JP3182502B2 - ハイブリッド型ステップモータ - Google Patents

ハイブリッド型ステップモータ

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JP3182502B2
JP3182502B2 JP14038396A JP14038396A JP3182502B2 JP 3182502 B2 JP3182502 B2 JP 3182502B2 JP 14038396 A JP14038396 A JP 14038396A JP 14038396 A JP14038396 A JP 14038396A JP 3182502 B2 JP3182502 B2 JP 3182502B2
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K37/00Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors
    • H02K37/10Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type
    • H02K37/20Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with rotating flux distributors, the armatures and magnets both being stationary

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド型ス
テップモータに関し、特に、コイルの巻回及び装着を容
易化し、コイル実装密度を向上させて高効率で安価な構
成を得ると共に、トルク/電流特性を向上させるための
新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のハイブリ
ッド型ステップモータとしては、図28で示されるよう
に、ケーシング4の両端に設けられた1対の軸受2,3
には回転軸1が回転自在に設けられている。このステー
タケース4の内面4aには全体形状が輪状をなしステー
タコイル5を有するステータヨーク6が設けられ、この
ステータヨーク6の内面には複数のステータ歯7が円周
状に所定間隔で形成されている。前記各軸受2,3間に
はマグネット板8を介して互いに軸方向に並設した輪状
の第1、第2ロータヨーク9,10が一体状に設けられ
ており、この各ロータヨーク9,10の周面には複数の
ロータ歯9a,10aが形成されていると共に、各ロー
タヨーク9,10は互いに異なる極性にて構成されてい
る。従って、ステータコイル5に図示しない駆動回路を
介して駆動パルスを供給することによりロータヨーク
9,10のステップ回転を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のハイブリッド型
ステップモータは、以上のように構成されていたため、
次のような課題が存在していた。すなわち、前述のよう
なマグネット板を各ロータヨークで挟持した構成のハイ
ブリッド構造のステップモータの場合、ステータヨーク
の各歯に巻回されたステータコイルがケーシングの内側
に位置しているため、各歯に対するコイル巻が難しく、
また、コイル巻きの密度を向上させることが困難であっ
た。また、トルク/電流特性も十分ではなかった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、コイルの巻回及び装着を容
易化し、コイル実装密度を向上させて高効率で安価とす
ると共に、トルク/電流特性を向上させるようにしたハ
イブリッド型ステップモータを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるハイブリッ
ド型ステップモータは、ロータ又はステータの一方もし
くは両方の一部を非積層コアとすることにより、ロータ
又はステータの板厚方向の磁気抵抗を小さくし、無通電
時のディテントトルクを小さくし、励磁相間の発生トル
クの差を小さくし、通電時の(トルク/電流比)を大と
することにより、円滑な回転が得られると共に、コアの
外周又は内周にコイルが設けられていることにより、コ
イル巻き及びコイル装着を容易とした構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるハ
イブリッド型ステップモータの好適な実施例について詳
細に説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同
一符号を用いて説明する。まず、本発明の特徴であるロ
ータ又はステータヨークの一部を非積層として特性を向
上させるための基本説明を行う。まず、図1はアウタロ
ータ構成のハイブリッド型ステップモータを示すもの
で、符号1で示されるものは非磁性材よりなる固定軸で
あり、この固定軸1に互いに離間して設けられた1対の
軸受2,3には、全体形状がほぼ輪状をなすロータケー
