JP2006067173A - 原稿照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アパーチャ部を有する蛍光ランプを用いながら、所期の原稿照明域を高い効率で照明することができる原稿照明装置を提供すること。
【解決手段】 原稿照明装置は、管状の放電容器にその長さ方向に伸びる一対の電極が設けられ、放電容器の内表面にお+ いて、当該放電容器の管軸方向に伸びるようアパーチャ部が形成された蛍光体層を有する蛍光ランプと、当該蛍光ランプの外部に離間して配置され、当該蛍光ランプから放射される光のうち、原稿照明域に向かう光以外の光を放電容器のアパーチャ部に向けて反射する、放電容器の管軸方向に伸びる反射鏡とを具えてなる光源装置を有することを特徴とする。この原稿照明装置においては、光源装置の反射鏡は、蛍光ランプに対向する反射面が金属反射膜により形成され、反射面とは反対側の裏面に光吸収膜が形成されたものであることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿照明装置に関し、詳しくは、例えば原稿読み取り装置における所期の原稿照明域を高い効率で照明することが求められるファクシミリ、複写機、イメージリーダなどに搭載される原稿照明装置に関する。
近年、ファクシミリ、複写機、イメージリーダなどの情報機器に用いられる原稿照明装置においては、例えば高速の露光処理の要望に応えるために、被照射体に照射される光の照度を高くすることが要求されている。
具体的には、例えば、複写機においては、原稿読み取り面(以下、「原稿面」という。)における照度を向上させるために、例えば、光源ランプの周囲に配置される反射鏡の形状や材質などを選択することによって原稿面に高い効率で光を照射する構成や、さらに、複数の光源ランプを配置させてなる原稿照明装置が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
しかしながら、このような原稿照明装置においては、原稿面における照度の向上は達成されるものの、必然的に装置自体が大型のものとなってしまう。
原稿照明装置においては、装置自体の小型化も強く望まれており、このために、光源ランプとして、その周囲に反射鏡を設けることが不要とされている、アパーチャ部を有する蛍光ランプが用いられている。このようなアパーチャ部を有する蛍光ランプにおいては、これを構成する蛍光体層自体が良好な可視光反射作用を発揮し、アパーチャ部のみから光が放射されることにより、高い効率で原稿面に光を照射することができて、小型化が達成される。
このようなアパーチャ部を有する直管状の蛍光ランプ10は、図6に示すように、例えば、両端が気密に封止された棒状のガラス管よりなる放電容器11によりバルブが構成され、当該放電容器11の内表面には、可視光反射率が例えば95%である可視光の反射率が高い蛍光物質が塗布されて蛍光体層14が形成され、当該放電容器11により形成される放電空間Sには所定量の例えばヘリウム、アルゴン、キセノン、クリプトンまたはネオンなどの希ガスが封入されると共に、放電容器11の外表面には、互いに直径方向に対向するよう、各々当該放電容器11の長さ方向伸びる一対の膜状または線状の電極12,13が配設されて構成されている。蛍光体層14においては、蛍光物質が塗布されていないことにより形成された管軸方向に伸びる光放射用のアパーチャ部17が、適宜の開口角度θで形成されている。また電極12、13は、一対のリード線18、18を介して高周波電源19に電気的に接続されている。
図6において、15は、一対の電極12,13を含む放電容器11の外周面を覆う絶縁性樹脂からなる被覆用チューブである。
このような構成の蛍光ランプ10においては、一対の電極12,13間に例えば2kV程度の高周波電圧またはパルス状高周波電圧が印加されることにより、放電容器11の放電空間Sにおいて放電現象が生じて蛍光体層14を構成する蛍光物質が発光し、この光がアパーチャ部17から放射される。
以上のような光源ランプよりなる光源装置が搭載されてなる原稿照明ユニットの構成の一例を、被照射体が載置される原稿台と共に図7に示す。
