JPH10204764A - 複合化不織布及びそれを用いた吸収性物品ならびにワイピングクロス - Google Patents

複合化不織布及びそれを用いた吸収性物品ならびにワイピングクロス

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JPH10204764A
JPH10204764A JP9000398A JP39897A JPH10204764A JP H10204764 A JPH10204764 A JP H10204764A JP 9000398 A JP9000398 A JP 9000398A JP 39897 A JP39897 A JP 39897A JP H10204764 A JPH10204764 A JP H10204764A
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義実 辻山
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真吾 堀内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風合いが良好で不織布強力が高く、かつ毛羽
立ちのない複合化不織布及びそれを用いた吸収性物品な
らびにワイピングクロスを提供する。 【解決手段】 低融点樹脂成分のポリエチレンと高融点
樹脂成分のポリプロピレンの2成分からなる熱可塑性分
割型複合繊維を延伸配向させ、熱可塑性分割型複合繊維
をウォータージェット法で分割処理して得られる繊維径
が9μmの分割極細繊維の短繊維からなる不織布と、低
融点樹脂成分のポリエチレンと高融点樹脂成分のポリプ
ロピレンの2成分からなる繊度2.2d/fの鞘芯型熱
可塑性複合長繊維からなる不織布とが積層され、かつ繊
維接点の少なくとも一部が熱接着されている複合化不織
布。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分割極細繊維から
なる不織布と熱可塑性長繊維不織布からなる複合化不織
布および前記複合化不織布を用いた吸収性物品ならびに
ワイピングクロスに関する。さらに詳しくは、通気性と
風合いが良好で、かつ毛羽立ちが無く高不織布強力とな
る複合化不織布およびそれを用いた吸収性物品、ならび
に風合いが良好で、毛羽立ちが無く高不織布強力となる
ワイピングクロスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から不織布は、衣料用、産業資材
用、土木建築資材用、農芸園芸資材用、生活関連資材
用、医療衛生材料用等、種々の用途に使用されている。
中でも、長繊維からなる不織布は、短繊維からなる不織
布に対し、不織布強力が高く、しかも生産性に優れるた
め広く使用されている。
【0003】この様な優位点から長繊維不織布は、他の
不織布やフィルムとの複合化を行い、更に優れた不織布
を作る一材料となってきた。また、風合いを良好にした
複合化不織布は様々な提案がされているが、複合化させ
る不織布は、極細繊維を使用することが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した様に、風合い
が良好で高不織布強力を有する複合化不織布には、極細
繊維不織布が使用されているが、特開平2−23496
7および特開平7−11716のように極細繊維不織布
にはメルトブロー不織布が使用されている。しかし、メ
ルトブロー不織布を構成する繊維は、実質的に未配向で
あるため摩擦抵抗によって毛羽立ちし易く、毛羽立ちす
ると、見栄えが低下し、また、ピリングなどが生じ、肌
ざわりが低下するなどの点で好ましくなく、従って、風
合いが良好で、毛羽立ちが無く、高不織布強力を満足す
る複合化不織布は未だ十分なものが得られていない。
【0005】本発明の目的は、風合いが良好で不織布強
力が高く、かつ毛羽立ちのない複合化不織布及びそれを
用いた吸収性物品ならびにワイピングクロスを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の複合化不織布は、次のものからなる。 (1)融点差10℃以上を有する低融点樹脂と高融点樹
脂の少なくとも2成分からなる熱可塑性分割型複合繊維
を分割して得られる延伸配向されている分割極細繊維か
らなる不織布と、熱可塑性長繊維不織布とが積層され、
かつ繊維接点の少なくとも一部が熱接着されていること
を特徴とする複合化不織布。
【0007】(2)分割極細繊維からなる不織布と熱可
塑性長繊維不織布が、ポリオレフィン系繊維、ポリエス
テル系繊維から選ばれた少なくとも1種の繊維からなる
不織布である前記(1)項に記載の複合化不織布。
【0008】(3)熱可塑性長繊維不織布の表裏両面に
分割極細繊維からなる不織布が配置積層されている前記
(1)項または(2)項に記載の複合化不織布。 (4)分割極細繊維からなる不織布と長繊維不織布と
が、その積層界面近傍で分割極細繊維と長繊維とが相互
に絡合されて一体化されている前記(1)〜(3)項の
いずれかに記載の複合化不織布。
【0009】(5)分割極細繊維からなる不織布を構成
する極細繊維の繊維径が、1.5μm〜15μmである
前記(1)〜(4)項のいずれかに記載の複合化不織
布。 (6)分割極細繊維からなる不織布が、分割極細短繊維
からなる不織布である前記(1)〜(5)項のいずれか
に記載の複合化不織布。
【0010】(7)前記(1)〜(6)項のいずれかに
記載の複合化不織布を一部に用いた吸収性物品。 (8)前記(1)〜(6)項のいずれかに記載の複合化
不織布を少なくとも一部に用いたワイピングクロス。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる分割極細繊維からなる不織布(以下
単に分割極細繊維不織布と略称する。)を構成する極細
繊維は、複数の樹脂成分からなる延伸配向された熱可塑
性分割型複合繊維を各樹脂成分の極細繊維に分割するこ
とにより得ることができる。
【0012】該熱可塑性分割型複合繊維を構成する2成
分以上の各樹脂成分は、複合繊維に外力を加えることに
より複合繊維が分割されることが必要であるので、互い
に非相溶性の組み合わせが好ましい。(以下、説明を簡
単にするために、特に言及しない限り、上記2成分また
はそれ以上の組み合わせを、単にA,B2成分で代表さ
