JPH10201171A - クラッチ付きモータ - Google Patents

クラッチ付きモータ

Info

Publication number
JPH10201171A
JPH10201171A JP1476697A JP1476697A JPH10201171A JP H10201171 A JPH10201171 A JP H10201171A JP 1476697 A JP1476697 A JP 1476697A JP 1476697 A JP1476697 A JP 1476697A JP H10201171 A JPH10201171 A JP H10201171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
motor
shaft
shaft member
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1476697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3632345B2 (ja
Inventor
Michio Yamamoto
道雄 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Material Corp
Original Assignee
Higashifuji Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Higashifuji Mfg Co Ltd filed Critical Higashifuji Mfg Co Ltd
Priority to JP01476697A priority Critical patent/JP3632345B2/ja
Publication of JPH10201171A publication Critical patent/JPH10201171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3632345B2 publication Critical patent/JP3632345B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡易で部品点数の低減化を図ることが
できるとともに、組立が容易で、かつクラッチの着脱ト
ルクを自由に選択することができるクラッチ付きモータ
を得る。 【解決手段】 モータのロータ歯車に複数の歯車からな
る減速歯車列が歯合され、上記減速歯車列の最終段に設
けられて被駆動部材が連結される出力軸20が、被駆動
部材と係合する軸部材21と、外周に減速歯車列と歯合
する歯車22が形成されるとともに軸部材に対して相対
的に回転自在に設けられた歯車部材23とを有してな
り、かつ軸部材21と歯車部材23との間に、モータの
回転時に軸部材と歯車部材とを一体的に連結して歯車部
材の回転を軸部材に伝達するとともに、軸部材側から急
激な回転トルクが作用した際に、弾性によって当該回転
トルクを吸収して歯車部材へ回転を伝えない弾性部材2
4を介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減速歯車列を構成
する歯車にクラッチ機構が設けられたモータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、エアーコンディショナー
のルーバの開閉駆動装置、あるいは自動開閉弁や電子レ
ンジのターンテーブル等の各種回転装置における駆動装
置として、モータの出力軸に減速歯車列が組込まれた減
速機構付きモータが広く用いられている。ところで、こ
の種の減速機構が組込まれたモータにあっては、通常上
記モータを駆動してエアコンルーバを開閉したり、ある
いはターンテーブルを回転させたりするものであるもの
の、時として操作者が、上記モータの停止中に強制的に
手動で当該ルーバを開閉したり、またはターンテーブル
を回転させたり等することがある。このような際に、こ
れらの回転操作が緩やかに行なわれる場合には、上記モ
ータの減速機構の出力軸から逆に減速歯車列が回転して
モータのロータが空回転するものの、上記回転を急激に
行なうと、減速歯車列に通常の駆動トルク以上の過度の
回転トルクが作用して、上記減速歯車列を構成する歯車
の損傷を招くという問題点がある。
【0003】そこで、従来よりこの種の減速機構付きモ
ータにあっては、通常減速歯車列の出力軸に、外部から
当該出力軸に強制的かつ急激な回転トルクが作用した際
に、スリップを生じて、モータのロータ側への回転トル
クの伝達を遮断するクラッチ機構が設けられている。図
2および図3は、従来のこの種のクラッチ付きモータを
示すものである。これらの図において、このクラッチ付
きモータは、有底円筒状のケーシング1の底部に、コイ
ル2が巻回されたボビン3内に永久磁石を有するロータ
が回転自在に設けられた周知のモータ5が組込まれ、こ
のモータ5上に配設された中蓋6上に、上記ロータの歯
車4と歯合する複数の歯車からなる減速歯車列7が組込
まれたものである。ここで、上記歯車は、それぞれ中蓋
6に立設されたピン6aに回転自在に支承されており、
一方にピニオンが形成され、かつ他方により大径のスパ
ーギアが形成されている。そして、各歯車は、そのスパ
