JP2002281241A - 光源装置及びそれを用いた画像読取装置 - Google Patents

光源装置及びそれを用いた画像読取装置

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JP2002281241A
JP2002281241A JP2001075757A JP2001075757A JP2002281241A JP 2002281241 A JP2002281241 A JP 2002281241A JP 2001075757 A JP2001075757 A JP 2001075757A JP 2001075757 A JP2001075757 A JP 2001075757A JP 2002281241 A JP2002281241 A JP 2002281241A
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Nobutada Fukuzawa
延正 福澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿面上における周辺部での照明光量を増加
させて原稿の画像情報を高精度で読取ることができる光
源装置及びそれを用いた画像読取装置を得ること。 【解決手段】 一方向に長い発光体を有する棒状光源3
と、該棒状光源の位置を決めて保持するランプホルダー
11とを有した光源装置において、該ランプホルダーは
該棒状光源の発光体の端部からの光束の一部を反射させ
る反射部材12a・12bが一体化されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光源装置及びそれを
用いた画像読取装置に関し、特にキセノンランプ等の棒
状光源と該棒状光源の主走査方向の端部で、かつ該棒状
光源の近傍に設けた反射部材とを有する光源装置(照明
手段)を用いて、原稿(画像情報)を効率良く照明し、
該原稿の画像情報を高精度に読取るようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の画像読取装置の光学系の要
部概略図である。
【0003】同図において原稿台ガラス72上に載置さ
れた原稿71はキセノンランプ等の棒状光源である照明
光源73からの直接光と反射部材74を介した間接光に
より両側から照明される。そして照明された原稿71の
画像情報に基づく光束は走査用の第1ミラー76、第2
ミラー77、第3ミラー78を介して、結像レンズ79
によりCCD等のラインセンサー80面上に結像され、
原稿71の濃淡に応じて電気信号に変換され、主走査方
向(図7において紙面に対して垂直方向)の1ライン分
の画像情報が読取られる。また副走査方向(図7におい
て矢印A方向)の画像読取りは原稿71に対して照明光
源73、反射部材74、スリット75、そして第1ミラ
ー76とから成る第1ミラー台81を副走査方向に移動
させ、更に第2ミラー77と第3ミラー78とから成る
第2ミラー台82を該第1ミラー台81の半分の速度で
同方向に移動させることにより、原稿71からラインセ
ンサー80での光路長を一定に保ちつつ原稿71の画像
情報が読取られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例における照明光源73は主走査方向に長手のキセノン
ランプ等の棒状光源であり、また反射部材74も主走査
方向に長手の同一形状より成る反射板(反射ミラー)で
あり、このため原稿面上の主走査方向の照明光量分布は
図8に示すようにフラットには成らず画像有効領域の周
辺部で急激に低下している。
【0005】これを解決する一例としては画像有効領域
に対して照明光源73および反射部材74の主走査方向
の長さを十分に長く余裕を取ればよいが、そうすると装
置全体も大きくなってしまうという弊害が生じる。その
ため通常、画像有効領域に対して照明光源73および反
射部材74の主走査方向の長さは数十mm(20〜50
mm)程度長くなっているだけである。
【0006】また上記従来例では結像レンズ79の光学
特性として画角に応じて周辺光量が低下するcos4
(コサイン4乗則)というものがある。そのためライン
センサー80面上の光量分布は原稿が白紙等の均一な濃
度原稿であっても上記の照明手段の周辺光量の低下およ
び結像レンズのcos4則等のため図9に示すように周
辺部で低下してしまっていた。そのため中央部に対して
周辺部のラインセンサーからの出力のダイナミックレン
ジやノイズ成分が変化し、この結果、読取った画像情報
の劣化をまねいていた。
【0007】本発明は原稿面上における周辺部での照明
光量を増加させ、原稿の画像情報を高精度で読取ること
ができる光源装置及びそれを用いた画像読取装置の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光源装
置は、一方向に長い発光体を有する棒状光源と、該棒状
光源の位置を決めて保持するランプホルダーとを有した
光源装置において、該ランプホルダーは該棒状光源の発
