JP2000125533A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2000125533A
JP2000125533A JP10288234A JP28823498A JP2000125533A JP 2000125533 A JP2000125533 A JP 2000125533A JP 10288234 A JP10288234 A JP 10288234A JP 28823498 A JP28823498 A JP 28823498A JP 2000125533 A JP2000125533 A JP 2000125533A
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Japan
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rotor
pole
motor
pole teeth
magnetic
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JP10288234A
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Takashi Yamamoto
貴史 山本
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 永久磁石の磁石量が同一であっても、より大
きいトルクを発生し得るモータを提供すること。 【解決手段】 本発明のモータは、巻線12を流れる励
磁電流により励磁される極歯を内周に備えたステータヨ
ーク10と、永久磁石21,31及び41と、同永久磁
石21,31及び41を挟持するとともに外周に所定の
ピッチにて配置した複数の極歯を有する一対のロータ2
2,23、32,33、及び42,43と、からなるロ
ータユニット20,30及び40を備えている。ロータ
ユニット20,30及び40は、各永久磁石21,31
及び41の磁束の向きが隣接するロータユニット20,
30及び40間で逆向きになるように連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータヨーク
と、このステータヨークと径方向にて対向配置された永
久磁石および同永久磁石を軸方向にて挟持するとともに
前記ステータヨークの複数の極歯と径方向にて対向する
複数の極歯を具備した一対の円環状磁性体のロータから
構成されるロータユニットと、を備える形式のモータに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記形式のモータは、ステッ
ピングモータの分野においてハイブリッド型モータとし
て知られている。また、同形式のモータは、例えば特開
平6−153248号公報に開示されるように、励磁電
流を2相或は3相等の正弦波電流とすることにより通常
の同期電動機としても使用されている。
【0003】上記モータの構造及び回転動作の原理につ
いて、同モータの断面図である図8と、図8のA−A断
面である図9を参酌しつつ説明すると、同モータは円筒
形状のステータヨーク80と、同ステータヨーク80内
に配置されるロータユニット90を有している。ステー
タヨーク80の内周には巻線81に流れる励磁電流によ
り励磁される極歯82を備えた磁極83が複数配設され
ている。ロータユニット90は、永久磁石91を挟持し
て磁化されるN極ロータ92及びS極ロータ93を備え
ていて、これらのロータ92,23の外周には所定ピッ
チにて極歯94が形成されている。
【0004】上記構成において、所定の磁極83の巻線
81へ励磁電流を流して同磁極83を励磁すると、同磁
極の極歯82と所定の位置関係にあるロータ92(又は
ロータ93)の極歯94が磁気的な吸引力又は反発力を
受ける。これによりロータユニット90は回転し、磁極
の極歯82とロータの極歯94との位置関係が変化す
る。このとき、変化した位置関係に応じて別の磁極83
を励磁すると、ロータの極歯94は新たな磁気的吸引力
又は反発力を受け、ロータユニット90は更に回転す
る。このように、所定の励磁電流を所定の巻線81に適
宜に付与することにより同モータは回転する。
【0005】上記モータの回転トルク(発生トルク)
は、磁極の極歯82とロータの極歯94間における磁束
の大きさに比例した値となることが知られている。回転
トルクを増大するための磁束の増大は、磁極の極歯82
とロータの極歯94との間のエアギャップを小さくする
こと、或は励磁電流を大きくすること等によっても達成
