JPH1020413A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH1020413A
JPH1020413A JP8191546A JP19154696A JPH1020413A JP H1020413 A JPH1020413 A JP H1020413A JP 8191546 A JP8191546 A JP 8191546A JP 19154696 A JP19154696 A JP 19154696A JP H1020413 A JPH1020413 A JP H1020413A
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JP
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image
scanning
reading apparatus
reading
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JP8191546A
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Shinichiro Wakahara
伸一郎 若原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送風による冷却の効率化と、ランプ照射の効率
化と、を図り、走査光学部の昇温を抑制し、ひいては原
稿処理の高速化、画像読取の高精度化に対応した、高品
質の画像読取装置を提供するすること。 【解決手段】遮光板23とミラー台ベース52と熱吸収
フィルタ62とで照明ランプの周囲に所定断面積の筒状
風路を形成し、その風路の開口部にそれぞれ配置固定さ
れたファン63a,bから風を送り込むことにより第1
ミラー台Aの冷却効果を高めている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読取装置として、原稿台に載
置し停止した原稿の表面を走査光学部が移動して画像を
読み取る「スキャン方式」の画像読取装置と、走行中の
原稿の画像を静止した走査光学部で読み取る「流し読み
方式」の画像読取装置が知られている。
【0003】スキャン方式による画像読取装置は、作業
者または紙搬送装置によって原稿を原稿ガラス上にセッ
トし、画像読取後、原稿を取り除くという一連の動作を
行い、また、流し読み方式による画像読取装置は、原稿
を一定速度で流しつづけることにより画像読取を行うも
のである。
【0004】ここで、図13を用いて、従来からある流
し読み方式による画像読取装置の構成の概略を説明す
る。
【0005】まず、原稿搬送部1は原稿載置台5に載置
された複数の原稿を流し読み部4へに送り込み、読取後
に排紙トレイ15へ排出する構成になっている。 一
方、画像読取部2は走査光学部としての第1ミラー台
A、同じく第2ミラー台B、レンズ26、読取素子とし
てのCCDセンサ27により構成される。第1ミラー台
Aにおいて照明ランプ21の光は、反射笠22により効
率良く原稿台ガラス3上の原稿に照射され、その反射光
は第1ミラー20、第2ミラー24、第3ミラー25に
より折り返され、レンズ26によりCCDセンサ27に
導かれる。そして、CCDセンサで電気信号に変換され
た後に、画像処理され外部へ画像データとして送られ
る。
【0006】また、第1ミラー台Aは、Hで示した場所
をホームポジションとし、原稿が載置された状態でコピ
ーボタンを押すと、その位置での白色板41によるシェ
ーディング(読取回路の白調整による光量分布補正)の
後、Iの位置に移動し、同時に原稿の搬送が開始され原
稿読取が始まる。その後、ラスト原稿の読取が終了する
と、第1ミラー台Aは再びHへ戻り次の複写動作まで待
機する。以上、従来の流し読み方式による画像読取装置
の構成について説明してきたが、この方式では、スキャ
ン方式に比べ原稿交換時間が不要なため、多数のシート
原稿を一度に処理する場合に大幅な時間の短縮が可能で
あり、明らかに有利である。しかし、一方で、ブック物
などの特殊な原稿を扱うことは困難であり、流し読み方
式を用いる画像読取装置においても、多種多様な原稿に
対応できるように、スキャン方式による画像読取装置が
併用できる構成のものも作られている。この両方式搭載
形の画像読取装置には、高画質、超高速を実現するた
め、独立の専用ユニットを設けた性能優先タイプの複写
機として、図14に示すような、スキャン方式による画
像読取部と、流し読み方式の画像読取部とを2つの独立
した原稿ガラス上に構成するものが提案されている。
【0007】この場合流し読み方式側の画像読取部は上
記の構成とほぼ同様であるが、その大きな違いとして、
第1ミラー台Aだけではなく、第2ミラー台Bも、図示
しないレールに支持されているという点が挙げられる。
そして、スキャン方式の画像読取動作をする場合には、
モーター40と、図示しないプーリ,ワイヤー等によっ
て、原稿面からCCDセンサまでの光路長が常に一定に
なるように第1ミラー台A、第2ミラー台Bを矢印方向
に移動させる構成となっている。また、ここで、上記の
様に動作する従来の画像読取装置において主に採用され
ている走査光学部を図15に示す。
【0008】図15の走査光学部としての第1ミラー台
Aは、レール51上を矢印方向に移動可能なように取り
付けられ、ミラー台側板54によって、ミラー台ベース
