JP3679294B2 - 環状コイル式回転電機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンターや複写機等に使用される駆動用モータとして適用して好適な環状コイル式ステッピングモータ等の環状コイル式回転電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種用途に使用されるステッピングモータとしては、次のものがある。図8は第1の従来例としてのクローポール式永久磁石型(以下PM型という)ステッピングモータの斜視図である。
同図において、固定子Sは2相を構成する第1の固定子部分101と第2の固定子部分102より成り、第1の固定子部分101はその内周側に相互に組み合わされる櫛歯状の極歯101a、101bとこれらの極歯101a、101b内に収納される環状コイル101cとより、また、第2の固定子部分102は同様に極歯102a、102bとこれらの極歯102a、102b内に収納される環状コイル102cとより構成される。
ここで、極歯101aと102aは電気角で例えば90°ずれて配置されている。
Rは回転子で、この回転子Rは外周側に円周方向にN、S極が交互に配置されるように着磁された永久磁石103、中子104、回転子軸105より構成され、回転子軸105は軸受(図示せず)を介して固定子Sに支承される。
この場合、固定子Sの各相のクローポールの分割角ピッチと回転子Rの着磁ピッチ角は相互に一致するように構成されている。
このクローポール式のPM型ステッピングモータはコイルがボビン巻きのため、巻線時間が早くまた巻線後の渡り線処理が簡単なため安価であり、OA機器等に広く使用されている。
図9は、第2の従来例としてのハイブリッド型(以下HB型という)ステッピングモータの要部を切り欠いて示した斜視図である。
図9において、15は回転子軸、17は固定子ポール、18及び19は1対の回転子の回転子歯である。
このHB型ステッピングモータは固定子及び回転子に多数の歯を設けることが出来るのでステップ角度を小さく出来、従って位置決め精度に優れ、低速時の回転ムラも小さいという長所があるため、プリンターや複写機等のOA機器に広く使用されている。
本構造の場合、固定子のコイルは固定子内径部に設けたスロットに巻きこむ方式で通常2相機の場合でも図9に示すように8個の固定子ポール17に装着されるから8個のコイルが必要とされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の構成のものでは、次のような問題点があつた。
即ち、図8に示す第1の従来例のものでは、ボビン巻の永久磁石型の構造のため安価であるが、固定子がクローポール(櫛歯)で且つこれらの櫛歯を交互にかみ合わせた構造とするため、また回転子が着磁するためどちらも、その極数を多くすることが困難であり、通常モータ径40mm程度のもので24極程度、2相機にすると,ステップ角度が7.5度程度の分解能のものしか、製作できなかった。
また、図9に示す第2の従来例のものでは、HB型であるから分解能は高いが、固定子巻線が固定子のスロットに内径側から巻きこむため、巻線の速度が遅く、また巻線後の渡り線の処理が複雑で、高価になる。
本発明は従来のものの上記問題点(課題)を解決するようにした環状コイル式回転電機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の環状コイル式回転電機では、上記課題を解決するために、次のように構成される。即ち、請求項1に記載のものは、磁極芯と、該磁極芯の両端面に、その外周より軸方向に伸延する複数の極歯を設けた2個の固定子鉄心を当接固着し、前記磁極芯の外周に環状コイルを巻装した固定子と、該固定子の前記極歯の内径部に空隙を介して対向し、磁性体より成り、その外周全域に亙りNr個の歯を等ピッチに設けた2個の回転子鉄心で軸方向に磁化した永久磁石を挟持したハイブリッド(以下HBと称する)型回転子、又は円筒形永久磁石の外周にN極、S極を交互にNr極対数磁化した永久磁石型回転子の何れかの回転子を配置した回転電機であって、前記固定子は、2個の固定子鉄心の外周に設けられた複数の極歯が全て同じ軸方向に伸延して設けられており、前記固定子2個を、該2個の固定子の軸方向に伸延した複数の極歯を対向させて同軸上に離して夫々の極歯を噛み合わせて配置し、該2個の固定子に夫々設けられた固定子鉄心にm個の回転方向に隣接した同極性の極歯が設けられ、前記2個の固定子において総数Ns=4mk個の極歯が配置され、その内の2mk個はA相固定子、残りの2mk個はB相固定子に配置され、各相固定子コイルを直流励磁したとき、各相の2mk個の極歯はmk個ずつが互いに異極性となるように配置され、かつ前記2個の固定子の極歯と空隙を介して上記回転子を配置して構成される。