JP2588354B2 - 護岸用ブロックとその接続方法 - Google Patents
護岸用ブロックとその接続方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、護岸の曲線区間に生じ
る扇状の傾斜面を含む護岸用法面を、1種類の形のコン
クリートブロックを使用して、隙間なく覆うことを可能
とする護岸用ブロックとその接続方法に関するものであ
る。
る扇状の傾斜面を含む護岸用法面を、1種類の形のコン
クリートブロックを使用して、隙間なく覆うことを可能
とする護岸用ブロックとその接続方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12〜図15は、従来の法面に設置す
る法面保護用のコンクリートブロックを示すもので、図
12,13はA型と、B型の単位ブロックを法面C上に
枠組みして、各ブロックの継目にモルタルを注入すると
共に、アンカーピンにより地盤に固定したものである。
る法面保護用のコンクリートブロックを示すもので、図
12,13はA型と、B型の単位ブロックを法面C上に
枠組みして、各ブロックの継目にモルタルを注入すると
共に、アンカーピンにより地盤に固定したものである。
【0003】また図14,15に示すものは、D,E,
F,G,H型の各単位ブロックを法面I上に枠組みして
配置すると共に、必要なコンクリートを充填して法面を
保護するようにしたものである。
F,G,H型の各単位ブロックを法面I上に枠組みして
配置すると共に、必要なコンクリートを充填して法面を
保護するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した図12〜図1
5に示した従来の法面保護枠は、法面が平面である場合
は問題はないが、法面が曲面になっている場合には適用
できないという問題点がある。
5に示した従来の法面保護枠は、法面が平面である場合
は問題はないが、法面が曲面になっている場合には適用
できないという問題点がある。
【0005】法面が扇形状の曲面で形成されている場
合、従来のようなブロックでは、内縁と外縁とに長さの
差異が生じるため、従来のブロックでは、扇形状の曲面
で形成されている法面を完全に覆うことはできなかっ
た。
合、従来のようなブロックでは、内縁と外縁とに長さの
差異が生じるため、従来のブロックでは、扇形状の曲面
で形成されている法面を完全に覆うことはできなかっ
た。
【0006】上述した内縁と、外縁との差を補完する方
法としては次のような方法が考えられる。 (1) 内縁と外縁の大、小に応じて、大、小の型の多
様な異型のブロックを布設する。 (2) 内縁と外縁の大、小に応じて同一型のブロック
の使用個数を増減して布設する。
法としては次のような方法が考えられる。 (1) 内縁と外縁の大、小に応じて、大、小の型の多
様な異型のブロックを布設する。 (2) 内縁と外縁の大、小に応じて同一型のブロック
の使用個数を増減して布設する。
【0007】(1)については、河川工事での護岸の場
合、曲線の種類が多く、このため異型ブロックの種類が
非常に多くなり、経済性からも適当でない。 (2)は有用な方法であるが、ブロックの縦・横を一定
箇所で固定して連結する従来の布設方法では、使用ブロ
ック数を増減することはできないという問題点がある。
合、曲線の種類が多く、このため異型ブロックの種類が
非常に多くなり、経済性からも適当でない。 (2)は有用な方法であるが、ブロックの縦・横を一定
箇所で固定して連結する従来の布設方法では、使用ブロ
ック数を増減することはできないという問題点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、正面形状を逆T字型に形成した
鉄筋コンクリートブロックにおいて、その中心線上の上
下端部にそれぞれ、外側端部に連結孔を有するアンカー
プレートを埋設して、その連結孔部を外側へ突出させ、
逆T字型の水平部材を上下に貫通する複数本のボルト挿
通孔を分布して設けて護岸用ブロックを構成する。
ため本発明においては、正面形状を逆T字型に形成した
鉄筋コンクリートブロックにおいて、その中心線上の上
下端部にそれぞれ、外側端部に連結孔を有するアンカー
プレートを埋設して、その連結孔部を外側へ突出させ、
逆T字型の水平部材を上下に貫通する複数本のボルト挿