光体の端部からの光束の一部を反射させる反射部材が一
体化されていることを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記棒状光源はキセノンランプであることを特徴と
している。
【0010】請求項3の発明の画像読取装置は、原稿台
ガラスに載置した原稿の画像情報を照明する光源装置
と、該原稿の画像情報を画素の一方向に配列した読取部
面上に結像させる結像光学系とを用い、該原稿と該読取
部とを画素の配列方向と直交する方向に相対的に変位さ
せて、該画像情報を読取る画像読取装置において、該光
源装置は画素の配列方向に長い発光体を有する棒状光源
と、該棒状光源の位置を決めて保持するランプホルダー
とを有し、該ランプホルダーは該棒状光源の端部側に該
棒状光源の発光体からの光束のうち、該原稿の読取り方
向に直接向かわない光束の一部を原稿側に反射させる反
射部材が一体的に設けられていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項4の発明の画像読取装置は、原稿を
照明する棒状光源と、該棒状光源で照明された該原稿か
らの光束を所定の位置に結像させる結像光学系と、該結
像光学系の所定の位置であって主走査方向に画素を配置
した読取部と、を有する画像読取手段により、原稿載置
ガラス部に載置された該原稿の画像情報を該原稿と該画
像読取手段の少なくとも一部とを副走査方向に相対的に
走査して読取る画像読取装置において、該棒状光源の主
走査方向の端部で、かつ該棒状光源の近傍に設けた反射
部材により、該棒状光源から放射された光束のうち、原
稿の読取位置に直接向かわない光束の一部を反射させ
て、該原稿を照明するようにしたことを特徴としてい
る。
【0012】請求項5の発明は請求項4の発明におい
て、前記棒状光源の位置を位置決めし、かつ該棒状光源
の端部を保持するランプホルダーと、前記反射部材とを
一体的に形成したことを特徴としている。
【0013】請求項6の発明は請求項4の発明におい
て、前記棒状光源の最端部に配置されたサイドリフレク
ターと、前記反射部材とを一体的に形成したことを特徴
としている。
【0014】請求項7の発明は請求項3乃至6の何れか
1項の発明において、前記棒状光源はキセノンランプで
あることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1は本発明の実
施形態1の画像読取装置の光学系の要部概略図、図2は
図1に示した棒状光源の一方の端部周辺を示した要部斜
視図(尚、他方の端部周辺も同様)、図3(A),
(B)は各々図2に示した棒状光源の主走査方向の端部
に反射部材が無いときと、あるときの要部断面図及び棒
状光源から放射された光束(原稿照明光)の振る舞いを
示した図である。
【0016】図1において2は原稿支持用の原稿台ガラ
スであり、原稿1を載置している。3は画素(CCD)
の配列方向に長い発光体を有する照明光源としての棒状
光源であり、キセノンランプ(蛍光管)より成ってい
る。12a・12bは各々本発明に関わる反射部材であ
り、後述するランプホルダー11と(不図示)一体的に
形成されている。この反射部材12a・12bは図2の
説明時において詳しく説明する。尚、キセノンランプ3
と反射部材12a・12bを一体的に形成したランプホ
ルダー11の各要素は光源装置(照明手段)の一要素を
構成している。
【0017】4は反射部材としての反射板(反射ミラ
ー)であり、画像読取手段の光軸Nを挟んでキセノンラ
ンプ3と反対側に配置されており、キセノンランプ3か
ら放射された光束のうち、原稿1の読取位置に直接向か
わない光束を反射させて効率良く原稿面側に集光してい
る。5は主走査方向に縦長のスリットであり、原稿面か
らの迷光を遮断している。6,7,8は各々順に走査用
の第1、第2、第3のミラーであり、原稿面からの反射
光束を後述する結像レンズに導いている。9は結像光学
系としての結像レンズであり、原稿1の画像情報を一定
の倍率で縮小して後述するラインセンサー面上に結像さ
せている。10は読取部としてのラインセンサー(CC
D)であり、主走査方向に複数の読取素子(画素)を配
置している。尚、キセノンランプ3、反射板4、スリッ
ト5、走査用の第1、第2、第3のミラー6,7,8、
結像レンズ9、そしてラインセンサー10等の各要素は
画像読取手段の一要素を構成している。
【0018】図2において12a・12bは各々反射部
材であり、キセノンランプ3の主走査方向の端部で、か
つ該キセノンランプ3の近傍に設けられ、ランプホルダ
ー11と一体的に形成されており、キセノンランプ3か
ら放射された光束のうち、原稿1の読取位置に直接向か
わない光束の一部を反射させて、直接、もしくは図1に
示した反射板4を介して原稿1の読取位置Xに集光させ
て、照明効率を高めている。ランプホルダー11は、キ
セノンランプ3の位置を位置決めし、かつ該キセノンラ
ンプ3の端部を保持している。
【0019】本実施形態において原稿台ガラス2上に載
