JPH10225086A - ハイブリッド型ステップモータを用いたロボット - Google Patents

ハイブリッド型ステップモータを用いたロボット

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Publication number
JPH10225086A
JPH10225086A JP1916497A JP1916497A JPH10225086A JP H10225086 A JPH10225086 A JP H10225086A JP 1916497 A JP1916497 A JP 1916497A JP 1916497 A JP1916497 A JP 1916497A JP H10225086 A JPH10225086 A JP H10225086A
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JP
Japan
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rotor
stator
robot
stator yokes
yoke
Prior art date
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Pending
Application number
JP1916497A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Sugiura
恒雄 杉浦
Katsuyuki Kawakami
克之 川上
Akihiro Kubota
晃弘 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のロボットに用いられていたモータは、
マグネット板を各ロータヨークで挟持したハイブリッド
構造のステップモータであるため、ステータヨークの各
歯に巻回されたステータコイルがケーシングの内側に位
置しているため、各歯に対するコイル巻が難しく、コイ
ル巻の密度を向上させることができず、トルク/電流特
性も十分ではなかった。 【解決手段】 本発明によるハイブリッド型ステップモ
ータを用いたロボットは、アウタロータ型の場合にはス
テータヨーク(9,10)の外周のコイル受溝(20a,21a)にコ
イル(22,23)が設けられ、インナロータ型の場合には輪
状ステータヨーク(106,106A)の内周に形成されたコイル
受溝(20a,21a)を挿入することができ、コイルの巻回が
従来よりも大幅に容易化でき、トルクアップができる構
成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド型ス
テップモータを用いたロボットに関し、特に、コイルの
巻回及び装着を容易化し、コイル実装密度を向上させて
高効率で安価な構成を得ると共に、減速ギヤを用いるこ
となくダイレクトドライブを可能とするための新規な改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のロボット
に用いられていたハイブリッド型ステップモータとして
は、図29で示されるように、ケーシング4の両端に設
けられた1対の軸受2,3には回転軸1が回転自在に設
けられている。このステータケース4の内面4aには全
体形状が輪状をなしステータコイル5を有するステータ
ヨーク6が設けられ、このステータヨーク6の内面には
複数のステータ歯7が円周状に所定間隔で形成されてい
る。前記各軸受2,3間にはマグネット板8を介して互
いに軸方向に並設した輪状の第1、第2ロータヨーク
9,10が一体状に設けられており、この各ロータヨー
ク9,10の周面には複数のロータ歯9a,10aが形
成されていると共に、各ロータヨーク9,10は互いに
異なる極性にて構成されている。従って、ステータコイ
ル5に図示しない駆動回路を介して駆動パルスを供給す
ることによりロータヨーク9,10のステップ回転を得
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のロボットに用い
られているハイブリッド型ステップモータは、以上のよ
うに構成されていたため、次のような課題が存在してい
た。すなわち、前述のようなマグネット板を各ロータヨ
ークで挟持した構成のハイブリッド構造のステップモー
タの場合、ステータヨークの各歯に巻回されたステータ
コイルがケーシングの内側に位置しているため、各歯に
対するコイル巻が難しく、また、コイル巻きの密度を向
上させることが困難であった。また、トルク/電流特性
も十分ではなかった。また、トルクが十分でないため
に、減速機を介在させざるを得ず、大型化でかつ電力消
費が大となっていた。また、減速機を用いない構成もあ
るが、トルクが小さく、超小型ロボットしか適用が困難
であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、コイルの巻回及び装着を容
易化し、コイル実装密度を向上させて高効率で安価とす
ると共に、減速ギヤを用いることなくダイレクトドライ
ブを可能とするハイブリッド型ステップモータを用いた
ロボットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるハイブリッ
ド型ステップモータを用いたロボットは、中空又は柱状
の固定軸に互いに離間して設けられた1対の軸受と、前
記各軸受を介して回転自在に設けられたロータケース
と、前記ロータケースの内面に設けられ複数のロータ歯
を有する輪状ロータヨークと、前記固定軸にマグネツト
板を介して軸方向に並設された第1、第2ステータヨー
クと、前記各ステータヨークの外周に形成された複数の
ステータ歯と、前記各ステータヨークの軸方向における
中央位置でかつ外周位置に形成された第1、第2コイル
受溝と、前記各コイル受溝に設けられた第1、第2コイ
ルとを備え、前記各ステータヨークは互いに異なる極性
を構成すると共に、前記ロータケースにはロボット用被
回転体が設けられている構成である。
【0006】また、中空又は柱状の固定軸に互いに離間
して設けられた1対の軸受と、前記各軸受を介して回転
自在に設けられたロータケースと、前記ロータケースの
内面に設けられ複数のロータ歯を有する輪状ロータヨー
クと、前記固定軸の外周に設けられたマグネット筒体
と、前記マグネット筒体の外周に嵌合して設けられた1
対の第1、第2輪状ステータヨークと、前記各輪状ステ
