JPH10208032A - 画像処理装置 - Google Patents
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- JPH10208032A JPH10208032A JP9008978A JP897897A JPH10208032A JP H10208032 A JPH10208032 A JP H10208032A JP 9008978 A JP9008978 A JP 9008978A JP 897897 A JP897897 A JP 897897A JP H10208032 A JPH10208032 A JP H10208032A
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 23
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 14
- 102100035954 Choline transporter-like protein 2 Human genes 0.000 description 3
- 101000948115 Homo sapiens Choline transporter-like protein 2 Proteins 0.000 description 3
- 102100031699 Choline transporter-like protein 1 Human genes 0.000 description 1
- 102100039497 Choline transporter-like protein 3 Human genes 0.000 description 1
- 102100039496 Choline transporter-like protein 4 Human genes 0.000 description 1
- 101000940912 Homo sapiens Choline transporter-like protein 1 Proteins 0.000 description 1
- 101000889279 Homo sapiens Choline transporter-like protein 3 Proteins 0.000 description 1
- 101000889282 Homo sapiens Choline transporter-like protein 4 Proteins 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的小容量のメモリを用いて、複雑なアド
レス計算をすることなく、かつ画像の入出力の速度を同
期させる必要なく、入力される長方形の画像を所望の角
度に回転させる。 【解決手段】 読み出し手段2は、回転角度設定手段4
に設定された回転角度に対応させて、メモリ1に蓄積さ
れた画像の各画素データを順に読み出す。書き込み手段
3は、読み出し手段2による画素データの読み出しと並
行して、次に処理すべき画像の各画素データを、メモリ
1に空領域を始点として、読み出し手段3による読み出
しと同方向に順に書き込む。
レス計算をすることなく、かつ画像の入出力の速度を同
期させる必要なく、入力される長方形の画像を所望の角
度に回転させる。 【解決手段】 読み出し手段2は、回転角度設定手段4
に設定された回転角度に対応させて、メモリ1に蓄積さ
れた画像の各画素データを順に読み出す。書き込み手段
3は、読み出し手段2による画素データの読み出しと並
行して、次に処理すべき画像の各画素データを、メモリ
1に空領域を始点として、読み出し手段3による読み出
しと同方向に順に書き込む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つのメモリに対
して画像の読み出しと書き込みとを並行して行ないつ
つ、その読み出し順序を操作することによって、画像を
所望の角度で回転処理させる画像処理装置に関する。
して画像の読み出しと書き込みとを並行して行ないつ
つ、その読み出し順序を操作することによって、画像を
所望の角度で回転処理させる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、CRT等の表示手段
に表示する際に、画像の向きを観察者にとって都合のよ
い向きに直す目的や、ハードコピーする際に、長方形の
形状を有するハードコピー用記録媒体の向きを変えるこ
となく縦長画像も横長画像も記録可能とする目的などの
ため、画像を所望の角度で回転させることは、広く行な
われている。
に表示する際に、画像の向きを観察者にとって都合のよ
い向きに直す目的や、ハードコピーする際に、長方形の
形状を有するハードコピー用記録媒体の向きを変えるこ
となく縦長画像も横長画像も記録可能とする目的などの
ため、画像を所望の角度で回転させることは、広く行な
われている。
【0003】このように画像を回転させるための具体的
な装置の一つに、画像メモリに記憶された画像を読み出
す際に、その読み出し順序を操作する装置が知られてい
る。この装置は、1画像分の画像メモリを二つ備え、一
方の画像メモリに対する画像の書き込みと並行して、他
方の画像メモリに対する画像の読み出しを行ない、この
読み出し時に回転角度に応じて読み出しアドレスを制御
することにより、入力された画像の回転処理を行なうも
のである。
な装置の一つに、画像メモリに記憶された画像を読み出
す際に、その読み出し順序を操作する装置が知られてい
る。この装置は、1画像分の画像メモリを二つ備え、一
方の画像メモリに対する画像の書き込みと並行して、他
方の画像メモリに対する画像の読み出しを行ない、この
読み出し時に回転角度に応じて読み出しアドレスを制御
することにより、入力された画像の回転処理を行なうも
のである。
【0004】ところが、この装置においては、1画像分
の画像メモリを2つ備えなくてはならないため、画像を
回転させるために要するコストが少なからず増大すると
いう欠点があった。そこで、この欠点を改善した技術と
しては、例えば、特公平7−104925号公報や、特
開平5−128246号公報などに記載されたものがあ
る。
の画像メモリを2つ備えなくてはならないため、画像を
回転させるために要するコストが少なからず増大すると
いう欠点があった。そこで、この欠点を改善した技術と
しては、例えば、特公平7−104925号公報や、特
開平5−128246号公報などに記載されたものがあ
る。
【0005】まず、特公平7−104925号公報に
は、連続的に入力される画像の回転処理を行なうため
に、1画像分の画像メモリと、この画像メモリをアクセ
スするためのアドレス発生回路とを備え、あるアクセス
サイクルで書き込んだデータを、次のサイクルでは書き
込み時とは90°回転させた方向で読み出すとともに、
