JP2004021172A - 原稿照明装置及び画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿面上における中央部の照明光量の低下を押えた状態で照明光量分布の周辺部、特に端部を高くして原稿面を照明することのできる原稿照明装置及び画像読取装置を得ること。
【解決手段】光源手段3と、該光源手段から放射された光束を原稿1面方向に反射させる反射手段4と、を有する原稿照明装置において、該反射手段は複数の反射部4cを有し、該複数の反射部は一方向に配列され、該反射部の反射面4aの傾き角が配列方向で変化していること。
【選択図】 図1
【解決手段】光源手段3と、該光源手段から放射された光束を原稿1面方向に反射させる反射手段4と、を有する原稿照明装置において、該反射手段は複数の反射部4cを有し、該複数の反射部は一方向に配列され、該反射部の反射面4aの傾き角が配列方向で変化していること。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は原稿照明装置及び画像読取装置に関し、特に光源手段から放射された直接照明光と反射手段を介した間接照明光で原稿面を照明する、例えば複写機、デジタル複写機、そしてイメージリーダー等の機器に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は複写機、デジタル複写機、そしてイメージリーダー等の機器に適用した従来の原稿照明装置及び画像読取装置の要部概略図である。
【0003】
同図において原稿台ガラス72上に載置された原稿71はキセノンランプ等の棒状光源である光源手段73からの直接照明光と対向する位置にある反射部材74を介した間接照明光により両側から照明される。そして照明された原稿71の画像情報に基づく照明光(光束)はスリット75で規制されて走査用の第1ミラー76、第2ミラー77、第3ミラー78を介して、結像レンズ79によりCCD等の固体撮像素子80面上に結像され、原稿71の濃淡に応じて電気信号に変換され、主走査方向(図10において紙面に対して垂直方向)の1ライン分の画像情報が読取られる。
【0004】
また副走査方向(図10において矢印A方向)の画像読取りは原稿71に対して光源手段73、反射部材74、スリット75、そして第1ミラー76とから成る第1のミラー台81を副走査方向に移動させ、更に第2ミラー77と第3ミラー78とから成る第2のミラー台82を該第1ミラー台81の半分の速度で同方向に移動させることにより、原稿71から固体撮像素子80での光路長を一定に保ちつつ原稿71の画像情報が読取られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の原稿照明装置においては、原稿照明に関して以下のような問題点があった。
【0006】
上記のように光源手段として、最近は消費電力が低く、また発熱量が少ないことから蛍光灯やキセノンランプ等の蛍光管(ランプ)が多く用いられてきている。しかしながら蛍光灯やキセノンランプ等の蛍光管は、一般的に主走査方向に直線状に延びているため主走査方向の周辺部、特に端部近傍において照明光量が低下してしまう。その解決方法としては、原稿の主走査方向の有効幅に対して蛍光管の長さを延ばして十分な余裕を持てばいいのだが、該蛍光管の長さを延ばすということは、原稿照明装置の主走査方向の幅を大きくしてしまい、しいては画像読取装置全体の大きさも大きくしてしまうことになる。
【0007】
そのため、通常の蛍光管の長さは、原稿の主走査方向の有効幅に対して数十ミリ程度、例えば30mm程度長くなるように抑えられている。そのため照明光の主走査方向の照明光量分布は図11に示すように中央部に対して周辺部で低下し、特に画像有効領域の端部において急激に低下する傾向があった。
【0008】
また上記は照明光量分布についてであるが、その原稿からの反射光束を例えば、結像レンズによりCCD等の固体撮像素子面上に結像させ、その原稿の画像情報を読取る光学系においては、該結像レンズのCOS4乗則によりCCD面上の光量分布は、図12に示すように中央部に対して周辺部でさらに低下してしまい、またそれにより画像有効領域の周辺部、特に端部付近の画像情報のノイズ等による品質低下が起こっていた。
【0009】
さらに近年、画像読取装置の小型化のために結像レンズの高画角化が進行してきており、その影響が大きくなってきている。例えば従来、結像レンズの半画角が16度の時のCOS4乗則によるCCD面上の光量分布の中央部に対する最端部での光量低下量は15%だったのに対して、近年開発が進行している結像レンズの半画角が30度の光学系においてはCOS4乗則によるCCD面上の光量分布の最端部での低下は44%となり、画像情報のノイズ等による品質低下という問題点が顕著になってきていた。
【0010】
本発明は原稿面上における中央部の照明光量の低下を押えた状態で照明光量分布の周辺部、特に端部を高くして原稿面を照明することのできる原稿照明装置及び画像読取装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の原稿照明装置は、
光源手段と、該光源手段から放射された光束を原稿面方向に反射させる反射手段と、を有する原稿照明装置において、
