JPH09201034A - ハイブリッド型ステップモータ - Google Patents

ハイブリッド型ステップモータ

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JPH09201034A
JPH09201034A JP600296A JP600296A JPH09201034A JP H09201034 A JPH09201034 A JP H09201034A JP 600296 A JP600296 A JP 600296A JP 600296 A JP600296 A JP 600296A JP H09201034 A JPH09201034 A JP H09201034A
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JP
Japan
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pair
stator
stators
rotor
yokes
Prior art date
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Pending
Application number
JP600296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Sugiura
恒雄 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09201034A publication Critical patent/JPH09201034A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成では、ステータヨークの各歯に巻
回されたコイルがステータケースの内側に位置し、か
つ、各歯にコイル巻きを行うため、コイル巻きは極めて
困難であった。 【解決手段】 本発明によるハイブリッド型ステップモ
ータは、固定軸(1)に設けられた1対のステータヨーク
(9,10)の外周にコイル(22,23)を巻回、又はステータヨ
ーク(106,106A)の内周にコイル(22,23)を設けていると
共に、複数のモータを用いて多連型としているため、コ
イル巻装が容易でかつトルクの大幅な向上を得ることが
できる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド型ス
テップモータに関し、特に、コイルの巻回及び装着を容
易化し、コイル実装密度を向上させて高効率で大トルク
が得られる安価な構成を得るための新規な改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のハイブリ
ッド型ステップモータとしては、図10で示されるよう
に、ケーシング4の両端に設けられた1対の軸受2,3
には回転軸1が回転自在に設けられている。このステー
タケース4の内面4aには全体形状が輪状をなしステー
タコイル5を有するステータヨーク6が設けられ、この
ステータヨーク6の内面には複数のステータ歯7が円周
状に所定間隔で形成されている。前記各軸受2,3間に
はマグネット板8を介して互いに軸方向に並設した輪状
の第1、第2ロータヨーク9,10が一体状に設けられ
ており、この各ロータヨーク9,10の周面には複数の
ロータ歯9a,10aが形成されていると共に、各ロー
タヨーク9,10は互いに異なる極性にて構成されてい
る。従って、ステータコイル5に図示しない駆動回路を
介して駆動パルスを供給することによりロータヨーク
9,10のステップ回転を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のハイブリッド型
ステップモータは、以上のように構成されていたため、
次のような課題が存在していた。すなわち、前述のよう
なマグネット板を各ロータヨークで挟持した構成のハイ
ブリッド構造のステップモータの場合、ステータヨーク
の各歯に巻回されたステータコイルがケーシングの内側
に位置しているため、各歯に対するコイル巻が難しく、
また、コイル巻きの密度を向上させることが困難であっ
た。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、コイルの巻回及び装着を容
易化し、コイル実装密度を向上させて高効率で大トルク
が得られる安価なハイブリッド型ステップモータを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるハイブリッ
ド型ステップモータは、固定軸に互いに離間して設けら
れた1対の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設け
られたロータケースと、前記ロータケースの内面に設け
られ複数のロータ歯を有する輪状ロータヨークと、前記