読み出したアドレスと同じアドレスに次の画像にかかる
データを書き込むことにより、画像メモリに書き込まれ
た画像を書き込み時とは相対的に90°回転させて出力
するようにした技術が記載されている。
は、連続的に入力される画像の回転処理を行なうため
に、1画像分の画像メモリと、この画像メモリをアクセ
スするためのアドレス発生回路とを備え、あるアクセス
サイクルで書き込んだデータを、次のサイクルでは書き
込み時とは90°回転させた方向で読み出すとともに、
読み出したアドレスと同じアドレスに次の画像にかかる
データを書き込むことにより、画像メモリに書き込まれ
た画像を書き込み時とは相対的に90°回転させて出力
するようにした技術が記載されている。
【0006】また、特開平5−128246号公報に
は、連続的に入力される画像の回転処理を行なうため
に、1画像分の画像メモリを備え、画像メモリに記憶さ
れた画像の読み出しと並行して、その読み出し順序と同
様に書き込み順序を設定し、画像メモリに次に処理すべ
き画像にかかるデータを書き込み、この読み出しによる
回転角度を記憶する一方、画像を読み出す際に、所望の
回転角度と記憶された回転角度との和を求め、この和の
角度を読み出しによる回転角度に設定するようにした技
術が記載されている。
は、連続的に入力される画像の回転処理を行なうため
に、1画像分の画像メモリを備え、画像メモリに記憶さ
れた画像の読み出しと並行して、その読み出し順序と同
様に書き込み順序を設定し、画像メモリに次に処理すべ
き画像にかかるデータを書き込み、この読み出しによる
回転角度を記憶する一方、画像を読み出す際に、所望の
回転角度と記憶された回転角度との和を求め、この和の
角度を読み出しによる回転角度に設定するようにした技
術が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の技術は、いずれも、読み出したアドレスと同
じアドレスに、次に回転処理すべき画像にかかるデータ
を書き込むようになっていた。このため、図9に示すよ
うに、n×n(図では、6×6)の画素データからなる
正方形の画像の回転処理は可能であるが、図10に示す
ように、M×N(M<N、図では6×8)画素データか
らなる長方形の画像の回転処理については、次のような
不都合がある。例えば、90°回転処理等において、N
×Mからなる読み出しアドレスに対し、M×Nからなる
アドレスに書き込むべき画素データが書き込まれるた
め、縦横方向の連続性が保たれないまま書き込みが行な
われることになる。このため、書き込まれた画像に対し
て90°回転するように読み出された画像は、必ずしも
90°回転された画像とはならない。仮に、所望の回転
角度で回転処理された画像を得るように、読み出しアド
レスを生成したとしても、計算が複雑で実用的ではない
という欠点があった。また、画像メモリから画素データ
を読み出したアドレスと同じアドレスに、次に回転処理
すべき画像の画素データを書き込むためには、読み出し
処理と書き込み処理とを同期させなければならない。こ
のため、画像の入力と出力との処理速度に差がある場合
に、速い方の処理は、遅い方の処理に合わせなければな
らないため、全体的に処理の効率が低下するという欠点
もあった。
報に記載の技術は、いずれも、読み出したアドレスと同
じアドレスに、次に回転処理すべき画像にかかるデータ
を書き込むようになっていた。このため、図9に示すよ
うに、n×n(図では、6×6)の画素データからなる
正方形の画像の回転処理は可能であるが、図10に示す
ように、M×N(M<N、図では6×8)画素データか
らなる長方形の画像の回転処理については、次のような
不都合がある。例えば、90°回転処理等において、N
×Mからなる読み出しアドレスに対し、M×Nからなる
アドレスに書き込むべき画素データが書き込まれるた
め、縦横方向の連続性が保たれないまま書き込みが行な
われることになる。このため、書き込まれた画像に対し
て90°回転するように読み出された画像は、必ずしも
90°回転された画像とはならない。仮に、所望の回転
角度で回転処理された画像を得るように、読み出しアド
レスを生成したとしても、計算が複雑で実用的ではない
という欠点があった。また、画像メモリから画素データ
を読み出したアドレスと同じアドレスに、次に回転処理
すべき画像の画素データを書き込むためには、読み出し
処理と書き込み処理とを同期させなければならない。こ
のため、画像の入力と出力との処理速度に差がある場合
に、速い方の処理は、遅い方の処理に合わせなければな
らないため、全体的に処理の効率が低下するという欠点
もあった。
【0008】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、比較的小容量のメモリを用いて、複雑なアドレ
ス計算をすることなく、かつ、画像の入出力の速度を同
期させる必要なく、入力される長方形の形状を有する画
像を所望の角度に回転させて出力することの可能な画像
処理装置を提供することを目的としている。
もので、比較的小容量のメモリを用いて、複雑なアドレ
ス計算をすることなく、かつ、画像の入出力の速度を同
期させる必要なく、入力される長方形の形状を有する画
像を所望の角度に回転させて出力することの可能な画像
処理装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、本発明にあっては、M×N(M、NはM<N
を満たす正整数)またはn×n(nはn<Nを満たす正
整数)の画素データからなる画像を回転処理する画像処
理装置において、回転処理すべき画像の画素データを蓄
積する蓄積手段であって、少なくともN×Nの画素デー
タを蓄積可能な記憶手段と、前記記憶手段に蓄積された
画像の回転角度を設定する回転角度設定手段と、前記記
憶手段に蓄積された画像における主走査および副走査の
読出方向を、前記回転角度設定手段に設定された回転角
度に対応した方向に設定して、当該画素データを順に読
み出す読み出し手段と、次に回転処理すべき画像の画素
データについて、前記記憶手段のうち前記画素データが
蓄積されていない領域を始点とし、かつ、前記読出手段
による読出方向と同方向に順次書き込む書込手段とを具
備することを特徴としている。
るために、本発明にあっては、M×N(M、NはM<N
を満たす正整数)またはn×n(nはn<Nを満たす正
整数)の画素データからなる画像を回転処理する画像処
理装置において、回転処理すべき画像の画素データを蓄
積する蓄積手段であって、少なくともN×Nの画素デー
タを蓄積可能な記憶手段と、前記記憶手段に蓄積された
画像の回転角度を設定する回転角度設定手段と、前記記
憶手段に蓄積された画像における主走査および副走査の
読出方向を、前記回転角度設定手段に設定された回転角
度に対応した方向に設定して、当該画素データを順に読
