JP6837308B2 - 吸収性物品及びその使用方法 - Google Patents

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本発明は、使い捨て紙おむつ等の吸収性物品に関し、さらに詳しくは、使用後の廃棄時に排泄物や体液等から発する臭気を抑制することができる吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品は、使用後の廃棄に際しては、通常、吸収性物品の腹側の非肌面側を肌面側の吸収体に接するように丸め又は折り畳み(以下、廃棄状態ともいう。)、サニタリーボックスやおむつ保管容器等の密閉性の高い容器に入れて一時保管し、容器の貯留量がある程度に達したらゴミ袋に入れて廃棄されている。このため、使い捨ておむつ等は、使用後に丸める等の廃棄状態に保持する固定手段として、パンツタイプでは物品外面に粘着テープを設けることが一般的となっており、また、テープタイプでは背側を腹側に連結するためのファスナーテープを設けることが一般的となっている。
使用後の吸収性物品からは、排泄物や体液等から発する不快な臭気が放出する。そのため、密閉性の高い容器に保管する場合であっても、その容器の開閉時には使用者は不快な臭いに接することになる。そこで、これを解決するため、排泄物や体液等の臭気対策手段が種々提案されている。
臭気対策手段は、香料等の香りによるマスキングと、吸着剤による臭気吸着(消臭・脱臭)との2種類に大別される。このうち、マスキングの例としては、ファスナーテープの着脱時にマイクロカプセルから香料が放出されるもの(特許文献1参照)や、排尿がトリガーとなって香料を放出するもの(特許文献2参照)等が提案されている。また、吸着剤による臭気吸着の例としては、使用後に丸めた状態で外面側となる位置に消臭シートと後処理テープとを備え、丸めた後に後処理テープを剥がすことによって消臭シートの臭気吸着効果を発揮させるもの(特許文献3参照)が提案されている。また、マスキングと臭気吸着の一方又は両方を備えた例としては、2枚のガスバリア層の間に臭気対策剤を含有する粘着剤が設けられ、使い捨ておむつの廃棄時に一方のガスバリア層を剥離して粘着剤を露出させることによって臭気対策を行うもの(特許文献4参照)等が提案されている。
また、液透過層と、液不透過層と、これら両層の間に位置する吸収層と、その吸収層及び液不透過層の間に位置するシクロデキストリン含有層とを含む吸収性物品も提案されている(特許文献5)。この吸収性物品では、消臭機能と活性成分徐放機能とを有するシクロデキストリン含有層が吸収層及び液不透過層の間に位置している。そのため、着用者から排出された尿等の体液が液透過層を透過して吸収層に吸収されると、重力の作用によって体液がシクロデキストリン含有層側の部分に溜り、溜まった体液がシクロデキストリン含有層に接触する。その結果として、シクロデキストリンの消臭機能や活性成分の徐放機能とが発揮される。
特表平11−509455号公報 特開2013−177424号公報 特開2010−125127号公報 特開2016−67912号公報 特開2016−77857号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の臭気対策手段のように、ファスナーテープの着脱時にマイクロカプセルから香料が放出されるものや、排尿がトリガーとなって芳香するものは、廃棄時に丸めた状態で固定すると、香料の放出元が内部に隠れてしまう。そのため、外部への香料の放出が抑制されてしまい、十分な効果を発揮できないという難点がある。また、これらの臭気対策手段を例えば乳幼児用の使い捨ておむつに適用した場合、使用中にマスキング効果を発揮することになる。そのため、排泄物等の臭気によりおむつの交換時期を知ることが困難となるおそれがある。
また、特許文献3,4に記載の臭気対策手段のように、後処理テープやガスバリア層の剥離によって臭気対策効果を発揮させるものは、製造直後から香料を放出したり臭気を吸着したりするものがほとんどであり、臭気対策が必要になる時点では効果が弱くなるという難点がある。また、使用中から臭気が吸着されてしまうことで、排泄物等の臭気によるおむつの交換時期がわかりにくくなるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、排泄物や体液等から発する臭気によっておむつの交換時期を知ることができるとともに、使用後の廃棄時に排泄物や体液等から発する不快な臭気を抑制することができる吸収性物品を提供することにある。
本発明に係る吸収性物品は、体液を吸収する吸収体と、前記体液を透過しない不透液性シートとを少なくとも備え、前記不透液性シートの面のうち、前記吸収体側の面の反対面の側が、水分に接触して消臭機能を発揮する消臭材を有することを特徴とする。
この発明によれば、水分に接触して消臭機能を発揮する消臭材が、不透液性シートの面のうち吸収体側の面の反対面側に設けられているので、排出された体液が吸収体に吸収されたままでは、その体液は消臭材に到達しない。その結果、消臭材は消臭機能を発揮せず、体液の臭気により排泄があったことを知ることができ、交換時期を容易に察知することができる。一方、交換した後の吸収性物品を丸めたり折り畳む等して、吸収体に吸収された体液を消臭材に接触させることにより、その消臭材は消臭機能を発揮する。その結果、その消臭機能により、使用後の廃棄時に排泄物や体液等から発する不快な臭気を抑制することができる。
本発明に係る吸収性物品において、前記消臭材が有する消臭機能が、吸着機能及び徐放機能の一方又は両方を有する。この発明によれば、消臭機能として吸着機能及び徐放機能の一方又は両方を有するので、使用後の廃棄時に排泄物や体液等から発する不快な臭気を、吸着及び/又は徐放により抑制することができる。
本発明に係る吸収性物品において、前記消臭材が、シクロデキストリン錯体を含有する。この発明によれば、消臭材が吸着機能と徐放機能とを有するシクロデキストリン錯体を含有するので、使用後の廃棄時に排泄物や体液等から発する不快な臭気を吸着及び徐放により抑制することができる。
本発明に係る吸収性物品において、前記シクロデキストリン錯体が、反応性成分及び芳香性成分の一方又は両方を含む。この発明によれば、シクロデキストリン錯体が反応性成分及び芳香性成分の一方又は両方を含むので、使用後の廃棄時に排泄物や体液等から発する不快な臭気と反応して吸着させたり、徐放により芳香させてマスキングさせたりすることができる。
本発明に係る吸収性物品が、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、又は、尿漏れパッドである。この発明によれば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、尿漏れパッド等に好ましく適用することができ、特に乳児用の使い捨ておむつや、寝たきりのお年寄り用の使い捨ておむつに有用である。
本発明に係る吸収性物品において、前記消臭材が、前記不透液性シートの面のうち前記吸収体側の面の反対面に設けられている、又は、前記不透液性シートの面のうち前記吸収体側の面の反対面に消臭材形成対象シートが設けられている場合において該消臭材形成対象シートの片面又は両面に設けられている。この発明によれば、消臭材は不透液性シートに直に設けられていてもよいし、別に設けられた消臭材形成対象シートの片面又は両面に設けられていてもよい。