ス4が回転自在に設けられている。このロータケース4
の内面には、輪状をなすと共に複数のロータ歯7を有す
る輪状ロータヨーク6が設けられている。
【0007】前記固定軸1上にマグネット板8を介して
軸方向に並設した輪状の第1、第2ステータヨーク9,
10は、このマグネット板8を挟んだ状態で一体状に構
成されており、各ステータヨーク9,10の軸方向にお
ける中央位置でかつ外周位置には第1、第2コイル受溝
20a,21aが各々形成されている。前記各コイル受
溝20a,21aにはボビン状に巻回された第1コイル
22及び第2コイル23が設けられている(なお、この
各コイル22,23は巻線機により自動巻線されてい
る)。前記第1ステータヨーク9の外周にはこの第1コ
イル22を挟持するように第1、第2N極N1、N2が
形成され、前記第2ステータヨーク10の外周にはこの
第2コイル23を挟持するように第1、第2S極S1、
S2が形成され、各極N1、N2、S1、S2は前記ロ
ータ歯7に対応すると共に、この各極N1、N2、S
1、S2の外周には前記ロータ歯7のピッチと同一ピッ
チの複数のステータ歯9a,10aが形成されている。
前記各極N1とN2は、図5の動作図にも示すように、
1/2ピッチ、S1とS2も1/2ピッチずれた状態で
各ステータ歯9a,10aが形成され、N極N1、N2
とS極S1、S2の各ステータ歯9a,10aは1/4
ピッチずれる関係に形成されている。
【0008】次に、動作について述べる。図3はマグネ
ット板8が形成する磁束の流れを示すと共に、図4は第
1コイル22及び第2コイル23が作る磁束を示し、こ
の磁束の流れの向きは各コイル22,23に流れる電流
の向きによる。図5はマグネット板8を介して設けられ
た第1、第2コイル22,23に対して図示しない駆動
回路からAとBで示す方向の電流を流すと、周知の磁気
作用により、ロータヨーク6は状態0から状態1のよう
に回転し、続いて各コイル22,23に対して前記駆動
回路から前記A、Bの方向とは逆向きのAバーとBバー
で示す方向の向きに電流を流すことにより、状態II及び
状態IIIで示すようにロータヨーク6が回転し、その後
は前述の状態0の位置となり、各ロータ歯7の1ピッチ
分だけステップ回転することができる。
【0009】また、図6で示す構成は従来使用されてい
た図28で示すインナロータ構成のハイブリッド型ステ
ップモータを本発明の構成のように適用してインナロー
タのハイブリッド型ステップモータを構成した場合の例
を示すもので、非磁性材からなるステータケース104
の内面に輪状マグネット板30を介して1対の第1、第
2輪状ステータヨーク106,106Aが軸方向に互い
に一体状に配設されており、各ステータヨーク106,
106Aは互いに異なる極性となるように構成されてい
る。前記各ステータヨーク106,106Aの各コイル
受溝20a,21aにはボビン状の第1、第2コイル2
2,23が設けられており、磁性材からなる回転軸10
0上には、前記各ステータヨーク106,106Aに対
応するロータヨーク109が設けられ、このロータヨー
ク109の外周には複数のロータ歯109aが形成され
ている。従って、図6の構成は図1と逆のインナロータ
型で構成されているもので、そのステップ駆動状態は前
述の図3から図5で示す動作と同じ原理でステップ回転
が行われる。なお、前述の各コイル22,23は周知の
バイポーラ巻の場合を前提として述べたが、周知のユニ
ポーラ巻とした場合も同様の作用を得ることができる。
また、前述は1相励磁としたが、2相励磁又は1−2相
励磁により駆動できる。また、前述の各歯7,9a,1
0a,107,109aのピッチずれについては、相対
的なものであり、何れの側をずらせた場合も前述と同じ
動作を得ることができるものである。
【0010】前述の図1における輪状ロータヨーク6及
びステータヨーク9,10は、一般に硅素鋼板のプレス
抜きのコアエレメントを積層して構成した積層コアの場
合、又はムクの磁性材で構成した非積層コアとすること
ができるが、例えば、積層コアとした場合には、積層コ
アにおけるコア間のギャップによる磁気抵抗のため、図
7のグラフ1に示されるようにA,B,Aバー,Bバー
の順に電流を流して駆動すると、電流0〔A〕時のディ
テントトルクが大きくなるためと、A又はB相励磁の場
合とAバー相又はBバー相励磁の場合とでは発生トルク
の差が生じるため、本発明では図8で示すように、図1
の前記輪状ロータヨーク6の一部とステータヨーク9,
10の一部(何れも点々模様で示され、点々模様以外は
積層コアを使用している。)をムクの磁性材よりなる一
体状の非積層コアとしている。
【0011】図9は、ロータ歯7とステータ歯9a(1
0a)が隙間(ギャップ)gで対向している状態を示し
ており、図10は輪状ロータヨーク6の回転に伴う角度
θ(電気角)に対するロータ歯/ステータ歯間の磁気抵
抗の変化を示す。ここで、この角度と各極における磁気
抵抗の変化を定常分と基本波について数式で表せばN1
極については図10の式1−1となり、同様にN2極は
N1極に対しπだけずらせて構成されており、図10の