せて説明する。)。この様な互いにA,B2成分樹脂が
非相溶性の組み合わせを用いることにより、複合繊維に
衝撃を与えたときに両成分が分割し易い分割型複合繊維
とすることができる。
【0013】また、両成分の融点差は、10℃以上が好
ましい。不織布は強度を保持させるためその構成繊維の
接点の少なくとも一部を接着して製造されるが、A,B
両成分の融点差が10℃未満であると低融点成分の融点
以下で且つその近傍の温度でウェッブを加熱ロールで熱
接着するときに不織布を構成する高融点成分の繊維が熱
収縮して得られる不織布の風合いが悪くなり易い。ま
た、熱風循環させ繊維同士を接着させる方法の場合でも
低融点側の成分の融点以上で処理すると、高融点成分ま
でもが溶融する恐れがあるため、得られる不織布の風合
いが悪くなる。尚、もし複合繊維が3成分以上の樹脂か
らなる場合においては、低融点樹脂と高融点樹脂の融点
差が10℃以上とは、最も融点の低い成分と最も融点の
高い成分との融点差が10℃以上であればよいことを意
味している。
【0014】尚、ここで、各樹脂成分に融点が存在しな
い場合には、上記融点については、その軟化点を融点と
する。本発明においては各樹脂の融点または軟化点はデ
ュポン社製熱分析装置“2000”を用い、昇温温度1
0℃/分で測定した融解吸熱ピークの最大値を与える温
度を融点または軟化点として採用する。
【0015】本発明に使用しうる熱可塑性繊維の構成樹
脂成分としては、好ましくはポリオレフィン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂などが挙げられ
る。例えば、ポリオレフィン系樹脂には、ポリプロピレ
ン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エ
チレン/プロピレン二元共重合体、エチレン/ブテン−
1/プロピレン三元共重合体等、ポリエステル系樹脂に
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等、ポリアミド系樹脂には、ナイロン6、ナイ
ロン66等が挙げられる。更に好ましくは、ポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂である。また、これら
から構成される複合繊維に本発明の効果を阻害しない範
囲で、顔料、難燃剤、消臭剤、帯電防止剤、酸化防止剤
等を添加してもよい。
【0016】分割型複合繊維としては、これらの樹脂の
うち、互いに相溶性の小さい少なくとも2種以上の樹脂
を組み合わせて図1の(a)〜(e)に例示した繊維の
長さ方向に対して垂直方向の断面図に示されるように、
放射状または平行あるいは並列に複合紡糸することによ
り本発明の熱可塑性分割型複合繊維が得られる。また、
曳糸性を阻害しない範囲で異形断面の繊維を用いること
ができる。異形断面複合繊維は、分割性に優れるので好
ましく、特に外側に突出する多葉形のものが好ましい。
尚、図1において10、11、12は各樹脂成分を示
し、図1の(a)、(b)、(d)に於いて、12は場
合により空洞(その場合は樹脂成分10と11からなる
中空の複合繊維となる)であってもよい。
【0017】互いに相溶性の小さい2種以上の樹脂成分
の組み合わせを、2種の樹脂成分の組み合わせを例にと
って説明すると、特に限定するものではないが、例え
ば、ポリエチレンとポリエステル系樹脂の組み合わせ、
ポリプロピレンとポリアミド系樹脂の組み合わせ、ま
た、ポリオレフィン同志の組み合わせとしては、ポリエ
チレンとポリプロピレンの組み合わせなどが代表的であ
るが、何らこれに限定されるものではなく、分割型複合
繊維としては、前述した各種の樹脂のうち、互いに相溶
性の小さい少なくとも2種以上の樹脂を組み合わせて、
且つ、低融点樹脂と高融点樹脂の融点差が10℃以上と
なる組み合わせを選定して熱可塑性分割型複合繊維とす
ればよい。
【0018】得られた上記の熱可塑性分割型複合繊維を
低融点成分の融点未満の温度で延伸を行う。延伸温度の
下限は特に限定するものではないが、通常低融点成分の
融点よりも40℃低い温度以上である。この時延伸配向
させるためには、3倍以上の延伸倍率で延伸することが
好ましく、延伸倍率を3倍以上とすることにより、延伸
倍率が余りに小さ過ぎて、繊維に伸度が残っているため
に分割処理を行っても繊維が分割しにくくなると言う様
な問題や、不織布とした時の羽毛立ちの問題などの発生
もなく好ましい。かかる分割型複合繊維の分割処理に
は、特に限定するものではないが、ウォタージェット
法、ニードルパンチ法等が用いられる。
【0019】延伸され得られた熱可塑性分割型複合繊維
の単糸繊度(分割前)は、0.5デニール〜10デニー
ルのものが好ましい。より好ましくは、1.0デニール
〜6デニールのものである。上記の単糸繊度の範囲とす
ると、単糸繊度が小さ過ぎて紡糸時の曳糸性が悪くなり
生産性が低下したり、不織布加工前の開繊工程で十分に
開繊されず不織布のネップが発生するなどの問題もな
く、また、単糸繊度が大き過ぎて、分割によって得られ
る分割繊維の単糸繊度が大きくなり極細繊維としての特
性が発揮できなくなると言う問題もなく好ましい。
【0020】熱可塑性分割型複合繊維の繊維長は、通常
3〜51mmのものが好ましく使用される。しかし、繊維
を切断せずに開繊トウシートとして使用しても構わな
い。さらに、熱可塑性分割型複合繊維は、捲縮が付与さ
れたもの及び非捲縮のものが使用できる。とりわけ嵩高
性が良好な点において、捲縮付与されたものが好まし
い。捲縮としては螺旋型、ジグザグ型、U字型等が例示
され、好ましくは螺旋型とU字型である。
【0021】熱可塑性分割型複合繊維を短繊維として使
用する場合、不織布とするには、カード法、エアーレイ
ド法のいずれの方法で不織布化しても構わない。本発明
の分割極細繊維不織布と積層される熱可塑性長繊維繊維
不織布は、一成分からなる繊維の不織布であってよい
し、二成分以上、例えば、三若しくは四成分からなる複
合繊維の不織布であってもよい。しかし、複合繊維を用
いる場合、経済性を考慮すれば、特殊な用途を除いて低
融点樹脂と高融点樹脂とを複合化させた二成分複合繊維
で十分である。
【0022】上記積層用の長繊維不織布を構成する繊維
に使用しうる構成樹脂成分としては、好ましくはポリオ
レフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂などが挙げられる。例えば、ポリオレフィン系樹脂に
は、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、線状低密度
ポリエチレン、エチレン/プロピレン二元共重合体、エ
チレン/ブテン−1/プロピレン三元共重合体等、ポリ
エステル系樹脂には、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート等、ポリアミド系樹脂には、
ナイロン6、ナイロン66等が挙げられる。このうちよ
り好ましいのは、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル
系樹脂である。また、これらから構成される長繊維に本
発明の効果を阻害しない範囲で、顔料、難燃剤、消臭
剤、帯電防止剤、酸化防止剤等を添加してもよい。
【0023】上記積層用の長繊維不織布を構成する繊維
として複合繊維を用いる場合には、該複合繊維の高融点
樹脂成分と低融点樹脂成分との融点差は、10℃以上が
好ましい。
【0024】また、該複合長繊維は、芯鞘型、偏心鞘芯
型、並列型、多層型、海島型の複合繊維が使用できる。
上記長繊維の断面形状は、円形断面形状を有するもの、
あるいは三角形、偏平形など種々の異形断面形状を有す
るものであてもよい。また、中空断面形状であってもよ
い。また、これらの繊維の混繊型タイプでもよい。
【0025】本発明において積層用に使用する長繊維不
織布を製造するには、特に限定するものではないが、い
わゆるスパンボンド法が好適に適用できる。具体的に
は、例えば樹脂を押出機に投入し、紡糸口金を用いて溶
融紡糸する。紡糸口金より吐出した繊維群をエアーサッ
カーに導入して牽引延伸し、長繊維群を得、続いて、エ
アーサッカーより排出された長繊維群を、コロナ放電装
置などの適宜の帯電装置によりに同電荷を付与せしめ帯
電させた後、一対の振動する羽根状物(フラップ)の間
を通過させることで開繊させ、或いは適宜の反射板など
に衝突させて開繊し、開繊された長繊維群は裏面に吸引
装置を設けた捕集用無端ネット状コンベアー上に、長繊
維フリースとして堆積する。
【0026】また、上記の様なスパンボンド法以外で
も、通常の溶融紡糸により得られる収束されたトウを開
繊し不織布化した長繊維不織布も用いることができる。
また、この長繊維不織布を製造する際、10℃以上の融
点差がある低融点樹脂成分と高融点樹脂成分とで構成さ
れる複合繊維を用いてもよい。複合繊維を用いる場合、
構成する各成分の樹脂をそれぞれ個別の押出機に投入
し、複合紡糸口金を用いて溶融紡糸する。
【0027】又、さらに、長繊維不織布を、10℃以上
の融点差がある低融点樹脂成分からなる長繊維と高融点
樹脂成分からなる長繊維とからなる混繊繊維で構成して
もよい。
【0028】本発明に用いる積層用の長繊維不織布の繊
度は特別な限定はないが、0.5〜10d/fが好まし
い。あまりに繊度が小さすぎると、コストが高くなり、
あまりに繊度が大きすぎると、風合いが低下する傾向が
ある。
【0029】本発明に用いる分割極細繊維不織布と長繊
維不織布を積層させるには、例えばエンボスロールによ
る熱接着法、その他超音波溶着法や低融点樹脂成分の融
点以上で高融点樹脂成分の融点未満の熱風を利用した熱
風循環法、ホットメルト樹脂を使用したホットメルト法
などが使用できる。
【0030】本発明の複合化不織布の複合化方法は、長
繊維集合体と分割処理後の分割繊維不織布を積層させ、
その後接着処理により複合化しても良い。より好ましく
は、長繊維不織布と極細繊維不織布とを、その積層界面
近傍で分割極細繊維と長繊維とが相互に絡合されて一体
化された複合化不織布を得るために、長繊維集合体と分
割処理前の分割型複合繊維集合体とを積層させた後分割
処理を行い、その後接着処理により複合化しても良い。
この場合は不織布積層界面近傍で相互の繊維の絡合が達
成されるため、より剥離強さや引張り強力の向上した複
合化不織布が得られ好ましい。
【0031】また、長繊維集合体と分割処理前の分割型
複合繊維集合体とを積層させ、接着処理後分割処理を行
い複合化しても良い。また、長繊維不織布と分割処理前
の分割型複合繊維からなる不織布とをそれぞれ不織布に
した後に積層させ、その後分割処理を行っても良い。こ
のいずれの場合も前述と同様に、長繊維不織布と極細繊
維不織布とが、その積層界面近傍で分割極細繊維と長繊
維とが相互に絡合されて不織布積層界面近傍で相互の繊
維の絡合が達成されるため、より剥離強さや引張り強力
の向上した複合化不織布が得られ好ましい。
【0032】分割処理は、特に限定するものではない
が、ウォータージェット法やニードルパンチ法等が使用
できる。分割処理後の分割極細繊維の繊維径は、1.5
μm〜15μmであることが好ましい。この範囲の繊維
径とすることにより、風合の良好な不織布が得られ、こ
れより更に繊維径の小さい繊維を作ろうとすると、分割
前の複合繊維の繊維径を小さくしなければならず、開繊
性に劣るものしか得られなくなったり、繊維一本当たり
の分割数を増やして分割後の極細繊維の繊維径のより小
さいものを得ようとするとノズル構造が複雑となり紡糸
が難しくなると言う問題などもなく、また、余りに繊維
径が大き過ぎて風合い、ドレープ性が低下すると言う様
な問題もなく好ましい。
【0033】尚、本発明において、繊維径とは、繊維が
丸断面でなく、異形断面形状の繊維の場合は、その断面
積を円形断面に換算した時の径を言う。上記複合化不織
布のうち、ウォータージェット法で分割処理を行ったも
のは、紡糸延伸工程にて付着させた油剤がウォータージ
ェット法処理により洗い流されできた不織布は撥水性と
なる。したがってこの本発明の複合化不織布は分割極細
繊維と、長繊維を積層させているため極細繊維不織布の
緻密さにより撥水性が更に向上し、且つ高い不織布強力
を有するものが得られる。
【0034】また、長繊維不織布の表裏両面に分割極細
繊維不織布を積層させたものも上記方法によって複合化
できる。かくして得られた、本発明の複合化不織布は、
風合い、不織布強力、毛羽立ち防止性が良好で、各種の
用途に使用できる、更に本発明の複合化不織布は、生理
用ナプキンや使い捨ておむつなどの吸収性物品の一部に
用いることもできる。