ーギアをモータ5側に隣接する歯車のピニオンに歯合さ
せ、かつそのピニオンを減速歯車列7の出力軸11側に
隣接する歯車のスパーギアに歯合させて配列されてい
る。さらに、スパーギア12のみを有する最終段の歯車
9は、その出力軸11をケーシング1を塞ぐ蓋(図示を
略す。)の開口部から突出させて設けられている。そし
て、この最終段の歯車9に、上述したクラッチ機構が設
けられている。
【0004】この歯車9は、図3に示すように、金属製
の上記出力軸11と、合成樹脂によって成形されたスパ
ーギア12と、金属製の円板部材からなる2枚の摩擦板
13との4つの部品によって構成されたものである。こ
の出力軸11の一端部には、その両側面が切り欠かれて
図示されないエアコンのルーバ等の被駆動部材の回転軸
と一体的に係合するキー部11aが形成されており、多
端部にその一側部が切り欠かれたギア取付部11bが形
成されている。そして、このギア取付部11bに、上記
スパーギア12を間に挟んで一対の摩擦板13、13が
取付けられている。ここで、上記ギア取付部11bが挿
通される摩擦板13の孔部は、当該ギア取付部11bの
外形と一致する非円形に形成されており、上記摩擦板1
3、13は出力軸11と一体的に回転するようになって
いる。
【0005】他方、上記スパーギア12の孔部は円形に
形成されており、これにより上記スパーギアは、ギア取
付部11bに回転自在に外装されている。このスパーギ
ア12の軸線方向両端面の外周側には、それぞれ円環状
の凸部12aが形成されている。そして、上記スパーギ
ア12は、上記摩擦板13、13に挟持された状態で、
一方の摩擦板13の中央部13aが他方の摩擦板13側
に向けて加締められることにより、当該摩擦板13と凸
部12aとの間の摩擦力によってその自由な回転が拘束
された状態で、上記摩擦板13、13を介して出力軸1
1のギア取付部11bに取付けられている。そして、上
記出力軸11における上記摩擦板13および凸部12a
が形成されたスパーギア12によって、このクラッチ付
きモータにおけるクラッチ機構が構成されている。
【0006】上記構成からなる従来のクラッチ付きモー
タにあっては、モータ5を駆動させた際には、その回転
トルクが減速歯車列7を介して最終段の歯車9のスパー
ギア12に伝えられ、その凸部12aおよび摩擦板13
との間の摩擦力によって出力軸11が一体に回転するこ
とにより、リンクを介したルーバの開閉駆動や、弁軸や
ターンテーブル等の回転駆動を行なうようになってい
る。また、例えばモータ5が停止状態にある時に、ルー
バ等を手動でゆっくり開閉する場合のように、外部から
出力軸11に非常にゆっくりな回転が加わった場合に
は、出力軸11と一体に回転する摩擦板13とスパーギ
ア12の凸部12aとの間の摩擦力によって、上記スパ
ーギア12も一体に回転し、この回転が減速歯車列7を
介してロータの歯車4に伝えられ、上記ロータが空回転
するようになっている。そして、上記ルーバ等を急激に
開閉した場合のように、外部から上記出力軸11に瞬間
的に上記駆動時の回転トルクよりも大きな回転トルクが
作用した場合には、摩擦板13と凸部12aとの間でス
リップが生じ、この結果モータ5のロータ側への回転が
遮断されて減速歯車列7における歯車の損傷を防止する
ようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来のク
ラッチ付きモータにあっては、摩擦板13の加締め力が
弱いと、通常のモータ5による回転駆動時においても凸
部12aと摩擦板13との間でスリップが生じるおそれ
があり、他方上記加締め力が強過ぎると、逆に外部から
大きな回転トルクが作用した場合にも、摩擦板13と凸
部12aとの間のクラッチ機構が円滑に作用しないで歯
車の損傷を招くという問題点が生じてしまう。このた
め、上記摩擦板13に対する最適な加締め力を見出す作
業に手間を要して面倒であるとともに、その組立にも多
くの手間を要して生産性に劣るという問題点があった。
加えて、上記クラッチ機構を構成するために、スパーギ
ア12に加えて追加的な部品である金属製の摩擦板1
3、13を必要とするために、構造が複雑化するととも
に、部品点数が増加して部品管理の煩雑さと製造単価の
上昇とを招いてしまうという問題点があった。
【0008】本発明は、上記従来のクラッチ付きモータ
が有する課題を有効に解決すべくなされたもので、構造
が簡易で部品点数の低減化を図ることができるととも
に、組立が容易で、かつクラッチの着脱トルクを自由に
選択することができるクラッチ付きモータを提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係るクラッチ付きモータは、モータのロータ歯車に複
数の歯車からなる減速歯車列が歯合され、上記減速歯車
列の最終段に設けられて被駆動部材が連結される出力軸
に、過度の回転トルクが作用した際に上記モータのロー
タ側への上記回転トルクの伝達を遮断するクラッチ機構
が設けられたクラッチ付きモータであって、上記クラッ
チ機構が設けられた出力軸は、被駆動部材と係合する軸
部材と、外周に減速歯車列と歯合する歯車が形成される
とともに軸部材に対して相対的に回転自在に設けられた
歯車部材とを有してなり、かつ上記軸部材と歯車部材と
の間に、モータの回転時に軸部材と歯車部材とを一体的
に連結して歯車部材の回転を軸部材に伝達するととも