を支持する構成になっている。また、第1ミラー20は
前奥ミラー台側板54の中段に保持されている。ミラー
台ベース上には、照明ランプ21と、その光が原稿を効
率良く照らすための反射笠56,57,58とが配置さ
れており、照明ランプ21と原稿の間には、可視光は透
過し赤外線は吸収する熱吸収フィルタ62が配置されて
原稿台ガラスの昇温を抑えるように構成されている。照
明ランプ21により照射され原稿により反射された光
は、ミラー台ベースの長穴60を通過し第1ミラー20
により折り返される。この際、照明ランプ21からの光
が原稿からの反射光と干渉しないように照明ランプを小
さく囲む形の遮光板23が設けられている。スキャン方
式の画像読取装置の場合には、走査光学部の遮光板の、
熱吸収フィルタと対向する側面に、図示しない複数の丸
穴があいており、画像読取時に、光学部の走査により丸
穴からランプ部に風が吹き込むように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記に述べたような従
来の画像読取装置において、原稿処理速度を高速化する
ため、単位原稿あたりの光照射時間が減少する傾向にあ
り、これを補うため、ランプ光量を増加させることで必
要光量を得ようとしてきた。しかしながら、小紙間化の
ためにランプの連続点灯も避けることができず、走査光
学部の昇温は厳しくなる一方であった。
【0010】このため、従来からある、 1)ランプ光量を抑え、抜本的に発熱量を抑える(レン
ズのF値を明るくする、CCDの感度を上げる)。
【0011】2)ランプの連続点灯をさけるシーケンス
により発熱量を抑える(紙間で光量を落とす)。
【0012】3)読取部の昇温をクリアできるだけ熱吸
収フィルタの熱吸収率を落とし、第1ミラー台Aとの昇
温バランスをとる。
【0013】4)ファンの風量を上げて冷却する。
【0014】といった対策をバランスさせることによっ
ては、熱吸収フィルタの温度勾配による破損、反射笠の
熱変形、電極台(絶縁のためモールド使用)の破損、ラ
ンプコードの溶断等の問題を回避することが困難になっ
てきた。一方、流し読み部には画像読取精度を向上させ
るための様々な部材が原稿台ガラスと第1ミラー台との
間に取りつけられる傾向にもある。そのため、走査光学
部の移動時にこの部材との接触を避ける必要から装置構
成のレイアウト上の制限を伴い、ランプと原稿読取部の
距離も離れる傾向にあった。これにより、ランプ光量を
さらに増加させる必要があり、走査光学部の昇温がます
ます厳しくなっていた。
【0015】しかし、単にファンを大型化した場合に
は、コストの増加、スペースの増加、風量増加による騒
音の増加、そして埃等が舞い込むことによるミラー汚れ
の増加といった弊害を避けることができず、また、ラン
プ光量を増加させることによるランプ寿命の低下といっ
た問題も起きてくる。
【0016】そこで、ファンを大型化することなく走査
光学部の昇温を防止し、また、ランプ光量を連続的に増
加させることなく原稿に対する光照射量を確保するとい
う、原稿処理速度の高速化に効果的に対応する方策が待
たれていた。
【0017】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
送風による冷却の効率化と、ランプ照射の効率化と、を
図り、走査光学部の昇温を抑制し、ひいては原稿処理の
高速化、画像読取の高精度化に対応した、高品質の画像
読取装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては原稿に光を照射する照明手段を有す
る画像読取装置の走査光学部において、該照明手段を囲
む主走査方向の風路と、該風路に対する送風手段と、を
備えたこと特徴とする。
【0019】これによると、風による冷却効果により走
査光学部の昇温が抑えられる。
【0020】また、前記風路の主走査方向断面積は所定
面積であることは好適であり、走査光学部の昇温に対応
した所定の冷却効果を得ることができる。
【0021】一方、前記風路は遮光板と透明なプレート
で形成したことも好適であり、従来からある構成を利用
して走査光学部の昇温抑制効果を得ることができる。
【0022】更に、前記遮光板の材質がアルミであるこ
とも好適であり、遮光板の熱伝達率が上がるため、放熱
しやすくなり、更に走査光学部の昇温を抑制できる。
【0023】また更に、前記透明なプレートが、熱吸収
フィルタであることも好適であり、熱吸収フィルタは可
視光を透過し赤外線は吸収するため、原稿台ガラスの昇
温は抑えることができ、しかも、熱吸収フィルタ自身も
前記風路と前記送風手段によって冷却される。
【0024】前記送風手段がファンであって、画像読取
時に前記風路の少なくとも一方の開口部に位置すること
も好適であり、前記風路に対する確実な送風を得ること
ができる。
【0025】前記ファンと前記風路との間にダクトを設
けたことも好適であり、前記風路に対し、前記ファンか
らの風を効果的に流し込むことができ、前記風路に風を
集中させることで、風路以外の部材、例えばミラー等の
汚れを防止する。
【0026】また、画像読取手段が「流し読み方式」つ
まり走行中の原稿の画像を静止した走査光学部で読み取
る方式でも好適であり、この場合には照明手段の連続点
灯による昇温も抑制することができ、原稿処理の高速化
にも対応することができる。画像読取手段として、流し
読み方式の画像読取手段と「スキャン方式」つまり原稿