されるが、エアギャップや励磁電流等の変更にも限界が
ある。従って、これらの変更と同時に、又はこれらを変
更することなく磁束を増大するには、永久磁石91の起
磁力を増大することが一般に検討される。
【0006】上記モータの永久磁石91は図11に示し
た円筒形状を有していて、その起磁力E及び内部の磁気
抵抗rは、磁石の断面積をSm、磁石の長さ(磁石長)
をLm、保持力をHc、リコイル透磁率をμとしたと
き、下記の数1及び数2にて表される。
【0007】
【数1】E=Lm・Hc
【0008】
【数2】r=Lm/(μ・Sm) 上記数1から、永久磁石の材質を変更することなく同磁
石の起磁力Eを増大するためには磁石長Lmを長くすれ
ばよいことが解る。なお、上記数2が示すように磁気抵
抗rは磁石の断面積Smに反比例することから、一般に
は、永久磁石の径はステータヨーク80の内周側におい
て極力大きくなるように決定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かかる磁石長Lmの増
加による回転トルクの変化の様子を知るために上記従来
型モータの等価磁気回路を考えると、図10に示した回
路が得られる。これから、磁束φについて下記数3が得
られる。
【0010】
【数3】φ=E/(Rs+Rn+r) ここで、RnはN極ロータ92とステータヨーク80間
のエアギャップの磁気抵抗、RsはS極ロータ93とス
テータヨーク80間のエアギャップの磁気抵抗、rは永
久磁石91の磁気抵抗である。なお、Rn及びRsは、
ロータの回転に応じて変化するため、ロータの回転角の
関数である。
【0011】回転トルクTは、励磁電流を一定とすると
磁束φに比例するので、Kiを定数として下記数4が得
られる。
【0012】
【数4】T=Ki・φ=Ki・E/(Rs+Rn+r) 上記数1、数2及び数4から、回転トルクTは数5によ
り表される。
【0013】
【数5】T=Ki・Lm・Hc/{Rs+Rn+Lm/
(μ・Sm)} 上記数1乃至数5から解るように、回転トルクTを増大
するために永久磁石の磁石長Lmを大きくした場合、同
時に永久磁石自身が有する磁気抵抗rも増大してしまう
ため、磁束φ(回転トルクT)は効果的に増大しない。
このため、永久磁石の磁石長Lmを長くするという手段
によって大きい回転トルクを発生するモータを得ようと
すると、モータ構成部品の中でも高価である永久磁石を
多量に必要とし、結果としてモータが高価になるという
問題がある。
【0014】従って、本発明の目的は、磁石長Lmが同
一であっても(即ち、磁石量を増大することなく)、磁
束φを増大し得る新規な構造を採用することにより、安
価で且つ高トルクを発生し得る上記形式のモータを提供
することにある。
【0015】
【発明の概要】本発明の第1の特徴は、ステータヨーク
と、このステータヨークと径方向にて対向配置された永
久磁石および同永久磁石を軸方向にて挟持するとともに
ステータヨークの複数の極歯と径方向にて対向する複数
の極歯を具備した一対の円環状磁性体のロータから構成
されるロータユニットと、を備える形式のモータにおい
て、そのロータユニットを複数個有し、且つ各ロータユ
ニットの備える永久磁石の磁束の向きが隣接するロータ
ユニット間で逆向きになるように同複数個のロータユニ
ットを軸方向に連結したことにある。かかる特徴を有す
るモータは、磁石量を増大することなしに高いトルクを
発生し得る。
【0016】以下に、上記第1の特徴を有するモータの
発生トルクについて数式を用いて説明する。先ず、従来
型のモータとの比較を容易にするため、ステータヨーク
の内部にて3個のロータユニット20、30及び40を
軸方向に連結した図2に示したモータについて検討す
る。なお、各永久磁石の磁石長Lm及び各ロータの軸方
向の長さは前述した従来型モータの1/3とする。
【0017】このモータの等価磁気回路は図3に示した
ようになる。ここで、各永久磁石の起磁力E1は数1よ
りE/3、磁気抵抗r1は数2よりr/3(磁石面積S
mは同一とする)、各N極ロータ22,33及び42と
ステータヨーク10間のエアギャップの磁気抵抗Rn
1、並びに各S極ロータ23,32及び43とステータ
ヨーク10間のエアギャップの磁気抵抗Rs1は、ロー
タ表面積に反比例することから、それぞれ3Rn、3R
sとなる。以上より、図3の磁気回路の回路方程式を立
て同方程式を解くと、図3の点A,B,C,Dの磁束は
“0”となり、点E,F,Gにおける磁束(=エアギャ
ップの磁束)は互いに等しく、これらの磁束φ3は数6
にて示される値となる。
【0018】