に、軸部材側から急激な回転トルクが作用した際に、弾
性によって当該回転トルクを吸収して歯車部材へ回転を
伝えない弾性部材が介装されていることを特徴とするも
のである。
【0010】ここで、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の軸部材および歯車部材は、共通のピンにそれ
ぞれ回転自在に設けられているとともに、互いの対向面
間に空間部が形成され、かつ上記弾性部材は、上記空間
部内に配設されて、一端部が軸部材に係合し、他端部が
歯車部材に係合してピンの回りに巻回されたスプリング
であることを特徴とするものである。
【0011】請求項1または2に記載のクラッチ付きモ
ータにおいては、クラッチ機構が設けられた減速歯車列
の出力軸が、相対的に回転自在に設けられた軸部材と歯
車部材とを有し、これら軸部材と歯車部材との間に弾性
部材を介装した構成であるので、モータを駆動させた場
合や、外部から出力軸に非常にゆっくりとした回転が加
わった場合には、軸部材と歯車部材とが弾性部材を間に
介して一体的に回転することにより、その回転が当該出
力軸あるいは逆にモータ側に伝えられる。そして、外部
から上記減速歯車列の出力軸の軸部材に、急激に過度の
回転トルクが作用した場合には、歯車部材側は、減速歯
車列を介してモータのロータ側に連結されていて上記回
転トルクに対して抗するため、この結果上記軸部材から
作用する過度の回転トルクが弾性部材の弾性によるダン
パ効果によって吸収され、瞬間的に軸部材のみがある角
度空転する(なお、回転速度等の条件によっては、歯車
部材も同伴して僅かに回転する)。これにより、モータ
のロータ側への急激な回転の伝達が遮断され、減速歯車
列における歯車の損傷が防止される。
【0012】ここで、請求項2に記載のクラッチ付きモ
ータにおいては、弾性部材としてスプリングを用いてい
るので、このスプリングの材質や径、あるいは巻数等を
適宜選択してその付勢力を変化させることにより、モー
タ自体の駆動トルクや、減速歯車列における歯車強さ等
の各種の使用条件に応じて、外部から過度の回転力が作
用した場合における上記クラッチ機構の動作条件を自由
に設定することが可能となる。また、構造が簡易で部品
点数の低減化を図ることができるとともに、汎用で安価
なスプリングを用いることができるために経済的であ
り、しかも組立が容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るクラッチ付
きモータの第一の実施形態における要部を示すもので、
その他の構造については、図2に示したものと同様であ
るために、説明中に同一符号を用いてその説明を省略す
る。このクラッチ付きモータにおいては、図2に示した
減速歯車列7の出力軸11に代えてクラッチ機構が設け
られた出力軸20が配設されている。図1に示すよう
に、このクラッチ機構が設けられた出力軸20は、被駆
動部材と係合する軸部材21と、外周に上記減速歯車列
7の最終段の歯車と歯合するスパーギア(歯車)22が
形成されるとともに上記軸部材21に対して相対的に回
転自在に設けられた歯車部材23と、これら軸部材21
および歯車部材23の間に介装されたスプリング(弾性
部材)24とから構成されたもので、軸部材21および
歯車部材23は、各々POM(ポリオキシメチレン)等
のエンジニアリングプラスチックによって一体に成形さ
れている。
【0014】ここで、軸部材21は、図中下面に凹部2
5が形成され、この凹部25の中心部に中蓋6に立設さ
れたピン6aが挿入される穴部21aが形成された円柱
状の部材で、その上端部には、エアコンルーバ等の被駆
動部材の回転軸と一体的に係合するキー部が形成されて
いる。他方、上記歯車部材23は、その中心部に穿設さ
れた貫通孔26にピン6aが挿通されることにより、当
該ピン6aに回転自在に設けられており、その図中上面
に形成された段部27内に、軸部材21が挿入されてい
る。この段部27は、軸部材21の外径よりも幾分大径
に形成されており、これにより軸部材21と歯車部材2
3とは相対的に回転自在とされている。そして、この段
部27の中央に、凹部28が形成されている。
【0015】これにより、軸部材21と歯車部材23と
の互いの対向面間には、空間部29が形成され、この空
間部29内に、上記スプリング24が組込まれている。
このスプリング24は、一端部24aが軸部材21の凹
部25内の所定位置に形成された係合穴30内に挿入さ
れており、他端部24bは、歯車部材23の凹部28の
所定位置に形成された係合穴31内に挿入されている。
そして、スプリング24は、ピン6aの回りに巻回され
た状態で、上記空間部29内に装着されている。ちなみ
に、このスプリング24は、上記モータの回転時に軸部
材21と歯車部材23とを一体的に連結して歯車部材2
3の回転を軸部材21に伝達するとともに、軸部材21
側から急激な回転トルクが作用した際には、その弾性に
よって回転トルクを吸収して、軸部材21のみが空転
し、あるいは回転速度等の条件によっては、歯車部材2
3も軸部材21に同伴して僅かに回転する。これによ
り、モータのロータ側への急激な回転の伝達が遮断され
ような材質、径および巻数に設定されている。
【0016】このようにして構成された出力軸20は、
ピン6aによって中蓋6に回転自在に配設されるととも
に、歯車部材23のスパーギア22を上記減速歯車列7
