JP2018050869A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係る吸収性物品1は、図1に示すように、体液を吸収する吸収体11と、体液を透過しない不透液性シート12とを少なくとも備えている。この吸収性物品1では、不透液性シート12の面12a,12bのうち、吸収体11側の面12aの反対面12bの側が、水分に接触して消臭機能を発揮する消臭材21を有している。
吸収体11は、使用者が排泄した排泄物や体液等を吸収する吸収能を有するものである。この吸収体11は、後述する包装シート13で包まれていてもよいし、包まれていなくてもよい。
高吸収性ポリマー粒子は、吸収体11の一部又は全部に任意に含まれていてもよい。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む意味で用いている。高吸収性ポリマー粒子としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用することができる。例えば、500μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が30質量%以下の高吸収性ポリマー粒子を好ましく用いることができる。また、180μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が60質量%以上の高吸収性ポリマー粒子がより好ましい。
包装シート13は、吸収体11を包むためのシートであり、図4及び図6に例示するように、吸収性物品1の商品用途に応じて必要に応じて任意に設けられる。包装シート13を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、クレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。吸収体11に高吸収性ポリマー粒子を含有させている場合には、その高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであることが望ましい。クレープ紙は特に好ましく用いられるが、クレープ紙に換えて不織布を用いる場合は、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好ましく、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材等を使用することができる。包装シート13の目付け量も特に限定されないが、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
不透液性シート12は、体液等を透過しないシートである。この不透液性シート12は、図1等に示すように、吸収体11とともに吸収性物品1の必須の構成であり、肌面側2に配置される吸収体11とは反対側の非肌面側3に配置される。なお、この不透液性シート12の面12a,12bのうち、吸収体11側の面12aの反対面12bの側に消臭材21が設けられている。
消臭材21は、水分に接触して消臭機能を発揮するものであり、図1及び図2に示すように、不透液性シート12の面12a,12bうち、吸収体11側の面12aの反対面12bの側に配置されている。すなわち、不透液性シート12が、吸収体11と消臭材21との間に介在するように配置されている。したがって、排泄物に含まれる体液が吸収体11に吸収された場合であっても、その体液は不透液性シート12で遮断され、そのままでは、体液と消臭材21とは接触しない。一方、吸収性物品1を丸める等して吸収体11に吸収された体液を消臭材21に接触させることにより、その消臭材21は消臭機能を発揮することができる。なお、より詳しくは、後述する第1実施形態(図4,図5)、第2実施形態(図6,図7)及び第3実施形態(図8,図9)において説明する。
シクロデキストリン錯体は、シクロデキストリンが消臭成分(以下、活性成分ともいう。)を包接した錯体であり、シクロデキストリンと、そのシクロデキストリンに錯化した活性成分とで構成されている。このシクロデキストリン錯体は、体液等の水分の存在により、包接した活性成分(例えば、香料等の芳香性成分、反応性成分等)を放出することができるというものである。なお、シクロデキストリン錯体から活性成分が放出した後のシクロデキストリン錯体は、体液等に含まれるアンモニア成分等の臭気成分を吸着することができ、活性成分の徐放機能と、臭気成分を吸着する吸着機能を併存させることができ、効果的な消臭を実現することができる。
シクロデキストリン錯体を含有する消臭材21の形成対象となるシート又は形成面としては、使用後に丸める等する前の状態で、吸収体11が吸収する体液に接触することがないシート又はシート面である。すなわち、消臭材21は、(1)不透液性シート12の面12a、12bのうち吸収体11側の面12aの反対面12bに設けられている、又は、(2)不透液性シート12の面のうち吸収体11側の面12aの反対面12bに消臭材形成対象シート22が設けられている場合にはその消臭材形成対象シート22の片面又は両面に設けられている。
以下では、各実施形態を挙げて本発明に係る吸収性物品の形態について説明する。
第1実施形態として、図4及び図5に示す形態の外装一体型のパンツ式使い捨ておむつ100Aについて説明する。上記した特徴を有する吸収性物品1は、外装一体型のパンツ式使い捨ておむつ100Aに好ましく適用できる。本発明の特徴を有するものであれば、外装一体型パンツ式使い捨ておむつ100Aの構成要素は特に限定されず、従来公知の種々の構成要素を含んでいてもよい。なお、吸収体11、不透液性シート12及び消臭材21については既に詳しく説明したので、ここではその説明は省略する。また、以下では、外装一体型パンツ式使い捨ておむつ100Aの一般的な構成要素について簡単に説明するが、その技術的範囲は以下の説明内容に限定されるものではない。