置された原稿1はキセノンランプ3からの直接光と反射
板4を介した間接光により両側から照明される。そして
原稿1からの反射光束は走査用の第1、第2、第3のミ
ラー6,7,8を介して結像レンズ9によりCCD10
面上に結像され、原稿1の濃度に応じて電気信号に変換
され、主走査方向の1ライン分の画像情報が読取られ
る。また副走査方向(図1において矢印A方向)の画像
読取りは原稿1に対してキセノンランプ3と反射板4と
スリット5と第1のミラー6とから成る第1のミラー台
21を副走査方向に移動させ、更に第2、第3のミラー
7,8とから成る第2のミラー台22を該第1のミラー
台21の半分の速度(移動速度比2:1)で同方向に移
動させることにより、原稿1からCCD10までの光路
長を一定に保ちつつ原稿1の画像情報が読取られる。そ
してCCD10で読み取られた原稿1の画像情報を出力
装置(不図示)に送出し、例えばプリント出力として画
像情報の出力を行う場合や、または記憶装置(不図示)
に送出し、入力画像情報の記憶を行なう場合があり、各
々画像読取装置として使用している。
【0020】ランプホルダー11は通常、キセノンラン
プ3の位置を決めて保持するだけのものであるが、本実
施形態では図2に示すようにこのランプホルダー11と
反射部材12a・12bとを一体化にして形成してい
る。
【0021】次にこの反射部材12a・12bとランプ
ホルダー11とを一体化にして形成したときの効果につ
いて説明する。
【0022】図3(A)に示すようにキセノンランプ3
から放射された光束は直接および反射板4を介して原稿
1を照明し、該原稿1からの反射光束が前述の如く不図
示の走査用の第1ミラー、第2ミラー、第3ミラー6,
7,8を介して結像レンズ9によりラインセンサー10
面上に結像され、原稿1の濃淡に応じて電気信号に変換
され、主走査方向の1ライン分の画像情報が読取られ
る。
【0023】このときラインセンサー10は副走査方向
には原稿1を数十μm程度しか読取っていない。例えば
400DPIの読取密度のときは原稿1面上の副走査方
向の幅は63.5μmになる。つまり、その読取位置X
だけ原稿1を照明すれば、該原稿1からの反射光束が得
られ、該原稿1の画像情報を読取ることができる。しか
しながら、実際には製造誤差や原稿1の浮き沈み等の影
響があるため、副走査方向に数mm程度の原稿照明領域
を必要とする。ただ、図3(A)を見ても分かるとお
り、キセノンランプ3から放射された光束のうち、かな
りの量の光束が実際の原稿照明に有効に使われていな
い。
【0024】そこで本実施形態においては、上述の如く
キセノンランプ3の主走査方向の端部で、かつ該キセノ
ンランプ3の近傍に反射部材12a・12bを設け、該
反射部材12a・12bとランプホルダー11とを一体
的に形成することにより、図3(B)に示すように実際
の原稿照明に有効に使われていないキセノンランプ3か
ら放射された光束を主に反射板4を介して、有効に使用
することにより、原稿1面上の端部での照明光量を増加
させている。尚、図3(B)において12a´・12b
´は反射部材12a・12bの反射面である。
【0025】このように本実施形態においては、上述の
如く反射部材12a・12bとランプホルダー11とを
一体化にして形成することにより、図3(A)に示す光
源装置(照明系)に対して、図3(B)に示す本実施形
態の光源装置(照明系)は、ラインセンサー10が読取
る副走査方向の位置では30%程度、照明光量を増加さ
せることができる。
【0026】尚、従来でも、副走査方向で原稿の読取位
置に対して、例えば前記図7のような照明光源73の逆
側の反射部材74だけでなく、該照明光源73側にも反
射部材を配置させることはあった。しかしながら、最近
では光源にキセノンランプ等の小径(φ4〜φ10mm
程度)の棒状光源が使用されることが多くなってきてい
る。この小径のキセノンランプ等の光源は発熱量も少な
いこともあり、原稿面に近接して配置することができ、
また原稿面と近接して配置することにより、光源装置、
しいては画像読取装置本体のコンパクト化や照明光量を
増加させることもできる。
【0027】しかしながら、原稿面と近接してキセノン
ランプが配置されることにより、光源装置はコンパクト
化されるが、該キセノンランプ側に反射部材を配置しよ
うとしたとき、原稿台ガラスと接触しないための間隔や
原稿からの反射光束を遮光しないことを考えて光源装置
を設計すると、該キセノンランプ側に配置できる反射部
材の短手方向(副走査方向)の幅は2〜4mm程度とか
なり狭いものになってしまう。
【0028】一方、原稿読取幅(主走査方向)は、A4
の短い幅で210mm、A4の長い幅だと297mmに
なってしまい、反射部材の主走査方向の長さもそれだけ
必要になる。
【0029】反射部材の多くは、アルミの板金等で作成
されるが、反射部材の短手方向の幅が2〜4mm程度し
かなく上記のような長尺(200〜300mm)の部材
を作成するのは強度上、困難である。また上記のように
キセノンランプ側に配置できる反射部材の短手方向の幅