本発明に係る吸収性物品において、前記消臭材が設けられた面のうち前記吸収体側の面の反対面には、水分を透過可能な外装シートが設けられていてもよい。この発明によれば、消臭材の上に外装シートが設けられていてもよいが、その場合には、外装シートが水分を透過できるものであることが望ましい。例えば、外装シートの素材自体が水分透過性であったり、外装シートに水分を透過するスリットや孔等が設けられていたりすることが望ましい。
本発明に係る吸収性物品において、前記消臭材が、印刷層に含まれている、固定用テープに含まれている、又は、前記不透液性シート上に設けられている、ことが好ましい。この発明によれば、消臭材を様々な態様で吸収性物品に設けることができる。
本発明に係る吸収性物品によれば、排泄物や体液等から発する臭気によりおむつの交換時期を知ることができるとともに、使用後の廃棄時に排泄物や体液等から発する不快な臭気を抑制することができる。
本発明に係る吸収性物品の要部の説明図である。 使い捨ておむつに設けられる消臭材の一例を示す説明図である。 使用後の使い捨ておむつを廃棄する際に丸める態様を示す説明図である。 外装一体型のパンツ式使い捨ておむつの構成を示す説明図である。 図4に示すA−A断面図である。 外装二分割型のパンツ式使い捨ておむつの構成を示す説明図である。 図6に示すB−B断面図である。 テープ固定式の使い捨ておむつの構成を示す説明図である。 図8に示すC−C断面図である。 使い捨ておむつの平面図である。
本発明に係る吸収性物品の実施形態について、図面を参照しつつ詳説する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要部を有する各種の変形例や応用例を含む。
[吸収性物品]
本発明に係る吸収性物品1は、図1に示すように、体液を吸収する吸収体11と、体液を透過しない不透液性シート12とを少なくとも備えている。この吸収性物品1では、不透液性シート12の面12a,12bのうち、吸収体11側の面12aの反対面12bの側が、水分に接触して消臭機能を発揮する消臭材21を有している。
この吸収性物品1は、水分に接触して消臭機能を発揮する消臭材21が、不透液性シート12の面12a,12bのうち吸収体側の面12aの反対面12bの側に設けられているので、排出された体液が吸収体11に吸収されたままではその体液は消臭材21に到達しない。その結果、消臭材21は消臭機能を発揮せず、体液の臭気により排泄があったことを知ることが可能となり、交換時期を容易に察知することができる。一方、交換した後の吸収性物品1を丸めたり折り畳む等して、吸収体11に吸収された体液を消臭材21に接触させることにより、その消臭材21は消臭機能を発揮する。その結果、その消臭機能により、吸収性物品1を使用した後の廃棄時に、排泄物や体液等から発する不快な臭気を抑制することができる。
吸収性物品1としては、例えば、図2〜図10に示す使い捨ておむつ100A〜100C、生理用ナプキン(図示しない)、尿漏れパッド(図示しない)等を好ましく挙げることができる。これらの吸収性物品1において、不透液性シート12からみて、吸収体11は肌面側2に位置し、消臭材21はその吸収体11とは反対側の非肌面側3に位置するように配置されている。本発明の特徴は、消臭材21が不透液性シート12の非肌面側3に配置されていることにある。こうした特徴を有する吸収性物品1は、吸収体11が排泄物や体液等を吸収した後に、不透液性シート12の非肌面側3を、肌面側2に位置する吸収体11に接するように丸めたり折り畳むことにより、体液を含んで濡れている吸収体11に消臭材21が接触する。この接触により、消臭材21が備える活性成分の徐放機能や消臭機能が発揮され、使用後の廃棄時における排泄物や体液等の不快な臭気を特異的に抑制することができる。
以下、吸収性物品1の構成要素を詳しく説明する。なお、吸収性物品1として、外装一体型のパンツ式使い捨ておむつ100A(図4,図5)、外装二分割型のパンツ式使い捨ておむつ100B(図6,図7)、テープ固定式の使い捨ておむつ100C(図8,図9)、生理用ナプキン(図示しない)、尿漏れパッド(図示しない)を例にして説明する。
<吸収体>
吸収体11は、使用者が排泄した排泄物や体液等を吸収する吸収能を有するものである。この吸収体11は、後述する包装シート13で包まれていてもよいし、包まれていなくてもよい。
吸収体11は、上記吸収能を有するものであればその構成は特に限定されないが、通常は、繊維の集合体で構成されているものを好ましく挙げることができる。繊維集合体としては、例えば、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊した集合体、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体等を挙げることができる。
繊維集合体について、その繊維目付けも特に限定されず、その繊維素材に応じたものであればよい。綿状パルプや短繊維を積繊した集合体の場合には例えば100〜300g/m程度とすることができ、フィラメント集合体の場合には例えば30〜120g/m程度とすることができる。また、合成繊維の場合の繊度は、例えば1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合におけるフィラメントは、捲縮繊維でも非捲縮繊維でもよいが、捲縮繊維が好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。また、吸収体11中には、後述する高吸収性ポリマー粒子を分散保持させることが好ましい。
吸収体11の形状は、吸収性物品1の商品用途に応じた任意の形状にすることができる。使い捨ておむつ100、生理用ナプキン、尿漏れパッド等においては、通常、長方形の吸収体11とすることが好ましいが、特に限定されない。なお、使い捨ておむつ100の場合には、例えば図10に示すような砂時計形状であってもよい。砂時計形状とは、前身頃41Aと、後端部41Bと、前身頃41A及び後身頃41Bの間に位置して前身頃41A及び後身頃41Bと比べて幅が狭い括れ部42とを有する形状のことで、砂時計のような形態に似ている。この砂時計形状は、吸収体11自体と立体ギャザー35とによって脚周りへのフィット性が向上するので好ましい。
吸収体11の寸法も、吸収性物品1の商品用途に応じた任意の寸法にすることができる。使い捨ておむつ100、生理用ナプキン、尿漏れパッド等では、前後方向Y及び幅方向Xで、排泄物や体液等を吸収保持する内装体の周縁部又はその近傍まで延びた寸法であることが好ましい。
(高吸収性ポリマー粒子)