なお、磁極芯と固定子鉄心の一方は一体に形成しても良い。また、請求項2に記載のものでは、請求項1に記載の環状コイル式回転電機において、k=2とし、回転子の回転子鉄心に設けられた小歯の数Nr、又は円筒形永久磁石の外周にN極、S極を交互に磁化した極対数NrをNr=2(4n±1)としたことを特徴とする(但し、nは1以上の整数とする)。また、請求項3に記載のものでは、磁極芯と、該磁極芯の両端面に、その外周より軸方向に伸延する複数の極歯を設けた2個の固定子鉄心を当接固着し、前記磁極芯の外周に環状コイルを巻装した固定子と、該固定子の前記極歯の内径部に空隙を介して対向し、磁性体より成り、その外周全域に亙りNr個の歯を等ピッチに設けた2個の回転子鉄心で軸方向に磁化した永久磁石を挟持したHB型回転子を配置した回転電機であって、前記固定子は、2個の固定子鉄心の外周に設けられた複数の極歯が全て同じ軸方向に伸延して設けられており、該固定子P個を、その極歯が伸延する方向を同じに同軸上に連接して配置し、該P個の固定子に夫々設けられた固定子鉄心にm個の回転方向に隣接した同極性の極歯が設けられ、P個の固定子において総数Ns=2kPm個の極歯が配置され、その内の2mk個は同相の固定子に配置され、任意の固定子のコイルを直流励磁したとき、励磁相の2mk個の極歯はmk個ずつが互いに異極性となるように配置され、かつ前記P個の固定子の極歯と空隙を介して上記回転子を配置したことを特徴とする(但しkは1以上の整数、Pは2以上の整数とする)。なお、磁極芯と固定子鉄心の一方は一体に形成しても良い。さらに、請求項4に記載のものでは、請求項3に記載の環状コイル式回転電機において、P=3とし、回転子の回転子鉄心に設けられた小歯の数Nr、又は円筒形永久磁石の外周にN極、S極を交互に磁化した極対数NrをNr=2(6n±1)としたことを特徴とする(但しnは1以上の整数とする)。なお、請求項1乃至4のいずれかに記載の環状コイル式回転電機の構成は詳細な説明は省略するが、回転子を固定子の外周で回転するアウターロータ型の回転電機にも適用可能である。
【0005】
上記のような構成の環状コイル式回転電機においては、従来技術の欠点であつた事項が次のように解決される。
本発明のものでは、従来技術のものと比べ、次の理由から構造が簡単で安価となり且つ分解能は同等となる。
即ち、図8に示す第1の従来例のものでは固定子が回転子の外周に配置されているので、同一モータ外径で本発明の構造と比較すると回転子径は本構造の方がコイルが両サイド配置なのでその分大きくでき、従ってクローポールのポール幅も従来構造品より広くとれその分磁気飽和も起こりづらく、高分解能化や高トルク化でも有利である。
また、図9に示す第2の従来例のHB型ステッピングモータでは、同図に示すように固定子のコイル数は8個もあり、また、それらのコイルは固定子の内径側のスロットの内径から巻きこむので巻線速度が遅く、またコイル占積率も低く、渡り線処理も複雑でコスト高でトルクもモータサイズの割には高くないという問題があったのに対し、例えば、請求項1記載のHB型回転子ものでは、コイルが2個で構成され、ボビン巻きコイルとすれば、巻線速度も早くなり、渡り線処理も無いので安価となる。固定子は磁性板の打ち抜き折り曲げ成形による所謂クローポール式固定子の使用が可能なため固定子も安価となり得る。
更に、図8の第1の従来例のものでは、固定子クローポールは交互に噛み合っているためポール数を増加させると漏洩磁束が多く高分解能化ができなかったのに対し、請求項1に記載の本発明の円筒状永久磁石の回転子のものでは、環状コイルが回転子の外周にではなく両サイドに配置されているので、モータ外径を従来の構造の図8や図9のものと同一としても従来のモータより回転子外径が大きくできることと、本発明の構造はクローポール固定子でもポールが図1の構造となるため高分解能としても、漏洩磁束も少なく従来構造の欠点が解消される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下図面に示す本発明の各実施の形態により本発明を具体的に説明する。