通孔を分布して設けて護岸用ブロックを構成する。
【0009】また護岸用ブロックの接続方法として、前
記した護岸用ブロックを法面上に配置し、各ブロックの
横方向の連結は、隣接するブロックの水平部材の上下面
に添設した連結板と、これらの連結板に設けた孔および
ブロックのボルト挿通孔を貫通するボルトおよびナット
により連結し、各ブロックの縦方向の連結は、ブロック
の中心部の上下に設けたアンカープレート同士を、その
連結孔に挿通したボルトを介して連結するか、ブロック
の水平部材に設けた隣接する2本のボルト挿通孔に挿入
して抜け止めした連結孔付きボルトの連結孔に挿通した
横棒を、ブロックの上部に設けたアンカープレートの連
結孔に挿通して連結する。
記した護岸用ブロックを法面上に配置し、各ブロックの
横方向の連結は、隣接するブロックの水平部材の上下面
に添設した連結板と、これらの連結板に設けた孔および
ブロックのボルト挿通孔を貫通するボルトおよびナット
により連結し、各ブロックの縦方向の連結は、ブロック
の中心部の上下に設けたアンカープレート同士を、その
連結孔に挿通したボルトを介して連結するか、ブロック
の水平部材に設けた隣接する2本のボルト挿通孔に挿入
して抜け止めした連結孔付きボルトの連結孔に挿通した
横棒を、ブロックの上部に設けたアンカープレートの連
結孔に挿通して連結する。
【0010】
【作用】上述のように本発明の護岸用ブロックの主構成
部材としては、一種類の逆T字型のコンクリートブロッ
クがあればよいから、生産が容易でコストも低下すると
いう利点があると共に、この一種類のブロックによっ
て、平面状の法面は勿論、曲面状の法面も完全に覆うこ
とができるから、施工も容易になって経済的にもすぐれ
ているという利点がある。
部材としては、一種類の逆T字型のコンクリートブロッ
クがあればよいから、生産が容易でコストも低下すると
いう利点があると共に、この一種類のブロックによっ
て、平面状の法面は勿論、曲面状の法面も完全に覆うこ
とができるから、施工も容易になって経済的にもすぐれ
ているという利点がある。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図11について本発明の実施例
を説明する。図1および図2は護岸用ブロックの実施例
を示すもので、本実施例においては、図1および図2
(a)に示すように、正面形状を逆T字型に形成した鉄
筋コンクリートブロック1において、その垂直部材1a
の中心線L(図2(a)参照)上の上下端部にそれぞ
れ、外側端部に連結孔2a(図2(e)参照)を有する
アンカープレート2を埋設して、その連結孔2aを有す
る端部を外側へ突出させ、逆T字型のブロック1の水平
部材1bを上下に貫通する複数本(本実施例では4本)
のボルト挿通孔3a,3b,3c,3dを分布して設け
て護岸用ブロック1を構成する。
を説明する。図1および図2は護岸用ブロックの実施例
を示すもので、本実施例においては、図1および図2
(a)に示すように、正面形状を逆T字型に形成した鉄
筋コンクリートブロック1において、その垂直部材1a
の中心線L(図2(a)参照)上の上下端部にそれぞ
れ、外側端部に連結孔2a(図2(e)参照)を有する
アンカープレート2を埋設して、その連結孔2aを有す
る端部を外側へ突出させ、逆T字型のブロック1の水平
部材1bを上下に貫通する複数本(本実施例では4本)
のボルト挿通孔3a,3b,3c,3dを分布して設け
て護岸用ブロック1を構成する。
【0012】なお1cは、ブロック1の垂直部材1aの
頂面に形成した斜面、1dはブロック1の水平部材1b
の下面の外側部に、外に向かって上向きに傾斜させた斜
面、1eは水平部材1bの両外側端面の上半部を傾斜さ
せた斜面であり、図2(b)(c)に示す4は鉄筋であ
る。
頂面に形成した斜面、1dはブロック1の水平部材1b
の下面の外側部に、外に向かって上向きに傾斜させた斜
面、1eは水平部材1bの両外側端面の上半部を傾斜さ
せた斜面であり、図2(b)(c)に示す4は鉄筋であ
る。
【0013】つぎに上述のように構成した護岸用ブロッ
ク1を使用して行う法面上の枠組み方法を説明する。図
3は法面5が平面の場合におけるブロック1の接続方法
を示すもので、6は堤防などの肩部に設けたブロック、
7は法面5の下縁に設けたブロック、8はそのブロック
