JPH10201213A - ハイブリッド型ステップモータを用いた巻取装置 - Google Patents

ハイブリッド型ステップモータを用いた巻取装置

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JPH10201213A
JPH10201213A JP495697A JP495697A JPH10201213A JP H10201213 A JPH10201213 A JP H10201213A JP 495697 A JP495697 A JP 495697A JP 495697 A JP495697 A JP 495697A JP H10201213 A JPH10201213 A JP H10201213A
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JP
Japan
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rotor
stator
fixed shaft
yokes
yoke
Prior art date
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Pending
Application number
JP495697A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Sugiura
恒雄 杉浦
Katsuyuki Kawakami
克之 川上
Akihiro Kubota
晃弘 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の巻取装置に設けられたハイブリッド型
ステップモータは、ステータヨークの各歯に巻回された
ステータコイルがケーシングの内側に位置しているため
各歯に対するコイル巻が難しく、コイル巻の密度を向上
させることが困難であった。また、消費電力も大きく、
トルク向上が困難であった。 【解決手段】 本発明によるハイブリッド型ステップモ
ータを用いた巻取装置は、固定軸(1)に設けられステー
タ歯(9a,10a)を有するステータヨーク(9,10)と、このス
テータヨーク(9,10)の外周に形成されたコイル(22,23)
と、前記ステータヨーク(9,10)の外周位置に配設され前
記固定軸(1)に軸受(2,3)を介して回転自在に設けられた
輪状ロータヨーク(6)とよりなる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド型ス
テップモータを用いた巻取装置に関し、特に、コイルの
巻回及び装着を容易化し、コイル実装密度を向上させて
高効率で安価な構成を得ると共に、減速ギヤを用いるこ
となくダイレクトドライブの巻取装置を可能とするため
の新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の巻取装置
に用いられていたハイブリッド型ステップモータとして
は、図27で示されるように、ケーシング4の両端に設
けられた1対の軸受2,3には回転軸1が回転自在に設
けられている。このステータケース4の内面4aには全
体形状が輪状をなしステータコイル5を有するステータ
ヨーク6が設けられ、このステータヨーク6の内面には
複数のステータ歯7が円周状に所定間隔で形成されてい
る。前記各軸受2,3間にはマグネット板8を介して互
いに軸方向に並設した輪状の第1、第2ロータヨーク
9,10が一体状に設けられており、この各ロータヨー
ク9,10の周面には複数のロータ歯9a,10aが形
成されていると共に、各ロータヨーク9,10は互いに
異なる極性にて構成されている。従って、ステータコイ
ル5に図示しない駆動回路を介して駆動パルスを供給す
ることによりロータヨーク9,10のステップ回転を得
ることができる。また、モータによって巻取装置を直接
駆動する構成としては、図示していないが、モータとロ
ールとの間に減速機を設けるか、又は、減速機を用いる
ことなく直接ロールを駆動する構成も採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のハイブリッド型
ステップモータは、以上のように構成されていたため、
次のような課題が存在していた。すなわち、前述のよう
なマグネット板を各ロータヨークで挟持した構成のハイ
ブリッド構造のステップモータの場合、ステータヨーク
の各歯に巻回されたステータコイルがケーシングの内側
に位置しているため、各歯に対するコイル巻が難しく、
また、コイル巻きの密度を向上させることが困難であっ
た。また、トルク/電流特性も十分ではなかった。ま
た、トルクが十分でないために、減速機を介在させざる
を得ず、大型化でかつ電力消費が大となっていた。ま
た、減速機を用いない構成もあるが、トルクが小さく、
超小型車輌しか適用が困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、コイルの巻回及び装着を容
易化し、コイル実装密度を向上させて高効率で安価とす
ると共に、減速ギヤを用いることなくダイレクトドライ
ブを可能とするハイブリッド型ステップモータを用いた
駆動車輪を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるハイブリッ
ド型ステップモータを用いた巻取装置は、固定軸に互い
に離間して設けられた1対の軸受と、前記各軸受を介し
て回転自在に設けられたロータケースと、前記ロータケ
ースの内面に設けられ複数のロータ歯を有する輪状ロー
タヨークと、前記固定軸にマグネツト板を介して軸方向
に並設された第1、第2ステータヨークと、前記各ステ
ータヨークの外周に形成された複数のステータ歯と、前
記各ステータヨークの軸方向における中央位置でかつ外
周位置に形成された第1、第2コイル受溝と、前記各コ
イル受溝に設けられた第1、第2コイルとを備え、前記
各ステータヨークは互いに異なる極性を構成すると共
に、前記ロータケースにはワイヤが巻回され、前記固定
軸にはフレームが設けられている構成である。
【0006】また、固定軸に互いに離間して設けられた
1対の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設けられ
たロータケースと、前記ロータケースの内面に設けられ
複数のロータ歯を有する輪状ロータヨークと、前記固定
軸の外周に設けられたマグネット筒体と、前記マグネッ
ト筒体の外周に嵌合して設けられた1対の第1、第2輪
状ステータヨークと、前記各輪状ステータヨークの外周
