JP5026224B2 - 原稿照明装置、画像読取装置、および画像形成装置 - Google Patents

原稿照明装置、画像読取装置、および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5026224B2
JP5026224B2 JP2007276382A JP2007276382A JP5026224B2 JP 5026224 B2 JP5026224 B2 JP 5026224B2 JP 2007276382 A JP2007276382 A JP 2007276382A JP 2007276382 A JP2007276382 A JP 2007276382A JP 5026224 B2 JP5026224 B2 JP 5026224B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
document
optical axis
reflected
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007276382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009103969A (ja
Inventor
晋 三ヶ尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007276382A priority Critical patent/JP5026224B2/ja
Publication of JP2009103969A publication Critical patent/JP2009103969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5026224B2 publication Critical patent/JP5026224B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、載置された原稿の一方の面における読取領域を照明する原稿照明装置、該原稿照明装置を搭載した画像読取装置、および画像形成装置に関する。
近年のスキャナ等の画像読取装置においては、光源から出射された照明光により原稿面を照明し、原稿面を照明した照明光を反射させて、反射させた光(反射光)を結像レンズまで導き、結像レンズを通過した反射光をCCD(Charge Coupled Devices)等の撮像素子上に結像させることにより画像の読み取りを行っている。
また、光源(照明ランプ)から直接原稿の読取領域(撮像領域)を照射する直接照射光(照明光)と、光源からの出射光の一部を反射部材(リフレクタ)により反射させて原稿の読取領域を照射する反射光とにより原稿面を照明し、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の技術では、照明ランプと対向して設置されるリフレクタの具体的な位置情報についての記載はないが、照明ランプからの照明光とリフレクタによる反射光が読み取り位置に到達するような照明系となっている。そして、照明ランプからの照明光と、リフレクタによる反射光とにより原稿を照明し、最大照度位置と読み取り位置をほぼ一致させるような構成となっている(特許文献1段落0011、図11〜図13参照)。また、球面形状、楕円形状、自由曲面形状などに形成されたリフレクタを照明ランプと対向側に設置して反射光を集光することで、照明効率を上げる構成になっている(特許文献1段落0013、図16参照)つまり、特許文献1の技術では、リフレクタによる反射光が読み取り位置で最大照度になるように構成し、さらに、照明光と反射光とを合成した合成光の最大照度位置と原稿の読み取り位置を一致させるためにリフレクタを設けるような構成となっていた。
特開2005−229429号公報
しかしながら、照明ランプからの直接の照明光の照度は、照明ランプの距離の2乗に反比例して小さくなるため、その照度分布は読み取り位置で最大照度にならない。このため、リフレクタからの反射光の照度が読み取り位置で最大照度になったとしても、照明光と反射光とを合成した合成光の照度分布の最大照度位置は読み取り位置からずれてしまう。そうすると、原稿の読み取り位置では最大照度より小さい照度で原稿を読み取ることになってしまう。
このため、読み取り位置で合成光の照度が最大照度となるように、リフレクタや光源の配置や構成をとることも考えられるが、このような配置や構成を採用する場合には、リフレクタによる反射光と照明ランプからの直接の照明光との干渉を回避するため、装置が過大となったり、光学系の部品点数が増大してしまう。
一方、原稿の画像を読み取るには、原稿がコンタクトガラス等の載置台に載置された状態で照明光および反射光により照明する必要があるが、原稿を均一に載置台に密着させることは難しく、載置台から上方に浮いている場合が多い。このような載置台から浮いた状態の原稿に対しては、載置台の原稿載置面を読み取り位置として反射光を集光しても原稿の読取領域に最大照度で照明することができない。すなわち、上記のように、リフレクタや光源、その他の光学部品等を使用して、原稿載置面の読み取り位置で合成光の最大照度が得られるように構成しても、結局は、実際の原稿の読み取りにおいて、最大照度で読み取れないことになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、載置台から浮いた原稿の読取領域を高い照度により照明できるとともに、原稿載置面に原稿が接していた場合でも読み取り位置(光軸)およびその近傍に対して高い照度で照明が可能な原稿照明装置を提供し、該原稿照明装置を搭載して画像を読取る画像読取装置、画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、透過状の載置台の原稿載置面に載置された原稿の一方の面における読取領域を照明する原稿照明装置において、光束を放射状に出射する光源と、前記光源から出射された光束の一部を反射し、反射した前記光束の一部である反射光を、前記原稿載置面の上方に集光させる曲面状の反射部材と、を備え、前記光源は、出射した光束のうち、前記光束の一部以外の光束により、前記読取領域を直接照射し、前記反射部材は、前記光源から出射された光束のうち前記光源の中心を通る光線が前記反射部材で反射された前記反射光と、前記反射光が前記読取領域で反射した光束の光軸とのなす角が、前記光束の一部を反射する反射点と前記原稿反射面及び前記光軸の交点との結線と、前記光軸とのなす角より小さくなる位置に、前記光軸を挟んで前記光源と対峙して配置されていることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の原稿照明装置において、前記反射光のうち第1反射光と前記光軸とのなす角γは、γ<arctan[A/{Y−(A+X)tanβ1}]の関係を満たすことを特徴とする。