台に載置し停止した原稿の表面を走査光学部が移動して
画像を読み取る方式の画像読取手段とを備えた場合にも
好適であり、そのような高品質画像読取装置にも対応し
て走査光学部の昇温を抑制できる。流し読み方式での画
像読取位置をホームポジションとして前記ファンを固定
し、スキャン方式での画像読取時には、スキャン毎に該
ホームポジションに戻るように制御することも好適であ
り、流し読み方式での画像読取時にもスキャン方式での
画像読取時にも効果的に走査光学部の昇温を抑制でき
る。
【0027】次に、流し読み方式の画像読取手段を備え
た画像読取装置において、画像読取時に、走査光学部の
照明手段を、走査移動方向に対して上方向へ移動可能と
する移動手段を有したことを特徴とする。
【0028】これにより、画像読取時に照明手段が原稿
に近づくことになり、照明の光量を増加させることなく
十分な原稿面照度を得ることができる。
【0029】移動手段は、画像読取装置の画像読取位置
に配置された固定部材と、画像読取時に走査光学部が該
画像読取位置に移動する際、前記固定部材から作用され
る横方向の力を、前記照明手段に対し上方向に作用させ
る、力の変向機構と、からなることを特徴とする。
【0030】また、画像読取位置での走査光学部の上方
に設けた押圧部材が、照明手段に連動したリンク機構を
押圧することによる移動手段であることを特徴とする。
【0031】これにより、簡単な構成により走査光学部
の駆動力を利用して照明手段を移動することができる。
【0032】また、前記移動手段が、前記照明手段を下
方向に付勢する弾性部材と、該弾性部材に対向して上方
向に力を作用させるソレノイドと、を有することを特徴
とする。
【0033】これによると、走査光学部内に移動手段が
包含されるため、省スペース化を図ることができる。
【0034】前記照明手段の移動に併せて、該照明手段
における反射笠の角度を原稿方向に変えることを特徴と
する。
【0035】これにより、照明手段が移動しても、常に
効率よく原稿面照度を得ることができる。
【0036】前記照明手段の光量分布補正を、画像読取
時の原稿と照明手段との距離と同じ距離だけ照明手段か
ら離れた位置に配置した白色板によって行なうことを特
徴とする。
【0037】これにより、照明手段を移動しても光量の
分布の補正を正確に行なうことができ、従来同様の高画
質を得ることができる。
【0038】流し読み方式の画像読取時にのみ、前記照
明手段を上方向に移動することも好適であり、照明の光
量を低下させることができるので、流し読み方式で起こ
りがちな照明手段の連続点灯時にも、過度の昇温が起こ
ることなく、また照明手段の寿命を増大させることがで
きる。
【0039】流し読み方式の画像読取手段に対する光量
分布補正と、スキャン方式の画像読取手段に対する光量
分布補正とを、それぞれ別の白色板によって行なうこと
を特徴とする。
【0040】これにより、それぞれの画像読取手段で照
明手段と原稿との距離が異なる場合にも適正な画像の読
取を行なうことができ、従来同様の高画質を得ることが
できる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がな
い限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定するもの
ではない。
【0042】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1にかかる画像読取装置を図1乃至図3に基づき詳細
に説明する。
【0043】まず、図1を用いて、本発明の実施の形態
1にかかる流し読み方式による画像読取装置の構成の概
略を説明する。
【0044】まず、原稿搬送部1について説明する。
【0045】原稿載置台5に載置された複数の原稿は、
ピックアップローラ6により給紙分離部7へ搬送し、給
紙分離ローラにより一枚ずつ分離されて、搬送ローラ
8,9,10によりレジストローラ11に送られる。そ
して、ここでレジストローラ11により斜行取りされた
原稿は、流し読み部4へに送り込まれ、読取後に搬送ロ
ーラ12,13により排紙トレイ15へ排出され、動作
が終了する。
【0046】次に、画像読取部2の構成について説明す
る。
【0047】画像読取部2は走査光学部としての第1ミ
ラー台Aの他、第2ミラー台B、レンズ26、CCDセ
ンサ27のより構成される。第1ミラー台Aは主に原稿
面を照射する照明手段としての照明ランプ21と反射笠
22、そして照射された原稿の反射光の方向を変える第
1ミラー20によって構成され、照明ランプ21の光
は、反射笠22により効率良く原稿台ガラス3上の原稿
に照射され、その反射光は第1ミラー20、第2ミラー
24、第3ミラー25により折り返され、レンズ26に
よりCCDセンサ27に導かれる。そして、CCDセン
サ27で電気信号に変換された後に、画像処理され外部
へ画像データとして送られる。
【0048】最後に、第1ミラー台Aの動作のシーケン
スについて説明する。
【0049】第1ミラー台Aは、Hで示した場所をホー
ムポジションとし、画像読取装置に電源が投入される
と、モータ40により第1ミラー台Aを矢印方向に左右
に移動させ、センサ30で検知し、正確にHの位置に保
持させる。原稿載置台に置かれた原稿は、センサ31に
より検知され、原稿が載置された状態でコピーボタンを
押すと、第1ミラー台Aは、Hの位置での白色板41に
よるシェーディング(読取回路の白調整による光量分布