【0035】紙おむつ等の使い捨ておむつや生理用ナプ
キン等の吸収性物品は、その態様によっても多少異なる
が、尿や血液などの体液を吸収し漏れを防止するため、
少なくとも、尿や血液などの体液を吸収し保持する液体
吸収層と、その表面側(肌に接する側)に配置される例
えば不織布などからなる液体透過性の表カバーと、裏側
面に配置され、吸収した体液が外部にもれるのを防ぐた
めの液体非透過性バックシートとを有する構成となって
いる。また、通常、紙おむつ等の使い捨ておむつや生理
用ナプキン等の吸収性物品においては、バックシートの
ほかにも、吸収性物品が身体の動きによって所定の着用
状態から位置がずれたり、横向きに寝転んだりした場合
に、吸収した体液などの液体が漏れるのを防止するため
に吸収性物品の両脇に不織布などからなる撥水性のサイ
ドシート(使い捨ておむつなどの場合にはギャザーが付
与されている場合が多いのでサイドギャザーとかレッグ
カフなどとも言われており、使い捨ておむつの場合に
は、サイドシートは使い捨ておむつを着用した場合に太
もものつけね又は太ももを回ってそれを把持する様な位
置に設けられている。)なども設けられていたり、ま
た、使い捨ておむつに於いては、更に腹部などを覆う部
分やその反対側の臀部上部を覆う部分の肌側には、吸収
した体液などの液体が、転んだり、寝転んだり、身体を
回転させるなど着用者の動きにより、腹部や臀部上部に
漏れてきた場合にそれを吸水性物品外に漏らさないよう
にするための不織布などからなる撥水性のラウンドシー
トなども設けられている。更に使い捨ておむつなどの場
合には、ウェスト位置肌側に帯状にウェストギャザーな
どが設けられているものもあり、これらも例えば不織布
などの撥水性のシートで構成されている。
【0036】また、液体吸収層には、例えばフラッフパ
ルプなどのセルロース系繊維、更に必要に応じて合成繊
維等が混合された繊維集合体に高吸水性樹脂が混合され
たものを圧縮して固めたものなどからなる適宜の各種液
体吸収層が使用されている。この液体吸収層は、ティッ
シュペーパーなどにより包まれているのが一般的であ
る。また、バックシートとしては、通常、熱可塑性フィ
ルムが使用されていて、該熱可塑性フィルムは、着用中
の内部の蒸れを防止するために無数の微細孔を有し、通
気性をもたせることが一般的である。また、フィルム特
有のプラスチック性の感触と外観を改良し、また、強力
を改良する観点から不織布と複合化させたものも使用さ
れている。このほかにも更に種々の機能を付与するため
に更に他のシートが挿入され、より多層になっているも
のもある。
【0037】本発明の前述の複合化不織布は、目的に応
じてこれらの吸収性物品の表カバー、サイドシート、ラ
ウンドシート、バックシートの一部(液体非透過性シー
トとの積層など)またはバックシートそのものなどに用
いることができる。尚、以上に説明した各部材の相互間
は、必要な部分が適宜熱接着または必要に応じホットメ
ルト接着剤で熱接着されて固定されている。
【0038】尚、熱プレスや熱圧着は、使用部分にもよ
るが、通常多数の点接着ができる様な部分的な点接着が
好ましく採用される。以下図面を用いて、吸収性物品の
本発明による前記複合化不織布が、吸収性物品のどの様
な部分に使用されるかその代表例を挙げて説明するが、
図示した吸収性物品の構造は一例であって、吸収性物品
がこの図示した構造のもののみに限定されると言う意味
ではない。
【0039】図2は使い捨ておむつの一例の肌側から見
た展開平面図であり、図3はそのX−X´部分の断面の
概略端面図、図4はそのY−Y´部分の断面の概略端面
図である。
【0040】図2〜4において、1は体液を吸収し保持
するための液体吸収層であり、特に限定するものではな
いが、例えばフラッフパルプなどのセルロース系繊維、
高吸水性樹脂、必要に応じ合成繊維の混合物などを圧縮
して固めたものなどからなっている。尚、液体吸収層1
は、ティッシュペーパー(図示せず)などに包み込まれ
ている。
【0041】2はその表面側(肌に接する側)に配置さ
れる液体透過性の表カバーである。この表カバー2にも
本発明の複合化不織布が使用できる。そして3は液体非
透過性が要求されるバックシートである。このバックシ
ート3の裏側にバックシート積層物8として本発明の複
合化不織布が積層されている。この様な吸収性物品のバ
ックシートに積層してプラスチックフィルムの冷たい感
触やプラスチック特有の外観を改良し、布様の暖かみの
ある感触と外観を付与できると共にバックシートの補強
を行うことができる。また、極細繊維不織布層を多くし
た本発明の複合化不織布は、極細繊維不織布層が緻密に
なって、液体を透過しにくくなるため、前記プラスチッ
クフィルムを必要とせず、該複合化不織布のみでもバッ
クシートとして使用し得る。
【0042】ラウンドシート4は必ずしも必要ではない
が、図3、図4においては液体吸収層1とバックシート
3との間にラウンドシート4が設けられている例を図示
した。ラウンドシート4としても本発明の複合化不織布
が使用できる。そして5、5´が前述した様に吸収性物
品が身体の動きによって所定の着用状態から位置がずれ
たり、横向きに寝転んだりした場合に、吸収した体液な
どの液体が漏れるのを防止するために吸収性物品の両脇
にサイドシート(使い捨ておむつなどの場合にはギャザ
ーが付与されている場合が多いのでサイドギャザーとか
レッグカフなどとも言われており、使い捨ておむつの場
合には、サイドシートは使い捨ておむつを着用した場合
に太もものつけね又は太ももを回って太ももを把持する
様な位置に設けられている。)である。このサイドシー
トにも本発明の複合化不織布が使用できる。そして特に
図3、図4では図示していないが、図2の7として示し
たウェスト位置の肌側に帯状にウェストギャザーなどが
設けられていても良い。本発明の複合化不織布はウェス
トギャザーにも使用できる。これらの各部材は、図面で
は記載を省略しているが、適宜の部分が熱接着またはホ
ットメルト接着剤などを用いて熱接着されていて、脱落
しない様になっている。
【0043】そして本発明の複合化不織布を使用した吸
収性物品は、風合い、不織布強力、毛羽立ち防止性が良
好なものが得られる。尚、本発明の複合化不織布が使用
されている部分は、上記で説明した部材全てに使用され
ていなくてもよく、そのいずれか一つまたはそれ以上で
もよい。