み出す読み出し手段と、次に回転処理すべき画像の画素
データについて、前記記憶手段のうち前記画素データが
蓄積されていない領域を始点とし、かつ、前記読出手段
による読出方向と同方向に順次書き込む書込手段とを具
備することを特徴としている。
【0010】
<1:実施形態の構成>以下、図面を参照して本発明の
実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかか
る画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1に
示すように、画像処理装置は、メモリ1と、書き込み手
段2と、読み出し手段3と、回転角度設定手段4とから
構成される。
実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかか
る画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1に
示すように、画像処理装置は、メモリ1と、書き込み手
段2と、読み出し手段3と、回転角度設定手段4とから
構成される。
【0011】このうち、メモリ1は、入力データを、す
なわち、回転処理すべき画像を1つずつ記憶するもので
ある。ここで、メモリ1のサイズは、回転処理すべき画
像がM×N(M、NはM<Nを満たす正整数)またはn
×n(nはn<Mを満たす正整数)の画素からなる場
合、少なくともN×Nの画素データを記憶するのに十分
な量である。したがって、メモリ1に回転処理すべき1
つの画像を記憶した場合、画素データが記憶されていな
い領域が、必ず発生するようになっている。
なわち、回転処理すべき画像を1つずつ記憶するもので
ある。ここで、メモリ1のサイズは、回転処理すべき画
像がM×N(M、NはM<Nを満たす正整数)またはn
×n(nはn<Mを満たす正整数)の画素からなる場
合、少なくともN×Nの画素データを記憶するのに十分
な量である。したがって、メモリ1に回転処理すべき1
つの画像を記憶した場合、画素データが記憶されていな
い領域が、必ず発生するようになっている。
【0012】一方、書き込み手段2は、書き込みアドレ
ス信号WADを出力して、回転処理すべき画像の画素デ
ータをメモリ1に書き込む一方、読み出し手段3は、読
み出しアドレス信号RADを出力して、メモリ1に書き
込まれた画素データを読み出すものである。両者は、と
もに回転処理すべき画像のサイズに関する情報SZを入
力するとともに、互いに各種信号の授受を行なうこと
で、メモリ1に対する書き込み方向あるいは読み出し方
向(主走査方向および副走査方向)を後述するように操
作する。すなわち、本実施形態における画像の回転処理
は、書き込み方向に対して読み出し方向を操作すること
で実行される。また、回転角度設定手段4は、画像の回
転角度を図示しない指令部による指示で設定するもので
ある。本実施形態における回転角度は、(時計回りに)
0°、90°、180°、270°のうち、いずれかの
角度に設定されるものとし、その回転角度を示す信号A
NGが読み出し手段3に供給されるようになっている。
ス信号WADを出力して、回転処理すべき画像の画素デ
ータをメモリ1に書き込む一方、読み出し手段3は、読
み出しアドレス信号RADを出力して、メモリ1に書き
込まれた画素データを読み出すものである。両者は、と
もに回転処理すべき画像のサイズに関する情報SZを入
力するとともに、互いに各種信号の授受を行なうこと
で、メモリ1に対する書き込み方向あるいは読み出し方
向(主走査方向および副走査方向)を後述するように操
作する。すなわち、本実施形態における画像の回転処理
は、書き込み方向に対して読み出し方向を操作すること
で実行される。また、回転角度設定手段4は、画像の回
転角度を図示しない指令部による指示で設定するもので
ある。本実施形態における回転角度は、(時計回りに)
0°、90°、180°、270°のうち、いずれかの
角度に設定されるものとし、その回転角度を示す信号A
NGが読み出し手段3に供給されるようになっている。
【0013】<1−1:書き込み手段の詳細構成>ここ
で、書き込み手段2の詳細構成について説明する。図2
は、書き込み手段2の構成を示すブロック図である。こ
の図において、書き込み始点生成部21は、読み出し始
点信号RADSおよび読み出し方向信号RDから、メモ
リ1への書き込み始点アドレスを決定して、その旨を示
す信号WADSを出力するものである。次に、書き込み
アドレス生成部22は、信号WADSで示される始点ア
ドレスから、読み出し方向信号RDで示される方向に、
主走査および副走査する書き込みアドレス信号WADを
順次生成して、メモリ1に供給するものである。ここ
で、メモリ1に対する書き込み方向は、読み出し方向信
号RDで示される方向に生成されるから、並行して行な
われる読み出しの方向と同方向となる。なお、書き込み
始点生成部21による書き込み始点アドレスの決定、お
よび、書き込みアドレス生成部22によるアドレス信号
WADの生成については、それぞれ後述する。
で、書き込み手段2の詳細構成について説明する。図2
は、書き込み手段2の構成を示すブロック図である。こ
の図において、書き込み始点生成部21は、読み出し始
点信号RADSおよび読み出し方向信号RDから、メモ
リ1への書き込み始点アドレスを決定して、その旨を示
す信号WADSを出力するものである。次に、書き込み
アドレス生成部22は、信号WADSで示される始点ア
ドレスから、読み出し方向信号RDで示される方向に、
主走査および副走査する書き込みアドレス信号WADを
順次生成して、メモリ1に供給するものである。ここ
で、メモリ1に対する書き込み方向は、読み出し方向信
号RDで示される方向に生成されるから、並行して行な
われる読み出しの方向と同方向となる。なお、書き込み
始点生成部21による書き込み始点アドレスの決定、お
よび、書き込みアドレス生成部22によるアドレス信号
WADの生成については、それぞれ後述する。
【0014】また、書き込み制御部23は以下の制御を
行なうものである。すなわち、書き込み制御部23は、
第1に、制御信号CTL1を出力して、書き込みアドレ
ス生成部22による書き込みアドレス信号WADの生成
を制御し、第2に、書き込みアドレス信号WADの生成
が1つの画像について完了すると、制御信号CTL2を
出力して、読み出し手段3に対して読み出しを指示する
制御を行なう。
行なうものである。すなわち、書き込み制御部23は、
第1に、制御信号CTL1を出力して、書き込みアドレ
ス生成部22による書き込みアドレス信号WADの生成
を制御し、第2に、書き込みアドレス信号WADの生成
が1つの画像について完了すると、制御信号CTL2を
出力して、読み出し手段3に対して読み出しを指示する
制御を行なう。