該反射手段は複数の反射部を有し、該複数の反射部は一方向に配列され、該反射部の反射面の傾き角が配列方向で変化していることを特徴としている。
【0012】
請求項2の発明は請求項1の発明において、
前記複数の反射部は平面又は曲面より成る基板上に設けられていることを特徴としている。
【0013】
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、
前記複数の反射部の反射面は平面又は曲面であることを特徴としている。
【0014】
請求項4の発明は請求項1、2又は3の発明において、
前記複数の反射部の反射面の傾き角は配列方向の中央部から周辺部に向かうに従って変化していることを特徴としている。
【0015】
請求項5の発明は請求項1の発明において、
前記複数の反射部は曲面より成る基板上に設けられており、該基板の曲率は、該複数の反射部の配列方向に比べて該配列方向と直交する方向で集光性が高くなるように設定されていることを特徴としている。
【0016】
請求項6の発明は請求項1の発明において、
前記複数の反射部の反射面の傾き角は配列方向の中央部から周辺部にかけて徐々に小さくなり、又は徐々に小さくなり一旦平坦となりその後その傾き方向を変えて徐々に大きくなることを特徴としている。
【0017】
請求項7の発明は請求項1の発明において、
前記光源手段から放射された光束の一部を前記反射手段側へ反射させる補助反射部材を有していることを特徴としている。
【0018】
請求項8の発明は請求項7の発明において、
前記反射手段と前記補助反射部材は前記複数の反射部の配列方向の端部で連結していることを特徴としている。
【0019】
請求項9の発明の画像読取装置は、
前記請求項1乃至8の何れか1項の原稿照明装置で照明された原稿を結像手段で読取手段面上に結像させて、該原稿の画像情報を読み取ることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
図1は本発明の実施形態1の原稿照明装置及び画像読取装置の要部概略図である。図2は図1に示した照明光源と反射部材とを示した要部斜視図、図3は図2に示した反射部材の中央部周辺を正面から見たときの正面図、図4は図2に示した反射部材の反射部での光束(照明光)の反射状態を示した説明図、図5は照明光源から放射された光束の振る舞いを示した説明図である。
【0021】
図中、2は原稿台ガラスであり、その面上に原稿1が載置されている。3は光源手段(照明光源)であり、例えばハロゲンランプや蛍光灯やキセノンランプ等の棒状光源より成っている。
【0022】
4は反射手段としての反射部材であり、複数の反射部4cを有し、照明光源3から放射された光束(照明光)の一部を反射させて原稿1面の主走査方向の周辺部方向に導いている。反射部材4の複数の反射部4cは一方向に配列され、曲面(シリンドリカル面、球面、トーリック面、非球面)より成る基板4b上に設けられている。本実施形態においては複数の反射部4cの反射面4aの傾き角(基板4bに対する傾き角)θを配列方向の中央部から周辺部にかけて徐々に小さく変化させ、又は徐々に小さく変化させ一旦平坦とし、その後傾き方向を逆にして徐々に大きく変化させている。
【0023】
尚、本実施形態では反射部4cの反射面4aを平面で形成しているが、曲面(シリンドリカル面、球面、トーリック面、非球面)で形成しても良い。また本実施形態では基板4bを曲面で形成したが、平面で形成しても良い。
【0024】
上記照明光源3と反射部材4の各要素は原稿照明装置の一要素を構成している。
【0025】
5はスリットであり、原稿1面で反射された反射光束を規制している。6,7,8は各々の順に第1、第2、第3の反射ミラーであり、原稿1面からの反射光束の光路を本体内部で折り曲げている。9は結像手段としての結像レンズであり、原稿1の画像情報に基づく光束を読取手段としての固体撮像素子10面上に結像させている。固体撮像素子10はラインセンサー(CCD)より成り、複数の受光素子を1次元方向(主走査方向)に配列した構成より成っている。11は第1のミラー台であり、照明光源3、反射部材4、スリット5、そして第1の反射ミラー6を有している。12は第2のミラー台であり、第2の反射ミラー7と第3の反射ミラー8とを有している。
【0026】
本実施形態において原稿台ガラス2上に載置された原稿1は照明光源3からの直接照明光と、該照明光源3と対向する位置にある反射部材4を介した間接照明光により両側から照明される。そして照明された原稿1の画像情報に基づく光束はスリット5で規制されて走査用の第1の反射ミラー6、第2の反射ミラー7、第3の反射ミラー8を介して、結像レンズ9によりCCD10面上に結像され、原稿1の濃淡に応じて電気信号に変換され、主走査方向(図1において紙面に対して垂直方向)の1ライン分の画像情報が読取られる。
【0027】
また副走査方向(図1において矢印A方向)の画像読取りは原稿1に対して第1のミラー台11を副走査方向に移動させ、更に第2のミラー台12を該第1のミラー台11の半分の速度で同方向に移動させることにより、原稿1からCCD10での光路長を一定に保ちつつ原稿1の画像情報が読取られる。