補正)の後、図中の左方向に移動し、センサ32によっ
て正確にIの位置に固定され、同時に原稿の搬送が開始
され画像読取が始まる。このとき、送風手段としてのI
の位置の前面と奥面に1つずつ配置されたファン63、
が作動し、画像読取中、照明ランプ21による昇温を一
定の範囲に抑えている。その後、ラスト原稿の読取が終
了すると、第1ミラー台Aは再びHへ戻り次の複写動作
まで待機する。また、このときIの位置に配置するファ
ンは前面と奥面のどちらか一方でもよい。
【0050】次に、本発明の実施の形態1にかかる走査
光学部の詳細な構成を説明するためその斜視図を図2に
示す。図2は、走査光学部としての第1ミラー台Aが、
図1のIの位置にいる状態を示している。第1ミラー台
Aは、レール51上を矢印方向に移動可能なように取り
付けられたミラー台側板54によって、ミラー台ベース
52を支持する構成になっており、第1ミラー20は前
奥ミラー台側板54の中段に保持されている。ミラー台
ベース52上には、反射笠56,57,58が配置され
ており照明ランプ21の光で原稿を効率良く照らすこと
ができる。照明ランプと原稿の間には、可視光は透過し
赤外線は吸収する熱吸収フィルタ62を配置し、原稿台
ガラスの昇温を抑えるように構成されている。照明ラン
プにより照射され、原稿により反射された光は、ミラー
台ベースの長穴60を通過し第1ミラー20により折り
返される。この際、照明ランプからの光が原稿からの反
射光と干渉しないように遮光板23が設けられている。
この遮光板23を、ミラー台ベース52と熱吸収フィル
タ62とで照明ランプの周囲に所定断面積の筒状風路を
形成するような形状にすることにより、原稿読取装置本
体のIの位置の前奥側の風路の開口部にそれぞれ配置固
定された、ファン63a,bからの風による冷却効果を
高めている。
【0051】また、上記熱吸収フィルタの代わりに透明
なプレートを用いてもよい。
【0052】図3は、前述した風路構成によって得られ
る、熱吸収フィルタの冷却効果を示した温度線図の1例
である。縦軸は温度、横軸は熱吸収フィルタの位置を示
している。点線は従来例の温度線図、実線は実施の形態
1の温度線図を示す。この図より、斜線で示した部分に
熱吸収フィルタの冷却効果が現われていることがわか
る。その効果は、この例ではフィルタの奥側の最高温度
点で129deg の効果があり、前奥の温度勾配は255
deg から160deg に減少し、95deg の効果が見られ
る。これらデータより、従来例に比べて実施の形態1の
構成がより冷却効果が大きいことがわかる。
【0053】本構成における熱吸収フィルタ奥側の温度
に、以下の近似式が成立している。
【0054】T=N*W3.2/(V0.75*A) T;熱吸収フィルタ温度(℃)、A;風路断面積(76
0mm2)、N;係数(1/1060)、V;風速(m/s)、
W;ランプ発熱量(410W) したがって、本構成においては、
【0055】
【数1】 となり、これらの風路断面積を仕様にあわせて設計する
ことにより、熱吸収フィルタの昇温をコントロールでき
る。
【0056】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
かかる画像読取装置を図4乃至図5に基づき詳細に説明
する。
【0057】図4は実施の形態2にかかる画像読取装置
の第1ミラー台Aの斜視図である。実施の形態1にかか
る第1ミラー台Aと同様に、照明ランプは筒状の遮光板
23と熱吸収フィルタ62で覆われており、該遮光板2
3と熱吸収フィルタ62で風路を形成し、原稿読取位置
の前側、後側に配置したファン63a,bで風を送り込
むことで、第1ミラー台Aの昇温を抑える構成になって
いる。ただし、遮光板23と熱吸収フィルタ62で形成
された風路とファン63a,bの間には、ダクト64
a,bを設け、ファンからの風をより効率良く導くよう
に構成されている。さらに、遮光板23の材質をアルミ
として放熱効率を良くするようにしている。
【0058】図5は、上のような構成によって得られ
る、熱吸収フィルタの冷却効果を示した温度線図の1例
である。縦軸は温度、横軸は熱吸収フィルタ上の位置を
示している。点線は実施の形態1の温度線図、実線は実
施の形態2の温度線図を示しており、やはり熱平衡状態
に達した状態で測定した。この図より、斜線で示した部
分に熱吸収フィルタの冷却効果が現われていることがわ
かる。その効果は、この例ではフィルタの奥側の最高温
度点で132deg の効果があり、前奥の温度勾配は18
deg から39deg に減少し、79deg の効果が見られ
る。これらデータより、実施の形態1に比べて実施の形
態2の構成がより冷却効果が大きいことがわかる。
【0059】本構成における熱吸収フィルタ奥側の温度
に、以下の近似式が成立している。
【0060】T=N*W3.2/(V0.75*A) T;熱吸収フィルタ温度(℃)、A;風路断面積(76
0mm2)、N;係数(1/1060)、V;風速(m/s)、
W;ランプ発熱量(480W) したがって、本構成においては、
【0061】
【数2】 となり、これらの風路断面積を仕様にあわせて設計する
ことにより、熱吸収フィルタの昇温をコントロールでき
る。
【0062】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
かかる画像読取装置の正断面図を図6に示す。
【0063】原稿搬送部及び画像読取部は、流し読み方