この原稿照明ユニット60において、31は、水平に配置された透明ガラスよりなる原稿台であり、Gは原稿台31上に載置された原稿である。蛍光ランプ10、10は、原稿台31の下方においてその幅方向(図において紙面に垂直な方向)に伸びるよう、その上部に光投射用窓部38が形成された支持枠32に固定されている。この支持枠32の下部には、原稿から反射された反射光が透過されて光像反射ミラー34に入射されるための光像透過用窓部33が形成されている。
そして、蛍光ランプ10、10が保持された支持枠32、光像反射ミラー34、結像レンズ35および光信号検知部37はケーシング36に共通に固定支持されて一体の原稿照明ユニットが構成され、この原稿照明ユニットが原稿台31に沿って、蛍光ランプ10の管軸方向と垂直な走査方向(図7において左右方向)に相対的に移動する構成とされている。
このような原稿照明ユニット60においては、蛍光ランプ10、10が、互いに適宜に離間して、原稿台31と垂直な平面Wに関して面対称に、当該原稿台31および当該平面Wに平行となる状態で配置されている。
この原稿照明ユニット60においては、蛍光ランプ10,10からの光を、光投射用窓部38を介して原稿台31上の原稿照明域に投射すると共に、当該原稿照明ユニット60を原稿台31に対して走査方向に相対的に移動させることにより、照射光を原稿面上において走査させ、原稿照明域に対応する原稿面の読み取り領域から反射された反射光が、支持枠32の光像透過用窓部33、光像反射ミラー34および結像レンズ35を介して、CCDなどの光信号検知部37に導入することにより、原稿面の全面の露光処理が行われる。
しかしながら、このような原稿照明ユニットに搭載される光源装置においては、蛍光ランプからの光の利用効率が十分高いものではない、という問題点がある。
特開平7−287317号公報 特許第2878308号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、アパーチャ部を有する蛍光ランプを用いながら、所期の原稿照明域を高い効率で照明することができる原稿照明装置を提供することにある。
本発明の原稿照明装置は、管状の放電容器にその長さ方向に伸びる一対の電極が設けられ、放電容器の内表面において、当該放電容器の管軸方向に伸びるようアパーチャ部が形成された蛍光体層を有する蛍光ランプと、
当該蛍光ランプの外部に離間して配置され、当該蛍光ランプから放射される光のうち、原稿照明域に向かう光以外の光を放電容器のアパーチャ部に向けて反射する、放電容器の管軸方向に伸びる反射鏡とを具えてなる光源装置を有することを特徴とする。
この原稿照明装置においては、光源装置の反射鏡は、蛍光ランプに対向する反射面が金属反射膜により形成され、反射面とは反対側の裏面に光吸収膜が形成されたものであることが好ましい。
また、本発明の原稿照明装置は、上記に記載の光源装置の複数を具え、各々の光源装置における蛍光ランプが互いに平行に伸びた状態において、共通の原稿照明域に光を照射するよう配置されていることを特徴とする。
本発明の原稿照明装置によれば、蛍光ランプのアパーチャ部から放射される光のうち、原稿照明域に向かう光以外の光が、反射鏡によってアパーチャ部に向かって反射され、この反射された光が蛍光ランプの蛍光体層に反射されて再びアパーチャ部から放射されて原稿照明域に向かうこととなるため、蛍光ランプにおいて生じた光が高い効率で利用されて原稿照明域において高い効率で照明することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の原稿照明装置に具えられる光源装置の構成の第1の例を原稿台と共に示す説明用断面図、図2は、図1の光源装置を用いた原稿照明装置が搭載されてなる原稿照明ユニットの構成の一例を原稿台と共に示す概略説明図である。
〔原稿照明装置〕
光源装置1は、基本的に、図6に示されたものと同様の構成を有する蛍光ランプ10と、この蛍光ランプ10からアパーチャ部17を介して放射される光のうち、蛍光ランプ10の管軸方向に伸びる帯状の原稿照明域Rに向かう光以外の光を放電容器11のアパーチャ部17に向かって反射する反射鏡21、22とが具えられて構成されている。
