JPH10204889A - 勾配型土留めカゴ枠 - Google Patents
勾配型土留めカゴ枠Info
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- JPH10204889A JPH10204889A JP2198497A JP2198497A JPH10204889A JP H10204889 A JPH10204889 A JP H10204889A JP 2198497 A JP2198497 A JP 2198497A JP 2198497 A JP2198497 A JP 2198497A JP H10204889 A JPH10204889 A JP H10204889A
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Abstract
つ隣接枠どうしの連結をカゴ枠内部から安全、容易に行
える勾配型土留めカゴ枠を得る。 【解決手段】 前面が傾斜面に形成された勾配型土留め
カゴ枠において、傾斜面a′両側の傾斜フレーム2を水
平梁8の上方へ延長して、すべり止め部2′に形成す
る。一端に鈎部11、他端にUボルト12を着脱自在に
備えた連結桿9により隣接枠どうしを連結する。
Description
石を投入し、傾斜面に積み上げて、傾斜面の固定、安定
を図る土留め擁壁や、また砂防ダム、治山堰堤等の土留
めカゴ枠に関し、特に前面を傾斜面に形成した勾配型の
土留めカゴ枠に関する。
り図4に示すような、立体長方形のものが広く使用され
ている。しかし、このような立体長方形のカゴ枠は現場
の傾斜面に沿って積み上げようとすると、図5に示すよ
うに、段ごとにその前面位置を後方へずらせて段差を設
けなければならず、必然的に階段状となり、不自然であ
った。
網1を張設した傾斜面a′と金網1を張設した底面
a′′よりなる前面枠Aと、金網1を張設した垂直面
b′と金網1を張設した底面b′′よりなる前面枠Bと
を、それぞれの底面a′′,b′′のフレーム端部にお
いて連結した形状の勾配型土留めカゴ枠が使用されるよ
うになってきた。
枠を段積みすると、図7に示すように、これらの傾斜面
a′が現場の斜面に沿った自然な連続斜面を形成するの
である。
後方へ傾斜した勾配型土留めカゴ枠は、通常の立体長方
形状のカゴ枠に比べて、段重ね時の安定性に欠けるとい
う欠点がある。このため、図8に示すように、上段のカ
ゴ枠に土砂等を投入すると、その衝撃で上段のカゴ枠が
前方へずれるという事態が多々生じた。
述したとおり、段差を生じることなく段積みできるため
に、上段枠を横並びに前面部で連結してゆく場合の適当
な作業足場が確保できない。このため、横並びに隣接す
るカゴ枠どうしを、一方のカゴ枠の内側から安全かつ容
易に連結できる金具の開発が望まれていた。
ける上記のような問題を解決するためになされたもので
あり、段積み時にずれを生じず、かつ、横並びに隣接す
るカゴ枠どうしを、一方のカゴ枠の内側から安全かつ容
易に連結できる機能を備えた勾配型土留めカゴ枠の提供
を目的とする。
明の勾配型土留めカゴ枠は、金網を張設した傾斜面と金
網を張設した底面よりなる前面枠と、金網を張設した垂
直面と金網を張設した底面よりなる後面枠とを、それぞ
れの底面の両側フレーム端部で連結した形状の勾配型土
留めカゴ枠において、傾斜面両側の傾斜フレームおよび
垂直面両側の垂直フレームを、いずれもその傾斜フレー
ム間および垂直フレーム間に架設された水平梁より上方
へ適当長さ延長してずれ止め部に形成し、かつ一端に鈎
部、他端に着脱自在のUボルトを備えた連結桿により隣
接するカゴ枠どうしを連結するようにしたことを特徴と
する。
フレームのみを、該傾斜フレーム間に架設された水平梁
より上方へ適当長さ延長して形成したものでもよい。
めカゴ枠の一例を示しており、金網1を張設した傾斜面
a′と金網1を張設した底面a′′よりなる前面枠A
と、金網1を張設した垂直面b′と金網1を張設した底
面b′′よりなる前面枠Bとを、それぞれの底面
a′′,b′′の両フレーム3,3、5,5端部に設け
たフック6,6とリング7,7で連結した形状をなして
いる。
び垂直面b′両側の垂直フレーム4,4は、いずれもこ
れらのフレーム間に架設してある上段枠載置用の水平梁
8,8より上方へ適当長さ延長してずれ止め部2′,
2′、4′,4′に形成してある。
2′は、図2に示すように、一点鎖線で示す上段枠が前
方へずれ落ちるのを防止するストッパーの役目を果たす
ものである。垂直フレーム4,4のずれ止め部4′,
4′は、上段枠の底面b′′部に喰い込んでアンカーの
役目を果たすものである。
の側面部には連結桿9が取り付けてある。この連結桿9
はカゴ枠どうしを横並びに連結する場合に用いるもので
あって、図3に示すように、鉄筋製桿10の後端部を隣
接する勾配型カゴ枠双方の垂直フレーム4,4に係合す
る鈎部11に形成し、前端部に隣接するカゴ枠双方の傾
斜フレーム2,2を連結するUボルト12をナット1
3,13で着脱自在に取り付けたものである。この連結
桿9によれば、横並びに隣接するカゴ枠どうしを、一方
のカゴ枠の内部から安全かつ容易に連結することができ
る。また、中膨らみ等のカゴ枠の変形を防止する中間梁
材としての効果も得られる。
傾斜面a′の傾斜フレーム2と垂直面bの垂直フレーム
4間を斜めに緊結するつなぎ材であって、カゴ枠の水
平、菱形変形等を防止するものである。
両端部に設けてある横長のボルト孔15,15は、隣接
するカゴ枠間に架設される上部梁材16(溝形鋼製)を
微調整可能に固定するためのものである。
Bの両側のフレーム2,3,4,5を全て丸形棒鋼で形
成しているが、これに限るものではなく、他に角形、六
角形等の棒鋼を用いてもよい。
土留めカゴ枠は、図7に示したような傾斜面の土留め、
あるいは図9に示すように、従来の立体長方形状のカゴ
枠と組合せて砂防ダムや治山堰堤等に使用することがで
き、いずれの場合も段積み時の上段枠のずれをほぼ完全
に防止することができる。また、各段のカゴ枠を横並び
に連結する場合において、隣接するカゴ枠どうしを一方
のカゴ枠内部から安全かつ容易に連結することができ
る。
である。
面図である。
である。
説明する斜視図である。
る。
ある。
た断面図である。
ある。
した例を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 金網を張設した傾斜面と金網を張設した
底面よりなる前面枠と、金網を張設した垂直面と金網を
張設した底面よりなる後面枠とを、それぞれの底面の両
側フレーム端部で連結した形状の勾配型土留めカゴ枠に
おいて、傾斜面両側の傾斜フレームおよび垂直面両側の
垂直フレームを、いずれもその傾斜フレーム間および垂
直フレーム間に架設された水平梁より上方へ適当長さ延
長してずれ止め部に形成し、かつ一端に鈎部、他端に着
脱自在のUボルトを備えた連結桿により隣接するカゴ枠
どうしを連結するようにしたことを特徴とする勾配型土
留めカゴ枠。 - 【請求項2】 金網を張設した傾斜面と金網を張設した
底面よりなる前面枠と、金網を張設した垂直面と金網を
張設した底面よりなる後面枠とを、それぞれの底面の両
側フレーム端部で連結した形状の勾配型土留めカゴ枠に
おいて、傾斜面両側の傾斜フレームを、その傾斜フレー
ム間に架設された水平梁より上方へ適当長さ延長してず
れ止め部に形成し、かつ一端に鈎部、他端に着脱自在の
Uボルトを備えた連結桿により隣接するカゴ枠どうしを
連結するようにしたことを特徴とする勾配型土留めカゴ
枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02198497A JP3270996B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 勾配型土留めカゴ枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02198497A JP3270996B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 勾配型土留めカゴ枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10204889A true JPH10204889A (ja) | 1998-08-04 |
JP3270996B2 JP3270996B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=12070300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02198497A Expired - Fee Related JP3270996B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 勾配型土留めカゴ枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3270996B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009500166A (ja) * | 2005-07-05 | 2009-01-08 | エルテック エンヴァイアロンメンタル システムズ エルエルシー | 堆積物の制御 |
JP2018071293A (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | 株式会社ジオシステム | 擁壁構造体 |
CN110725326A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-01-24 | 洛阳理工学院 | 一种岩土工程边坡加固装置及加固方法 |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP02198497A patent/JP3270996B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2018071293A (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | 株式会社ジオシステム | 擁壁構造体 |
CN110725326A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-01-24 | 洛阳理工学院 | 一种岩土工程边坡加固装置及加固方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3270996B2 (ja) | 2002-04-02 |
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