に形成された複数のステータ歯と、前記各輪状ステータ
ヨークの軸方向における中央位置でかつ外周位置に形成
された第1、第2コイル受溝と、前記各コイル受溝に設
けられた第1、第2コイルとを備え、前記各輪状ステー
タヨークは互いに異なる極性を構成すると共に、前記前
記ロータケースにはワイヤが巻回され、前記固定軸には
フレームが設けられている構成である。
【0007】さらに詳細には、前記各輪状ステータヨー
ク間には空隙が形成されている構成である。
【0008】また、固定軸に互いに離間して設けられた
1対の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設けられ
たロータケースと、前記ロータケースに設けられ複数の
ロータ歯を有する輪状ロータヨークと、前記固定軸にマ
グネツト板を介して軸方向に並設されたn個のステータ
ヨークからなるステータヨーク体と、前記各ステータヨ
ークの外周に形成された複数のステータ歯と、前記各ス
テータヨークの軸方向における中央位置でかつ外周位置
に形成されたn個のコイル受溝と、前記各コイル受溝に
設けられたn個のコイルと、前記ステータヨーク体の両
端に補助マグネット板を介して前記固定軸に設けられた
1対の補助磁性板と、を備え、前記各ステータヨークは
互いに異なる極性を構成すると共に、前記補助マグネッ
ト板からの磁束が前記補助磁性板を通るようにしたアウ
タロータ型よりなると共に、前記ロータケースにはワイ
ヤが巻回され、前記固定軸にはフレームが設けられてい
る構成である。
【0009】さらに詳細には、前記ステータヨークは3
個よりなり、三相駆動されるようにした構成である。
【0010】さらに詳細には、前記ステータヨークは2
個よりなり、二相駆動されるようにした構成である。
【0011】また、固定軸に互いに離間して設けられた
1対の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設けられ
たロータケースと、前記ロータケースに設けられ複数の
ロータ歯を有する輪状ロータヨークと、前記固定軸にマ
グネツト筒体を介して軸方向に並設されたn個のステー
タヨークからなるステータヨーク体と、前記各ステータ
ヨークの外周に形成された複数のステータ歯と、前記各
ステータヨークの軸方向における中央位置でかつ外周位
置に形成されたn個のコイル受溝と、前記各コイル受溝
に設けられたn個のコイルと、前記ステータヨーク体の
両端の補助マグネット筒体を介して前記固定軸に設けら
れた1対の補助磁性筒体と、を備え、前記各ステータヨ
ークは互いに異なる極性を交互に構成すると共に、前記
補助マグネット筒体からの磁束が前記補助磁性筒体を通
るようにしたアウタロータ型よりなると共に、前記ロー
タケースにはワイヤが巻回され、前記固定軸にはフレー
ムが設けられている構成である。
【0012】さらに詳細には、前記ステータヨークは3
個よりなり、三相駆動されるようにした構成である。
【0013】さらに詳細には、前記ステータヨークは2
個よりなり、二相駆動されるようにした構成である。
【0014】また、固定軸に互いに離間して設けられた
1対の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設けられ
たロータケースと、前記ロータケースの内面に設けられ
複数のロータ歯を有する輪状ロータヨークと、前記固定
軸にマグネツト板を介して軸方向に並設された第1、第
2ステータヨークと、前記各ステータヨークの外周に形
成された複数のステータ歯と、前記各ステータヨークの
軸方向における中央位置でかつ外周位置に形成された第
1、第2コイル受溝と、前記各コイル受溝に設けられた
第1、第2コイルとを備え、前記各ステータヨークは互
いに異なる極性を構成すると共に、前記ロータケースを
介してスクリーンが設けられている構成である。
【0015】また、固定軸に互いに離間して設けられた
1対の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設けられ
たロータケースと、前記ロータケースの内面に設けられ
複数のロータ歯を有する輪状ロータヨークと、前記固定
軸の外周に設けられたマグネット筒体と、前記マグネッ
ト筒体の外周に嵌合して設けられた1対の第1、第2輪
状ステータヨークと、前記各輪状ステータヨークの外周
に形成された複数のステータ歯と、前記各輪状ステータ
ヨークの軸方向における中央位置でかつ外周位置に形成
された第1、第2コイル受溝と、前記各コイル受溝に設
けられた第1、第2コイルとを備え、前記各輪状ステー
タヨークは互いに異なる極性を構成すると共に、前記前
記ロータケースを介してスクリーンが設けられている構
成である。
【0016】さらに詳細には、前記各輪状ステータヨー
ク間には空隙が形成されている構成である。
【0017】また、固定軸に互いに離間して設けられた
1対の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設けられ
たロータケースと、前記ロータケースに設けられ複数の
ロータ歯を有する輪状ロータヨークと、前記固定軸にマ
グネツト板を介して軸方向に並設されたn個のステータ
ヨークからなるステータヨーク体と、前記各ステータヨ
ークの外周に形成された複数のステータ歯と、前記各ス
テータヨークの軸方向における中央位置でかつ外周位置
に形成されたn個のコイル受溝と、前記各コイル受溝に
設けられたn個のコイルと、前記ステータヨーク体の両
端に補助マグネット板を介して前記固定軸に設けられた
1対の補助磁性板と、を備え、前記各ステータヨークは
互いに異なる極性を構成すると共に、前記補助マグネッ
ト板からの磁束が前記補助磁性板を通るようにしたアウ
タロータ型よりなると共に、前記ロータケースを介して
スクリーンが設けられた構成である。
【0018】さらに詳細には、前記ステータヨークは3
個よりなり、三相駆動されるようにした構成である。
【0019】さらに詳細には、前記ステータヨークは2
個よりなり、二相駆動されるようにした構成である。
【0020】また、固定軸に互いに離間して設けられた
1対の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設けられ
たロータケースと、前記ロータケースに設けられ複数の
ロータ歯を有する輪状ロータヨークと、前記固定軸にマ
グネツト筒体を介して軸方向に並設されたn個のステー
タヨークからなるステータヨーク体と、前記各ステータ
ヨークの外周に形成された複数のステータ歯と、前記各
ステータヨークの軸方向における中央位置でかつ外周位