【0044】次に図5に生理用ナプキンの一例の肌側か
ら見た展開平面図を示し、また、図6にそのX−X´部
分の断面の概略端面図を示した。1がティッシュペーパ
ー(図示せず)に包み込まれている液体吸収層、2がそ
の表面側(肌に接する側)に配置される液体透過性の表
カバー、3が液体非透過性が要求されるバックシートで
ある。バックシートは通常前述と同様にプラスチックフ
ィルムが用いられていることが多い。そして5、5´が
サイドシートである。
【0045】そしてバックシート3の裏側にバックシー
ト積層物8として本発明の複合化不織布が用いられ、ま
た、サイドシート5、5´にも、本発明の複合化不織布
が用いられる。また、極細繊維不織布層を多くした本発
明の複合化不織布は、前記プラスチックフィルムを必要
とせず、本発明の複合化不織布のみでもバックシートと
して使用し得る。
【0046】もちろん、本発明の複合化不織布が使用さ
れている部分は、上記で説明した部材の全てに使用され
ていなくてもよく、そのいずれか一つまたはそれ以上で
よいことは、前述の場合と同様である。
【0047】そして本発明の複合化不織布を使用した吸
収性物品は、風合い、不織布強力、毛羽立ち防止性が良
好なものが得られる。更に本発明の複合化不織布は、ワ
イピングクロスの少なくとも一部として用いることもで
きる。
【0048】極細繊維不織布側は繊維径が小さく、した
がって、汚れを取るワイピング性能が優れ、複合化不織
布自体が優れた風合いとドレープ性を有しているので、
拭きやすく、かつ不織布強力が強く摩擦抵抗による毛羽
立ちがないので優れたワイピングクロスとして、また
は、その一部の構成部材として好適に使用できる。
【0049】
【実施例】以下、実施例、比較例を挙げて具体的に本発
明を説明するが、本発明はこれらの実施例に挙げられた
もののみに限定されるものではない。
【0050】実施例1〜9、比較例1〜3 表1中の種類欄に示しのは、分割不織布(分割極細繊維
からなる不織布を以下分割不織布と略称する。)を構成
する分割極細繊維の形態を示すもので、短繊維または長
繊維からなる。また表1中のPEはポリエチレン、PP
はポリプロピレン、PETはポリエチレンテレフタレー
トを示すものである。
【0051】これら樹脂組成物を、それぞれ個別の30
mmφ押出機に投入し、ポリエチレンを使用する場合が
押出温度220℃で、ポリプロピレンの場合は押出温度
250℃で、ポリエチレンテレフタレートの場合は押出
温度280℃で、押出機から押し出した。
【0052】それぞれ低融点成分、高融点成分の複合比
(容積比)が50/50になるようにし、両者のトータ
ル量が300cc/分の割合となる様に押し出し、紡糸
後の繊維断面形状が図1の(a)〜(d)になるよう
に、ノズル表面から押し出した。但し、図1の(a)、
(b)、(d)おける12は空洞とした。図1の
(a)、(b)、(d)の繊維断面形状を採用した場合
には、この実施例では中空の分割型複合繊維となる。
尚、表1中の分割不織布の欄の断面の欄に記載した
(a)〜(d)は、図1の熱可塑性分割型複合繊維の
(a)〜(d)の断面形状を示している。
【0053】かくして紡糸された熱可塑性分割型複合繊
維を一旦ボビンに巻き取り、100℃の延伸ロールを用
い6倍に延伸し、スタッファボックス型クリンパーでジ
グザグ型捲縮を付与した。得られた繊維を38mmに切
断し、カード機を通し、短繊維不織布のウェッブを作成
した。また、分割不織布の構成繊維として長繊維を使用
する場合には、切断工程を除き、長繊維束として用い
た。短繊維、長繊維いずれの場合にも不織布目付が15
g/m2 となるようにした。
【0054】尚、表1の比較例4の“MB”はメルトブ
ロー法によって得られた不織布であり、本発明で言う分
割極細繊維からなる分割不織布ではない。また、本実施
例、比較例の分割不織布に使用した樹脂は、ポリエチレ
ンはMI(メルトインデックス:JIS K 7210
表1の条件4にて測定)が20で、融点が133℃の
ものを使用した。また、ポリプロピレンの場合にはMF
R(メルトフローレート:JIS K 7210 表1
の条件14にて測定)が30で融点が160℃のものを
使用した。また、ポリエチレンテレフタレートを使用し
た場合は、そのIV(極限粘度)値が0.64で融点が
258℃のものを使用した。IV値の測定は、フェノー
ルと四塩化エタンの等重量混合物を溶媒として、20℃
で測定した。
【0055】一方、分割不織布と積層するための長繊維
不織布は次の様にして製造した。ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエチレンテレフタレートを用い、それぞ
れ表1の複合様式の欄に記載した様な並列型、鞘芯型あ
るいは鞘芯偏心型の紡糸口金を用いて溶融紡糸した。単
一糸の場合は、両押出機に同一の樹脂を投入し紡糸し
た。表1中の長繊維不織布の欄の樹脂Aは低融点成分、
樹脂Bは高融点成分を示す。但し、比較例3の場合は単
一糸を表すので両成分の融点差はない。
【0056】それぞれ低融点成分、高融点成分の複合比
(容積比)が50/50になるようにし、両者のトータ
ル量が2200cc/分の割合となる様に押し出した。
紡糸口金は、孔径0.35mmの円形紡糸孔を口金の長
手方向に550個×5列で持つものを使用した。この紡
糸口金より吐出した繊維群をエアーサッカーに導入して
牽引延伸し、長繊維群を得た。続いて、エアーサッカー
より排出された長繊維群を、コロナ放電装置にて同電荷
を付与せしめ帯電させた後、一対の振動する羽根状の間
を通過させることで開繊した。開繊された長繊維群は裏
面に吸引装置を設けた無端コンベア上に、長繊維フリー
スとして捕集した。このときの長繊維の繊度は2.2d
/fとなるように繊維の種類に応じてエアーサッカーの
牽引延伸速度を適宜調整した。捕集した長繊維フリース
は、無端コンベアに載せられたまま搬送した。
【0057】この長繊維不織布の目付は15g/m2
なるように繊維の種類に応じて無端コンベア移動速度を
50m/min.を基準にしてその前後で調整した。表
1中の分割方法とは、熱可塑性分割型複合繊維の分割方
法を示すものであり、WJはウォータージェット法、N
Pはニードルパンチ法の略である。ウォータージェット
法は、80kg/cm2 の高圧水流によって処理した。
【0058】また、本実施例、比較例の長繊維不織布に