高吸収性ポリマー粒子は、吸収体11の一部又は全部に任意に含まれていてもよい。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む意味で用いている。高吸収性ポリマー粒子としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用することができる。例えば、500μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が30質量%以下の高吸収性ポリマー粒子を好ましく用いることができる。また、180μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が60質量%以上の高吸収性ポリマー粒子がより好ましい。
高吸収性ポリマー粒子は特に限定されず、吸収性物品1の商品用途に応じた任意のものを用いることができる。通常は、吸水量が40g/g以上のものを好ましく用いることができる。高吸収性ポリマー粒子には、でんぷん系、セルロース系、合成ポリマー系等があり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル酸(塩)重合体等のものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好ましいが、他の形状のものも用いることもできる。
高吸収性ポリマー粒子の吸水速度についても、吸収性物品1の商品用途に応じた任意の吸収速度のものを用いることができるが、吸水速度が70秒以下、特に40秒以下のものが好ましい。吸水速度が70秒を超える場合のように遅すぎると、吸収体11内に供給された体液等が吸収体11の外に戻り出てしまう現象(いわゆる逆戻り現象)を発生し易くなる。
高吸収性ポリマー粒子のゲル強度についても、吸収性物品1の商品用途に応じた任意のゲル強度のものを用いることができるが、ゲル強度が1000Pa以上であることが好ましい。これにより、嵩高な吸収体11とした場合であっても、体液等を吸収した後のべとつき感を効果的に抑制することができる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量についても、吸収性物品1の商品用途に応じた任意の目付け量とすることができる。したがって、一概には言えないが、目付け量を50〜350g/mとすることができる。目付け量が50g/m未満では、吸収量を確保し難くなることがあり、目付け量が350g/mを超えると効果が飽和する。
高吸収性ポリマー粒子は、必要であれば吸収体11の平面方向で散布密度又は散布量を調整して吸収体11に含ませることができる。例えば、体液等が排泄される部位の散布密度や散布量を他の部位の散布密度や散布量よりも多くすることができる。また、男女差を考慮する場合には、男性用は前側の散布密度や散布量を高め、女性用は中央部の散布密度や散布量を高めることができる。また、吸収体11の平面方向において、局所的(例えばスポット状)に高吸収性ポリマー粒子が存在しない部分を設けることもできる。
(包装シート)
包装シート13は、吸収体11を包むためのシートであり、図4及び図6に例示するように、吸収性物品1の商品用途に応じて必要に応じて任意に設けられる。包装シート13を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、クレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。吸収体11に高吸収性ポリマー粒子を含有させている場合には、その高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであることが望ましい。クレープ紙は特に好ましく用いられるが、クレープ紙に換えて不織布を用いる場合は、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好ましく、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材等を使用することができる。包装シート13の目付け量も特に限定されないが、5〜40g/m、特に10〜30g/mのものが望ましい。
包装シート13の包装形態は特に限定されず、吸収性物品1の商品用途に応じて任意に定めることができる。製造容易性や前後端縁からの高吸収性ポリマー粒子の抜け落ち防止等の観点からは、図4及び図6に例示するように、包装シート13を吸収体11の表裏面及び両側面を取り囲むように筒状に巻き付け、且つその前後縁部を吸収体11の前後から食み出させ、この食み出し部分を表裏方向に潰してホットメルト接着剤等の接合手段により接合する包装形態が好ましい。
<不透液性シート>
不透液性シート12は、体液等を透過しないシートである。この不透液性シート12は、図1等に示すように、吸収体11とともに吸収性物品1の必須の構成であり、肌面側2に配置される吸収体11とは反対側の非肌面側3に配置される。なお、この不透液性シート12の面12a,12bのうち、吸収体11側の面12aの反対面12bの側に消臭材21が設けられている。
不透液性シート12の素材は特に限定されないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルム、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、又は、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シート等を挙げることができる。不透液性シート12には、ムレ防止の観点から、不透液性かつ透湿性を有する素材を用いることが好ましい。透湿性を有するプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練してシートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性プラスチックフィルムが広く用いられている。このほかにも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくした防漏性強化シート、不織布に高吸水性樹脂又は疎水性樹脂や撥水剤を塗工してプラスチックフィルムを用いずに不透液性としたシート等を、不透液性シート12として用いてもよい。
不透液性シート12は、図示したように、吸収体11の裏側(非肌面側3)に収まる幅に設けたものであってもよいし、防漏性を高めるために吸収体11の周縁に回りこませて吸収体11の周縁を覆うように延ばしたものであってもよい。この延ばした部分の幅は任意であるが、周縁から5〜20mm程度延ばしたものとすることができる。また、不透液性シート12の内側(肌面側2)、すなわち吸収体11側の面には、液分の吸収により色が変化する排泄インジケータを設けてもよい。
<消臭材>
消臭材21は、水分に接触して消臭機能を発揮するものであり、図1及び図2に示すように、不透液性シート12の面12a,12bうち、吸収体11側の面12aの反対面12bの側に配置されている。すなわち、不透液性シート12が、吸収体11と消臭材21との間に介在するように配置されている。したがって、排泄物に含まれる体液が吸収体11に吸収された場合であっても、その体液は不透液性シート12で遮断され、そのままでは、体液と消臭材21とは接触しない。一方、吸収性物品1を丸める等して吸収体11に吸収された体液を消臭材21に接触させることにより、その消臭材21は消臭機能を発揮することができる。なお、より詳しくは、後述する第1実施形態(図4,図5)、第2実施形態(図6,図7)及び第3実施形態(図8,図9)において説明する。