置に形成されたn個のコイル受溝と、前記各コイル受溝
に設けられたn個のコイルと、前記ステータヨーク体の
両端の補助マグネット筒体を介して前記固定軸に設けら
れた1対の補助磁性筒体と、を備え、前記各ステータヨ
ークは互いに異なる極性を交互に構成すると共に、前記
補助マグネット筒体からの磁束が前記補助磁性筒体を通
るようにしたアウタロータ型よりなると共に、前記ロー
タケース筒体を介してスクリーンが設けられている構成
である。
【0021】さらに詳細には、前記ステータヨークは3
個よりなり、三相駆動されるようにした構成である。
【0022】さらに詳細には、前記ステータヨークは2
個よりなり、二相駆動されるようにした構成である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるハ
イブリッド型ステップモータを用いた巻取装置の好適な
実施例について詳細に説明する。なお、従来例と同一又
は同等部分には同一符号を用いて説明する。図1はアウ
タロータ構成のハイブリッド型ステップモータを内蔵し
た巻取装置を示すもので、符号1で示されるものは非磁
性材よりなる固定軸であり、この固定軸1に互いに離間
して設けられた1対の軸受2,3には、全体形状がほぼ
輪状をなすロータケース4が回転自在に設けられてい
る。このロータケース4の内面には、輪状をなすと共に
複数のロータ歯7を有するロータヨーク6が設けられて
いる。このロータケース4の外面にはワイヤ200が設
けられている。なお、このワイヤ200は、ロータケー
ス4に直接又は別体の筒体を介して巻回してもよく、前
記固定軸1にはコ字型をなすフレーム201が設けら
れ、このフレーム201により可搬型とすることができ
る。
【0024】前記固定軸1上にマグネット板8を介して
軸方向に並設した輪状の第1、第2ステータヨーク9,
10は、このマグネット板8を挟んだ状態で一体状に構
成されており、各ステータヨーク9,10の軸方向にお
ける中央位置でかつ外周位置には第1、第2コイル受溝
20a,21aが各々形成されている。前記各コイル受
溝20a,21aにはボビン状に巻回された第1コイル
22及び第2コイル23が設けられている(なお、この
各コイル22,23は巻線機により自動巻線されてい
る)。前記第1ステータヨーク9の外周にはこの第1コ
イル22を挟持するように第1、第2N極N1、N2が
形成され、前記第2ステータヨーク10の外周にはこの
第2コイル23を挟持するように第1、第2S極S1、
S2が形成され、各極N1、N2、S1、S2は前記ロ
ータ歯7に対応すると共に、この各極N1、N2、S
1、S2の外周には前記ロータ歯7のピッチと同一ピッ
チの複数のステータ歯9a,10aが形成されている。
前記各極N1とN2は、図5の動作図にも示すように、
1/2ピッチ、S1とS2も1/2ピッチずれた状態で
各ステータ歯9a,10aが形成され、N極N1、N2
とS極S1、S2の各ステータ歯9a,10aは1/4
ピッチずれる関係に形成されている。
【0025】次に、動作について述べる。図3はマグネ
ット板8が形成する磁束の流れを示すと共に、図4は第
1コイル22及び第2コイル23が作る磁束を示し、こ
の磁束の流れの向きは各コイル22,23に流れる電流
の向きによる。図5はマグネット板8を介して設けられ
た第1、第2コイル22,23に対して図示しない駆動
回路からAとBで示す方向の電流を流すと、周知の磁気
作用により、ロータヨーク6は状態0から状態Iのよう
に回転し、続いて各コイル22,23に対して前記駆動
回路から前記A、Bの方向とは逆向きのAバーとBバー
で示す方向の向きに電流を流すことにより、状態II及び
状態IIIで示すようにロータヨーク6が回転し、その後
は前述の状態0の位置となり、各ロータ歯7の1ピッチ
分だけステップ回転することができる。従って、ロータ
ヨーク6と共に、ワイヤ200を任意の速度で巻回駆動
することができる。
【0026】また、前述の図1の構成の他の形態として
図6で示す構成を挙げることができる。なお、図1と同
一部分には同一符号を用いる。図6において符号1で示
されるものは磁性材よりなる固定軸であり、この固定軸
1に互いに離間して設けられた1対の軸受2,3には、
全体形状がほぼ輪状をなすロータケース4が回転自在に
設けられている。このロータケース4の内面には、輪状
をなすと共に複数のロータ歯7を有する輪状ロータヨー
ク6が設けられている。このロータケース4の外面には
前記ワイヤ200が設けられている。
【0027】前記固定軸1の外周に設けられたマグネッ
ト筒体8Eには、空隙1Aを介して軸方向に並設した輪
状の第1、第2輪状ステータヨーク9,10が設けら
れ、このマグネット筒体8Eの外周に嵌合した状態で一
体状に構成されている。前記各ステータヨーク9,10
の軸方向における中央位置でかつ外周位置には第1、第
2コイル受溝20a,21aが各々形成されている。前
記各コイル受溝20a,21aにはボビン状に巻回され
た第1コイル22及び第2コイル23が巻線機による自
動巻線等により設けられている。前記第1輪状ステータ
ヨーク9の外周にはこの第1コイル22を挟持するよう
に輪状の第1、第2N極N1、N2が形成され、前記第
2輪状ステータヨーク10の外周にはこの第2コイル2
3を挟持するように輪状の第1、第2S極S1、S2が
形成され、各極N1、N2、S1、S2は前記ロータ歯
7に対応すると共に、この各極N1、N2、S1、S2
の外周には前記ロータ歯7のピッチと同一ピッチの複数
のステータ歯9a,10aが形成されている。前記各極
N1とN2は、1/2ピッチ、S1とS2も1/2ピッ
チずれた状態で各ステータ歯9a,10aが形成され、
N極N1、N2とS極S1、S2の各ステータ歯9aと
10aは1/4ピッチずれる関係に形成されている。
【0028】また、前述の図1の構成の他の形態として
図7から図13で示す構成を挙げることができる。な
お、図1と同一部分には同一符号を用いる。図7はアウ
タロータ構成のハイブリッド型ステップモータを示すも
ので、符号1で示されるものは非磁性材よりなる固定軸
であり、この固定軸1に互いに離間して設けられた1対
の軸受2,3には、前蓋4a、後蓋4b及び筒状のロー
タヨーク6からなるロータケース4が回転自在に設けら
れている。このロータケース4のロータヨーク6の内面
には、複数のロータ歯7が設けられている。このロータ
ケース4の外面には前記ワイヤ200が設けられてい
る。
【0029】前記固定軸1上に各々マグネット板8を介
して軸方向に並設した輪状の第1、第2、第3ステータ
ヨーク9,10,11は、このマグネット板8を挟んだ