式1−2となり、S1極及びS2極はN1極に対してπ
/2、3π/2ずらせているため、図10の式1−3及
び式1−4となる。
【0012】前記隙間g以外の磁気ループは、磁性材
(鉄)で構成されており、その磁気抵抗を無視すれば、
この磁気ループの等価回路は図11で示す通りとなる。
ここではHmはマグネット板8で作る起磁力であり、便
宜上γ1,γ2用としてHa,γ3,γ4用としてはHbと
規定して示す。図10とその式(1−1)〜(1−4)
から明らかなようにN1極の磁気抵抗γ1(θ)が最小
となり、ここを通る磁束φ1が最大となるのはθ=0で
あり、この時の各極の磁気抵抗はθ=0としてγ
1(0)=γ1−γm、γ3=γ4=γ0、γ2=γ0+γm
得る。同様に、N2極の磁束φ2が最大となるのはφ=
πであり、γ2(π)=γ0−γm、γ3=γ4=γ0、γ1
=γ0+γmであるため、φ1max=φ2max=Ha/(γ0
−γm)となり、その角度変化も対称的が保たれる。こ
のことは、図7のグラフ1におけるA相(γ1,φ1max
側)とAバー相(γ2,φ2max側)に特性上の差が出な
いことを意味する。これは図7の実体に合わないことで
ある。
【0013】そこで、前記隙間g以外の磁気抵抗を考慮
に入れると等価回路は図12で示すようになる。図12
で、γsはステータヨーク9,10内における軸方向成
分の抵抗(すなわち、積層コアの磁気抵抗)、γr及び
γ′rは輪状ロータヨーク6の軸方向成分の抵抗、γy
ステータヨーク9,10における半径方向成分の抵抗と
する。ここで、前記と同様にφ1max,φ2maxを求める
と、 φ1max=Ha/(γ0−γm+γy+γ′r+γs+γr)・・・式2 φ2max=Ha/(γ0−γm+γy+γ′r) ・・・式3 ここで、A相とAバー相の差を見出すためφ2max/φ
1maxを求めると、 φ2max/φ1max=1+(γs+γr)/(γ0−γm+γy+γ′r)・・式4 この式4に於いて、右辺第2項を限りなく小さくするこ
とがφ1m=φ2mすなわちA相とAバー相の特性の一致と
なる。従って、分子(γs+γr)は小さく、分母(γ0
−γm+γy+γ′r)は大きくすることが具体的設計上
の重要指針となる。この分母は具体的には隙間gを拡げ
るか又は半径方向の抵抗を増すことであるが、一方で、
各コイル22,23が作る起磁力(図13のHA)が有
効に働くためには、図13の磁気回路に於いてφA方向
の周回抵抗はできる限り小さい方が望ましいので分母を
大きくすることは不利となる。従って、分子(γs
γr)を極力小さくすることが具体的な対策となる。従
って、γs,γrは共に積層コアとした場合の板厚方向の
磁気抵抗であり、積層コアにおける空隙が積算されるた
め、無視できない大きな値となるもので、図8のように
この空隙をなくしたムクの磁性体とした輪状ロータヨー
ク6及び一部をムクの磁性体としたステータヨーク9,
10が磁気抵抗γs,γrを小さくする。
【0014】また、分母の隙間gが作る磁気抵抗(γ0
−γm)は基本的には隙間gの長さに左右され、通常、
隙間gは0.1mm以下であり、積層コアが作る各コア
間の磁気抵抗γs,γrはこの隙間gに比べると十分に小
さくなっていない。従って、磁気回路上、磁気抵抗の軸
方向成分となる輪状ロータヨーク6又はステータヨーク
9,10の一方もしくは両方の一部又は全部を非積層コ
ア(一体のムクの磁性体よりなる構成)として磁気抵抗
を少なくすることにより、図14のグラフ2で示すよう
にA相、B相、Aバー相、Bバー相に電流を流さない0
の状態におけるディテントトルクHTが積層コアの場合
よりも大幅に減少し、各相電流とホールディングトルク
特性は相間差が小さくなり、トルクは電流に比例して一
様に増加し、コイル22,23側から見た磁気抵抗(図
13で示すγr,γs)が小さくなり、トルク/電流特性
が図14のグラフ2のように大幅に良好となる。
【0015】なお、前述の説明では、本発明の特徴を説
明するための基本原理として図1の構成を図8のように
構成した場合として説明したが、図6の構成の場合も、
輪状ステータヨーク106,106A又はロータヨーク
109の一方もしくは両方の一部を前述の非積層コイル
とした場合も前述と同様に、軸方向の磁気抵抗を小さく
し、前述と同様の良好な駆動状態を得ることができる。
【0016】また、前述の図1の構成の他の基本原理と
して図15で示す構成を挙げることができる。なお、図
1と同一部分には同一符号を用いる。図15において符
号1で示されるものは磁性材よりなる固定軸であり、こ
の固定軸1に互いに離間して設けられた1対の軸受2,
3には、全体形状がほぼ輪状をなすロータケース4が回
転自在に設けられている。このロータケース4の内面に
は、輪状をなすと共に複数のロータ歯7を有する輪状ロ
ータヨーク6が設けられている。
【0017】前記固定軸1の外周に設けられたマグネッ
ト筒体8Eには、空隙1Aを介して軸方向に並設した輪
状の第1、第2輪状ステータヨーク9,10が設けら
れ、このマグネット筒体8Eの外周に嵌合した状態で一
体状に構成されている。前記各ステータヨーク9,10