【数6】 φ3=(E/3)/(3Rs+3Rn+r/3) モータの発生する回転トルクT3は、ロータユニット2
0,30及び40の各々が発生する回転トルクの和であ
るので、下記数7により示される。
【0019】
【数7】T3=3・Ki・φ3=3・Ki・(E/3)
/(3Rs+3Rn+r/3) 数7と数4を比較すると、下記数8が成立するとき回転
トルクT3は回転トルクT以上となることが解る。即
ち、数8が成立するモータにおいては、永久磁石量が同
一であっても回転トルクは増大する。
【0020】
【数8】r/3>Rs+Rn 一般に、ロータユニットがn個の上記特徴を有するモー
タの回転トルクTn(磁束をφnで表す)は、下記数9
で表される。
【0021】
【数9】Tn=n・Ki・φn=n・Ki・(E/n)
/(nRs+nRn+r/n) 数9より、回転トルクTnを最大とするnは、nmax
して数10で表される。
【0022】
【数10】nmax={r/(Rs+Rn)}1/2 従って、下記数11が満足されればnmaxは1より大き
くなり、同一磁石量であってもロータユニットを複数個
に分割し、永久磁石の磁束の向きを逆方向として連結し
た方が回転トルクが上昇する場合があることが解る。
【0023】
【数11】r/(Rs+Rn)>1 例えば、n=2のときの回転トルクT2が、n=1のと
きの回転トルクT1よりも大きくなる条件を数9を用い
て求めると、数12を得る。
【0024】
【数12】r/2>Rs+Rn 従って、数12が成立するモータにおいては、同一磁石
量であってもロータユニットを2個に分割し、永久磁石
の磁束の向きを逆方向として連結した方が回転トルクが
上昇する。
【0025】実際にモータを作成する場合には、数10
の条件を満たすnmaxに対しn−1≦nmax≦nを満たす
自然数n及びn−1を用いて数9から回転トルクTn
n- 1を求め、大きい回転トルクが得られる自然数n又
はn−1の何れかを選択することによりロータユニット
の個数を決定する。なお、上記説明は、ステータヨーク
の内周にロータユニットを有するモータについてのもの
であるが、ステータヨークの外周にロータユニットを有
するモータにおいても等価磁気回路は同じであり、同様
に考えることができる。
【0026】本発明の第2の特徴は、前記複数個のロー
タユニットの各永久磁石により同一極性に磁化される各
ロータの極歯が周方向にて相互にずれるように前記複数
のロータユニットを連結したことにある。
【0027】第2の特徴によれば、励磁されたステータ
ヨークの極歯に対する各ロータユニットの極歯の位置関
係が異なっているため、各ロータユニットが最大の回転
トルクを発生する回転角度(タイミング)が相違し、こ
れによりモータのトルク変動を小さくすることができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】図1に周方向の断面が、図2に図
1のA−A断面(軸方向の断面)が示された本発明に係
るモータの第1実施形態について説明すると、同モータ
は円筒形状のステータヨーク10と、同ステータヨーク
10内に配置される3個(3組)のロータユニット2
0,30及び40を備えているステータヨーク10の内
周には、モータの軸中心に向けて延びる12個の磁極1
1が周方向において等間隔にて配設されている。各磁極
11は、図4に詳細を示したように巻線12が集中巻き
と呼ばれる方法で巻回されており、且つ内周側先端にて
等間隔に分岐して3個の極歯13を形成している。
【0029】各磁極11の巻線12と、同磁極11に対
向する位置にある磁極11の巻線12は、同一の励磁電
流が付与されるように結線されていて(図示省略)、常
に同じ極性に励磁されるようになっている。また、各磁
極11の巻線12と、同磁極11と90度の中心角をな
す位置の磁極11の巻線12も、同一の励磁電流が付与
されるように結線されている(図示省略)。但し、90
度の角度をなす位置の磁極11は巻線12が逆方向に巻
かれているため、同一励磁電流により極歯13の作る磁
界の大きさは同一であるが、その向きが逆方向となるよ
うに構成されている。上記関係は、図1中においてUに
対するU−、Vに対するV−、Wに対するW−として表
されている。
【0030】ロータユニット20は、図11に示したよ
うな円筒形状の永久磁石21(磁石長は便宜上Lm/3
とする。)と、同永久磁石21を軸方向にて挟持するよ
うに配置される円筒形状の磁性体(鉄)であって永久磁
石21により磁化されたN極ロータ22及びS極ロータ
23とから構成されていて、これらを貫通するとともに
軸受51、51を介してモータハウジング(図示省略)