消臭材21は、水分に接触して消臭機能を発揮するものであれば特に限定されない。消臭機能としては、吸着機能であってもよいし、徐放機能であってもよいし、その両方の機能(吸着機能と徐放機能)を有するものであってもよい。なお、吸着機能とは、臭いを物理的に吸着したり、臭いを化学的に吸着し又は分解したりして、臭いをなくす又は低下させる機能のことを意味し、徐放機能とは、例えば芳香性の活性成分等を徐々に放散して臭いを軽減又はマスキングする機能のことを意味する。
消臭材21としては、従来公知のものを任意に選択して適用することができるが、好ましい例としては、シクロデキストリン錯体等を挙げることができる。
(シクロデキストリン錯体)
シクロデキストリン錯体は、シクロデキストリンが消臭成分(以下、活性成分ともいう。)を包接した錯体であり、シクロデキストリンと、そのシクロデキストリンに錯化した活性成分とで構成されている。このシクロデキストリン錯体は、体液等の水分の存在により、包接した活性成分(例えば、香料等の芳香性成分、反応性成分等)を放出することができるというものである。なお、シクロデキストリン錯体から活性成分が放出した後のシクロデキストリン錯体は、体液等に含まれるアンモニア成分等の臭気成分を吸着することができ、活性成分の徐放機能と、臭気成分を吸着する吸着機能を併存させることができ、効果的な消臭を実現することができる。
シクロデキストリンは、グルコピラノース単位がα−1,4結合によって連結された環状オリゴ糖であり、一般に、シクロデキストリン1分子中に含まれるグルコピラノース単位の数が、例えば6個〜12個を含有する置換型又は非置換型シクロデキストリンである。適用するシクロデキストリン錯体は特に限定されないが、例えば、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン及び/又はこれらの誘導体及び/又はそれらの混合物のような任意の既知のシクロデキストリンを挙げることができる。また、化学修飾(例えばメチル化やアセチル化)されたα−、β−、γ−シクロデキストリン及び/又はそれらの混合物等であってもよい。
包接される活性成分としては、芳香性成分や反応性成分を挙げることができる。芳香性成分は、芳香性のある成分、例えば香水分野で使用される芳香性組成物であり、特に限定されないが、例えば、リモネン、ユーカリプトール、クレゾール、リナロール、テトラヒドロリナロール、ミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ジヒドロミルセノール、ミルセン、シトロネロール、シトロネリル誘導体、ゲラニオール、ゲラニル誘導体、リナリルアセテート、ムゲタノール、オイゲノール、ジャスマル、テルピネオール、ピナノール、セドレン、ダマスコン、βピネン、シネオール及びその誘導体等を挙げることができる。
反応性成分は、アンモニア系やイオウ系の臭いに反応する成分や、使用者の嗅覚受容体に反応して臭覚を一時的に阻害する成分等を挙げることができる。特に、アンモニア系やイオウ系の臭いに反応する公知の反応性成分が好ましい。そうした反応性成分としては、イミン反応が可能なアルデヒド及び/又はケトンを挙げることができ、特に限定されないが、一例としては、ヘキシルシンナミックアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、デカナール、又はそれらの混合物等を挙げることができる。また、1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロへキセニル)ペント−1−エン−3−オン、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン等を挙げることができる。
シクロデキストリン錯体として、活性成分を包接したシクロデキストリン錯体と、活性成分を包接していないシクロデキストリ錯体とを併用してもよい。この併用により、活性成分を包接したシクロデキストリン錯体による徐放効果に加えて、未包接のシクロデキストリン錯体による臭気成分の吸着作用を発現することができる。なお、活性成分を包接するシクロデキストリン錯体と包接しないシクロデキストリン錯体との配合量は、求める消臭効果に応じて任意に調整できるが、一例としては、未包接のシクロデキストリン錯体を、シクロデキストリン錯体全量の5〜50質量%とすることができる。
シクロデキストリン錯体を含む消臭材21は、本発明の効果を阻害しない範囲で、シクロデキストリンと錯化していない少量の遊離成分を有していてもよいし、その消臭機能を阻害しない範囲内で他の成分を含んでいてもよい。他の成分としては、バインダー成分、吸収性成分(例えばパルプ、吸収性ポリマー等)、吸着性成分(例えばゼオライト、シリカゲル、活性炭等)等を挙げることができる。
活性成分を包接したシクロデキストリン錯体は、着用者から排出された尿等の体液に含まれる水分と接触することにより、包接する活性成分を放出したり、臭気を吸着したりする。シクロデキストリン錯体が包接する活性成分の有無はX線を用いた元素分析等により確認することができる。
シクロデキストリン錯体の形成方法は特に限定されず、周知の方法を採用することができる。例えば、シクロデキストリン粒子と、錯化させる成分と、溶媒(錯化させる成分に好適な水又は有機溶媒)とを混合して、錯化成分を包接したシクロデキストリン錯体溶液を調整する。その後、溶媒を除去して、シクロデキストリン錯体粒子を得ることができる。シクロデキストリン錯体粒子の粒径は特に制限されず、例えば5μm〜300μm程度のものを用いることができる。その粒径は、例えばレーザー回折散乱法で測定することができる。
形成されたシクロデキストリン錯体を不透液性シート12上等に設ける方法も特に限定されないが、例えば、溶媒分散させたシクロデキストリン錯体分散液を任意の方法とパターンで不透液性シート12等に設けることができる。その方法としては、シクロデキストリン錯体分散液を、形成対象となるシート(消臭材形成対象シート22とも言う。)に塗布したり噴霧したりして設けてもよいし、シクロデキストリン錯体分散液中に消臭材形成対象シート22を浸漬してもよい。また、シクロデキストリン錯体粒子の状態で消臭材形成対象シート22に設けてもよい。なお、その形成の際には、ポリシロキサンオイル、鉱油、ワセリン、ポリエチレングリコール、グリセリン等の支持材料を利用してもよい。
(形成対象シート、形成面)
シクロデキストリン錯体を含有する消臭材21の形成対象となるシート又は形成面としては、使用後に丸める等する前の状態で、吸収体11が吸収する体液に接触することがないシート又はシート面である。すなわち、消臭材21は、(1)不透液性シート12の面12a、12bのうち吸収体11側の面12aの反対面12bに設けられている、又は、(2)不透液性シート12の面のうち吸収体11側の面12aの反対面12bに消臭材形成対象シート22が設けられている場合にはその消臭材形成対象シート22の片面又は両面に設けられている。