蛍光ランプ10は、水平に配置された透明ガラス板よりなる原稿台31の下方に、当該蛍光ランプ10の管軸Oから原稿台31の下面までの離間距離Hを介して、その管軸Oが当該原稿台31と平行な状態に配置され、当該蛍光ランプ10における光放射用のアパーチャ部17が、適宜の開口角度θ1を有して原稿台31に斜めに対向している。
反射鏡21、22は、各々、蛍光ランプ10の外側においてこれを包囲するよう、間隙を介して覆う状態で当該蛍光ランプ10と平行な方向に伸びる、断面が円筒体の一部に沿った形状を有する凹面鏡よりなり、この凹面鏡に係る円筒体の中心軸が、蛍光ランプ10の管軸Oに一致した状態で配置されている。
反射鏡21、22は、各々の外端縁21A(図1において左端縁)および外端縁22A(図1において右端縁)が、アパーチャ部17の一方の端縁17A(図1において左端縁)および他方の端縁17B(図1において右端縁)を通る延長面Z上に位置するよう配置されており、また、反射鏡21に係る内端縁21Bは、アパーチャ部17の一方の端縁17Aに近接した当該アパーチャ部17の一端側から放射される光を捕捉するよう配置され、反射鏡22に係る内端縁22Bは、アパーチャ部17の他方の端縁17Bに近接した当該アパーチャ部17の他端側から放射される光を捕捉するよう配置されており、これらの内端縁21B(図1において右端縁)と内端縁22B(図1において左端縁)とによって、光投射用スリット23が形成されている。
この光投射用スリット23は、蛍光ランプ10のアパーチャ部17に係る開口角度θ1よりも小さい開口角度θ2を有する状態に形成されており、アパーチャ部17の一方の端縁17Aおよび反射鏡21の内端縁21Bを通る平面P1と、アパーチャ部17の他方の端縁17Bおよび反射鏡22の内端縁22Bを通る平面P2とによって規制されることによって、原稿台31上の所期の原稿照明域Rに対応する照明帯Lが形成される。
反射鏡21,22は、所望の形状の湾曲された基板の反射面が例えば光輝アルミニウムなどよりなる金属反射面により形成され、その裏面には、例えば黒塗装が施されてなる光吸収膜が形成されたものである。また、黒色のポリカーボネイト(PC)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などの光吸収樹脂材料より形成された基板の反射面がアルミニウムなどが蒸着されてなる金属反射面により形成されたものでもよい。
このような光源装置1における寸法の一例を示すと、蛍光ランプ10と原稿台31との離間距離Hが14mmであり、当該蛍光ランプ10における蛍光体層14の可視光反射率が94%であり、また、アパーチャ部17の開口角度θ1が65°、光投射用スリット23の開口角度θ2が、28°に設定されており、また、蛍光ランプ10の外径が例えば10mmであり、反射鏡21、22に係る円筒体の半径が、例えば7mmである。
さらに、原稿照明域Rの幅aは、例えば3mmであり、照明帯Lの幅bは、例えば5mmである。
〔原稿照明ユニット〕
以上のような光源装置を具える原稿照明装置が搭載されてなる原稿照明ユニットについて説明する。
この原稿照明ユニット30には、第1の光源装置1aおよび第2の光源装置1bよりなる原稿照明装置2が具えられている。各々の光源装置1a、1bは、蛍光ランプ10および反射鏡21、22により、図1に示した構成と同様に構成されており、各々の光源装置1a、1bに係る、各々の蛍光ランプ10、10が、原稿台31と垂直な平面Xに関して面対称に、各々の管軸Oが互いに平行な状態において、配置されている。
原稿照明装置2においては、蛍光ランプ10、10が適宜に離間して配置され、当該蛍光ランプ10、10における光放射用のアパーチャ部17、17を介して、共通の原稿照明域Rに光が投射され、これにより、原稿面における読み取り領域からの反射光が光路Mを介して後述する光像反射ミラー34に入射される。
原稿照明ユニット30は、その全体が原稿台31に対して、蛍光ランプ10の管軸方向と垂直な走査方向(図2において左右方向)に相対的に移動可能に設けられており、ケーシング36内において、その上部に配置された支持枠32の内部に第1の光源装置1aと第2の光源装置1bとが配置され、ケーシング36の下部には、光像反射ミラー34、結像レンズ35およびCCDなどの光信号検知部37が、当該ケーシング36に共通に固定支持されている。