ータヨークの外周に形成された複数のステータ歯と、前
記各輪状ステータヨークの軸方向における中央位置でか
つ外周位置に形成された第1、第2コイル受溝と、前記
各コイル受溝に設けられた第1、第2コイルとを備え、
前記各輪状ステータヨークは互いに異なる極性を構成す
ると共に、前記ロータケースにはロボット用被回転体が
設けられている構成である。
【0007】さらに詳細には、前記各輪状ステータヨー
ク間には空隙が形成されている構成である。
【0008】また、中空又は柱状の固定軸に互いに離間
して設けられた1対の軸受と、前記各軸受を介して回転
自在に設けられたロータケースと、前記ロータケースに
設けられ複数のロータ歯を有する輪状ロータヨークと、
前記固定軸にマグネツト板を介して軸方向に並設された
n個のステータヨークからなるステータヨーク体と、前
記各ステータヨークの外周に形成された複数のステータ
歯と、前記各ステータヨークの軸方向における中央位置
でかつ外周位置に形成されたn個のコイル受溝と、前記
各コイル受溝に設けられたn個のコイルと、前記ステー
タヨーク体の両端に補助マグネット板を介して前記固定
軸に設けられた1対の補助磁性板と、を備え、前記各ス
テータヨークは互いに異なる極性を構成すると共に、前
記補助マグネット板からの磁束が前記補助磁性板を通る
ようにしたアウタロータ型よりなると共に、前記ロータ
ケースにはロボット用被回転体が設けられている構成で
ある。
【0009】さらに詳細には、前記ステータヨークは3
個よりなり、三相駆動されるようにした構成である。
【0010】さらに詳細には、前記ステータヨークは2
個よりなり、二相駆動されるようにした構成である。
【0011】また、中空又は柱状の固定軸に互いに離間
して設けられた1対の軸受と、前記各軸受を介して回転
自在に設けられたロータケースと、前記ロータケースに
設けられ複数のロータ歯を有する輪状ロータヨークと、
前記固定軸にマグネツト筒体を介して軸方向に並設され
たn個のステータヨークからなるステータヨーク体と、
前記各ステータヨークの外周に形成された複数のステー
タ歯と、前記各ステータヨークの軸方向における中央位
置でかつ外周位置に形成されたn個のコイル受溝と、前
記各コイル受溝に設けられたn個のコイルと、前記ステ
ータヨーク体の両端の補助マグネット筒体を介して前記
固定軸に設けられた1対の補助磁性筒体と、を備え、前
記各ステータヨークは互いに異なる極性を交互に構成す
ると共に、前記補助マグネット筒体からの磁束が前記補
助磁性筒体を通るようにしたアウタロータ型よりなると
共に、前記ロータケースにはロボット用被回転体が設け
られている構成である。
【0012】さらに詳細には、前記ステータヨークは3
個よりなり、三相駆動されるようにした構成である。
【0013】さらに詳細には、前記ステータヨークは2
個よりなり、二相駆動されるようにした構成である。
【0014】また、ケーシングの両端に設けられた1対
の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設けられた回
転軸と、前記ケーシングの内面の軸方向に輪状マグネツ
ト板を介して並設された第1、第2輪状ステータヨーク
と、前記各輪状ステータヨークの内面に形成された複数
のステータ歯と、前記各ステータヨークの軸方向におけ
る中央位置でかつ内周位置に形成された第1、第2コイ
ル受溝と、前記各コイル受溝に設けられた第1、第2コ
イルと、前記回転軸に設けられ前記各ステータヨークに
対応して位置し前記回転軸に設けられたロータヨーク
と、前記ロータヨークの外周に設けられた複数のロータ
歯と、前記回転軸に設けられたロボット用被回転体とを
備えた構成である。
【0015】また、ケーシングの両端に設けられた1対
の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設けられた回
転軸と、前記ケーシングの内面の軸方向に輪状マグネツ
ト板を介して並設されたn個の輪状ステータヨークから
なるステータヨーク体と、前記各輪状ステータヨークの
内面に形成された複数のステータ歯と、前記ステータヨ
ーク体の両端に補助マグネット板を介して前記ケーシン
グに設けられた1対の補助磁性板と、前記各輪状ステー
タヨークの軸方向における中央位置でかつ内周位置に形
成されたn個のコイル受溝と、前記各コイル受溝に設け
られたn個のコイルと、前記回転軸に設けられ前記各ス
テータヨークに対応して位置し前記回転軸に設けられた
ロータヨークと、前記ロータヨークの外周に設けられた
複数のロータ歯とを備え、前記補助マグネット板からの
磁束が前記補助磁性板を通るようにしたインナロータ型
よりなると共に、前記回転軸にロボット用被回転体が設
けられている構成である。
【0016】また、ケーシングの両端に設けられた1対
の軸受と、前記各軸受を介して回転自在に設けられた回
転軸と、前記ケーシングの内面の軸方向に輪状マグネツ
ト筒体を介して並設されたn個の輪状ステータヨークか
らなるステータヨーク体と、前記各輪状ステータヨーク
の内面に形成された複数のステータ歯と、前記ステータ
ヨーク体の両端に補助マグネット筒体を介して前記ケー
シングに設けられた1対の補助磁性板と、前記各輪状ス
テータヨークの軸方向における中央位置でかつ内周位置
に形成されたn個のコイル受溝と、前記各コイル受溝に
設けられたn個のコイルと、前記回転軸に設けられ前記
各ステータヨークに対応して位置し前記回転軸に設けら
れたロータヨークと、前記ロータヨークの外周に設けら
れた複数のロータ歯とを備え、前記補助マグネット筒体
からの磁束が前記補助磁性筒体を通るようにしたインナ
ロータ型よりなると共に、前記回転軸にロボット用被回
転体が設けられている構成である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるハ
イブリッド型ステップモータを用いたロボットの好適な
実施の形態について詳細に説明する。なお、従来例と同
一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。図1は
アウタロータ構成のハイブリッド型ステップモータを内
蔵したロボットを示すもので、符号1で示されるものは
非磁性材よりなる固定軸であり、この固定軸1に互いに
離間して設けられた1対の軸受2,3には、全体形状が
ほぼ輪状をなすロータケース4が回転自在に設けられて
いる。このロータケース4の内面には、輪状をなすと共