状態で一体状に構成されており、各ステータヨーク9,
10,11の軸方向における中央位置でかつ外周位置に
は第1、第2、第3コイル受溝20u,20v,20w
が各々形成されている。前記各ステータヨーク9〜11
によりステータヨーク体100を構成し、このステータ
ヨーク体100の両端には補助マグネット板101,1
02を介して第1、第2補助磁性板103,104が固
定軸1上に固定されている。前記各コイル受溝20u,
20v,20wにはボビン状に巻回されたU相の第1コ
イル22及びV相の第2コイル23及びW相の第3コイ
ル24が設けられている(なお、この各コイル22,2
3,24は巻線機により自動巻線されている)。前記第
1ステータヨーク9の外周にはこの第1コイル22を挟
持するように第1、第2N極N1、N2が形成され、前
記第2ステータヨーク10の外周にはこの第2コイル2
3を挟持するように第1、第2S極S1、S2が形成さ
れ、第3ステータヨーク11の外周にはこの第3コイル
24を挟持するように第3、第4N極N3、N4が形成
され、各極N1、N2、S1、S2、N3、N4は前記
ロータ歯7に対応すると共に、この各極N1、N2、S
1、S2、N3、N4の外周には前記ロータ歯7のピッ
チと同一ピッチの複数のステータ歯9a,10a,11
aが形成されている。前記各極N1とN2は、図12の
動作図にも示すように、1/2ピッチ(1π)、S1と
S2及びN3とN4も1/2ピッチ(1π)ずれた状態
で各ステータ歯9a,10a,11aが形成され、N極
N1、N2とS極S1、S2及びN3、N4の各ステー
タ歯9a,10a,11aは1/6ピッチ(π/3)
(1/2nピッチ、n;相数)ずれる関係に形成されて
いる。なお、各補助磁性板103,104は磁束通路を
形成するのみのものである。
【0030】次に、動作について述べる。図8はマグネ
ット板8及び補助マグネット板101,102が形成す
る磁束の流れを示すと共に各補助磁性板103,104
によって磁束の流れが等分される事を示す。もし、ここ
で補助マグネット板101,102及び補助磁性板10
3,104が無い場合、2つのマグネット8が作る磁束
は中央のV相のステータヨーク10に集まり、その両側
のU相、W相より強く(2倍)なり各相の均一性が失わ
れる。その結果モータとして成立たなくなることから補
助マグネット板、及び補助磁性板の機能は重要である。
又、これに依り磁束は強い方に均一性が保たれる。さら
にこの補助マグネット板により各相とも均一性が保たれ
る。図9はU,V,W相の各コイル22,23,24が
作る磁束を示し、この磁束の流れの向きは各コイル2
2,23,24に流れる電流の向きによる。図10は各
コイル22,23,24に具体的に通電する状態を示し
ており、(A)は駆動電流Iの強さを変えずにオンオフ
した場合のステップ駆動を示している。(B)は徐々に
電流Iの強さを変えて周知のマイクロステップ駆動又は
サイン波駆動とした場合を示している。いずれも1サイ
クル分を6ケの状態に分けて(状態1から状態6)次の
図11との関係を表している。次に、図11は図10に
おける(A)のステップ駆動又は(B)のマイクロステ
ップ又はサイン波駆動した場合の前述の各ステップ駆動
状態1〜状態6における電流とマグネット板8と補助マ
グネット板101,102が作る周知の磁束の合成状態
を示す。また、この場合も、本発明による各補助磁性板
103,104及び補助マグネット板101,102が
全体の磁束の合成分布に有効かつ規則的に働いているこ
とを示している。
【0031】次に、図12は前述の図11に対応して各
ステータ歯9a,10a,11aとロータ歯7との重な
り具合を示し、前述の各状態1から状態6において規則
的にその場所が移動していく変化状態を示しており、ロ
ータ歯7が順に回動していく様子を示している。この様
に3相モータはステータヨーク体100の両側に設けた
補助磁性板103,104及び補助マグネット板10
1,102によって初めてモータとしての機能が達成さ
れるものである。前述の図7の構成のステップモータを
用いると、図13で示す電動ウィンチからなる巻取装置
を得ることができる。なお、符号は同一部分には同一符
号を付し、説明は省略する。また、図14で示す構成
は、ロータケース4に筒体202を設け、この筒体20
2にスクリーン203を巻回した巻取装置を示すもの
で、ステップモータは1個又は複数でもよく、筒体20
2を用いずにロータケース4にスクリーン203を巻回
することができ、図1から図26のステップモータ全て
に適用できる。次に、図15は前述の図7で示す構成を
2相構成に適用した場合を示す。ステータヨーク9,1
0におけるA1とA2、及びB1とB2はそれぞれ1/
2ピッチ歯ずれており、ステータヨーク9,10である
A相とB相は1/2n,n;2相すなわち1/4ピッチ
ずれている。2相の場合は必ずしも補助マグネット板1
01,102及び補助磁性板103,104が無くても
モータとしては成り立つ。しかし本発明の図15に示す
ようにこれらを用いた方がステータヨーク9及び10が
補助マグネット101,102により、両側から均等に
強く励磁され、より強い出力トルクが得られると共に、
トルク発生ムラも抑えられる。図16は5相として適用
した場合を示し、同一のU,V,W,X,Y相の極U1
とU2、V1とV2、W1とW2、X1とX2、Y1と
Y2は1/2ピッチづつずれており各相間(n=5)1
/2n=1/10ピッチずれている。このように図7か
ら上記図16迄の構成で示す通り奇数相、偶数相モータ
にかかわらず、2相、3相からn相迄従来よりもトルク
の大きいモータを内蔵した駆動車輪を実現することがで
きる。図17は図15の2相構成モータを2ケ直列に接
続しカスケード結合(M1とM2)した状態を示してい
る。すなわち、図17のM1とM2は図15のステータ
ヨーク体100を2個用いて各ステータヨーク体100
間にマグネット板8を設け、他の補助マグネット板10
1,102、補助磁性板103,104は図15と同様
に両端に設けている。従って、このステータヨーク体1
00を複数であるN個設けることにより任意の数のN個
のステータヨーク体100を有する形式のカスケード結
合したアウタロータ型及びインナロータ型のハイブリッ
ドステップモータを得ることができる。この場合も単に
M1部とM2部を2ケ独立に同軸上に構成した場合とは
異なりM1とM2間のマグネット8及び補助マグネット
101,102と補助磁性板103,104が図7の構
成と同様に効果的に作用している。また、図15の2相
に関して図17を示したが、同様に図7、図16にも適
