ法によって、下地層、導体
層、キャップメタル層を順次形成した。なお、下地層は
TiN膜、導体層はAl−0.5%Cu合金膜、キャッ
プメタル層はTiN膜/Ti膜/TiN膜の3層構成で
ある。下地層、導体層の成膜条件は実施例1と同様であ
る、キャップメタル層の成膜条件を以下に示す。
【0088】1層目のTiN膜の成膜条件 膜厚:20nm プロセスガス:Ar/N2混合ガス Arガス流量:33SCCM N2ガス流量:66SCCM ガス圧力:2.5mTorr RFパワー:8kW 基板温度:200℃ Ti膜の成膜条件 膜厚:50nm プロセスガス:Arガス Arガス流量:82SCCM ガス圧力:3mTorr RFパワー:5kW 基板温度:200℃ 2層目のTiN膜の成膜条件 膜厚:20nm プロセスガス:Ar/N2混合ガス Arガス流量:33SCCM N2ガス流量:66SCCM ガス圧力:2.5mTorr RFパワー:8kW 基板温度:200℃ 次に、キャップメタル層上に、フォトレジストを塗布、
露光することによって、所定の配線パターンに対応した
レジストマスクを形成した。そして、このレジストマス
クを介して異方性イオンエッチングを行い、図13に示
すような、下地メタル層12、導体層13、キャップメ
タル層14(TiN膜21/Ti膜22/TiN膜2
3)のパターンを絶縁層11上に形成した。このエッチ
ング条件を以下に示す。
【0089】配線パターンのエッチング条件混合ガス 使用ガス:BCl3/Cl2 BCl3ガス流量:100SCCM Cl2ガス流量:100SCCM ガス圧力:1000Pa 基板温度:400℃ このようにして形成された配線パターンの上に、実施例
1と同様にして層間絶縁膜を形成し、図14に示すよう
に、異方性イオンエッチング法によって接続孔17とパ
ット部用孔部18を形成した。ここで、このエッチング
がオーバーエッチングとなり、キャップメタル層14の
2層目のTiN膜23が抜けてしまったとしても、その
下側にあるTi膜22はTiN膜よりもエッチングレー
トが低いことからエッチングされずに残存する。
【0090】この後、接続孔17内及びパット部用孔部
18内には、密着層が成膜され、ウェハが窒素ガスに曝
されるが、導体層13はTi膜22とその下側に形成さ
れている1層目のTiN膜21によって被覆されている
ことから、導体層13の窒化が防止される。
【0091】そして、後は実施例1と同様にして、密着
層の上にタングステン層を形成し、さらにタングステン
層及び密着層を所定の厚さだけエッチングすることによ
って半導体装置を作成した。
【0092】このようにして作成された半導体装置は、
導体層13が窒化されていないので、コンタクト抵抗が
低く抑えられ、また優れたEM耐性が得られる。
【0093】実施例8 この実施例は、キャップメタル層となるTiN膜の表層
部を酸素イオン照射処理によって酸化した例である。
【0094】先ず、実施例1と同様にして、半導体基板
上に、SiO2からなる絶縁層を形成した後、この絶縁
層の上に、図15に示すように、マグネトロンスパッタ
法によって、下地層12、導体層13、キャップメタル
層14を順次形成し、所定の配線パターン形状にパター
ニングした。
【0095】次に、図16に示すように、酸素イオン照
射処理によって、TiN膜14の上面と側壁部、及び導
体層13の側壁部に酸化層を形成した。酸素イオン照射
処理の条件を以下に示す。
【0096】酸素イオン照射処理の条件 イオン照射装置:低電流イオン照射器 照射イオン:O2+ 照射パワー:150keV 照射密度:1E18ions/cm2 基板の加熱なし、 照射角度:7゜ このようにして形成された配線パターンの上に、実施例
1と同様にして層間絶縁膜を形成し、異方性イオンエッ
チング法によって接続孔とパット部用孔部を形成した。
ここで、このエッチングがオーバーエッチングとなった
としても、キャップメタル層14には表面に酸化層24
が形成されており、この酸化層24は層間絶縁膜に比べ
てエッチングレートが十分に低いことからエッチングさ
れずに残存する。
【0097】この後、接続孔内及びパット部用孔部内に
は、密着層が成膜され、ウェハが窒素ガスに曝される
が、導体層13はキャップメタル層14によって被覆さ
れていることから、導体層13の窒化が防止される。
【0098】そして、後は実施例1と同様にして、密着
層の上にタングステン層を形成し、さらにタングステン
層及び密着層を所定の厚さだけエッチングすることによ
って半導体層を作成した。
【0099】このようにして作成された半導体装置は、
導体層13が窒化されていないので、コンタクト抵抗が
低く抑えられ、また優れたEM耐性が得られる。
【0100】実施例9 この実施例は、キャップメタル層となるTiN膜の表層
部を熱酸化法によって酸化した例である。
【0101】キャップメタル層に、熱拡散炉による熱酸
化法によっても酸化層を形成したこと以外は実施例8と
同様にして半導体装置を作成した。なお、この熱酸化法
によって形成された酸化層の厚さは30nmであった。
【0102】熱酸化法の条件 処理温度:400℃ 酸化雰囲気:O220%+N280% 処理時間:60分 このようにキャップメタル層に酸化層を形成すると、接
続孔やパット部のための孔部を形成する際にオーバーエ