第2実施形態として、図6及び図7に示す形態の外装二分割型のパンツ式使い捨ておむつ100Bについて説明する。上記した特徴を有する吸収性物品1は、外装二分割型のパンツ式使い捨ておむつ100Bに対しても好ましく適用できる。本発明の特徴を有するものであれば、外装二分割型パンツ式使い捨ておむつ100Bの構成要素は特に限定されず、従来公知の構成要素を含むものであればよい。なお、第1実施形態と同様、吸収体11、不透液性シート12及び消臭材21については既に詳しく説明したので、ここではその説明は省略するとともに、その構成要素は上記した外装一体型パンツ式使い捨ておむつ100Aとほぼ同様であるので、その部分についても説明を省略する。
第3実施形態として、図8及び図9に示す形態のテープ固定式の使い捨ておむつ100Cについて説明する。上記した特徴を有する吸収性物品1は、テープ固定式の使い捨ておむつ100Cに対しても好ましく適用できる。本発明の特徴を有するものであれば、テープ固定式の使い捨ておむつ100Cの構成要素は特に限定されず、従来公知の構成要素を含むものであればよい。なお、第1,第2実施形態と同様、吸収体11、不透液性シート12及び消臭材21については既に詳しく説明したので、ここではその説明は省略するとともに、その構成要素は、テープ固定要素以外では、上記した外装一体型又は二分割型パンツ式使い捨ておむつ100A,100Bとほぼ同様であるので、その部分についても説明を省略する。
その他の実施形態として、生理用ナプキンや尿漏れパッド(失禁パッドを含む)ついて説明する。上記した特徴を有する吸収性物品1は、生理用ナプキンや尿漏れパッドに対しても好ましく適用できる。本発明の特徴を有するものであれば、生理用ナプキンや尿漏れパッドの構成要素は特に限定されず、従来公知の構成要素を含むものであればよい。なお、第1〜第3の実施形態と同様、吸収体11、不透液性シート12及び消臭材21については既に詳しく説明したので、ここではその説明は省略するとともに、特徴部分以外の構成要素は、従来公知の生理用ナプキンや尿漏れパッドとほぼ同様であるので、その部分についても説明を省略する。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載がない限り、以下の意味を有するものである。
2 肌面側
3 非肌面側
11 吸収体
12 不透液性シート
12a 不透液性シートの面のうち吸収体側の面(肌面側)
12b 不透液性シートの面のうち吸収体側の面の反対面(非肌面側)
13 包装シート
21 消臭材
22 印刷シート(消臭材形成対象シート)
23 スリット
25 テープ
26 テープターゲット部材
31 外装シート
32 内装体
33 表面シート
34 中間シート
35 立体ギャザー
36 ギャザーシート
37 細長状弾性伸縮部材
38 取付部分
39 突出部分
41 サイドシール部
41A 前身頃
41B 後身頃
42 括れ部(股間部)
51 腹側外装シート
52 背側外装シート
100(100A,100B,100C) 使い捨ておむつ
WO ウエスト開口
LO 脚開口
X 幅方向
Y 前後方向
Claims (8)
- 体液を吸収する吸収体と、前記体液を透過しない不透液性シートとを少なくとも備え、前記不透液性シートの面のうち、前記吸収体側の面の反対面の側が、水分に接触して消臭機能を発揮する消臭材を有する、ことを特徴とする吸収性物品。
- 前記消臭材が有する消臭機能が、吸着機能及び徐放機能の一方又は両方を有する、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記消臭材が、シクロデキストリン錯体を含有する、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記シクロデキストリン錯体が、反応性成分及び芳香性成分の一方又は両方を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 使い捨ておむつ、生理用ナプキン、又は、尿漏れパッドである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記消臭材が、前記不透液性シートの面のうち前記吸収体側の面の反対面に設けられている、又は、前記不透液性シートの面のうち前記吸収体側の面の反対面に消臭材形成対象シートが設けられている場合において該消臭材形成対象シートの片面又は両面に設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記消臭材が設けられた面のうち前記吸収体側の面の反対面には、水分を透過可能な外装シートが設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記消臭材が、印刷層に含まれている、固定用テープに含まれている、又は、前記不透液性シート上に設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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2016
- 2016-09-28 JP JP2016189129A patent/JP6837308B2/ja active Active
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