JP2010177035A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主光源体については従来のものを使用しつつ凹面鏡の開口寸法のみを小さくし、かつ、主光源体から放射された光を無駄なく所定の照射点あるいは照射範囲に向けて照射できる発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置10を、焦点F1を有し、開口縁25を含んで切除された切り欠き部分Zが凹面反射部23に形成されている一部切欠凹面鏡12と、発光中心が焦点F1と一致するようにして一部切欠凹面鏡12に配設された主光源体14と、中心が焦点F1と一致するようにして主光源体14の切り欠き部分Z側の近傍に配置され、主光源体14から凹面反射部23の切り欠き部分Zに向けて放射される光L2を焦点F1に向けて反射させる反射凹球面26を有する反射体16とで構成することにより、上記課題を解決することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品の薄型化が求められるプロジェクター等に好適な発光装置に関する。
発光装置から放射された光を利用して画像を拡大投射するプロジェクターは、従来から、パーソナルコンピュータとともに会議におけるプレゼンテーション等に用いられており、最近では、このような用途だけでなく、ホームシアター用の映写機としてのニーズも急激に拡大している。
このように、プロジェクターの使用が一般的になり、ビジネスマンがプロジェクターを出張時に持ち歩いたり、家庭でプロジェクターが使用される機会が増加したことによって、プロジェクターの薄型化が求められるようになってきている。
プロジェクターを薄型化するためには、内蔵する発光装置を薄型化に適した形状にする必要がある。一般に、プロジェクターに内蔵される発光装置は、主光源体から放射される光の利用効率を向上させるため、当該主光源体に凹面鏡が組み合わされているが、発光装置をプロジェクター等の薄型化に対応させるためには、現段階では構造的に非常な困難を伴う主光源体の小型化ではなく、主光源体よりも遥かに大きい凹面鏡の開口寸法を短くすることが現実的である。そこで、一般的な形状の主光源体を使用しつつ、凹面鏡の開口寸法を短くした発光装置の例として、特許文献1を挙げることができる。特許文献1の発光装置1は、図6に示すように、主光源体2および小口径凹面鏡3に加えて、主光源体2を中心として主光源体2の照射側封止部に取着され、小口径凹面鏡3の反射面3aに対向して配置され、主光源体2から放射されて凹面鏡3の開口3bから直接出光しようとする光Rを凹面鏡3に向けて反射させる副反射鏡4を備えている。
このようにすることで凹面鏡3の開口3bの直径Dを小さくすることが出来るが、小口径としたことに伴って増加する、開口3bから直接出光しようとする光R(本来は、仮想線で示す大口径凹面鏡3’の開口部近傍で反射されて集光点F2に向かう光R)を副反射鏡4で反射させて再び凹面鏡3の反射面3aに戻すようにして、小口径化による光量減少を出来る限り抑制しようとしている。
特開2006−30378号公報
しかしながら、この発光装置1には小口径化に起因する問題があった。すなわち、主光源体2の大きさはそのままで、開口3bの直径Dだけを小さくしていくと、小口径凹面鏡3で反射して発光装置1の照射方向へ向かう光の一部が主光源体2や特に副反射鏡4によって乱反射され、開口3bから非照射方向に出光して所定の照射位置を照らすことができなくなる(図中R1。図示したように、小口径凹面鏡3が楕円面であり、まず小口径凹面鏡3で反射した光が副反射鏡4で反射されると該反射光が焦点F1に戻らず、副反射鏡4と小口径凹面鏡3との間で反射を繰り返し、最終的には非照射方向に出光することになる。これは集光点F2に集光するような場合において顕著である。)。このような方式では小口径化は可能なものの副反射鏡4が小口径凹面鏡3の前方中央に設置されているが故に主光源体2から放射された光の一部が特に副反射鏡4によって乱反射されてしまい、光のロス(迷光)が多くなるという問題がある。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みて開発されたものである。それ故に本発明の主たる課題は、主光源体については従来のものを使用しつつ凹面鏡の開口寸法のみを小さくし、かつ、主光源体から放射された光を無駄なく所定の照射点あるいは照射範囲に向けて照射できる発光装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、「焦点F1を有し、開口縁25を含んで切除された切り欠き部分Zが凹面反射部23に形成されている一部切欠凹面鏡12と、