第1の実施の形態:
図1は本発明の第1の実施の形態の環状コイル式ステッピングモータ等の環状コイル式回転電機の縦断側面図、図2は図1に示す環状コイル式回転電機のX−X断面図である。
図1、図2に示すものは、請求項1に記載するHB型回転子の構成例を示すもので、Nr=22、Ns=16、k=2、m=2の場合である。
図1及び図2において、1aは磁性体より構成される第1の固定子鉄心で、回転子1Rと対向する内周部に図3に示すように4個の極歯a1〜a4を有している。1cは磁極芯で、この磁極芯1cの両端面に、その外周より軸方向に伸延する4個の極歯a1〜a4を設けた第1の固定子鉄心1aと、その外周より軸方向に伸延する4個の極歯b1〜b4を設けた第2の固定子鉄心1bとを当椄固着し、第1の固定子鉄心1aの極歯a1〜a4と第2の固定子鉄心1bの極歯b1〜b4は各固定子鉄心1a、1bから全て同じ方向に伸延して設けられている。
そして、極歯a1〜a4及び極歯b1〜b4は固定子鉄心より全て同じ軸方向に伸延して設けられている。
第1及び第2の固定子鉄心1a及び1bは、図1に示すように絶縁体よりなるボビン3aに巻かれたコイル4aによりお互いにそれらの歯は異極性に励磁される。
固定子鉄心1a、1bでコイル4aを挟持して構成される単位となる固定子組を、便宜上、固定子ユニットS1と呼ぶことにすると、図1に示すものでは、固定子ユニットS1と、この固定子ユニットS1と同じ構成の固定子ユニットS2を夫々の固定子鉄心に設けられた極歯を対向させ離間して配置し、その中間に前記固定子ユニットS1、S2に設けられた軸受7a、7bにより支承された回転子軸6に固着された回転子1Rを前記極歯に対向させて配置することで2相のステッピングモータを構成している。
なお、固定子ユニットS2は、固定子ユニットS1と同等の構成要素である固定子鉄心2a、2b、磁極芯2c、コイルボビン3b、コイル4bにより構成される。
5は固定子ユニットS1、S2の固定子鉄心の外周部を連結するハウジングで、その材料は固定子歯の磁気短絡を避けるため非磁性体より構成するのが望ましい。
8a、8bは1対の回転子鉄心で、永久磁石9を中間に挟持し、永久磁石9は軸方向に2極に磁化され所謂HB型回転子1Rを構成している。
HB型回転子1Rを構成する1対の回転子鉄心8a、8bはお互いに異極性に磁化され、通常、図示のように1/2歯ピッチお互いにずらして配置される。
【0007】
図2は図1のX−X線での断面図である。
図1の固定子鉄心1a、1bの極歯でS極4個とN極4個はコイル4a、4bが励磁されて、例えば固定子鉄心1aがS極性に、固定子鉄心1bがN極性に磁化された場合を図示している。
2相励磁の場合は図2で残りの極性が表示されていない極歯の合計8個もその半分の4個がN極性、残りの4個がS極性に磁化されることになる。
【0008】
図3は、図1に示す1相分の1つの固定子ユニットS1を示した斜視図である。固定子クローポールとして図示した固定子鉄心1aや1bは、図示のようにホーク状に2個の極歯が空間を隔てて併設されているところを、併設された2個の極歯a1〜a4を連結して設け、前記空間の部分を径方向に部分的にくぼませた構造の固定子鉄心としても良い。
これは溝部をプレスで半抜きしても製作できる。
なお、図3はk=2の場合の図示なので2個の極歯が180度の位置に2箇所(k=2)である。kは2が実用的であるが2以外の整数であれば構造の複雑さを無視すれば成立する。なお、mは図3では2で、即ち、極歯の数に相当する。
【0009】
第2の実施の形態:
本発明の構造は、2相機以外の多相機であるP相機でも成立する。
図4はP=3の場合の実施の形態を示す縦断側面図、図5は図4の正面図である。これらはNr=26、Ns=24でk=2の場合の図である。
2相機の例を示した図1のものでは、固定子ユニットS1、S2を回転子1Rの両側に配置し、固定子鉄心1a、1bを2個ずつ共通にしているのに対し、本実施の形態の3相機の場合では固定子ユニットS1、S2、S3を回転子2Rに対し軸方向で同一側に配置している点が構成上、相違する。