は2〜4mm程度とかなり狭いもののため、キセノンラ
ンプとの位置の精度が出ていないと有効に照明光を原稿
読取領域に導くことができない。従って200〜300
mm程度の幅の全域に渡ってキセノンランプと反射部材
の位置関係を保つことは量産を考えると実現性が乏し
い。
【0030】そこで本実施形態では上述の如くキセノン
ランプ等の棒状光源3から放射された光束を利用して原
稿1を照明するとき、該キセノンランプ3の主走査方向
の端部で、かつ該キセノンランプ3の近傍に反射部材1
2a・12bを設け、該反射部材12a・12bとラン
プホルダー11とを一体的に形成することにより、該反
射部材12a・12bの短手方向の幅が2〜4mm程度
でも強度を保つことができ、また従来、光源装置で問題
になっていた原稿1面上において周辺部の照明光量が低
下するという現象も解決することができる。さらに反射
部材12a・12bとランプホルダー11とが一体化し
て形成しているため、キセノンランプ3と反射部材12
a・12bとの位置関係も精度よく出すことができる。
そして、この反射部材12a・12bにより、画像有効
領域の周辺部の照明光量を増加させることができるた
め、原稿の画像情報を高精度で読取ることができる。
【0031】ランプホルダー11と反射部材12a・1
2bの作成に関しては、例えば通常、ランプホルダー1
1は樹脂の成型加工で作成されるが、そのランプホルダ
ー11の成型時に反射部材12a・12bの形も同時に
成型し、その反射部材12a・12bの表面にアルミ等
を蒸着することで作成することができる。
【0032】また上記反射部材12a・12bの主走査
方向(長手方向)の長さについては10mm〜20mm
程度でも、端部での照明光量を増加させることができる
が、50mm程度の長さがあると更に好ましい。
【0033】このように形成された反射部材12a・1
2bを用いて原稿面の読取位置を照明すると、原稿面上
における副走査方向の集光率が周辺端部で増加するた
め、ラインセンサー10の副走査方向の読取位置に対応
する部分の主走査方向の照明光量分布は、例えば図4に
示すように中央部に対して周辺部で高くなる。
【0034】またそれにより、ラインセンサー10面上
での光量分布は結像レンズ9の光学特性(cos4則)
により図5に示すようにほぼ均一となり、中央部から周
辺部にかけての画像有効領域で原稿1の画像情報を高精
度に読取ることができる。
【0035】[実施形態2]図6は本発明の実施形態2
の棒状光源の一方の端部周辺を示した要部斜視図(尚、
他方の端部周辺も同様)である。同図において図2に示
した要素と同一要素には同符番を付している。
【0036】同図において24a・24bは各々反射部
材であり、キセノンランプ3の主走査方向の端部で、か
つ該キセノンランプ3の近傍に設けられ、後述するサイ
ドリフレクター61と一体的に形成されており、キセノ
ンランプ3から放射された光束のうち、原稿の読取位置
に直接向かわない光束の一部を反射させて、直接、もし
くは図1に示す反射板4を介して原稿の読取位置Xに集
光させて、照明効率を高めている。反射部材としてのサ
イドリフレクター61はキセノンランプ3の最端部に形
成され、該キセノンランプ3から放射された光束のう
ち、原稿の読取位置に直接向かわない光束の一部を反射
させて、光束の有効利用を図っている。
【0037】従来、一部の画像読取装置においては、照
明光源から放射された光束を有効に使用するために、該
照明光源の最端部にサイドリフレクターを配置して、照
明効率を高めている。
【0038】本実施形態においては、図6に示すように
このサイドリフレクター61と反射部材24a・24b
とを一体的にして形成することにより、前記実施形態1
と同様に原稿面上における周辺部での照明光量を増加さ
せ、原稿の画像情報を高精度で読取ることができるよう
にしている。
【0039】ここでサイドリフレクター61もアルミの
板金等で作成されることが多いが、端部のみに反射部材
24a・24bが作成されるので強度も保つことが可能
になる。また本実施形態ではさらに図6に示すように反
射部材24a・24bを部材24a1・24a2および
部材24b1・24b2に各々折り曲げることにより反
射部材の強度を増すこともできる。
【0040】尚、各実施形態においては反射部材をキセ
ノンランプの主走査方向の端部のみにおいて、ランプホ
ルダーもしくはサイドリフレクターと一体的に形成した
が、これに限らず、例えば該反射部材をキセノンランプ
の長手方向(主走査方向)の幅の全域に渡って設け、該
ランプホルダーもしくはサイドリフレクターと一体的に
形成してもよい。このとき反射部材の反射率は中心部に
比べて周辺部で高くなるように設定されている。
【0041】また本実施形態では反射部材をランプホル
ダー、もしくはサイドリフレクターと一体的に形成した
が、これに限らず、例えば反射部材を独立にキセノンラ
ンプの主走査方向の端部で、かつ該キセノンランプの近
傍に設けて構成しても良い。
【0042】また本実施形態では光源装置を図1に示し
た構成(1:2走査光学系)の画像読取装置に適用した