上記(1)については、不透液性シート12に消臭材21が設けられている場合であって、吸収体11と消臭材21とが不透液性シート12を間に介して配置されている場合である。したがって、消臭材21は、不透液性シート12の面12a、12bのうち吸収体11側の面12aではない反対側の面(反対面)12bに設けられている。その面12bは、非肌面側3の面ということができ、また、外装シート31側の面ということもできる。
上記(2)については、消臭材21は、不透液性シート12ではなく、消臭材形成対象シート22に設けられている場合である。この場合において、消臭材形成対象シート22は、不透液性シート12の面のうち吸収体11側の面12aの反対面12bに設けられているので、上記(1)と同様、吸収体11と消臭材21(消臭材21は消臭材形成対象シート22に設けられている)とが不透液性シート12を間に介して配置されている。この態様では、消臭材21は、消臭材形成対象シート22の両面のうちいずれの面(片面又は両面)に設けられていてもよい。なお、消臭材形成対象シート22が透液性のシートである場合には、おむつ等の吸収性物品1を丸めたときに吸収体11が吸収した体液等はその透液性の消臭材形成対象シート22を透過するので、消臭材21は、消臭材形成対象シート22のいずれの面に設けられていてもよい。一方、消臭材形成対象シート22が不透液性のシートである場合には、おむつ等の吸収性物品1を丸めたときに吸収体11が吸収した体液等はその不透液性の消臭材形成対象シート22を透過しないので、消臭材21は、おむつ等の吸収性物品1を丸めたときに吸収体11が吸収した体液等と接触する側、すなわち消臭材形成対象シート22の非肌面側3の面(外装シート31側の面ということもできる。)に設けられていることが好ましい。
この消臭材形成対象シート22は、図1等に示すように、印刷シートを兼ねるものであることが好ましい。また、この消臭材形成対象シート22は、実施形態に応じて、後述する外装シート31、テープターゲット部材26等であってもよい。いずれの場合であっても、消臭材形成対象シート22は、そこに設けた消臭材21が、おむつ等の吸収性物品1を丸めたときに吸収体11が吸収した体液等と接触するように配置されているように構成される。
シクロデキストリン錯体の塗工量等は特に制限されず、所望の消臭機能を発揮できるに足りる量であればよい。例えば、0.1〜1mg/cm程度の塗工量であればよいが、この範囲に限定されない。
以上説明したように、本発明に係る吸収性物品1は、例えば使い捨ておむつ、生理用ナプキン、尿漏れパッド(失禁パッド)等に好ましく適用できる。そして、(1)着用者の排泄した体液等の水分に接触させることにより消臭機能を発揮させることができ、(2)その消臭機能は、吸収性物品1の不透液性シート12の面12a、12bのうち吸収体11側の面12aの反対面12bの側に設けられている消臭材21(シクロデキストリン錯体等の水分に反応して機能を発揮する消臭機能材)で実現させることができ、(3)消臭材21を不透液性シート12の非肌面側3に配置することにより、その消臭材21を濡れた吸収体11に接触させるまでは消臭機能は発揮させず、その消臭材21を濡れた吸収体11に接触させることにより消臭機能を発揮させることができ、(4)消臭材21を濡れた吸収体21に接触させるために、不透液性シート12の非肌面側3を濡れた吸収体11に接するように丸め、後処理テープやファスニングテープで止めることで、消臭材21が水分に反応して消臭機能を発揮させることができる、という従来にない格別の効果を奏する。また、(5)従来の臭気対策テープ等のように小さい部材への臭気対策剤の付与では十分な消臭機能は得られないが、本発明では、広い範囲にシクロデキストリン錯体を封入することも可能であり、十分な消臭機能を得ることができる。
こうした本発明に係る吸収性物品1により、使用中には排泄物や体液等の臭気が消臭されないので、排泄物や体液等から発する臭気によりおむつの交換時期を知ることができるとともに、使用後の廃棄時に排泄物や体液等から発する不快な臭気を抑制することができる。
[各実施形態]
以下では、各実施形態を挙げて本発明に係る吸収性物品の形態について説明する。
<第1実施形態/外装一体型のパンツ式使い捨ておむつ>
第1実施形態として、図4及び図5に示す形態の外装一体型のパンツ式使い捨ておむつ100Aについて説明する。上記した特徴を有する吸収性物品1は、外装一体型のパンツ式使い捨ておむつ100Aに好ましく適用できる。本発明の特徴を有するものであれば、外装一体型パンツ式使い捨ておむつ100Aの構成要素は特に限定されず、従来公知の種々の構成要素を含んでいてもよい。なお、吸収体11、不透液性シート12及び消臭材21については既に詳しく説明したので、ここではその説明は省略する。また、以下では、外装一体型パンツ式使い捨ておむつ100Aの一般的な構成要素について簡単に説明するが、その技術的範囲は以下の説明内容に限定されるものではない。
外装一体型パンツ式使い捨ておむつ100Aは、図4及び図5に示すように、製品外面(裏面又は非肌面側の面ともいう。)をなす外装シート31と、その外装シート31の内面に装着された内装体32とで構成されている。内装体32は、排泄物や体液等を吸収する吸収体11を有する部分である。外装シート31は、着用者の身体に対して内装体32を支えるための部分である。なお、断面図における点模様部分は、各構成部材を接合する取付部分38(例えば接着剤)を示しているが、接合手段としてはヒートシールや超音波シール等の溶着手段を用いることもできる。
内装体32は、肌面側2(身体側)に配置された表面シート33と、非肌面側3に配置された不透液性シート12と、これらの間に配置された吸収体11とを備えている。内装体32には、図5に示すように、表面シート33を透過した体液等を速やかに吸収体11へ移行させるため、表面シート33と吸収体11との間に中間シート34が設けられていてもよい。また、内装体32の両脇に排泄物や体液等が漏れるのを防止するため、内装体32の両側に、身体側に起立する立体ギャザー35が設けられていてもよい。
表面シート33は、液を透過する性質を有するシートであり、例えば有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシート等が用いられる。不織布の原料繊維は特に限定されず、合成繊維、再生繊維、天然繊維又はこれらの混合繊維や複合繊維であってもよい。こうした表面シート33は、1枚のシートでもよいし、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートでもよい。平面方向においても、表面シート33は、1枚のシートで構成されていてもよいし、2枚以上のシートで構成されていてもよい。立体ギャザー35を設ける場合における表面シート33の両側部は、図5に示すように、不透液性シート12と立体ギャザー35との間を通して吸収体11の裏側まで回りこませることが好ましい。こうすることで、体液の浸透を防止することができる。
中間シート34は、図5に示すように、表面シート33を透過した体液等を速やかに吸収体11へ移行させる高い吸収性能を有し、好ましく設けられる。中間シート34は、表面シート33よりも液の透過速度が速いものであることが好ましい。また、中間シート34は、吸収した体液等の吸収体11からの「逆戻り現象」を防止し、表面シート33を常に乾燥した状態とすることができる。中間シート34は省略してもよい。中間シート34としては、表面シート33と同様の素材や、スパンレース、スパンボンド、SMS、パルプ不織布、パルプとレーヨンとの混合シート、ポイントボンド又はクレープ紙を挙げることができる。特にエアスルー不織布が嵩高であるため好ましい。中間シート34は、図5に示すように吸収体11の幅より短い幅で中央に配置されているが、全幅にわたって設けられていてもよい。中間シート34の長手方向の長さは、吸収体11の長さと同一でもよいし、体液等を受け入れる領域を中心にした短い長さであってもよい。
立体ギャザー35は、図5に示すように、内装体32の両側部に沿って前後方向Yの全体に延びる帯状部材であり、表面シート33上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を遮断し、横漏れを防止するために好ましく設けられている。立体ギャザー35は、取付部分38と、この取付部分38以外の突出部分39とからなり、突出部分39は、内装体32の側部から起立するように設けられている。
こうした立体ギャザー35は、内装体32の前後方向Yの長さに等しい長さを有する帯状のギャザーシート36を幅方向に折り返して二つに折り重ねるとともに、折り返し部分及びその近傍のシート間に、細長状弾性伸縮部材37を長手方向に沿って伸長状態で、幅方向Wに間隔をあけて複数本固定してなるものであることが好ましい。立体ギャザー35のうち、先端部と反対側に位置する基端部は、内装体32の側縁部の裏面に固定された取付部分38となり、この取付部分38以外の部分は、取付部分38から突出する突出部分39となる。突出部分39は、幅方向Wの中央側に向かう付け根側部分と、この付け根側部分の先端から幅方向外側に折り返された先端側部分とからなる。ギャザーシート36としては、スパンボンド不織布(SS、SSS等)、SMS不織布(SMS、SSMMS等)、メルトブロー不織布等、柔軟で均一性・隠蔽性に優れた不織布に必要に応じてシリコン等で撥水処理を施したものを好適に用いることができる。細長状弾性伸縮部材37としては、伸長率に優れた糸ゴム等を用いることができる。
外装シート31は、前後方向Yの中央から腹側に延びる前身頃41Aを構成する部分と、前後方向Y中央から背側に延びる後身頃41Bを構成する部分とを有し、これら前身頃41Aの両側部と後身頃41Bの両側部とが接合されてサイドシール部41が形成されている。また、図2に示すように、装着者の胴を通すためのウエスト開口WO及び脚を通すための左右一対の脚開口LOが形成されている。こうした外装シート31には、従来公知の各種の外装シートの構成を任意に適用することができるので、ここでは詳しい説明を省略する。
外装シート31は、2枚のシート材をホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせて形成することができる。シート材としては、シート状のものであれば特に限定なく使用できるが、不織布が好ましい。不織布の原料繊維は特に限定されず、合成繊維、再生繊維、天然繊維又はこれらの混合繊維や複合繊維であってもよい。こうした外装シート31は、それを通して後述する印刷シート22のデザインを製品外面から良好に視認できるものであることが好ましく、そうなるように、任意の目付け量としたり、全光線透過率を調整したりすることが望ましい。この外装シート31に消臭材21が設けられていてもよい。
印刷シート22は、印刷によりデザインの施されたシートであり、使い捨ておむつ100Aの非肌面側に好ましく設けられている。詳しくは、印刷シート22は、不透液性シート12と外装シート31との間(外装シート31の層間を含む。)に設けられている。外装シート31を省略し、印刷シート22が外面に露出する形態とすることもできる。印刷シート22は、それが配置される身頃よりも小さい面積を有しており、前身頃41A及び後身頃41Bに個別に設けてもよいし、前身頃41Aから股間部を通って後身頃41Bまで一体的に連続して設けてもよい。
印刷シート22の寸法と形状は特に限定されないが、デザイン機能を十分なものとするためには大きな面積であることが好ましい。吸収体11の幅との関係では、例えば印刷シート22の幅を吸収体11の幅の50〜120%程度とすることができる。また、印刷シート22の長さも特に限定されないが、少なくとも腹側及び背側の片側で物品全長の15〜30%程度とすることができる。印刷シート22の形状は、トリムロスが発生しない観点では矩形であることが好ましいが、円形、楕円形、三角形、六角形等の幾何学形状であってもよいし、デザイン形状に沿ってカットしたものであってもよい。印刷シート22の材料としては、プラスチックフィルム、不織布、紙等を用いることができるが、嵩高く通気性の高い素材が好ましい。プラスチックフィルムを用いる場合は、ムレ防止のため透湿性を有することが望ましい。不織布や紙は透湿性を有するため好ましく、デザイン印刷を施す場合、不織布にあっては平滑性が高く印刷しやすいもの、紙にあっては強度が高くインクの滲み難いものを用いるのが好ましい。
本発明の特徴的な構成である消臭材21は、この印刷シート22に設けられていることが便利である。すなわち、消臭材21は、不透液性シート12の面12a,12bのうち吸収体11側の面12aの反対面12bに設けられていてもよいし、不透液性シート12の面12a,12bのうち吸収体11側の面12aの反対面12bに消臭材形成対象シート22が設けられている場合における該消臭材形成対象シート22の片面又は両面に設けられていてもよい。したがって、この消臭材形成対象シート22が、上記した印刷シート22を兼ねる場合が好ましい。印刷シート22の図柄模様は目立つので、消臭材21が設けられた印刷シート22を、濡れた吸収体11に接触させるように丸めることが容易になる。その結果、消臭材21を水分で濡らして消臭させることができる。印刷シート22には、上記した塗布等の形成方法によって消臭材21を設けることができる。
図4及び図5に示す使い捨ておむつ100Aでは、肌面側2に配置された吸収体11と、非肌面側3に配置された不透液性シート12と、その不透液性シート12のさらに非肌面側3に配置された外装シート31とを有している。そして、不透液性シート12と外装シート31との間に印刷シート22が設けられている。この印刷シート22が消臭材形成対象シートであり、シクロデキストリン錯体を塗布してなる消臭材21が設けられている。この印刷シート22には図柄模様が設けられており、その図柄模様が見えるように外装シート31は透視性の良い素材であることが好ましいが、その外装シート31のうち印刷シート22と重なる部分には、図5に示すように、スリット23が設けられていることが好ましい。このスリット23は、弾性部材の張力が実質的にゼロとなるように作用する。さらにそのスリット23は、使用後に使い捨て紙おむつ100Aを丸めたときに、印刷シート22の外装シート51側に設けられた消臭材21と、濡れた吸収体11の水分との接触を容易にさせるように作用する。スリット23は、シャーリングカット等によるシャーリングカット切断跡として設けられる。
