JP2004070187A - 原稿照明装置、スキャナ装置及び複写機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】面状発光により読取位置Pの原稿Dを照明するキセノンランプ4のアパーチャ17の中心指向方向αを読取位置Pと反射板19との中間位置Mよりも反射板19寄りの位置に設定することで、キセノンランプ4により読取位置Pを直接照明する光の光量を相対的に減らし、キセノンランプ4から反射板19に入射して反射される光の光量を相対的に増やすことができ、読取位置Pでの照度で考えると、キセノンランプ4による直接照明光の照度レベルLaと、反射板19による反射照明光の照度レベルLbとのバランスをとることができ、読取位置Pの原稿面に凹凸のある箇所の照明時にも原稿影が生じないようにした。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿照明装置、スキャナ装置及び複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スキャナ装置では、ガラス等の透明部材で構成された原稿台面上を搬送され又は載置された原稿を光源からの光で照明し、これを光学的に走査し、原稿からの反射光を1次元CCD等の光電変換素子に結像させ、その受光量に応じた蓄積電荷量を電気的なアナログ信号として出力し、最終的にデジタル信号に変換してプリンタ装置等に出力するように構成されている。
【0003】
このようなスキャナ装置で、原稿を照明するための光源としては、ハロゲンランプやキセノンランプ等が用いられる。特に、1次元CCD等の光電変換素子を用いて原稿画像をデジタル信号として読取るスキャナ装置では、高輝度・省電力・低発熱量の観点から、従来のハロゲンランプに代えてキセノンランプが多用されつつある。
【0004】
このようなキセノンランプを光源として用いる場合に問題となるのが発光量であり、光量不足により読取りが安定しないことである。このような発光量不足を補うために、例えば、特開平5−144412号公報によれば、一部に光を照射するための窓(アパーチャ)を設け、この窓以外のキセノンランプの管壁面に蛍光対を塗布することで、面状発光した光を窓部分を通して原稿面に集中させ、全体としての照度を確保するようにしたキセノンランプ構造が示されている。
【0005】
また、原稿を照明するための照度を確保するために、例えば、特開平9−34027号公報によれば、ランプからの光を直接原稿面に照射させるとともに、ランプからの光の一部を反射板により反射させこの反射光を原稿面に間接的に照射させることで、原稿面の照度を上げるようにした照明装置が示されている。
【0006】
さらに、特開平6−121119号公報や特開2001−159795公報によれば、キセノンランプを用いて原稿を照明する方式において、読取位置での照度が最大(ピーク)となるように位置関係を設定することで良好なる読取結果が得られることが記載されている。
【0007】
このような経緯を踏まえて、キセノンランプを用いる場合の原稿照明方式を考察する。
【0008】
まず、最も単純には、特開平6−121119号公報例に準じて、図7(a)に示すように、コンタクトガラス100上に載置された原稿101の読取位置Pを1本のキセノンランプ102でスリット露光する方式がある。103は原稿101からの反射光をさらにCCD等に向けて反射させる第1ミラーであり、キセノンランプ102とともに矢印で示す副走査方向に移動する(原稿固定方式)。この際、読取位置Pが原稿面の照度分布のピーク値を示す位置に一致するようにキセノンランプ102のアパーチャ104の中心指向方向が設定される。
【0009】
この方式の場合、原稿101からの反射光を第1ミラー103等へ導くため、キセノンランプ102は原稿101を真下から照明するわけにいかず、必然的に斜め方向から照明することとなるが、この結果、原稿101の先端・後端部分や切り貼り原稿等の如く、原稿面に凹凸がある部分での読取り時には原稿影(黒く写る画像)が発生してしまい、読取り品質に悪影響を及ぼす。
【0010】
このような事情は、図7(b)に示すような原稿移動方式(シートスルータイプ)でも同様である。図中、105はターゲットガラス、106は原稿101を搬送させる搬送ローラ(又は、背面ローラ)である。
【0011】
この点、図8(a)(b)に示すように、読取位置Pに対して対称位置に2本のキセノンランプ102a,102bを配設して、これらのキセノンランプ102a,102bからの直接照明光により読取位置Pを両側から照明するようにすれば、原稿面に凹凸がある部分での読取り時にも原稿影を生ずることはない。しかし、2本のキセノンランプ102a,102bを必要とする構成では、2本の光強度を揃えることが必要な上、当然、価格的にも高価となってしまう。
【0012】