7に沿う平面上に敷きつめた平版状のブロックである。
ク1を使用して行う法面上の枠組み方法を説明する。図
3は法面5が平面の場合におけるブロック1の接続方法
を示すもので、6は堤防などの肩部に設けたブロック、
7は法面5の下縁に設けたブロック、8はそのブロック
7に沿う平面上に敷きつめた平版状のブロックである。
【0014】このような法面5上に本発明のブロック1
を敷きつめて接続するには、図3(b)に示すように、
多数のブロック1を配置して、最上列のブロック1の上
端部は、アンカープレート2を介してブロック6と接続
する。すなわちアンカープレート2と、ブロック6に設
けた連結金具(図示せず)とをそれぞれの連結孔を貫通
するボルトおよびナット(図示せず)により連結する。
を敷きつめて接続するには、図3(b)に示すように、
多数のブロック1を配置して、最上列のブロック1の上
端部は、アンカープレート2を介してブロック6と接続
する。すなわちアンカープレート2と、ブロック6に設
けた連結金具(図示せず)とをそれぞれの連結孔を貫通
するボルトおよびナット(図示せず)により連結する。
【0015】また縦方向において隣接するブロック1,
1同士の連結は、各ブロック1の上下にそれぞれ突設し
たアンカープレート2の連結孔2a同士を重合すると共
に、その連結孔2aに同じくボルト(図示せず)を挿通
し、ナット(図示せず)をそのボルトに螺合して隣接す
るブロック1,1同士を連結する。
1同士の連結は、各ブロック1の上下にそれぞれ突設し
たアンカープレート2の連結孔2a同士を重合すると共
に、その連結孔2aに同じくボルト(図示せず)を挿通
し、ナット(図示せず)をそのボルトに螺合して隣接す
るブロック1,1同士を連結する。
【0016】また横方向において隣接するブロック1,
1同士の接続は、図5に詳細に示すように、各ブロック
1の水平部材1bの上下面にそれぞれ帯板状の連結板9
をあてがって、これらの連結板9,9に設けた長孔9
a,9aと、ブロック1のボルト挿通孔3d,3aをそ
れぞれ重合して、これら重合した孔にボルト10,10
をそれぞれ挿通すると共に、これら各ボルト10の上下
の突出ねじ部に座金11を介してナット12を螺合して
両ブロック1,1を接続する。
1同士の接続は、図5に詳細に示すように、各ブロック
1の水平部材1bの上下面にそれぞれ帯板状の連結板9
をあてがって、これらの連結板9,9に設けた長孔9
a,9aと、ブロック1のボルト挿通孔3d,3aをそ
れぞれ重合して、これら重合した孔にボルト10,10
をそれぞれ挿通すると共に、これら各ボルト10の上下
の突出ねじ部に座金11を介してナット12を螺合して
両ブロック1,1を接続する。
【0017】また法面が平面でなく、例えば扇形状の曲
面に形成されている場合に、本発明のブロック1を使用
して、その法面上に枠組みをするには、例えば図4に示
すようにブロック1を配置して、それぞれ隣接するブロ
ック1,1同士を接続する。
面に形成されている場合に、本発明のブロック1を使用
して、その法面上に枠組みをするには、例えば図4に示
すようにブロック1を配置して、それぞれ隣接するブロ
ック1,1同士を接続する。
【0018】すなわち隣接するブロック1,1の横方向
の連結は、図6に詳細に示すように、各ブロック1の水
平部材1bの上面に、中央でやや下方へ折れ曲がった帯
板状の連結板13をあてがうと共に、水平部材1bの下
面に、図5で示した連結板と同様の連結板9をあてがっ
て、これら連結板9,13の両端部に設けた長孔9a,
13aとブロック1のボルト挿通孔3d,3aをそれぞ
れ重合して、これら重合した孔にボルト10,10をそ
れぞれ挿通すると共に、これら各ボルト10の上下の突
出ねじ部に座金11を介してナット12を螺合して両ブ
ロック1,1を接続する。
の連結は、図6に詳細に示すように、各ブロック1の水
平部材1bの上面に、中央でやや下方へ折れ曲がった帯
板状の連結板13をあてがうと共に、水平部材1bの下
面に、図5で示した連結板と同様の連結板9をあてがっ
て、これら連結板9,13の両端部に設けた長孔9a,
13aとブロック1のボルト挿通孔3d,3aをそれぞ
れ重合して、これら重合した孔にボルト10,10をそ
れぞれ挿通すると共に、これら各ボルト10の上下の突
出ねじ部に座金11を介してナット12を螺合して両ブ
ロック1,1を接続する。
【0019】また図4に示した各ブロック1の縦方向の