発光中心が前記焦点F1と一致するようにして前記一部切欠凹面鏡12に配設された主光源体14と、
中心が前記焦点F1と一致するようにして前記主光源体14の切り欠き部分Z側の近傍に配置され、前記主光源体14から前記凹面反射部23の切り欠き部分Zに向けて放射される光L2を前記焦点F1に向けて反射させる反射凹球面26を有する反射体16とを備えていることを特徴とする発光装置10」である。
この発明によれば、一部切欠凹面鏡12は凹面反射部23の一部を切り欠くことによって形成されているので、切除した部分だけ小さくなり、且つ反射体16が主光源体14の切り欠き部分Z側の近傍に配置されているため、発光点、即ち焦点F1から切り欠き部分Zに向けて放射された光L2はまず反射体16によって反射されて焦点F1を通り、続いて一部切欠凹面鏡12にて反射されて集光点F2あるいは照射面に至る。一方、主光源体14から放射され、直接一部切欠凹面鏡12に反射された光L1は、前記光L2と入り混じって集光点F2又は照射面に照射されることになる。ここで重要な点は反射体16が主光源体14の切り欠き部分Z側の近傍に配置されていることである。これによって特許文献1の発光装置1と違い、一部切欠凹面鏡12で反射して発光装置10の照射方向へ向かう光が主光源体14に遮られることはないので、一部切除による開口寸法dの短縮に基づく障害問題はない。
請求項2に記載の発明は、請求項1の発光装置10に関し、「前記主光源体14よりも照射側にて前記主光源体14に沿って前記一部切欠凹面鏡12に向けて立設され、照射方向をそれた入射光L3を屈折させて所定の照射位置に向ける補正レンズ34をさらに備えている」ことを特徴とする。
この発明によれば、図4に示すように、請求項1に記載の発明の作用効果(小型化)に加えて、主光源体14よりも照射方向側に配設された補正レンズ34により、一部切欠凹面鏡12の光反射面18で反射することなくあるいは反射したものの、照射方向をそれて周囲に拡散し、周囲の者に不所望な眩しさ(=グレア)を与える光L3(=迷光)を所定の照射位置へ向けることができる。
この発明によれば、従来の主光源体を使用しつつ凹面鏡の開口寸法を小さくしているにもかかわらず、主光源体から放射された光のロスを極小化できる発光装置を提供することができた。
本発明にかかる発光装置の第1実施例を示す断面図である。 第1実施例の他の態様を示す断面図である。 第1実施例の他の態様を示す断面図である。 本発明にかかる発光装置の第2実施例を示す断面図である。 第2実施例にかかる発光装置を用いた光学系を示す概略図である。 従来技術を示す図である。
以下、本発明を図示実施例に従い、まず、一部切欠凹面鏡12、主光源体14、および反射体16とで構成された第1実施例について説明し、続いて、補正レンズ34をさらに備えている第2実施例について説明する。なお、一部切欠凹面鏡12、主光源体14、および反射体16の変形例については第1実施例で説明するが、これら変形例については第2実施例でも同様に適用され得る。また、第2実施例は、補正レンズ34の有無において第1実施例と相違するだけであるから、第2実施例の説明では共通部分について第1実施例の説明を援用してその説明を省略し、相違部分を中心に説明する。
(第1実施例)
本発明を適用した発光装置10は、薄型化が求められるプロジェクター等の機器に用いられるものであり、図1〜図3に示すように、一部切欠凹面鏡12と、主光源体14と、反射体16とを備えている。