の軸方向における中央位置でかつ外周位置には第1、第
2コイル受溝20a,21aが各々形成されている。前
記各コイル受溝20a,21aにはボビン状に巻回され
た第1コイル22及び第2コイル23が巻線機による自
動巻線等により設けられている。前記第1輪状ステータ
ヨーク9の外周にはこの第1コイル22を挟持するよう
に輪状の第1、第2N極N1、N2が形成され、前記第
2輪状ステータヨーク10の外周にはこの第2コイル2
3を挟持するように輪状の第1、第2S極S1、S2が
形成され、各極N1、N2、S1、S2は前記ロータ歯
7に対応すると共に、この各極N1、N2、S1、S2
の外周には前記ロータ歯7のピッチと同一ピッチの複数
のステータ歯9a,10aが形成されている。前記各極
N1とN2は、1/2ピッチ、S1とS2も1/2ピッ
チずれた状態で各ステータ歯9a,10aが形成され、
N極N1、N2とS極S1、S2の各ステータ歯9aと
10aは1/4ピッチずれる関係に形成されている。従
って、図15の構成の場合も、輪状ロータヨーク6又は
各輪状ステータヨーク9,10の一方もしくは両方の一
部又は全部を前述の非積層コアとした場合も同様に、軸
方向の磁気抵抗を小さくし、前述と同様の良好な駆動状
態を得ることができる。
【0018】次に、本発明によるハイブリッド型ステッ
プモータの好適な第1形態について図16と共に説明す
る。なお、図1と同一部分には同一符号を用いる。図1
6において符号1で示されるものは非磁性材よりなる中
空状の固定軸であり、この固定軸1に設けられた軸受2
には、全体形状がほぼ輪状をなす筒状ロータ4Eが回転
自在に設けられている。このロータ4Eの内周面及び外
周面には、図17で示す複数のロータ歯7が各々設けら
れている。
【0019】前記固定軸1上にマグネット板8をなす、
第1、第2マグネット8A,8Bを介して軸方向に並設
した輪状の第1、第2内側ステータヨーク9,10は、
このマグネット板8を挟んだ状態で一体状に構成されて
おり、各ステータヨーク9,10の軸方向における中央
位置でかつ外周位置には第1、第2コイル受溝20a,
21aが各々形成されている。前記各コイル受溝20
a,21aにはボビン状にボビン巻きされた輪状の第1
コイル22及び第2コイル23が設けられている(な
お、この各コイル22,23は巻線機により自動巻線さ
れている)。前記第1ステータヨーク9の外周にはこの
第1コイル22を挟持するように第1、第2N極N1、
N2が形成され、前記第2ステータヨーク10の外周に
はこの第2コイル23を挟持するように第1、第2S極
S1、S2が形成され、各極N1、N2、S1、S2は
前記ロータ歯7に対応すると共に、この各極N1、N
2、S1、S2の外周には前記ロータ歯7のピッチと同
一ピッチの複数のステータ歯9a,10aが形成されて
いる。前記各極N1とN2は、1/2ピッチ、S1とS
2も1/2ピッチずれた状態で各ステータ歯9a,10
aが形成され、N極N1、N2とS極S1、S2の各ス
テータ歯9a,10aは1/4ピッチずれる関係に形成
されている。また、前記固定軸1は外周位置に断面L状
に形成された外壁1Aを有しており、この外壁1Aには
前記各内側ステータヨーク9,10と同様の第1、第2
外側ステータヨーク50,51が設けられ、この各外側
ステータヨーク50,51の内側には、各内側ステータ
ヨーク9,10と同様に第3、第4コイル受溝20b,
21b、第3、第4コイル24,25及びステータ歯9
c,9dが形成されている。
【0020】従って、図16の構成の場合も、筒状ロー
タ4E及び各ステータヨーク9,10,50,51の一
方もしくは両方の一部又は全部を前述の非積層コアとし
た場合も同様に、軸方向の磁気抵抗を小さくし、前述と
同様の良好な駆動状態を得ることができる。
【0021】次に、本発明の第2の形態として図18か
ら図27で示す構成を挙げることができる。なお、従来
例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図18はアウタロータ構成のハイブリッド型ステップモ
ータを示すもので、符号1で示されるものは固定軸であ
り、この固定軸1に互いに離間して設けられた1対の軸
受2,3には、前蓋4a、後蓋4b及び筒状の輪状ロー
タヨーク6からなるロータケース4が回転自在に設けら
れている。このロータケース4の輪状ロータヨーク6の
内面には、複数のロータ歯7が設けられている。
【0022】前記固定軸1の固定軸保持体1Aの外周の
固定軸ヨーク1B上には筒状をなす各マグネット筒体8
Eを介して軸方向に並設した輪状の第1、第2、第3ス
テータヨーク9,10,11が設けられており、このマ
グネット筒体8Eを径方向において挟んだ状態で一体状
に構成されており、各ステータヨーク9,10,11の
軸方向における中央位置でかつ外周位置には第1、第
2、第3コイル受溝20u,20v,20wが各々形成
されている。前記各ステータヨーク9〜11によりステ
ータヨーク体100を構成し、このステータヨーク体1
00の両端には前記マグネット筒体8の両側に設けた補
