JPH09201032A - ハイブリッド型ステップモータ - Google Patents

ハイブリッド型ステップモータ

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JPH09201032A
JPH09201032A JP600096A JP600096A JPH09201032A JP H09201032 A JPH09201032 A JP H09201032A JP 600096 A JP600096 A JP 600096A JP 600096 A JP600096 A JP 600096A JP H09201032 A JPH09201032 A JP H09201032A
Authority
JP
Japan
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pair
stators
ring
rotor
stator
Prior art date
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Pending
Application number
JP600096A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Sugiura
恒雄 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成では、ステータヨークの各歯に巻
回されたコイルがステータケースの内側に位置し、か
つ、各歯にコイル巻きを行うため、コイル巻きは極めて
困難であった。 【解決手段】 本発明によるハイブリッド型ステップモ
ータは、固定軸(1)に設けられた1対のステータヨーク
(9,10)の外周にコイル(22,23)を巻回すると共に、この
各ステータヨーク(9,10)を1対ステータ(50)とし、複数
の1対ステータ(50)を直列させているため、コイル巻装
が容易でかつトルクの大幅な向上を得ることができる構
成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド型ス
テップモータに関し、特に、コイルの巻回及び装着を容
易化し、コイル実装密度を向上させて高効率で大トルク
が得られる安価な構成を得るための新規な改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のハイブリ
ッド型ステップモータとしては、図6で示されるよう
に、ケーシング4の両端に設けられた1対の軸受2,3
には回転軸1が回転自在に設けられている。このステー
タケース4の内面4aには全体形状が輪状をなしステー
タコイル5を有するステータヨーク6が設けられ、この
ステータヨーク6の内面には複数のステータ歯7が円周
状に所定間隔で形成されている。前記各軸受2,3間に
はマグネット板8を介して互いに軸方向に並設した輪状
の第1、第2ロータヨーク9,10が一体状に設けられ
ており、この各ロータヨーク9,10の周面には複数の
ロータ歯9a,10aが形成されていると共に、各ロー
タヨーク9,10は互いに異なる極性にて構成されてい
る。従って、ステータコイル5に図示しない駆動回路を
介して駆動パルスを供給することによりロータヨーク
9,10のステップ回転を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のハイブリッド型
ステップモータは、以上のように構成されていたため、
次のような課題が存在していた。すなわち、前述のよう
なマグネット板を各ロータヨークで挟持した構成のハイ
ブリッド構造のステップモータの場合、ステータヨーク
の各歯に巻回されたステータコイルがケーシングの内側
に位置しているため、各歯に対するコイル巻が難しく、
また、コイル巻きの密度を向上させることが困難であっ
た。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、コイルの巻回及び装着を容
易化し、コイル実装密度を向上させて高効率で大トルク
が得られる安価なハイブリッド型ステップモータを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるハイブリッ
ド型ステップモータは、固定軸に互いに離間して設けら
れた1対の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設け
られたロータケースと、前記ロータケースの内面に設け
られ複数のロータ歯を有する輪状ロータヨークと、前記
固定軸の外周に設けられたマグネット筒体と、前記マグ
ネット筒体の外周に嵌合して設けられた1対の第1、第
2輪状ステータヨークからなる1対ステータと、前記各
輪状ステータヨークの外周に形成された複数のステータ
歯と、前記各輪状ステータヨークの軸方向における中央
位置でかつ外周位置に形成された第1、第2コイル受溝
と、前記各コイル受溝に設けられた第1、第2コイルと
を備え、前記各輪状ステータヨークは互いに異なる極性
を有すると共に、前記1対ステータはN個直列配置され
ている構成である。
【0006】さらに詳細には、前記各1対ステータ間に