固定軸にマグネット板を介して軸方向に並設された第
1、第2ステータヨークからなる1対ステータと、前記
各ステータヨークの外周に形成された複数のステータ歯
と、前記各ステータヨークの軸方向における中央位置で
かつ外周位置に形成された第1、第2コイル受溝と、前
記各コイル受溝に設けられた第1、第2コイルとを備
え、前記各ステータヨークは互いに異なる極性を有する
と共に、前記1対ステータはN個直列配置されている構
成である。
【0006】さらに詳細には、前記各1対ステータ間に
は、前記固定軸に設けられた非磁性板が設けられている
構成である。
【0007】さらに詳細には、前記輪状ロータヨーク
は、前記各1対ステータに対応して連続して設けられて
いる構成である。
【0008】さらに詳細には、前記輪状ロータヨーク
は、前記1対ステータの数に対応して独立した数で配設
されている構成である。
【0009】本発明によるハイブリッド型ステップモー
タは、ケーシングの両端に設けられた1対の軸受と、前
記各軸受を介して回転自在に設けられた回転軸と、前記
ケーシングの内面の軸方向に輪状マグネット板を介して
並設された第1、第2輪状ステータヨークからなる1対
ステータと、前記各輪状ステータヨークの内面に形成さ
れた複数のステータ歯と、前記各ステータヨークの軸方
向における中央位置でかつ内周位置に形成された第1、
第2コイル受溝と、前記各コイル受溝に設けられた第
1、第2コイルと、前記回転軸に設けられ前記各ステー
タヨークに対応して位置し、前記回転軸に設けられたロ
ータヨークと、前記ロータヨークの外周に設けられた複
数のロータ歯とを備え、前記1対ステータはN個直列配
置されている構成である。
【0010】さらに詳細には、前記各1対ステータ間に
は、前記ケーシングに設けられた非磁性板が設けられて
いる構成である。
【0011】さらに詳細には、前記ロータヨークは、前
記各1対ステータに対応して連続して設けられている構
成である。
【0012】さらに詳細には、前記ロータヨークは、前
記1対ステータの数に対応して独立した数で配設されて
いる構成である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるハ
イブリッド型ステップモータの好適な実施例について詳
細に説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同
一符号を用いて説明する。まず、本発明による大トルク
を発生する多連型のハイブリッド型ステップモータを説
明する前に、多連型を構成する前の単一型のハイブリッ
ド型ステップモータについて述べる。図1はアウタロー
タ構成の単一型のハイブリッド型ステップモータを示す
もので、符号1で示されるものは非磁性材よりなる固定
軸であり、この固定軸1に互いに離間して設けられた1
対の軸受2,3には、全体形状がほぼ輪状をなすロータ
ケース4が回転自在に設けられている。このロータケー
ス4の内面には、輪状をなすと共に複数のロータ歯7を
有するロータヨーク6が設けられている。
【0014】前記固定軸1上にマグネット板8を介して
軸方向に並設した輪状の第1、第2ステータヨーク9,
10は、このマグネット板8を挟んだ状態で一体状に構
成されており、各ステータヨーク9,10の軸方向にお
ける中央位置でかつ外周位置には第1、第2コイル受溝
20a,21aが各々形成されている。前記各コイル受
溝20a,21aには周知のボビン状に巻回(ボビン巻
き)された第1コイル22及び第2コイル23が設けら
れている(なお、この各コイル22,23は巻線機によ
り自動巻線されている)。前記第1ステータヨーク9の
外周にはこの第1コイル22を挟持するように第1、第
2N極N1、N2が形成され、前記第2ステータヨーク
10の外周にはこの第2コイル23を挟持するように第
1、第2S極S1、S2が形成され、各極N1、N2、
S1、S2は前記ロータ歯7に対応すると共に、この各
極N1、N2、S1、S2の外周には前記ロータ歯7の
ピッチと同一ピッチの複数のステータ歯9a,10aが
形成されている。前記各極N1とN2は、図5の動作図
にも示すように、1/2ピッチ、S1とS2も1/2ピ
ッチずれた状態で各ステータ歯9a,10aが形成さ
れ、N極N1、N2とS極S1、S2の各ステータ歯9
aと10aは1/4ピッチずれる関係に形成されてい
る。従って、前記第1、第2ステータヨーク9,10に
より1対ステータ50を構成し、後述の多連の場合には
この1対ステータ50をN個用いるものである。
【0015】次に、動作について述べる。図3はマグネ
ット板8が形成する磁束の流れを示すと共に、図4は第
1コイル22及び第2コイル23が作る磁束を示し、こ
の磁束の流れの向きは各コイル22,23に流れる電流
の向きによる。図5はマグネット板8を介して設けられ
た第1、第2コイル22,23に対して図示しない駆動
回路からAとBで示す方向の電流を流すと、周知の磁気
作用により、ロータヨーク6は状態0から状態1のよう