式とスキャン方式との両方式搭載型であること以外は、
図1に示した実施の形態1の画像読取装置とほぼ同様で
あるので、それとの大きな相違点である、第1ミラー台
Aのシーケンスについて説明する。
【0064】第1ミラー台Aのホームポジションは図4
のIで示した場所であり、画像読取装置に電源が投入さ
れると、モータ40により第1ミラー台AをA、B方向
に移動し、センサ32で検知されるとIの位置に保持さ
れる。そして、原稿が原稿載置台5に置かれた状態を、
センサ31により検知している時にコピーボタンを押す
と、第1ミラー台AはHの位置に移動しセンサ30で検
知され保持される。そして、照明ランプ23が点灯し、
白色板41によりシェーディングが行われる。そしてシ
ェーディング終了後に、第1ミラー台AはIへ移動し給
紙が開始され画像読取が始まる。このとき、2つのファ
ン63はこのIの位置に配置されており、画像読取中作
動し、照明ランプ23とその周囲の昇温を抑える。さら
に、原稿の有り、無しをセンサ31により検知し、ラス
ト原稿の読取が終了すると、第1ミラー台AはIで待機
する。また、原稿が原稿載置台5に置かれていない状態
を、センサ31により検知している時にコピーボタンを
押すと、第1ミラー台AはHの位置へ移動し、白色板4
1によりシェーディングが行われる。そしてシェーディ
ング終了後、第1ミラー台AはJへ移動しスキャン方式
の原稿台ガラス14におかれた原稿の読取を行い、読取
が終了すると、第1ミラー台AはIへ移動し待機する。
このため第1ミラー台Aは原稿の読取ごとにIにおいて
ファン63によって冷却されることになり、従来のH〜
J〜H形のシーケンスで、ファンを用いないときに比べ
格段に冷却効率が向上する。
【0065】具体的に、図7にスキャン読みにおける昇
温データの1例を示す。縦軸は温度、横軸は時間を示し
ている。実線は実施の形態3における、ホームポジショ
ンをIとしたシーケンスでの、熱吸収フィルタの温度線
図を示し、点線は従来例における、ホームポジションを
Hとしたシーケンスでの、熱吸収フィルタ奥の温度線図
を示しており、共に、熱平衡状態になるまで画像の読み
取りを繰り返したものである。この図より、斜線で示し
た部分に熱吸収フィルタの冷却効果が現われていること
がわかる。その効果は、この例ではフィルタの奥側の最
高温度点で137deg 以上の効果がある。これはスキャ
ン毎にファンによって第1ミラー台Aが冷却されるから
である。従って、実施の形態3の構成は、スキャン読み
においても非常に大きな冷却効果が得られることがわか
る。
【0066】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4にかかる画像読取装置を図8乃至図9に基づき詳細
に説明する。
【0067】図8は本発明の実施の形態4にかかる画像
読取装置の正断面図である。
【0068】画像読取部2において、流し読み部4に送
られた原稿が、弛んだりすることのないように、レジス
トローラ11と搬送ローラ14の下側のローラ11a,
14aには従来より大きなものが使われている。この場
合、第1ミラー台Aは移動時にこのローラを避ける必要
があり、そのため、原稿との距離もその分だけ離れるこ
とになる。そこで、第1ミラー台Aのうち、照明手段と
しての照明ランプ21や反射笠22等を一体の照明ユニ
ット38aとして構成し、走査移動方向に対して上方向
に移動可能としている。
【0069】ここで、第1ミラー台Aのシーケンスにつ
いて説明する。
【0070】第1ミラー台Aのホームポジションは図8
のHで示した場所である。画像読取装置に電源が投入さ
れると、モータ40により第1ミラー台Aを動かし、セ
ンサ30で検知されるとHの位置に保持される。そし
て、原稿が原稿載置台5に置かれた状態を、センサ31
により検知している時にコピーボタンを押すと、照明ユ
ニットが上昇する距離Xだけ原稿台高さから下がった位
置に設けた白色板41によりシェーディングが行われ、
シェーディング終了後に、第1ミラー台AがIへ移動す
るとともに照明ユニットは上昇状態38bとなり、給紙
が開始され流し読み方式による画像読取が始まる。その
後、ラスト原稿の読取が終了すると、照明ユニットは下
降状態38aとなり、第1ミラー台AはHへ移動し待機
する。 図9に本発明の実施の形態4にかかる画像読取
装置に適用する第1ミラー台Aの詳細図を示す。
【0071】ミラー台ベース52上には、照明ユニット
ベース74が、ベース軸に上下方向へ移動可能に取り付
いており、コイルバネ71によって下方向に付勢されて
いる。照明ユニットには反射笠56、57、58、照明
ランプ21、熱吸収フィルタ62、遮光板23が配置さ
れている。反射笠は図示しない固定側板に図示しない板
バネで固定されている。 照明ユニットの移動手段とし
ては、ミラー台ベース52に配置した、力の変向機構或
はリンク機構としての押圧レバー79で、コイルバネ7
1によって下方向に付勢されている照明ユニットベース
74を押し上げるという手段が用いられている。押圧レ
バー79の端部には押圧ころ76が配置されており、第
1ミラー台Aが左方向に移動すると、押圧ころ76が流
し読みポジション近傍に配置された固定部材或は押圧部
材としての押圧板80により押し下げられ、押圧レバー
は押圧軸78を回動中心に照明ユニットベース74を押
し上げるという機構になっている。また、このとき、ミ
ラー台ベース52に設けられた図示しない突起により押
圧されていた反射笠が解放されるため、流し読み位置に