【0028】
本実施形態における反射部材4の反射面4aの傾き角θは、上記の如く配列方向の中央部から周辺部にかけて徐々に小さく変化して、又は徐々に小さく変化して一旦平坦とし、その後傾き方向を逆にして徐々に大きく変化している。これにより本実施形態では反射部材4で反射された照明光源3からの光束を原稿1面の主走査方向の中央部から周辺部に導くことによって、照明光量分布の周辺部での照明光量の増加を図っている。
【0029】
ただ上記のように反射部材4を構成しただけでは、CCD10面上の原稿読取位置の周辺光量、特に端部での照明光量のアップは僅かでしかなく、また中央部の照明光量も低下してしまっていた。
【0030】
その原因の一つは、ただベースの基板4b上に複数の反射部4cを形成するだけでは、副走査方向の集光性が低下してしまい光束が有効に利用できなくなる。どういうことかというと複数の反射部4cの反射面4aで反射した光束は、該反射面4aの角度が付いていることにより、図4に示す光束Pのように照明光源3から原稿1面までの距離が3次元的に遠ざかることになる。そのため照明光源3から放射した光束は複数の反射部4cが無かった時より発散し易くなり、副走査方向の集光性が低下してしまう。そのためCCD10面上の原稿読取位置では、その副走査方向の集光性の低下により、中央部から周辺部にかけて全体的に照明光量が低下してしまう。
【0031】
また他の原因としては、ベースの基板4b上に複数の反射部4cを作成し、その複数の反射部4cの反射面4aで照明光源3から反射部材4を介する光束を原稿1面の主走査方向の周辺方向に導く場合、図4に示す光束Qのように該反射面4aで反射した一部の光束が、該反射面4aのエッジで反射され逆方向に反射され、その結果、上記同様に副走査方向の集光性の低下により、中央部から周辺部にかけて全体的に照明光量が低下してしまう。
【0032】
これらの原因のため、ベースの基板4b上に複数の反射部4cを形成するだけでは周辺光量、特に端部での照明光量のアップは僅かでしかない。
【0033】
そこで本実施形態ではベースの基板4bの曲率を複数の反射部4cが無いときには、複数の反射部4cの配列方向に比べて該配列方向と直交する方向で集光性が高くなるように設定している。例えばベースの基板4bの曲面を球面とし、その曲面の曲率を半径40mmとした時に対して、該基板に複数の反射部を作成して光束を原稿面の主走査方向の周辺方向に導く場合、該曲率を半径30mmときつくする。そうすることにより副走査方向に広がった光束を再度集光することができ、中央部から周辺部にかけて全体的に照明光量を増加でき、周辺光量、特に端部での照明光量もアップする。
【0034】
このように本実施形態では上述の如く照明光源3に対向して配置した反射部材4を複数の反射部4cより構成し、該複数の反射部4cの反射面4aの傾き角θを配列方向で変化させることにより、該反射部材4からの反射光を原稿1の主走査方向の周辺部に導くことができ、これにより照明光量分布の周辺部での照明光量の増加を図ることができる。
【0035】
また同時に基板4bを曲面にすることにより副走査方向の集光性を向上させ、複数の反射面4aの角度が付いたことによる反射光の照明光源3から原稿1までの距離の増加や反射面4aのエッジでの多重反射による照明光量の低下を押えることができる。言い換えれば基板4bを曲面にすることにより、反射面4aの角度が付いたことによる反射光の照明光源3から原稿1までの距離の増加や反射面4aのエッジでの多重反射による中央部の照明光量の低下を押えた状態で原稿1の主走査方向の周辺部での照明光量をアップさせることができる。
【0036】
[実施形態2]
図6は本発明の実施形態2の光源手段から放射された光束の振る舞いを示した説明図である。同図において図5に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0037】
本実施形態において前述の実施形態1と異なる点は照明光源3近傍に補助反射部材13を設けたことである。その他の構成および光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0038】
即ち、同図において13(13a、13b)は補助反射部材であり、照明光源3近傍に設けられており、照明光源3から放射された光束(照明光)の一部を反射部材4側へ反射させている。
【0039】
本実施形態においては上記の如く照明光源3近傍に反射部材4を設けることにより、該照明光源3から放射された光束の有効利用率を向上させるのと同時に反射部材4への入射光束を増加させることにより、照明光量分布を中央部より周辺部、特に端部で高くしている。
【0040】
即ち、図6に示すように照明光源3の近傍に補助反射部材13a、13bを設け、その補助反射部材13a、13bで反射された反射光束を反射部材4に向かわせることにより、照明光源3から放射された光束のうち、原稿照射に有効に利用されていなかった分を有効に利用できるのと同時に反射部材4に導かれる光束が多くなり、該反射部材4から原稿1を照明する光束の照明光量を増加させることができる。
【0041】