に複数のロータ歯7を有するロータヨーク6が設けられ
ている。このロータケース4の端面にはロボット用被回
転体200が設けられている。なお、このロボット用被
回転体200は、ロータケース4と一体又は別体の何れ
でもよく、ロータケース4自体をロボット用被回転体と
することもできる。また、この固定軸1の下端には基台
201が設けられている。なお、固定軸1は柱状又は中
空状の何れも可である。
【0018】前記固定軸1上にマグネット板8を介して
軸方向に並設した輪状の第1、第2ステータヨーク9,
10は、このマグネット板8を挟んだ状態で一体状に構
成されており、各ステータヨーク9,10の軸方向にお
ける中央位置でかつ外周位置には第1、第2コイル受溝
20a,21aが各々形成されている。前記各コイル受
溝20a,21aにはボビン状に巻回された第1コイル
22及び第2コイル23が設けられている(なお、この
各コイル22,23は巻線機により自動巻線されてい
る)。前記第1ステータヨーク9の外周にはこの第1コ
イル22を挟持するように第1、第2N極N1、N2が
形成され、前記第2ステータヨーク10の外周にはこの
第2コイル23を挟持するように第1、第2S極S1、
S2が形成され、各極N1、N2、S1、S2は前記ロ
ータ歯7に対応すると共に、この各極N1、N2、S
1、S2の外周には前記ロータ歯7のピッチと同一ピッ
チの複数のステータ歯9a,10aが形成されている。
前記各極N1とN2は、図5の動作図にも示すように、
1/2ピッチ、S1とS2も1/2ピッチずれた状態で
各ステータ歯9a,10aが形成され、N極N1、N2
とS極S1、S2の各ステータ歯9a,10aは1/4
ピッチずれる関係に形成されている。
【0019】次に、動作について述べる。図4はマグネ
ット板8が形成する磁束の流れを示すと共に、図5は第
1コイル22及び第2コイル23が作る磁束を示し、こ
の磁束の流れの向きは各コイル22,23に流れる電流
の向きによる。図6はマグネット板8を介して設けられ
た第1、第2コイル22,23に対して図示しない駆動
回路からAとBで示す方向の電流を流すと、周知の磁気
作用により、ロータヨーク6は状態0から状態Iのよう
に回転し、続いて各コイル22,23に対して前記駆動
回路から前記A、Bの方向とは逆向きのAバーとBバー
で示す方向の向きに電流を流すことにより、状態II及び
状態IIIで示すようにロータヨーク6が回転し、その後
は前述の状態0の位置となり、各ロータ歯7の1ピッチ
分だけステップ回転することができる。従って、ロータ
ヨーク6と共に、ロボット用被回転体200を任意の速
度で回転駆動することができる。
【0020】また、前述の図1の構成の他の形態として
図6で示す構成を挙げることができる。なお、図1と同
一部分には同一符号を用いる。図6において符号1で示
されるものは磁性材よりなる固定軸であり、この固定軸
1に互いに離間して設けられた1対の軸受2,3には、
全体形状がほぼ輪状をなすロータケース4が回転自在に
設けられている。このロータケース4の内面には、輪状
をなすと共に複数のロータ歯7を有する輪状ロータヨー
ク6が設けられている。このロータケース4の外端には
前記ロボット用被回転体200が設けられている。
【0021】前記固定軸1の外周に設けられたマグネッ
ト筒体8Eには、空隙1Aを介して軸方向に並設した輪
状の第1、第2輪状ステータヨーク9,10が設けら
れ、このマグネット筒体8Eの外周に嵌合した状態で一
体状に構成されている。前記各ステータヨーク9,10
の軸方向における中央位置でかつ外周位置には第1、第
2コイル受溝20a,21aが各々形成されている。前
記各コイル受溝20a,21aにはボビン状に巻回され
た第1コイル22及び第2コイル23が巻線機による自
動巻線等により設けられている。前記第1輪状ステータ
ヨーク9の外周にはこの第1コイル22を挟持するよう
に輪状の第1、第2N極N1、N2が形成され、前記第
2輪状ステータヨーク10の外周にはこの第2コイル2
3を挟持するように輪状の第1、第2S極S1、S2が
形成され、各極N1、N2、S1、S2は前記ロータ歯
7に対応すると共に、この各極N1、N2、S1、S2
の外周には前記ロータ歯7のピッチと同一ピッチの複数
のステータ歯9a,10aが形成されている。前記各極
N1とN2は、1/2ピッチ、S1とS2も1/2ピッ
チずれた状態で各ステータ歯9a,10aが形成され、
N極N1、N2とS極S1、S2の各ステータ歯9aと
10aは1/4ピッチずれる関係に形成されている。
【0022】また、前述の図1の構成のステップモータ
の他の形態として図7から図16で示す構成を挙げるこ
とができる。なお、図1と同一部分には同一符号を用い
る。図7はアウタロータ構成のハイブリッド型ステップ
モータを示すもので、符号1で示されるものは非磁性材
よりなる固定軸であり、この固定軸1に互いに離間して
設けられた1対の軸受2,3には、前蓋4a、後蓋4b
及び筒状のロータヨーク6からなるロータケース4が回
転自在に設けられている。このロータケース4のロータ
ヨーク6の内面には、複数のロータ歯7が設けられてい
る。このロータケース4の外端には前記ロボット用被回
転体200が設けられている。
【0023】前記固定軸1上に各々マグネット板8を介
して軸方向に並設した輪状の第1、第2、第3ステータ
ヨーク9,10,11は、このマグネット板8を挟んだ
状態で一体状に構成されており、各ステータヨーク9,
10,11の軸方向における中央位置でかつ外周位置に
は第1、第2、第3コイル受溝20u,20v,20w
が各々形成されている。前記各ステータヨーク9〜11
によりステータヨーク体100を構成し、このステータ
ヨーク体100の両端には補助マグネット板101,1
02を介して第1、第2補助磁性板103,104が固
定軸1上に固定されている。前記各コイル受溝20u,
20v,20wにはボビン状に巻回されたU相の第1コ
イル22及びV相の第2コイル23及びW相の第3コイ
ル24が設けられている(なお、この各コイル22,2
3,24は巻線機により自動巻線されている)。前記第
1ステータヨーク9の外周にはこの第1コイル22を挟
持するように第1、第2N極N1、N2が形成され、前
記第2ステータヨーク10の外周にはこの第2コイル2
3を挟持するように第1、第2S極S1、S2が形成さ
れ、第3ステータヨーク11の外周にはこの第3コイル
24を挟持するように第3、第4N極N3、N4が形成