助マグネット筒体101,102を介して第1、第2補
助磁性筒体103,104が固定軸1と一体に固定され
ている。前記各コイル受溝20u,20v,20wには
ボビン状に巻回されたU相の第1コイル22及びV相の
第2コイル23及びW相の第3コイル24が設けられて
いる(なお、この各コイル22,23,24は巻線機に
より外周側から予め自動巻線されている)。前記第1ス
テータヨーク9の外周にはこの第1コイル22を挟持す
るように第1、第2N極N1、N2が形成され、前記第
2ステータヨーク10の外周にはこの第2コイル23を
挟持するように第1、第2S極S1、S2が形成され、
第3ステータヨーク11の外周にはこの第3コイル24
を挟持するように第3、第4N極N3、N4が形成さ
れ、各極N1、N2、S1、S2、N3、N4は前記ロ
ータ歯7に対応すると共に、この各極N1、N2、S
1、S2、N3、N4の外周には前記ロータ歯7のピッ
チと同一ピッチの複数のステータ歯9a,10a,11
aが形成されている。前記各極N1とN2は、図33の
動作図にも示すように、1/2ピッチ(1π)、S1と
S2及びN3とN4も1/2ピッチ(1π)ずれた状態
で各ステータ歯9a,10a,11aが形成され、N極
N1、N2とS極S1、S2及びN3、N4の各ステー
タ歯9aと10a,11aは1/6ピッチ(π/3)
(1/2nピッチ、n;相数)ずれる関係に形成されて
いる。なお、各補助磁性板103,104は磁束通路を
形成するのみのものである。
【0023】次に、動作について述べる。図19はマグ
ネット筒体8E及び補助マグネット筒体101,102
が形成する磁束の流れを示すと共に各補助磁性板10
3,104によって磁束の流れが等分される事を示す。
もし、ここで補助マグネット筒体101,102及び補
助磁性筒体103,104が無い場合、2つのマグネッ
ト8Eが作る磁束は中央のV相のステータヨーク10に
集まり、その両側のU相、W相より強く(2倍)なり各
相の強さが不均一となり、その結果、モータとして成立
たなくなることから補助マグネット筒体101,102
及び補助磁性筒体103,104の機能は重要で、これ
により磁路が追加して形成されかつ各相における磁束の
均一性が得られる。図20はU,V,W相の各コイル2
2,23,24が作る磁束を示し、この磁束の流れの向
きは各コイル22,23,24に流れる電流の向きによ
る。図21は各コイル22,23,24に具体的に通電
する状態を示しており、(A)は駆動電流Iの強さを変
えずにオンオフした場合のステップ駆動を示している。
(B)は徐々に電流Iの強さを変えて周知のマイクロス
テップ駆動又はサイン波駆動とした場合を示している。
いずれも1サイクル分を6ケの状態に分けて(状態1か
ら状態6)次の図22との関係を表している。次に、図
22は図21における(A)のステップ駆動又は(B)
のマイクロステッブ又はサイン波駆動した場合の前述の
各ステップ駆動状態1〜状態6における電流とマグネッ
ト筒体8Eと補助マグネット筒体101,102が作る
周知の磁束の合成状態を示す。
【0024】また、この場合も、本発明による各補助磁
性筒体103,104及び補助マグネット筒体101,
102が全体の磁束の合成分布に有効かつ規則的に働い
ていることを示している。次に、図23は前述の図22
に対応して各ステータ歯9a,10a,11aとロータ
歯7との重なり具合を示し、前述の各状態1から状態6
において規則的にその場所が移動していく変化状態を示
しており、ロータ歯7が順に回動していく様子を示して
いる。この様に3相モータはステータヨーク体100の
両側に設けた補助磁性筒体103,104及び補助マグ
ネット筒体101,102によって初めてモータとして
の機能が達成されるものである。次に、図24は前述の
図18で示す構成を2相構成に適用した場合を示す。ス
テータヨーク9,10におけるA1とA2、及びB1と
B2はそれぞれ1/2ピッチ歯ずれており、ステータヨ
ーク9,10であるA相とB相は1/2n,n;2相す
なわち1/4ピッチずれている。2相の場合は必ずしも
補助マグネット筒体101,102及び補助磁性筒体1
03,104が無くてもモータとしては成り立つ。しか
し本発明の図24に示すようにこれらを用いた方がステ
ータヨーク9及び10が補助マグネット筒体101,1
02により、両側から均等に強く励磁され、より強い出
力トルクが得られると共に、トルク発生ムラも抑えられ
る。
【0025】図25は5相として適用した場合を示し、
同一のU,V,W,X,Y相の極U1とU2、V1とV
2、W1とW2、X1とX2、Y1とY2は1/2ピッ
チづつずれており各相間(n=5)1/2n=1/10
ピッチずれている。このように図18から上記図25迄
の構成で示す通り奇数相、偶数相モータにかかわらず、
2相、3相から任意のn相迄実現することができる。図
26は図24の2相構成モータを2ケ直列に接続しカス
ケード結合(M1とM2)した状態を示している。すな
わち、図26のM1とM2は図24のステータヨーク体
100を2個用いて各ステータヨーク体100にマグネ