使用した樹脂は、ポリエチレンの場合にはMI(メルト
インデックス:JIS K 7210の表1の条件4に
て測定)が25で、融点が133℃のものを使用した。
また、ポリプロピレンの場合には、MFR(メルトフロ
ーレート:JIS K 7210の表の条件14にて測
定)が35で融点が160℃のものを使用した。また、
ポリエチレンテレフタレートを使用した場合は、そのI
V(極限粘度)値が0.64で融点が258℃のものを
使用した。IV値の測定は、フェノールと四塩化エタン
の等重量混合物を溶媒として、20℃で測定した。
【0059】また、表1中の絡合有無とは、分割不織布
と長繊維不織布の積層界面近傍でそれぞれの不織布を構
成する繊維同志が相互に絡合しているか否かを示すもの
である。本発明では、分割不織布と長繊維不織布を積層
する前後いずれかに分割不織布の構成素材である分割型
複合繊維を分割処理したかで絡合の有無が決定する。つ
まり、分割不織布と長繊維不織布を積層する前に分割処
理を行えば絡合は出来ないが、分割不織布と長繊維不織
布を積層した後に分割処理を行えば絡合は発生する。
【0060】上記両不織布を加熱された凹凸ロールと平
滑ロールとで構成されたポイントボンド加工機の加圧さ
れたロール間に導入した。導入された積層不織布は、凹
凸ロールの凸部に対応する区域において低融点成分が溶
融または軟化して繊維相互間に加え分割不織布と長繊維
不織布間が熱融着された複合化不織布が得られた。
【0061】なお、実施例における全ての複合化あるい
は不織布化は、ポイントボンド法で行ったが、熱風加熱
法、高圧水流法、ニードルパンチ法、超音波加熱法など
で行われても良く、これら不織布化法の複数の組み合わ
せであってもかまわない。
【0062】また、実施例1〜9で得られた本発明の複
合化不織布を吸収性物品に使用し、着用試験を行い、ま
た、ワイピングクロスに使用し床拭き試験を実施した。 (1)実施例1で得られた複合化不織布を使い捨ておむ
つのラウンドシートとして使用した。ラウンドシートと
して使用した複合化不織布は分割不織布層が肌側方向に
なる様に用いた。得られた使い捨ておむつを着用試験し
たところ、風合いが良好で、液漏れがなく、着用後の毛
羽立ちも無い良好な吸収性物品が得られた。
【0063】尚、ここで上記使い捨ておむつは、上述の
ラウンドシート、フラッフパルプと高吸水性樹脂からな
りティッシュペーパーに包まれた液体吸収層、ポリプロ
ピレン製短繊維不織布の表カバー、直鎖状低密度ポリエ
チレン製フィルムのバックシートからなるものである。
【0064】また、実施例1の複合化不織布をそのまま
ワイピングクロスとして使用した。実際に床拭き試験を
したところ、風合いが良好で、使用中の毛羽立ちの無い
良好なワイピングクロスが得られた。
【0065】(2)実施例2で得られた複合化不織布を
使い捨ておむつのサイドギャザーとして使用した。サイ
ドギャザーとして使用した複合化不織布は分割不織布層
が肌側方向になる様に用いた。得られた使い捨ておむつ
を着用試験したところ、風合いが良好で、液漏れがな
く、着用後の毛羽立ちも無い良好な吸収性物品が得られ
た。
【0066】尚、ここで上記使い捨ておむつは、ポリプ
ロピレン製短繊維不織布の表カバー、フラッフパルプと
高吸水性樹脂からなりティッシュペーパーに包まれた液
体吸収層、上述のサイドギャザー、ポリプロピレン製長
繊維不織布のラウンドシート、直鎖状低密度ポリエチレ
ン製フィルムのバックシートからなるものである。
【0067】また、実施例2の複合化不織布をそのまま
ワイピングクロスとして使用した。実際に床拭き試験を
したところ、風合いが良好で、使用中の毛羽立ちの無い
良好なワイピングクロスが得られた。
【0068】(3)実施例3で得られた複合化不織布を
使い捨ておむつのウエストギャザーとして使用した。ウ
エストギャザーとして使用した複合化不織布は分割不織
布層が肌側方向になる様に用いた。得られた使い捨てお
むつを着用試験したところ、風合いが良好で、液漏れが
なく、着用後の毛羽立ちも無い良好な吸収性物品が得ら
れた。
【0069】尚、ここで上記使い捨ておむつは、ポリプ
ロピレン製短繊維不織布の表カバー、フラッフパルプと
高吸水性樹脂からなりティッシュペーパーに包まれた液
体吸収層、ポリプロピレン製長繊維不織布のサイドシー
ト、ポリプロピレン製長繊維不織布のラウンドシート、
直鎖状低密度ポリエチレン製フィルムのバックシート及
び上述のウエストギャザーからなるものである。
【0070】また、実施例3の複合化不織布をそのまま
ワイピングクロスとして使用した。実際に床拭き試験を
したところ、風合いが良好で、使用中の毛羽立ちの無い
良好なワイピングクロスが得られた。
【0071】(4)実施例4で得られた複合化不織布を
使い捨ておむつのバックシートとして使用した。バック
シートとして使用した複合化不織布は分割不織布層が肌
側方向になる様に用いた場合と、肌側方向と反対方向に
なる様に用いた場合と2通り実施した。得られた使い捨
ておむつを着用試験したところ、いずれも液漏れがな
く、毛羽立ちの無い外観が良好な吸収性物品が得られ
た。また、複合化不織布を分割不織布層が肌側方向と反
対方向になる様に用いた場合には、バックシートの外側
に現れる層が極細繊維から構成された分割不織布層とな
るので手触りがよく風合いが良好であった。
【0072】尚、ここで上記使い捨ておむつは、ポリプ
ロピレン製短繊維不織布の表カバー、フラッフパルプと
高吸水性樹脂からなりティッシュペーパーに包まれた液
体吸収層、ポリプロピレン製長繊維不織布のサイドシー
ト、ポリプロピレン製長繊維不織布のラウンドシート及
び上述のバックシートからなるものである。
【0073】また、実施例4の複合化不織布をそのまま
ワイピングクロスとして使用した。実際に床拭き試験を
したところ、風合いが良好で、使用中の毛羽立ちの無い
良好なワイピングクロスが得られた。
【0074】(5)実施例5で得られた複合化不織布を
生理用ナプキンのバックシートとして使用した。バック
シートとして使用した複合化不織布は分割不織布層が肌
側方向になる様に用いた場合と、肌側方向と反対方向に
なる様に用いた場合と2通り実施した。得られた生理用
ナプキンを着用試験したところ、液漏れがなく、毛羽立
ちの無い外観が良好な吸収性物品が得られた。また、複
合化不織布を分割不織布層が肌側方向と反対方向になる
様に用いた場合には、バックシートの外側に現れる層が