され、各極N1、N2、S1、S2、N3、N4は前記
ロータ歯7に対応すると共に、この各極N1、N2、S
1、S2、N3、N4の外周には前記ロータ歯7のピッ
チと同一ピッチの複数のステータ歯9a,10a,11
aが形成されている。前記各極N1とN2は、図12の
動作図にも示すように、1/2ピッチ(1π)、S1と
S2及びN3とN4も1/2ピッチ(1π)ずれた状態
で各ステータ歯9a,10a,11aが形成され、N極
N1、N2とS極S1、S2及びN3、N4の各ステー
タ歯9a,10a,11aは1/6ピッチ(π/3)
(1/2nピッチ、n;相数)ずれる関係に形成されて
いる。なお、各補助磁性板103,104は磁束通路を
形成するのみのものである。
【0024】次に、動作について述べる。図8はマグネ
ット板8及び補助マグネット板101,102が形成す
る磁束の流れを示すと共に各補助磁性板103,104
によって磁束の流れが等分される事を示す。もし、ここ
で補助マグネット板101,102及び補助磁性板10
3,104が無い場合、2つのマグネット8が作る磁束
は中央のV相のステータヨーク10に集まり、その両側
のU相、W相より強く(2倍)なり各相の均一性が失わ
れる。その結果モータとして成立たなくなることから補
助マグネット板、及び補助磁性板の機能は重要である。
又、これに依り磁束は強い方に均一性が保たれる。さら
にこの補助マグネット板により各相とも均一性が保たれ
る。図9はU,V,W相の各コイル22,23,24が
作る磁束を示し、この磁束の流れの向きは各コイル2
2,23,24に流れる電流の向きによる。図10は各
コイル22,23,24に具体的に通電する状態を示し
ており、(A)は駆動電流Iの強さを変えずにオンオフ
した場合のステップ駆動を示している。(B)は徐々に
電流Iの強さを変えて周知のマイクロステップ駆動又は
サイン波駆動とした場合を示している。いずれも1サイ
クル分を6ケの状態に分けて(状態1から状態6)次の
図12との関係を表している。次に、図11は図10に
おける(A)のステップ駆動又は(B)のマイクロステ
ップ又はサイン波駆動した場合の前述の各ステップ駆動
状態1〜状態6における電流とマグネット板8と補助マ
グネット板101,102が作る周知の磁束の合成状態
を示す。また、この場合も、本発明による各補助磁性板
103,104及び補助マグネット板101,102が
全体の磁束の合成分布に有効かつ規則的に働いているこ
とを示している。
【0025】次に、図12は前述の図11に対応して各
ステータ歯9a,10a,11aとロータ歯7との重な
り具合を示し、前述の各状態1から状態6において規則
的にその場所が移動していく変化状態を示しており、ロ
ータ歯7が順に回動していく様子を示している。この様
に3相モータはステータヨーク体100の両側に設けた
補助磁性板103,104及び補助マグネット板10
1,102によって初めてモータとしての機能が達成さ
れるものである。図13は、中空の固定軸1を用い図7
のステップモータを適用した図7よりも偏平型の構成で
周知のレゾルバ500により回転検出を行う構成であ
る。次に、図14は前述の図7で示す構成を2相構成に
適用した場合を示す。ステータヨーク9,10における
A1とA2、及びB1とB2はそれぞれ1/2ピッチ歯
ずれており、ステータヨーク9,10であるA相とB相
は1/2n,n;2相すなわち1/4ピッチずれてい
る。2相の場合は必ずしも補助マグネット板101,1
02及び補助磁性板103,104が無くてもモータと
しては成り立つ。しかし本発明の図14に示すようにこ
れらを用いた方がステータヨーク9及び10が補助マグ
ネット101,102により、両側から均等に強く励磁
され、より強い出力トルクが得られると共に、トルク発
生ムラも抑えられる。図15は5相として適用した場合
を示し、同一のU,V,W,X,Y相の極U1とU2、
V1とV2、W1とW2、X1とX2、Y1とY2は1
/2ピッチづつずれており各相間(n=5)1/2n=
1/10ピッチずれている。このように図7から上記図
15迄の構成で示す通り奇数相、偶数相モータにかかわ
らず、2相、3相からn相迄従来よりもトルクの大きい
モータを内蔵したロボットを実現することがでる。図1
6は図14の2相構成モータを2ケ直列に接続しカスケ
ード結合(M1とM2)した状態を示している。すなわ
ち、図16のM1とM2は図14のステータヨーク体1
00を2個用いて各ステータヨーク体100間にマグネ
ット板8を設け、他の補助マグネット板101,10
2、補助磁性板103,104は図14と同様に両端に
設けている。従って、このステータヨーク体100を複
数であるN個設けることにより任意の数のN個のステー
タヨーク体100を有する形式のカスケード結合したア
ウタロータ型及びインナロータ型のハイブリッドステッ
プモータを得ることができる。この場合も単にM1部と
M2部を2ケ独立に同軸上に構成した場合とは異なりM
1とM2間のマグネット8及び補助マグネット101,
102と補助磁性板103,104が図7の構成と同様
に効果的に作用している。また、図14の2相に関して
図16を示したが、同様に図7、図15にも適用できる
事は明白である。一般に、述べるまでもなくn相モータ
部をN個カスケード結合し、従来より大きな必要トルク
を得ることができる。
【0026】また、前述の図1の構成の他の形態として
図17から図25で示す構成を挙げることができる。な
お、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説
明する。図17はアウタロータ構成のハイブリッド型ス
テップモータを用いたロボットの要部を示すもので、符
号1で示されるものは固定軸であり、この固定軸1に互
いに離間して設けられた1対の軸受2,3には、前蓋4
a、後蓋4b及び筒状のロータヨーク6からなるロータ
ケース4が回転自在に設けられている。このロータケー
ス4のロータヨーク6の内面には、複数のロータ歯7が
設けられている。このロータケース4の外端には前記ロ
ボット用被回転体200が設けられている。
【0027】図17において、前記固定軸1の固定軸保
持体1Aの固定軸ヨーク1B上には筒状をなす各マグネ
ット筒体8Eを介して軸方向に並設した輪状の第1、第
2、第3ステータヨーク9,10,11が設けられてお
り、このマグネット筒体8Eを径方向において挟んだ状
態で一体状に構成されており、各ステータヨーク9,1
0,11の軸方向における中央位置でかつ外周位置には