使い捨ておむつ100Aにおいて、消臭材21が設けられた印刷シート22は、腹側(前身頃41A)に設けられていても背側(後身頃41B)に設けられていてもよいが、腹側(前身頃41A)に設けられていることが好ましい。消臭材21が設けられた印刷シート22と外装シート31との重なり部分のスリット23は、使用後に使い捨ておむつ100Aを丸めたときに、そのスリット23を通してシクロデキストリン錯体が、吸収体11に吸収された水分に反応し、シクロデキストリン錯体を含む消臭材21の消臭機能により、排泄物や体液等から発する不快な臭気を抑制することができる。
<第2実施形態/外装二分割型のパンツ式使い捨ておむつ>
第2実施形態として、図6及び図7に示す形態の外装二分割型のパンツ式使い捨ておむつ100Bについて説明する。上記した特徴を有する吸収性物品1は、外装二分割型のパンツ式使い捨ておむつ100Bに対しても好ましく適用できる。本発明の特徴を有するものであれば、外装二分割型パンツ式使い捨ておむつ100Bの構成要素は特に限定されず、従来公知の構成要素を含むものであればよい。なお、第1実施形態と同様、吸収体11、不透液性シート12及び消臭材21については既に詳しく説明したので、ここではその説明は省略するとともに、その構成要素は上記した外装一体型パンツ式使い捨ておむつ100Aとほぼ同様であるので、その部分についても説明を省略する。
外装二分割型パンツ式使い捨ておむつ100Bでは、外装シート22は、装着者の胴周りのうち腹側を覆う腹側外装シート51と、背側を覆う背側外装シート52とに分割されている。この点が、前身頃41Aから後身頃41Bまでを一体的な外装シート31で連続的に覆っている上記外装一体型パンツ式使い捨ておむつ100Aとは異なる。そして、腹側外装シート51の幅方向Wの中央部内面に内装体32の前端部がホットメルト接着剤等により連結されているとともに、背側外装シート52の幅方向Wの中央部内面に内装体32の後端部がホットメルト接着剤等により連結されている。こうした構成により、腹側外装シート51と背側外装シート52とが股間側で連続しておらず、離間されている。なお、腹側外装シート51と背側外装シート52とが連続していない股間部42では、図6及び図7に示すように、不透液性シート12の面12a、12bのうち吸収体11側の面12aの反対面12b(非肌面側)に、矩形形状の外装シート31が設けられている。この外装シート31は、図6に示すように、吸収体11の大きさと同じ又は略同じ大きさで設けられている。
本発明に係る吸収性物品1は、こうした構成の外装二分割式使い捨ておむつ100Bにも好ましく適用できる。すなわち、この外装二分割式使い捨ておむつ100Bでは、内装体32の非肌面側を覆う不透液性シート12の面12a,12bのうち、吸収体11側の面12aの反対面12bに、消臭材21が設けられている。消臭材21であるシクロデキストリン錯体は、不透液性シート12の非肌面側3の面12bの全面又は任意の大きさで塗布されていることが好ましく、全面に塗布されていることが好ましい。不透液性シート12のさらに非肌面側3に設けられる外装シート31は、親水性であることが望ましく、使用後に使い捨ておむつ100Aを丸めたときに、その親水性により、不透液性シート12の外装シート31側に設けられた消臭材21と、濡れた吸収体11の水分との接触を容易にさせることができる。
この使い捨ておむつ100Bにおいては、不透液性シート12と外装シート31との間に消臭材21が設けられていることになる。廃棄時に使い捨ておむつ100Bを丸め込むことにより、親水性の外装シート31を通してシクロデキストリン錯体が、吸収体11に吸収された水分に反応し、シクロデキストリン錯体を含む消臭材21の消臭機能により、排泄物や体液等から発する不快な臭気を抑制することができる。
<第3実施形態/テープ固定式の使い捨ておむつ>
第3実施形態として、図8及び図9に示す形態のテープ固定式の使い捨ておむつ100Cについて説明する。上記した特徴を有する吸収性物品1は、テープ固定式の使い捨ておむつ100Cに対しても好ましく適用できる。本発明の特徴を有するものであれば、テープ固定式の使い捨ておむつ100Cの構成要素は特に限定されず、従来公知の構成要素を含むものであればよい。なお、第1,第2実施形態と同様、吸収体11、不透液性シート12及び消臭材21については既に詳しく説明したので、ここではその説明は省略するとともに、その構成要素は、テープ固定要素以外では、上記した外装一体型又は二分割型パンツ式使い捨ておむつ100A,100Bとほぼ同様であるので、その部分についても説明を省略する。
本発明に係る吸収性物品1は、こうした構成のテープ固定式の使い捨ておむつ100Cにも好ましく適用できる。すなわち、このテープ固定式の使い捨ておむつ100Cでは、図8及び図9に示すように、吸収体11の非肌面側3に不透液性シート12が配置されており、その不透液性シート12のさらに非肌面側(吸収体11とは反対側)に外装シート31が配置されている。そして、その外装シート31のさらに非肌面側3の腹側(前身頃41A)の一部に、テープ25を仮止めするテープターゲット部材26が設けられている。
この使い捨ておむつ100Cにおいては、図9に示すように外装シート31とテープターゲット部材26との間の外装シート31面に、シクロデキストリン錯体が塗布されている。又は、テープターゲット部材26自体に、シクロデキストリン錯体を塗布してなる消臭材21が設けられていてもよい(図示しない)。こうした構成で消臭材21を設けることにより、廃棄時に使い捨ておむつ100Cを丸め込むことにより、テープターゲット部材26等に設けられたシクロデキストリン錯体が、吸収体11に吸収された水分に反応し、シクロデキストリン錯体を含む消臭材21の消臭機能により、排泄物や体液等から発する不快な臭気を抑制することができる。
<その他の実施形態/生理用ナプキン、尿漏れパッド>
その他の実施形態として、生理用ナプキンや尿漏れパッド(失禁パッドを含む)ついて説明する。上記した特徴を有する吸収性物品1は、生理用ナプキンや尿漏れパッドに対しても好ましく適用できる。本発明の特徴を有するものであれば、生理用ナプキンや尿漏れパッドの構成要素は特に限定されず、従来公知の構成要素を含むものであればよい。なお、第1〜第3の実施形態と同様、吸収体11、不透液性シート12及び消臭材21については既に詳しく説明したので、ここではその説明は省略するとともに、特徴部分以外の構成要素は、従来公知の生理用ナプキンや尿漏れパッドとほぼ同様であるので、その部分についても説明を省略する。
本発明に係る吸収性物品1は、生理用ナプキンや尿漏れパッドにも好ましく適用できる。すなわち、これらのいずれにおいても、吸収体11の非肌面側3に不透液性シート12が配置されており、その不透液性シート12のさらに非肌面側3(吸収体11とは反対側)に外装シートが配置されている。そして、外装シートと不透液性シート12との間に、シクロデキストリン錯体を塗布してなる消臭材21が設けられている。外装シートと不透液性シート12との間に設けられた消臭材21は、吸収体11に吸収された水分に反応し、シクロデキストリン錯体を含む消臭材21の消臭機能により、排泄物や体液等から発する不快な臭気を抑制することができる。
[明細書中の用語の説明]
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載がない限り、以下の意味を有するものである。