ット筒体8Eを設け、他の補助マグネット筒体101,
102、補助磁性筒体103,104は図24と同様に
両端に設けている。従って、このステータヨーク体10
0を複数であるN個設けることにより任意の数のN個の
ステータヨーク体100を有する形式のカスケード結合
したアウタロータ型及びインナロータ型(図示せず)の
ハイブリッドステップモータを得ることができる。この
場合も単にM1部とM2部を2ケ独立に同軸上に構成し
た場合とは異なりM1とM2間に磁路が構成され、補助
マグネット筒体101,102と補助磁性筒体103,
104が図18の構成と同様に効果的に作用している。
また、図24の2相に関して図26を示したが、同様に
図18、図25、さらに以降説明する図27にも適用で
きる事は明白である。一般に、n相モータ部をN個カス
ケード結合し、より大きな必要トルクを得ることができ
る。
【0026】また、図27で示す構成は従来使用されて
いた図28で示すインナロータ構成のハイブリッド型ス
テップモータを本発明の構成のように適用してインナロ
ータ型のハイブリッド型ステップモータを構成した場合
の例を示すもので、ステータケース300の内面にそれ
ぞれ輪状マグネット筒体8Eを介して軸方向に並置した
輪状の第1、第2、第3輪状ステータヨーク106,1
07,108が軸方向に互いに一体状に配設されて3相
のステータヨーク体100に構成されており、各ステー
タヨーク106,107,108は互いに異なる極性と
なるように構成されている。
【0027】さらに、このステータヨーク体100の両
側に補助マグネット筒体101,102及び補助磁性筒
体103,104が設けられ、両端部で磁気回路を形成
している。前記各輪状ステータヨーク106,107,
108の各コイル受溝20u,20v,20wにはボビ
ン状の第1、第2及び第3コイル22,23,24が各
々設けられており、磁性材からなる回転軸200上に
は、前記3組の各ステータヨーク106,107,10
8に対応する長手形状のロータヨーク109が設けら
れ、このロータヨーク109の外周には複数のロータ歯
109aが形成されている。従って、図27の構成は図
18と逆のインナロータ型で構成されているもので、そ
のステップ駆動状態は前述の図19から図23で示す動
作と同じ原理でステップ回転が行われる。又、図24、
図26に対応して2相インナロータ型、5相インナロー
タ型が図27と同様の方法で形成され、さらに一般化さ
れn相インナロータ型モータとなる。
【0028】また、前述の通り図24の構成が図26の
ようにカスケード結合して一般化されたn相インナロー
タ型モータも図26のようにカスケード結合される。な
お、前述の各コイル22,23は周知のバイポーラ巻の
場合を前提として述べたが、周知のユニポーラ巻とした
場合も同様の作用を得ることができる。また、前述は周
知の1相励磁としたが、2相励磁又は1−2相励磁によ
り駆動できる。また、前述の各歯7,9a,10a,1
1a,109aのピッチずれについては、相対的なもの
であり、何れの側をずらせた場合も前述と同じ動作を得
ることができるものである。なお、モータの形状も、偏
平大径、薄物、極細等を任意に得ることができる。ま
た、前述の各マグネット筒体8Eは各相毎に個別に設け
た場合を示したが、各相分を一体の筒に構成し着磁した
場合も同じ作用を得ることができる。従って、図18か
ら図26における輪状ロータヨーク6又は各ステータヨ
ーク9,10,11の一方もしくは両方の一部を非積層
コアで構成し、図27における輪状ステータヨーク10
6,107,108又はロータヨーク(109)の一方
もしくは両方の一部又は全部を前述の非積層コアで構成
した場合には、前述の場合と同様に、軸方向の磁気抵抗
を小さくし、前述と同様の良好な駆動状態を得ることが
できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によるハイブリッド型ステップモ
ータは、以上のように構成されているため、次のような
効果を得ることができる。すなわち、ステータヨークの
外周にコイルを設けることができるため、巻線作業が極
めて容易で、この種のハイブリッド型のアウタロータ型
ステップモータのコストを大幅に引下げることができ
る。また、図6の構成においても、ボビン状に形成した
コイルをステータヨークの内側から挿入することがで
き、従来よりも組立コストを大幅に下げることができ
る。さらに、モータの両端に磁束通路としての補助マグ
ネット筒体を設けているためマグネット筒体の両側に磁
極を形成することができ、大きいトルクを容易に得るこ
とができ、必要に応じてn相のステップモータが得られ
る。また、ステータヨーク間を、n相では1/2nピッ
チづつずらすのみで良く、2〜n相迄同一ステータ、ロ
ータヨークで良い。また、N個のステータヨーク体を有
するアウタロータ型及びインナロータ型のハイブリッド
ステップモータを得ることができる。さらに、ロータ側
又はステータ側の一方もしくは両方の一部又は全部を非
積層コアで構成しているため、無通電時のディテントト