用できる事は明白である。一般に、n相モータ部をN個
カスケード結合し、従来より大きな必要トルクを得るこ
とができる。
【0032】また、前述の図1の構成の他の形態として
図18から図26で示す構成を挙げることができる。な
お、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説
明する。図18はアウタロータ構成のハイブリッド型ス
テップモータを用いた駆動車輪を示すもので、符号1で
示されるものは固定軸であり、この固定軸1に互いに離
間して設けられた1対の軸受2,3には、前蓋4a、後
蓋4b及び筒状のロータヨーク6からなるロータケース
4が回転自在に設けられている。このロータケース4の
ロータヨーク6の内面には、複数のロータ歯7が設けら
れている。このロータケース4の外面には前記ワイヤ2
00が設けられている。
【0033】図18において、前記固定軸1の固定軸保
持体1Aの固定軸ヨーク1B上には筒状をなす各マグネ
ット筒体8Eを介して軸方向に並設した輪状の第1、第
2、第3ステータヨーク9,10,11が設けられてお
り、このマグネット筒体8Eを径方向において挟んだ状
態で一体状に構成されており、各ステータヨーク9,1
0,11の軸方向における中央位置でかつ外周位置には
第1、第2、第3コイル受溝20u,20v,20wが
各々形成されている。前記各ステータヨーク9〜11に
よりステータヨーク体100を構成し、このステータヨ
ーク体100の両端には前記マグネット筒体8の両側に
設けた補助マグネット筒体101,102を介して第
1、第2補助磁性筒体103,104が固定軸1と一体
に固定されている。前記各コイル受溝20u,20v,
20wにはボビン状に巻回されたU相の第1コイル22
及びV相の第2コイル23及びW相の第3コイル24が
設けられている(なお、この各コイル22,23,24
は巻線機により外周側から予め自動巻線されている)。
前記第1ステータヨーク9の外周にはこの第1コイル2
2を挟持するように第1、第2N極N1、N2が形成さ
れ、前記第2ステータヨーク10の外周にはこの第2コ
イル23を挟持するように第1、第2S極S1、S2が
形成され、第3ステータヨーク11の外周にはこの第3
コイル24を挟持するように第3、第4N極N3、N4
が形成され、各極N1、N2、S1、S2、N3、N4
は前記ロータ歯7に対応すると共に、この各極N1、N
2、S1、S2、N3、N4の外周には前記ロータ歯7
のピッチと同一ピッチの複数のステータ歯9a,10
a,11aが形成されている。前記各極N1とN2は、
図21の動作図にも示すように、1/2ピッチ(1
π)、S1とS2及びN3とN4も1/2ピッチ(1
π)ずれた状態で各ステータ歯9a,10a,11aが
形成され、N極N1、N2とS極S1、S2及びN3、
N4の各ステータ歯9aと10a,11aは1/6ピッ
チ(π/3)(1/2nピッチ、n;相数)ずれる関係
に形成されている。なお、各補助磁性板103,104
は磁束通路を形成するのみのものである。
【0034】次に、動作について述べる。図19はマグ
ネット筒体8E及び補助マグネット筒体101,102
が形成する磁束の流れを示すと共に各補助磁性板10
3,104によって磁束の流れが等分される事を示す。
もし、ここで補助マグネット筒体101,102及び補
助磁性筒体103,104が無い場合、2つのマグネッ
ト筒体8Eが作る磁束は中央のV相のステータヨーク1
0に集まり、その両側にU相、W相より強く(2倍)な
り各相の強さが不均一となり、その結果、モータとして
成立たなくなることから補助マグネット筒体101,1
02及び補助磁性筒体103,104の機能は重要で、
これにより磁路が追加して形成されかつ各相における磁
束の均一性が得られる。図20はU,V,W相の各コイ
ル22,23,24が作る磁束を示し、この磁束の流れ
の向きは各コイル22,23,24に流れる電流の向き
による。図21は各コイル22,23,24に具体的に
通電する状態を示しており、(A)は駆動電流Iの強さ
を変えずにオンオフした場合のステップ駆動を示してい
る。(B)は徐々に電流Iの強さを変えて周知のマイク
ロステップ駆動又はサイン波駆動とした場合を示してい
る。いずれも1サイクル分を6ケの状態に分けて(状態
1から状態6)次の図22との関係を表している。次
に、図22は図21における(A)のステップ駆動又は
(B)のマイクロステッブ又はサイン波駆動した場合の
前述の各ステップ駆動状態1〜状態6における電流とマ
グネット筒体8Eと補助マグネット筒体101,102
が作る周知の磁束の合成状態を示す。
【0035】また、この場合も、本発明による各補助磁
性筒体103,104及び補助マグネット筒体101,
102が全体の磁束の合成分布に有効かつ規則的に働い
ていることを示している。次に、図23は前述の図22
に対応して各ステータ歯9a,10a,11aとロータ
歯7との重なり具合を示し、前述の各状態1から状態6
において規則的にその場所が移動していく変化状態を示
しており、ロータ歯7が順に回動していく様子を示して
いる。この様に3相モータはステータヨーク体100の
両側に設けた補助磁性筒体103,104及び補助マグ
ネット筒体101,102によって初めてモータとして
の機能が達成されるものである。次に、図24は前述の
図18で示す構成を2相構成に適用した場合を示す。ス
テータヨーク9,10におけるA1とA2、及びB1と
B2はそれぞれ1/2ピッチ歯ずれており、ステータヨ
ーク9,10であるA相とB相は1/2n,n;2相す
なわち1/4ピッチずれている。2相の場合は必ずしも
補助マグネット筒体101,102及び補助磁性筒体1
03,104が無くてもモータとしては成り立つ。しか
し本発明の図24に示すようにこれらを用いた方がステ
ータヨーク9及び10が補助マグネット筒体101,1
02により、両側から均等に強く励磁され、より強い出
力トルクが得られると共に、トルク発生ムラも抑えられ
る。
【0036】図25は5相として適用した場合を示し、
同一のU,V,W,X,Y相の極U1とU2、V1とV
2、W1とW2、X1とX2、Y1とY2は1/2ピッ
チづつずれており各相間(n=5)1/2n=1/10
ピッチずれている。このように図18から上記図25迄
の構成で示す通り奇数相、偶数相モータにかかわらず、
2相、3相から任意のn相迄実現することができる。図
26は図24の2相構成モータを2ケ直列に接続しカス
ケード結合(M1とM2)した状態を示している。すな
わち、図26のM1とM2は図24のステータヨーク体
100を2個用いて各ステータヨーク体100にマグネ