このような構成とした結果、各相の固定子鉄心に設けられた極歯10a、11a、12a及び10b、11b、12bの軸方向長は異なり部品点数が増加する欠点を有するが、長所はHB型回転子が使用できること、回転子外径や固定子内径を大きくできること、固定子の極歯がクローポール化でき、しかも従来構造のクローポール構造のように各異極性のクローポールが噛み合う構造で無いので漏洩磁気の心配も無く、クローポールの幅も広くとれる。
なお、HB型回転子2Rを構成する1対の回転子鉄心13a、13bは互いに異極性に磁化され、図4に示すように1/2歯ピッチずらして配置され、これらの回転子鉄心13a、13bの中間に永久磁石14が挟着し、この永久磁石14を軸方向に2極に磁化するようにしている。
また、図5で固定子磁極でN極とS極と表示されたものはA相分極歯、N′極、S′極と表示されたものはB相分極歯であり、極性が表示されていないものがC相分極歯である。なお、3a〜3cは絶縁体より成るボビンで、コイル4a〜4cはボビン巻きされて固定子鉄心内に収納されている。また、6は回転子軸、7a〜7cは軸受である。
【0010】
図6は、本発明を適用した回転電機が、例えば図1のように2相機として構成した場合の回転原理を示すための固定子と回転子の磁極部分の展開図である。
なお、同図では、簡単のため各相固定子極歯は1個で示した。
A、Bの各相に供給する電流を、同図に示すように変えることにより、回転子歯ピッチの1/4が1ステップ角で図の左方向に回転子は移動していくことが分かる。
【0011】
図7は、本発明を適用した回転電機が、例えば図4のように3相機として構成した場合の回転原理を示す。
簡単のため、同図では各相固定子極歯は1個で示した。A、B及びCの各相に供給する電流を、同図に示すように変えることにより、回転子歯ピッチの1/6が1ステップ角で図の右方向に回転子は移動していくことが分かる。
また、図7では、A相分とその逆相分、B相分とその逆相分、C相分とその逆相分の各励磁により極歯に生じる極性を、N、S;N′、S′;N″、S″と符号をつけて表示してある。
【0012】
上述のように、本発明は2相機にも3相機にも適用可能であるが、どちらかと言えば、本発明の構造はコイル数の少ない2相機(P=2)に適用する方が適している。
また、構造が簡単で磁気バランスの良い構造としてはkが2の場合である。
その理由はk=1では回転子の180度異なる位置に回転子の異極性歯群がくるのでラジアル方向の吸引力がキャンセルされず偶力が発生し、回転時に振動騒音を引き起こすからである。
そこで、P=2、k=2とおき固定子の各ポール位置を均等に配置するとすれば、k=2であるから4k=8であり、
(360°/8)±(360°n/Nr)= 90°/Nr
からNr=2(4n±1)を得る。
例えばn=3のときNr=22で図2となり、n=6でNr=50となり2相機の場合、ステップ角度が1.8度のステッピングモータとなる。
3相機の場合はP=3で、k=2が実用的であり、2相機と同様にして
2kP=12であるから
(360°/12)±(360°n/Nr)= 60°/Nr
からNr=2(6n±1)を得る。
図5に示す場合では、n=2でNr=26となる。
【0013】
【発明の効果】
本発明のステッピングモータとして構成するのが最適な環状コイル式回転電機は、上記のように構成されるから、次のような優れた効果を有する。
(1)本発明の基本構成を示す請求項1に記載の2相式の回転電機は、複写機等のOA機器用の2相式HB型ステッピングモータに適用して好適なものであり、次のような効果がある。
▲1▼回転子外径を大きくでき、従来のHB型と略同等の分解能を有する。
▲2▼従来のHB型回転子が使用できる。
▲3▼固定子がクローポール式の構成とすることが可能でトルクが従来のPM型と比べて回転子がHB型で且つ外径が大きいので大幅に改良される。
(2)請求項2に記載のように、2相機及び3相機の場合のkとNrの値を選定すると、夫々に好適な特性が期待できる。
(3)請求項3に記載の構成にすると、上記(1)に記載の本発明の回転原理のものをP相式の回転電機にまで拡張して適用することができる。
(4)請求項4に示すように構成すると、上記(1)に記載の本発明の回転原理を3相式の回転電機に好適に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した2相式ステッピングモータの縦断側面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図1のステッピングモータを構成する固定子の斜視図である。