連結は、ブロック1Fとブロック1Gのように、各ブロ
ック1F,1Gの上下に突出するアンカープレート2,
2が重合する場合は、前述したように各アンカープレー
ト2,2の重合する連結孔2a,2aにボルト(図示せ
ず)を挿通すると共に、ナット(図示せず)を螺合して
上下のアンカープレート2,2を接続する。
連結は、ブロック1Fとブロック1Gのように、各ブロ
ック1F,1Gの上下に突出するアンカープレート2,
2が重合する場合は、前述したように各アンカープレー
ト2,2の重合する連結孔2a,2aにボルト(図示せ
ず)を挿通すると共に、ナット(図示せず)を螺合して
上下のアンカープレート2,2を接続する。
【0020】また図4のブロック1Aとブロック1Dと
を連結する場合は、図7に詳細に示すように、ブロック
1Aのボルト挿通孔3bに、下端に連結孔14aを有す
る連結金具14を一体的に結合したボルト15を挿通し
て、その上方の突出ねじ部に座金11を介してナット1
2を螺合する。そしてこの連結金具14の連結孔14a
と、ブロック1Aの下部のアンカープレート2の連結孔
2aに横棒16を挿通すると共に、この横棒16の中間
部にブロック1Dの上部のアンカープレート2の連結孔
2aを嵌合させ、横棒16の両側突出ねじ部にそれぞれ
座金11を介してナット12を螺合して抜け止めをす
る。
を連結する場合は、図7に詳細に示すように、ブロック
1Aのボルト挿通孔3bに、下端に連結孔14aを有す
る連結金具14を一体的に結合したボルト15を挿通し
て、その上方の突出ねじ部に座金11を介してナット1
2を螺合する。そしてこの連結金具14の連結孔14a
と、ブロック1Aの下部のアンカープレート2の連結孔
2aに横棒16を挿通すると共に、この横棒16の中間
部にブロック1Dの上部のアンカープレート2の連結孔
2aを嵌合させ、横棒16の両側突出ねじ部にそれぞれ
座金11を介してナット12を螺合して抜け止めをす
る。
【0021】また図4のブロック1Bとブロック1Eを
連結する場合は、図8に詳細に示すように、ブロック1
Bのボルト挿通孔3a,3bに、それぞれ連結金具14
を下端部に有するボルト15を下方より挿通して、その
上方の突出ねじ部に座金11を介してナット12を螺合
する。そしてこの左右の連結金具14の連結孔14aに
横棒16を挿通すると共に、この横棒16の中間部に、
図8には省略してあるが、ブロック1Eの上部のアンカ
ープレート2の連結孔2aを嵌合させ、横棒16の両側
突出ねじ部にそれぞれ座金11を介してナット12を螺
合して抜け止めをする。
連結する場合は、図8に詳細に示すように、ブロック1
Bのボルト挿通孔3a,3bに、それぞれ連結金具14
を下端部に有するボルト15を下方より挿通して、その
上方の突出ねじ部に座金11を介してナット12を螺合
する。そしてこの左右の連結金具14の連結孔14aに
横棒16を挿通すると共に、この横棒16の中間部に、
図8には省略してあるが、ブロック1Eの上部のアンカ
ープレート2の連結孔2aを嵌合させ、横棒16の両側
突出ねじ部にそれぞれ座金11を介してナット12を螺
合して抜け止めをする。
【0022】また図4のブロック1B,1Cとブロック
1Fを連結する場合は、図9に詳細に示すように、ブロ
ック1Bのボルト挿通孔3dと、ブロック1Cのボルト
挿通孔3aに、それぞれ連結金具14を下端部に有する
ボルト15を下方より挿通して、前記連結板13の長孔
13aも貫通させ、その上方の突出ねじ部に座金11を
介してナット12を螺合する。そしてこの左右の連結金
具14の連結孔14aに横棒16を挿通すると共に、こ
の横棒16の中間部に、図9には省略してあるが、ブロ
ック1Fの上部のアンカープレート2の連結孔2aを嵌
合させ、横棒16の両側突出ねじ部にそれぞれ座金11
を介してナット12を螺合して抜け止めをする。
1Fを連結する場合は、図9に詳細に示すように、ブロ
ック1Bのボルト挿通孔3dと、ブロック1Cのボルト
挿通孔3aに、それぞれ連結金具14を下端部に有する
ボルト15を下方より挿通して、前記連結板13の長孔
13aも貫通させ、その上方の突出ねじ部に座金11を
介してナット12を螺合する。そしてこの左右の連結金
具14の連結孔14aに横棒16を挿通すると共に、こ
の横棒16の中間部に、図9には省略してあるが、ブロ
ック1Fの上部のアンカープレート2の連結孔2aを嵌
合させ、横棒16の両側突出ねじ部にそれぞれ座金11
を介してナット12を螺合して抜け止めをする。
【0023】図10および図11は、本発明の護岸用ブ
ロック1を使用した各種ブロックの布設図であり、図1
0は護岸の曲線が堤防17側から凸形になった場合で、
図11は堤防17に沿う護岸線が凹形の入江型になった
場合であり、何れの場合もブロック1の個数を列毎に増
減することにより、隙間なく法面の全面を覆うことがで
きる。なお図11中の18は階段である。
ロック1を使用した各種ブロックの布設図であり、図1
0は護岸の曲線が堤防17側から凸形になった場合で、
図11は堤防17に沿う護岸線が凹形の入江型になった
場合であり、何れの場合もブロック1の個数を列毎に増
減することにより、隙間なく法面の全面を覆うことがで
きる。なお図11中の18は階段である。
【0024】上述のように、扇状の斜面を本発明のブロ
ック1で覆った場合、図10の斜線の部分19のよう
に、一方の末端部にブロック1の長さの1/2以下の範
囲で不揃いの隙間が生ずる場合があるが、土木工事で、
このような隙間が作工物の端末に生じた場合は、一般的
に間詰工として処理される。すなわち本工法でもこの隙
間は間詰工として、現場打設コンクリートで処理すれば
よい。
ック1で覆った場合、図10の斜線の部分19のよう
に、一方の末端部にブロック1の長さの1/2以下の範
囲で不揃いの隙間が生ずる場合があるが、土木工事で、
このような隙間が作工物の端末に生じた場合は、一般的
に間詰工として処理される。すなわち本工法でもこの隙
間は間詰工として、現場打設コンクリートで処理すれば
よい。
【0025】
【発明の効果】上述のように本発明の護岸用ブロックの
主構成部材としては、一種類の逆T字型のコンクリート
ブロック1があればよいから、生産が容易でコストも低
下するという利点があると共に、この一種類のブロック
1によって、平面状の法面は勿論、曲面状の法面も完全
に覆うことができるから、本発明によれば、施工も容易
になると共に、工期も短縮できるため、経済的にもすぐ
れた効果が得られる。
主構成部材としては、一種類の逆T字型のコンクリート
ブロック1があればよいから、生産が容易でコストも低
下するという利点があると共に、この一種類のブロック
1によって、平面状の法面は勿論、曲面状の法面も完全
に覆うことができるから、本発明によれば、施工も容易
になると共に、工期も短縮できるため、経済的にもすぐ
れた効果が得られる。
【図1】本発明の護岸用ブロックの斜視図である。
【図2】(a)は、本発明の護岸用ブロックの正面図で
あり、(b)は、(a)のB−B断面図であり、(c)
は、(a)のC−C断面図であり、(d)は、(a)の
D矢視図であり、(e)は、アンカープレートの正面図
である。
あり、(b)は、(a)のB−B断面図であり、(c)
は、(a)のC−C断面図であり、(d)は、(a)の
D矢視図であり、(e)は、アンカープレートの正面図
である。
【図3】(a)は、本発明の護岸用ブロックを平面上の
法面に布設した状態を示す立断面図であり、(b)は、
(a)の平面図である。
法面に布設した状態を示す立断面図であり、(b)は、
(a)の平面図である。
【図4】本発明の護岸用ブロックを扇形状の曲面に形成
されている法面に布設した状態を示す平面図である。
されている法面に布設した状態を示す平面図である。
【図5】(a)は、図3(b)における隣接ブロックの
横方向の接続方法を示す断面図であり、(b)は、その
連結金具の平面図である。
横方向の接続方法を示す断面図であり、(b)は、その
連結金具の平面図である。
【図6】(a)は、図4における隣接ブロックの横方向
の接続方法を示す断面図であり、(b)は、その上部の
連結金具の平面図であり、(c)は、(a)の下部の連
結金具の平面図である。
の接続方法を示す断面図であり、(b)は、その上部の
連結金具の平面図であり、(c)は、(a)の下部の連
結金具の平面図である。
【図7】(a)は、図4における隣接ブロックの縦方向
の接続方法を示す断面図であり、(b)は、(a)のB
−B断面図である。
の接続方法を示す断面図であり、(b)は、(a)のB
−B断面図である。
【図8】図4における隣接ブロックの縦方向の他の接続
方法を示す断面図である。
方法を示す断面図である。
【図9】図4における隣接ブロックの縦方向の他の接続