適した光学配置に反射笠の角度が変化する。これらの動
作を、前述のシーケンスに従って行なうことにより、流
し読み時に照明手段を原稿読取位置に近づけて、ランプ
の出力を押さえ、ランプの連続点灯による第1ミラー台
Aの昇温を回避することができる。
【0072】その他の構成及び作用については実施の形
態1と同一なので同一の構成部分については同一の符号
を付してその説明は省略する。
【0073】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
かかる画像読取装置を図10に基づき詳細に説明する。
【0074】図10は本発明の実施の形態5にかかる画
像読取装置の正断面図である。
【0075】原稿搬送部及び画像読取部は、流し読み方
式とスキャン方式との両方式搭載型であること以外は、
図8に示した実施の形態4の画像読取装置とほぼ同様で
ある。
【0076】ただし、両方搭載型であるので、第1ミラ
ー台Aのシーケンスにおいて、原稿が原稿載置台5に置
かれていない状態をセンサ31により検知している時に
コピーボタンを押すと、第1ミラー台AはJへ移動しセ
ンサ34により検知されて保持されると、流し読み方式
による画像読取時よりも高い光量でランプを発光し、白
色板42によりシェーディングが行われ、その後、A方
向に高い光量でランプを発光させた状態でスキャンして
画像読取を行い、スキャン終了後にホームポジションに
戻り待機するという点で相違している。また、このと
き、流し読み方式での画像読取とスキャン方式での画像
読取では照明手段と原稿との距離が異なることとなる
が、スキャン方式の画像読取時に、ランプの光量を高
め、反射笠の角度を適正化することにより、流し読みと
同等の光量分布特性が得られるようにすることができ
る。
【0077】その他、第1ミラー台Aの構成及び作用に
ついては上記実施の形態4で示した図9に記載のものと
同様のものが利用できる。
【0078】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
かかる画像読取装置を図11に基づき詳細に説明する。
【0079】図11は本発明の実施の形態6にかかる画
像読取装置の正断面図である。
【0080】画像読取装置全体の構成については実施の
形態5で図10に示したものとほぼ同様であるが、スキ
ャン方式での画像読取時にも、照明ユニットが上昇する
点で異なる。
【0081】本実施の形態におけるミラー台のシーケン
スについて説明する。
【0082】ここでも、実施の形態5とほぼ同様である
が、原稿が原稿載置台5に置かれていない状態でコピー
ボタンを押すと、Hの位置で照明ユニットは上昇状態と
なり、白色板41によりシェーディングが行われ、その
後、上昇状態のままで、スキャン方式による画像読取を
行うという点で相違している。この場合には、流し読み
方式での画像読取とスキャン方式での画像読取で、照明
手段と原稿との距離が等しくできるため、シェーディン
グ用の白色板が1つですみ、省スペース化できるという
利点がある図12に本実施の形態に適用できる第1ミラ
ー台Aの詳細図を示す。
【0083】ミラー台ベース上52に、照明ユニットベ
ース74が、ベース軸71に上下方向へ移動可能に取り
ついており、弾性部材としてのコイルバネ72によって
上方向に付勢されている。照明ユニットの上下動は、ミ
ラー台ベース52に配置したソレノイド73で、コイル
バネ72によって上方向に付勢されている照明ユニット
ベース74を引き下げることにより行われる。この動作
を、前述のシーケンスにしたがって行い、画像読取時に
照明手段を原稿位置に近づけることによって、ランプ光
量を増加させることなく、十分な原稿面照度を得ること
ができる。
【0084】その他の構成及び作用については実施の形
態5と同一なので、同一の構成部分については同一の符
号を付してその説明は省略する。
【0085】また、上記の図12に示した第1ミラー台
Aについては、前記実施の形態4乃至5に記載の画像読
取装置において利用してもよい。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、照明手段を囲む主走査
方向の風路と、該風路に対する送風手段と、を備えたこ
とにより、効率的に走査光学部の昇温を抑えることがで
きる。また、風路の断面積を所定面積にしたり、風路を
遮光板とプレートで形成したり、その遮光板にアルミを
用いたり、そのプレートに熱吸収フィルタを用いたり、
送風手段にファンを用いたり、ファンに加えてダクトを
設けたりすることにより、さらに効果的に走査光学部の
昇温を抑えることができる。
【0087】また、これらの効果は、流し読み方式の画
像読取装置において特に顕著に現れ、照明手段の連続点
灯時にも、走査光学部の昇温を抑え、走査光学部周辺の
機器や部材の破損を防止することができる。
【0088】更に、流し読み方式とスキャン方式との両
方式搭載型の画像読取装置においても、両方式での画像
読取時に昇温を抑制することができ、装置の高性能化に
も対応できる。
【0089】この場合、スキャン方式での画像読取時
に、走査光学部がスキャン毎にホームポジションに戻る
ように制御することで、効果的にスキャン読みによる昇
温も抑えることもできる。
【0090】また、本発明によれば、流し読み方式の画
像読取手段を備えた画像読取装置において、画像読取時
に、走査光学部の照明手段を、走査移動方向に対して上
方向へ移動可能とする移動手段を有したことにより、画
像読取時には照明手段を原稿に近づけることができ、走
査光学部が原稿から離れた位置にある場合にも照明の光
量を増加することなく、十分な原稿面照度を得ることが
でき、走査光学部の昇温を抑制できる。
【0091】移動手段は、画像読取装置の画像読取位置
に配置された固定部材と、画像読取時に走査光学部が該
画像読取位置に移動する際、前記固定部材から作用され
る横方向の力を、前記照明手段に対し上方向に作用させ
る、力の変向機構と、からなること、または、画像読取
位置での走査光学部の上方に設けた押圧部材が、照明手
段に連動したリンク機構を押圧することによる移動手段
であること、により、簡単な構成により走査光学部の駆
動力を利用して照明手段を移動することができ、効果的
に走査工学部の昇温を防止することができる。
【0092】また、前記移動手段が、前記照明手段を下
方向に付勢する弾性部材と、該弾性部材に対向して上方
向に力を作用させるソレノイドと、を有することによ
り、走査光学部内に移動手段が包含されるため、省スペ
ース化を図ることができる。
【0093】前記照明手段の移動に併せて、該照明手段
における反射笠の角度を原稿方向に変えることより、照
明手段が移動しても、常に効率よく原稿面照度を得るこ
とができる。
【0094】前記照明手段の光量分布補正を、画像読取
時の原稿と照明手段との距離と同じ距離だけ照明手段か
ら離れた位置に配置した白色板によって行なうことによ
り、照明手段を移動しても光量の分布の補正を正確に行
なうことができ、従来同様の高画質を得ることができ
る。
【0095】流し読み方式の画像読取時にのみ、前記照
明手段を上方向に移動することにより、流し読み方式で
起こりがちな照明手段の連続点灯時にも、過度の昇温が
起こることなく、また照明手段の寿命を増大させること
ができる。
【0096】流し読み方式の画像読取手段に対する光量
分布補正と、スキャン方式の画像読取手段に対する光量
分布補正とを、それぞれ別の白色板によって行なうこと
により、それぞれの画像読取手段で照明手段と原稿との
距離が異なる場合にも適正な画像の読取を行なうことが
でき、従来同様の高画質を得ることができる。
【0097】以上のように、本発明によると、走査光学
部の昇温を抑制することができるので、ひいては原稿処
理の高速化、画像読取の高精度化に対応した、高品質の
画像読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態1にかかるの画像読
取装置の正断面図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態1にかかる第1ミラ
ー台の斜視図である。
【図3】図3は本発明の実施の形態1の構成における流
し読みでの熱吸収フィルタの冷却効果を示した温度線図
である。
【図4】図4は本発明の実施の形態2にかかる第1ミラ
ー台の斜視図である。
【図5】図5は本発明の実施の形態2の構成における流
し読みでの熱吸収フィルタの冷却効果を示した温度線図
である。
【図6】図6は本発明の実施の形態3にかかる画像読取
装置の正断面図である。
【図7】図7は本発明の実施の形態3のシーケンスにお
けるスキャン読みでの熱吸収フィルタの冷却効果を示し
た温度線図である。
【図8】図8は本発明の実施の形態4にかかるの画像読
取装置の正断面図である。
【図9】図9は本発明の実施の形態4にかかる第1ミラ
ー台の斜視図である。
【図10】図10は本発明の実施の形態5にかかるの画
像読取装置の正断面図である。
【図11】図11は本発明の実施の形態6にかかるの画
像読取装置の正断面図である。
【図12】図12は本発明の実施の形態6にかかる第1
ミラー台の斜視図である。
【図13】図13は従来例における画像読取装置の正断
面図である。
【図14】図14は従来例における画像読取装置の正断
面図である。
【図15】図15は従来例における第1ミラー台の斜視
図である。
【符号の説明】
A・・・第1ミラー台 B・・・第2ミラー台 1・・・原稿搬送部 2・・・画像読取部 21・・・照明ランプ 23・・・遮光板 38a,b・・・照明ユニット 41,42・・・光量
分布補正用白色板 63a,63b・・・ファン 64a,64b・・・
ダクト

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿に光を照射する照明手段を有する画像
    読取装置の走査光学部において、該照明手段を囲む主走
    査方向の風路と、該風路に対する送風手段と、を備えた
    こと特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記風路の主走査方向断面積が所定面積で
    あることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記風路を遮光板と透明なプレートで形成
    したことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読
    取装置。
  4. 【請求項4】前記遮光板の材質がアルミであることを特
    徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記透明なプレートが、熱吸収フィルタで
    あることを特徴とする請求項3または4に記載の画像読
    取装置。
  6. 【請求項6】前記送風手段がファンであって、画像読取
    時に前記風路の少なくとも一方の開口部に位置すること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読
    取装置。
  7. 【請求項7】前記ファンと前記風路との間にダクトを設
    けたことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】画像読取手段が流し読み方式であることを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像読取
    装置。
  9. 【請求項9】画像読取手段として、流し読み方式の画像
    読取手段とスキャン方式の画像読取手段とを備えた請求
    項1乃至7のいずれかに記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】画像読取手段として、流し読み方式の画
    像読取手段とスキャン方式の画像読取手段とを備えた画
    像読取装置において、流し読み方式での画像読取位置を
    ホームポジションとして前記ファンをその位置に固定
    し、スキャン方式での画像読取時には走査光学部がスキ
    ャン毎に該ホームポジションに戻るように制御すること
    を特徴とする請求項6または7に記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】流し読み方式の画像読取手段を備えた画
    像読取装置において、画像読取時に、走査光学部の照明
    手段を、走査移動方向に対して上方向へ移動可能とする
    移動手段を有したことを特徴とする画像読取装置。
  12. 【請求項12】前記移動手段は、 画像読取装置の画像読取位置に配置された固定部材と、 画像読取時に走査光学部が該画像読取位置に移動する
    際、前記固定部材から作用される横方向の力を、前記照
    明手段に対し上方向に作用させる、力の変向機構と、か
    らなることを特徴とする請求項11に記載の画像読取装
    置。
  13. 【請求項13】前記移動手段は、 画像読取位置での走査光学部の上方に設けた押圧部材
    が、照明手段に連動したリンク機構を押圧することによ
    る移動手段であることを特徴とする請求項11に記載の
    画像読取装置。
  14. 【請求項14】前記移動手段が、前記照明手段を下方向
    に付勢する弾性部材と、該弾性部材に対向して上方向に
    力を作用させるソレノイドと、を有することを特徴とす
    る請求項11に記載の画像読取装置。
  15. 【請求項15】前記照明手段の移動に併せて、該照明手
    段における反射笠の角度を原稿方向に変えることを特徴
    とする請求項11乃至14のいずれかに記載の画像読取
    装置。
  16. 【請求項16】前記照明手段の光量分布補正を、画像読
    取時の原稿と照明手段との距離と同じ距離だけ照明手段
    から離れた位置に配置した白色板によって行なうことを
    特徴とする請求項11乃至15のいずれかに記載の画像
    読取装置。
  17. 【請求項17】画像読取手段として、流し読み方式の画
    像読取手段とスキャン方式の画像読取手段とを備えた請
    求項11乃至16のいずれかに記載の画像読取装置。
  18. 【請求項18】流し読み方式の画像読取時にのみ、前記
    照明手段を上方向に移動することを特徴とする請求項1
    7に記載の画像読取装置。
  19. 【請求項19】流し読み方式の画像読取手段に対する光
    量分布補正と、スキャン方式の画像読取手段に対する光
    量分布補正とを、それぞれ別の白色板によって行なうこ
    とを特徴とする請求項18に記載の画像読取装置。
JP8191546A 1996-07-02 1996-07-02 画像読取装置 Pending JPH1020413A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005277581A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置
JP2007074019A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及びこれを備える画像形成装置
JP2009088883A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Nisca Corp 画像読取ユニット及びこれを用いた画像読取装置
US7692822B2 (en) 2004-08-16 2010-04-06 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus, image forming apparatus and image reading method
US9710029B2 (en) 2014-12-25 2017-07-18 Riso Kagaku Corporation Mechanism for sending air in apparatus for reading images and apparatus for reading images

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