は、前記固定軸に設けられた非磁性板が設けられている
構成である。
【0007】さらに詳細には、前記輪状ロータヨーク
は、前記各1対ステータに対応して連続して設けられて
構成である。
【0008】さらに詳細には、前記輪状ロータヨーク
は、前記1対ステータの数に対応して独立した数で配設
されている構成である。
【0009】さらに詳細には、前記各輪状ステータヨー
ク間には空隙が形成されている構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるハ
イブリッド型ステップモータの好適な実施例について詳
細に説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同
一符号を用いて説明する。まず、本発明による大トルク
を発生する多連型のハイブリッド型ステップモータを説
明する前に、多連型を構成する前の単一型のハイブリッ
ド型ステップモータについて述べる。図1はアウタロー
タ構成の単一型のハイブリッド型ステップモータを示す
もので、図1において符号1で示されるものは磁性材よ
りなる固定軸であり、この固定軸1に互いに離間して設
けられた1対の軸受2,3には、全体形状がほぼ輪状を
なすロータケース4が回転自在に設けられている。この
ロータケース4の内面には、輪状をなすと共に複数のロ
ータ歯7を有する輪状ロータヨーク6が設けられてい
る。
【0011】前記固定軸1の外周に設けられたマグネッ
ト筒体8には、空隙1Aを介して軸方向に並設した輪状
の第1、第2輪状ステータヨーク9,10が設けられ、
このマグネット筒体8の外周に嵌合した状態で一体状に
構成されている。前記各ステータヨーク9,10の軸方
向における中央位置でかつ外周位置には第1、第2コイ
ル受溝20a,21aが各々形成されている。前記各コ
イル受溝20a,21aには周知のボビン状に巻回(ボ
ビン巻き)された第1コイル22及び第2コイル23が
巻線機による自動巻線等により設けられている。前記第
1輪状ステータヨーク9の外周にはこの第1コイル22
を挟持するように輪状の第1、第2N極N1、N2が形
成され、前記第2輪状ステータヨーク10の外周にはこ
の第2コイル23を挟持するように輪状の第1、第2S
極S1、S2が形成され、各極N1、N2、S1、S2
は前記ロータ歯7に対応すると共に、この各極N1、N
2、S1、S2の外周には前記ロータ歯7のピッチと同
一ピッチの複数のステータ歯9a,10aが形成されて
いる。前記各極N1とN2は、図5の動作図にも示すよ
うに、1/2ピッチ、S1とS2も1/2ピッチずれた
状態で各ステータ歯9a,10aが形成され、N極N
1、N2とS極S1、S2の各ステータ歯9a,10a
は1/4ピッチずれる関係に形成されている。従って、
前記第1、第2ステータヨーク9,10により1対ステ
ータ50を構成し、後述の多連の場合にはこの1対ステ
ータ50をN個用いるものである。
【0012】次に、前述の単一型の構成における動作に
ついて述べる。図3はマグネット筒体8が形成する磁束
の流れを示すと共に、図4は第1コイル22及び第2コ
イル23が作る磁束を示し、この磁束の流れの向きは各
コイル22,23に流れる電流の向きによる。図5はマ
グネット筒体8を介して設けられた第1、第2コイル2
2,23に対して図示しない駆動回路からAとBで示す
方向の電流を流すと、周知の磁気作用により、ロータヨ
ーク6は状態0から状態1のように回転し、続いて各コ
イル22,23に対して前記駆動回路から前記A、Bの
方向とは逆向きのAバーとBバーで示す方向の向きに電
流を流すことにより、状態II及び状態IIIで示すように
ロータヨーク6が回転し、その後は前述の状態0の位置
となり、各ロータ歯7の1ピッチ分だけステップ回転し
たことになる。なお、前述の各コイル22,23は周知
のバイポーラ巻の場合について述べたが、周知のユニポ
ーラ巻とした場合も同様の作用を得ることができる。ま
た、前述は1相励磁としたが、2相励磁又は1−2相励
磁により駆動できる。また、前述の各歯7,9a,10
aのピッチずれについては、相対的なものであり、何れ
かの側をずらせた場合も前述と同じ動作を得ることがで
きるものである。また、以上はアウタロータ型を例とし
て示したが、インナーロータ型も同様に構成できる。
【0013】次に、図6で示す構成は、図1で示す単体
のハイブリッド型ステップモータを2個(ここでは2個
であるが任意のN個とすることができる)直列に接続
し、前記1対ステータ50を2個用い、各1対ステータ
50間は空隙となっているが、固定軸1に空隙の代わり
に非磁性板(図示せず)を設けることもできる。図7は
図6の他の形態を示すもので、輪状ロータヨーク6を2
分して、各輪状ロータヨーク6が各1対ステータ50に
各々対応している。
【0014】次に、動作について述べる。図8は図6で
示す多連型のハイブリッドステップモータのステップ動
作を示すものであるが、図5に示すように単一の1対ス
テータ50のみを用いた場合には磁束が外側を流れる時
は発生トルクが弱く、内側を流れる時は発生トルクが強
くなるため、図5と同じ電流の与え方では各ステップご
とにトルク差が生じ、1ピッチ回転内でトルク差が発生
することになる。そのため、図8で示すように新状態0
では図5の状態0とIIを組合わせ、状態1では図5の状
態IとIIIを組合わせ、状態2では図5の状態IIと0の組
合わせ、状態3では図5の状態IIIとIの組合わせを用い
ることにより、各ステップ回転毎に強トルクと弱トルク
の組合わせで1ピッチの回転内におけるトルク差が発生
せず、スムーズな回転が得られるように構成されてい
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によるアウタロータ型ステップモ
ータは、以上のように構成されているため、次のような
効果を得ることができる。すなわち、図1及び6で示す
構成の場合、ステータヨークの外周にコイルを設けるこ
とができるため、巻線作業が極めて容易で、この種のハ
イブリッド型のアウタロータ型ステップモータのコスト
を大幅に引下げることができる。また、複数のハイブリ
ッド型ステップモータを直列に接続しているため、大き
いトルクを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアウタロータ型ステップモータを
示す断面図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】マグネット板が作る磁束の流れを示す説明図で
ある。
【図4】コイルが作る磁束の流れを示す説明図である。
【図5】マグネット板と各コイルに電流を流した場合の
合成磁束とロータヨークのステップ回転を示す説明図で
ある。
【図6】図1の単一型を多連型とした構成を示す断面図
である。
【図7】図6の多の形態の要部を示す断面図である。
【図8】図6のステップ動作を示す動作説明図である。
【図9】従来のハイブリッド型ステップモータを示す断
面図である。
【符号の説明】
1 固定軸 1A 空隙 2,3 軸受 4 ロータケース 6,6A 輪状ロータヨーク 7,7a ロータ歯 8 マグネット筒体 9,10 輪状ステータヨーク 9a,10a ステータ歯 20a,21a コイル受溝 22,23 コイル 50 1対ステータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸(1)に互いに離間して設けられた
    1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在
    に設けられたロータケース(4)と、前記ロータケース(4)
    の内面に設けられ複数のロータ歯(7)を有する輪状ロー
    タヨーク(6)と、前記固定軸(1)の外周に設けられたマグ
    ネツト筒体(8)と、前記マグネツト筒体(8)の外周に嵌合
    して設けられた1対の第1、第2輪状ステータヨーク
    (9,10)からなる1対ステータ(50)と、前記各輪状ステー
    タヨーク(9,10)の外周に形成された複数のステータ歯(9
    a,10a)と、前記各輪状ステータヨーク(9,10)の軸方向に
    おける中央位置でかつ外周位置に形成された第1、第2
    コイル受溝(20a,21a)と、前記各コイル受溝(20a,21a)に
    設けられた第1、第2コイル(22,23)とを備え、前記各
    輪状ステータヨーク(9,10)は互いに異なる極性を有する
    と共に、前記1対ステータ(50)はN個直列配置されてい
    ることを特徴とするハイブリッド型ステップモータ。
  2. 【請求項2】 前記各1対ステータ(50)間には、前記固
    定軸(1)に設けられた非磁性板(51)が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のハイブリッド型ステップ
    モータ。
  3. 【請求項3】 前記輪状ロータヨーク(6)は、前記各1
    対ステータ(50)に対応して連続して設けられていること
    を特徴とする請求項1又は2記載のハイブリッド型ステ
    ップモータ。
  4. 【請求項4】 前記輪状ロータヨーク(6)は、前記1対
    ステータ(50)の数に対応して独立した数で配設されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のハイブリッド
    型ステップモータ。
  5. 【請求項5】 前記各輪状ステータヨーク(9,10)間には
    空隙(1A)が形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし4の何れかに記載のハイブリッド型ステップモー
    タ。
JP600096A 1996-01-17 1996-01-17 ハイブリッド型ステップモータ Pending JPH09201032A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012159227A1 (zh) * 2011-05-20 2012-11-29 国电联合动力技术有限公司 一种固定轴支撑的双定子永磁直驱风力发电机

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