に回転し、続いて各コイル22,23に対して前記駆動
回路から前記A、Bの方向とは逆向きのAバーとBバー
で示す方向の向きに電流を流すことにより、状態II及び
状態IIIで示すようにロータヨーク6が回転し、その後
は前述の状態0の位置となり、各ロータ歯7の1ピッチ
分だけステップ回転することができる。
【0016】次に、図6で示す構成は、図1で示す単体
のハイブリッド型ステップモータを2個(ここでは2個
であるが任意のN個とすることができる)直列に接続
し、前記1対ステータ50を2個用い、各1対ステータ
50間に非磁性板51を固定軸1を介して固設してい
る。また、図7で示す構成は、他の形態を示し、前記輪
状ロータヨーク6は空隙6aが形成されて複数に独立さ
れており、各輪状ロータヨーク6は前記各1対ステータ
50に各々対応している。なお、この図6で示す多連型
(ここでは1対ステータ50を2個としているが任意の
N個とすることができる)のハイブリッド型ステップモ
ータの動作は図5の動作と同一であるため、ここでは省
略する。
【0017】また、図8で示す構成は従来使用されてい
た図10で示すインナーロータ構成のハイブリッド型ス
テップモータを本発明の構成のように適用してインナー
ロータのハイブリッド型ステップモータを構成した場合
の例を示すもので、ここでも、多連型を説明する前に単
一型の説明を行う。すなわち、非磁性材からなるステー
タケース104の内面に輪状マグネット板30を介して
1対の第1、第2輪状ステータヨーク106,106A
が軸方向に互いに一体状に配設されており、各ステータ
ヨーク106,106Aは互いに異なる極性となるよう
に構成されている。前記各ステータヨーク106,10
6Aの各コイル受溝20a,21aにはボビン状の第
1、第2コイル22,23が設けられており、磁性材か
らなる回転軸100上には、前記各ステータヨーク10
6,106Aに対応するロータヨーク109が設けら
れ、このロータヨーク109の外周には複数のロータ歯
109aが形成されている。従って、図8の構成は図1
と逆のインナーロータ型で構成されているもので、その
ステップ駆動状態は前述の図3から図5で示す動作と同
じ原理でステップ回転が行われるためここでは省略す
る。なお、前述の各コイル22,23は周知のバイポー
ラ巻の場合を前提として述べたが、周知のユニポーラ巻
とした場合も同様の作用を得ることができる。また、前
述は1相励磁としたが、2相励磁又は1−2相励磁によ
り駆動できる。また、前述の各歯7,9a,10a,1
07,109aのピッチずれについては、相対的なもの
であり、何れの側をずらせた場合も前述と同じ動作を得
ることができるものである。
【0018】従って、前述のインナーロータ型の単一型
のハイブリッド型ステップモータを多連型とする場合に
は、図9に示すようになり、各ステータヨーク106と
106Aとで前記1対ステータ50を2個(2個に限ら
ずN個でも可)用い、各1対ステータ50間に空隙20
0を設けて各1対ステータ50及びロータヨーク109
を分離し1対ステータ50の数に対応してロータヨーク
109を構成している。なお、この図9で示す多連型の
ハイブリッド型ステップモータの動作は図5の動作と同
一であるので、ここでは省略する。なお、ロータヨーク
109は分離させずに連続して構成することもできる。
また、前記空隙200の代わりに非磁性板(図示せず)
を用いることもできる。
【0019】
【発明の効果】本発明によるハイブリッド型ステップモ
ータは、以上のように構成されているため、次のような
効果を得ることができる。すなわち、図1で示す構成の
場合、ステータヨークの外周にボビン巻きによってコイ
ルを設けることができるため、巻線作業が極めて容易
で、この種のハイブリッド型のアウタロータ型ステップ
モータのコストを大幅に引下げることができる。また、
図9の構成においても、ボビン状に形成したコイルをス
テータヨークの内側から挿入することができ、従来より
も組立コストを大幅に下げることができる。また、複数
のハイブリッド型ステップモータを直列に接続している
ため、大きなトルクを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハイブリッド型ステップモータを
示す断面図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】マグネット板が作る磁束の流れを示す説明図で
ある。
【図4】コイルが作る磁束の流れを示す説明図である。
【図5】マグネット板と各コイルに電流を流した場合の
合成磁束とロータヨークのステップ回転を示す説明図で
ある。
【図6】図1のハイブリッド型ステップモータを多連と
した構成を示す断面図である。
【図7】図6の一部の他例を示す断面図である。
【図8】図1の他例のインナーロータ型を示す断面図で
ある。
【図9】図8のハイブリッド型ステップモータを多連と
した構成を示す断面図である。
【図10】従来の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定軸 2,3 軸受 4 ロータケース 6,6A 輪状ロータヨーク 7,7a ロータ歯 8 マグネット板 9,10 ステータヨーク 9a,10a ステータ歯 20a,21a コイル受溝 22,23 コイル 30 輪状マグネット板 50 1対ステータ 51 非磁性板 100 回転軸 104 ケーシング 106,106A 輪状ステータヨーク 107,107a ステータ歯 109 ロータヨーク 109a ロータ歯

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸(1)に互いに離間して設けられた
    1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在
    に設けられたロータケース(4)と、前記ロータケース(4)
    の内面に設けられ複数のロータ歯(7)を有する輪状ロー
    タヨーク(6)と、前記固定軸(1)にマグネット板(8)を介
    して軸方向に並設された第1、第2ステータヨーク(9,1
    0)からなる1対ステータ(50)と、前記各ステータヨーク
    (9,10)の外周に形成された複数のステータ歯(9a,10a)
    と、前記各ステータヨーク(9,10)の軸方向における中央
    位置でかつ外周位置に形成された第1、第2コイル受溝
    (20a,21a)と、前記各コイル受溝(20a,21a)に設けられた
    第1、第2コイル(22,23)とを備え、前記各ステータヨ
    ーク(9,10)は互いに異なる極性を有すると共に、前記1
    対ステータ(50)はN個直列配置されていることを特徴と
    するハイブリッド型ステップモータ。
  2. 【請求項2】 前記各1対ステータ(50)間には、前記固
    定軸(1)に設けられた非磁性板(51)が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のハイブリッド型ステップ
    モータ。
  3. 【請求項3】 前記輪状ロータヨーク(6)は、前記各1
    対ステータ(50)に対応して連続して設けられていること
    を特徴とする請求項1又は2記載のハイブリッド型ステ
    ップモータ。
  4. 【請求項4】 前記輪状ロータヨーク(6)は、前記1対
    ステータ(50)の数に対応して独立した数で配設されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のハイブリッド
    型ステップモータ。
  5. 【請求項5】 ケーシング(104)の両端に設けられた1
    対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在に
    設けられた回転軸(100)と、前記ケーシング(104)の内面
    の軸方向に輪状マグネット板(30)を介して並設された第
    1、第2輪状ステータヨーク(106,106A)からなる1対ス
    テータ(50)と、前記各輪状ステータヨーク(106,106A)の
    内面に形成された複数のステータ歯(107,107a)と、前記
    各ステータヨーク(106,106A)の軸方向における中央位置
    でかつ内周位置に形成された第1、第2コイル受溝(20
    a,21a)と、前記各コイル受溝(20a,21a)に設けられた第
    1、第2コイル(22,23)と、前記回転軸(100)に設けられ
    前記各ステータヨーク(106,106A)に対応して位置し、前
    記回転軸(100)に設けられたロータヨーク(109)と、前記
    ロータヨーク(109)の外周に設けられた複数のロータ歯
    (109a)とを備え前記1対ステータ(50)はN個直列配置さ
    れていることを特徴とするハイブリッド型ステップモー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記各1対ステータ(50)間には、前記ケ
    ーシング(104)に設けられた非磁性板が設けられている
    ことを特徴とする請求項5記載のハイブリッド型ステッ
    プモータ。
  7. 【請求項7】 前記ロータヨーク(109)は、前記各1対
    ステータ(50)に対応して連続して設けられていることを
    特徴とする請求項5又は6記載のハイブリッド型ステッ
    プモータ。
  8. 【請求項8】 前記ロータヨーク(109)は、前記1対ス
    テータ(50)の数に対応して独立した数で配設されている
    ことを特徴とする請求項5又は6記載のハイブリッド型
    ステップモータ。
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