また反射部材4からの光束の照明光量が増加することにより、該反射部材4による周辺部での光量アップの効果が大きくなる。これにより照明光量分布は図7に示すように周辺部や端部の照明光量が更に増加することになり、またCCD面上の光量分布は図8に示すように中央部に対して周辺部での低下が減少し、これにより原稿周辺部、特に端部付近の画像情報の品質低下という問題点を解決することができる。
【0042】
尚、本実施形態では補助反射部材13a、13bと反射部材4を各々独立に構成したが、これに限らず、例えば複数の反射部の配列方向の端部で連結して構成しても良い。これにより照明光源3との位置精度も出し易くなり、また部品点数も減少させることができる。
【0043】
このように本実施形態においては上記の如く照明光源3近傍に補助反射部材13を設けることにより、照明光源3から放射された光束の有効利用率を向上させるのと同時に、補助反射部材13a、13bで反射された反射光束を反射部材4に向かわせることにより、該反射部材4から原稿を照明する光量が増加することにより、照明光量分布を中央部より周辺部、特に端部を高くすることができる。
【0044】
[フラットベッド型画像読取装置]
尚、本実施形態では1:2走査光学系を有する画像読取装置を示したが、これに限らず、例えば図9に示す一体型(フラットベッド型)の画像読取装置においても本発明は上述の実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0045】
即ち、図9において照明光源3から放射された光束は直接あるいは反射部材4を介して原稿1を照明し、該原稿1からの反射光束を第1、第2、第3、第4反射ミラー6a,6b,6c.6d.6eを介してキャリッジ21内部でその光路を折り曲げ、結像レンズ9により1次元CCD等のリニアイメージセンサ10(以下「CCD」と称す。)面上に結像させている。そしてキャリッジ21を副走査モーター(副走査機構)22により図中に示す矢印C方向(副走査方向)に移動させることにより原稿1の画像情報を読み取っている。
【0046】
尚、本実施形態の画像読取装置は、例えばイメージスキャナーやディジタル複写機やファクシミリ等の機器に適用することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば前述の如く光源手段に対向して配置した反射部材を複数の反射部より構成し、該複数の反射部の反射面の傾き角θを配列方向で変化させることにより、原稿面上における中央部の照明光量の低下を押えた状態で主走査方向の照明光量分布の周辺部を高くすることができる原稿照明装置及び画像読取装置を達成することができる。
【0048】
さらに本発明によれば前述の如く照明光源近傍に反射部材を設けることにより、該照明光源から放射された光束の有効利用率を向上させるのと同時に反射部材への光束を増加させることにより、照明光量分布を中央部より周辺部、特に端部で高くすることができる原稿照明装置及び画像読取装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の画像読取装置の要部概略図
【図2】図1に示した光源手段と反射部材の要部斜視図
【図3】図2に示した反射部材の正面図
【図4】図2に示した複数の反射部での反射状態を示した説明図
【図5】光源手段から放射された照明光の振る舞いを示す説明図
【図6】本発明の実施形態2において光源手段から放射された照明光の振る舞いを示す説明図
【図7】本発明の実施形態2の原稿面上での光量分布図
【図8】本発明の実施形態2のCCD面上での光量分布図
【図9】本発明の画像読取装置の要部概略図
【図10】従来の画像読取装置の光学系の要部概略図
【図11】従来の原稿面上での光量分布図
【図12】従来のCCD面上での光量分布図
【符号の説明】
1 原稿
2 原稿台ガラス
3 光源手段(棒状光源)
4 反射手段
4a 反射面
4b 基板
4c 反射部
5 スリット
6,7,8 反射ミラー
9 結像レンズ
10 固体撮像素子(CCD)
11 第1のミラー台
12 第2のミラー台
13(13a,13b) 補助反射部材
【発明の属する技術分野】
本発明は原稿照明装置及び画像読取装置に関し、特に光源手段から放射された直接照明光と反射手段を介した間接照明光で原稿面を照明する、例えば複写機、デジタル複写機、そしてイメージリーダー等の機器に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は複写機、デジタル複写機、そしてイメージリーダー等の機器に適用した従来の原稿照明装置及び画像読取装置の要部概略図である。
【0003】
同図において原稿台ガラス72上に載置された原稿71はキセノンランプ等の棒状光源である光源手段73からの直接照明光と対向する位置にある反射部材74を介した間接照明光により両側から照明される。そして照明された原稿71の画像情報に基づく照明光(光束)はスリット75で規制されて走査用の第1ミラー76、第2ミラー77、第3ミラー78を介して、結像レンズ79によりCCD等の固体撮像素子80面上に結像され、原稿71の濃淡に応じて電気信号に変換され、主走査方向(図10において紙面に対して垂直方向)の1ライン分の画像情報が読取られる。
【0004】