ッチングになったとしても、この酸化層は層間絶縁膜に
比べてエッチングレートが十分に低いことから、ほとん
どエッチングされずに残存する。
【0103】したがって、接続孔内及びパット部内への
密着層の成膜時には、ウェハが窒素ガスに曝されるが、
導体層はキャップメタル層によって被覆されていること
から、導体層の窒化が防止される。このため、作成され
た半導体装置は、導体層が窒化されていないので、コン
タクト抵抗が低く抑えられ、また優れたEM耐性が得ら
れる。
【0104】実施例10 この実施例は、キャップメタル層となるTiN膜の表層
部を酸素プラズマ処理によって酸化した例である。
【0105】キャップメタル層に、酸素プラズマ処理に
よって酸化層を形成したこと以外は実施例8と同様にし
て半導体装置を作成した。酸素プラズマ処理の条件を以
下に示す。
【0106】酸素プラズマ処理の条件 プラズマ処理装置:平行平板型RIE装置 使用ガス:O2ガス O2ガス流量:150SCCM ガス圧力:13.3Pa RFパワー:200W 基板温度:20℃ このようにキャップメタル層に酸化層を形成すると、接
続孔やパット部のための孔部を形成する際にオーバーエ
ッチングになったとしても、この酸化層は層間絶縁膜に
比べてエッチングレートが十分に低いことから、ほとん
どエッチングされずに残存する。
【0107】したがって、接続孔内及びパット部内への
密着層の成膜時には、ウェハが窒素ガスに曝されるが、
導体層はキャップメタル層によって被覆されていること
から、導体層の窒化が防止される。このため、作成され
た半導体装置は、導体層が窒化されていないので、コン
タクト抵抗が低く抑えられ、また優れたEM耐性が得ら
れる。
【0108】実施例11 この実施例は、キャップメタル層としてTiリッチなT
iN膜を設けた例である。
【0109】キャップメタル層を次のような条件で成膜
したこと以外は実施例1と同様にして半導体装置を作成
した。
【0110】キャップメタルの成膜条件 膜組成:TiリッチなTiN 膜厚:100nm プロセスガス:Ar/N2混合ガス Arガス流量:33SCCM N2ガス流量:33SCCM ガス圧力:2.5mTorr RFパワー:8kW 基板温度:200℃ このようにキャップメタル層のTi組成比を大きくする
と、接続孔やパット部のための孔部を形成する際にオー
バーエッチングになったとしても、キャップメタル層は
エッチングレートが低いことから、ほとんどエッチング
されずに残存する。
【0111】したがって、接続孔内及びパット部内への
密着層の成膜時には、ウェハが窒素ガスに曝されるが、
導体層はキャップメタル層によって被覆されていること
から、導体層の窒化が防止される。このため、作成され
た半導体装置は、導体層が窒化されていないので、コン
タクト抵抗が低く抑えられ、また優れたEM耐性が得ら
れる。
【0112】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の配線形成方法では、導体層とキャップメタル層が積
層されてなる下層配線パターンを形成し、この下層配線
パターンを層間絶縁膜で被覆し、層間絶縁膜に下層配線
パターンに対して一部ずれるような接続孔をエッチング
形成するに際して、キャップメタル層の上にエッチンン
グストッパー層を形成する、またはキャップメタル層自
体の、層間絶縁膜に対するエッチング選択比を高くする
ので、密着層を形成する際の導体層が窒化が防止され
る。したがって、導体層が窒化することによるコンタク
ト抵抗の増大やEM耐性の劣化が抑えられ、動作性に優
れた半導体装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エッチングストッパー層の形成方法の一例を工
程順に示すものであり、下地層、導体層、キャップメタ
ル層、エッチングストッパー層の形成工程を示す断面図
である。
【図2】エッチングストッパー層のパターニング工程を
示す断面図である。
【図3】下地層、導体層、キャップメタル層のパターニ
ング工程を示す断面図である。
【図4】エッチングストッパー層の形成方法の他の例を
示すものであり、エッチングストッパー層が全面形成さ
れた様子を示す断面図である。
【図5】エッチングストッパー層を適用した半導体装置
の製造方法を工程順に示すものであり、下地層、導体
層、キャップメタル層及びエッチングストッパー層がパ
ターニングされた様子を示す断面図である。
【図6】エッチングストッパー層上に形成された層間絶
縁膜に接続孔及びパット部用孔部を形成する工程を示す
断面図である。
【図7】エッチングストッパー層のエッチング工程を示
す断面図である。
【図8】タングステン層形成工程を示す断面図である。
【図9】密着層及びタングステン層のエッチング工程を
示す断面図である。
【図10】パターニングされた下地層、導体層、キャッ
プメタル層の上にエッチングストッパー層を全面形成し
た様子を示す断面図である。
【図11】エッチングストッパー層上に形成された層間
絶縁膜に接続孔及びパット部用孔部を形成する工程を示
す断面図である。
【図12】キャップメタル層として高融点金属膜を用い
た半導体装置の製造方法を示すものであり、下地層、導
体層、第1のキャップメタル層及び第2のキャップメタ
ル層がパターニングされた様子を示す断面図である。