が、これに限らず、全ての画像読取装置、例えば一体型
走査光学系ユニットを有する画像読取装置においても、
もちろん適用することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば前述の如くキセノンラン
プ等の棒状光源から放射された光束を利用して原稿を照
明するとき、該棒状光源の主走査方向の端部部分の近傍
で、かつランプホルダーもしくはサイドリフレクターと
一体化して反射部材を設け、該棒状光源から放射された
光束のうち、原稿の読取位置に直接向かわない光束の一
部を該反射部材により反射させて、該原稿を照明するこ
とにより、原稿面上における周辺部での照明光量を増加
させることができ、これにより原稿の画像情報を高精度
で読取ることができる光源装置及びそれを用いた画像読
取装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の画像読取装置の光学系
の要部概略図
【図2】 図1に示した棒状光源の端部周辺の要部概略
【図3】 棒状光源から放射された照明光の振る舞いを
示した図
【図4】 本発明の実施形態1の原稿面上での光量分布
【図5】 本発明の実施形態1のCCD面上での光量分
布図
【図6】 本発明の実施形態2の棒状光源の端部周辺の
要部概略図
【図7】 従来の画像読取装置の光学系の要部概略図
【図8】 従来の原稿面上での光量分布図
【図9】 従来のCCD面上での光量分布図
【符号の説明】
1 原稿 2 原稿載置ガラス台 3 照明光源(棒状光源) 4 反射部材 5 スリット 6 第1のミラー 7 第2のミラー 8 第3のミラー 9 結像光学系 10 読取手段(ラインセンサー) 11 ランプホルダー 12a,12b 反射部材 24a,24b 反射部材 61 反射部材(サイドリフレクター)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に長い発光体を有する棒状光源
    と、該棒状光源の位置を決めて保持するランプホルダー
    とを有した光源装置において、 該ランプホルダーは該棒状光源の発光体の端部からの光
    束の一部を反射させる反射部材が一体化されていること
    を特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】 前記棒状光源はキセノンランプであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  3. 【請求項3】 原稿台ガラスに載置した原稿の画像情報
    を照明する光源装置と、該原稿の画像情報を画素の一方
    向に配列した読取部面上に結像させる結像光学系とを用
    い、該原稿と該読取部とを画素の配列方向と直交する方
    向に相対的に変位させて、該画像情報を読取る画像読取
    装置において、 該光源装置は画素の配列方向に長い発光体を有する棒状
    光源と、該棒状光源の位置を決めて保持するランプホル
    ダーとを有し、該ランプホルダーは該棒状光源の端部側
    に該棒状光源の発光体からの光束のうち、該原稿の読取
    り方向に直接向かわない光束の一部を原稿側に反射させ
    る反射部材が一体的に設けられていることを特徴とする
    画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原稿を照明する棒状光源と、該棒状光源
    で照明された該原稿からの光束を所定の位置に結像させ
    る結像光学系と、該結像光学系の所定の位置であって主
    走査方向に画素を配置した読取部と、を有する画像読取
    手段により、原稿載置ガラス部に載置された該原稿の画
    像情報を該原稿と該画像読取手段の少なくとも一部とを
    副走査方向に相対的に走査して読取る画像読取装置にお
    いて、該棒状光源の主走査方向の端部で、かつ該棒状光
    源の近傍に設けた反射部材により、該棒状光源から放射
    された光束のうち、原稿の読取位置に直接向かわない光
    束の一部を反射させて、該原稿を照明するようにしたこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記棒状光源の位置を位置決めし、かつ
    該棒状光源の端部を保持するランプホルダーと、前記反
    射部材とを一体的に形成したことを特徴とする請求項4
    記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記棒状光源の最端部に配置されたサイ
    ドリフレクターと、前記反射部材とを一体的に形成した
    ことを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記棒状光源はキセノンランプであるこ
    とを特徴とする請求項3乃至6の何れか1項に記載の画
    像読取装置。
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