支持枠32は、その上部に蛍光ランプ10の管軸方向に伸びる光投射用窓部38が形成され、その下部には、蛍光ランプ10の管軸方向に伸びる光像透過用窓部33が形成されている。
この光像透過用窓部33は、読み取り領域からの反射光が透過されて光像反射ミラー34に至るために十分な大きさを有するものとされている。
光像反射ミラー34は、例えば平板状のものであって、蛍光ランプ10の管軸方向に伸びると共に、光像透過用窓部33からの光を光信号検知部37に向かって反射する角度で当該光像透過用窓部33の下方に配置されており、光路M上における光像反射ミラー34と光信号検知部37との間に、当該光信号検知部37に光像を結像させる結像レンズ35が配置されている。
この原稿照明ユニット30においては、図示されていないが、例えばインバーター方式などによる蛍光ランプ点灯装置が配設されている。
このような原稿照明ユニット30においては、原稿照明装置2のそれぞれの光源装置1a、1bの蛍光ランプ10、10の各々のアパーチャ部17、17から放射された光が、各々の光投射用スリット23、23および照明帯L、Lを介して、光源装置1a、1bに係る共通の原稿照明域Rに投射される。
そして、原稿照明域Rに対応する原稿面における読み取り領域から反射された反射光が、光路Mにより、光像透過用窓33を介して光像反射ミラー34に到達して反射され、結像レンズ35を介して光信号検知部37に結像される。
そして、原稿照明ユニット30全体が走査方向に沿って移動されることにより、蛍光ランプ10よりの光が原稿面上において走査され、これにより、原稿面全面の露光処理が達成される。
このような光源装置1a、1bよりなる原稿照明装置2が搭載されてなる原稿照明ユニット30によれば、それぞれの蛍光ランプ10のアパーチャ部17から放射される光のうち、原稿照明域Rに向かう光以外の光が、反射鏡21、22によってアパーチャ部17に向かって放射されて放電容器11内に入射し、蛍光体層14によって反射されて再びアパーチャ部17から放射されるので、原稿照明域Rに向かう光の量が増加したものとなり、高い光の利用効率が得られる。
また、光源装置1a、1bにおいては、反射鏡21、22が、そのそれぞれの外端縁21A、22Aが、少なくともアパーチャ部17の両端縁17A、17Bを通る延長面Z上に位置するまで伸びていることにより、アパーチャ部17から放射される光のうち、原稿照明域Rに向かう光以外の光を、これらの反射鏡21、22によって確実に捕捉することができる。
また、原稿照明装置2の光源装置1a、1bにおいては、それぞれの反射鏡21、21、22、22の裏面に光吸収膜が形成されていることによって、当該光吸収膜の作用によって、迷光の発生が防止されるので、原稿面における白黒の鮮明度(コントラスト)が低下せず、例えば複写機において形成される画像において十分な色の再現性が得られる。
本発明の第1の実施の形態における原稿照明装置においては、上記の実施の形態に限られず、種々の変更を加えることができる。
例えば、反射鏡21、22としては、反射面が、例えば、誘電体多層膜が形成されてなる反射面により形成されたものを用いることができる。
また例えば、原稿照明装置において、反射鏡21、22に係る円筒体の中心軸が、必ずしも蛍光ランプ10の管軸Oに一致する構成には限定されず、例えば、管軸Oに対して変位した状態に設けられた構成とすることもできる。
さらに例えば、反射鏡21、22の反射面は、円筒体の一部に沿った形状に限定されず、二次曲面形状または平面形状などとすることができる。
<第2の実施の形態>
図3は、本発明の原稿照明装置に具えられる光源装置の構成の第2の例を原稿台と共に示す説明用断面図である。
〔原稿照明装置〕
この原稿照明装置に具えられる光源装置3は、基本的に、図6に示されたものと同様の構成を有する蛍光ランプ10と、この蛍光ランプ10からアパーチャ部17を介して放射される光のうち、蛍光ランプ10の管軸方向に伸びる帯状の原稿照明域R2に向かう光以外の光を当該アパーチャ部17に向かって反射する反射鏡21および規制反射鏡42と、蛍光ランプ10からアパーチャ部17を介して放射される光の一部を原稿照明域R2に向かって反射させる、擬似光源を構成する集光反射鏡44とが具えられている。