ット筒体8を設け、他の補助マグネット筒体101,1
02、補助磁性筒体103,104は図24と同様に両
端に設けている。従って、このステータヨーク体100
を複数であるN個設けることにより任意の数のN個のス
テータヨーク体100を有する形式のカスケード結合し
たアウタロータ型及びインナロータ型(図示せず)のハ
イブリッドステップモータを得ることができる。この場
合も単にM1部とM2部を2ケ独立に同軸上に構成した
場合とは異なりM1とM2間に磁路が構成され、補助マ
グネット筒体101,102と補助磁性筒体103,1
04が図18の構成と同様に効果的に作用している。ま
た、図24の2相に関して図26を示したが、同様に図
18、図25にも適用できる事は明白である。一般に、
n相モータ部をN個カスケード結合し、より大きな必要
トルクを得ることができる。
【0037】なお、前述の実施の形態において、ロータ
ヨーク又はステータヨークの一部又は全部を周知の積層
型ではなく、ムクの非積層構成とした場合は、軸方向の
磁気抵抗を小さくし、通電時のディテントトルクを小さ
くし、通電時のトルク/電流特性を向上させることがで
きる。また、各ロータ歯間又はステータ歯間の一部又は
全てに磁石を設けることにより、ロータとステータ間の
磁束の漏れをなくし、トルクアップを計ることができ
る。なお、ワイヤ200及びスクリーン203は、ロー
タケース4のみでなく、ロータヨーク6,6Aを介して
取付けることもできる。
【0038】
【発明の効果】本発明によるハイブリッド型ステップモ
ータを用いた巻取装置は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を得ることができる。すなわち、
図1で示す構成の場合、ステータヨークの外周にコイル
を設けることができるため、巻線作業が極めて容易で、
この種のハイブリッド型のアウタロータ型ステップモー
タのコストを大幅に引下げることができる。また、図6
の構成においても、ボビン状に形成したコイルをステー
タヨークの内側から挿入することができ、従来よりも組
立コストを大幅に下げることができると共に、コイル密
度を向上させ、トルクアップにより車輪をダイレクト駆
動できる。さらに、モータの両端に磁束通路としての補
助マグネット筒体を設けているためマグネット筒体の両
側に磁極を形成することができ、大きいトルクを容易に
得ることができ、必要に応じてn相のステップモータを
用いたダイレクトドライブ型の巻取装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアウタロータ型の2相ハイブリッ
ド型ステップモータを用いた巻取装置を示す断面図であ
る。
【図2】図1のX−X′による横断面図である。
【図3】各マグネット板が作る磁束の流れを示す説明図
である。
【図4】コイルが作る磁束の流れを示す説明図である。
【図5】マグネット板と各コイルに電流を流した場合の
合成磁束とロータヨークのステップ回転を示す説明図で
ある。
【図6】図1の他例を示す断面図である。
【図7】図1の他例を示す断面図である。
【図8】図7の各マグネット板が作る磁束の流れを示す
説明図である。
【図9】図7のコイルが作る磁束の流れを示す説明図で
ある。
【図10】図7のステップモータの駆動を示す説明図で
ある。
【図11】図7のステップモータのステップ駆動を示す
状態図である。
【図12】図7のステップモータのステップ駆動を示す
状態図である。
【図13】本発明による巻取装置を示す構成図である。
【図14】図13他例を示す構成図である。
【図15】図7の2相型を示す半断面図である。
【図16】図7の5相型を示す半断面図である。
【図17】図13の2相型を2個直列接続した半断面図
である。
【図18】図1の他例を示す半断面図である。
【図19】図18の各マグネット板が作る磁束の流れを
示す説明図である。
【図20】図18のコイルが作る磁束の流れ示す説明図
である。
【図21】図18のステップモータの駆動を示す説明図
である。
【図22】図18のステップモータのステップ駆動を示
す状態図である。
【図23】図18のステップモータのステップ駆動を示
す状態図である。
【図24】図18の2相型を示す半断面図である。
【図25】図18の5相型を示す半断面図である。
【図26】図24の2相型を2個直列接続した半断面図
である。
【図27】従来のステップモータを示す断面図である。
【符号の説明】 1 固定軸 1A 空隙 2,3 軸受 4 ロータケース 6 輪状ロータヨーク 7,109a ロータ歯 8 マグネット板 8E マグネット筒体 9,10,11,106,107,108,106A
ステータヨーク 9a,10a,11a ステータ歯 20u,20v,20w,20a,21a コイル受
溝 22,23,24 コイル 100 ステータヨーク体 101,102 補助マグネット板 103,104 補助磁性板 109 ロータヨーク 200 ワイヤ 201 フレーム 202 筒体 203 スクリーン

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸(1)に互いに離間して設けられた
    1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在
    に設けられたロータケース(4)と、前記ロータケース(4)
    の内面に設けられ複数のロータ歯(7)を有する輪状ロー
    タヨーク(6)と、前記固定軸(1)にマグネツト板(8)を介
    して軸方向に並設された第1、第2ステータヨーク(9,1
    0)と、前記各ステータヨーク(9,10)の外周に形成された
    複数のステータ歯(9a,10a)と、前記各ステータヨーク
    (9,10)の軸方向における中央位置でかつ外周位置に形成
    された第1、第2コイル受溝(20a,21a)と、前記各コイ
    ル受溝(20a,21a)に設けられた第1、第2コイル(22,23)
    とを備え、前記各ステータヨーク(9,10)は互いに異なる
    極性を構成すると共に、前記ロータケース(4)にはワイ
    ヤが巻回され、前記固定軸(1)にはフレームが設けられ
    ていることを特徴とするハイブリッド型ステップモータ
    を用いた巻取装置。
  2. 【請求項2】 固定軸(1)に互いに離間して設けられた
    1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在
    に設けられたロータケース(4)と、前記ロータケース(4)