従って、価格面、照度等を考慮した場合には、特開2001−159795公報例に準じて、図9(a)(b)に示すように、1本のキセノンランプ102と反射板107とを組合せた直接照明光+反射照明光による照明方式が最適であると考えられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このような反射板を併用する照明方式の場合、図9(a)(b)に示すように、キセノンランプ102のアパーチャ104の中心指向方向を読取位置Pに向けることで、照度分布のピークを読取位置Pに一致させる構成例がある。現実には、キセノンランプのアパーチャの中心光が照射される位置の原稿面照度は原稿面上の照度分布のピークではなく、ピークよりもランプから離れる方向にずれていることから、特開2001−159795公報例のような調整方法或いは調整構造例がある。或いは、特開2002−158833公報中に記載されているように、原稿面の影の影響を除去するために、原稿面と反射板とにほぼ等分に光が配分できるように開口部(アパーチャ)の方向を両者の中間位置に設定する構成例がある。
【0014】
ところが、図9(a)(b)に示すような構成の場合、キセノンランプ102による直接照明光の照度が反射板107による反射照明光の照度を上回り、原稿面に凹凸がある場合に、図7(a)(b)の場合ほどではないしても、キセノンランプ102による直接照明光による原稿影が発生してしまい、読取り品質に悪影響を及ぼす。
【0015】
この点は、程度の差はあれ、特開2002−158833公報中に記載されているように、原稿面の影の影響を除去するために、原稿面と反射板とにほぼ等分に光が配分できるように開口部(アパーチャ)の方向を両者の中間位置に設定した場合でも同様である。即ち、キセノンランプのアパーチャの方向を原稿面と反射板との中間位置に設定し原稿面と反射板とにほぼ等分に光を配分したとしても、反射板により反射されて原稿面を照明する光は、直接照明光に比べて、読取位置に至るまでの距離が長い分だけ空気中で減衰し、かつ、反射板での反射率も通常は100%ではないので(例えば、最大でも98%程度)、反射による減衰もあり、凹凸のある原稿面の場合には、直接照明光による原稿影が発生してしまう。
【0016】
ちなみに、反射板の断面形状を放物面状の如く、集光性を示す形状にすることで、反射照明光の照度を上げることも知られているが、反射板は、その上端は原稿スキャニング走査においてコンタクトガラスに接しないように例えばコンタクトガラス面に対して2mm以上離さなければならない、下端側については原稿反射光を第1ミラー側に導くための開口部を確保しなければならない、背面側にはキセノンランプ点灯装置等を配設しなければならない、等の幾つかの制約により、反射板の周長も規制されるものであり、反射板の形状により照度を上げるにしても限界がある。
【0017】
ちなみに、線状発光するハロゲンランプの場合には、線状発光により断面的には管の中心に光源を有する点光源と見倣すことができ、ハロゲンランプを取り囲む反射鏡や対向配置される反射板の曲面形状の工夫により読取位置での照明状態を改善し得るが、アパーチャを除く管壁面全体が面状発光するキセノンランプの場合にはこのような反射板の形状の工夫だけでは読取位置での照明状態の改善は難しい。
【0018】
本発明の目的は、面状発光するアパーチャ付きの管状光源とこの管状光源からの光の一部を反射させて原稿を照明する反射板とを用いる照明方式において、読取位置の原稿面に凹凸があっても原稿影が生ずることなく照明できるようにすることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の原稿照明装置は、面状発光により読取位置の原稿を照明するアパーチャ付きの管状光源と、この管状光源からの光の一部を反射させて前記読取位置の原稿を照明する反射板と、を備え、前記管状光源の前記アパーチャの中心指向方向が前記読取位置と前記反射板との中間位置よりも前記反射板寄りの位置に設定されている。
【0020】
従って、面状発光により読取位置の原稿を照明する管状光源のアパーチャの中心指向方向を読取位置と反射板との中間位置よりも反射板寄りの位置に設定することで、管状光源により読取位置を直接照明する光の光量を相対的に減らし、管状光源から反射板に入射して反射される光の光量を相対的に増やすことができ、読取位置での照度で考えると、管状光源による直接照明光の照度と、反射板による反射照明光の照度とのバランスをとることができ、原稿面に凹凸のある箇所の照明時にも原稿影は生じない。
【0021】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の原稿照明装置において、前記アパーチャの中心指向方向の前記反射板寄りの位置の程度は、前記管状光源と前記読取位置と前記反射板との位置関係に応じて設定されている。
【0022】
従って、基本的には、管状光源から発せられた光は目的とする読取位置に到達するまでの距離が長いほど、空気中での減衰が大きくなるので、管状光源と読取位置と反射板との位置関係に応じてアパーチャの中心指向方向を反射板寄りとする位置の程度を設定することにより、管状光源による直接照明光の読取位置での照度レベルと、反射板による反射照明光の読取位置での照度レベルとのバランスをとれる適正な光量配分が可能となる。さらには、管状光源と読取位置と反射板との位置関係が決まった状況下或いは配置関係の制約を受ける状況下でも、アパーチャの中心指向方向の調整のみにより、管状光源による読取位置での直接照明光の照度と、反射板による読取位置での反射照明光の照度とのバランスをとれる適正な光量配分が可能となる。