蛍光ランプ10は、原稿台31の下方に、当該蛍光ランプ10の管軸Oから原稿台31の下面までの離間距離Hを介して配置され、当該蛍光ランプ10における光放射用のアパーチャ部17が、適宜の開口角度θ1を有して原稿台31に対向している。
反射鏡21は、蛍光ランプ10の外側においてこれを包囲するよう、間隙を介して覆う状態で当該蛍光ランプ10と平行な方向に伸びる、断面が円筒体の一部に沿った形状を有する凹面鏡よりなり、この凹面鏡に係る円筒体の中心軸が、蛍光ランプ10の管軸Oに一致した状態で配置されている。
反射鏡21は、その外端縁21A(図3において左端縁)が、アパーチャ部17の一方の端縁17A(図3において左端縁)および他方の端縁17B(図3において右端縁)を通る延長面Z上に位置するよう配置されている。
集光反射鏡44は、蛍光ランプ10の管軸方向に伸びるものであり、原稿台31と垂直な平面Yに関して蛍光ランプ10が配置される領域と反対の領域に配置されている。
この集光反射鏡44は、目的に応じた適宜の曲率半径を有する凹面鏡によりなり、蛍光ランプ10のアパーチャ部17からの光を原稿台31の方向に反射するよう、設けられている。
この集光反射鏡44は、その一端縁44A(図3において上端縁)が蛍光ランプ10の管軸Oと後述する規制反射鏡42の他端縁42B(図3において右端縁)とを通る延長面上に位置する状態とされている。
規制反射鏡42は、蛍光ランプ10の管軸方向に伸びるものであり、前記平面Yに関して、蛍光ランプ10が配置される領域と同じ領域において、反射鏡21と集光反射鏡44との間に位置するよう配置されている。また、この規制反射鏡42は、後述する光路M2に突入しない状態に配置されている。
そして、反射鏡21に係る内端縁21B(図3において右端縁)と、規制反射鏡42の一端縁42A(図3において左端縁)とによって、直接光源用開口43が形成されており、また、規制反射鏡42の他端縁42Bと、アパーチャ部17における、集光反射鏡44に近接する他方の端縁17Bとによって、開口角度θ4を有する擬似光源用開口45が形成されている。
直接光源用開口43は、蛍光ランプ10のアパーチャ部17に係る開口角度θ1よりも小さい開口角度θ3を有する状態に形成されており、反射鏡21に係る内端縁21Bは、アパーチャ部17の一方の端縁17Aに近接した当該アパーチャ部17の一端側から放射される光を捕捉するよう配置されている。
擬似光源用開口45の開口角度θ4の大きさは、直接光源用開口43からの光の強度と、集光反射鏡44からの光の強度とが同等となるよう、直接光源用開口42の幅に対応して設定されている。
光源装置3においては、直接高原用開口43および照明帯L2を介して、または擬似光源用開口45および照明帯L2を介して、共通の原稿照明域R2に光が投射され、これにより、原稿面における読み取り領域からの反射光が光路M2を介して投影される。
反射鏡21は、第1の実施の形態における反射鏡と同様の材料よりなるものとすることができる。
また、規制反射鏡42は、目的に応じた適宜の曲率半径を有する凹面鏡により形成されたものであり、反射鏡21と同様の材料よりなるものを用いることができる。
さらに、集光反射鏡44としては、例えばアルミニウムなどを蒸着させた金属反射膜により形成されたものを用いることができる。
このような光源装置3における寸法の一例を示すと、蛍光ランプ10と原稿台31との離間距離Hが例えば14mmであり、当該蛍光ランプ10における蛍光体層14の可視光反射率が94%であり、これによりアパーチャ部17の開口角度θ1が65°に設定されており、また、蛍光ランプ10の外径が例えば10mmであり、反射鏡21に係る円筒体の半径が、例えば7mmである。
原稿照明域R2の幅は、例えば3mmであり、照明帯L2の幅は、それぞれ例えば5mmである。
また、直接光源用開口43の開口角度θ3は例えば18°とされ、擬似光源用開口45の開口角度θ4は例えば14°とされる。
〔原稿照明ユニット〕
図4は、以上の光源装置を具える原稿照明ユニットの構成の一例を原稿台と共に示す概略説明図であり、基本的に、図2と同様の構成を有する。
このような原稿照明ユニット50においては、光源装置3の蛍光ランプ10のアパーチャ部17から放射された光が、直接光源用開口43を介して直接、または擬似光源用開口45を介して集光反射鏡44により反射されて、共通の原稿照明域R2に投射される。