第1、第2、第3コイル受溝20u,20v,20wが
各々形成されている。前記各ステータヨーク9〜11に
よりステータヨーク体100を構成し、このステータヨ
ーク体100の両端には前記マグネット筒体8の両側に
設けた補助マグネット筒体101,102を介して第
1、第2補助磁性筒体103,104が固定軸1と一体
に固定されている。前記各コイル受溝20u,20v,
20wにはボビン状に巻回されたU相の第1コイル22
及びV相の第2コイル23及びW相の第3コイル24が
設けられている(なお、この各コイル22,23,24
は巻線機により外周側から予め自動巻線されている)。
前記第1ステータヨーク9の外周にはこの第1コイル2
2を挟持するように第1、第2N極N1、N2が形成さ
れ、前記第2ステータヨーク10の外周にはこの第2コ
イル23を挟持するように第1、第2S極S1、S2が
形成され、第3ステータヨーク11の外周にはこの第3
コイル24を挟持するように第3、第4N極N3、N4
が形成され、各極N1、N2、S1、S2、N3、N4
は前記ロータ歯7に対応すると共に、この各極N1、N
2、S1、S2、N3、N4の外周には前記ロータ歯7
のピッチと同一ピッチの複数のステータ歯9a,10
a,11aが形成されている。前記各極N1とN2は、
図22の動作図にも示すように、1/2ピッチ(1
π)、S1とS2及びN3とN4も1/2ピッチ(1
π)ずれた状態で各ステータ歯9a,10a,11aが
形成され、N極N1、N2とS極S1、S2及びN3、
N4の各ステータ歯9aと10a,11aは1/6ピッ
チ(π/3)(1/2nピッチ、n;相数)ずれる関係
に形成されている。なお、各補助磁性板103,104
は磁束通路を形成するのみのものである。
【0028】次に、動作について述べる。図18はマグ
ネット筒体8E及び補助マグネット筒体101,102
が形成する磁束の流れを示すと共に各補助磁性板10
3,104によって磁束の流れが等分される事を示す。
もし、ここで補助マグネット筒体101,102及び補
助磁性筒体103,104が無い場合、2つのマグネッ
ト筒体8Eが作る磁束は中央のV相のステータヨーク1
0に集まり、その両側にU相、W相より強く(2倍)な
り各相の強さが不均一となり、その結果、モータとして
成立たなくなることから補助マグネット筒体101,1
02及び補助磁性筒体103,104の機能は重要で、
これにより磁路が追加して形成されかつ各相における磁
束の均一性が得られる。図19はU,V,W相の各コイ
ル22,23,24が作る磁束を示し、この磁束の流れ
の向きは各コイル22,23,24に流れる電流の向き
による。図20は各コイル22,23,24に具体的に
通電する状態を示しており、(A)は駆動電流Iの強さ
を変えずにオンオフした場合のステップ駆動を示してい
る。(B)は徐々に電流Iの強さを変えて周知のマイク
ロステップ駆動又はサイン波駆動とした場合を示してい
る。いずれも1サイクル分を6ケの状態に分けて(状態
1から状態6)次の図21との関係を表している。次
に、図21は図20における(A)のステップ駆動又は
(B)のマイクロステッブ又はサイン波駆動した場合の
前述の各ステップ駆動状態1〜状態6における電流とマ
グネット筒体8Eと補助マグネット筒体101,102
が作る周知の磁束の合成状態を示す。
【0029】また、この場合も、本発明による各補助磁
性筒体103,104及び補助マグネット筒体101,
102が全体の磁束の合成分布に有効かつ規則的に働い
ていることを示している。次に、図22は前述の図21
に対応して各ステータ歯9a,10a,11aとロータ
歯7との重なり具合を示し、前述の各状態1から状態6
において規則的にその場所が移動していく変化状態を示
しており、ロータ歯7が順に回動していく様子を示して
いる。この様に3相モータはステータヨーク体100の
両側に設けた補助磁性筒体103,104及び補助マグ
ネット筒体101,102によって初めてモータとして
の機能が達成されるものである。次に、図23は前述の
図17で示す構成を2相構成に適用した場合を示す。ス
テータヨーク9,10におけるA1とA2、及びB1と
B2はそれぞれ1/2ピッチ歯ずれており、ステータヨ
ーク9,10であるA相とB相は1/2n,n;2相す
なわち1/4ピッチずれている。2相の場合は必ずしも
補助マグネット筒体101,102及び補助磁性筒体1
03,104が無くてもモータとしては成り立つ。しか
し本発明の図23に示すようにこれらを用いた方がステ
ータヨーク9及び10が補助マグネット筒体101,1
02により、両側から均等に強く励磁され、より強い出
力トルクが得られると共に、トルク発生ムラも抑えられ
る。
【0030】図24は5相として適用した場合を示し、
同一のU,V,W,X,Y相の極U1とU2、V1とV
2、W1とW2、X1とX2、Y1とY2は1/2ピッ
チづつずれており各相間(n=5)1/2n=1/10
ピッチずれている。このように図17から上記図24迄
の構成で示す通り奇数相、偶数相モータにかかわらず、
2相、3相から任意のn相迄実現することができる。図
25は図23の2相構成モータを2ケ直列に接続しカス
ケード結合(M1とM2)した状態を示している。すな
わち、図25のM1とM2は図23のステータヨーク体
100を2個用いて各ステータヨーク体100にマグネ
ット筒体8を設け、他の補助マグネット筒体101,1
02、補助磁性筒体103,104は図23と同様に両
端に設けている。従って、このステータヨーク体100
を複数であるN個設けることにより任意の数のN個のス
テータヨーク体100を有する形式のカスケード結合し
たアウタロータ型及びインナロータ型(図示せず)のハ
イブリッドステップモータを得ることができる。この場
合も単にM1部とM2部を2ケ独立に同軸上に構成した
場合とは異なりM1とM2間に磁路が構成され、補助マ
グネット筒体101,102と補助磁性筒体103,1
04が図17の構成と同様に効果的に作用している。ま
た、図23の2相に関して図25を示したが、同様に図
17、図24にも適用できる事は明白である。一般に、
n相モータ部をN個カスケード結合し、より大きな必要
トルクを得ることができる。
【0031】なお、前述の実施の形態において、ロータ
ヨーク又はステータヨークの一部又は全部を周知の積層
型ではなく、ムクの非積層構成とした場合は、軸方向の
磁気抵抗を小さくし、通電時のディテントトルクを小さ