ここで、γは前記第1反射光と前記光軸とのなす角、Aは前記反射点のうち前記光束の一部が前記第1反射光として反射する第1反射点から前記光軸へ延ばした垂線の長さ、Xは前記光軸と前記光源の中心を通る前記光軸に対する平行線との距離、Yは前記光源の中心から前記原稿載置面へ延ばした垂線の長さ、β1は前記光源から出射されて前記反射部材で反射されて前記第1反射光となる第1出射光と、前記光源の中心を通る前記光軸に垂直な線とのなす角である。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の原稿照明装置において、前記反射光であって、かつ前記第1反射光より前記原稿載置面側の近傍で反射された第2反射光と前記光軸とのなす角Qは、Q<arctan[B/{Y−(B+X)tanβ2}]の関係を満たすことを特徴とする。ここで、Qは前記第2反射光と前記光軸とのなす角、Bは前記反射点のうち前記光束の一部が前記第2反射光として反射する第2反射点から前記光軸へ延ばした垂線の長さ、Xは前記光軸と前記光源の中心を通る前記光軸に対する平行線との距離、Yは前記光源の中心から前記原稿載置面へ延ばした垂線の長さ、β2は前記光源から出射されて前記反射部材で反射されて前記第2反射光となる第2出射光と、前記光源の中心を通る前記光軸に垂直な線とのなす角である。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の原稿照明装置において、前記反射部材における前記第1反射点を通る接線の傾きSは、S<45+(γ’+β1)/2の関係を満たすことを特徴とする。ここで、Sは前記反射部材における前記第1反射点を通る接線の傾き、γ’は前記第1反射点と前記原稿載置面および前記光軸の交点との結線と前記光軸とのなす角、β1は前記第1出射光と前記光源の中心を通る前記光軸に垂直な線とのなす角である。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の原稿照明装置において、前記反射部材における前記第2反射点を通る接点の傾きTは、T<45+(Q’+β2)/2の関係を満たすことを特徴とする。ここで、Tは前記反射部材における前記第2反射点を含む接線の傾き、Q’は前記第2反射点と前記原稿載置面および前記光軸の交点との結線と前記光軸とのなす角、β2は前記第2出射光と前記光源の中心を通る前記光軸に垂直な線とのなす角である。
また、請求項6にかかる発明は、請求項3〜5のいずれか一つに記載の原稿照明装置において、前記第1出射光の前記反射部材への入射角α1と前記第2出射光の前記反射部材への入射角α2とは、α2<α1の関係を満たすことを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項2〜6のいずれか一つに記載の原稿照明装置において、前記反射部材は、円形状の一部分であることを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7に記載の原稿照明装置において、前記反射部材は、前記光源の中心と前記光束の一部を反射させて集光させる集光位置とをそれぞれ焦点にとる楕円形状の一部分であることを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の原稿照明装置において、前記光源から出射された光束のうち前記読取領域を直接照射する直接照射光と、前記光源の中心を通る前記光軸に対する平行線とのなす角θが、θ=arctan{(X−x)/Y}(0<x<X)、θ+δ<90°の関係を満たすことを特徴とする。ここで、θは前記直接照射光と前記光源の中心を通る前記光軸に対する平行線とのなす角、Xは前記光軸と前記光源の中心を通る前記光軸に対する平行線との距離、xは前記直接照射光の前記原稿載置面への到達点から前記光軸へ延ばした垂線の長さ、Yは前記光源の中心から前記原稿載置面へ延ばした垂線の長さ、δは前記光源から放射される光束の角度領域である。
また、請求項10にかかる発明は、画像読取装置であって、請求項1〜9のいずれか一つに記載の原稿照明装置と、前記原稿照明装置によって前記原稿に対して照射された照射光の前記原稿から反射した光を受光して前記原稿の画像を読み取る読取り手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、画像形成装置であって、請求項10に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置によって読み取った画像に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、載置台から浮いた原稿の読取領域を高い照度により照明できるとともに、原稿載置面に原稿が接していた場合でも読み取り位置(光軸)およびその近傍に対して高い照度で照明できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる原稿照明装置、該原稿照明装置を搭載した画像読取装置および画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は画像形成装置として、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能および入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリンタあるいはFAX機能により入力された画像)を配信する機能等を複合したいわゆるMFP(Multi Function Peripherals)と称される複合機を適用した例である。また、本発明の画像形成装置は複合機に限定されるものではなく、原稿の読み取りが可能なもの、例えば、スキャナ機能を備えた複写機、ファクシミリ装置等に適用することができる。
図1は、実施の形態にかかる複合機を概略的に示す構成図である。本実施の形態にかかる複合機1000は、後処理装置であるフィニシャ100と画像読取装置であるスキャナ部200と画像印刷装置であるプリンタ部300とで構成されている。
本実施の形態にかかる複合機1000は、操作部(不図示)のアプリケーション切り替えキーにより、複写機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となっており、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。ここでは、複写モードにおける画像形成の流れを例に挙げ、図1を参照して説明する。