    の内面に設けられ複数のロータ歯(7)を有する輪状ロー
    タヨーク(6)と、前記固定軸(1)の外周に設けられたマグ
    ネット筒体(8E)と、前記マグネット筒体(8E)の外周に嵌
    合して設けられた1対の第1、第2輪状ステータヨーク
    (9,10)と、前記各輪状ステータヨーク(9,10)の外周に形
    成された複数のステータ歯(9a,10a)と、前記各輪状ステ
    ータヨーク(9,10)の軸方向における中央位置でかつ外周
    位置に形成された第1、第2コイル受溝(20a,21a)と、
    前記各コイル受溝(20a,21a)に設けられた第1、第2コ
    イル(22,23)とを備え、前記各輪状ステータヨーク(9,1
    0)は互いに異なる極性を構成すると共に、前記前記ロー
    タケース(4)にはワイヤが巻回され、前記固定軸(1)には
    フレームが設けられていることを特徴とするハイブリッ
    ド型ステップモータを用いた巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記各輪状ステータヨーク(9,10)間には
    空隙(1A)が形成されていることを特徴とする請求項2記
    載のハイブリッド型ステップモータを用いた巻取装置。
  4. 【請求項4】 固定軸(1)に互いに離間して設けられた
    1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在
    に設けられたロータケース(4)と、前記ロータケース(4)
    に設けられ複数のロータ歯(7)を有する輪状ロータヨー
    ク(6)と、前記固定軸(1)にマグネツト板(8)を介して軸
    方向に並設されたn個のステータヨーク(9,10,11)から
    なるステータヨーク体(100)と、前記各ステータヨーク
    (9,10,11)の外周に形成された複数のステータ歯(9a,10
    a,11a)と、前記各ステータヨーク(9,10,11)の軸方向に
    おける中央位置でかつ外周位置に形成されたn個のコイ
    ル受溝(20u,20v,20w)と、前記各コイル受溝(20u,20v,20
    w)に設けられたn個のコイル(22,23,24)と、前記ステー
    タヨーク体(100)の両端に補助マグネット板(101,102)を
    介して前記固定軸(1)に設けられた1対の補助磁性板(10
    3,104)と、を備え、前記各ステータヨーク(9,10,11)は
    互いに異なる極性を構成すると共に、前記補助マグネッ
    ト板(101,102)からの磁束が前記補助磁性板(103,104)を
    通るようにしたアウタロータ型よりなると共に、前記ロ
    ータケース(4)にはワイヤが巻回され、前記固定軸(1)に
    はフレームが設けられていることを特徴とするハイブリ
    ッド型ステップモータを用いた巻取装置。
  5. 【請求項5】 前記ステータヨーク(9,10,11)は3個よ
    りなり、三相駆動されるように構成したことを特徴とす
    る請求項4記載のハイブリッド型ステップモータを用い
    た巻取装置。
  6. 【請求項6】 前記ステータヨーク(9,10)は2個よりな
    り、二相駆動されるように構成したことを特徴とする請
    求項4記載のハイブリッド型ステップモータを用いた巻
    取装置。
  7. 【請求項7】 固定軸(1)に互いに離間して設けられた
    1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在
    に設けられたロータケース(4)と、前記ロータケース(4)
    に設けられ複数のロータ歯(7)を有する輪状ロータヨー
    ク(6)と、前記固定軸(1)にマグネツト筒体(8E)を介して
    軸方向に並設されたn個のステータヨーク(9,10,11)か
    らなるステータヨーク体(100)と、前記各ステータヨー
    ク(9,10,11)の外周に形成された複数のステータ歯(9a,1
    0a,11a)と、前記各ステータヨーク(9,10,11)の軸方向に
    おける中央位置でかつ外周位置に形成されたn個のコイ
    ル受溝(20u,20v,20w)と、前記各コイル受溝(20u,20v,20
    w)に設けられたn個のコイル(22,23,24)と、前記ステー
    タヨーク体(100)の両端の補助マグネット筒体(101,102)
    を介して前記固定軸(1)に設けられた1対の補助磁性筒
    体(103,104)と、を備え、前記各ステータヨーク(9,10,1
    1)は互いに異なる極性を交互に構成すると共に、前記補
    助マグネット筒体(101,102)からの磁束が前記補助磁性
    筒体(103,104)を通るようにしたアウタロータ型よりな
    ると共に、前記ロータケース(4)にはワイヤが巻回さ
    れ、前記固定軸(1)にはフレームが設けられていること
    を特徴とするハイブリッド型ステップモータを用いた巻
    取装置。
  8. 【請求項8】 前記ステータヨーク(9,10,11)は3個よ
    りなり、三相駆動されるように構成したことを特徴とす
    る請求項7記載のハイブリッド型ステップモータを用い
    た巻取装置。
  9. 【請求項9】 前記ステータヨーク(9,10)は2個よりな
    り、二相駆動されるように構成したことを特徴とする請
    求項7記載のハイブリッド型ステップモータを用いた巻
    取装置。
  10. 【請求項10】 固定軸(1)に互いに離間して設けられ
    た1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自
    在に設けられたロータケース(4)と、前記ロータケース
    (4)の内面に設けられ複数のロータ歯(7)を有する輪状ロ
    ータヨーク(6)と、前記固定軸(1)にマグネツト板(8)を
    介して軸方向に並設された第1、第2ステータヨーク
    (9,10)と、前記各ステータヨーク(9,10)の外周に形成さ
    れた複数のステータ歯(9a,10a)と、前記各ステータヨー
    ク(9,10)の軸方向における中央位置でかつ外周位置に形
    成された第1、第2コイル受溝(20a,21a)と、前記各コ
    イル受溝(20a,21a)に設けられた第1、第2コイル(22,2
    3)とを備え、前記各ステータヨーク(9,10)は互いに異な