「使用前」及び「使用後」は、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、尿漏れパッド等の使用前(装着の有無を問わない)及び使用後(装着後に体液等を吸収した後のもの)の状態を想定したものであり、「使用前」は体液等が吸収されてない状態を意味し、「使用後」は体液等を吸収した後のもの、又は、さらにその後に丸めた状態のものである。また、「前後(縦)方向」とは、腹側(前側)と背側(後側)とを結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは、前後方向Yと直交する方向(左右方向)Wを意味する。
「伸長率」は、自然長を100%としたときの値である。「厚さ」の測定は特に限定されないが、例えば自動厚み測定器(KES−G5、ハンディ圧縮計測プログラム)を用い、荷重:10gf/cm、及び加圧面積:2cmの条件下で自動測定することができる。吸水量は、JIS K7223−1996「高吸水性樹脂の吸水量試験方法」によって測定することができる。吸水速度は、2gの高吸収性ポリマー及び50gの生理食塩水を使用して、JIS K7224−1996「高吸水性樹脂の吸水速度試験法」を行ったときの「終点までの時間」として測定することができる。
「ゲル強度」は公知の方法で測定でき、特に限定されないが、一例としては、人口尿(尿素:2質量%、塩化ナトリウム:0.8質量%、塩化カルシウム二水和物:0.03質量%、硫酸マグネシウム七水和物:0.08質量%、及びイオン交換水:97.09質量%を混合したもの)49.0gに、高吸収性ポリマーを1.0g加え、スターラーで攪拌させる。生成したゲルを40℃、60%RHの恒温恒湿槽内に3時間放置した後、常温(20±5℃)に戻し、カードメーター(I.techno Engineering社製:Curdmeter−MAX ME−500)でゲル強度を測定することができる。
「目付け量」も公知の方法で測定できる。一例としては、試料を予備乾燥した後、標準状態(温度20±5℃、相対湿度65%以下)の試験室又は装置内に放置し、恒量になった状態にする。このときの予備乾燥は、試料を相対湿度が10〜25%で、温度が50℃を超えない環境で恒量にすることであるが、公定水分率が0.0%の繊維については、予備乾燥を行わなくてもよい。恒量になった状態の試料から米坪板(200mm×250mm、±2mm)を使用し、200mm×250mm(±2mm)の寸法の試料を切り取り、その試料の質量を測定し、20倍して1平米あたりの重さを算出して目付け量を算出することができる。
なお、試験や測定における環境条件についての記載がない場合、その試験や測定は、標準状態(試験場所は、温度20±5℃、相対湿度65%以下)の試験室又は装置内で行うものとする。
本発明は、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、尿漏れパッド(失禁パッド)等、吸収性物品全般に利用できるものである。
1 吸収性物品
2 肌面側
3 非肌面側
11 吸収体
12 不透液性シート
12a 不透液性シートの面のうち吸収体側の面(肌面側)
12b 不透液性シートの面のうち吸収体側の面の反対面(非肌面側)
13 包装シート
21 消臭材
22 印刷シート(消臭材形成対象シート)
23 スリット
25 テープ
26 テープターゲット部材
31 外装シート
32 内装体
33 表面シート
34 中間シート
35 立体ギャザー
36 ギャザーシート
37 細長状弾性伸縮部材
38 取付部分
39 突出部分
41 サイドシール部
41A 前身頃
41B 後身頃
42 括れ部(股間部)
51 腹側外装シート
52 背側外装シート
100(100A,100B,100C) 使い捨ておむつ
WO ウエスト開口
LO 脚開口
X 幅方向
Y 前後方向

Claims (9)

  1. 体液を吸収する吸収体と、前記体液を透過しない不透液性シートとを少なくとも備え、前記不透液性シートの面のうち、前記吸収体側の面の反対面の側が、水分に接触させることにより消臭機能を発揮する消臭材を有する吸収性物品であって、前記消臭材は、前記吸収性物品を丸めたとき又は折り畳んだときに前記吸収体が吸収した体液に接触する位置に設けられている、ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記消臭材が有する消臭機能が、吸着機能及び徐放機能の一方又は両方を有する、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記消臭材が、シクロデキストリン錯体を含有する、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記シクロデキストリン錯体が、反応性成分及び芳香性成分の一方又は両方を含む、請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 使い捨ておむつ、生理用ナプキン、又は、尿漏れパッドである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収性物品が外装一体型のパンツ式使い捨ておむつである場合において、前記不透液性シートのさらに非肌面側に外装シートが配置され、前記不透液性シートと前記外装シートとの間に消臭材形成対象シートが設けられており、前記外装シートのうち前記消臭材形成対象シートと重なる部分にはスリットが設けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収性物品が外装二分割型のパンツ式使い捨ておむつである場合において、内装体の非肌面側を覆う前記不透液性シートの面のうち、前記吸収体側の面の反対面に前記消臭材が設けられており、前記不透液性シートのさらに非肌面側に親水性の外装シートが設けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収性物品がテープ固定式の使い捨ておむつである場合において、前記不透液性シートのさらに非肌面側に外装シートが配置され、該外装シートのさらに非肌面側の前身頃の一部にテープを仮止めするテープターゲット部材が設けられおり、前記外装シートと前記テープターゲット部材との間の前記外装シート面に前記消臭材が設けられている、又は、前記テープターゲット部材自体に前記消臭材が設けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  9. 体液を吸収する吸収体と、前記体液を透過しない不透液性シートとを少なくとも備え、前記不透液性シートの面のうち、前記吸収体側の面の反対面の側が、水分に接触させることにより消臭機能を発揮する消臭材を有し、前記消臭材は、前記吸収性物品を丸めたとき又は折り畳んだときに前記吸収体が吸収した体液に接触する位置に設けられている吸収性物品の使用方法であって、前記吸収性物品を丸めたとき又は折り畳んだときに、前記吸収体が吸収した体液に前記消臭材が接触して前記消臭機能を発揮させる、ことを特徴とする吸収性物品の使用方法。
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