【0023】
請求項3記載の発明の原稿照明装置は、面状発光により読取位置の原稿を照明するアパーチャ付きの管状光源と、この管状光源からの光の一部を反射させて前記読取位置の原稿を照明する反射板と、を備え、前記管状光源による直接照明光の前記読取位置での照度レベルと前記反射板による反射照明光の前記読取位置での照度レベルとが同等となるように前記管状光源と前記反射板との照明関係が規定されている。
【0024】
従って、管状光源による直接照明光の読取位置での照度レベルと反射板による反射照明光の読取位置での照度レベルとが同等となるように管状光源と反射板との照明関係を規定することで、目的とする読取位置で直接照明光と反射照明光とがバランスし、原稿面に凹凸のある箇所の照明時にも原稿影は生じない。
【0025】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の原稿照明装置において、前記管状光源の前記アパーチャの中心指向方向により、前記管状光源と前記反射板との照明関係が規定されている。
【0026】
従って、アパーチャの中心指向方向を例えば反射板寄りの位置に設定して、管状光源による直接照明光の読取位置での照度レベルと反射板による反射照明光の読取位置での照度レベルとが同等となるように管状光源と反射板との照明関係を規定することで、請求項3記載の発明を容易に実現できる。
【0027】
請求項5記載の発明は、請求項3記載の原稿照明装置において、前記管状光源の前記読取位置に対する直接照明光の一部を遮光部材により遮光することにより、前記管状光源と前記反射板との照明関係が規定されている。
【0028】
従って、例えば、アパーチャの中心指向方向を読取位置と反射板との中間に設定した場合、反射板による反射照明光の照度の方が低めとなるが、管状光源の直接照明光の一部を遮光部材により遮光してその光量を減らし、管状光源による直接照明光の読取位置での照度レベルと反射板による反射照明光の読取位置での照度レベルとが同等となるように管状光源と反射板との照明関係を規定することで、請求項3記載の発明を容易に実現できる。
【0029】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか一記載の原稿照明装置において、前記反射板は、前記読取位置に焦点を持つ放物面状の断面形状を有する。
【0030】
従って、読取位置に焦点を持つ放物面状の断面形状を有する反射板を用いることで、元々減衰等により照度が低下しやすい反射照明光の反射照明効率を向上させることができ、反射板による光利用効率、照射光量が増し、直接照明光と反射照明光との照度のバランスも採りやすくなる。
【0031】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の原稿照明装置において、前記反射板は、その反射照明光の照度分布のピーク位置が前記読取位置に一致するように配設されている。
【0032】
従って、反射照明光の照度分布のピーク位置を読取位置に一致させることで、極力無駄の少ない原稿照明が可能となる。
【0033】
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7の何れか一記載の原稿照明装置において、前記管状光源は、キセノンランプである。
【0034】
従って、高輝度・省電力化に適したキセノンランプを用いる場合に、請求項1ないし7の何れか一記載の原稿照明装置を好適に適用できる。
【0035】
請求項9記載の発明のスキャナ装置は、読取位置の原稿を照明する請求項1ないし8の何れか一記載の原稿照明装置と、この原稿照明装置により照明された前記原稿からの反射光を受光するライン状の光電変換素子と、前記原稿からの反射光を前記光電変換素子に対して結像させる結像光学系と、を備える。
【0036】
従って、請求項1ないし8の何れか一記載の原稿照明装置を備えるので、切り貼り等により原稿面に凹凸のある原稿の読取り時にも、原稿影の生じない照明がなされるので、鮮明な画像読取りが可能となる。
【0037】
請求項10記載の発明は、請求項9記載のスキャナ装置において、前記原稿照明装置が原稿に対して副走査方向に移動する原稿固定方式である。
【0038】
従って、切り貼り原稿等を扱うことも多々ある原稿固定方式の場合において、原稿影の生じない照明がなされるので、鮮明な画像読取りが可能となる。
【0039】
請求項11記載の発明は、請求項9記載のスキャナ装置において、前記原稿照明装置が位置固定され、原稿が副走査方向に移動する原稿移動方式である。
【0040】
従って、原稿移動方式に従い搬送される原稿の先端や後端等のように段差のある部分の読取りに際しても、原稿影の生じない照明がなされるので、鮮明な画像読取りが可能となる。