そして、原稿照明域R2に対応する原稿面における読み取り領域から反射された反射光が、光路M2により、光像透過用窓33を介して光像反射ミラー34に到達して反射され、結像レンズ35を介して光信号検知部37に結像される。
そして、原稿照明ユニット50全体が走査方向に沿って移動されることにより、蛍光ランプ10よりの光が原稿面上において走査され、これにより、原稿面全面の露光処理が達成される。
このような光源装置3を具える原稿照明装置が搭載されてなる原稿照明ユニット50によれば、蛍光ランプ10のアパーチャ部17から放射される光のうち、原稿照明域R2に向かう光以外の光が、反射鏡21および規制反射鏡42によってアパーチャ部17に向かって放射されて放電容器11内に入射し、蛍光体層14によって反射されて再びアパーチャ部17から放射されて原稿照明域R2に向かう光の量が増加したものとなり、高い光の利用効率が得られる。
また、光源装置3においては、反射鏡21の外端縁21Aがアパーチャ部17の両端縁17A、17Bを通る延長面Z上に位置するまで伸びていることにより、アパーチャ部17から放射される光のうち、原稿照明域R2に向かう光以外の光を、この反射鏡21によって捕捉することができる。
また、光源装置3においては、反射鏡21および規制反射鏡42の裏面に光吸収膜が形成されていることによって、当該光吸収膜の作用によって、迷光の発生が防止されるので、原稿面における白黒の鮮明度(コントラスト)が低下せず、例えば複写機において形成される画像において十分な色の再現性が得られる。
本発明の第2の実施の形態における原稿照明装置においては、上記の実施の形態に限られず、種々の変更を加えることができる。
例えば、反射鏡21および規制反射鏡42としては、反射面が、例えば、誘電体多層膜が形成されてなる反射面により形成されたものを用いることがでる。
また例えば、光源装置3において、反射鏡21に係る円筒体の中心軸は、必ずしも蛍光ランプ10の管軸Oに一致する構成には限定されない。
以下、本発明の原稿照明装置の実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〈実施例1〉
下記の条件に従って、図2に示す構成の原稿照明ユニットを作製した。
蛍光ランプ(10)としては、放電容器(11)の外径が3mm、全長が260mm、アパーチャ部(17)の開口角度(θ1)が65°、蛍光体層(14)の反射率が95%、ランプ電流が22mA、ランプ電力が6W(インバーター方式による入力電力)、封入ガスとしてキセノンガスが100Torrの圧力で封入された希ガス蛍光ランプを用いた。
反射鏡(21,22)としては、全長が230mm,当該反射鏡に係る円筒体の半径が7mm、蛍光ランプ(10)の管軸Oと当該円筒体の中心軸が一致する、光輝アルミニウムよりなる金属反射面が形成、裏面に黒塗装が施された光吸収膜が形成されたものを用いた。
光投射用スリット(23)の開口角度(θ2)は28°とした。
蛍光ランプ(10)と原稿台(31)との離間距離(H)は14mmとした。
〈比較例1〉
反射鏡(21,22)を設置しなかったこと以外は、実施例1と同様の条件により、比較用の原稿照明ユニット〔1〕を作製した。
実施例1および比較例1に係る原稿照明ユニットを作動させ、原稿面において原稿照明域(R)に対応する測定領域の照度の分布を測定した。結果を図5に示す。
図5は、横軸は、測定領域の中心線の位置を0(mm)としたときの、その左右方向における距離(mm)を示し、縦軸は、比較例1に係る測定領域の位置0(mm)における照度の強度を1としたときの相対強度を示している。図5において(a)は実施例1に係る相対強度、(b)は比較例1に係る相対強度をそれぞれ示す。
この図5の結果から明らかなように、実施例1に係る原稿照明ユニットは、比較例1に係る原稿照明ユニットに比して、原稿照明域(R)に対応する原稿面における測定領域の照度の分布について、その位置が0mmである中央領域の付近において、比較例1に係る照度に比して約30%も増加された大きな照度が得られ、蛍光ランプ(10)から放射された光が、高い効率で原稿照明域(R)に照射されることが確認された。