まず、複合機1000のスキャナ部200について説明する。スキャナ部200は、概略的には、自動原稿送り装置(以後、ADF(Auto Document Feeder)という。)1と読み取りユニット50とで構成されている。
ADF1の原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部上のプリントキー(図示せず)が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によって透過状のコンタクトガラス6の上の所定の位置(原稿載置面)に給送される。なお、複合機1000は、1枚の原稿をコンタクトガラス6上の所定の位置に給送完了する毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。
コンタクトガラス6上の原稿載置面に給送された原稿は、読み取りユニット50によって画像データを読み取られる。
ここで、読み取りユニット50について詳述する。図2は、本実施の形態にかかるスキャナ部200の読み取りユニット50を示す概略構成図である。図1、2に示すように、読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されている。光学走査系は、照明手段であるランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等で構成されている。ランプ51および第1ミラー52は、図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55および第3ミラー56は、図示しない第1キャリッジ上に固定されている。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。本実施の読み取りユニット50は、コンタクトガラス6上に原稿が載置された場合に、ランプ51を点灯し、走行体である第1キャリッジおよび第2キャリッジをスキャナ駆動モータにより右方向に移動走査して原稿を読み取る読み取り方式と、ランプ51を点灯し、第1キャリッジおよび第2キャリッジは停止した状態のまま、ADF1によって搬送される原稿を読み取る読み取り方式が選択可能である。第1キャリッジおよび第2キャリッジをスキャナ駆動モータにより右方向に移動走査して原稿を読み取る読み取り方式の場合には、原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で副走査方向に機械的に走査される。原稿画像は、CCD基板92に搭載されたCCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて出力される。CCDイメージセンサ54からの出力信号は、A/Dコンバータによりデジタルデータ(画像データ)に変換され、画像処理部93に渡される。なお、スキャナ部200はコントローラ1101に制御されるものであり、CCD基板92と画像処理部93とについてもコントローラ1101により制御されることになる。
デジタルデータに変換された原稿画像情報は、例えばプリンタ部300に送られてプリント出力として画像情報の出力が行なわれる場合や、あるいは記憶装置に送られて入力画像情報の記憶が行なわれる場合等、種々あり、各々のスキャナ部200の情報として使用されている。
読み取りユニット50によって画像データの読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4および排送ローラ5によって排出される。
さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様に、次の原稿がコンタクトガラス6上に給送される。
上述した給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は、それぞれ搬送モータ(図示せず)によって駆動される。
次に、複合機1000のプリンタ部300について説明する。プリンタ部300は、概略的には、作像ステーション70と定着ユニット17と給紙部80と両面給紙ユニット111とで構成されている。
作像ステーション70は、電子写真方式で作像するものであり、書き込みユニット57と感光体15と現像ユニット27と転写部としても機能する搬送ベルト16とを主体として構成されている。
給紙部80は、第1トレイ8と第2トレイ9と第3トレイ10と第1給紙装置11と第2給紙装置12と第3給紙装置13と縦搬送ユニット14とにより構成されている。第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙Pは、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。
読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57から出力されるレーザビームによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わっている。なお、特に図示しないが、感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。
感光体15上のトナー像は、感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送される転写紙Pに転写される。その後、定着ユニット17に搬送されて画像を定着された転写紙Pは、排紙ユニット18によって後処理装置であるフィニシャ100に排出される。
後処理装置のフィニシャ100は、排紙ユニット18の排紙ローラ19によって搬送された転写紙Pを、通常排紙ローラ102方向とステープル処理部方向へと切り替えて導くことができる。より詳細には、後処理装置であるフィニシャ100は、切り替え板101を上に切り替えることにより、搬送ローラ103を経由して通常の排紙トレイ104側に転写紙Pを排紙することができ、切り替え板101を下方向に切り替えることで、搬送ローラ105、107を経由して、ステープル台108に転写紙Pを搬送することができる。
ステープル台108に積載された転写紙Pは、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙P群は、自重によってステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、フィニシャ100の通常の排紙トレイ104は、前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
本実施の形態にかかる複合機1000は、転写紙Pの両面に画像を作像可能である。転写紙Pの両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙Pを排紙トレイ104側に導かないで、排紙ユニット18の経路切り替えの為の分岐爪112を上側にセットすることで、一旦両面給紙ユニット111にストックする。その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙Pは、再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、反転された状態で両面給紙ユニット111から再給紙され、下側にセットされた分岐爪112を介して排紙トレイ104に導かれる。このように、転写紙Pの両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。また、画像の載った転写紙Pの裏面に印字を行なう際にも両面給紙ユニット111を用いて転写紙Pの裏表を変えることができる。
なお、上述した感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27、フィニシャ100は、メインモータ(図示せず)によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータの駆動を各々給紙クラッチ(図示せず)によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14は、メインモータの駆動を中間クラッチ(図示せず)によって伝達駆動される。
次に、スキャナ部200の読み取りユニット50における原稿照明装置の詳細について説明する。図3は、本実施の形態にかかる原稿照明装置を示す構成図である。図3に示すように、原稿照明装置は、透過状のコンタクトガラス6に載置された原稿の一方の面における読取領域を照明するものであって、コンタクトガラス6の下方に、ランプ51と、リフレクタ20とを主に備えた構成となっている。
ランプ51は、光束を放射状に出射する蛍光ランプであり、本実施の形態では、直径10mm程度のキセノンランプを利用している。なお、本実施の形態では、原稿を照射するランプとしてキセノンランプを設置しているが、これに限定されることなく、原稿の読取領域を照明可能で、光束を放射状に出射するランプであれば、例えばハロゲンランプ等を利用してもよい。
ここで、キセノンランプとは、キセノンガスを充填したバルブに高圧電流を放電して発光するランプである。このキセノンランプは、ハロゲンランプより輝度は低いが、可視光を発している部分の面積が広いため発光光量が大きく、消費電力に対する発光効率が高い。また、発光光量は、その蛍光塗料が塗られている面積に略比例するため、ガラス管の直径を大きくして、蛍光塗料をより広く塗布すると発光光量が増加する。しかし、ガラス管の直径を大きくすると原稿照明装置が大型化するため、画像読取装置そのものが大きくなってしまう。
図4は、本実施の形態にかかる原稿照明装置の光源として使用されるキセノンランプの要部断面図である。図4におけるキセノンランプは、厚み0.5〜1mm程度の筒状の透明なガラス管512の内部にキセノンガスを封入し、ガラス管512の外周に設けた対向する電極511a、511bに数百ボルトの交流電圧を加えることで放電をさせる。この放電により流れる電子がガラス管512内部を通過するときにキセノン原子と衝突し、紫外線を発生させる。紫外線はガラス管512の内周面に塗布された蛍光塗料を照射すると蛍光物質513が励起されて可視光を発光する。この可視光が遮蔽部514に覆われていない開口部510から外部に放射されて、原稿等を照明する。なお、ランプ51の開口部510から出射された光束は、図3における放射角度δで放射される。
ランプ51により出射した光束の一部である出射光L1、L2がリフレクタ20に向けて照射される。また、ランプ51は、リフレクタ20に向かう光束の一部以外の他の光束、すなわち、直接照射光L3が、コンタクトガラス6に載置された原稿の読取領域に向けて直接照射される。ランプ51は、コンタクトガラス6の下方に設けられており、後述する読取軸axの近傍(図3においては読取軸axの右側)に配置されている。
リフレクタ20は、ランプ51から出射された光束の一部(出射光)を反射し、反射した光束の一部である反射光を、コンタクトガラス6の原稿載置面の上方に集光させるものである。また、リフレクタ20は、アルミ等の材質で、円形状の一部分となるような曲面状に形成されている。例えば、図3に示すように、ランプ51から出射された出射光L1、L2は、リフレクタ20で反射され反射光L5、L6となりコンタクトガラス6に向けて導かれている。また、リフレクタ20は、ランプ51の中心と反射光を集光させる集光位置とをそれぞれ焦点にとる楕円形状の一部分となるような曲面状に形成してもよい。
ここで、図3における原稿照明装置に関する符号について説明する。まず、読取軸axは、リフレクタ20により反射された反射光がコンタクトガラス6に載置された原稿に照射された場合に、該反射光が原稿の読取領域で反射した光束の光軸であり、この反射した光束は第1ミラー52に導かれていく。
距離Yは、ランプ51の中心からコンタクトガラス6の原稿載置面へ延ばした垂線の長さである。また、距離Aは、出射光L1がリフレクタ20に到達して反射する反射点C1から読取軸axへ延ばした垂線の長さである。距離Bは、出射光L2がリフレクタ20に到達して反射する反射点C2から読取軸axへ延ばした垂線の長さである。
また、角度β1は、ランプ51から出射されリフレクタ20で反射される反射光L5と、ランプ51の中心を通る読取軸(光軸)axに垂直な線とのなす角である。また、角度β2は、ランプ51から出射されてリフレクタ20で反射される反射光L6と、ランプ51の中心を通る読取軸axに垂直な線とのなす角である。
傾きSは、リフレクタ20における反射点C1を通る接線の傾きである。また、傾きTは、リフレクタ20における反射点C2を通る接線の傾きである。また、α1は、出射光L1のリフレクタ20への入射角である。α2は、出射光L2のリフレクタ20への入射角である。
また、角度θは、直接照射光L3とランプ51の中心を通る読取軸axに対する平行線とのなす角である。距離Xは、読取軸axとランプ51の中心を通る読取軸axに対する平行線との距離である。距離xは、直接照射光L3のコンタクトガラス6の原稿載置面への到達点から読取軸axへ延ばした垂線の長さである。