また副走査方向(図10において矢印A方向)の画像読取りは原稿71に対して光源手段73、反射部材74、スリット75、そして第1ミラー76とから成る第1のミラー台81を副走査方向に移動させ、更に第2ミラー77と第3ミラー78とから成る第2のミラー台82を該第1ミラー台81の半分の速度で同方向に移動させることにより、原稿71から固体撮像素子80での光路長を一定に保ちつつ原稿71の画像情報が読取られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の原稿照明装置においては、原稿照明に関して以下のような問題点があった。
【0006】
上記のように光源手段として、最近は消費電力が低く、また発熱量が少ないことから蛍光灯やキセノンランプ等の蛍光管(ランプ)が多く用いられてきている。しかしながら蛍光灯やキセノンランプ等の蛍光管は、一般的に主走査方向に直線状に延びているため主走査方向の周辺部、特に端部近傍において照明光量が低下してしまう。その解決方法としては、原稿の主走査方向の有効幅に対して蛍光管の長さを延ばして十分な余裕を持てばいいのだが、該蛍光管の長さを延ばすということは、原稿照明装置の主走査方向の幅を大きくしてしまい、しいては画像読取装置全体の大きさも大きくしてしまうことになる。
【0007】
そのため、通常の蛍光管の長さは、原稿の主走査方向の有効幅に対して数十ミリ程度、例えば30mm程度長くなるように抑えられている。そのため照明光の主走査方向の照明光量分布は図11に示すように中央部に対して周辺部で低下し、特に画像有効領域の端部において急激に低下する傾向があった。
【0008】
また上記は照明光量分布についてであるが、その原稿からの反射光束を例えば、結像レンズによりCCD等の固体撮像素子面上に結像させ、その原稿の画像情報を読取る光学系においては、該結像レンズのCOS4乗則によりCCD面上の光量分布は、図12に示すように中央部に対して周辺部でさらに低下してしまい、またそれにより画像有効領域の周辺部、特に端部付近の画像情報のノイズ等による品質低下が起こっていた。
【0009】
さらに近年、画像読取装置の小型化のために結像レンズの高画角化が進行してきており、その影響が大きくなってきている。例えば従来、結像レンズの半画角が16度の時のCOS4乗則によるCCD面上の光量分布の中央部に対する最端部での光量低下量は15%だったのに対して、近年開発が進行している結像レンズの半画角が30度の光学系においてはCOS4乗則によるCCD面上の光量分布の最端部での低下は44%となり、画像情報のノイズ等による品質低下という問題点が顕著になってきていた。
【0010】
本発明は原稿面上における中央部の照明光量の低下を押えた状態で照明光量分布の周辺部、特に端部を高くして原稿面を照明することのできる原稿照明装置及び画像読取装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の原稿照明装置は、
光源手段と、該光源手段から放射された光束を原稿面方向に反射させる反射手段と、を有する原稿照明装置において、
該反射手段は複数の反射部を有し、該複数の反射部は一方向に配列され、該反射部の反射面の傾き角が配列方向で変化していることを特徴としている。
【0012】
請求項2の発明は請求項1の発明において、
前記複数の反射部は平面又は曲面より成る基板上に設けられていることを特徴としている。
【0013】
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、
前記複数の反射部の反射面は平面又は曲面であることを特徴としている。
【0014】
請求項4の発明は請求項1、2又は3の発明において、
前記複数の反射部の反射面の傾き角は配列方向の中央部から周辺部に向かうに従って変化していることを特徴としている。
【0015】
請求項5の発明は請求項1の発明において、
前記複数の反射部は曲面より成る基板上に設けられており、該基板の曲率は、該複数の反射部の配列方向に比べて該配列方向と直交する方向で集光性が高くなるように設定されていることを特徴としている。
【0016】
請求項6の発明は請求項1の発明において、
前記複数の反射部の反射面の傾き角は配列方向の中央部から周辺部にかけて徐々に小さくなり、又は徐々に小さくなり一旦平坦となりその後その傾き方向を変えて徐々に大きくなることを特徴としている。
【0017】
請求項7の発明は請求項1の発明において、
前記光源手段から放射された光束の一部を前記反射手段側へ反射させる補助反射部材を有していることを特徴としている。
【0018】
請求項8の発明は請求項7の発明において、
前記反射手段と前記補助反射部材は前記複数の反射部の配列方向の端部で連結していることを特徴としている。
【0019】
請求項9の発明の画像読取装置は、
前記請求項1乃至8の何れか1項の原稿照明装置で照明された原稿を結像手段で読取手段面上に結像させて、該原稿の画像情報を読み取ることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
図1は本発明の実施形態1の原稿照明装置及び画像読取装置の要部概略図である。図2は図1に示した照明光源と反射部材とを示した要部斜視図、図3は図2に示した反射部材の中央部周辺を正面から見たときの正面図、図4は図2に示した反射部材の反射部での光束(照明光)の反射状態を示した説明図、図5は照明光源から放射された光束の振る舞いを示した説明図である。
【0021】
図中、2は原稿台ガラスであり、その面上に原稿1が載置されている。3は光源手段(照明光源)であり、例えばハロゲンランプや蛍光灯やキセノンランプ等の棒状光源より成っている。
【0022】
4は反射手段としての反射部材であり、複数の反射部4cを有し、照明光源3から放射された光束(照明光)の一部を反射させて原稿1面の主走査方向の周辺部方向に導いている。反射部材4の複数の反射部4cは一方向に配列され、曲面(シリンドリカル面、球面、トーリック面、非球面)より成る基板4b上に設けられている。本実施形態においては複数の反射部4cの反射面4aの傾き角(基板4bに対する傾き角)θを配列方向の中央部から周辺部にかけて徐々に小さく変化させ、又は徐々に小さく変化させ一旦平坦とし、その後傾き方向を逆にして徐々に大きく変化させている。
【0023】
尚、本実施形態では反射部4cの反射面4aを平面で形成しているが、曲面(シリンドリカル面、球面、トーリック面、非球面)で形成しても良い。また本実施形態では基板4bを曲面で形成したが、平面で形成しても良い。
【0024】
上記照明光源3と反射部材4の各要素は原稿照明装置の一要素を構成している。
【0025】
5はスリットであり、原稿1面で反射された反射光束を規制している。6,7,8は各々の順に第1、第2、第3の反射ミラーであり、原稿1面からの反射光束の光路を本体内部で折り曲げている。9は結像手段としての結像レンズであり、原稿1の画像情報に基づく光束を読取手段としての固体撮像素子10面上に結像させている。固体撮像素子10はラインセンサー(CCD)より成り、複数の受光素子を1次元方向(主走査方向)に配列した構成より成っている。11は第1のミラー台であり、照明光源3、反射部材4、スリット5、そして第1の反射ミラー6を有している。12は第2のミラー台であり、第2の反射ミラー7と第3の反射ミラー8とを有している。
【0026】
本実施形態において原稿台ガラス2上に載置された原稿1は照明光源3からの直接照明光と、該照明光源3と対向する位置にある反射部材4を介した間接照明光により両側から照明される。そして照明された原稿1の画像情報に基づく光束はスリット5で規制されて走査用の第1の反射ミラー6、第2の反射ミラー7、第3の反射ミラー8を介して、結像レンズ9によりCCD10面上に結像され、原稿1の濃淡に応じて電気信号に変換され、主走査方向(図1において紙面に対して垂直方向)の1ライン分の画像情報が読取られる。
【0027】
また副走査方向(図1において矢印A方向)の画像読取りは原稿1に対して第1のミラー台11を副走査方向に移動させ、更に第2のミラー台12を該第1のミラー台11の半分の速度で同方向に移動させることにより、原稿1からCCD10での光路長を一定に保ちつつ原稿1の画像情報が読取られる。
【0028】
本実施形態における反射部材4の反射面4aの傾き角θは、上記の如く配列方向の中央部から周辺部にかけて徐々に小さく変化して、又は徐々に小さく変化して一旦平坦とし、その後傾き方向を逆にして徐々に大きく変化している。これにより本実施形態では反射部材4で反射された照明光源3からの光束を原稿1面の主走査方向の中央部から周辺部に導くことによって、照明光量分布の周辺部での照明光量の増加を図っている。
【0029】
ただ上記のように反射部材4を構成しただけでは、CCD10面上の原稿読取位置の周辺光量、特に端部での照明光量のアップは僅かでしかなく、また中央部の照明光量も低下してしまっていた。
【0030】
その原因の一つは、ただベースの基板4b上に複数の反射部4cを形成するだけでは、副走査方向の集光性が低下してしまい光束が有効に利用できなくなる。どういうことかというと複数の反射部4cの反射面4aで反射した光束は、該反射面4aの角度が付いていることにより、図4に示す光束Pのように照明光源3から原稿1面までの距離が3次元的に遠ざかることになる。そのため照明光源3から放射した光束は複数の反射部4cが無かった時より発散し易くなり、副走査方向の集光性が低下してしまう。そのためCCD10面上の原稿読取位置では、その副走査方向の集光性の低下により、中央部から周辺部にかけて全体的に照明光量が低下してしまう。
【0031】
また他の原因としては、ベースの基板4b上に複数の反射部4cを作成し、その複数の反射部4cの反射面4aで照明光源3から反射部材4を介する光束を原稿1面の主走査方向の周辺方向に導く場合、図4に示す光束Qのように該反射面4aで反射した一部の光束が、該反射面4aのエッジで反射され逆方向に反射され、その結果、上記同様に副走査方向の集光性の低下により、中央部から周辺部にかけて全体的に照明光量が低下してしまう。
【0032】
これらの原因のため、ベースの基板4b上に複数の反射部4cを形成するだけでは周辺光量、特に端部での照明光量のアップは僅かでしかない。
【0033】
そこで本実施形態ではベースの基板4bの曲率を複数の反射部4cが無いときには、複数の反射部4cの配列方向に比べて該配列方向と直交する方向で集光性が高くなるように設定している。例えばベースの基板4bの曲面を球面とし、その曲面の曲率を半径40mmとした時に対して、該基板に複数の反射部を作成して光束を原稿面の主走査方向の周辺方向に導く場合、該曲率を半径30mmときつくする。そうすることにより副走査方向に広がった光束を再度集光することができ、中央部から周辺部にかけて全体的に照明光量を増加でき、周辺光量、特に端部での照明光量もアップする。
【0034】
このように本実施形態では上述の如く照明光源3に対向して配置した反射部材4を複数の反射部4cより構成し、該複数の反射部4cの反射面4aの傾き角θを配列方向で変化させることにより、該反射部材4からの反射光を原稿1の主走査方向の周辺部に導くことができ、これにより照明光量分布の周辺部での照明光量の増加を図ることができる。
【0035】
また同時に基板4bを曲面にすることにより副走査方向の集光性を向上させ、複数の反射面4aの角度が付いたことによる反射光の照明光源3から原稿1までの距離の増加や反射面4aのエッジでの多重反射による照明光量の低下を押えることができる。言い換えれば基板4bを曲面にすることにより、反射面4aの角度が付いたことによる反射光の照明光源3から原稿1までの距離の増加や反射面4aのエッジでの多重反射による中央部の照明光量の低下を押えた状態で原稿1の主走査方向の周辺部での照明光量をアップさせることができる。
【0036】
[実施形態2]
図6は本発明の実施形態2の光源手段から放射された光束の振る舞いを示した説明図である。同図において図5に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0037】
本実施形態において前述の実施形態1と異なる点は照明光源3近傍に補助反射部材13を設けたことである。その他の構成および光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0038】
即ち、同図において13(13a、13b)は補助反射部材であり、照明光源3近傍に設けられており、照明光源3から放射された光束(照明光)の一部を反射部材4側へ反射させている。
【0039】
本実施形態においては上記の如く照明光源3近傍に反射部材4を設けることにより、該照明光源3から放射された光束の有効利用率を向上させるのと同時に反射部材4への入射光束を増加させることにより、照明光量分布を中央部より周辺部、特に端部で高くしている。
【0040】
即ち、図6に示すように照明光源3の近傍に補助反射部材13a、13bを設け、その補助反射部材13a、13bで反射された反射光束を反射部材4に向かわせることにより、照明光源3から放射された光束のうち、原稿照射に有効に利用されていなかった分を有効に利用できるのと同時に反射部材4に導かれる光束が多くなり、該反射部材4から原稿1を照明する光束の照明光量を増加させることができる。
【0041】
また反射部材4からの光束の照明光量が増加することにより、該反射部材4による周辺部での光量アップの効果が大きくなる。これにより照明光量分布は図7に示すように周辺部や端部の照明光量が更に増加することになり、またCCD面上の光量分布は図8に示すように中央部に対して周辺部での低下が減少し、これにより原稿周辺部、特に端部付近の画像情報の品質低下という問題点を解決することができる。
【0042】
尚、本実施形態では補助反射部材13a、13bと反射部材4を各々独立に構成したが、これに限らず、例えば複数の反射部の配列方向の端部で連結して構成しても良い。これにより照明光源3との位置精度も出し易くなり、また部品点数も減少させることができる。
【0043】
このように本実施形態においては上記の如く照明光源3近傍に補助反射部材13を設けることにより、照明光源3から放射された光束の有効利用率を向上させるのと同時に、補助反射部材13a、13bで反射された反射光束を反射部材4に向かわせることにより、該反射部材4から原稿を照明する光量が増加することにより、照明光量分布を中央部より周辺部、特に端部を高くすることができる。
【0044】
[フラットベッド型画像読取装置]
尚、本実施形態では1:2走査光学系を有する画像読取装置を示したが、これに限らず、例えば図9に示す一体型(フラットベッド型)の画像読取装置においても本発明は上述の実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0045】
即ち、図9において照明光源3から放射された光束は直接あるいは反射部材4を介して原稿1を照明し、該原稿1からの反射光束を第1、第2、第3、第4反射ミラー6a,6b,6c.6d.6eを介してキャリッジ21内部でその光路を折り曲げ、結像レンズ9により1次元CCD等のリニアイメージセンサ10(以下「CCD」と称す。)面上に結像させている。そしてキャリッジ21を副走査モーター(副走査機構)22により図中に示す矢印C方向(副走査方向)に移動させることにより原稿1の画像情報を読み取っている。
【0046】