【0041】
請求項12記載の発明の複写機は、請求項9ないし11の何れか一記載のスキャナ装置と、このスキャナ装置の光電変換素子により読取られた原稿画像に基づいて画像形成を行うプリンタ装置と、を備える。
【0042】
従って、請求項9ないし11の何れか一記載のスキャナ装置を備えているので、原稿面に凹凸のある原稿に基づく複写時にも、その凹凸部分で原稿影を生ずることのない読取り・複写が可能となり、鮮明な複写物を得ることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図3に基づいて説明する。本実施の形態は、フラットベッドタイプ(原稿固定方式)のスキャナ装置への適用例を示す。
【0044】
まず、スキャナ装置の全体構成を概略的に説明する。図1は、本実施の形態のスキャナ装置を概略的に示す縦断側面図である。スキャナ装置1は、上面に原稿載置用のコンタクトガラス2を備える筐体形状のスキャナハウジング(スキャナ機枠)3を有する。
【0045】
スキャナハウジング3内には、管状光源としてのキセノンランプ4及び45°傾斜の第1ミラー5を搭載する第1キャリッジ(第1走行体)6、45°傾斜で互いの反射面のなす角度が直交して読取り光軸を180°反転させる第2,第3ミラー7,8を搭載する第2キャリッジ(第2走行体)9が設けられている。第1,第2キャリッジ6,9は、主走査方向(図1中紙面表裏方向)を長手方向として配設され、副走査方向(図1中左右方向)に沿って2:1の速度比で往復動自在に設けられている。原稿画像の読取りを待機している場合の第1,第2キャリッジ6,9は、図1中左端部位置のホームポジションに位置付けられている。
【0046】
また、スキャナハウジング3内には、第1,第2キャリッジ6,9を副走査方向に沿って往復動させるためのステッピングモータによる駆動モータ10、光電変換素子としてのライン状のCCD11を搭載するセンサボードユニット12、レンズブロック13を搭載するレンズブロックステー14等が設けられている。第1〜第3ミラー5,7,8及びレンズブロック13により結像光学系15が構成されている。
【0047】
ところで、キセノンランプ4は、図2(a)に示すように、管状のランプ管外壁に2枚の電極16があり、その電極16の間隔よりも狭いアパーチャ(発光開口部)17が設けられている。より具体的には、ランプ管内壁に蛍光物質が塗布されていない領域にアパーチャ17が形成され、このアパーチャ17を除く蛍光物質が塗布されたランプ管内壁部分が全体的に面状発光してアパーチャ17から光を外部に発することとなる。
【0048】
ここで、本実施の形態では、アパーチャ17の中心を通る光線を中心光αと称するものとすると、この中心光αの方向がアパーチャ17の中心指向方向を示すものとなる。このようなキセノンランプ4により例えば図2(b)に示すように中心光αに垂直な平面18を照明した場合、その照度分布は、同図中に示すように、中心光αによる照度Bがピークレベルとなり、側光による照度A,Cは照度Bよりも低いレベルとなる。
【0049】
このようなキセノンランプ4を用いる方式において、本実施の形態では、このキセノンランプ4からの光の一部を反射させてコンタクトガラス2上の読取位置Pに位置する原稿Dを照明するための反射板19が第1キャリッジ6に搭載されている。これらのキセノンランプ4と反射板19とにより原稿照明装置20が構成されている。より具体的には、図3に拡大して示すように、読取位置Pでの原稿Dからの第1ミラー5に向かう反射光の光路を挟んでその副走査方向の両側にキセノンランプ4と反射板19とが配置され、反射板19は例えば反射照明光が読取位置Pに向かうように斜め平面状とされた反射面を有している。この反射板19の上端は第1キャリッジ6によるスキャニング動作時にコンタクトガラス2面に当たることのない高さに規制され、下端側は、原稿反射光を第1ミラー5側に導くための開口部を確保できる位置までに規制されている。
【0050】
このような基本構成において、コンタクトガラス2上に位置する原稿Dの読取位置P(第1キャリッジ6の移動に伴い移動する)部分は、キセノンランプ4からの直接照明光とこのキセノンランプ4からの光を受けて反射板19により反射された反射照明光とによって副走査方向の両側から照明されることとなる。
【0051】
このような照明方式に関して、本実施の形態では、図3中に併せて示すように、キセノンランプ4による直接照明光の照度分布aにおける読取位置Pでの照度レベルLaと反射板19による反射照明光の照度分布bにおける読取位置Pでの照度レベルLbとが同等(厳密に一致している必要はなく、実用上、殆ど差のない状態であればよい)となるようにキセノンランプ4と反射板19との照明関係を規定したものである。より具体的には、キセノンランプ4と反射板19とを対向させて配置させるが、キセノンランプ4のアパーチャ17の中心指向方向(仰角θの中心光αの方向)が原稿面での読取位置Pと反射板19の中心位置とを結ぶ中間位置Mよりも反射板19寄りの位置(キセノンランプ4の中心と中間位置Mとを結ぶ線に対する読取位置P側のアパーチャ角β1と反射板19側のアパーチャ角β2とが、β1<β2なる関係を満たす位置)となるように、キセノンランプ4の方向性が規定されている。