くし、通電時のトルク/電流特性を向上させることがで
きる。また、各ロータ歯間又はステータ歯間の一部又は
全てに磁石を設けることにより、ロータとステータ間の
磁束の漏れをなくし、トルクアップを計ることができ
る。なお、ロボット用被回転体200を取付ける相手と
しては、ロータケース、ロータヨークの何れも可であ
る。また、図26で示す構成は従来使用されていた図2
9で示すインナーロータ構成のハイブリッド型ステップ
モータを本発明の図1の構成のように適用してインナー
ロータのハイブリッド型ステップモータを構成した場合
の例を示すもので、非磁性材からなるステータケース1
04の内面に輪状マグネット板8を介して1対の第1、
第2輪状ステータヨーク106,106Aが軸方向に互
いに一体状に配設されており、各ステータヨーク10
6,106Aは互いに異なる極性となるように構成され
ている。前記各ステータヨーク106,106Aの各コ
イル受溝20a,21aにはボビン状の第1、第2コイ
ル22,23が設けられており、磁性材からなる回転軸
200A上には、前記各ステータヨーク106,106
Aに対応するロータヨーク109及びロボット用被回転
体200が設けられ、このロータヨーク109の外周に
は複数のロータ歯109aが形成されている。従って、
図26の構成は図1と逆のインナロータ型で構成されて
いるもので、そのステップ駆動状態は前述の図3から図
5で示す動作と同じ原理でステップ回転が行われる。な
お、前述の各コイル22,23は周知のバイポーラ巻の
場合を前提として述べたが、周知のユニポーラ巻とした
場合も同様の作用を得ることができる。また、前述は1
相励磁としたが、2相励磁又は1−2相励磁により駆動
できる。また、前述の各歯7,9a,10a,107,
109aのピッチずれについては、相対的なものであ
り、何れの側をずらせた場合も前述と同じ動作を得るこ
とができるものである。
【0032】また、図27で示す構成は、図7のアウタ
ロータ型に対応するインナロータ型の構成で、非磁性材
からなるステータケース300の内面にそれぞれ輪状マ
グネット板8を介して軸方向に並置した輪状の第1、第
2、第3輪状ステータヨーク106,107,108が
軸方向に互いに一体状に配設されて3相のステータヨー
ク体100に構成されており、各ステータヨーク10
6,107,108は互いに異なる極性となるように構
成されている。さらに、このステータヨーク体100の
両側に補助マグネット101,102及び補助磁性板1
03,104が設けられ、両端部で磁気回路を形成して
いる。前記各輪状ステータヨーク106,107,10
8の各コイル受溝20u,20v,20wにはボビン状
の第1、第2及び第3コイル22,23,24が各々設
けられており、磁性材からなる回転軸200上には、前
記3組の各ステータヨーク106,107,108に対
応するロータヨーク109が設けられ、このロータヨー
ク109の外周には複数のロータ歯109aが形成され
ている。従って、図27の構成は図7と逆のインナロー
タ型で構成されているもので、そのステップ駆動状態は
前述の図3から図5で示す動作と同じ原理でステップ回
転が行われる。また、図28は図27のマグネットを筒
状のマグネット8Eとした場合を述べており、同一部分
には同一符号を付し、その説明は省略する。なお、前述
の各実施の形態において回転軸又は固定軸は、柱状又は
中空状に構成されているが、何れの場合も構成すること
ができることは述べるまでもないことである。なお、図
示していないが前記ロボット用被回転体200には、周
知の種々の作用をなすロボットを構成する部品が接続さ
れるものである。
【0033】
【発明の効果】本発明によるハイブリッド型ステップモ
ータを用いたロボットは、以上のように構成されている
ため、次のような効果を得ることができる。すなわち、
図1等で示すアウタロータの構成の場合、ステータヨー
クの外周にコイルを設けることができるため、巻線作業
が極めて容易で、この種のハイブリッド型のアウタロー
タ型ステップモータのコストを大幅に引下げることがで
きる。また、インナロータの構成においても、ボビン状
に形成したコイルをステータヨークの内側から挿入する
ことができ、従来よりも組立コストを大幅に下げること
ができると共に、コイル密度を向上させ、トルクアップ
によりロボット用被回転体をダイレクト駆動できる。さ
らに、モータの両端に磁束通路としての補助マグネット
筒体を設けているためマグネット筒体の両側に磁極を形
成することができ、大きいトルクを容易に得ることがで
き、必要に応じてn相のステップモータを用いたダイレ
クトドライブ型のロボットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアウタロータ型の2相ハイブリッ
ド型ステップモータを用いたロボットを示す断面図であ
る。
【図2】図1のX−X′による横断面図である。
【図3】各マグネット板が作る磁束の流れを示す説明図
である。
【図4】コイルが作る磁束の流れを示す説明図である。
【図5】マグネット板と各コイルに電流を流した場合の
合成磁束とロータヨークのステップ回転を示す説明図で
ある。
【図6】図1の他例を示す断面図である。
【図7】図1の他例を示す断面図である。
【図8】図7の各マグネット板が作る磁束の流れを示す
説明図である。
【図9】図7のコイルが作る磁束の流れを示す説明図で
ある。
【図10】図7のステップモータの駆動を示す説明図で
ある。
【図11】図7のステップモータのステップ駆動を示す
状態図である。
【図12】図7のステップモータのステップ駆動を示す
状態図である。
【図13】図7の他側を示す断面図である。
【図14】図7の2相型を示す半断面図である。
【図15】図7の5相型を示す半断面図である。
【図16】図14の2相型を2個直列接続した半断面図
である。
【図17】図1の他例を示す半断面図である。
【図18】図17の各マグネット板が作る磁束の流れを
示す説明図である。
【図19】図17のコイルが作る磁束の流れ示す説明図
である。
【図20】図17のステップモータの駆動を示す説明図
である。
【図21】図17のステップモータのステップ駆動を示
す状態図である。
【図22】図17のステップモータのステップ駆動を示
す状態図である。
【図23】図17の2相型を示す半断面図である。
【図24】図17の5相型を示す半断面図である。
【図25】図23の2相型を2個直列接続した半断面図
である。
【図26】図1の他側を示す構成図である。
【図27】図7の他側を示す構成図である。
【図28】図27の他例を示す構成図である。
【図29】従来のステップモータを示す構成図である。
【符号の説明】
1 固定軸 1A 空隙 2,3 軸受 4 ロータケース 6 輪状ロータヨーク 7,109a ロータ歯 8 マグネット板 8E マグネット筒体 9,10,11,106,107,108,106A
ステータヨーク 9a,10a,11a ステータ歯 20u,20v,20w,20a,21a コイル受
溝 22,23,24 コイル 100 ステータヨーク体 101,102 補助マグネット板 103,104 補助磁性板 109 ロータヨーク 200 ロボット用被回転体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空又は柱状の固定軸(1)に互いに離間
    して設けられた1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を
    介して回転自在に設けられたロータケース(4)と、前記
    ロータケース(4)の内面に設けられ複数のロータ歯(7)を
    有する輪状ロータヨーク(6)と、前記固定軸(1)にマグネ
    ツト板(8)を介して軸方向に並設された第1、第2ステ
    ータヨーク(9,10)と、前記各ステータヨーク(9,10)の外
    周に形成された複数のステータ歯(9a,10a)と、前記各ス
    テータヨーク(9,10)の軸方向における中央位置でかつ外
    周位置に形成された第1、第2コイル受溝(20a,21a)
    と、前記各コイル受溝(20a,21a)に設けられた第1、第
    2コイル(22,23)とを備え、前記各ステータヨーク(9,1
    0)は互いに異なる極性を構成すると共に、前記ロータケ
    ース(4)にはロボット用被回転体(200)が設けられている
    ことを特徴とするハイブリッド型ステップモータを用い
    たロボット。
  2. 【請求項2】 中空又は柱状の固定軸(1)に互いに離間
    して設けられた1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を
    介して回転自在に設けられたロータケース(4)と、前記
    ロータケース(4)の内面に設けられ複数のロータ歯(7)を
    有する輪状ロータヨーク(6)と、前記固定軸(1)の外周に
    設けられたマグネット筒体(8E)と、前記マグネット筒体
    (8E)の外周に嵌合して設けられた1対の第1、第2輪状
    ステータヨーク(9,10)と、前記各輪状ステータヨーク
    (9,10)の外周に形成された複数のステータ歯(9a,10a)
    と、前記各輪状ステータヨーク(9,10)の軸方向における
    中央位置でかつ外周位置に形成された第1、第2コイル
    受溝(20a,21a)と、前記各コイル受溝(20a,21a)に設けら
    れた第1、第2コイル(22,23)とを備え、前記各輪状ス
    テータヨーク(9,10)は互いに異なる極性を構成すると共
    に、前記ロータケース(4)にはロボット用被回転体(200)
    が設けられていることを特徴とするハイブリッド型ステ
    ップモータを用いたロボット。
  3. 【請求項3】 前記各輪状ステータヨーク(9,10)間には
    空隙(1A)が形成されていることを特徴とする請求項2記
    載のハイブリッド型ステップモータを用いたロボット。
  4. 【請求項4】 中空又は柱状の固定軸(1)に互いに離間
    して設けられた1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を
    介して回転自在に設けられたロータケース(4)と、前記
    ロータケース(4)に設けられ複数のロータ歯(7)を有する
    輪状ロータヨーク(6)と、前記固定軸(1)にマグネツト板
    (8)を介して軸方向に並設されたn個のステータヨーク
    (9,10,11)からなるステータヨーク体(100)と、前記各ス
    テータヨーク(9,10,11)の外周に形成された複数のステ
    ータ歯(9a,10a,11a)と、前記各ステータヨーク(9,10,1
    1)の軸方向における中央位置でかつ外周位置に形成され
    たn個のコイル受溝(20u,20v,20w)と、前記各コイル受
    溝(20u,20v,20w)に設けられたn個のコイル(22,23,24)
    と、前記ステータヨーク体(100)の両端に補助マグネッ
    ト板(101,102)を介して前記固定軸(1)に設けられた1対
    の補助磁性板(103,104)と、を備え、前記各ステータヨ
    ーク(9,10,11)は互いに異なる極性を構成すると共に、
    前記補助マグネット板(101,102)からの磁束が前記補助
    磁性板(103,104)を通るようにしたアウタロータ型より
    なると共に、前記ロータケース(4)にはロボット用被回
    転体(200)が設けられていることを特徴とするハイブリ
    ッド型ステップモータを用いたロボット。
  5. 【請求項5】 前記ステータヨーク(9,10,11)は3個よ
    りなり、三相駆動されるように構成したことを特徴とす
    る請求項4記載のハイブリッド型ステップモータを用い
    たロボット。
  6. 【請求項6】 前記ステータヨーク(9,10)は2個よりな
    り、二相駆動されるように構成したことを特徴とする請
    求項4記載のハイブリッド型ステップモータを用いたロ
    ボット。
  7. 【請求項7】 中空又は柱状の固定軸(1)に互いに離間
    して設けられた1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を
    介して回転自在に設けられたロータケース(4)と、前記
    ロータケース(4)に設けられ複数のロータ歯(7)を有する
    輪状ロータヨーク(6)と、前記固定軸(1)にマグネツト筒
    体(8E)を介して軸方向に並設されたn個のステータヨー
    ク(9,10,11)からなるステータヨーク体(100)と、前記各
    ステータヨーク(9,10,11)の外周に形成された複数のス
    テータ歯(9a,10a,11a)と、前記各ステータヨーク(9,10,