尚、本実施形態の画像読取装置は、例えばイメージスキャナーやディジタル複写機やファクシミリ等の機器に適用することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば前述の如く光源手段に対向して配置した反射部材を複数の反射部より構成し、該複数の反射部の反射面の傾き角θを配列方向で変化させることにより、原稿面上における中央部の照明光量の低下を押えた状態で主走査方向の照明光量分布の周辺部を高くすることができる原稿照明装置及び画像読取装置を達成することができる。
【0048】
さらに本発明によれば前述の如く照明光源近傍に反射部材を設けることにより、該照明光源から放射された光束の有効利用率を向上させるのと同時に反射部材への光束を増加させることにより、照明光量分布を中央部より周辺部、特に端部で高くすることができる原稿照明装置及び画像読取装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の画像読取装置の要部概略図
【図2】図1に示した光源手段と反射部材の要部斜視図
【図3】図2に示した反射部材の正面図
【図4】図2に示した複数の反射部での反射状態を示した説明図
【図5】光源手段から放射された照明光の振る舞いを示す説明図
【図6】本発明の実施形態2において光源手段から放射された照明光の振る舞いを示す説明図
【図7】本発明の実施形態2の原稿面上での光量分布図
【図8】本発明の実施形態2のCCD面上での光量分布図
【図9】本発明の画像読取装置の要部概略図
【図10】従来の画像読取装置の光学系の要部概略図
【図11】従来の原稿面上での光量分布図
【図12】従来のCCD面上での光量分布図
【符号の説明】
1 原稿
2 原稿台ガラス
3 光源手段(棒状光源)
4 反射手段
4a 反射面
4b 基板
4c 反射部
5 スリット
6,7,8 反射ミラー
9 結像レンズ
10 固体撮像素子(CCD)
11 第1のミラー台
12 第2のミラー台
13(13a,13b) 補助反射部材
Claims (9)
- 光源手段と、該光源手段から放射された光束を原稿面方向に反射させる反射手段と、を有する原稿照明装置において、
該反射手段は複数の反射部を有し、該複数の反射部は一方向に配列され、該反射部の反射面の傾き角が配列方向で変化していることを特徴とする原稿照明装置。 - 前記複数の反射部は平面又は曲面より成る基板上に設けられていることを特徴とする請求項1記載の原稿照明装置。
- 前記複数の反射部の反射面は平面又は曲面であることを特徴とする請求項1又は2記載の原稿照明装置。
- 前記複数の反射部の反射面の傾き角は配列方向の中央部から周辺部に向かうに従って変化していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の原稿照明装置。
- 前記複数の反射部は曲面より成る基板上に設けられており、該基板の曲率は、該複数の反射部の配列方向に比べて該配列方向と直交する方向で集光性が高くなるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の原稿照明装置。
- 前記複数の反射部の反射面の傾き角は配列方向の中央部から周辺部にかけて徐々に小さくなり、又は徐々に小さくなり一旦平坦となりその後その傾き方向を変えて徐々に大きくなることを特徴とする請求項1記載の原稿照明装置。
- 前記光源手段から放射された光束の一部を前記反射手段側へ反射させる補助反射部材を有していることを特徴とする請求項1記載の原稿照明装置。
- 前記反射手段と前記補助反射部材は前記複数の反射部の配列方向の端部で連結していることを特徴とする請求項7記載の原稿照明装置。
- 前記請求項1乃至8の何れか1項の原稿照明装置で照明された原稿を結像手段で読取手段面上に結像させて、該原稿の画像情報を読み取ることを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
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JP2002179634A JP2004021172A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | 原稿照明装置及び画像読取装置 |
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US20090073698A1 (en) * | 2007-09-04 | 2009-03-19 | Hibiki Tatsuno | Image reading device and image forming device |
-
2002
- 2002-06-20 JP JP2002179634A patent/JP2004021172A/ja active Pending
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US8867108B2 (en) * | 2007-09-04 | 2014-10-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image reading device and image forming device |
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