【0052】
ちなみに、読取位置Pでの照度レベルLaの測定は、反射板19を外して行い、読取位置Pでの照度レベルLこの測定は、キセノンランプ4から読取位置Pへの直接照明光を遮光して行えばよい。
【0053】
このようにキセノンランプ4と反射板19との読取位置Pに対する照明関係を規定することにより、キセノンランプ4により原稿面側を直接照明する直接照明光の照度分布aはそのピーク位置が読取位置Pよりも反射板19寄りの位置となって読取位置Pを直接照明する光の光量は相対的に減る一方、キセノンランプ4から反射板19に入射して反射される光の光量は相対的に増えて原稿面側を間接的に照明する反射照明光の照度分布bは読取位置Pでピークを持つような分布とさせることができる。結果的に、読取位置Pでの照度で考えると、キセノンランプ4による直接照明光の照度レベルと、反射板19による反射照明光の照度レベルとのバランスをとることができ、読取位置Pの原稿面に切り貼り等による凹凸のある箇所の照明時にも原稿影は生じないこととなる(読取位置Pでの照度としては直接照明光と反射照明光との合計となる)。よって、原稿影の影響を受けない鮮明な原稿画像の読取りが可能となる。
【0054】
なお、キセノンランプ4のアパーチャ17の中心指向方向を反射板19寄りの位置とさせる程度は、キセノンランプ4と読取位置Pと反射板19との位置関係(距離関係)に応じて設定される。基本的には、キセノンランプ4から発せられた光は目的とする読取位置Pに到達するまでの距離が長いほど、空気中での減衰が大きくなるので、キセノンランプ4と読取位置Pと反射板19との位置関係に応じてアパーチャ17の中心指向方向を反射板寄りとする位置の程度を設定することにより、キセノンランプ4による直接照明光の読取位置Pでの照度レベルと、反射板19による反射照明光の読取位置Pでの照度レベルとのバランスをとれる適正な光量配分が可能となる。さらには、キセノンランプ4と読取位置Pと反射板19との位置関係が決まった状況下或いは配置関係の制約を受ける状況下でも、アパーチャ17の中心指向方向を調整するだけで、キセノンランプ4による直接照明光の読取位置Pでの照度レベルと、反射板19による反射照明光の読取位置Pでの照度レベルとのバランスをとれる適正な光量配分が可能となる。
【0055】
本発明の第二の実施の形態を図4に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の実施の形態でも同様とする)。
【0056】
本実施の形態は、平板状の反射板19に代えて、放物面状の断面形状を持つ反射板21を用いたものである。この反射板21の放物面状の断面形状は原稿面上での読取位置Pに焦点が設定されている。即ち、読取位置Pに点光源があると仮定した場合にその点光源からの放射光線が反射板21により反射されたとき、その反射光が略平行光となってキセノンランプ4のアパーチャ17方向に向かう断面形状とされている。この場合も、この反射板21の上端は第1キャリッジ6によるスキャニング動作時にコンタクトガラス2面に当たることのない高さに規制され、下端側は、原稿反射光を第1ミラー5側に導くための開口部を確保できる位置までに制限され、結果として、その周長Lが規制されている。
【0057】
キセノンランプ4による直接照明光の照度分布cにおける読取位置Pでの照度レベルLcと反射板19による反射照明光の照度分布dにおける読取位置Pでの照度レベルLdとが同等(厳密に一致している必要はなく、実用上、殆ど差のない状態であればよい)となるようにキセノンランプ4と反射板19との照明関係を規定したものである。より具体的には、キセノンランプ4と反射板21とを対向させて配置させるが、キセノンランプ4のアパーチャ17の中心指向方向(仰角θの中心光αの方向)が原稿面での読取位置Pと反射板21の中心位置との間の中間位置Mよりも反射板21寄りの位置(キセノンランプ4の中心と中間位置Mとを結ぶ線に対する読取位置P側のアパーチャ角β1と反射板19側のアパーチャ角β2とが、β1<β2なる関係を満たす位置)となるように、キセノンランプ4の方向性が規定されている。
【0058】
このようにキセノンランプ4と反射板21との照明位置Pに対する照明関係を規定することにより、キセノンランプ4により原稿面側を直接照明する直接照明光の照度分布cは図4中に併せて示すようにそのピーク位置が読取位置Pよりも反射板21寄りの位置となって読取位置Pを直接照明する光の光量は相対的に減る一方、キセノンランプ4から反射板21に入射して反射される光の光量は相対的に増えて原稿面側を間接的に照明する反射照明光の照度分布dは読取位置Pでピークを持つような分布とさせることができる。結果的に、読取位置Pでの照度で考えると、キセノンランプ4による直接照明光の照度レベルLcと、反射板21による反射照明光の照度レベルLdとのバランスをとることができ、読取位置Pの原稿面に切り貼り等による凹凸のある箇所の照明時にも原稿影は生じないこととなる(読取位置Pでの照度としては直接照明光と反射照明光との合計となる)。よって、原稿影の影響を受けない鮮明な原稿画像の読取りが可能となる。
【0059】
特に、本実施の形態の場合には、反射板21が読取位置Pに焦点を持つ放物面状の断面形状を有するので、キセノンランプ4のアパーチャ17から略平行光となって入射する光をこの反射板21で反射させて読取位置Pに集光する形で反射照明光として照明することができ、反射板21による反射効率が向上する(図3に示す反射板19の場合の使用範囲Fと対比すると、本実施の形態の反射板21の場合、周長L分となり、反射照明光により効率的に照明していることが分かる)。この結果、読取位置Pでの反射照明光による照度レベルも上がるため、キセノンランプ4のアパーチャ17の中心指向方向の向きも第一の実施の形態ほど反射板21寄りとする必要がなくなり、照度分布cにおいて読取位置Pでの照度レベルを上げることができ、直接照明光の無駄の軽減、即ち、光利用効率の高い照明が可能となる。
【0060】
より現実的には、読取位置Pでの照度レベルに関して、直接照明度レベルと反射照明光の照度レベルとを同等とするが、反射照明光の照度レベル側を若干高めに設定すれば、反射板21の反射面形状の誤差を吸収することも可能となる。
【0061】
本発明の第三の実施の形態を図5に基づいて説明する。本実施の形態は、例えば第一の実施の形態のような構成において、キセノンランプ4のアパーチャ17の中心指向方向を読取位置Pと反射板19の中心位置との中間位置M(或いはそれよりも読取位置P寄り位置)に設定した場合を想定したものである。このような構成において、本実施の形態では、キセノンランプ4のアパーチャ17を経て読取位置Pを照明する直接照明光の一部を遮光するための遮光部材22を付加し、この遮光部材22により一部が遮光された直接照明光の照度分布eにおける読取位置Pでの照度レベルLeが、反射板19による反射照明光の照度分布fにおける読取位置Pでの照度レベルLfに略一致するように規定したものである。
【0062】
従って、本実施の形態の場合にも、読取位置Pでの全体の照度は低下するものの、直接照明光と反射照明光とのバランスがとれ、原稿影の生ずることのない照明が可能となる。
【0063】
本発明の第四の実施の形態を図6に基づいて説明する。本実施の形態は、複写機への適用例を示す。
【0064】
図6は本実施の形態の複写機を示す縦断側面図である。複写機30は、上側に配置された前述の実施の形態のような構成のスキャナ装置1と、このスキャナ装置で読み取った原稿の画像を用紙に形成するプリンタ装置31とを有している。
【0065】
プリンタ装置31内には、シート状の用紙を積層保持する給紙トレイ32あるいは手差しでの用紙を受付ける手差しトレイ33から、プリンタエンジン34、定着ユニット35を介して排紙スタッカ部36へ至る用紙搬送路37が形成されている。
【0066】
本実施の形態では、感光体(本実施の形態では有機感光体)38と、その周囲に配設された帯電器、露光器40、現像器41、転写器42とを有する電子写真方式のプリンタエンジン34を使用している。
【0067】
また、プリンタ装置31内には、片面に画像を形成した用紙を反転するための用紙反転機構43が設けられている。
【0068】
このような構成において、スキャナ装置1で読取った原稿画像をプリンタ装置31で形成する場合、読取り対象となる原稿Dに切り貼り等の凹凸がある場合でも、その凹凸による原稿影の生ずることのない原稿露光、原稿読取りが可能で、読取り画像品質が高いため、再現性の良好な画像を形成することができる。
【0069】
なお、これらの実施の形態では、スキャナ装置1としてフラットベッドタイプ(原稿固定方式)への適用例で説明したが、図9(b)等に示すようなシートスルータイプ(原稿移動方式=読取位置固定)についても同様に適用することができる。
【0070】
また、アパーチャを有して面状発光する管状光源としては、キセノンランプ4の他に、水銀キセノンランプ、水銀ランプ等であってもよい。
【0071】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の原稿照明装置によれば、面状発光により読取位置の原稿を照明する管状光源のアパーチャの中心指向方向を読取位置と反射板との中間位置よりも反射板寄りの位置に設定したので、管状光源により読取位置を直接照明する光の光量を相対的に減らし、管状光源から反射板に入射して反射される光の光量を相対的に増やすことができ、読取位置での照度で考えると、管状光源による直接照明光の照度と、反射板による反射照明光の照度とのバランスをとることができ、原稿面に凹凸のある箇所の照明時にも原稿影の生じない照明を行うことができる。
【0072】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の原稿照明装置において、基本的には、管状光源から発せられた光は目的とする読取位置に到達するまでの距離が長いほど、空気中での減衰が大きくなることから、管状光源と読取位置と反射板との位置関係に応じてアパーチャの中心指向方向を反射板寄りとする位置の程度を設定するようにしたので、管状光源による直接照明光の読取位置での照度レベルと、反射板による反射照明光の読取位置での照度レベルとのバランスをとれる適正な光量配分が可能となる。さらには、管状光源と読取位置と反射板との位置関係が決まった状況下或いは配置関係の制約を受ける状況下でも、アパーチャの中心指向方向の調整のみにより、管状光源による直接照明光の読取位置での照度レベルと、反射板による反射照明光の読取位置での照度レベルとのバランスをとれる適正な光量配分が可能となる。
【0073】
請求項3記載の発明の原稿照明装置によれば、管状光源による直接照明光の読取位置での照度レベルと反射板による反射照明光の読取位置での照度レベルとが同等となるように管状光源と反射板との照明関係を規定するようにしたので、目的とする読取位置で直接照明光と反射照明光とがバランスし、原稿面に凹凸のある箇所の照明時にも原稿影の生じない照明を行うことができる。
【0074】
請求項4記載の発明によれば、アパーチャの中心指向方向を例えば反射板寄りの位置に設定して、管状光源による直接照明光の読取位置での照度レベルと反射板による反射照明光の読取位置での照度レベルとが同等となるように管状光源と反射板との照明関係を規定するようにしたので、請求項3記載の発明を容易に実現することができる。
【0075】
請求項5記載の発明によれば、例えば、アパーチャの中心指向方向を読取位置と反射板との中間に設定した場合、反射板による反射照明光の照度の方が低めとなるが、管状光源の直接照明光の一部を遮光部材により遮光してその光量を減らし、管状光源による直接照明光の読取位置での照度レベルと反射板による反射照明光の読取位置での照度レベルとが同等となるように管状光源と反射板との照明関係を規定するようにしたので、請求項3記載の発明を容易に実現することができる。
【0076】
請求項6記載の発明によれば、請求項1ないし5の何れか一記載の原稿照明装置において、読取位置に焦点を持つ放物面状の断面形状を有する反射板を用いるようにしたので、元々減衰等により照度が低下しやすい反射照明光の反射照明効率を向上させることができ、反射板による光利用効率、照射光量が増し、直接照明光と反射照明光との照度のバランスも採りやすくすることができる。
【0077】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の原稿照明装置において、反射照明光の照度分布のピーク位置を読取位置に一致させるようにしたので、極力無駄の少ない原稿照明が可能となる。
【0078】
請求項8記載の発明によれば、高輝度・省電力化に適したキセノンランプを用いる場合に、請求項1ないし7の何れか一記載の原稿照明装置を好適に適用することができる。
【0079】
請求項9記載の発明のスキャナ装置によれば、請求項1ないし8の何れか一記載の原稿照明装置を備えるので、切り貼り等により原稿面に凹凸のある原稿の読取り時にも、原稿影の生じない照明がなされるので、鮮明な画像読取りが可能となる。
【0080】
請求項10記載の発明によれば、請求項9記載のスキャナ装置において、切り貼り原稿等を扱うことも多々ある原稿固定方式の場合において、原稿影の生じない照明がなされるので、鮮明な画像読取りが可能となる。
【0081】
請求項11記載の発明によれば、請求項9記載のスキャナ装置において、原稿移動方式に従い搬送される原稿の先端や後端等のように段差のある部分の読取りに際しても、原稿影の生じない照明がなされるので、鮮明な画像読取りが可能となる。
【0082】
請求項12記載の発明の複写機によれば、請求項9ないし11の何れか一記載のスキャナ装置を備えているので、原稿面に凹凸のある原稿に基づく複写時にも、その凹凸部分で原稿影を生ずることのない読取り・複写が可能となり、鮮明な複写物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のスキャナ装置を概略的に示す縦断側面図である。
【図2】キセノンランプの構成例を示す側面図である。
【図3】原稿照明装置部分を拡大して示す側面図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態の原稿照明装置部分を拡大して示す側面図である。
【図5】本発明の第三の実施の形態の原稿照明装置部分を拡大して示す側面図である。
【図6】本発明の第四の実施の形態の複写機を概略的に示す縦断側面図である。
【図7】キセノンランプ1本方式の従来例の原稿照明装置部分を示す概略側面図である。
【図8】キセノンランプ2本方式の従来例の原稿照明装置部分を示す概略側面図である。
【図9】キセノンランプ1本+反射板方式の従来例の原稿照明装置部分を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 スキャナ装置
4 キセノンランプ、管状光源
11 光電変換素子
15 結像光学系
17 アパーチャ
19 反射板
20 原稿照明装置
21 反射板
22 遮光部材
31 プリンタ装置
D 原稿
P 読取位置
M 中間位置
La〜Lf 照度レベル
Claims (12)
- 面状発光により読取位置の原稿を照明するアパーチャ付きの管状光源と、
この管状光源からの光の一部を反射させて前記読取位置の原稿を照明する反射板と、
を備え、
前記管状光源の前記アパーチャの中心指向方向が前記読取位置と前記反射板との中間位置よりも前記反射板寄りの位置に設定されている原稿照明装置。 - 前記アパーチャの中心指向方向の前記反射板寄りの位置の程度は、前記管状光源と前記読取位置と前記反射板との位置関係に応じて設定されている請求項1記載の原稿照明装置。
- 面状発光により読取位置の原稿を照明するアパーチャ付きの管状光源と、
この管状光源からの光の一部を反射させて前記読取位置の原稿を照明する反射板と、
を備え、
前記管状光源による直接照明光の前記読取位置での照度レベルと前記反射板による反射照明光の前記読取位置での照度レベルとが同等となるように前記管状光源と前記反射板との照明関係が規定されている原稿照明装置。 - 前記管状光源の前記アパーチャの中心指向方向により、前記管状光源と前記反射板との照明関係が規定されている請求項3記載の原稿照明装置。
- 前記管状光源の前記読取位置に対する直接照明光の一部を遮光部材により遮光することにより、前記管状光源と前記反射板との照明関係が規定されている請求項3記載の原稿照明装置。
- 前記反射板は、前記読取位置に焦点を持つ放物面状の断面形状を有する請求項1ないし5の何れか一記載の原稿照明装置。
- 前記反射板は、その反射照明光の照度分布のピーク位置が前記読取位置に一致するように配設されている請求項6記載の原稿照明装置。
- 前記管状光源は、キセノンランプである請求項1ないし7の何れか一記載の原稿照明装置。
- 読取位置の原稿を照明する請求項1ないし8の何れか一記載の原稿照明装置と、
この原稿照明装置により照明された前記原稿からの反射光を受光するライン状の光電変換素子と、
前記原稿からの反射光を前記光電変換素子に対して結像させる結像光学系と、を備えるスキャナ装置。 - 前記原稿照明装置が原稿に対して副走査方向に移動する原稿固定方式である請求項9記載のスキャナ装置。
- 前記原稿照明装置が位置固定され、原稿が副走査方向に移動する原稿移動方式である請求項9記載のスキャナ装置。
- 請求項9ないし11の何れか一記載のスキャナ装置と、
このスキャナ装置の光電変換素子により読取られた原稿画像に基づいて画像形成を行うプリンタ装置と、
を備える複写機。
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---|---|---|---|
JP2002232342A JP2004070187A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 原稿照明装置、スキャナ装置及び複写機 |
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JP2002232342A JP2004070187A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 原稿照明装置、スキャナ装置及び複写機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2002232342A Pending JP2004070187A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 原稿照明装置、スキャナ装置及び複写機 |
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JP (1) | JP2004070187A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7652804B2 (en) | 2005-07-15 | 2010-01-26 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus capable of efficiently controlling light radiation to read an image |
US9106783B2 (en) | 2013-02-28 | 2015-08-11 | Kyocera Document Solutions Inc. | Abnormal reflected light resistant image reading |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002232342A patent/JP2004070187A/ja active Pending
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