【0015】<1−2:読み出し手段の詳細構成>次
に、読み出し手段3の詳細構成について説明する。図3
は、読み出し手段の構成を示すブロック図である。この
図において、読み出し方向レジスタ31は、メモリ1に
対する前回の読み出し方向を記憶して、その方向を示す
信号BRDを出力するものである。読み出し方向生成部
32は、前回の回転処理の際における読み出し方向を示
す信号BRDと、現時点において回転すべき角度を示す
信号ANGとから、メモリ1に対する読み出し方向を決
定して、その旨を示す信号RDを出力するものである。
詳細には、読み出し方向生成部32は、図4に示すよう
に、信号BRDおよび信号ANGから信号RDに変換す
るテーブルから構成される。
に、読み出し手段3の詳細構成について説明する。図3
は、読み出し手段の構成を示すブロック図である。この
図において、読み出し方向レジスタ31は、メモリ1に
対する前回の読み出し方向を記憶して、その方向を示す
信号BRDを出力するものである。読み出し方向生成部
32は、前回の回転処理の際における読み出し方向を示
す信号BRDと、現時点において回転すべき角度を示す
信号ANGとから、メモリ1に対する読み出し方向を決
定して、その旨を示す信号RDを出力するものである。
詳細には、読み出し方向生成部32は、図4に示すよう
に、信号BRDおよび信号ANGから信号RDに変換す
るテーブルから構成される。
【0016】この図に示すテーブルにおいて、読み出し
方向が“00”、“01”、“10”、“11”である
場合とは、メモリ1に対する読み出し方向がそれぞれ図
5(a)〜(d)に示した方向である場合を示す。上述
したように、メモリ1に対する書き込み方向は、それと
並行して行なわれる読み出しの方向と同方向であるか
ら、信号BRDで示される(前回の)読み出し方向は、
信号ANGで回転すべき画像がメモリ1に書き込まれた
ときの書き込み方向を示すことになる。したがって、メ
モリ1に対して信号BRDで示される方向に書き込まれ
た画像を、信号ANGで示される角度で回転処理する場
合、図4に示すテーブルにおいて、当該信号BRDおよ
び当該信号ANGに対応する信号RDで示される方向に
読み出せば良いことが判る。なお、読み出し方向生成部
32は、図4に示すテーブルのほか、演算により、読み
出し方向信号RDを生成するよう構成してもよい。演算
により求める場合、信号RDおよび信号ANGから、読
み出し方向を示す信号RDを計算すれば良い。
方向が“00”、“01”、“10”、“11”である
場合とは、メモリ1に対する読み出し方向がそれぞれ図
5(a)〜(d)に示した方向である場合を示す。上述
したように、メモリ1に対する書き込み方向は、それと
並行して行なわれる読み出しの方向と同方向であるか
ら、信号BRDで示される(前回の)読み出し方向は、
信号ANGで回転すべき画像がメモリ1に書き込まれた
ときの書き込み方向を示すことになる。したがって、メ
モリ1に対して信号BRDで示される方向に書き込まれ
た画像を、信号ANGで示される角度で回転処理する場
合、図4に示すテーブルにおいて、当該信号BRDおよ
び当該信号ANGに対応する信号RDで示される方向に
読み出せば良いことが判る。なお、読み出し方向生成部
32は、図4に示すテーブルのほか、演算により、読み
出し方向信号RDを生成するよう構成してもよい。演算
により求める場合、信号RDおよび信号ANGから、読
み出し方向を示す信号RDを計算すれば良い。
【0017】説明を再び図3に戻す。読み出し始点生成
部33は、信号WADS、信号SZ、信号BRDおよび
信号RDで示される情報から、メモリ1からの読み出し
始点アドレスを決定して、その旨を示す信号RADSを
出力するものである。読み出しアドレス生成部34は、
信号RADSで示される始点アドレスから、信号RDで
示される方向に、主走査および副走査する読み出しアド
レス信号RADを順次生成して、メモリ1に供給するも
のである。
部33は、信号WADS、信号SZ、信号BRDおよび
信号RDで示される情報から、メモリ1からの読み出し
始点アドレスを決定して、その旨を示す信号RADSを
出力するものである。読み出しアドレス生成部34は、
信号RADSで示される始点アドレスから、信号RDで
示される方向に、主走査および副走査する読み出しアド
レス信号RADを順次生成して、メモリ1に供給するも
のである。
【0018】そして、読み出し制御部35は以下の制御
を行なうものである。すなわち、第1に、読み出し制御
部35は、書き込み制御部23(図2参照)から、制御
信号CTL2を受信すると、制御信号CTL3を出力し
て、読み出しアドレス生成部34に対し読み出しアドレ
スの生成を指示する。これにより、読み出しアドレス生
成部34は、実際に、読み出しアドレス信号RADの生
成を開始する。第2に、読み出し制御部35は、書込信
号WRDを出力して、読み出し方向レジスタ31に対
し、現時点における信号RDを記憶させる指示を行な
う。なお、記憶された信号RDは、次の回転処理におい
て読み出されて、信号BRDとして出力されることとな
る。第3に、読み出し制御部35は、読み出しアドレス
信号RADの生成が1つの画像について完了すると、制
御信号CTL4を出力して、書き込み手段2に対して書
き込みを指示する制御を行なう。
を行なうものである。すなわち、第1に、読み出し制御
部35は、書き込み制御部23(図2参照)から、制御
信号CTL2を受信すると、制御信号CTL3を出力し
て、読み出しアドレス生成部34に対し読み出しアドレ
スの生成を指示する。これにより、読み出しアドレス生
成部34は、実際に、読み出しアドレス信号RADの生
成を開始する。第2に、読み出し制御部35は、書込信
号WRDを出力して、読み出し方向レジスタ31に対
し、現時点における信号RDを記憶させる指示を行な
う。なお、記憶された信号RDは、次の回転処理におい
て読み出されて、信号BRDとして出力されることとな
る。第3に、読み出し制御部35は、読み出しアドレス
信号RADの生成が1つの画像について完了すると、制
御信号CTL4を出力して、書き込み手段2に対して書
き込みを指示する制御を行なう。
【0019】<2:実施形態の動作>次に、上述した構
成による画像処理装置の動作について説明する。まず、
この画像処理装置は、図6に示すように、複数の画像を
順次処理するものである。すなわち、本実施形態にかか
る画像処理装置は、1つの画像を、メモリ1に書き込ん
だ後、読み出して出力するものであって、書き込み方向
に対して読み出し方向を操作することで回転処理を実行
するものである。この際、第p番目の画像についての書
き込み処理と、その前の第(p−1)番目の画像につい
ての読み出し処理とが並行して行なわれる。
成による画像処理装置の動作について説明する。まず、
この画像処理装置は、図6に示すように、複数の画像を
順次処理するものである。すなわち、本実施形態にかか
る画像処理装置は、1つの画像を、メモリ1に書き込ん
だ後、読み出して出力するものであって、書き込み方向
に対して読み出し方向を操作することで回転処理を実行
するものである。この際、第p番目の画像についての書
き込み処理と、その前の第(p−1)番目の画像につい
ての読み出し処理とが並行して行なわれる。
【0020】いま、回転処理すべき画像の1つが入力さ
れると、当該画像の画素データは、書き込み手段2によ
ってメモリ1に書き込まれる。この際、書き込み始点ア
ドレスは、書き込み手段2における書き込み始点生成部
21によって、次のようにして決定される。第1に、書
き込み始点生成部21は、読み出し方向信号RDと画像
サイズを示す信号SZとから、並行して行なわれている
読み出しの主走査方向における画素数と副走査方向にお
ける画素数とを求めて、両者を比較する。第2に、書き
込み始点生成部21は、読み出し始点信号RADSが示
すアドレス始点から、比較の結果画素数が少ない方向
に、その画素数分のアドレスだけ移動した地点を書き込
み始点アドレスと決定し、その始点を示す信号WADS
を生成する。次に、書き込みアドレス生成部22は、信
号WADSで示される地点(アドレス)を始点とし、か
つ、信号RDで示される方向に、主走査および副走査す
る書き込みアドレス信号WADを、画像サイズを示す信
号SZを参照して、順次生成する。
れると、当該画像の画素データは、書き込み手段2によ
ってメモリ1に書き込まれる。この際、書き込み始点ア
ドレスは、書き込み手段2における書き込み始点生成部
21によって、次のようにして決定される。第1に、書
き込み始点生成部21は、読み出し方向信号RDと画像
サイズを示す信号SZとから、並行して行なわれている
読み出しの主走査方向における画素数と副走査方向にお
ける画素数とを求めて、両者を比較する。第2に、書き
込み始点生成部21は、読み出し始点信号RADSが示
すアドレス始点から、比較の結果画素数が少ない方向
に、その画素数分のアドレスだけ移動した地点を書き込
み始点アドレスと決定し、その始点を示す信号WADS
を生成する。次に、書き込みアドレス生成部22は、信
号WADSで示される地点(アドレス)を始点とし、か
つ、信号RDで示される方向に、主走査および副走査す
る書き込みアドレス信号WADを、画像サイズを示す信
号SZを参照して、順次生成する。
【0021】ここで生成されるアドレスについて図7を
参照して説明する。なお、説明の便宜上、図において、
メモリ1の左上端をアドレスの原点(0,0)とする。
また、メモリ1には、図7(a)に示すように、すで
に、M×N(M<N)の画素データからなる画像が書き
込まれているものとし、これを、メモリ1の左下端
(0,N−1)を読み出し始点とし、さらに、図におい
て実線で示される矢印方向に主走査し、かつ、破線で示
される矢印方向に副走査して読み出す場合について説明
する。
参照して説明する。なお、説明の便宜上、図において、
メモリ1の左上端をアドレスの原点(0,0)とする。
また、メモリ1には、図7(a)に示すように、すで
に、M×N(M<N)の画素データからなる画像が書き
込まれているものとし、これを、メモリ1の左下端
(0,N−1)を読み出し始点とし、さらに、図におい
て実線で示される矢印方向に主走査し、かつ、破線で示
される矢印方向に副走査して読み出す場合について説明
する。
【0022】この場合、副走査方向の画素数Mは、主走
査方向の画素数Nよりも少ない。したがって、書き込み
の始点は、同図(b)に示すように、読み出し始点
(0,N−1)から、読み出しの副走査方向に、その画
素数Mだけ移動した地点(M,N−1)と決定され、そ
の書き込み方向は、読み出しの方向と同方向となる。さ
らに、画像サイズは、M×N(M<N)画素であるの
で、書き込みの始点から主走査方向に(M,N−M)ま
で減少したアドレスが生成された後、次に、始点から副
走査方向に(M+1,N−M)まで減少したアドレスが
順次生成される。この動作が副走査方向にN回だけ繰り
返されると、メモリ1には、回転処理すべき1つの画像
にかかるM×Nの画素データが記憶されることとなる。
査方向の画素数Nよりも少ない。したがって、書き込み
の始点は、同図(b)に示すように、読み出し始点
(0,N−1)から、読み出しの副走査方向に、その画
素数Mだけ移動した地点(M,N−1)と決定され、そ
の書き込み方向は、読み出しの方向と同方向となる。さ
らに、画像サイズは、M×N(M<N)画素であるの
で、書き込みの始点から主走査方向に(M,N−M)ま
で減少したアドレスが生成された後、次に、始点から副
走査方向に(M+1,N−M)まで減少したアドレスが
順次生成される。この動作が副走査方向にN回だけ繰り
返されると、メモリ1には、回転処理すべき1つの画像
にかかるM×Nの画素データが記憶されることとなる。
【0023】この際、アドレスが(M−1,N−M)ま
で生成されると、次に生成されるアドレスは(0,N−
1)に戻り、読み出し始点と一致してしまうことになる
が、読み出しの方が書き込みよりも先行して行なわれて
いるので、データが上書きされてしまうことはない。こ
のように、書き込みの始点は、メモリ1に画素データが
記憶されていない領域に設定され、かつ、その書き込み
は、それと並行して行なわれる読み出し方向と同方向で
行なわれる。このため、画像は、縦横の連続性を保って
メモリ1に書き込むことができるとともに、読み出しが
先行して行なわれる限り、読み出しと書き込みとを同期
させる必要が生じない。
で生成されると、次に生成されるアドレスは(0,N−
1)に戻り、読み出し始点と一致してしまうことになる
が、読み出しの方が書き込みよりも先行して行なわれて
いるので、データが上書きされてしまうことはない。こ
のように、書き込みの始点は、メモリ1に画素データが
記憶されていない領域に設定され、かつ、その書き込み
は、それと並行して行なわれる読み出し方向と同方向で
行なわれる。このため、画像は、縦横の連続性を保って
メモリ1に書き込むことができるとともに、読み出しが
先行して行なわれる限り、読み出しと書き込みとを同期
させる必要が生じない。
【0024】さて、アドレスの生成が完了すると、書き
込み制御部23は、制御信号CTL2を出力する。これ
により、読み出し手段3では、記憶した画像を回転すべ
く読み出し処理が行なわれる一方、書き込み手段2で
は、次に処理すべき画像の書き込み処理が行なわれるこ
ととなる。書き込み処理は、すでに説明しているので、
ここでは、読み出し処理について説明する。
込み制御部23は、制御信号CTL2を出力する。これ
により、読み出し手段3では、記憶した画像を回転すべ
く読み出し処理が行なわれる一方、書き込み手段2で
は、次に処理すべき画像の書き込み処理が行なわれるこ
ととなる。書き込み処理は、すでに説明しているので、
ここでは、読み出し処理について説明する。
【0025】まず、読み出し手段3における読み出し方
向生成部32は、メモリ1に記憶されている画像の書き
込み方向を示す信号BRDと、その画像に対して与える
べき回転角度を示す信号ANGとに対応する読み出し方
向を、図4に示すテーブルを参照して読み出し、その方
向を示す信号RDを出力する。次に、読み出し始点生成
部33は、第1に、メモリ1に記憶された画像の書き込
み始点アドレスを示す信号WADSと、その書き込み方
向を示す信号BRDと、画像サイズを示す信号SZとか
ら、今回、読み出す画像の画素データが書き込まれた領
域を求め、第2に、この領域内において、信号RDで示
される読み出し方向に対応する地点を、読み出し始点と
して決定し、その旨を示す信号RADSを出力する。そ
して、読み出しアドレス生成部34は、信号RADSで
示される地点(アドレス)を始点とし、かつ、信号RD
で示される方向に、主走査および副走査する読み出しア
ドレス信号RADを、画像サイズを示す信号SZを参照
して、順次生成する。この読み出しアドレス信号RAD
は、書き込みアドレス信号WADと同様な方法により生
成される。
向生成部32は、メモリ1に記憶されている画像の書き
込み方向を示す信号BRDと、その画像に対して与える
べき回転角度を示す信号ANGとに対応する読み出し方
向を、図4に示すテーブルを参照して読み出し、その方
向を示す信号RDを出力する。次に、読み出し始点生成
部33は、第1に、メモリ1に記憶された画像の書き込
み始点アドレスを示す信号WADSと、その書き込み方
向を示す信号BRDと、画像サイズを示す信号SZとか
ら、今回、読み出す画像の画素データが書き込まれた領
域を求め、第2に、この領域内において、信号RDで示
される読み出し方向に対応する地点を、読み出し始点と
して決定し、その旨を示す信号RADSを出力する。そ
して、読み出しアドレス生成部34は、信号RADSで
示される地点(アドレス)を始点とし、かつ、信号RD
で示される方向に、主走査および副走査する読み出しア
ドレス信号RADを、画像サイズを示す信号SZを参照
して、順次生成する。この読み出しアドレス信号RAD
は、書き込みアドレス信号WADと同様な方法により生
成される。
【0026】<3:実施形態の具体的動作>次に、本実
施形態にかかる画像処理装置の具体的動作について図8
を参照して説明する。この図に示すように、回転処理
は、6×8の画素データから構成される画像を、順番
に、90°、180°、270°の順で回転するものと
する。なお、このような画像を回転処理する場合、メモ
リ1には、8×8の画素データを蓄積できるサイズがあ
れば良い。
施形態にかかる画像処理装置の具体的動作について図8
を参照して説明する。この図に示すように、回転処理
は、6×8の画素データから構成される画像を、順番
に、90°、180°、270°の順で回転するものと
する。なお、このような画像を回転処理する場合、メモ
リ1には、8×8の画素データを蓄積できるサイズがあ
れば良い。
【0027】まず、第1番目の画像(イメージE)の画
素データは、図8(a)に示す順序で入力され、メモリ
1に書き込まれる。この書き込みは、最初に行なわれる
ものであるため、例外的に並行する読み出しが行なわれ
ない(その必要もない)。そこで、この書き込みにおい
ては、書き込み始点を原点(0,0)とし、その書き込
み方向を初期値の“00”とする。したがって、第1番
目にかかる画像の書き込みは、同図(b)に示すように
行なわれる。すなわち、書き込みアドレスは、第1回目
の主走査で(0,0)、…、(5,0)、この後、副走
査された第2回目の主走査で(0,1)、…、(5,
1)、その後副走査が繰り返されて第8回目の主走査で
(0,7)、…、(5,7)という順番で生成されて、
書き込みが行なわれる。さて、第1番目の画像について
は、90°の回転要求であり、この画像における前回の
読み出し方向は“00”(初期値)である。したがっ
て、この画像の読み出し方向は、図4に示すテーブルを
参照して、“01”と求められる。このため、第1番目
の画像にかかる読み出しは、同図(c)に示す方向で行
なわれ、その読み出しアドレスは、第1回目の主走査で
(0,7)、…、(0,0)、この後、副走査されて第
2回目の主走査で(1,7)、…、(1,0)、その後
副走査が繰り返されて第6回目の主走査で(5,7)、
…、(5,0)という順番で生成されて、読み出しが行
なわれる。この結果、読み出された画像は、同図(d)
に示すように、入力画像に対して90°回転されたもの
となる。ここで、読み出し方向“01”は、読み出し方
向レジスタ31に記憶される。
素データは、図8(a)に示す順序で入力され、メモリ
1に書き込まれる。この書き込みは、最初に行なわれる
ものであるため、例外的に並行する読み出しが行なわれ
ない(その必要もない)。そこで、この書き込みにおい
ては、書き込み始点を原点(0,0)とし、その書き込
み方向を初期値の“00”とする。したがって、第1番
目にかかる画像の書き込みは、同図(b)に示すように
行なわれる。すなわち、書き込みアドレスは、第1回目
の主走査で(0,0)、…、(5,0)、この後、副走
査された第2回目の主走査で(0,1)、…、(5,
1)、その後副走査が繰り返されて第8回目の主走査で
(0,7)、…、(5,7)という順番で生成されて、
書き込みが行なわれる。さて、第1番目の画像について
は、90°の回転要求であり、この画像における前回の
読み出し方向は“00”(初期値)である。したがっ
て、この画像の読み出し方向は、図4に示すテーブルを
参照して、“01”と求められる。このため、第1番目
の画像にかかる読み出しは、同図(c)に示す方向で行
なわれ、その読み出しアドレスは、第1回目の主走査で
(0,7)、…、(0,0)、この後、副走査されて第
2回目の主走査で(1,7)、…、(1,0)、その後
副走査が繰り返されて第6回目の主走査で(5,7)、
…、(5,0)という順番で生成されて、読み出しが行
なわれる。この結果、読み出された画像は、同図(d)
に示すように、入力画像に対して90°回転されたもの
となる。ここで、読み出し方向“01”は、読み出し方
向レジスタ31に記憶される。
【0028】次に、第2番目に画像(イメージF)の画
素データは、同図(e)に示す順序で入力されて、メモ
リ1に書き込まれる。第2番目以降の画像にかかる書き
込みは、メモリ1の利用効率を高めるため、その前の画
像にかかる読み出しと並行して行なわれる。このため、
第2番目の画像にかかる書き込みは、第1番目の画像に
かかる読み出しと並行して行なわれることとなる。ここ
で、第1番目の画像にかかる読み出しにおいて、その主
走査方向および副走査方向の画素数は、同図(c)に示
すように、それぞれ「8」および「6」であるから、副
走査方向の画素数の方が少ない。また、その読み出し始
点は(0,7)である。このため、第2番目の画像にか
かる書き込み始点は、(0,7)から副走査方向に画素
数「6」だけ移動した地点(6,7)となる。さらに、
その書き込み方向は、第1番目の画像にかかる読み出し
方向(すなわち“01”で示される方向)と同方向に設
定される。したがって、第2番目にかかる画像の書き込
みは、同図(f)に示すように行なわれる。すなわち、
書き込みアドレスは、第1回目の主走査で(6,7)、
…、(6,2)、この後、副走査されて第2回目の主走
査で(7,7)、…、(7,2)、その後副走査が繰り
返されて第8回目の主走査で(5,7)、…、(5,
2)という順番で生成されて、書き込みが行なわれる。
さて、第2番目の画像については、180°の回転要求
であり、この画像における前回の読み出し方向は“0
1”である。したがって、この画像の読み出し方向は、
図4に示すテーブルを参照して、“11”と求められ
る。このため、第1番目の画像にかかる読み出しは、同
図(g)に示す方向で行なわれる。すなわち、読み出し
アドレスは、第1回目の主走査で(5,2)、…、
(5,7)、この後、副走査された第2回目の主走査で
(4,2)、…、(4,7)、その後副走査が繰り返さ
れて第8回目の主走査で(6,2)、…、(6,7)と
いう順番で生成されて、読み出しが行なわれる。この結
果、読み出された画像は、同図(h)に示すように、入
力画像に対して180°回転されたものとなる。ここ
で、読み出し方向“11”は、同様に、読み出し方向レ
ジスタ31に記憶される。
素データは、同図(e)に示す順序で入力されて、メモ
リ1に書き込まれる。第2番目以降の画像にかかる書き
込みは、メモリ1の利用効率を高めるため、その前の画
像にかかる読み出しと並行して行なわれる。このため、
第2番目の画像にかかる書き込みは、第1番目の画像に
かかる読み出しと並行して行なわれることとなる。ここ
で、第1番目の画像にかかる読み出しにおいて、その主
走査方向および副走査方向の画素数は、同図(c)に示
すように、それぞれ「8」および「6」であるから、副
走査方向の画素数の方が少ない。また、その読み出し始
点は(0,7)である。このため、第2番目の画像にか
かる書き込み始点は、(0,7)から副走査方向に画素
数「6」だけ移動した地点(6,7)となる。さらに、
その書き込み方向は、第1番目の画像にかかる読み出し
方向(すなわち“01”で示される方向)と同方向に設
定される。したがって、第2番目にかかる画像の書き込
みは、同図(f)に示すように行なわれる。すなわち、
書き込みアドレスは、第1回目の主走査で(6,7)、
…、(6,2)、この後、副走査されて第2回目の主走
査で(7,7)、…、(7,2)、その後副走査が繰り
返されて第8回目の主走査で(5,7)、…、(5,
2)という順番で生成されて、書き込みが行なわれる。
さて、第2番目の画像については、180°の回転要求
であり、この画像における前回の読み出し方向は“0
1”である。したがって、この画像の読み出し方向は、
図4に示すテーブルを参照して、“11”と求められ
る。このため、第1番目の画像にかかる読み出しは、同
図(g)に示す方向で行なわれる。すなわち、読み出し
アドレスは、第1回目の主走査で(5,2)、…、
(5,7)、この後、副走査された第2回目の主走査で
(4,2)、…、(4,7)、その後副走査が繰り返さ
れて第8回目の主走査で(6,2)、…、(6,7)と
いう順番で生成されて、読み出しが行なわれる。この結
果、読み出された画像は、同図(h)に示すように、入
力画像に対して180°回転されたものとなる。ここ
で、読み出し方向“11”は、同様に、読み出し方向レ
ジスタ31に記憶される。
【0029】次に、第3番目に画像(イメージG)の画
素データは、同図(i)に示す順序で入力されて、メモ
リ1に書き込まれる。ここで、第2番目の画像にかかる
読み出しにおいて、その主走査方向および副走査方向の
画素数は、同図(g)に示すように、それぞれ「6」お
よび「8」であるから、主走査方向の画素数の方が少な
いことがわかる。また、その読み出し始点は(5,2)
である。このため、第3番目の画像にかかる書き込み始
点は、(5,2)から主走査方向に画素数「6」だけ移
動した地点(5,0)となる。さらに、その書き込み方
向は、第2番目の画像にかかる読み出し方向(すなわち
“11”で示される方向)と同方向に設定される。した
がって、第3番目にかかる画像の書き込みは、同図
(j)に示すように行なわれる。すなわち、書き込みア
ドレスは、第1回目の主走査で(5,0)、…、(5,
5)、この後、副走査されて第2回目の主走査で(4,
0)、…、(4,5)、その後副走査が繰り返されて第
8回目の主走査で(6,0)、…、(6,5)という順
番で生成されて、書き込みが行なわれる。さて、第3番
目の画像については、270°の回転要求であり、この
画像における前回の読み出し方向は“11”である。し
たがって、この画像の読み出し方向は、図4に示すテー
ブルを参照して、“10”と求められる。このため、第
1番目の画像にかかる読み出しは、同図(k)に示す方
向で行なわれる。すなわち、読み出しアドレスは、第1
回目の主走査で(5,5)、(4,5)…、(0,
5)、(7,5)、(6,5)、この後、副走査された
第2回目の主走査で(5,4)、(4,4)…、(0,
4)、(7,4)、(6,4)、その後副走査が繰り返
されて第6回目の主走査で(5,0)、(4,0)…、
(0,0)、(7,0)、(6,0)という順番で生成
されて、読み出しが行なわれる。この結果、読み出され
た画像は、同図(l)に示すように、入力画像に対して
270°回転されたものとなる。ここで、読み出し方向
“10”は、同様に、読み出し方向レジスタ31に記憶
される。以下、同様にして、第4番目以降の画像に対し
ても同様な回転処理が行なわれる。
素データは、同図(i)に示す順序で入力されて、メモ
リ1に書き込まれる。ここで、第2番目の画像にかかる
読み出しにおいて、その主走査方向および副走査方向の
画素数は、同図(g)に示すように、それぞれ「6」お
よび「8」であるから、主走査方向の画素数の方が少な
いことがわかる。また、その読み出し始点は(5,2)
である。このため、第3番目の画像にかかる書き込み始
点は、(5,2)から主走査方向に画素数「6」だけ移
動した地点(5,0)となる。さらに、その書き込み方
向は、第2番目の画像にかかる読み出し方向(すなわち
“11”で示される方向)と同方向に設定される。した
がって、第3番目にかかる画像の書き込みは、同図
(j)に示すように行なわれる。すなわち、書き込みア
ドレスは、第1回目の主走査で(5,0)、…、(5,
5)、この後、副走査されて第2回目の主走査で(4,
0)、…、(4,5)、その後副走査が繰り返されて第
8回目の主走査で(6,0)、…、(6,5)という順
番で生成されて、書き込みが行なわれる。さて、第3番
目の画像については、270°の回転要求であり、この
画像における前回の読み出し方向は“11”である。し
たがって、この画像の読み出し方向は、図4に示すテー
ブルを参照して、“10”と求められる。このため、第
1番目の画像にかかる読み出しは、同図(k)に示す方
向で行なわれる。すなわち、読み出しアドレスは、第1
回目の主走査で(5,5)、(4,5)…、(0,
5)、(7,5)、(6,5)、この後、副走査された
第2回目の主走査で(5,4)、(4,4)…、(0,
4)、(7,4)、(6,4)、その後副走査が繰り返
されて第6回目の主走査で(5,0)、(4,0)…、
(0,0)、(7,0)、(6,0)という順番で生成
されて、読み出しが行なわれる。この結果、読み出され
た画像は、同図(l)に示すように、入力画像に対して
270°回転されたものとなる。ここで、読み出し方向
“10”は、同様に、読み出し方向レジスタ31に記憶
される。以下、同様にして、第4番目以降の画像に対し
ても同様な回転処理が行なわれる。
【0030】なお、本実施形態にあっては、長方形の画
像にかかる回転処理について説明したが、正方形の画像
に対しても同様にして回転処理を行なうことができるの
は、言うまでもない。また、書き込み処理の際にデータ
の上書きを防ぐため、書き込み手段が読み出しアドレス
を監視して追い越さないようにしても良い。
像にかかる回転処理について説明したが、正方形の画像
に対しても同様にして回転処理を行なうことができるの
は、言うまでもない。また、書き込み処理の際にデータ
の上書きを防ぐため、書き込み手段が読み出しアドレス
を監視して追い越さないようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、比
較的小容量のメモリを用いて、複雑なアドレス計算をす
ることなく、かつ、画像の入出力の速度を同期させる必
要なく、入力される長方形の形状を有する画像を所望の
角度に回転させて出力することが可能となる。
較的小容量のメモリを用いて、複雑なアドレス計算をす
ることなく、かつ、画像の入出力の速度を同期させる必
要なく、入力される長方形の形状を有する画像を所望の
角度に回転させて出力することが可能となる。
【図1】 本発明の実施形態にかかる画像処理装置の全
体構成を示すブロック図である。
体構成を示すブロック図である。
【図2】 同画像処理装置における書き込み手段の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】 同画像処理装置における読み出し手段の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図4】 同画像処理装置における読み出し方向生成部
を構成するテーブルの内容を示す図である。
を構成するテーブルの内容を示す図である。
【図5】 (a)〜(d)は、それぞれ同テーブルにお
ける読み出し方向を説明するための図である。
ける読み出し方向を説明するための図である。
【図6】 同画像処理装置の動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図7】 (a)は、画素データの読み出し方向を説明
するための図であり、(b)は、その読み出し方向に対
する書き込み方向を示す図である。
するための図であり、(b)は、その読み出し方向に対
する書き込み方向を示す図である。
【図8】 (a)〜(l)は、それぞれ同画像処理装置
の具体的動作を説明するための図である。
の具体的動作を説明するための図である。
【図9】 従来の技術において、正方形の画像にかかる
90°回転処理を説明する図である。
90°回転処理を説明する図である。
【図10】 従来の技術において、長方形の画像にかか
る90°回転処理を説明する図である。
る90°回転処理を説明する図である。
1……メモリ(記憶手段)、 2……書き込み手段、 3……読み出し手段、 4……回転角度設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/36 530 G09G 5/36 530G
Claims (2)
- 【請求項1】 M×N(M、NはM<Nを満たす正整
数)またはn×n(nはn<Nを満たす正整数)の画素
データからなる画像を回転処理する画像処理装置におい
て、 回転処理すべき画像の画素データを蓄積する蓄積手段で
あって、少なくともN×Nの画素データを蓄積可能な記
憶手段と、 前記記憶手段に蓄積された画像の回転角度を設定する回
転角度設定手段と、 前記記憶手段に蓄積された画像における主走査および副
走査の読出方向を、前記回転角度設定手段に設定された
回転角度に対応した方向に設定して、当該画素データを
順に読み出す読み出し手段と、 次に回転処理すべき画像の画素データについて、前記記
憶手段のうち前記画素データが蓄積されていない領域を
始点とし、かつ、前記読出手段による読出方向と同方向
に順次書き込む書込手段とを具備することを特徴とする
画像処理装置。 - 【請求項2】 前記書込手段は、書き込みの始点につい
て、 前記読出手段による主走査方向の画素数Xと副走査方向
の画素数Yとが、 X≧Yであれば、前記読出手段による読み出しの始点か
ら副走査方向にY画素分移動した地点とする一方、 X<Yであれば、前記読出手段による読み出しの始点か
ら主走査方向にX画素分移動した地点とすることを特徴
とする請求項1記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9008978A JPH10208032A (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9008978A JPH10208032A (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10208032A true JPH10208032A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11707791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9008978A Pending JPH10208032A (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10208032A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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