〈実施例2〉
実施例1と同様の構成の反射鏡(21)および蛍光ランプ(10)を用いて、図4に示す構成の原稿照明ユニットを作製した。
集光反射鏡(44)としては、全長が230mm、光輝アルミニウムよりなる金属反射面が形成されてなる凹面鏡を用いた。
規制反射鏡(42)としては、全長が230mm,当該反射鏡に係る円筒体の半径が9mm、蛍光ランプ(10)の管軸Oと当該円筒体の中心軸が一致する、光輝アルミニウムよりなる金属反射面が形成、裏面に黒塗装が施された光吸収膜が形成されたものを用いた。
直接光源用開口(43)の開口角度(θ3)は18°とし、擬似光源用開口(45)の開口角度(θ4)は14°とした。
〈比較例2〉
反射鏡(21)、規制反射鏡(42)および集光反射鏡(44)を設置しなかったこと以外は、実施例2と同様の条件により、比較用の原稿照明ユニット〔2〕を作製した。
実施例2および比較例2に係る原稿照明ユニットを作動させ、原稿面における原稿照明域(R2)に対応する測定領域の照度の分布を測定したところ、この原稿照明装置においては、測定領域における中央領域の付近において、比較例1に係る照度に比して約15%も増加された大きな照度が、左右方向において同等の強度で得られ、蛍光ランプ(10)から放射された光が、高い効率で原稿照明域(R)に照射されることが確認された。
本発明の原稿照明装置に具えられる光源装置の構成の第1の例を原稿台と共に示す説明用断面図である。 図1の光源装置を用いた原稿照明装置が搭載されてなる原稿照明ユニットの構成の一例を原稿台と共に示す概略説明図である。 本発明の原稿照明装置に具えられる光源装置の構成の第2の例を原稿台と共に示す説明用断面図である。 図3の光源装置を用いた原稿照明装置が搭載された原稿照明ユニットの構成の一例を示す概略説明図である。 本発明の効果を示す図である。 直管状の蛍光ランプの構成の一例を示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 従来の、原稿照明装置が搭載された原稿照明ユニットの構成の一例を示す概略説明図である。
符号の説明
1、1a、1b、3 光源装置
2 原稿照明装置
10 蛍光ランプ
11 放電容器
12、13 電極
14 蛍光体層
15 被覆用チューブ
17 アパーチャ部
17A 一方の端部
17B 他方の端部
18 リード線
19 高周波電源
S 放電空間
21、22 反射鏡
21A、22A 外端縁
21B、22B 内端縁
23 光投射用スリット
30 原稿照明ユニット
31 原稿台
32 支持枠
33 光像透過用窓部
34 光像反射ミラー
35 結像レンズ
36 ケーシング
37 光信号検知部
38 光投射用窓部
42 規制反射鏡
42A 一端縁
42B 他端縁
43 直接光源用開口
44 集光反射鏡
44A 一端縁
45 擬似光源用開口
50 原稿照明ユニット
60 原稿照明ユニット
G 原稿
L、L2 照明帯
R、R2 原稿照明域
M、M2 光路

Claims (3)

  1. 管状の放電容器にその長さ方向に伸びる一対の電極が設けられ、放電容器の内表面において、当該放電容器の管軸方向に伸びるようアパーチャ部が形成された蛍光体層を有する蛍光ランプと、
    当該蛍光ランプの外部に離間して配置され、当該蛍光ランプから放射される光のうち、原稿照明域に向かう光以外の光を放電容器のアパーチャ部に向けて反射する、放電容器の管軸方向に伸びる反射鏡とを具えてなる光源装置を有することを特徴とする原稿照明装置。
  2. 光源装置の反射鏡は、蛍光ランプに対向する反射面が金属反射膜により形成され、反射面とは反対側の裏面に光吸収膜が形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の原稿照明装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光源装置の複数を具え、各々の光源装置における蛍光ランプが互いに平行に伸びた状態において、共通の原稿照明域に光を照射するよう配置されていることを特徴とする原稿照明装置。
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