に回転可能に軸支されたモータの回転軸50に固定され
るようになっている。
【0031】N極ロータ22及びS極ロータ23は、図
1及び図5に示したように外周に所定の等ピッチにて配
置された38個の極歯22a,23aをそれぞれ有して
いて、極歯22aと極歯23aは周方向において互いに
半ピッチだけ位置が異なるように組付けられている。即
ち、N極ロータ22の任意の極歯22aと隣接する極歯
22aとが作る中心角をθ0とすれば、S極ロータ23
は、その極歯23aがN極ロータ22の極歯22aと中
心角θ0/2をなすように固定されている。また、N極
ロータ22及びS極ロータ23とステータヨーク10の
極歯13間のエアギャップの磁気抵抗をそれぞれ3R
n、3Rsとし、永久磁石21の磁気抵抗をrとすると
き、r/3>Rs+Rnが成立するように構成されてい
る。
【0032】ロータユニット30及び40の各々は、構
造上はロータユニット20と同一である。即ち、ロータ
ユニット30は、永久磁石31とこれを挟持するS極ロ
ータ32とN極ロータ33とからなり、ロータユニット
40は、永久磁石41とこれを挟持するN極ロータ42
とS極ロータ43とからなっている。
【0033】図2に示したように、ロータユニット20
及び30は、モータの回転軸50方向において各永久磁
石21,31の磁束が逆向きとなるように連結されてい
る。具体的には、各永久磁石21,31によりS極に磁
化されたS極ロータ23,32が各々の軸方向端面にお
いて接し、且つそれらの各極歯が周方向において一致す
るように(同位相となるように)連結されている。同様
に、ロータユニット30及び40は、各永久磁石31,
41の磁束が逆向きとなるように連結されていて、N極
ロータ33,42が各々の軸方向端面において接し、且
つそれらの各極歯が周方向において一致するように固定
されている。
【0034】上記のように構成されたモータの各巻線1
2には、図6に示したようなU相、V相、W相からなる
所定の各速度ω(=2πf;fは周波数)の3相交流が
励磁電流として付与されるようになっている。即ち、図
6中の記号U,V及びWは、図1に示したU,V及びW
に対応していて、例えば図6に記号Uにて示した電流は
図1において記号U及びU−が付された磁極11の巻線
12中を流れるようになっている。係る励磁電流によ
り、所定の極歯22a,23aが極歯13から吸引力又
は反発力を受け、同モータは回転する。
【0035】上記第1実施形態の等価磁気回路は、前述
したように、図3に示した回路となり、これから同モー
タが発生する回転トルクを求めると上記数7が得られ
る。従って、本モータは同一磁石量(磁石長がLm=3
・(Lm/3))を有しているがロータユニットが一つ
であり、N極ロータ及びS極ロータの軸方向長さが第1
実施形態の各ロータ(1個分)の長さの3倍である従来
型のモータの回転トルク(上記数4で示される)よりも
大きくなる。
【0036】次に、本発明の第2実施形態について説明
すると、第2実施形態は各ロータユニット20,30及
び40間に位相差を設けている点においてのみ、第1実
施形態と異なっている。即ち、図7に示したように、ロ
ータユニット20のN極ロータの極歯22aは、隣接し
たロータユニット30のN極ロータの極歯33aよりも
中心角θ1だけ進み側となり、ロータユニット40のN
極ロータの極歯42aは隣接したロータユニット30の
N極ロータの極歯33aより中心角θ2(ここでは、θ
1=θ2としてある)だけ遅れ側となるように、各ロー
タユニット20,30及び40が連結されている。
【0037】なお、第1実施形態と同様に、各ロータユ
ニット20,30及び40におけるN極ロータ22,3
3及び42の極歯とS極ロータ23,32及び43の極
歯は、中心角θ0/2だけ位相差を有している。
【0038】この第2実施形態によれば、各ロータユニ
ット20,30及び40が異なる回転角度において最大
の回転トルクを発生するので、第1実施形態よりもトル
ク変動を小さくすることができる。即ち、第2実施形態
は、DCモータの分野においてスキューとして知られる
トルクリップル低減効果と同様な効果を奏する。なお、
上記においては角度θ1とθ2を同一の角度としたが、
角度θ1と角度θ2を異なる値とすることもできる。但
し、各ロータユニット20,30及び40が逆向きの回
転トルクを発生しないような角度に選定しておく必要が
ある。加えて、角度θ1,θ2を大きくするに従い最大
トルクが低下するので、トルク変動と最大トルクとのバ
ランスを考慮しつつ同角度θ1,θ2を決定するとよ
い。
【0039】以上説明したように、本発明の実施形態