方法を示す断面図である。
方法を示す断面図である。
【図10】本発明の護岸用ブロックを使用して突出堤防
の先端部の護岸を施した状態を示す平面図である。
の先端部の護岸を施した状態を示す平面図である。
【図11】本発明の護岸用ブロックを使用して入江型の
護岸を施した状態を示す平面図である。
護岸を施した状態を示す平面図である。
【図12】従来の法面保護用ブロックの布設状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図13】図12の立断面図である。
【図14】従来の法面保護用ブロックの他の布設状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図15】図14の立断面図である。
【符号の説明】 1,1A〜1G 護岸用ブロック(ブロック) 1a 垂直部材 1b 水平部材 2 アンカープレート 2a 連結孔 3a〜3d ボルト挿通孔 4 鉄筋 5 法面 6,7,8 ブロック 9 連結板 9a 長孔 10 ボルト 11 座金 12 ナット 13 連結板 13a 長孔 14 連結金具 14a 連結孔 15 ボルト 16 横棒 17 堤防 18 階段
Claims (2)
- 【請求項1】 正面形状を逆T字型に形成した鉄筋コン
クリートブロックにおいて、その中心線上の上下端部に
それぞれ、外側端部に連結孔を有するアンカープレート
を埋設して、その連結孔部を外側へ突出させ、逆T字型
の水平部材を上下に貫通する複数本のボルト挿通孔を分
布して設けたことを特徴とする護岸用ブロック。 - 【請求項2】 請求項1記載の護岸用ブロックを法面上
に配置し、各ブロックの横方向の連結は、隣接するブロ
ックの水平部材の上下面に添設した連結板と、これらの
連結板に設けた孔およびブロックのボルト挿通孔を貫通
するボルトおよびナットにより連結し、各ブロックの縦
方向の連結は、ブロックの中心部の上下に設けたアンカ
ープレート同士を、その連結孔に挿通したボルトを介し
て連結するか、ブロックの水平部材に設けた隣接する2
本のボルト挿通孔に挿入して抜け止めした連結孔付きボ
ルトの連結孔に挿通した横棒を、ブロックの上部に設け
たアンカープレートの連結孔に挿通して連結することを
特徴とする護岸用ブロックの接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4277093A JP2588354B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 護岸用ブロックとその接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4277093A JP2588354B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 護岸用ブロックとその接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06257121A JPH06257121A (ja) | 1994-09-13 |
JP2588354B2 true JP2588354B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=12645211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4277093A Expired - Lifetime JP2588354B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 護岸用ブロックとその接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2588354B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-03 JP JP4277093A patent/JP2588354B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06257121A (ja) | 1994-09-13 |
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