角度γは、ランプ51の中心を通る光線がリフレクタ20で反射された反射光L5と読取軸axとのなす角である。角度γ’は、出射光L1を反射する反射点C1とコンタクトガラス6の原稿載置面および読取軸axの交点Dとの結線と読取軸axとのなす角である。
角度Qは、ランプ51の中心を通る光線がリフレクタ20で反射された反射光L6と読取軸axとのなす角である。角度Q’は、出射光L2を反射する反射点C2とコンタクトガラス6の原稿載置面および読取軸axの交点Dとの結線と読取軸axとのなす角である。
ここで、本実施の形態のリフレクタ20は、リフレクタ20による反射光L5と読取軸axとのなす角である角度γが、出射光L1の反射点C1と交点Dとの結線と読取軸axとのなす角である角度γ’より小さくなる位置に、読取軸axを挟んでランプ51と対峙して配置されている。このような角度関係は、リフレクタ20による反射光L5が原稿の読取領域に到達する位置が、読取軸axよりもリフレクタ20側に寄るための第1の条件のである。換言すると、角度γ’は、arctan[A/{Y−(A+X)tanβ1}]で算出されるため、角度γは、
γ<arctan[A/{Y−(A+X)tanβ1}](式1)
の関係を満たすことになる。
また、本実施の形態のリフレクタ20は、リフレクタ20による反射光L6と読取軸axとのなす角である角度Qが、出射光L2の反射点C2と交点Dとの結線と読取軸axとのなす角である角度Q’より小さくなる位置に、読取軸axを挟んでランプ51と対峙して配置されている。このような角度関係は、リフレクタ20による反射光L6が原稿の読取領域に到達する位置が、読取軸axよりもリフレクタ20側に寄る第2の条件である。換言すると、角度Q’は、arctan[B/{Y−(B+X)tanβ2}]で算出されるため、角度Qは、
Q<arctan[B/{Y−(B+X)tanβ2}](式2)
の関係を満たすことになる。
このように、リフレクタ20を(式1)(式2)を満たすように配置構成すると、リフレクタ20による反射光が原稿の読取領域に到達する位置が、読取軸axよりもリフレクタ20側に寄るのでリフレクタ20による反射光の照度が最大となる位置を原稿の読取領域よりも上方にすることができる。
また、リフレクタ20における反射点C1を通る接線の傾きSは、
S<45+(γ’+β1)/2(式3)
の関係を満たすものとする。
また、リフレクタ20における反射点C2を通る接点の傾きTは、
T<45+(Q’+β2)/2(式4)
の関係を満たすものとする。
このように、リフレクタ20を(式3)(式4)を満たすように配置構成すると、(式1)および(式2)を満たすリフレクタ20を提供することができる。
また、出射光L1のリフレクタ20への入射角α1と出射光L2のリフレクタ20への入射角α2とは、
α2<α1(式5)
の関係を満たすものとする。
このようにリフレクタ20とランプ51を(式5)を満たすような配置構成とすると、リフレクタ20による反射光を集光させる形状のリフレクタ20を提供することができる。そうすると、例えば従来技術による原稿照明装置と同等の照度を確保する場合には、本実施の形態にかかる原稿照明装置のリフレクタ20は従来のリフレクタと比較して反射光の照明効率を向上させることができるため、ランプ51の出力を低減することができ省エネルギーとなるとともに、装置内部の温度上昇を軽減することができる。
また、ランプ51から出射された直接照射光L3と、ランプ51の中心を通る読取軸axに対する平行線とのなす角θが、
θ=arctan{(X−x)/Y}(0<x<X)(式6)
θ+δ<90°(式7)
の関係を満たすものとする。
このようにリフレクタ20とランプ51とコンタクトガラス6とを(式6)(式7)を満たすような配置構成とすると、リフレクタ20による反射光を読取軸axに対してリフレクタ20側に向け、読取軸axを挟んで対向する位置のランプ51による直接照射光をランプ51側に向けることで、両者を合成した合成光の照度分布が左右略対象形状となり、安定した照明が可能となる。また、ランプ51の開口部510の向きを上方に規制することができる。開口部510の向きが下向きになってしまうとランプ51による直接照射光原稿の読取領域に照射されず、直接第1ミラー52に入射してCCDに到達してしまうことが懸念されるが、本実施の形態にかかる原稿照明装置によれば、ランプ51の直接照射光により確実に原稿の読取領域を照明することができる。
次に、ランプ51から出射された光束の一部であって、リフレクタ20に反射されて原稿に照射される反射光(例えば、反射光L5、L6)による集光について説明する。本実施の形態では、リフレクタ20に反射されて原稿に照射される反射光を、読取軸axと原稿載置面との交点Dではなく、交点Dより上方で集光させている。これは、コンタクトガラス6の原稿載置面から浮いた原稿を読み取る場合に、該原稿の読取領域に反射光を集光させて照明するためである。
以下では、リフレクタ20に反射されて原稿に照射される反射光を交点Dより1mm上方で集光させた場合について説明する。図5は、本実施の形態にかかる原稿照明装置による原稿載置面の照度分布図である。図6は、本実施の形態にかかる原稿照明装置による原稿載置面から1mm上方の照度分布図である。また、図7は、従来技術の原稿照明装置による原稿載置面の照度分布図である。図8は、従来技術の原稿照明装置による原稿載置面から1mm上方の照度分布図である。なお、従来技術の原稿照明装置も本実施の形態と同様のランプ51を用いている。
図5〜図8では、横軸が副走査位置、縦軸が照度比を表しており、副走査位置(横軸)におけるマイナス側がリフレクタ20側、プラス側がランプ51側を示している。一点鎖線は、リフレクタ20による反射光で原稿を照射した場合の原稿載置面または原稿載置面から1mm上方の照度分布である。破線は、ランプ51から出射された直接照射光で原稿を照射した場合の原稿載置面または原稿載置面から1mm上方の照度分布である。そして実線は、リフレクタ20による反射光とランプ51から出射された直接照射光とを合成した合成光(以下、単に合成光という。)で原稿を照射した場合の原稿載置面または原稿載置面から1mm上方の照度分布である。また、図5〜図8では、本実施の形態の原稿照明装置による合成光で原稿を照射した場合の原稿載置面の照度(図5における副走査位置0mm付近の照度)を1とした時の照度比の分布を示している。