一部切欠凹面鏡12は焦点F1を有し、その内側に形成された、主光源体14からの光L1を反射させる光反射面18と、光反射面18で反射された光を一部切欠凹面鏡12から出光する開口20と、一部切欠凹面鏡12の底部に設けられ、主光源体14が接着剤21にて取り付けられる主光源体取付部22とを有している。この一部切欠凹面鏡12の凹面反射部23には、1点鎖線で示す開口縁25を含んで切除された切り欠き部分Zが形成されており、その一例として、焦点F1を通る中心軸CLを有する回転楕円面である凹面反射部23を中心軸CLに平行な面Pで切り欠くことによって得られたものがある。例えば、図1、3に示す発光装置10における一部切欠凹面鏡12は、中心軸CLを通る面Pで凹面反射部23を切り欠くことによって形成されており、図2に示す一部切欠凹面鏡12は、中心軸CLから図中下方に離間するように設定された、中心軸CLに平行な面Pで凹面反射部23を切り欠くことによって形成されている。図示していないが前記面Pは、中心軸CLに平行でなくてもよく、中心軸CLを含む中心面CPで分けたときにおける一方の半凹面鏡部23aの開口縁25を含む全部又は一部分を切り欠く面であればよい。
本実施例における光反射面18に用いられる回転楕円面は、焦点F1が凹面反射部23の内側に位置し、集光点F2が凹面反射部23よりも照射方向側に位置するように設定されている(もちろん、焦点F1および集光点F2の両方が凹面反射部23よりも照射方向側に位置するようにしてもよい。)。また、「回転楕円面」は、焦点F1から放射され、当該楕円面で反射された光がすべて集光点F2に集光されるというような特徴を有している。
なお、凹面反射部23は、回転楕円面に限られず、回転放物面、あるいは、それぞれが焦点F1を有する複数の小反射面を各焦点F1が一致するようにして組み合わせることによって形成された自由曲面(この場合、自由曲面の中心を通り、開口20に直交する直線が中心軸CLとなる。)を用いることができる。「回転放物面」の場合は、焦点F1から放射され、当該放物面で反射された光がすべて平行光となり、「自由曲面」の場合は、焦点F1から放射された光が各小反射面の形状に応じて集光あるいは平行光となり所定の照射点あるいは照射範囲を照射する。
一部切欠凹面鏡12の材質としては、ガラスあるいはアルミニウムなどを使用することができ、光反射面18は金属蒸着により形成されている(アルミニウムの場合、金属蒸着ではなく、アルマイト処理をしてもよい。)。また、ガラスを用いる場合、一部切欠凹面鏡12の外表面24に赤外線透過被膜を設けてもよい。
主光源体14は、発光部14aと、発光部14aから突設された左右一対の封止部14bと、一対のマウントMとで構成されたダブルエンドタイプの放電灯であり(勿論、シングルエンドタイプでもよく、また、放電灯の他にハロゲンランプ等の白熱灯を使用することもできる。シングルエンドタイプの場合は適当な反射体16の保持アームが必要となる。)、一部切欠凹面鏡12の内側にて中心軸CLに一致し、かつ、発光部14aの発光中心(後述する電極14d間)が一部切欠凹面鏡12の焦点F1に一致するようにして、一方の封止部14bが一部切欠凹面鏡12の主光源体取付部22に接着剤21で固定されている。
マウントMは、封止部14bに埋設された金属箔14cと、一端が発光部14a内に配設され、他端が金属箔14cの一端側に接続された電極14dと、一端が金属箔14cの他端側に接続され、他端が封止部14bを貫通して外部に延びる外部リード棒14eとで構成されている。
反射体16は、反射凹球面26を有するアルミニウム板等の金属製部材であり、本実施例では、その端部が主光源体14の封止部14bに巻設された金属製のバンド28で固定されている(図1の例では反射体16の両端部が固定されており、図2の例では開口20側の端部のみが固定されている。)。
反射体16の反射凹球面26は、その中心が光反射面18の焦点F1(=主光源体14の発光中心)に一致するようにして、主光源体14の発光部14aの近傍にて発光部14aの外面に沿うように配置されており、主光源体14から凹面反射部23の切り欠き部分Zに向けて放射される光L2を反射する。図1(イ)の場合、凹面反射部23の下半分が切除された状態なので、これをカバーするための反射体16の反射凹球面26は封止部14bを避けた半球状のもので、凹面側に反射面が形成されている[図1(ロ)]。図2のような場合は、理論的には焦点F1と切り欠き部分Zのエッジとを結ぶ直線と反射凹球面26との交点の軌跡で反射凹球面26を切断し、照射側の部分(主光源体取付部22への取付側封止部14bの反対側)を反射凹球面26とすることになる(実際は若干オーバーラップするように形成される。)。