    11)の軸方向における中央位置でかつ外周位置に形成さ
    れたn個のコイル受溝(20u,20v,20w)と、前記各コイル
    受溝(20u,20v,20w)に設けられたn個のコイル(22,23,2
    4)と、前記ステータヨーク体(100)の両端の補助マグネ
    ット筒体(101,102)を介して前記固定軸(1)に設けられた
    1対の補助磁性筒体(103,104)と、を備え、前記各ステ
    ータヨーク(9,10,11)は互いに異なる極性を交互に構成
    すると共に、前記補助マグネット筒体(101,102)からの
    磁束が前記補助磁性筒体(103,104)を通るようにしたア
    ウタロータ型よりなると共に、前記ロータケース(4)に
    はロボット用被回転体(200)が設けられていることを特
    徴とするハイブリッド型ステップモータを用いたロボッ
    ト。
  8. 【請求項8】 前記ステータヨーク(9,10,11)は3個よ
    りなり、三相駆動されるように構成したことを特徴とす
    る請求項7記載のハイブリッド型ステップモータを用い
    たロボット。
  9. 【請求項9】 前記ステータヨーク(9,10)は2個よりな
    り、二相駆動されるように構成したことを特徴とする請
    求項7記載のハイブリッド型ステップモータを用いたロ
    ボット。
  10. 【請求項10】 ケーシング(104)の両端に設けられた
    1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在
    に設けられた回転軸(200A)と、前記ケーシング(104)の
    内面の軸方向に輪状マグネツト板(30)を介して並設され
    た第1、第2輪状ステータヨーク(106,106A)と、前記各
    輪状ステータヨーク(106,106A)の内面に形成された複数
    のステータ歯(107,107a)と、前記各ステータヨーク(10
    6,106A)の軸方向における中央位置でかつ内周位置に形
    成された第1、第2コイル受溝(20a,21a)と、前記各コ
    イル受溝(20a,21a)に設けられた第1、第2コイル(22,2
    3)と、前記回転軸(200A)に設けられ前記各ステータヨー
    ク(106,106A)に対応して位置し前記回転軸(200A)に設け
    られたロータヨーク(109)と、前記ロータヨーク(109)の
    外周に設けられた複数のロータ歯(109a)と、前記回転軸
    (200A)に設けられたロボット用被回転体(200)とを備え
    たことを特徴とするハイブリッド型ステップモータを用
    いたロボット。
  11. 【請求項11】 ケーシング(300)の両端に設けられた
    1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在
    に設けられた回転軸(200A)と、前記ケーシング(300)の
    内面の軸方向に輪状マグネツト板(8)を介して並設され
    たn個の輪状ステータヨーク(106,107,108)からなるス
    テータヨーク体(100)と、前記各輪状ステータヨーク(10
    6,107,108)の内面に形成された複数のステータ歯(106a,
    107a,108a)と、前記ステータヨーク体(100)の両端に補
    助マグネット板(101,102)を介して前記ケーシング(300)
    に設けられた1対の補助磁性板(103,104)と、前記各輪
    状ステータヨーク(106,107,108)の軸方向における中央
    位置でかつ内周位置に形成されたn個のコイル受溝(20
    u,20v,20w)と、前記各コイル受溝(20u,20v,20w)に設け
    られたn個のコイル(22,23,24)と、前記回転軸(200A)に
    設けられ前記各ステータヨーク(106,107,108)に対応し
    て位置し前記回転軸(200A)に設けられたロータヨーク(1
    09)と、前記ロータヨーク(109)の外周に設けられた複数
    のロータ歯(109a)とを備え、前記補助マグネット板(10
    1,102)からの磁束が前記補助磁性板(103,104)を通るよ
    うにしたインナロータ型よりなると共に、前記回転軸(2
    00A)にロボット用被回転体(200)が設けられていること
    を特徴とするハイブリッド型ステップモータを用いたロ
    ボット。
  12. 【請求項12】 ケーシング(300)の両端に設けられた
    1対の軸受(2,3)と、前記各軸受(2,3)を介して回転自在
    に設けられた回転軸(200A)と、前記ケーシング(300)の
    内面の軸方向に輪状マグネツト筒体(8E)を介して並設さ
    れたn個の輪状ステータヨーク(106,107,108)からなる
    ステータヨーク体(100)と、前記各輪状ステータヨーク
    (106,107,108)の内面に形成された複数のステータ歯(10
    6a,107a,108a)と、前記ステータヨーク体(100)の両端に
    補助マグネット筒体(101,102)を介して前記ケーシング
    (300)に設けられた1対の補助磁性板(103,104)と、前記
    各輪状ステータヨーク(106,107,108)の軸方向における
    中央位置でかつ内周位置に形成されたn個のコイル受溝
    (20u,20v,20w)と、前記各コイル受溝(20u,20v,20w)に設
    けられたn個のコイル(22,23,24)と、前記回転軸(200A)
    に設けられ前記各ステータヨーク(106,107,108)に対応
    して位置し前記回転軸(200A)に設けられたロータヨーク
    (109)と、前記ロータヨーク(109)の外周に設けられた複
    数のロータ歯(109a)とを備え、前記補助マグネット筒体
    (101,102)からの磁束が前記補助磁性筒体(103,104)を通
    るようにしたインナロータ型よりなると共に、前記回転
    軸(200A)にロボット用被回転体(200)が設けられている
    ことを特徴とするハイブリッド型ステップモータを用い
    たロボット。
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