本実施の形態の原稿照射装置では、図5に示すように、リフレクタ20による反射光が最大照度となるのは、読取軸axよりも左側の副走査位置−1mm付近、すなわちリフレクタ20側である。ランプ51から出射された直接照射光が最大照度となるのは、読取軸axよりも右側の副走査位置2mm付近であり、すなわちランプ51側である。また、リフレクタ20の反射光による照度分布形状は最大照度が顕著な照度分布形状となっているが、ランプ51から出射された直接照射光による照度分布形状は平坦な形状となっている。そして、合成光が最大照度となるのは、副走査位置0mm付近であり、かつ副走査位置0mmの前後1mm付近においてもほぼ最大照度を保っている。これは、反射光を交点Dの上方1mmで集光させているため、原稿載置面では、反射光がリフレクタ20側に集光され、副走査位置−1〜1mmの位置で最大照度を維持して略平坦な照度分布形状となる。
これに対して、従来の原稿照明装置では、図7に示すように、ランプから出射された直接照射光による照度分布は本実施の形態の原稿載置面の照度分布(図5)と同様であるが、リフレクタによる反射光の照度分布は、本実施の形態の原稿載置面の照度分布(図5)と比較して低く、平坦な形状をしており照明効率が低い。従って、合成光による最大照度も本実施の形態の原稿載置面の照度分布(図5)と比較して低くなっている。すなわち、本実施の形態における図5および図7では同じ出力のランプを使用しているが、本実施の形態の合成光の照度は、リフレクタ20の集光効果により、従来技術と比較して約20%以上高くなっている。
また、本実施の形態の原稿照明装置では、図6に示すように、リフレクタ20による反射光が最大照度となるのは、副走査位置0mmの付近であり、略読取軸ax上である。ランプ51から出射された直接照射光が最大照度となるのは、読取軸axの左右である副走査位置−2〜2mm付近である。また、リフレクタ20の反射光による照度分布形状は最大照度が顕著な照度分布形状となっているが、ランプ51から出射された直接照射光による照度分布形状は平坦な形状となっている。そして、合成光が最大照度となるのは、副走査位置0mm付近である。
これに対して、従来の原稿照明装置では、図8に示すように、ランプから出射された直接照射光による照度分布は本実施の形態の原稿載置面の照度分布(図6)と同様であるが、リフレクタによる反射光の照度分布は、本実施の形態の原稿載置面の照度分布(図6)と比較して低く、平坦な形状をしており照明効率が低い。従って、合成光による最大照度も本実施の形態の原稿載置面の照度分布(図6)と比較して低くなっている。すなわち、図6および図8では同じ出力のランプを使用しているが、原稿載置面の照度分布と同様に、本実施の形態の合成光の照度は、リフレクタ20の集光効果により、従来技術と比較して約20%以上高くなっている。
ここで、本実施の形態にかかる原稿照明装置では、上述したようにリフレクタ20に反射された反射光を、読取軸axと原稿載置面との交点Dではなく、交点Dより上方で集光させた効果について説明する。
図3を参照すると、ランプ51から出射される光束の角度領域δのうち、ランプ51の中心からコンタクトガラス6の原稿載置面へ延ばした垂線(Y参照)から角度θの照射光が、出射される光束の中で最も原稿の読取領域に接近している。これに対して、角度θの光線成分から下に寝ていく出射光ほど、原稿の読取領域までの距離は長くなる。キセノンランプから出射される光は拡散光なので、単位面積当たりの明るさは、ランプ51に近いほど明るく、照射される目的物までの距離が遠くなるほど暗くなるので、角度θの光線成分から下に寝ていくほど照度は暗くなっていくことになる。従って、図5のランプ51のみの照度分布は、副走査位置1〜2mmが最も照度が高くなる。
また、リフレクタ20で反射される反射光L5、L6は、交点Dよりも上方で集光させているため、原稿載置面においては、読取軸axよりリフレクタ20側に離れた位置で略集光される構成となるため、読取軸axよりリフレクタ20側が最大照度位置となっている(図6参照)。
つまり、ランプ51から出射される直接照射光L3は、読取軸axからランプ51側に離れたところで最大照度となり、リフレクタ20で反射される反射光L5、L6は、読取軸axからリフレクタ20側に離れたところで最大照度となるため、それらを合成した合成光は、図5に示すように、原稿載置面の照度分布では、副走査位置0mm近傍が最も明るくなる。さらに、このような構成にすることで、合成光の照度分布のピーク(最大照度)を平坦化することができ、これによりコンタクトガラス6上の原稿を読み取る際に、読取位置にズレが生じても照度変化が少なく、安定した明るさ(濃度)の画像が得られることになる。
また、図6に示すように、原稿載置面より1mm上方の照度分布では、リフレクタ20で反射された反射光L5、L6は、副走査位置0mmが尖っており最大照度となるため、原稿が原稿載置面より上方に浮いても、原稿の読取領域に高い照度で照明することができる。
次に、本実施の形態にかかる原稿照明装置におけるランプ51、リフレクタ20の位置に関して具体的な実施例を記載する。
ランプ51から角度β1で出射された出射光L1が、リフレクタ20で反射されて反射光L5となり原稿の読取領域に到達する場合、原稿の読取領域への入射角度である角度γについては、(式1)を参照して、
arctan[A/{Y−(A+X)tanβ1}]=12.54°
γ=6.02°
としており、(式1)を満たしている。また、反射光L5の原稿の読取領域への到達位置は読取軸axからリフレクタ20側に約1.5mmである。
このとき、リフレクタ20の反射点C1を通る接線の傾きSについては、(式3)を参照して、
S=52.26°
45+(γ’+β1)/2=55.52°
としており、(式3)を満たしている。
ランプ51から角度β2で出射された出射光L2が、リフレクタ20で反射されて反射光L6となり原稿の読取領域に到達する場合、原稿の読取領域への入射角度である角度Qについては、(式2)を参照して、
arctan[B/{Y−(B+X)tanβ2}]=34.27°
Q=24.63°
としており、(式2)を満たしている。また、反射光L6の原稿の読取領域への到達位置は読取軸axからリフレクタ20側に約1.8mmである。
このとき、リフレクタ20の反射点C2を通る接線の傾きTについては、(式4)を参照して、
T=70.36°
45+(Q’+β2)/2=75.2°
としており、(式4)を満たしている。
また、出射光L1のリフレクタ20への入射角α1と出射光L2のリフレクタ20への入射角α2については、(式5)を参照して、
α1=46.24°
α2=45.74°
としており、(式5)を満たしている。
本実施の形態の原稿照明装置においては、上記傾きSおよび傾きTの条件を満たすように、図3に記載の曲率半径rはr=17.47としている。
