JP3468580B2 - データ曲線描画装置 - Google Patents

データ曲線描画装置

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JP3468580B2
JP3468580B2 JP12226294A JP12226294A JP3468580B2 JP 3468580 B2 JP3468580 B2 JP 3468580B2 JP 12226294 A JP12226294 A JP 12226294A JP 12226294 A JP12226294 A JP 12226294A JP 3468580 B2 JP3468580 B2 JP 3468580B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種データを高速に描
画するデータ曲線描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各時間ごとの温度とか、各位置ごとの高
さなどの、一次元データの集合を表示装置(CRTディ
スプレイ)等に表示するとき、通常はX,Y軸上の座標
位置として計算し、表示装置の走査位置に換算してビッ
トマップメモリ上に展開して画面上にプロットする。曲
線表示するときは勾配演算も必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの計算は通常ソ
フトウエアによって行われるため、高速な描画を行うこ
とは困難である。さらにデータを繰り返し連続的に表示
する必要がある時は、消去操作も必要となるため、さら
に動作が遅くなるばかりか、視覚的にちらつき(フリッ
カ)が発生するので、これを防止するため、二面のメモ
リを用い、一方のメモリで表示中のとき他方のメモリに
消去等の処理を行い、メモリを交互に使って表示する必
要があった。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、代数計算、プロットや消去、メモリ交換などの複
雑な一連の手続きを必要とせず、簡単な構成で、高速に
曲線を描画するデータ曲線描画装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、Xiアドレスのデータdiより
なる一次元データを格納するデータ格納部と、Xi,Y
jアドレスを発生する表示アドレス発生器と、Xiアド
レスよりデータdiを読み出し、Yjアドレスと比較す
る比較器と、この比較器の出力をXi,Yjアドレスの
画素値とし縮小処理する縮小手段と、前記比較器の出力
より前記縮小手段の出力を論理引算する引算器と、この
引算器の出力を表示する表示器とを備えたデータ曲線描
画装置であって、前記縮小手段は、X軸正方向を0°と
し反時計回りに表示するものとし、対象画素の0°,9
0°,180°の隣接3画素よりなるマトリックスまた
は対象画素の0°,45°,90°,135°,180
°の隣接5画素よりなるマトリックスを用いて縮小処理
をするものである。
【0006】また、請求項2の発明は、Yjアドレスの
データdjよりなる一次元データを格納するデータ格納
部と、Xi,Yjアドレスを発生する表示アドレス発生
器と、Yjアドレスよりデータdjを読み出し、Xiア
ドレスと比較する比較器と、この比較器の出力をXi,
Yjアドレスの画素値とし縮小処理する縮小手段と、前
記比較器の出力より前記縮小手段の出力を論理引算する
引算器と、この引算器の出力を表示する表示器とを備え
たデータ曲線描画装置であって、前記縮小手段は、X軸
正方向を0°とし反時計回りに表示するものとし、対象
画素の0°,90°,270°の隣接3画素よりなるマ
トリックスまたは対象画素の0°,45°,90°,2
70°,315°の隣接5画素よりなるマトリックスを
用いて縮小処理をするものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】また、請求項3の発明は、Xi,Yjアド
レスを発生する表示アドレス発生器と、Xi,Yjアド
レスをXi´,Yj´アドレスに変換するアドレス変換
器と、Xi´アドレスのデータdiよりなる一次元デー
タを格納するデータ格納部と、Xi´アドレスよりデー
タdiを読み出しアドレスYj´と比較する比較器と、
この比較器の出力をXi´,Yj´アドレスの画素値と
し縮小処理する縮小手段と、前記比較器の出力より前記
縮小手段の出力を論理引算する引算器と、この引算器の
出力を表示する表示器とを備えたデータ曲線描画装置で
あって、前記縮小手段は、X軸正方向を0°とし反時計
回りに表示するものとし、対象画素の0°,90°,2
70°の隣接3画素よりなるマトリックスまたは対象画
素の0°,45°,90°,270°,315°の隣接
5画素よりなるマトリックスを用いて縮小処理をするも
のである。
【0013】
【0014】また、請求項4の発明は、Xiアドレスの
データdiよりなる一次元データを格納するデータ格納
部と、Xi,Yjアドレスを発生する表示アドレス発生
器と、Xiアドレスよりデータdiを読み出し、Yjア
ドレスと比較する比較器と、この比較器の出力をXi,
Yjアドレスの画素値とし縮小処理する縮小手段と、前
記比較器の出力より前記縮小手段の出力を論理引算器す
る引算器と、Xi,YjアドレスをXi´,Yj´アド
レスに変換するアドレス変換器と、前記引算器の出力を
Xi´,Yj´アドレスの画素値として格納するメモリ
と、このメモリの内容を表示する表示器とを備えたデー
タ曲線描画装置であって、前記縮小手段は、X軸正方向
を0°とし反時計回りに表示するものとし、対象画素の
0°,90°,270°の隣接3画素よりなるマトリッ
クスまたは対象画素の0°,45°,90°,270
°,315°の隣接5画素よりなるマトリックスを用い
て縮小処理をするものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明では、Xiアドレスのデータd
iとYjを比較し、di≧Yjのとき1,di<Yjの
とき0を比較器より出力するようにし、Yjを0から表
示画面の高さYnまで取ってみると、Xiにおいて、0
からdiの高さまでは1,diを越えると0となり、こ
れを表示器で表示すると棒グラフ状の線がかけ、これが
集まると棒グラフの範囲を塗り潰した面となる。比較器
の出力をdi≧Yjのとき0,di<Yjのとき1とし
ても同様に棒グラフになる。Xiを0から画面の右はし
までとれば図2に示すように各Xiにおける棒グラフの
範囲を塗り潰した面が描かれる。比較器の出力をXi,
Yjアドレスの画素値とし縮小手段によって縮小し、論
理引算器により比較器の出力より縮小手段の出力を論理
引算すると、曲線が得られる。この曲線は図2に示した
棒グラフ状の外形を表しており、X座標Xi,Y座標d
iとなる曲線を表す。なお、曲線の太さは縮小手段の縮
小により変化し、縮小量が小さければ細い曲線、大きけ
れば太い曲線となる。縮小処理はY座標の値を小さくす
るように行われるので、使用するマトリックスは、対象
画素の下側(225°〜315°)の隣接画素がなくて
もよい。これにより隣接3画素の場合は対象画素の左右
と0°,90°,180°だけの隣接画素のマトリック
スでよく、隣接5画素の場合は、対象画素の0°,45
°,90°,135°,180°だけの隣接画素のマト
リックスでよい。
【0016】請求項2の発明では、Yjアドレスのデー
タdjとし、djとXiを比較し、dj≧Xiのとき
1,dj<Xiのとき0を比較器より出力するようにす
ると、Yjにおいて、Xiが0からdjまでは1,dj
を越えると0となる。X方向の棒グラフ状の線が得られ
る。Yjを0から画面の高さYnまで移動することによ
り、図3に示すように各YjにおけるX方向への棒グラ
フの範囲を塗り潰した面が描かれる。比較器の出力をX
i,Yjアドレスの画素値とし縮小手段によって縮小
し、論理引算器により比較器の出力より縮小手段の出力
を論理引算器すると曲線が得られ、図3に示した棒グラ
フ状の外形を表しており、X座標dj,Y座標Yjを表
す。縮小処理はX座標の値を小さくするように行われる
ので、使用するマトリックスは対象画素の左側135°
〜225°の隣接画素がなくてもよい。これより隣接3
画素の場合は、対象画素の0°,90°,270°だけ
の隣接画素のマトリックスでよく、隣接5画素の場合
は、対象画素の0°,45°,90°,270°,31
5°だけの隣接画素のマトリックスでよい。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】請求項3の発明では、比較器の出力をXi
´,Yj´アドレスの画素値とし、縮小処理し、比較器
の出力より縮小手段の出力を論理引算し、この引算した
出力を表示器に表示する。これによりXi´,Yj´座
標に変換した曲線画像が得られる。座標変換方法として
アフィン変換を用いれば移動、縮小、拡大、回転が可能
になる。縮小処理はY座標の値を小さくするように行わ
れるので、使用するマトリックスは、対象画素の下側
(225°〜315°)の隣接画素がなくてもよい。こ
れにより隣接3画素の場合は対象画素の左右と0°,9
0°,180°だけの隣接画素のマトリックスでよく、
隣接5画素の場合は、対象画素の0°,45°,90
°,135°,180°だけの隣接画素のマトリックス
でよい。
【0023】
【0024】請求項4の発明では、比較器の出力をX
i,Yjアドレスの画素値とし、縮小器で縮小した後、
比較器の出力から縮小器の出力を論理引算する。Xi,
Yjアドレスをアドレス変換でXi´,Yj´アドレス
に変換し、引算器の出力をX´,Y´アドレスの画素値
としてメモリに格納する。このメモリより読み出して表
示器に表示することにより、X,Y座標よりX´,Y´
座標に変換したデータdiの曲線が得られる。座標変換
としてアフィン変換を用いることにより、座標の移動、
縮小、拡大、回転が可能となる。縮小処理はY座標の値
を小さくするように行われるので、使用するマトリック
スは、対象画素の下側(225°〜315°)の隣接画
素がなくてもよい。これにより隣接3画素の場合は対象
画素の左右と0°,90°,180°だけの隣接画素の
マトリックスでよく、隣接5画素の場合は、対象画素の
0°,45°,90°,135°,180°だけの隣接
画素のマトリックスでよい。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は第1実施例の構成を示すブロック図
である。表示アドレス発生器1は表示器4の表示画面の
Xi,Yjアドレスを発生する。データ格納部2はアド
レスXiにデータdiが格納された一次元メモリであ
る。比較器3はアドレスXiのデータdiとアドレスY
jとを比較し、di≧Yjのときは1,di<Yjのと
きは0を出力する。表示器4は比較器3の出力をアドレ
スXi,Yjの画素の値として2値表示する。
【0026】図2は第1実施例の表示器4の出力を示
す。なお、最上行はデータを示したものでこれは表示さ
れない。アドレスXi,Yjは1画素の座標を表すもの
とすると、X軸方向の幅を1画素とした棒グラフとな
る。しかし1画素の大きさは小さいので、X座標をX
i,Y座標をdiとする曲線を塗り潰したグラフとして
表示される。なお、データdiの最大値が表示画面の高
さ、Yn以下となるように調整しておくようにする。
【0027】図1において、データ格納部2にはアドレ
スYjにデータdjが格納されているものとし、比較器
3はアドレスYjのデータdjとアドレスXiとを比較
し、dj≧Xiのときは1,dj<Xiのときは0を出
力するものとすると、表示器4は図3に示すようにYj
におけるXの値がdjの棒グラフを表示する。なお、右
端の列はデータを示したものでこれは表示されない。
【0028】図4は第2実施例の構成を示すブロック図
である。図1に示す比較器3の後に縮小手段5および比
較器3の出力から縮小手段5の出力を論理引算する引算
器6を設け、引算器6の出力をX,Yアドレスの画素の
値として表示するようにしたものである。縮小手段5は
比較器3の出力をXi,Yjアドレスの画素値とし、公
知の方法で縮小するもので、8近傍を表す3×3マトリ
ックや4近傍を表すマトリックスなどを、縮小対象とす
る画素に作用させ縮小する。
【0029】図5は図2に示した画面が縮小された画面
を示し、斜線で囲まれた図形が縮小された図形を示す。
縮小する量は表示したい曲線の太さに応じて決定する。
図5は図2で示した各画素に縮小マトリックスを1回作
用させ1回の縮小操作を実施した結果を示す。
【0030】引算器6は比較器3の出力と縮小手段5の
出力とを論理引算するもので、対応する画素について1
−1=1,1−0=1,0−0=0,の演算をする。な
お、0−1=0とするが、縮小手段5の出力の方が比較
器3の出力より小さいものであるため、このケースは表
れない。図6は図2に示す図形より図5に示す縮小され
た図形を引算したものである。これを表示器4で表示す
れば、曲線として表示される。つまり、X座標Xiに対
するY座標の値がdiの曲線として表示される。
【0031】以上は図2で説明したX座標に対し、デー
タdをY座標に表示する場合であるが、図3で説明した
Y座標に対し、データdをX座標に表示する場合にも同
様にして容易に適用することができる。図7はこの場合
のブロック図で、データ格納部2にはアドレスYjにデ
ータdiが格納され、比較器3はアドレスYjのデータ
djとアドレスXiを比較する。他は図4の場合と同様
である。
【0032】図8は図4で表示したブロック図をディジ
タル回路で構成した一例を示すものである。図4と同一
符号は同一のものを表す。表示アドレス発生器1はX,
Yアドレスを出力すると共に水平方向(X軸方向)1ラ
インスキャンする毎に水平同期信号を出力する。システ
ムクロック11は、構成機器にクロックを供給する。シ
フトレジスタ12はインデックスリセット付でデータd
0…di…dmをクロックの入力ごとに出力してゆく
が、水平同期信号(H同期信号)が入力すると、最初の
データから出力してゆく。これにより表示アドレス発生
器1より、H同期信号を出力後、X0,X1…Xiを発
生すると、これに応じてシフトレジスタ12からd0,
d1,…di…が出力される。表示アドレス発生器1で
Xi,Yjアドレスが発生されると、比較器3にはdi
とYjが入力し、di≧Yjの場合1,di<Yjのと
き0、(またはこの逆でもよい)が出力される。
【0033】1Hディレイライン13はX0〜Xnのア
ドレスに応じて出力される比較器3の出力を水平1ライ
ンとして、1ライン前のデータを保存しているディレイ
ラインである。縮小マトリックス部14は1Hディレイ
ライン13のデータと現ラインのデータに縮小マトリッ
クスを作用させ、縮小データを出力する。変形ANDゲ
ート15は現ラインの値と、縮小された値の反転値の論
理積を出力する。変形ANDゲート15は引算器7の働
きをする。なお、変形ANDゲート15の代わりにイク
スクルーシィブORゲート(XORゲート)を用いても
よい。
【0034】図9は図8の縮小マトリックス部14で用
いる縮小マトリックスの一例を示す。(A)は縮小マト
リックスとその出力ゲートを示し、(B)は本縮小マト
リックスを使用した場合の図8における表示器4に表示
される曲線の形状を画素の単位で示したものである。通
常の縮小マトリックスは8近傍のものが用いられ、これ
は3×3のマトリックスで構成される。(A)に示すマ
トリックスは画素bの5近傍のデータを用いるもので3
×2のマトリックスである。これは図5の縮小図形で示
すように縮小は左右と上側(0°,45°,90°,1
35°,180°)だけでよく、下側(225°〜31
5°)を縮小しない方がよいからである。3×3のマト
リックスを使用すると1Hディレイラインが2個必要と
なるが、3×2マトリックスの場合は1個でよいという
メリットも生じる。
【0035】図10は図8の縮小マトリックス部14で
用いる縮小マトリックスの他の例を示す。(A)は縮小
マトリックスとその出力ゲートを示し、(B)は本マト
リックスを使用した場合の図8における表示器4に表示
される曲線の形状を画素単位で表したものである。本縮
小マトリックスは画素bの3近傍のデータを用いるもの
である。図9と図10の(B)を比較すると明らかなよ
うに、図9のマトリックスを用いると斜めの線が太めに
明確に表示される。これは図9に示す縮小マトリックス
の方が図10の縮小マトリックスよりも縮小量が多いの
で、元の図形との差として表される表示器4の表示は太
い線となるためである。
【0036】図11は図7で示した、Y座標に対しデー
タdをX座標に表示する場合のブロック図における縮小
手段5で用いる縮小マトリックスを示したもので、
(A)は5隣接画素の縮小マトリックスとその出力ゲー
トを示し、(B)は3隣接画素の縮小マトリックスとそ
の出力ゲートを示す。(A)は対象画素cの0°,45
°,90°,270°,315°の画素より構成される
マトリックスを用いる。(B)は対象画素cの0°,9
0°,270°の画素より構成されるマトリックスより
なる。
【0037】図12は第3実施例の構成を示すブロック
図である。本実施例は第1実施例においてX,Y座標で
表される棒グラフの表示をX´,Y´座標に変換して表
示するもので、図1で示したブロック図にアドレス変換
器7を設けたものである。表示アドレス発生器1はX
i,Yjアドレスを発生し、アドレス変換器7はこのX
i,YjアドレスをXi´,Yj´アドレスに変換す
る。データ格納部2にはアドレスXi´に対してデータ
diが格納され、比較器3はデータdiとアドレスYj
´を比較し、di≧Yj´のときは1,di<Yj´の
ときは0を出力する。比較器3の出力を表示器4に表示
する。
【0038】アドレス変換器7はアフィン変換を用いて
座標変換を行う。図13はアフィン変換におけるX,Y
座標とX′,Y′座標の関係を示す図で、X′,Y′座
標はX,Y座標に対し原点を(XoYo)へ移動し、θ
時計回りに回転し、X′方向をkx倍、Y′方向をky
倍拡大(又は縮小)する。これを式で表すと次のように
なる。
【0039】 X′=(Xcosθ+Ysinθ)kx+Xo Y′=(Xsinθ+Ycosθ)ky+Yo
【0040】本実施例は、図1に示す第1実施例の一般
的な場合を表す。つまり、(Xo,Yo)=(0,
0),θ=0,kx=ky=1とすれば図1のブロック
図と同じくなる。また、(Xo,Yo)=(0,0),
θ=90°,kx=ky=1とすれば図3に示す出力が
得られる。
【0041】図14は第4実施例の構成を示すブロック
図である。本実施例は第3実施例において棒グラフ状の
表示を曲線表示するようにしたもので、図12におい
て、比較器3と表示器4の間に縮小手段5と引算器6を
設けたものである。縮小手段5は比較器3の出力をXi
´,Yj´アドレスの画素値とし縮小処理を行う。縮小
マトリックスは図9,図10に示したマトリックスが使
用される。引算器6は比較器3の出力から縮小手段5の
出力を論理引算し、この結果が表示器4に表示される。
【0042】本実施例はX座標Xiに対するY座標の値
diを曲線で表す場合、座標軸を移動(Xo,Yo),
回転(θ),拡大,縮小するものである。つまり、本実
施例は第2実施例の一般的場合を示し、(Xo,Yo)
=(0,0),θ=0,kx=ky=1とすれば図4に
示したブロック図と同じくなり、(Xo,Yo)=
(0,0),θ=90°,kx=ky=1とすれば図7
と同じくなる。
【0043】次に第5実施例を説明する。図15は本実
施例の構成を示すブロック図である。本実施例は第3実
施例と同様に第1実施例においてX,Y座標で表される
棒グラフ状の表示をX´,Y´座標に変換して表示する
もので、第3実施例とは構成を変えたものである。図1
2と同一符号のものは同一のものを表すものとする。表
示アドレス発生器1はXi,Yjアドレスを発生し、デ
ータ格納部2にはアドレスXiに対してデータdiが格
納され、比較器3はデータdiとアドレスYjを比較
し、di≧Yjのときは1,di<Yjのときは0を出
力する。
【0044】アドレス変換器7は図12と同様Xi,Y
jアドレスをXi′,Yj′アドレスにアフィン変換す
る。ディスプレイバッファ8は比較器3の出力をX
i′,Yj′アドレスの画素値として格納する。ディス
プレイアドレス発生器9は表示のアドレスを発生してデ
ィスプレイバッファ8よりデータを読み出し表示器4に
出力する。このようにディスプレイバッファ8は通常使
用されているものと同様、等価的な書き込みポートと読
み出しポートを有しており、別々にアドレスが可能とな
っている。なお、ディスプレイアドレス発生器9を用い
ず、表示アドレス発生器1の発生するアドレスでディス
プレイバッファ8よりデータを読み出してもよい。
【0045】図12と図15とでは同じアドレス変換器
7が用いられているが、その働きは異なる。つまり図1
2においては、ディスプレイアドレス基準であって「あ
る表示場所に書き込むデータのアドレスはどこか」とい
うことを示すのに対し、図15においては「あるデータ
はどこに表示すべきか」ということを示す。
【0046】次ぎに第6実施例を説明する。図16は本
実施例の構成を示すブロック図である。本実施例は第5
実施例における棒グラフ状の表示を曲線表示するように
したもので、第4実施例とは構造を変えたものである。
図15において、比較器3とディスプレイバッファ8の
間に縮小手段5と引算器6を設けたものである。縮小手
段5は比較器3の出力をXi,Yjアドレスの画素値と
し縮小処理を行う。縮小マトリックスは図9,図10に
示したマトリックスが使用される。引算器6は比較器3
の出力から縮小手段5の出力を論理引算する。
【0047】本実施例は第4実施例と同じく、第2実施
例の一般的な場合を示し、X座標Xiに対するY座標の
値diを曲線で表し、座標変換を可能としたものであ
る。(Xo,Yo)=(0,0),θ=0,kx=ky
=1とすれば図4に示すブロック図に相当したものとな
り、(Xo,Yo)=(0,0),θ=90°,kx=
ky=1とすれば図7に相当したものになる。
【0048】第5および第6実施例はメモリとしてディ
スプレイバッファ8を使用している。このためメモリへ
の書き込み、消去、表示画面のちらつきを防止するため
2面のメモリの使用などは従来と同様になるが、表示す
る画素のX,Y座標の計算、曲線表示する場合の勾配の
計算などは不要であり、従来の方法に比べ迅速な描画が
可能となっている。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、簡単なハードウェアにより高速で曲線を描画するこ
とができる。さらにこの曲線の移動、回転、縮小拡大等
を行うことができる。このため、システム性能が描画性
能で左右されることがないという効果も生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例の表示器の出力を示す図である。
【図3】X軸方向にデータの大きさを表した棒グラフを
示す図である。
【図4】第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】縮小された図形を示す図である。
【図6】第2実施例の表示器の出力を示す図である。
【図7】第2実施例の変形例でY座標に対してデータを
X座標に表示する場合のブロック図である。
【図8】図4で示したブロック図をディジタル回路で構
成した一例を示す図である。
【図9】縮小マトリックスの一例を示す図である。
【図10】縮小マトリックスの他の例を示す図である。
【図11】縮小マトリックスの別の例を示す図である。
【図12】第3実施例の構成を示す図である。
【図13】アフィン変換を説明する図である。
【図14】第4実施例の構成を示すブロック図である。
【図15】第5実施例の構成を示す図である。
【図16】第6実施例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 表示アドレス発生器 2 データ格納部 3 比較器 4 表示器 5 縮小手段 6 引算器 7 アドレス変換器 8 ディスプレイバッファ 9 ディスプレイアドレス発生器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−23538(JP,A) 特開 平1−263779(JP,A) 特開 平5−250480(JP,A) 実開 昭58−18290(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/20 G06T 5/30 G06T 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Xiアドレスのデータdiよりなる一次
    元データを格納するデータ格納部と、Xi,Yjアドレ
    スを発生する表示アドレス発生器と、Xiアドレスより
    データdiを読み出し、Yjアドレスと比較する比較器
    と、この比較器の出力をXi,Yjアドレスの画素値と
    し縮小処理する縮小手段と、前記比較器の出力より前記
    縮小手段の出力を論理引算する引算器と、この引算器の
    出力を表示する表示器とを備えたデータ曲線描画装置で
    あって、 前記縮小手段は、X軸正方向を0°とし反時計回りに表
    示するものとし、対象画素の0°,90°,180°の
    隣接3画素よりなるマトリックスまたは対象画素の0
    °,45°,90°,135°,180°の隣接5画素
    よりなるマトリックスを用いて縮小処理をすることを特
    徴とするデータ曲線描画装置。
  2. 【請求項2】 Yjアドレスのデータdjよりなる一次
    元データを格納するデータ格納部と、Xi,Yjアドレ
    スを発生する表示アドレス発生器と、Yjアドレスより
    データdjを読み出し、Xiアドレスと比較する比較器
    と、この比較器の出力をXi,Yjアドレスの画素値と
    し縮小処理する縮小手段と、前記比較器の出力より前記
    縮小手段の出力を論理引算する引算器と、この引算器の
    出力を表示する表示器とを備えたデータ曲線描画装置で
    あって、 前記縮小手段は、X軸正方向を0°とし反時計回りに表
    示するものとし、対象画素の0°,90°,270°の
    隣接3画素よりなるマトリックスまたは対象画素の0
    °,45°,90°,270°,315°の隣接5画素
    よりなるマトリックスを用いて縮小処理をすることを特
    徴とするデータ曲線描画装置。
  3. 【請求項3】 Xi,Yjアドレスを発生する表示アド
    レス発生器と、Xi,YjアドレスをXi´,Yj´ア
    ドレスに変換するアドレス変換器と、Xi´アドレスの
    データdiよりなる一次元データを格納するデータ格納
    部と、Xi´アドレスよりデータdiを読み出しアドレ
    スYj´と比較する比較器と、この比較器の出力をXi
    ´,Yj´アドレスの画素値とし縮小処理する縮小手段
    と、前記比較器の出力より前記縮小手段の出力を論理引
    算する引算器と、この引算器の出力を表示する表示器と
    備えたデータ曲線描画装置であって、 前記縮小手段は、X軸正方向を0°とし反時計回りに表
    示するものとし、対象 画素の0°,90°,180°の
    隣接3画素よりなるマトリックスまたは対象画素の0
    °,45°,90°,135°,180°の隣接5画素
    よりなるマトリックスを用いて縮小処理をすることを特
    徴とするデータ曲線描画装置。
  4. 【請求項4】 Xiアドレスのデータdiよりなる一次
    元データを格納するデータ格納部と、Xi,Yjアドレ
    スを発生する表示アドレス発生器と、Xiアドレスより
    データdiを読み出し、Yjアドレスと比較する比較器
    と、この比較器の出力をXi,Yjアドレスの画素値と
    し縮小処理する縮小手段と、前記比較器の出力より前記
    縮小手段の出力を論理引算器する引算器と、Xi,Yj
    アドレスをXi´,Yj´アドレスに変換するアドレス
    変換器と、前記引算器の出力をXi´,Yj´アドレス
    の画素値として格納するメモリと、このメモリの内容を
    表示する表示器とを備えたデータ曲線描画装置であっ
    て、 前記縮小手段は、X軸正方向を0°とし反時計回りに表
    示するものとし、対象画素の0°,90°,180°の
    隣接3画素よりなるマトリックスまたは対象画素の0
    °,45°,90°,135°,180°の隣接5画素
    よりなるマトリックスを用いて縮小処理をすることを特
    徴とするデータ曲線描画装置。
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