図2の場合、反射凹球面26のない部分から光L11が出射されて下側の凹面反射部23によって集光点F2(あるいは照射面)に向かって反射される事になるが、反射凹球面26の外面に接する状態で集光点F2(あるいは照射面)に向かうように反射された光L11の、下側の凹面反射部23による反射点Q(換言すれば、直線L11と下側の凹面反射部23の交点Q)より封止部14bに近い領域Mでの反射光は、反射凹球面26に遮られて迷光になるが、この光は発光部14aと封止部14bの境目から封止部14b側を通る光で照明にはもともと寄与しない光であり、迷光になったとしても光量ロスには繋がらない。
以上から反射凹球面26の中心(=主光源体14の発光中心)から放射され、当該反射凹球面26で反射した光は、再び反射凹球面26の中心を通過して光反射面18がある図中上方に進み、直接光反射面18に反射された光と混ざり合って集光点F2(あるいは照射面)に進むことになる。
このような発光装置10に給電装置100を組み合わせることによって光源装置30が形成される。給電装置100は、商用電源102(直流電源でもよい)と主点灯回路104と始動回路106とで構成されている。
主点灯回路104は、商用電源102からの電圧を受けて、発光装置10に供給される電圧のばらつきや、経時的な電圧変化などを考慮し、発光装置10の連続点灯に必要な一定電力を安定的に発光装置10の電極14d間に供給するための回路である。
始動回路106は、発光装置10の点灯始動時において、主点灯回路104から受けた電圧を、電極14d間で絶縁破壊が生じる電圧まで高めて発光装置10の電極14d間に印加する回路であり、導線108を用いて主光源体14の外部リード棒14eに対して電気的に接続されている。
次に、この発光装置10を発光させるときの手順について説明すると、給電装置100を用いて電極14d間に始動用の高電圧を印加することにより、当該電極14d間に絶縁破壊が生じ、その後、グロー放電を経て電極14d間にアーク放電を生じさせることにより主光源体14が安定的に発光する。
主光源体14から放射された光のうち、一部切欠凹面鏡12の光反射面18に向かう光L1は、当該光反射面18で反射した後、発光装置10の外部にある集光点F2(あるいは照射面)に集光される。一方、凹面反射部23の切り欠き部分Zに向かう光L2は、反射体16の反射凹球面26で反射され、上述のように、再び反射凹球面26の中心(=焦点F1)を通過して光反射面18に向かい、光反射面18で反射して集光点F2(あるいは照射面)に集光される。
なお、上述の実施例では、反射体16がアルミニウム板等の金属製部材である場合について説明したが、反射体16の態様はこれに限られるものではなく、例えば図3に示すように、主光源体14における発光部14aの外面にアルミニウム等の金属を蒸着させた蒸着膜を用いることができる。このようにすれば、主光源体14と反射体16とを一体的に形成できるので、金属製のバンド28が不要となり、発光装置10の生産性をより向上させることができる。また、図2の形態において一部切欠状の反射体16を蒸着膜で形成してもよい。
また、図1に示すように、主光源体14の発光中心(=焦点F1)と、光反射面18の開口20側端Aとを通過する直線上に、発光部14aおよび封止部14bの接合部Bと、反射体16における反射凹球面26の底側端Cとが位置し、かつ、主光源体14の発光中心(=焦点F1)と、反射凹球面26の照射方向側端Dとを通過する直線上の光が光反射面18で反射して封止部14bの直近を通って集光点F2(あるいは照射面)に向かうように、一部切欠凹面鏡12、主光源体14、および反射体16を設定するとよい。これにより、主光源体14の電極14d間から放射された後、発光部14aを通る有効光(封止部14bを通る一部の光は、当該封止部14b内で乱反射されるので有効に使用できる光とは成り得ない。)を全て光反射面18で反射させ、集光点F2(あるいは照射面)への集光とすることができる。
(第2実施例)
第2実施例に係る発光装置10も図4に示すように、第1実施例と同様、一部切欠凹面鏡12と、主光源体14と、反射体16とを備えている点において共通し、さらに補正レンズ34を備えている点と、一部切欠凹面鏡12が第1実施例のものより小さく、発光点(=焦点F1)から出た光L1の一部が、凹面反射部23によって反射されずに非照射方向に出光してしまう点が第1実施例と相違している。そこで、共通部分については第1実施例の説明を援用し、相違する補正レンズ34及び小口径一部切欠凹面鏡12に関する内容を中心にして説明する。
補正レンズ34は、主光源体14よりも発光装置10の照射方向側に配設され、小口径一部切欠凹面鏡12の光反射面18で反射することなく照射方向をそれた光L3(=迷光)を入光させ、これを屈折させて所定の照射位置に向けるレンズである。
図示するように、迷光L3を集光点F2(あるいは照射面)に集光させるように補正レンズ34を設定することにより、迷光L3を集光に変換して主光源体14からの光の利用効率をさらに向上させることができるとともに、周囲の者に不所望なまぶしさを与える光(=グレア)を低減させることができるが、最大の利点は一部切欠凹面鏡12を更に小口径化して小型化を実現できる処にある。
ところで、本実施例の発光装置10を用いたプロジェクターの光学系として、例えば図5に示すような光学系200を挙げることができる。この光学系200は、マイクロディスプレイである照射面202を照射するためのものであり、発光装置10と、照射面202と、ロッドレンズ204と、一対の凸レンズ206とで構成されている。ロッドレンズ204は、その一方端面204aから導入された光の照度分布を均一化して他方端面204bから出光させる光学部材である。
発光装置10から出光された光は、集光点F2(あるいは照射面)に一致するように配置されたロッドレンズ204の一方端面204aからロッドレンズ204の内部に導入され、ロッドレンズ204の内部で照度分布が均一化された状態で他方端面204bから出光される。ロッドレンズ204から出光された光は、一対の凸レンズ206を介して照射面202を照射する。
ここで、発光装置10から出光された光がロッドレンズ204の一方端面204aからロッドレンズ204の内部に導入されるようにするためには、当該光の一方端面204aに対する入射角θが中心軸CLから所定の角度(例えば45°)以内でなければならない。さもないと、光が一方端面204aで反射してしまうからである。
図4に示すように、主光源体14から放射された光L1のうち、光反射面18での反射位置が一部切欠凹面鏡12の底部に近いほど入射角θが小さくなる。このため、入射角θを小さくするには、一部切欠凹面鏡12を浅く(すなわち、開口20から底までの距離を短く)形成しなければならない。一部切欠凹面鏡12を浅くするとその分迷光L3が増加することになる。この点、本実施例の発光装置10は、迷光L3を集光点F2(あるいは照射面)に集光させるように補正レンズ34を備えているので、光の利用効率を低下させることなく、入射角θを小さくすることができる。したがって、本実施例の発光装置10は、プロジェクター用の光源としてさらに好適であるといえる。
なお、本実施例でも、第1実施例の変形例と同様、一部切欠凹面鏡12の光反射面18を回転放物面や自由曲面で構成してもよい。「回転放物面」である場合、補正レンズ34には迷光を屈折させて平行光にするレンズが用いられ、「自由曲面」である場合には、迷光を屈折させて平行光や所定の照射位置に向かう光にするレンズが用いられる。
10…発光装置
12…一部切欠凹面鏡
14…主光源体
16…反射体
18…光反射面
20…開口
21…接着剤
22…主光源体取付部
23…凹面反射部
24…(一部切欠凹面鏡12の)外表面
26…反射凹球面
28…バンド
30…光源装置
34…補正レンズ
100…給電装置
102…商用電源
104…主点灯回路
106…始動回路
108…導線
200…光学系
202…照射面
204…ロッドレンズ
206…凸レンズ

Claims (2)

  1. 焦点を有し、開口縁を含んで切除された切り欠き部分が凹面反射部に形成されている一部切欠凹面鏡と、
    発光中心が前記焦点と一致するようにして前記一部切欠凹面鏡に配設された主光源体と、
    中心が前記焦点と一致するようにして前記主光源体の切り欠き部分側の近傍に配置され、前記主光源体から前記凹面反射部の切り欠き部分に向けて放射される光を前記焦点に向けて反射させる反射凹球面を有する反射体とを備えていることを特徴とする発光装置。
  2. 前記主光源体よりも照射側にて前記主光源体に沿って前記一部切欠凹面鏡に向けて立設され、照射方向をそれた入射光を屈折させて所定の照射位置に向ける補正レンズをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
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