このように、本実施の形態にかかる原稿照明装置は、ランプ51から出射された出射光をリフレクタで反射した反射光を、読取軸axとコンタクトガラス6の原稿載置面との交点Dより上方で集光させる。これによって、コンタクトガラス6から浮いた原稿を読み取る場合は、交点Dより上方で集光させた反射光により読取領域を高い照度により照明できる。また、原稿がコンタクトガラス6に接するように載置されていた場合は、原稿載置面の読取軸axおよびその近傍に対して高い照度で照明できる。従って、原稿がコンタクトガラス6から浮くように載置されていても、コンタクトガラス6に接するように載置されていても、画像読取装置(スキャナ部200)により原稿の画像を高い照度で読み取ることができ、さらに、画像形成装置(複合機1000)により高い照度で読み取った画像データの画像処理を行うことができる。
実施の形態にかかる複合機を概略的に示す構成図である。 本実施の形態にかかるスキャナ部200の読み取りユニット50を示す概略構成図である。 本実施の形態にかかる原稿照明装置を示す構成図である。 本実施の形態にかかる原稿照明装置の光源として使用されるキセノンランプの要部断面図である。 本実施の形態にかかる原稿照明装置による原稿載置面の照度分布図である。 本実施の形態にかかる原稿照明装置による原稿載置面から1mm上方の照度分布図である。 従来技術の原稿照明装置による原稿載置面の照度分布図である。 従来技術の原稿照明装置による原稿載置面から1mm上方の照度分布図である。
符号の説明
6 コンタクトガラス
20 リフレクタ
51 ランプ
510 開口部
511a、511b 電極
512 ガラス管
513 蛍光物質
514 遮蔽部
1000 複合機
1101 コントローラ

Claims (11)

  1. 透過状の載置台の原稿載置面に載置された原稿の一方の面における読取領域を照明する原稿照明装置において、
    光束を放射状に出射する光源と、
    前記光源から出射された光束の一部を反射し、反射した前記光束の一部である反射光を、前記原稿載置面の上方に集光させる曲面状の反射部材と、を備え、
    前記光源は、出射した光束のうち、前記光束の一部以外の光束により、前記読取領域を直接照射し、
    前記反射部材は、前記光源から出射された光束のうち前記光源の中心を通る光線が前記反射部材で反射された前記反射光と、前記反射光が前記読取領域で反射した光束の光軸とのなす角が、前記光束の一部を反射する反射点と前記原稿反射面及び前記光軸の交点との結線と、前記光軸とのなす角より小さくなる位置に、前記光軸を挟んで前記光源と対峙して配置されていることを特徴とする原稿照明装置。
  2. 前記反射光のうち第1反射光と前記光軸とのなす角γは、
    γ<arctan[A/{Y−(A+X)tanβ1}]
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の原稿照明装置。
    γ:前記第1反射光と前記光軸とのなす角
    A:前記反射点のうち前記光束の一部が前記第1反射光として反射する第1反射点から前記光軸へ延ばした垂線の長さ
    X:前記光軸と前記光源の中心を通る前記光軸に対する平行線との距離
    Y:前記光源の中心から前記原稿載置面へ延ばした垂線の長さ
    β1:前記光源から出射されて前記反射部材で反射されて前記第1反射光となる第1出射光と、前記光源の中心を通る前記光軸に垂直な線とのなす角
  3. 前記反射光であって、かつ前記第1反射光より前記原稿載置面側の近傍で反射された第2反射光と前記光軸とのなす角Qは、
    Q<arctan[B/{Y−(B+X)tanβ2}]
    の関係を満たすことを特徴とする請求項2に記載の原稿照明装置。
    Q:前記第2反射光と前記光軸とのなす角
    B:前記反射点のうち前記光束の一部が前記第2反射光として反射する第2反射点から前記光軸へ延ばした垂線の長さ
    X:前記光軸と前記光源の中心を通る前記光軸に対する平行線との距離
    Y:前記光源の中心から前記原稿載置面へ延ばした垂線の長さ
    β2:前記光源から出射されて前記反射部材で反射されて前記第2反射光となる第2出射光と、前記光源の中心を通る前記光軸に垂直な線とのなす角
  4. 前記反射部材における前記第1反射点を通る接線の傾きSは、
    S<45+(γ’+β1)/2
    の関係を満たすことを特徴とする請求項3に記載の原稿照明装置。
    S:前記反射部材における前記第1反射点を通る接線の傾き
    γ’:前記第1反射点と前記原稿載置面および前記光軸の交点との結線と前記光軸とのなす角
    β1:前記第1出射光と前記光源の中心を通る前記光軸に垂直な線とのなす角
  5. 前記反射部材における前記第2反射点を通る接点の傾きTは、
    T<45+(Q’+β2)/2
    の関係を満たすことを特徴とする請求項4に記載の原稿照明装置。
    T:前記反射部材における前記第2反射点を含む接線の傾き
    Q’:前記第2反射点と前記原稿載置面および前記光軸の交点との結線と前記光軸とのなす角
    β2:前記第2出射光と前記光源の中心を通る前記光軸に垂直な線とのなす角
  6. 前記第1出射光の前記反射部材への入射角α1と前記第2出射光の前記反射部材への入射角α2とは、
    α2<α1
    の関係を満たすことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の原稿照明装置。
  7. 前記反射部材は、円形状の一部分であることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の原稿照明装置。
  8. 前記反射部材は、前記光源の中心と前記光束の一部を反射させて集光させる集光位置とをそれぞれ焦点にとる楕円形状の一部分であることを特徴とする請求項7に記載の原稿照明装置。
  9. 前記光源から出射された光束のうち前記読取領域を直接照射する直接照射光と、前記光源の中心を通る前記光軸に対する平行線とのなす角θが、
    θ=arctan{(X−x)/Y}(0<x<X)
    θ+δ<90°
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の原稿照明装置。
    θ:前記直接照射光と前記光源の中心を通る前記光軸に対する平行線とのなす角
    X:前記光軸と前記光源の中心を通る前記光軸に対する平行線との距離
    x:前記直接照射光の前記原稿載置面への到達点から前記光軸へ延ばした垂線の長さ
    Y:前記光源の中心から前記原稿載置面へ延ばした垂線の長さ
    δ:前記光源から放射される光束の角度領域
  10. 請求項1〜9のいずれか一つに記載の原稿照明装置と、
