JP7120574B2 - コンクリート版の継手構造 - Google Patents

コンクリート版の継手構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7120574B2
JP7120574B2 JP2019022393A JP2019022393A JP7120574B2 JP 7120574 B2 JP7120574 B2 JP 7120574B2 JP 2019022393 A JP2019022393 A JP 2019022393A JP 2019022393 A JP2019022393 A JP 2019022393A JP 7120574 B2 JP7120574 B2 JP 7120574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete slab
fitting
joint
wedge
inclined surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019022393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020128671A (ja
Inventor
功一 西垣
正敏 若原
知高 藤田
達斗 堀内
克敏 諸橋
Original Assignee
株式会社岡本
株式会社ピーエス三菱
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社岡本, 株式会社ピーエス三菱 filed Critical 株式会社岡本
Priority to JP2019022393A priority Critical patent/JP7120574B2/ja
Publication of JP2020128671A publication Critical patent/JP2020128671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7120574B2 publication Critical patent/JP7120574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

本発明はコンクリート版の継手構造に係り、特に、橋梁等の路面や空港・道路の舗装等としてコンクリート版を敷設する際に、隣接するコンクリート版を有利に連結することが可能な継手構造に関するものである。
従来より、橋梁等の路面や空港・道路の舗装等を構成する構造として、コンクリート製のプレキャスト版(コンクリート版)が用いられている。路面等を構成するコンクリート版は、隣接する版同士を継手装置等にて連結する必要があるところ、そのような継手装置の一種として、従来よりシールドトンネルセグメントの継手装置として多用されているコッター式継手装置と称されるものを、コンクリート版の継手として応用したものが、広く知られている。なお、コッター式継手装置とは、C型継手金具を対峙させ、かかる対峙させた金具間にて形成される断面H型状の空所(溝穴)に、断面H型のコッターを挿入して、対峙する金具を締結するものである。
そのようなコッター式継手装置としては、例えば、特許文献1(特開2001-214694号公報)において、以下の如き構造を有する装置が提案されている。即ち、同特許文献は、断面リップ溝型の溝穴を有するC型継手金具を対峙させ、相互にH型状に合体した溝穴に断面H型のコッターを挿入して締結するコッター式継手装置に於て、該断面H型のコッターの左右のフランジ部の中央部近傍にボルト孔を開穿し、更に、該C型継手金具には所定の厚さを有する底面部を形成し、該底面部に該ボルト孔に挿入するボルトの係止部を設けることを特徴とするコッター式継手装置が、開示されている。このような構成に係るコッター式継手装置によれば、コッターの緩みや抜け出しが確実に防止され、個々の部材同士の締結強度も有利に高められる旨が、同特許文献に明記されている。
しかしながら、本発明者等が、コンクリート版を連結する際に特許文献1に開示のコッター式継手装置を用いることについて、詳細な検討を重ねたところ、同特許文献に開示のコッター式継手装置には、配置誤差の吸収能力(換言すれば、配置誤差に対する許容性)の点において、未だ改善の余地が残されていることが判明した。
具体的に、特許文献1に開示のコッター式継手装置を用いて、コンクリート版を連結するに際しては、端部にC型継手金具が固定されたコンクリート版を施工現場に搬入し、目的とする地盤等の上に、隣接する版のC型継手金具が対峙するようにコンクリート版を配置した後、対峙するC型継手金具を断面H型のコッター及びボルトを用いて連結することにより、実施されることとなる。