の最終段の歯車と歯合させ、その軸部材23のキー部を
ケーシング1を塞ぐ蓋の開口部から突出させた状態で、
上記ケーシング1内に組込まれている。
【0017】上記構成からなるクラッチ付きモータにお
いては、クラッチ機構が設けられた減速歯車列7の出力
軸20を、相対的に回転自在に設けられた軸部材21と
歯車部材23と、これら軸部材21および歯車部材23
の間に介装したスプリング24とによって構成している
ので、通常のモータ5を駆動した状態においては、軸部
材21と歯車部材23とがスプリング24を間に介して
一体的に回転することにより、軸部材21と係合したリ
ンクを介してルーバを開閉駆動したり、あるいは弁軸や
ターンテーブル等を回転駆動する。また、例えばモータ
5が停止状態にある時に、上記ルーバを手動でゆっくり
と開閉する場合のように、外部から出力軸20に非常に
ゆっくりとした回転が加わった場合にも、同様にして上
記軸部材21および歯車部材23が一体に回転するため
に、出力軸20の回転が上記減速歯車列7を介してロー
タの歯車4に伝えられて上記ロータが空回転する。
【0018】これに対して、外部から上記減速歯車列7
の出力軸20の軸部材21に、急激に過度の回転トルク
が作用した場合には、歯車部材23側は減速歯車列7を
介してモータ5のロータ4側に連結されていて上記回転
トルクに対して抗するため、この結果軸部材21から作
用する過度の回転トルクがスプリング24の弾性による
ダンパ効果によって吸収され、瞬間的に軸部材21のみ
が空転したり、あるいは回転速度等の条件によっては、
歯車部材23も軸部材21に同伴して僅かに回転する。
これにより、モータ5のロータ4側への急激な回転の伝
達が遮断され、減速歯車列7における歯車の損傷が防止
される。
【0019】このように、上記構成からなるクラッチ付
きモータによれば、クラッチ機構を有する出力軸20
を、プラスチックによって一体成形された軸部材21と
歯車部材23との2つの部材を相対的に回転自在に係合
させ、かつ軸部材21と歯車部材23との間に安価で汎
用なスプリング24を介装することによって構成するこ
とができるため、従来のものと比較して、構造が極めて
簡易であるとともに、部品点数を減少させて製造単価の
低減化を図ることができる。
【0020】また、上記出力軸20は、組立が容易であ
るとともに、スプリング24の材質や径、あるいは巻数
等を適宜選択してその付勢力を変化させることにより、
モータ5自体の駆動トルクや、減速歯車列7における歯
車強さ等の各種の使用条件に応じて、外部から過度の回
転力が作用した場合における上記クラッチ機構の動作条
件を自由に設定することができるといった利点も有す
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または2
に記載のクラッチ付きモータによれば、構造が簡易で部
品点数の低減化を図ることができるとともに、組立が容
易で、かつ確実に減速歯車列における損傷を防止するこ
とができる。特に、請求項2に記載の発明によれば、弾
性部材としてスプリングを用いることにより、このスプ
リングの材質や径、あるいは巻数等を適宜選択してその
付勢力を変化させることにより、モータ自体の駆動トル
クや、減速歯車列における歯車強さ等の各種の使用条件
に応じて、外部から過度の回転力が作用した場合におけ
る上記クラッチ機構の動作条件を自由に調整することが
可能になり、しかも当該スプリングは、安価で汎用の部
品であるために経済的であるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクラッチ付きモータの第一の実施
形態におけるクラッチ機構部分を示す縦断面図である。
【図2】従来のクラッチ付きモータを示す一部切り欠い
た斜視図である。
【図3】図2のクラッチ機構部分を示す断面図である。
【符号の説明】
4 ロータの歯車 5 モータ 6a ピン 7 減速歯車列 20 出力軸 21 軸部材 22 スパーギア(歯車) 23 歯車部材 24 スプリング(弾性部材) 24a、24b 端部 29 空間部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータのロータ歯車に複数の歯車からな
    る減速歯車列が歯合され、上記減速歯車列の最終段に設
    けられて被駆動部材が連結される出力軸に、過度の回転
    トルクが作用した際に上記モータのロータ側への上記回
    転トルクの伝達を遮断するクラッチ機構が設けられたク
    ラッチ付きモータであって、 上記クラッチ機構が設けられた出力軸は、上記被駆動部
    材と係合する軸部材と、外周に上記減速歯車列と歯合す
    る歯車が形成されるとともに上記軸部材に対して相対的
    に回転自在に設けられた歯車部材とを有してなり、かつ
    上記軸部材と上記歯車部材との間に、上記モータの回転
    時に上記軸部材と歯車部材とを一体的に連結して上記歯
    車部材の回転を上記軸部材に伝達するとともに、上記軸
    部材側から急激な回転トルクが作用した際に、弾性によ
    って当該回転トルクを吸収して上記歯車部材へ回転を伝
    えない弾性部材が介装されていることを特徴とするクラ
    ッチ付きモータ。
  2. 【請求項2】 上記軸部材および歯車部材は、共通のピ
    ンにそれぞれ回転自在に設けられているとともに、互い