極細繊維から構成された分割不織布層となるので手触り
がよく風合いが良好であった。
【0075】尚、ここで、上記生理用ナプキンは、ポリ
プロピレン製短繊維不織布の表カバー、フラッフパルプ
と高吸水性樹脂からなりティッシュペーパーに包まれた
液体吸収層、ポリプロピレン製長繊維不織布のサイドシ
ート及び上述のバックシートからなるものである。
【0076】また、実施例5の複合化不織布をそのまま
ワイピングクロスとして使用した。実際に床拭き試験を
したところ、風合いが良好で、使用中の毛羽立ちの無い
良好なワイピングクロスが得られた。
【0077】(6)実施例6で得られた複合化不織布を
生理用ナプキンのサイドシートとして使用した。サイド
シートとして使用した複合化不織布は分割不織布層が肌
側方向になる様に用いた。得られた生理用ナプキンを着
用試験したところ、風合いが良好で、液漏れがなく、着
用後の毛羽立ちも無く良好な吸収性物品が得られた。
【0078】尚、ここで、上記生理用ナプキンは、ポリ
プロピレン製短繊維不織布の表カバー、フラッフパルプ
と高吸水性樹脂からなりティッシュペーパーに包まれた
液体吸収層、上述のサイドシート、直鎖状低密度ポリエ
チレン製フィルムのバックシートからなるものである。
【0079】また、実施例6の複合化不織布をそのまま
ワイピングクロスとして使用した。実際に床拭き試験を
したところ、風合いが良好で、使用中の毛羽立ちの無い
良好なワイピングクロスが得られた。 (7)実施例7で得られた複合化不織布を使い捨ておむ
つのラウンドシートとサイドギャザーとして使用した。
ラウンドシートとサイドギャザーとして使用した複合化
不織布は、いずれも分割不織布層が肌側方向になる様に
用いた。得られた使い捨ておむつを着用試験したとこ
ろ、風合いが良好で、液漏れがなく、着用後の毛羽立ち
も無い良好な吸収性物品が得られた。
【0080】尚、ここで上記使い捨ておむつは、上述の
ラウンドシートとサイドギャザー、フラッフパルプと高
吸水性樹脂からなりティッシュペーパーに包まれた液体
吸収層、ポリプロピレン製短繊維不織布の表カバー、直
鎖状低密度ポリエチレン製フィルムのバックシートから
なるものである。
【0081】また、実施例7の複合化不織布をそのまま
ワイピングクロスとして使用した。実際に床拭き試験を
したところ、風合いが良好で、使用中の毛羽立ちの無い
良好なワイピングクロスが得られた。
【0082】(8)実施例8で得られた複合化不織布を
使い捨ておむつの表カバーとして使用した。表カバーと
して使用した複合化不織布は分割不織布層が肌側方向に
なる様に用いた。得られた使い捨ておむつを着用試験し
たところ、風合いが良好で、着用後の毛羽立ちも無い良
好な吸収性物品が得られた。
【0083】尚、ここで上記使い捨ておむつは、上述の
表カバー、フラッフパルプと高吸水性樹脂からなりティ
ッシュペーパーに包まれた液体吸収層、ポリプロピレン
製長繊維不織布のサイドシート、ポリプロピレン製長繊
維不織布のラウンドシート、直鎖状低密度ポリエチレン
製フィルムのバックシートからなるものである。
【0084】また、実施例8の複合化不織布をそのまま
ワイピングクロスとして使用した。実際に床拭き試験を
したところ、風合いが良好で、使用中の毛羽立ちの無い
良好なワイピングクロスが得られた。
【0085】(9)実施例9で得られた複合化不織布を
生理用ナプキンの表カバーとして使用した。表カバーと
して使用した複合化不織布は分割不織布層が肌側方向に
なる様に用いた。得られた生理用ナプキンを着用試験し
たところ、風合いが良好で、液漏れがなく、着用後の毛
羽立ちの無い良好な吸収性物品が得られた。
【0086】尚、ここで、上記生理用ナプキンは、上述
の表カバー、フラッフパルプと高吸水性樹脂からなりテ
ィッシュペーパーに包まれた液体吸収層、ポリプロピレ
ン製長繊維不織布のサイドシート、直鎖状低密度ポリエ
チレン製フィルムのバックシートからなるものである。
【0087】また、実施例9の複合化不織布をそのまま
ワイピングクロスとして使用した。実際に床拭き試験を
したところ、風合いが良好で、使用中の毛羽立ちの無い
良好なワイピングクロスが得られた。
【0088】尚、表2に得られた複合化不織布の評価結
果を示した。尚、評価結果からも明らかな様に、比較例
1は分割型複合繊維を用いて分割不織布とすべきものに
ついて、分割処理を行わなかったものであり、風合が悪
かった。比較例2は、長繊維不織布を積層せず、分割不
織布単独であるので、引張強度の弱いものしか得られな
かった。また、比較例3は本発明で用いる分割不織布の
代わりにメルトブロー法によって得られた不織布を用い
たため、毛羽立ちが多かったものである。
【0089】各評価項目の測定法や評価基準は次の通り
である。 (引張強度):JIS L 1096に準拠し、テンシ
ロン引張試験を行い、縦及び横方向の引張強力を測定し
これを目付及び試料幅で割った値を縦及び横方向の引張
強度とした。これを(縦方向の引張強度×横方向の引張
強度)1/2 の式に代入し、引張強度として算出した。こ
こで縦方向とは長繊維が無端コンベアで搬送される、い
わゆる機械方向であり、横方向はこれに直交する方向を
言う。単位はkg/cm(g/m2 )で示してあるがカ
ッコ内の(g/m2 )の意味は不織布の単位目付当たり
に換算された値であることを意味するものである。
【0090】(風合い):モニター10人が、長繊維不
織布表面の手触りによる官能試験を行い、肌触りが良い
と感じたら1点/1人で加点した。 (毛羽立ち):JIS L 0849に準拠し、Rubbin
g-Meter (スガ試験機製)を用い1回/秒の往復摩擦を
100回行い、目視判定した。毛羽立ちがないものを良
(○)。毛羽立ちのあるものを不良(×)と判定した。
【0091】(耐水圧):耐水圧測定器(東洋精機製作
所製)を用い、5個サンプルのの平均をとった。(単位
mm)。 (拭き取り性):25cm四方の平らなガラス板に薄く
塗布した0.1gの市販のマーガリンを、100cm2
の不織布試験片(分割極細繊維不織布面)でふき取った
後、目視によりガラス面を観察し、マーガリンをきれい
にふき取った場合を良(○)、ガラス表面の曇りが取れ
ない場合を不良(×)と評価した。
【0092】(繊維径):分割不織布、メルトブロー不
織布(MB)について、特に限定しないが約1cm×1