ここで、C型継手金具のコンクリート版への固定(埋設)や、コンクリート版の地盤への配置等は、何れも、事前に定められた計画に基づいて実施されることとなるが、コンクリート版に対する継手金具の取付誤差、コンクリート版が配置される地盤の不陸、隣接するコンクリート版間の目地間隔、コンクリート版の側面形状の誤差、コンクリート版の寸法誤差、コンクリート版の経時変化による反りや撓み等に起因して、コンクリート版(及びその端部に固定されたC型継手金具)が、計画通りの位置に、誤差無く配置されることは稀である。それ故に、継手金具や継手構造が、上記した誤差(以下、配置誤差と総称する。)に対する吸収能力が低い(換言すれば、配置誤差に対する許容性が乏しい)と、施工現場において、連結対象たるコンクリート版を連結することが出来ないという事態が生ずる恐れがある。
そして、本発明者等が、配置誤差に対する許容性の観点より、特許文献1に開示のコッター式継手装置について精査したところ、かかるコッター式継手装置にあっては、コンクリート版の水平方向(面方向)における配置誤差に対して、ある程度の許容性は認められるものの、施工現場の実情に鑑みると、更なる改善の余地が残されているものであることが、判明したのである。
特開2001-214694号公報
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決すべき課題とするところは、誤差に対する許容性に優れ、施工現場における作業性を有利に向上せしめるコンクリート版の継手構造を提供することにある。
そして、本発明は、かかる課題を解決するために、一のコンクリート版の端部に固定された継手金具と、他の一のコンクリート版の端部に固定された継手金具とが、連結金具及び楔形部材を用いて連結せしめられてなるコンクリート版の継手構造において、1)前記継手金具は、ボルトの係止孔が設けられた、略矩形形状を呈する底面部を有しており、該底面部における三方の周縁上には断面コ字状の側壁部が立設せしめられている一方、該側壁部が設けられていない一方の周縁上には、該側壁部から離間して係止部が設けられており、かかる係止部における該側壁部に対向している側の面は、上方から下方にかけて該側壁部に向かって傾斜する傾斜面とされており、2)前記連結金具は、二組の対向する筒壁部からなる略矩形筒状を呈し、かかる二組のうちの何れか一方の組における筒壁部の内壁面は、各々、上方から下方にかけて対向する内壁面に向かって傾斜する傾斜面とされており、3)前記楔形部材には、前記ボルトの挿通孔が、上下方向に貫通する形態において形成されており、4)前記一のコンクリート版の端部には、前記継手金具が、該一のコンクリート版の面方向外方に前記係止部が位置するように固定せしめられており、5)前記他の一のコンクリート版の端部には、前記継手金具が、該他の一のコンクリート版の面方向外方に前記係止部が位置するように固定せしめられており、6)前記一のコンクリート版の端部に固定された前記継手金具における係止部αと、他の一のコンクリート版の端部に固定された前記継手金具における係止部βとを対峙させた状態において、該係止部α及び該係止部βを取り囲むように前記連結金具が装着されて、かかる装着により形成される、該連結金具の傾斜面と該係止部αの傾斜面とに囲まれた楔形空所、並びに該連結金具の傾斜面と該係止部βの傾斜面とに囲まれた楔形空所の各々に、前記楔形部材が挿着せしめられていると共に、それら楔形部材における挿通孔の各々に挿入された前記ボルトは、前記継手金具における前記係止孔に螺入せしめられている、ことを特徴とするコンクリート版の継手構造を、その要旨とするものである。
なお、そのような本発明に従うコンクリート版の継手構造においては、好ましくは、前記楔形部材の挿通孔における内壁面の少なくとも一部の部位上に、前記一のコンクリート版と前記他の一のコンクリート版との連結を解除するために用いられるねじ節鉄筋の雄ねじに対応した雌ねじ部が形成されている。
このように、本発明に従うコンクリート版の継手構造にあっては、各々がコンクリート版に固定されている二つの継手金具を対峙させた状態で、所定の構造を有する連結金具を装着すると、連結金具の内壁面と継手金具の壁面とから構成される楔形空所が2カ所、形成される。そして、それら楔形空所の各々に楔形部材を装着した状態で、楔形部材の挿通孔にボルトを挿入し、ボルトを、継手金具の底面部に設けられている係止孔にねじ込むと、楔の作用により、対峙する二つの継手金具(コンクリート版)は互いに相手側の方へと移動せしめられる。この際、本発明においては、二つの楔形部材が用いられており、それら二つの楔形部材の各々において上記した作用が効果的に発揮されるところから、従来のコッター式継手装置と比較して、特にコンクリート版の水平方向(面方向)における配置誤差に対して、優れた許容性を発揮するものとなっているのである。
本発明に従うコンクリート版の継手構造の一例を示す平面図である。 図1の継手構造における連結した継手金具を示す正面図である。 図1の継手構造における連結した継手金具を示す右側面図である。 図1の継手構造における連結した継手金具の、蓋材を外した状態を示す平面図である。 図1の継手構造における連結した継手金具の、図1におけるA-A面の断面図である。 図1の継手構造における連結した継手金具の、図1におけるB-B面の断面図である。 本発明に従うコンクリート版の継手構造において、ボルト締結前後の状態を示す断面図である。
以下、図面を適宜、用いて、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明に従うコンクリート版の継手構造の一例に係る説明図であって、連結した継手金具及びその周辺を部分的に拡大して示す平面図である。また、図2乃至図6の各図は、図1の継手構造における、連結状態にある継手金具のみを示す説明図であり、図2は正面図、図3は右側面図、図4は蓋材を外した状態を示す平面図、図5は図1におけるA-A面の断面図、図6は図1におけるB-B面の断面図である。更に、図7は、図1に示されるコンクリート版の継手構造に係るボルト締結前後の状態を、図1におけるA-A面に相当する面での断面を示した断面図である。
本発明に従うコンクリート版の継手構造10においては、一のコンクリート版12に固定された継手金具14と、他の一のコンクリート版12に固定された継手金具14とが対峙せしめられた状態で、連結金具16により連結されている。なお、図1と図4との対比から明らかなように、継手金具14の上方は蓋材18にて覆われている。蓋材18には穴付きボルト20のための貫通孔が設けられており、貫通孔に挿通された穴付きボルト20が、継手金具14の係止部22に設けられたねじ孔24に螺入せしめられていることにより、蓋材18は継手金具14に固定されている。
先ず、継手金具14について詳述するに、図4乃至図6より明らかなように、継手金具14は、ボルト26の係止孔28が設けられた底面部30を有している。係止孔28の内面には、ボルト26の雄ねじに対応する雌ねじが形成されている。また、底面部30における三方の周縁上には、断面コ字状の側壁部32が立設されている一方、側壁部32が設けられていない周縁上には、側壁部32から離間して、係止部22が設けられている。
側壁部32における係止部22に対向する部位の外周面上に、二本のネジバー34、34が接合されている。二本のネジバー34、34がコンクリート版12内に埋設するように固定されていることによって、継手金具14は、その係止部22がコンクリート版12の面方向外方(コンクリート版12の水平方向外側)に位置するように、固定されているのである。また、側壁部32におけるネジバー34が接合されていない二つの外周面上の各々には、平面視において略H型を呈する隆起部36が設けられている。この隆起部36は、コンクリート版12への継手金具14の固定を補助するために、設けられているものである。
そして、継手金具14の係止部22にあっては、側壁部32に対向している側の面が、上方から下方にかけて側壁部32に向かって傾斜する傾斜面38とされているのである(特に図5を参照)。
一方、連結金具16は、図4乃至図6より理解されるように、全体として略矩形筒状を呈しており、対向する長辺筒壁部40、40と、対向する短辺筒壁部42、42とから構成されている。
そして、本実施形態においては、短辺筒壁部42、42の内壁面は、それぞれ、上方から下方にかけて対向する短辺筒壁部の内壁面に向かって傾斜する傾斜面44、44とされている(図5を参照)。
さらに、図5より理解されるように、楔形部材46は楔形形状を呈している。この楔形形状は、二つの継手金具14、14を対峙させた状態で、それぞれの係止部22、22を取り囲むように連結金具16を装着した際に、継手金具14の係止部22における傾斜面38と、連結金具16の短辺筒壁部42における傾斜面44とに囲まれて形成される楔形空所に対応する形状である。
また、楔形部材46には、上下方向に貫通する挿通孔48が設けられている。本実施形態において、挿通孔48の内径は、ボルト26の外径よりも僅かに大きなものとされている。加えて、挿通孔48における内壁面の一部の部位上には、コンクリート版12間の連結を解除するために用いられるねじ節鉄筋の雄ねじに対応した雌ねじ部50が、形成されている。このような雌ねじ部50を有することにより、本発明に係る継手構造10にあっては、コンクリート版12間の連結を容易に解除することが出来る、という利点をも有している。
なお、本実施形態において、ボルト26は、球面座金52を介して楔形部材46の挿通孔48内に導入され、継手金具14の底面部30に設けられた係止孔28に螺入せしめられている。
ここで、継手金具14、連結金具16及び楔形部材46を構成する材料としては、特に限定されるものではなく、後述するボルト26の締め付けの際に発生する応力や、様々な要因により連結されたコンクリート版12に加えられる外力によって、破損や破断等が発生しない材料であれば、如何なるものであっても使用することが出来る。具体的には、鋳鉄等の金属材料を例示することが出来る。
また、楔形部材46の先端角度(図5におけるθ)が大き過ぎると、ボルト26を締め付ける際に大きなトルクが必要となり、ボルト26が破断する恐れがある。その一方で、先端角度(θ)が小さすぎると、ボルト26の締め付けの際に、継手金具14及び連結金具16において過大な応力が発生し、継手金具14及び/又は連結金具14が破損や破断する恐れがある。楔形部材46の先端角度(θ)は、継手金具14等を構成する材料やその大きさ等に応じて適宜に決定されることとなるが、例えば、一般的な大きさのコンクリート版を連結する際には、先端角度(θ)が8~12°程度に設定された楔形部材46が、有利に用いられる。継手金具14の係止部22における傾斜面38の傾斜角度、及び、連結金具16の短辺筒壁部42における傾斜面44の傾斜角度を、何れも、上述の如くして設定された楔形部材46の先端角度(θ)と同一とすることにより、ボルト26の締め付けにより発現する楔の作用が、より効果的なものとなる。
そして、本発明に従い、各々の端部に継手金具14が固定された二枚のコンクリート版12、12を、連結金具16と、二つの楔形部材46とを用いて連結するに際しては、本発明に従う継手構造においては、先ず、継手金具14の係止部22が対峙するように、二枚のコンクリート版12、12(図7では図示せず)を配置する。なお、図7(a)に示されているように、継手金具14と連結金具16との間に形成される楔形空所に楔形部材46を挿着し、更に楔形部材46の挿通孔48にボルト26を挿入した後、ボルト26を係止孔28に螺入せしめることが可能となるように、コンクリート版12は配置される。
次いで、対峙する二つの係止部22、22を取り囲むように、連結金具16を装着する。更に、かかる装着によって形成された、連結金具16における傾斜面44と継手金具14の係止部22における傾斜面38とに囲まれてなる二つの楔形空所のそれぞれに、楔形部材46を装着し、加えて、ボルト26を、球面座金52を介して挿通孔48に挿入する(以上、図7(a)を参照)。
そして、ボルト26を係止孔28に螺入せしめると、楔の作用により、継手金具14,連結金具16及び二つの楔形部材46、46が強固に固定されることとなるのである(図7(b)を参照)。
また、ボルト26の係止孔28への螺入が進行すると共に、対峙する二つの継手金具14(換言すれば、二枚のコンクリート版12)間の距離は減少していく。図7(a)を用いて、より具体的に説明すれば、ボルト26の係止孔28への螺入の進行と共に、同図の紙面左側に位置する継手金具14は紙面右側に移動し、その一方で、同図の紙面右側に位置する継手金具14は紙面左側に移動するのである。
本発明に従うコンクリート版の継手構造においては二つの楔形部材が用いられており、ボルト螺入の際には、各々の楔形部材において楔の作用が発揮されるところから、従来の、一つの楔形部材を用いて一つの楔の作用を利用する継手装置等と比較して、継手金具間の相対距離の変化量は大きなものとなる。それ故に、本発明に従うコンクリート版の継手構造にあっては、特にコンクリート版の水平方向(面方向)における配置誤差に対して、優れた許容性を発揮するのである。
以上、本発明の代表的な実施形態の一つについて詳述してきたが、本発明は、上記した具体的態様に限定されるものではない。
例えば、コンクリート版への固定のために用いられる、継手金具16に接合されているネジバーの本数は、上述した実施形態においては2本であるが、本発明は、これに限定されるものではない。また、ネジバーは、継手金具と一体物であっても良い。
加えて、本発明に従って連結されたコンクリート版間の隙間(目地)に、従来より公知の目地材を充填することも可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明には、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解されるべきである。
10 継手構造
12 コンクリート版
14 継手金具
16 連結金具
22 係止部
26 ボルト
28 係止孔
38 傾斜面
42 短辺筒壁部
44 傾斜面
46 楔形部材
48 挿通孔

Claims (2)

  1. 一のコンクリート版の端部に固定された継手金具と、他の一のコンクリート版の端部に固定された継手金具とが、連結金具及び楔形部材を用いて連結せしめられてなるコンクリート版の継手構造において、
    前記継手金具は、ボルトの係止孔が設けられた、略矩形形状を呈する底面部を有しており、該底面部における三方の周縁上には断面コ字状の側壁部が立設せしめられている一方、該側壁部が設けられていない一方の周縁上には、該側壁部から離間して係止部が設けられており、かかる係止部における該側壁部に対向している側の面は、上方から下方にかけて該側壁部に向かって傾斜する傾斜面とされており、
    前記連結金具は、二組の対向する筒壁部からなる略矩形筒状を呈し、かかる二組のうちの何れか一方の組における筒壁部の内壁面は、各々、上方から下方にかけて対向する内壁面に向かって傾斜する傾斜面とされており、
    前記楔形部材には、前記ボルトの挿通孔が、上下方向に貫通する形態において形成されており、
    前記一のコンクリート版の端部には、前記継手金具が、該一のコンクリート版の面方向外方に前記係止部が位置するように固定せしめられており、
    前記他の一のコンクリート版の端部には、前記継手金具が、該他の一のコンクリート版の面方向外方に前記係止部が位置するように固定せしめられており、
    前記一のコンクリート版の端部に固定された前記継手金具における係止部αと、他の一のコンクリート版の端部に固定された前記継手金具における係止部βとを対峙させた状態において、該係止部α及び該係止部βを取り囲むように前記連結金具が装着されて、かかる装着により形成される、該連結金具の傾斜面と該係止部αの傾斜面とに囲まれた楔形空所、並びに該連結金具の傾斜面と該係止部βの傾斜面とに囲まれた楔形空所の各々に、前記楔形部材が挿着せしめられていると共に、それら楔形部材における挿通孔の各々に挿入された前記ボルトは、前記継手金具における前記係止孔に螺入せしめられている、
    ことを特徴とするコンクリート版の継手構造。
  2. 前記楔形部材の挿通孔における内壁面の少なくとも一部の部位上に、前記一のコンクリート版と前記他の一のコンクリート版との連結を解除するために用いられるねじ節鉄筋の雄ねじに対応した雌ねじ部が形成されている請求項1に記載のコンクリート版の継手構造。
JP2019022393A 2019-02-12 2019-02-12 コンクリート版の継手構造 Active JP7120574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019022393A JP7120574B2 (ja) 2019-02-12 2019-02-12 コンクリート版の継手構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019022393A JP7120574B2 (ja) 2019-02-12 2019-02-12 コンクリート版の継手構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020128671A JP2020128671A (ja) 2020-08-27
JP7120574B2 true JP7120574B2 (ja) 2022-08-17

Family

ID=72175326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019022393A Active JP7120574B2 (ja) 2019-02-12 2019-02-12 コンクリート版の継手構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7120574B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001214694A (ja) 1999-11-24 2001-08-10 Tadaaki Tanabe コッター式継手装置
JP2002121811A (ja) 2000-10-12 2002-04-26 Kaieitechno Co Ltd 連結金具
JP7102530B2 (ja) 2018-01-12 2022-07-19 中興通訊股▲ふん▼有限公司 構成パラメータの関連付けに基づく効率的なシグナリング

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2658759B2 (ja) * 1992-08-28 1997-09-30 日本鋼管株式会社 シールド・セグメントの二方向楔式継手構造
JPH0673242U (ja) * 1993-03-26 1994-10-11 日鐵建材工業株式会社 固定用金具およびこれを用いた仮設用通路の手摺支柱取付構造
JPH07102530A (ja) * 1993-10-07 1995-04-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd プレキャスト床版の結合装置
JPH10231694A (ja) * 1997-02-18 1998-09-02 Ishikawajima Constr Materials Co Ltd 継手構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001214694A (ja) 1999-11-24 2001-08-10 Tadaaki Tanabe コッター式継手装置
JP2002121811A (ja) 2000-10-12 2002-04-26 Kaieitechno Co Ltd 連結金具
JP7102530B2 (ja) 2018-01-12 2022-07-19 中興通訊股▲ふん▼有限公司 構成パラメータの関連付けに基づく効率的なシグナリング

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020128671A (ja) 2020-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10260225B2 (en) Precast concrete member with prefabricated plate and fixing channels
KR101572046B1 (ko) 교량받침구조
US11261596B2 (en) Precast wall having increased pouring resistance
US20210331348A1 (en) Pre-Stressed Box Culvert and Methods for Assembly Thereof
JP7120574B2 (ja) コンクリート版の継手構造
KR20180090230A (ko) 콘크리트 기둥 내진장치 및 그 방법
JP4140669B2 (ja) 法覆工用プレキャストコンクリートブロックの連結構造
KR20150131904A (ko) 긴장 겸용 강재를 이용한 프리캐스트 콘크리트 그레이팅용 수로 세그먼트 구조물 및 이의 시공방법
KR101991938B1 (ko) 콘크리트 기둥 내진 보강장치 및 그 방법
JP2020147981A (ja) コンクリート構造連結体およびコンクリート構造連結体の構築方法
KR101460752B1 (ko) 헤디드 바를 이용한 프리캐스트 콘크리트 바닥판 모듈
KR20180090231A (ko) 콘크리트 기둥 내진장치 및 그 방법
US8763317B2 (en) Concrete roof panel
JP6571235B1 (ja) 腰壁およびその施工方法
JP2007032042A (ja) 可撓継手構造、コンクリートブロック、可撓ジョイント
JPH11315526A (ja) コンクリートブロックの連結方法
JP5282721B2 (ja) 剛床構造および剛床工法
JP6811057B2 (ja) ボックスカルバート、及びその構築方法
KR100944000B1 (ko) 국부변형방지구조체 및 이를 이용한 강관구조물시공방법
JP3068789B2 (ja) Pc基礎梁部材
KR200469001Y1 (ko) 터널용 세그먼트 연결구
KR102663345B1 (ko) 연결부 보강재를 이용한 프리캐스트 바닥판 및 그 프리캐스트 바닥판의 시공방법
KR102663346B1 (ko) 전단면 프리캐스트 바닥판 매입장치 및 그 매입장치를 이용한 횡단경사 시공방법
KR101489352B1 (ko) 비틀림 강화 스트럿을 이용한 주거더의 비틀림 보강구조 및 이러한 비틀림 보강구조를 구비한 교량 주거더
JP7339141B2 (ja) トンネルの被覆構造及び被覆パネル部材

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7120574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350