    の対向面間に空間部が形成され、かつ上記弾性部材は、
    上記空間部内に配設されて、一端部が上記軸部材に係合
    し、他端部が上記歯車部材に係合して上記ピンの回りに
    巻回されたスプリングであることを特徴とする請求項1
    に記載のクラッチ付きモータ。
JP01476697A 1997-01-10 1997-01-10 クラッチ付きモータ Expired - Fee Related JP3632345B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01476697A JP3632345B2 (ja) 1997-01-10 1997-01-10 クラッチ付きモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01476697A JP3632345B2 (ja) 1997-01-10 1997-01-10 クラッチ付きモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10201171A true JPH10201171A (ja) 1998-07-31
JP3632345B2 JP3632345B2 (ja) 2005-03-23

Family

ID=11870207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01476697A Expired - Fee Related JP3632345B2 (ja) 1997-01-10 1997-01-10 クラッチ付きモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3632345B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020047932A (ko) * 2000-12-14 2002-06-22 이계안 발전기 풀리의 장착구조
CN103671781A (zh) * 2012-09-14 2014-03-26 日本电产三协株式会社 摩擦传动装置以及减速马达
CN111106715A (zh) * 2018-10-26 2020-05-05 日本电产三协株式会社 过载保护机构及具备过载保护机构的减速电机

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020047932A (ko) * 2000-12-14 2002-06-22 이계안 발전기 풀리의 장착구조
CN103671781A (zh) * 2012-09-14 2014-03-26 日本电产三协株式会社 摩擦传动装置以及减速马达
JP2014058993A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Nidec Sankyo Corp フリクションドライブ装置、およびギヤードモータ
CN103671781B (zh) * 2012-09-14 2017-04-26 日本电产三协株式会社 摩擦传动装置以及减速马达
CN111106715A (zh) * 2018-10-26 2020-05-05 日本电产三协株式会社 过载保护机构及具备过载保护机构的减速电机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3632345B2 (ja) 2005-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5178026A (en) Damper device for motor
JP3272627B2 (ja) クラッチ付きモータ
JPH0869030A (ja) レンズカバー駆動装置
JPH10201171A (ja) クラッチ付きモータ
JP4570311B2 (ja) 遠心クラッチ
JPH08219251A (ja) 駆動力伝達機構
US5328007A (en) Reverse rotation preventing device
JP2001339906A (ja) 回転駆動装置
JP2001012561A (ja) クラッチ付きモータ
JPH09329211A (ja) クラッチ付きモータ
JPH1054449A (ja) クラッチ付きモータ
JPH039576Y2 (ja)
JP3887172B2 (ja) クラッチ、及びモータ
JP2000213598A (ja) トルク伝達装置
JP5061659B2 (ja) クラッチ付きモータ
JPH10115328A (ja) クラッチ付きモータ
JPS6065938A (ja) 歯車の噛み合わせ機構
JP3887166B2 (ja) クラッチ及びモータ
JP2003161352A (ja) 遊星ローラ式変速機
JP3474823B2 (ja) パワーウインドモータ
JP2001214945A (ja) クラッチ及びモータ
JPH04261987A (ja) ウインドレギュレータ
KR200230341Y1 (ko) 비닐하우스 개폐기
JP2780948B2 (ja) 揺動歯車装置およびこれを用いたカメラフィルム巻上機構
JP2021183863A (ja) フリータイプ双方向クラッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees