JP3068749B2 - 補強土構造物構築用かご枠及び補強土構造物の構築工法 - Google Patents
補強土構造物構築用かご枠及び補強土構造物の構築工法Info
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Description
構築される補強土構造物を構築するために使用されるか
ご枠及び補強土構造物の構築工法に関する。
に面して構築される擁壁、或いは山間部等に構築される
谷止めや砂防ダム等の構造物は、様々な方法によって構
築され、その最も一般的なものは場所打ちコンクリー
ト、或いは単に鉄筋かごに砂利等の中詰め材を詰め込む
等にして構築されている。
は、数多くの仮設資材を必要とし、工事が煩雑化するだ
けでなく、工期の長期化を免れない等の課題があった。
運搬が容易でなく、山間部の工事には適さない等の課題
があった。
は、組み立て及び部材どうしの接合が面倒である等の課
題があった。
なされたもので、擁壁等の補強土構造物を容易に構築で
きる補強土構造物構築用かご枠及び補強土構造物の構築
工法を提供することを目的とする。
めの手段として、この発明に係る補強土構造物構築用か
ご枠は、垂直部と水平部から略L字状をなす前面枠と、
垂直部と水平部から逆略L字状をなす後面枠と、前面枠
と後面枠の上端部を連結する連結部材とを備え、前面枠
と後面枠の垂直部の上端部および前面枠の水平部の後端
部に真上に突出する雄ねじ部をそれぞれ突設し、連結部
材の前後両端部に前面枠と後面枠の垂直部に突設された
雄ねじ部が貫通する継ぎ手孔を有する継ぎ手部をそれぞ
れ突設し、かつ後面枠の水平部の先端部に前面枠の水平
部に突設された雄ねじ部が貫通する継ぎ手孔を有する継
ぎ手部を突設してなる。
は、請求項1のかご枠を複数、中に中詰め材を充填しな
がら上下方向および横方向に互いに隣接させ、かつ互い
に連結しながら設置する。
る補強土構造物構築用かご枠(以下、「かご枠」とい
う)の一実施例を示し、図において、符号1は水平部1a
と垂直部1bとから略L字状に構成され、かご枠Aの前部
を構成する前面枠(図2(a)参照)、2は水平部2aと垂
直部2bとから逆L字状に構成され、かご枠Aの後部を構
成する後面枠(図2(b) 参照)、3は前面枠1の上端部
と後面枠2の上端部との間に設置され、前面枠1の上端
部と後面枠2の上端部とを連結する連結部材である(図
2(c) 参照)。
2の水平部2a及び垂直部2bは、ともに鉄筋グリット若し
くはラス金網等といった剛性の大きいメッシュ類より一
体的に構成され、前面枠1の垂直部1bには所定の傾斜が
付けられている。
面枠2の垂直部2bの上端部、更に、前面枠1の水平部1a
の後端部には、真上に突出する雄ねじ部1c、2c及び1dが
それぞれ形成され、後面枠2の水平部2aの先端部には水
平に突出する継ぎ手部2dが突設され、この継ぎ手部2dに
は雄ねじ部1dが貫通可能な継ぎ手孔2eが形成されてい
る。
直部1b,2b の端部に、別途形成された雄ねじ部材を溶接
するか、若しくは水平部1a及び垂直部1b,2b をそれぞれ
構成する格子鉄筋の端部に直接ねじ切りする等して形成
されている。また、継ぎ手部2dは水平部2aの先端部にプ
レートを溶接する等して形成されている。
れ、かつ、雄ねじ部1dに連結ナット4が螺合されること
により前面枠1の水平部1aと後面枠2の水平部2aとが連
結されている。
両端部に水平に突出する継ぎ手部3aと3bがそれぞれ形成
され、かつ、この継ぎ手部3aと3bに雄ねじ部1cと2cがそ
れぞれ貫通可能な継ぎ手孔3cと3dがそれぞれ形成されて
いる(図2(c) 参照)。
これと直角にプレートを溶接する等して形成され、ま
た、継ぎ手孔3cと3dは継ぎ手部3aと3bにそれぞれ複数個
形成されている。
部1bの雄ねじ部1cが貫通され、この雄ねじ部1cに連結ナ
ット4が螺合され、かつ、継ぎ手部3bの継ぎ手孔3dに後
面枠2の雄ねじ部2cが貫通され、この雄ねじ部2cに連結
ナット5が螺合されることによって前面枠1の上端部と
後面枠2の上端部が連結部材3を介して連結されてい
る。
直部2b間には、鉄筋等からなる複数本の斜め補強部材6
と水平補強部材7が架け渡されている。
は、この発明に係る請求項第2項記載の補強土構造物の
構築工法によって構築された補強土構造物の一例を示
し、図において、実施例1と同一部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
等からなる中詰め材、9と10は上下にとなり合うかご枠
Aとかご枠Aとを連結する連結プレートと連結ナット、
11はかご枠Aの背部に上下方向及び横方向に連結しつ
つ、かつ、中に中詰め材8を充填しつつ設置され、かご
枠Aと共に補強土構造物を構築するかご枠、そして、符
号12はかご枠Aと、このかご枠Aの背部に設置されたか
ご枠11とを連結するUボルトである。
等といった剛性の大きいメッシュ類よりL字状に構成さ
れたかご枠部11a 、逆L字状に構成されたかご枠部11b
及び平板状に構成されたかご枠部11c を適宜組み合わせ
て箱状に構成され、かつ、複数本の斜め補強部材6と水
平補強部材7とによって補強されている。
位置するかご枠Aの垂直部1b及び2bの雄ねじ部1cと
2cを上側に位置するかご枠Aの水平部1a及び2aの網目に
それぞれ貫通させると共に、その貫通部分に連結プレー
ト9を挿通し、続いて連結ナット10を螺合することによ
り連結されている(図4(a),(b) 参照)。
設置されたかご枠11とは、かご枠Aとかご枠11をそれぞ
れ構成する、例えば鉄筋グリットの縦鉄筋をUボルト12
によって緊結することにより連結されている(図4(d)
参照)。
土構造物構築用かご枠は、以上説明したように構成さ
れ、略L字状に構成され、前記かご枠の前部を構成する
前面枠と、逆略L字状に構成され、前記かご枠の後部を
構成する後面枠と、前記前面枠と前記後面枠との間に設
置され、前記前面枠と前記後面枠とを連結する連結部材
とを備え、かつ、上下に隣接して設置される前記かご枠
とかご枠とをボルト止めによって連結するようにしてな
るので、かご枠の組み立て及びかご枠とかご枠との連結
を簡単に行うことができる効果がある。
補強土構造物の構築工法は、前記かご枠を、その中に中
詰め材を充填しつつ、かつ、上下方向及び横方向に隣接
する前記かご枠とかご枠とをボルト止めによって連結し
つつ必要数設置することにより、所定規模の補強土構造
物を容易に構築できる効果がある。
物構築用かご枠の一実施例の縦断面図である。
面図、(c) は連結部材の平面図である。
物の構築工法によって構築された補強土構造物の一例を
示す縦断面図である。
におけるb部縦断面図、(c) は図3におけるc部縦断面
図、(d) は図3におけるd部横断面図である。
ト、5…連結ナット、6…斜め補強部材、7…水平補強
部材、8…中詰め材、9…連結プレート、10…連結ナッ
ト、11…かご枠、12…Uボルト、A…かご枠(補強土構
造物構築用かご枠)。
Claims (2)
- 【請求項1】 垂直部と水平部から略L字状をなす前面
枠と、垂直部と水平部から逆略L字状をなす後面枠と、
前面枠と後面枠の上端部を連結する連結部材とを備え、
前面枠と後面枠の垂直部の上端部および前面枠の水平部
の後端部に真上に突出する雄ねじ部をそれぞれ突設し、
連結部材の前後両端部に前面枠と後面枠の垂直部に突設
された雄ねじ部が貫通する継ぎ手孔を有する継ぎ手部を
それぞれ突設し、かつ後面枠の水平部の先端部に前面枠
の水平部に突設された雄ねじ部が貫通する継ぎ手孔を有
する継ぎ手部を突設してなることを特徴とする補強土構
造物構築用かご枠。 - 【請求項2】 請求項1のかご枠を複数、中に中詰め材
を充填しながら上下方向および横方向に互いに隣接さ
せ、かつ互いに連結しながら設置することを特徴とする
補強土構造物の構築工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6165176A JP3068749B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 補強土構造物構築用かご枠及び補強土構造物の構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6165176A JP3068749B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 補強土構造物構築用かご枠及び補強土構造物の構築工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0827792A JPH0827792A (ja) | 1996-01-30 |
JP3068749B2 true JP3068749B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=15807301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6165176A Expired - Fee Related JP3068749B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 補強土構造物構築用かご枠及び補強土構造物の構築工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068749B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4690998B2 (ja) * | 2006-11-06 | 2011-06-01 | 味岡株式会社 | 軽量盛土構造およびその施工方法 |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP6165176A patent/JP3068749B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0827792A (ja) | 1996-01-30 |
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