    る極性を構成すると共に、前記ロータケース(4)を介し
    てスクリーンが設けられていることを特徴とするハイブ
    リッド型ステップモータを用いた巻取装置。
  11. 【請求項11】 固定軸(1)に互いに離間して設けられ
    た1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自
    在に設けられたロータケース(4)と、前記ロータケース
    (4)の内面に設けられ複数のロータ歯(7)を有する輪状ロ
    ータヨーク(6)と、前記固定軸(1)の外周に設けられたマ
    グネット筒体(8E)と、前記マグネット筒体(8E)の外周に
    嵌合して設けられた1対の第1、第2輪状ステータヨー
    ク(9,10)と、前記各輪状ステータヨーク(9,10)の外周に
    形成された複数のステータ歯(9a,10a)と、前記各輪状ス
    テータヨーク(9,10)の軸方向における中央位置でかつ外
    周位置に形成された第1、第2コイル受溝(20a,21a)
    と、前記各コイル受溝(20a,21a)に設けられた第1、第
    2コイル(22,23)とを備え、前記各輪状ステータヨーク
    (9,10)は互いに異なる極性を構成すると共に、前記前記
    ロータケース(4)を介してスクリーンが設けられている
    ことを特徴とするハイブリッド型ステップモータを用い
    た巻取装置。
  12. 【請求項12】 前記各輪状ステータヨーク(9,10)間に
    は空隙(1A)が形成されていることを特徴とする請求項1
    1記載のハイブリッド型ステップモータを用いた巻取装
    置。
  13. 【請求項13】 固定軸(1)に互いに離間して設けられ
    た1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自
    在に設けられたロータケース(4)と、前記ロータケース
    (4)に設けられ複数のロータ歯(7)を有する輪状ロータヨ
    ーク(6)と、前記固定軸(1)にマグネツト板(8)を介して
    軸方向に並設されたn個のステータヨーク(9,10,11)か
    らなるステータヨーク体(100)と、前記各ステータヨー
    ク(9,10,11)の外周に形成された複数のステータ歯(9a,1
    0a,11a)と、前記各ステータヨーク(9,10,11)の軸方向に
    おける中央位置でかつ外周位置に形成されたn個のコイ
    ル受溝(20u,20v,20w)と、前記各コイル受溝(20u,20v,20
    w)に設けられたn個のコイル(22,23,24)と、前記ステー
    タヨーク体(100)の両端に補助マグネット板(101,102)を
    介して前記固定軸(1)に設けられた1対の補助磁性板(10
    3,104)と、を備え、前記各ステータヨーク(9,10,11)は
    互いに異なる極性を構成すると共に、前記補助マグネッ
    ト板(101,102)からの磁束が前記補助磁性板(103,104)を
    通るようにしたアウタロータ型よりなると共に、前記ロ
    ータケース(4)を介してスクリーンが設けられているこ
    とを特徴とするハイブリッド型ステップモータを用いた
    巻取装置。
  14. 【請求項14】 前記ステータヨーク(9,10,11)は3個
    よりなり、三相駆動されるように構成したことを特徴と
    する請求項13記載のハイブリッド型ステップモータを
    用いた巻取装置。
  15. 【請求項15】 前記ステータヨーク(9,10)は2個より
    なり、二相駆動されるように構成したことを特徴とする
    請求項13記載のハイブリッド型ステップモータを用い
    た巻取装置。
  16. 【請求項16】 固定軸(1)に互いに離間して設けられ
    た1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自
    在に設けられたロータケース(4)と、前記ロータケース
    (4)に設けられ複数のロータ歯(7)を有する輪状ロータヨ
    ーク(6)と、前記固定軸(1)にマグネツト筒体(8E)を介し
    て軸方向に並設されたn個のステータヨーク(9,10,11)
    からなるステータヨーク体(100)と、前記各ステータヨ
    ーク(9,10,11)の外周に形成された複数のステータ歯(9
    a,10a,11a)と、前記各ステータヨーク(9,10,11)の軸方
    向における中央位置でかつ外周位置に形成されたn個の
    コイル受溝(20u,20v,20w)と、前記各コイル受溝(20u,20
    v,20w)に設けられたn個のコイル(22,23,24)と、前記ス
    テータヨーク体(100)の両端の補助マグネット筒体(101,
    102)を介して前記固定軸(1)に設けられた1対の補助磁
    性筒体(103,104)と、を備え、前記各ステータヨーク(9,
    10,11)は互いに異なる極性を交互に構成すると共に、前
    記補助マグネット筒体(101,102)からの磁束が前記補助
    磁性筒体(103,104)を通るようにしたアウタロータ型よ
    りなると共に、前記ロータケース(4)を介してスクリー
    ンが設けられていることを特徴とするハイブリッド型ス
    テップモータを用いた巻取装置。
  17. 【請求項17】 前記ステータヨーク(9,10,11)は3個
    よりなり、三相駆動されるように構成したことを特徴と
    する請求項16記載のハイブリッド型ステップモータを
    用いた巻取装置。
  18. 【請求項18】 前記ステータヨーク(9,10)は2個より
    なり、二相駆動されるように構成したことを特徴とする
    請求項16記載のハイブリッド型ステップモータを用い
    た巻取装置。
JP495697A 1997-01-14 1997-01-14 ハイブリッド型ステップモータを用いた巻取装置 Pending JPH10201213A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102957274A (zh) * 2012-09-17 2013-03-06 俞同标 一种全自动直入式内定子绕线机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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