cmの小片を10個切り取り、走査型電子顕微鏡で倍率
100〜5000倍の写真を撮り、計100本の繊維直
径を測定し、平均値を繊維径(単位μm)とした。
【0093】
【表1】
【0094】
【表2】
【0095】
【発明の効果】
(1)本発明の複合化不織布は、従来の複合化不織布の
欠点を改良し、風合い、不織布強力、毛羽立ち防止性が
良好な複合化不織布を提供できる。
【0096】すなわち、融点差10℃以上を有する低融
点樹脂と高融点樹脂の少なくとも2成分からなる熱可塑
性分割型複合繊維を分割して得られる延伸配向されてい
る分割極細繊維からなる不織布と、熱可塑性長繊維不織
布とが積層され、かつ繊維接点の少なくとも一部がが熱
接着されることにより、延伸配向された分割極細繊維不
織布表面の毛羽立ちが無く、長繊維不織布と積層させる
ことで不織布強力を強くできる。
【0097】(2)また、前記本発明の複合化不織布に
おいて、分割極細繊維からなる不織布と熱可塑性長繊維
不織布が、ポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維
から選ばれた少なくとも1種の繊維からなる不織布であ
る本発明の好ましい態様とすることにより、比較的柔軟
で、より強力が大きく、また、捲縮を発現させた時の弾
力性(クッション性)のより優れた複合化不織布を得る
ことができ好ましい。
【0098】(3)また、前記の本発明の複合化不織布
において、熱可塑性長繊維不織布の表裏両面に分割極細
繊維からなる不織布が配置積層されている本発明の好ま
しい態様とすることにより、複合化不織布両面が風合い
良好で、毛羽立ちのなく、不織布強力の大きい複合化不
織布を提供でき好ましい。
【0099】(4)また、前記本発明の複合化不織布に
おいて、分割極細繊維からなる不織布と長繊維不織布と
が、その積層界面近傍で分割極細繊維と長繊維とが相互
に絡合されて一体化されている本発明の好ましい態様と
することにより、さらに不織布強力の優れた複合化不織
布を提供でき好ましい。
【0100】(5)また、前記本発明の複合化不織布に
おいて、分割極細繊維からなる不織布を構成する極細繊
維の繊維径が、1.5μm〜15μmである本発明の好
ましい態様とすることにより、肌触り等の風合い、ドレ
ープ性が良好な複合化不織布を提供でき好ましい。
【0101】(6)また、前記本発明の複合化不織布に
おいて、分割極細繊維からなる不織布が、分割極細短繊
維からなる不織布である本発明の好ましい態様とするこ
とにより、嵩高性、風合い、ドレープ性に優れる複合化
不織布を提供でき好ましい。
【0102】(7)また、本発明の吸収性物品は、その
一部に本発明の風合い、不織布強力、毛羽立ち防止に優
れた複合化不織布用いることにより、柔軟性や風合を低
下させず、毛羽立ちしない優れた吸収性物品を提供でき
る。
【0103】(8)また、本発明のワイピングクロス
は、その少なくとも一部に本発明の風合い、不織布強
力、毛羽立ち防止に優れた複合化不織布用いることによ
り、汚れを落とすワイピング性に優れ、柔軟性や風合を
低下させず、毛羽立ちしない優れたワイピングクロスを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる各種の熱可塑性分割型複合繊維
の繊維長さ方向に対して垂直方向の断面図。
【図2】本発明の複合化不織布を一部に用いた使い捨て
おむつの一例の肌側から見た展開平面図。
【図3】図2のX−X´部分の断面の概略端面図。
【図4】図2のY−Y´部分の断面の概略端面図。
【図5】本発明の長繊維不織布を一部に用いた生理用ナ
プキンの一例の肌側から見た展開平面図。
【図6】図5のX−X´部分の断面の概略端面図。
【符号の説明】
1 液体吸収層 2 表カバー 3 バックシート 4 ラウンドシート 5、5´ サイドシート 7、7´ ウェストギャザー 8 バックシート積層物 10 熱可塑性分割型複合繊維の樹脂成分の1つ 11 熱可塑性分割型複合繊維の他の樹脂成分の1
つ 12 熱可塑性分割型複合繊維の更に他の樹脂成分
の1つまたは中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 5/26 D04H 3/14 Z 7/14 A41B 13/02 E D04H 3/14 A61F 13/18 310Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点差10℃以上を有する低融点樹脂と
    高融点樹脂の少なくとも2成分からなる熱可塑性分割型
    複合繊維を分割して得られる延伸配向されている分割極
    細繊維からなる不織布と、熱可塑性長繊維不織布とが積
    層され、かつ繊維接点の少なくとも一部が熱接着されて
    いることを特徴とする複合化不織布。
  2. 【請求項2】 分割極細繊維からなる不織布と熱可塑性
    長繊維不織布が、ポリオレフィン系繊維、ポリエステル
    系繊維から選ばれた少なくとも1種の繊維からなる不織
    布である請求項1に記載の複合化不織布。
  3. 【請求項3】 熱可塑性長繊維不織布の表裏両面に分割
    極細繊維からなる不織布が配置積層されている請求項1
    または2に記載の複合化不織布。
  4. 【請求項4】 分割極細繊維からなる不織布と長繊維不
    織布とが、その積層界面近傍で分割極細繊維と長繊維と
    が相互に絡合されて一体化されている請求項1〜3のい
    ずれかに記載の複合化不織布。
  5. 【請求項5】 分割極細繊維からなる不織布を構成する
    極細繊維の繊維径が、1.5μm〜15μmである請求
    項1〜4のいずれかに記載の複合化不織布。
  6. 【請求項6】 分割極細繊維からなる不織布が、分割極
    細短繊維からなる不織布である請求項1〜5のいずれか
    に記載の複合化不織布。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の複合化
    不織布を一部に用いた吸収性物品。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の複合化
    不織布を少なくとも一部に用いたワイピングクロス。
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