【図13】キャップメタル層を3層構成とした半導体装
置の製造方法を示すものであり、下地層、導体層、3層
構成のキャップメタル層がパターニングされた様子を示
す断面図である。
【図14】3層構成のキャップメタル層上に形成された
層間絶縁膜に接続孔及びパット部用孔部を形成する工程
を示す断面図である。
【図15】キャップメタル層に酸化層を形成する半導体
装置の製造方法を示すものであり、下地層、導体層、キ
ャップメタル層がパターニングされた様子を示す断面図
である。
【図16】キャップメタル層の酸化工程を示す断面図で
ある。
【図17】かぶり余裕を考慮した場合の配線パターンと
接続孔形成領域を示すものであり、(a)は接続孔が所
定位置に形成された場合を示す模式図であり、(b)は
接続孔が所定位置からずれた場合を示す模式図である。
【図18】ボーダーレス配線構造の配線パターンと接続
孔形成領域を示すものであり、(a)は接続孔が所定位
置に形成された場合を示す模式図であり、(b)は接続
孔が所定位置からずれた場合を示す模式図である。
【図19】オーバーエッチングによってキャップメタル
層が抜けた状態を示す断面図である。
【図20】上層配線パターン上に接続孔を形成するに際
して、接続孔が下層配線パターンまで突き抜けた状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1,12 下地層、2,13 導体層、3,14,20
キャップメタル層、4,15 エッチングストッパー
層、16 層間絶縁膜、17 接続孔、18パット部用
孔部 19 タングステン層

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、導体層とキャップメタ
    ル層よりなる下層配線パターンを形成し、この下層配線
    パターンを層間絶縁膜で被覆した後、 上記層間絶縁膜に、下層配線パターンに対して一部ずれ
    るような接続孔をエッチング形成するに際して、 下層配線パターンを層間絶縁膜によって被覆する前工程
    で、上記配線パターンのキャップメタル層上に、接続孔
    のエッチングにおいて層間絶縁膜とのエッチング選択比
    が高いエッチングストッパー層を形成することを特徴と
    する配線形成方法。
  2. 【請求項2】 エッチングストッパー層が、無機材料よ
    りなることを特徴とする請求項1記載の配線形成方法。
  3. 【請求項3】 エッチングストッパー層が、Si−N
    膜、Si−O膜、SiON膜のいずれかであることを特
    徴とする請求項2記載の配線形成方法。
  4. 【請求項4】 下層配線パターンを形成するに際して、 導体層、キャップメタル層、エッチングストッパー層を
    順次形成し、エッチングストッパー層を配線パターンに
    対応させてパターニングした後、このエッチングストッ
    パー層をマスクとして導体層、キャップメタル層をパタ
    ーニングすることを特徴とする請求項1記載の配線形成
    方法。
  5. 【請求項5】 下層配線パターンを形成するに際して、 導体層とキャップメタル層を順次形成し、これら2層を
    配線パターンに対応させてパターニングした後、この配
    線パターンを覆ってエッチングストッパー層を形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の配線形成方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に、導体層とキャップメタ
    ル層が積層されてなる下層配線パターンを形成し、この
    下層配線パターンを層間絶縁膜で被覆した後、上記層間
    絶縁膜に、下層配線パターンに対して一部ずれるような
    接続孔をエッチング形成するに際して、 キャップメタル層として、接続孔のエッチングにおいて
    層間絶縁膜とのエッチング選択比が高い層を形成するこ
    とを特徴とする配線形成方法。
  7. 【請求項7】 上記キャップメタル層は、TiAl3
    あるいはTiSi2膜であることを特徴とする請求項6
    記載の配線形成方法。
  8. 【請求項8】 上記キャップメタル層は、TiN膜、T
    i膜、TiN膜がこの順に積層された3層膜であること
    を特徴とする請求項6記載の配線形成方法。
  9. 【請求項9】 上記キャップメタル層は、表層部が酸化
    されたTiN膜であることを特徴とする請求項6記載の
    配線形成方法。
  10. 【請求項10】 TiN膜を、酸素イオン照射処理によ
    って酸化することを特徴とする請求項9記載の配線形成
    方法。
  11. 【請求項11】 TiN膜を、熱酸化処理によって酸化
    することを特徴とする請求項9記載の配線形成方法。
  12. 【請求項12】 TiN膜を、酸素プラズマ処理によっ
    て酸化することを特徴とする請求項9記載の配線形成方
    法。
  13. 【請求項13】 上記キャップメタル層は、Tiが添加
    されたTiN膜であることを特徴とする請求項6記載の
    配線形成方法。
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