【図4】本発明を適用した3相ステッピングモータの縦断側面図である。
【図5】図4のステッピングモータの左方から見た正面図である。
【図6】図1に示す本発明の2相式ステッピングモータの回転原理を説明するための図で、固定子と回転子の磁極の展開図である。
【図7】図4に示す本発明の3相式ステッピングモータの回転原理を説明するための図で、固定子と回転子の磁極の展開図である。
【図8】第1の従来例のステッピングモータの斜視図である。
【図9】第2の従来例のステッピングモータの斜視図である。
【符号の説明】
1a、1b、2a、2b:固定子鉄心
1c、2c:磁極芯
3a、3b、3c:ボビン
4a、4b、4c:コイル
5:ハウジング
6:回転子軸
7a、7b、7c:軸受
1R、2R:HB型回転子
8a、8b、13a、13b:回転子鉄心
9、14:永久磁石
S1、S2、S3:固定子ユニット

Claims (4)

  1. 磁極芯と、該磁極芯の両端面に、その外周より軸方向に伸延する複数の極歯を設けた2個の固定子鉄心を当接固着し、前記磁極芯の外周に環状コイルを巻装した固定子と、該固定子の前記極歯の内径部に空隙を介して対向し、磁性体より成り、その外周全域に亙りNr個の歯を等ピッチに設けた2個の回転子鉄心で軸方向に磁化した永久磁石を挟持したハイブリッド(以下HBと称する)型回転子、又は円筒形永久磁石の外周にN極、S極を交互にNr極対数磁化した永久磁石型回転子の何れかの回転子を配置した回転電機であって、
    前記固定子は、2個の固定子鉄心の外周に設けられた複数の極歯が全て同じ軸方向に伸延して設けられており、
    前記固定子2個を、該2個の固定子の軸方向に伸延した複数の極歯を対向させて同軸上に離して夫々の極歯を噛み合わせて配置し、
    該2個の固定子に夫々設けられた固定子鉄心にm個の回転方向に隣接した同極性の極歯が設けられ、
    前記2個の固定子において総数Ns=4mk個の極歯が配置され、その内の2mk個はA相固定子、残りの2mk個はB相固定子に配置され、各相の固定子コイルを直流励磁したとき、各相の2mk個の極歯はmk個ずつが互いに異極性となるように配置され、
    かつ前記2個の固定子の極歯と空隙を介して上記回転子を配置したことを特徴とする環状コイル式回転電機。
  2. 請求項1記載の環状コイル式回転電機においてk=2とし、回転子の回転子鉄心に設けられた小歯の数Nr、又は円筒形永久磁石の外周にN極、S極を交互に磁化した極対数NrをNr=2(4n±1)としたことを特徴とする請求項1に記載の環状コイル式回転電機。(但し、nは1以上の整数とする。)
  3. 磁極芯と、該磁極芯の両端面に、その外周より軸方向に伸延する複数の極歯を設けた2個の固定子鉄心を当接固着し、前記磁極芯の外周に環状コイルを巻装した固定子と、該固定子の前記極歯の内径部に空隙を介して対向し、磁性体より成り、その外周全域に亙りNr個の歯を等ピッチに設けた2個の回転子鉄心で軸方向に磁化した永久磁石を挟持したHB型回転子を配置した回転電機であって、
    前記固定子は、2個の固定子鉄心の外周に設けられた複数の極歯が全て同じ軸方向に伸延して設けられており、
    該固定子P個を、その極歯が伸延する方向を同じに同軸上に連接して配置し、該P個の固定子に夫々設けられた固定子鉄心にm個の回転方向に隣接した同極性の極歯が設けられ、
    P個の固定子において総数Ns=2kPm個の極歯が配置され、その内の2mk個は同相の固定子に配置され、任意の固定子のコイルを直流励磁したとき、励磁相の2mk個の極歯はmk個ずつが互いに異極性となるように配置され、かつ前記P個の固定子の極歯と空隙を介して上記回転子を配置したことを特徴とする環状コイル式回転電機。(但しkは1以上の整数、Pは2以上の整数とする。)
  4. 請求項3に記載の環状コイル式回転電機において、P=3とし、回転子の回転子鉄心に設けられた小歯の数Nr、又は円筒形永久磁石の外周にN極、S極を交互に磁化した極対数NrをNr=2(6n±1)としたことを特徴とする請求項3に記載の環状コイル式回転電機。(但しnは1以上の整数とする。)
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