は、励磁電流により励磁される複数の極歯を内周に備え
たステータヨークと、前記ステータヨークの内部に配設
される永久磁石と同永久磁石を軸方向にて挟持するとと
もに外周に所定のピッチにて配置した複数の極歯を有す
る一対の円環状磁性体のロータとから構成されるロータ
ユニットと、を備える形式のモータにおいて、前記ステ
ータヨーク内に前記ロータユニットを複数個有し、且つ
各ロータユニットの備える前記永久磁石の磁束の向きが
隣接するロータユニット間で逆向きになるように前記複
数個のロータユニットを軸方向に連結した構成を有す
る。
【0040】これにより、同モータは、同一の永久磁石
量でより大きい回転トルクを発生することができる。換
言すれば、同モータは同一の回転トルクをより少ない磁
石量で発生することができる。従って、高価な永久磁石
の量を少なくできるので、安価なモータとなる。また、
第2実施形態のモータは、トルク変動を抑制することが
できる。
【0041】なお、上記第1実施形態において連結され
るロータユニット20,30及び40は全て同一構造で
あるので、同ロータユニットを多数生産しておき、必要
とされる回転トルクに応じた長さのステータヨークを準
備して、これに所定個数のロータユニットを組込むこと
により、種々の回転トルクを発生するモータを生産する
ことも可能となる。これによれば、同一ロータユニット
の量産によるコスト低減が図られるので、モータ全体の
コスト低減を図ることも可能となる。
【0042】更に、上記第1実施形態においては、隣接
するロータが別体のものとして構成されていたが、一体
のものとして構成することもできる。また、第1,第2
実施形態においては連結されるロータユニットの数は3
個であったが、ロータユニットの個数はこれに限られな
い。即ち、連結すべきロータユニットの個数は、モータ
に要求されるトルクや永久磁石の磁気抵抗及びロータと
ステータヨーク間のエアギャップにおける磁気抵抗等に
応じて決定すればよい。
【0043】また、本発明は、例えばステッピングモー
タにも適用可能であることに代表されるように、モータ
の励磁電流、巻線の巻き方、及び磁極及び極歯の個数等
が如何なるモータに対しても適用され得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の断面図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 図1及び図2に示したモータの等価磁気回路
である。
【図4】 図1及び図2に示したモータの磁極の拡大図
である。
【図5】 図1及び図2に示したモータのロータユニッ
トの斜視図である。
【図6】 図1及び図2に示したモータの励磁電流を示
すタイムチャートである。
【図7】 本発明の第2実施形態の各ロータの位相関係
を示す図である。
【図8】 従来のモータの断面図である。
【図9】 図8のA−A断面図である。
【図10】 図8に示したモータの等価磁気回路であ
る。
【図11】 図2及び図9に示した永久磁石の斜視図で
ある。
【符号の説明】
10…ステータヨーク、11…磁極、12…巻線、13
…極歯、20…ロータユニット、21,31,41…永
久磁石、22,33,42…N極ロータ、23,32,
43…S極ロータ、50…回転軸、51…軸受。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】励磁電流により励磁される複数の極歯を周
    方向に備えたステータヨークと、前記ステータヨークと
    径方向にて対向して配設される永久磁石と同永久磁石を
    軸方向にて挟持するとともに前記複数の極歯と径方向に
    て対向する複数の極歯を具備した一対の円環状磁性体の
    ロータとから構成されるロータユニットと、を備える形
    式のモータにおいて、 前記ロータユニットを複数個有し、且つ各ロータユニッ
    トの備える前記永久磁石の磁束の向きが隣接するロータ
    ユニット間で逆向きになるように前記複数個のロータユ
    ニットを軸方向に連結したことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】前記複数個のロータユニットの前記各永久
    磁石により同一極性に磁化される各ロータの極歯が周方
    向にて相互にずれるように前記複数のロータユニットを
    連結したことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
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