ルクを小さくし、各励磁相間の発生トルク差を小さく
し、トルク/電流特性が良好で通電時の駆動が良好なト
ルク増大型とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における基本原理に適用するアウタロー
タ型の2相ハイブリッド型ステップモータを示す断面図
である。
【図2】図1のX−X′による横断面図である。
【図3】各マグネット板が作る磁束の流れを示す説明図
である。
【図4】コイルが作る磁束の流れを示す説明図である。
【図5】マグネット板と各コイルに電流を流した場合の
合成磁束とロータヨークのステップ回転を示す説明図で
ある。
【図6】図1の他例を示す断面図である。
【図7】各相毎の通電時の電流とホールディングトルク
を示す特性図である。
【図8】図1のロータ及びステータの構造を示す断面図
である。
【図9】図1及び図8の要部を示す拡大図である。
【図10】図9の磁気特性図である。
【図11】図1及び図8の等価構成図である。
【図12】図11の隙間以外の磁気抵抗を考慮に入れた
等価回路である。
【図13】図12の等価回路でコイルが作る起磁力から
みた等価回路である。
【図14】図1の特性を図8に改良した状態を示す特性
図である。
【図15】図1の他例を示す断面図である。
【図16】本発明の第1形態を示す断面図である。
【図17】図16のY−Y′断面図である。
【図18】本発明の第2形態を示す半断面図である。
【図19】図18の各マグネット板が作る磁束の流れを
示す説明図である。
【図20】図18のコイルが作る磁束の流れを示す説明
図である。
【図21】図18のステップモータの駆動を示す説明図
である。
【図22】図18のステップモータのステップ駆動を示
す状態図である。
【図23】図18のステップモータのステップ駆動を示
す状態図である。
【図24】図18の2相型を示す半断面図である。
【図25】図18の5相型を示す半断面図である。
【図26】図24の2相型を2個直列接続した半断面図
である。
【図27】図18の他例を示す断面図である。
【図28】従来のステップモータを示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定軸 1A 空隙 2,3 軸受 4 ロータケース 6 輪状ロータヨーク 7,109a ロータ歯 8 マグネット板 8E マグネット筒体 9,10,11,106,107,108,106A
ステータヨーク 9a,10a,11a ステータ歯 20a,21a,20u,20v,20w コイル受
溝 22,23,24 コイル 30 輪状マグネット板 100 ステータヨーク 101,102 補助マグネット板 103,104 補助磁性板 109 ロータヨーク 200 回転軸 300 ケーシング

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸(1)に設けられた軸受(2)と、前記
    各軸受(2)を介して回転自在に設けられた筒状ロータ(4
    E)と、前記筒状ロータ(4E)の内周面及び外周面に設けら
    れた複数のロータ歯(7)と、前記固定軸(1)にマグネット
    板(8)を介して軸方向に並設された第1、第2内側ステ
    ータヨーク(9,10)及び第1、第2外側ステータヨーク(5
    0,51)と、前記各ステータヨーク(9,10)に形成された複
    数のステータヨーク歯(9a,10a)と、前記各内側、外側ス
    テータヨーク(9,10)の軸方向における中央位置でかつ前
    記筒状ロータ(4)に向けて形成された第1〜第4コイル
    受溝(20a,21a)と、前記各コイル受溝(20a,21a)に設けら
    れボビン巻きされた第1〜第4コイル(22〜25)とを備
    え、前記各ステータヨーク(9,10)は互いに異なる極性を
    構成すると共に前記各コイル(22〜25)は前記筒状ロータ
    (4)を挟むように構成し、前記筒状ロータ(4)又は前記各
    ステータヨーク(9,10,50,51)の一部もしくは全部を非積
    層コアで構成したことを特徴とするハイブリッド型ステ
    ップモータ。
  2. 【請求項2】 前記マグネット板(8)は、前記各内側ス
    テータヨーク(9,10)間及び各外側ステータヨーク(50,5
    1)間に設けられた第1、第2マグネット(8A,8B)からな
    ることを特徴とする請求項1記載のハイブリッド型ステ
    ップモータ。
  3. 【請求項3】 前記マグネット板(8)は、前記各内側ス
    テータヨーク(9,10)と前記固定軸(1)間及び前記各外側
    ステータヨーク(50,51)と前記固定軸(1)の外壁(1A)間に
    設けられた第1、第2マグネット(8A,8B)からなり、前
    記各マグネット(8A,8B)は前記筒状ロータ(4E)を介して
    対向していることを特徴とする請求項1記載のハイブリ
    ッド型ステップモータ。
  4. 【請求項4】 固定軸(1)に互いに離間して設けられた
    1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在
    に設けられたロータケース(4)と、前記ロータケース(4)
    に設けられ複数のロータ歯(7)を有する輪状ロータヨー
    ク(6)と、前記固定軸(1)にマグネツト筒体(8E)を介して
    軸方向に並設されたn個のステータヨーク(9,10,11)か
    らなるステータヨーク体(100)と、前記各ステータヨー
    ク(9,10,11)の外周に形成された複数のステータ歯(9a,1
    0a,11a)と、前記各ステータヨーク(9,10,11)の軸方向に
    おける中央位置でかつ外周位置に形成されたn個のコイ
    ル受溝(20u,20v,20w)と、前記各コイル受溝(20u,20v,20
    w)に設けられたn個のコイル(22,23,24)と、前記ステー
    タヨーク体(100)の両端に補助マグネット筒体(101,102)
    を介して前記固定軸(1)に設けられた1対の補助磁性筒
    体(103,104)と、を備え、前記各ステータヨーク(9,10,1
    1)は互いに異なる極性を交互に構成すると共に、前記補
    助マグネット筒体(101,102)からの磁束が前記補助磁性
    筒体(103,104)を通るようにすると共に、前記輪状ロー
    タヨーク(6)又はステータヨーク(9,10,11)の一方もしく
    は両方の一部又は全部を非積層コアで構成したアウタロ
    ータ型よりなることを特徴とするハイブリッド型ステッ
    プモータ。
  5. 【請求項5】 前記ステータヨーク(9,10,11)は3個よ
    りなり、三相駆動されるように構成したことを特徴とす
    る請求項4記載のハイブリッド型ステップモータ。
  6. 【請求項6】 前記ステータヨーク(9,10)は2個よりな
    り、二相駆動されるように構成したことを特徴とする請
    求項4記載のハイブリッド型ステップモータ。
  7. 【請求項7】 ケーシング(300)の両端に設けられた1
    対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在に
    設けられた回転軸(200)と、前記ケーシング(300)の内面
    の軸方向に輪状マグネット筒体(8E)を介して並設された
    n個の輪状ステータヨーク(106,107,108)からなるステ
    ータヨーク体(100)と、前記各輪状ステータヨーク(106,
    107,108)の内面に形成された複数のステータ歯(106a,10
    7a,108a)と、前記ステータヨーク体(100)の両端に補助
    マグネット筒体(101,102)を介して前記ケーシング(300)
    に設けられた1対の補助磁性筒体(103,104)と、前記各
    輪状ステータヨーク(106,107,108)の軸方向における中
    央位置でかつ内周位置に形成されたn個のコイル受溝(2
    0u,20v,20w)と、前記各コイル受溝(20u,20v,20w)に設け
    られたn個のコイル(22,23,24)と、前記回転軸(200)に
    設けられ前記各ステータヨーク(106,107,108)に対応し
    て位置し前記回転軸(200)に設けられたロータヨーク(10
    9)と、前記ロータヨーク(109)の外周に設けられた複数
    のロータ歯(109a)とを備え、前記補助マグネット筒体(1
    01,102)からの磁束が前記補助磁性筒体(103,104)を通る
    ようにすると共に、前記輪状ステータヨーク(106,107,1
    08)又はロータヨーク(109)の一方もしくは両方の一部又
    は全部を非積層コアで構成したインナロータ型よりなる
    ことを特徴とするハイブリッド型ステップモータ。
  8. 【請求項8】 前記輪状ステータヨーク(106,107,108)
    は3個よりなり、三相駆動されるように構成したことを
    特徴とする請求項7記載のハイブリッド型ステップモー
    タ。
  9. 【請求項9】 前記輪状ステータヨーク(106,107)は2
    個よりなり、二相駆動されるように構成したことを特徴
    とする請求項7記載のハイブリッド型ステップモータ。
  10. 【請求項10】 前記ステータヨーク体(100)が前記マ
    グネット筒体(8E)を介して複数であるN個設けられてい
    ることを特徴とする請求項4ないし6の何れかに記載の
    アウタロータ型のハイブリッド型ステップモータ。
  11. 【請求項11】 前記ステータヨーク体(100)が前記マ
    グネット筒体(8E)を介して複数であるN個設けられてい
    ることを特徴とする請求項7ないし9の何れかに記載の
    インナロータ型のハイブリッド型ステップモータ。
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