    前記原稿照明装置によって前記原稿に対して照射された照射光の前記原稿から反射した光を受光して前記原稿の画像を読み取る読取り手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項10に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置によって読み取った画像に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2007276382A 2007-10-24 2007-10-24 原稿照明装置、画像読取装置、および画像形成装置 Expired - Fee Related JP5026224B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276382A JP5026224B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 原稿照明装置、画像読取装置、および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276382A JP5026224B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 原稿照明装置、画像読取装置、および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009103969A JP2009103969A (ja) 2009-05-14
JP5026224B2 true JP5026224B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=40705694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007276382A Expired - Fee Related JP5026224B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 原稿照明装置、画像読取装置、および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5026224B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6060580B2 (ja) * 2012-09-18 2017-01-18 株式会社リコー 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009103969A (ja) 2009-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4157832B2 (ja) 原稿サイズ検知方法及び原稿読取装置及び画像形成装置
JP4494805B2 (ja) 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置
AU2010201056B2 (en) Image reading device and image forming apparatus
JP2007005860A (ja) 光照射ユニット、画像読取機構、画像読取装置及び画像形成装置
US8614413B2 (en) Image reading apparatus to illuminate light on an original document with an optical member having four planes positioned such that the light incident side is smaller in size than the light exit side
JP2011109157A (ja) 照明装置、その照明装置を備える画像読取り装置、その画像読取り装置を備える画像形成装置
JP5117068B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
US7619787B2 (en) Method and apparatus for illuminating a document
JP2008172562A (ja) 照明装置、画像読取装置、画像形成装置
US9083841B2 (en) Image reading apparatus efficiently illuminating light
JP2008172561A (ja) 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP5026224B2 (ja) 原稿照明装置、画像読取装置、および画像形成装置
JP4920088B2 (ja) 照明装置、その照明装置を備える画像読取り装置、その画像読取り装置を備える画像形成装置
JP6140790B2 (ja) 画像読取装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2005027082A (ja) 原稿画像読取装置、及び、その原稿画像読取装置を具備する画像形成装置
CN100553282C (zh) 原稿照明装置,图像读取装置及图像形成装置
JP5005376B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
US6728010B1 (en) Color image reader for use in image forming apparatus
JP5494640B2 (ja) 照明装置、画像読取装置、画像形成装置
JP5163177B2 (ja) 原稿照明装置、および画像読取装置
JP2008164976A (ja) 照明装置、画像読取装置、画像形成装置
JP5685903B2 (ja) 原稿照明装置、原稿読取装置、及び画像形成装置
JP6140791B2 (ja) 画像読取装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2001242556A (ja) 画像読取装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2010136348A (ja) ライン状照明装置、及び、それを用いた画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5026224

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees