JPH09329211A - クラッチ付きモータ - Google Patents

クラッチ付きモータ

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JPH09329211A
JPH09329211A JP16679796A JP16679796A JPH09329211A JP H09329211 A JPH09329211 A JP H09329211A JP 16679796 A JP16679796 A JP 16679796A JP 16679796 A JP16679796 A JP 16679796A JP H09329211 A JPH09329211 A JP H09329211A
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JP
Japan
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clutch
gear
motor
output shaft
clutch member
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JP16679796A
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English (en)
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Hidenao Serizawa
英直 芹澤
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HIGASHIFUJI SEISAKUSHO KK
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HIGASHIFUJI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡易で組立が容易であるとともに、常
に一定のクラッチ着脱トルクを得ることができるクラッ
チ付きモータを得る。 【解決手段】 モータの出力軸に複数の歯車からなる減
速歯車列が連結されたモータの、上記減速歯車列の少な
くとも一の歯車にクラッチ機構が設けられ、このクラッ
チ機構が設けられた歯車20は、第1のクラッチ部材2
2と、第2のクラッチ部材24とを有し、かつ第1のク
ラッチ部材22は、少なくとも一の軸線方向に延びる切
欠き部26が形成されて径方向への可撓性が付与された
円筒部25と、この円筒部25の外面から突出する少な
くとも一の凸部25bとを有し、かつ第2のクラッチ部
材24は、円筒部25が係合する凹部26が形成される
とともに、この凹部26内に凸部25bが係合する溝部
28が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減速歯車列を構成
する歯車にクラッチ機構が設けられたモータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動開閉弁や電子レンジ
のターンテーブル等の各種回転装置における駆動装置と
して、モータの出力軸に減速歯車列が組込まれた減速機
構付きモータが広く用いられている。ところで、この種
の減速機構が組込まれたモータにあっては、通常上記モ
ータを駆動して弁軸を回転させたり、あるいはターンテ
ーブルを回転させたりするものであるものの、時として
操作者が、上記モータの停止中に強制的に手動で当該弁
を開閉したり、またはターンテーブルを回転させたり等
することがある。このような際に、これらの回転操作が
緩やかに行なわれる場合には、上記モータの減速機構の
出力軸から逆に減速歯車列が回転してモータのロータが
空回転するものの、上記回転を急激に行なうと、減速歯
車列に通常の駆動トルク以上の過度の回転トルクが作用
して、上記減速歯車列を構成する歯車の損傷を招くとい
う問題点がある。
【0003】そこで、従来よりこの種の減速機構付きモ
ータにあっては、通常減速歯車列の出力軸に、外部から
当該出力軸に強制的かつ急激な回転トルクが作用した際
に、スリップを生じて、モータの出力軸側への回転トル
クの伝達を遮断するクラッチ機構が設けられている。図
4および図5は、従来のこの種のクラッチ付きモータを
示すものである。これらの図において、このクラッチ付
きモータは、有底円筒状のケーシング1の底部に、コイ
ル2が巻回されたボビン3内に永久磁石を有するロータ
4(出力軸)が回転自在に設けられた周知のモータ5が
組込まれ、このモータ5上に配設された中蓋6上に、複
数の歯車からなる減速歯車列7が組込まれたものであ
る。ここで、歯車は、それぞれ中蓋6に立設されたピン
6aに回転自在に支承されており、一方にピニオンが形
成され、かつ他方により大径のスパーギアが形成されて
いる。そして、各歯車は、そのスパーギアをモータ5側
に隣接する歯車のピニオンに歯合させ、かつそのピニオ
ンを減速歯車列7の出力軸11側に隣接する歯車のスパ
ーギアに歯合させて配列されている。さらに、スパーギ
ア12のみを有する最終段の歯車9は、その出力軸11
をケーシング1を塞ぐ蓋(図示を略す。)の開口部から
突出させて設けられている。そして、この最終段の歯車
9に、上述したクラッチ機構が設けられている。
【0004】この歯車9は、図5に示すように、金属製
の上記出力軸11と、合成樹脂によって成形されたスパ
ーギア12と、金属製の円板部材からなる2枚の摩擦板
13との4つの部品によって構成されたものである。こ
の出力軸11の一端部には、その両側面が切り欠かれて
図示されないターンテーブル等の回転軸と一体的に係合
するキー部11aが形成されており、多端部にその一側
部が切り欠かれたギア取付部11bが形成されている。
そして、このギア取付部11bに、上記スパーギア12
を間に挟んで一対の摩擦板13、13が取付けられてい
る。ここで、上記ギア取付部11bが挿通される摩擦板
13の孔部は、当該ギア取付部11bの外形と一致する
非円形に形成されており、上記摩擦板13、13は出力
軸11と一体的に回転するようになっている。
【0005】他方、上記スパーギア12の孔部は円形に
形成されており、これにより上記スパーギアは、ギア取
付部11bに回転自在に外装されている。このスパーギ
ア12の軸線方向両端面の外周側には、それぞれ円環状
の凸部12aが形成されている。そして、上記スパーギ
ア12は、上記摩擦板13、13に挟持された状態で、
一方の摩擦板13の中央部13aが他方の摩擦板13側
に向けて加締められることにより、当該摩擦板13と凸
部12aとの間の摩擦力によってその自由な回転が拘束
された状態で、上記摩擦板13、13を介して出力軸1
1のギア取付部11bに取付けられている。そして、上
記出力軸11における上記摩擦板13および凸部12a
が形成されたスパーギア12によって、このクラッチ付
きモータにおけるクラッチ機構が構成されている。
【0006】上記構成からなる従来のクラッチ付きモー
タにあっては、モータ5を駆動させた際には、その回転
トルクが減速歯車列7を介して最終段の歯車9のスパー
ギア12に伝えられ、その凸部12aおよび摩擦板13
との間の摩擦力によって出力軸11が一体に回転するこ
とにより、駆動すべき弁軸やターンテーブル等を回転駆
動するようになっている。また、例えばモータ5が停止
状態にある時に、外部から出力軸11に非常にゆっくり
な回転が加わった場合には、出力軸11と一体に回転す
る摩擦板13とスパーギア12の凸部12aとの間の摩
擦力によって、上記スパーギア12も一体に回転し、こ
の回転が減速歯車列7を介してロータ4に伝えられれ、
上記ロータ4が空回転するようになっている。そして、
外部から上記出力軸11に急激に上記駆動時の回転トル
クよりも大きな回転トルクが作用した場合には、摩擦板
13と凸部12aとの間でスリップが生じ、この結果モ
ータ5のロータ4側への回転が遮断されて減速歯車列7
における歯車の損傷を防止するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来のク
ラッチ付きモータにあっては、摩擦板13の加締め力が
弱いと、通常のモータ5による回転駆動時においても凸
部12aと摩擦板13との間でスリップが生じるおそれ
があり、他方上記加締め力が強過ぎると、逆に外部から
大きな回転トルクが作用した場合にも、摩擦板13と凸
部12aとの間のクラッチ機構が円滑に作用しないで歯
車の損傷を招くという問題点が生じてしまう。このた
め、上記摩擦板13に対する最適な加締め力を見出す作
業に手間を要して面倒であるとともに、その組立にも多
くの手間を要して生産性に劣るという問題点があった。
加えて、上記クラッチ機構を構成するために、スパーギ
ア12に加えて追加的な部品である金属製の摩擦板1
3、13を必要とするために、構造が複雑化するととも
に、部品点数が増加して部品管理の煩雑さと製造単価の
上昇とを招いてしまうという問題点があった。
【0008】本発明は、上記従来のクラッチ付きモータ
が有する課題を有効に解決すべくなされたもので、構造
が簡易で組立が容易であるとともに、常に一定のクラッ
チ着脱トルクを得ることができるクラッチ付きモータを
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係るクラッチ付きモータは、モータの出力軸に複数の
歯車からなる減速歯車列が連結され、上記減速歯車列の
少なくとも一の歯車に、当該減速歯車列の出力軸に過度
の回転トルクが作用した際にスリップして、上記モータ
の出力軸側への回転トルクの伝達を遮断するクラッチ機
構が設けられ、かつ上記クラッチ機構が設けられた歯車
は、第1のクラッチ部材と、第2のクラッチ部材とを有
してなり、上記第1のクラッチ部材は、少なくとも一の
軸線方向に延びる切欠き部が形成されて径方向への可撓
性が付与された円筒部と、この円筒部の外面から突出す
る少なくとも一の凸部とを有し、かつ上記第2のクラッ
チ部材は、上記円筒部が係合する凹部が形成されるとと
もに、この凹部内に上記凸部が係合する溝部が形成され
ていることを特徴とするものである。
【0010】ここで、請求項2に記載のクラッチ付きモ
ータは、上記請求項1に記載の第1および第2のクラッ
チ部材のいずれか一方には、上記モータの出力軸側に隣
接する上記歯車と歯合するピニオンが形成され、いずれ
か他方には、上記減速歯車列の出力軸側に隣接する上記
歯車と歯合するスパーギアが形成されていることを特徴
とするものである。
【0011】請求項1または2に記載のクラッチ付きモ
ータにおいては、クラッチ機構が設けられた歯車が、互
いの上記凸部と溝部を係合させた状態で、第2のクラッ
チ部材の凹部に第1のクラッチ部材の円筒部が嵌合され
ることにより一体化されたものであるので、モータを駆
動させた場合や、外部から減速歯車列の出力軸に非常に
ゆっくりとした回転が加わった場合には、その回転トル
クが減速歯車列を介して上記歯車に伝えられ、上記凸部
と凹部とが係合した第1のクラッチ部材と第2のクラッ
チ部材が一体に回転することにより、その回転が最終段
の歯車あるいは逆にモータ側に伝えられる。そして、外
部から上記減速歯車列の出力軸に、急激に過度の回転ト
ルクが作用した場合には、他の歯車を介してクラッチ機
構を有する上記歯車の第1のクラッチ部材および第2の
クラッチ部材の一方に上記回転トルクが作用する。する
と、他方のクラッチ部材は、モータの出力軸側に連結さ
れていて上記回転トルクに対して抗するため、この結果
可撓性を有する上記円筒部が上記抵抗に追従できずに内
方に撓んで、その凸部が第2のクラッチ部材の溝部から
外れる。これにより、第1のクラッチ部材と第2のクラ
ッチ部材との間でスリップが生じて、当該歯車において
モータの出力軸側への回転が遮断されて減速歯車列にお
ける歯車の損傷が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明に係るクラ
ッチ付きモータの一実施形態における要部を示すもの
で、その他の構造については、図4に示したものと同様
であるために、説明中に同一符号を用いてその説明を省
略する。このクラッチ付きモータにおいては、図4に示
した減速歯車列7のうちの最終段の歯車9以外の一の歯
車に、クラッチ機構が設けられている。上記クラッチ機
構が設けられた歯車20は、端部外周にピニオン21が
形成されたピニオン部材(第1のクラッチ部材)22
と、外周にスパーギア23が形成された略円板状のスパ
ーギア部材(第2のクラッチ部材)24とから構成され
たものであり、これらピニオン部材22およびスパーギ
ア部材24は、いずれも樹脂材料によって成形されてい
る。
【0013】ここで、上記ピニオン部材22は、中央部
に上記中蓋6に立設されたピン6aが挿通される貫通孔
22aが穿設されており、さらに上記ピニオン21の他
端部には、円筒部25が一体に形成されている。この円
筒部25には、軸線方向に延びる3条の切欠き部26…
が円周方向に等間隔をもって形成されており、これによ
り上記円筒部25は、それぞれ径方向に可撓性を有する
3本の可撓部25a…に分割されている。そして、各可
撓部25aの外面には、これから突出して軸線方向に延
びて外面が円弧曲面をなす凸部25bが形成されてい
る。
【0014】他方、上記スパーギア部材24は、中心部
に同様に上記ピン6aが挿通される貫通孔24aが穿設
されている。そして、このスパーギア部材24の端面に
は、上記ピニオン部材22の円筒部25の端部が係合す
る円形の凹部27が形成される。この凹部27は、上記
円筒部25の外径寸法よりも、僅かに小径に形成されて
おり、さらにこの凹部27の内壁には、各可撓部25a
の凸部25bが係合する溝部28が形成されている。そ
して、上記歯車20は、そのピニオン部材22の凸部2
5bをスパーギア部材24の溝部28に密に係合させた
状態で、円筒部25の先端をスパーギア部材24の凹部
27内に嵌入させることにより、一体に組立られてい
る。そして、上記ピニオン部材22とスパーギア部材2
4とによって、このモータにおけるクラッチ機構が構成
されており、両部材が一体化された上記歯車20は、上
述した減速歯車列7内において、そのスパーギア23を
モータ5側に隣接する歯車のピニオンに歯合させ、かつ
そのピニオン21を出力軸11側に隣接する歯車のスパ
ーギアに歯合させて配列されている。
【0015】上記構成からなるクラッチ付きモータにお
いては、上記溝部28に凸部25bを係合させた状態
で、スパーギア部材24の凹部27に、ピニオン部材2
2の円筒部25が嵌合されているので、モータ5を駆動
させた際には、その回転トルクが減速歯車列7を介して
上記歯車20のスパーギア23に伝えられ、スパーギア
部材24とともにピニオン部材22が一体に回転するこ
とにより、その回転がピニオン21を介して最終段の歯
車9のスパーギア12に伝えられ、出力軸11が一体に
回転して駆動すべき弁軸やターンテーブル等を回転駆動
する。また、例えばモータ5が停止状態にある時に、外
部から出力軸11に非常にゆっくりとした回転が加わっ
た場合には、同様にして出力軸11の回転が上記減速歯
車列7を介してロータ4に伝えられて上記ロータ4が空
回転する。
【0016】そして、外部から上記出力軸11に急激に
上記駆動時の回転トルクよりも大きな回転トルクが作用
した場合には、他の歯車を介してロータ4と連結されて
いるピニオン21がこれに追従できずに、その円筒部2
5の各可撓部25aが内方に撓んで凸部25bがスパー
ギア部材24側の溝部28から外れる。これにより、ピ
ニオン部材22とスパーギア部材24との間でスリップ
が生じ、この結果、当該歯車20においてモータ5のロ
ータ4側への回転が遮断されて減速歯車列7における歯
車の損傷が防止される。
【0017】したがって、上記クラッチ付きモータによ
れば、ピニオン部材22とスパーギア部材24との2つ
の部材のみでクラッチ機構を構成することができるた
め、従来のものと比較して、構造が極めて簡易であると
ともに、部品点数を減少させて製造単価の大幅な低減化
を図ることができる。加えて、ピニオン部材22の円筒
部25をスパーギア部材24の凹部27内に嵌合させる
のみで組立ることができるため、組立も一層容易で熟練
を要することが無く、しかも常に一定のクラッチ着脱ト
ルクを得ることができる。また、従来のクラッチ機構が
減速歯車列7の出力軸11の歯車9に設けられていたの
に対して、本クラッチ付きモータにあっては、クラッチ
機構を備えた歯車20を、ピニオン部材22とスパーギ
ア部材24とによって構成しているので、当該クラッチ
機構を減速歯車列7内において、第1段以降の自由な位
置に配置させることができ、さらに上記凸部26の形状
や係合長さ寸法を適宜選択すれば、自由にクラッチの着
脱トルクを所望の値に設定することができるため、よっ
てこの種のクラッチ付きモータにおける設計の自由度を
大幅に向上させることができる。
【0018】なお、上記実施形態においては、ピニオン
部材(第1のクラッチ部材)22の円筒部25に3条の
切欠き部26…を形成することによって3本の可撓部2
5a…に分割した場合についてのみ説明したが、これに
限定されるものではなく、上記切欠き部の条数について
は、モータの駆動トルクや上記ピニオン部材22を構成
する樹脂材料の硬度等の各種条件に対応して、上記円筒
部が、過度の回転トルクが加わった際に撓んでその凸部
が第2のクラッチ部材の溝部から離脱するに充分な可撓
性を有するように適宜選択すればよく、例えば、上記円
筒部25に1条または2条の切欠き部を設けて、当該円
筒部25が内方に撓むことができるようにしたり、さら
には4条以上の切欠き部を形成してより細分化した可撓
部を形成するようにしてもよい。
【0019】また、上記実施形態では、3本の可撓部2
5a…の外面に、それぞれ凸部25bを形成した態様に
ついて説明したが、これに限らず、その内の1または2
本の可撓部25aの外面にのみ上記凸部25bを形成し
たり、例えば4本の可撓部を形成した場合に、対向する
2本の可撓部のみに上記凸部を形成したりなど、各種の
形態が適用可能である。さらに、上記凸部26の溝部2
8との係合長さ寸法を変更したり、あるいはその形状を
例えば半球状にしたりすることにより、適宜クラッチの
着脱トルクを所望の値に設定することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または2
に記載のクラッチ付きモータによれば、第1のクラッチ
部材と第2のクラッチ部材との2つの部材のみでクラッ
チ機構を構成することができるため、従来のものと比較
して、構造が極めて簡易であるとともに、部品点数を減
少させて製造単価の大幅な低減化を図ることができ、し
かも第1のクラッチ部材の円筒部を第2のクラッチ部材
の凹部内に嵌合させるのみで組立ることができるため、
組立も一層容易で熟練を要することが無く、しかも常に
一定のクラッチ着脱トルクを得ることができる。また、
特に請求項2に記載の発明にあっては、上記第1および
第2のクラッチ部材のいずれか一方にピニオンを形成
し、いずれか他方にスパーギアを形成しているので、当
該クラッチ機構を減速歯車列内において、第1段以降の
自由な位置に配置させることができ、よってこの種のク
ラッチ付きモータにおける設計の自由度を大幅に向上さ
せることができるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるクラッチ機構部分
を示す分解斜視図である。
【図2】図1のスパーギア部の底面側を示す斜視図であ
る。
【図3】図1のクラッチ機構部分を示す断面図である。
【図4】従来のクラッチ付きモータを示す一部切り欠い
た斜視図である。
【図5】図4のクラッチ機構部分を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 4 ロータ(出力軸) 5 モータ 7 減速歯車列 11 出力軸 20 歯車 21 ピニオン 22 ピニオン部材(第1のクラッチ部材) 23 スパーギア 24 スパーギア部材(第2のクラッチ部材) 25 円筒部 25a 可撓部 25b 凸部 26 切欠き部 27 凹部 28 溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力軸に複数の歯車からなる減
    速歯車列が連結され、上記減速歯車列の少なくとも一の
    歯車に、当該減速歯車列の出力軸に過度の回転トルクが
    作用した際にスリップして、上記モータの出力軸側への
    上記回転トルクの伝達を遮断するクラッチ機構が設けら
    れたクラッチ付きモータであって、 上記クラッチ機構が設けられた歯車は、第1のクラッチ
    部材と、第2のクラッチ部材とを有してなり、上記第1
    のクラッチ部材は、少なくとも一の軸線方向に延びる切
    欠き部が形成されて径方向への可撓性が付与された円筒
    部と、この円筒部の外面から突出する少なくとも一の凸
    部とを有し、かつ上記第2のクラッチ部材は、上記円筒
    部が係合する凹部が形成されるとともに、この凹部内に
    上記凸部が係合する溝部が形成されていることを特徴と
    するクラッチ付きモータ。
  2. 【請求項2】 上記第1および第2のクラッチ部材のい
    ずれか一方には、上記モータの出力軸側に隣接する上記
    歯車と歯合するピニオンが形成され、いずれか他方に
    は、上記減速歯車列の出力軸側に隣接する上記歯車と歯
    合するスパーギアが形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のクラッチ付きモータ。
JP16679796A 1996-06-06 1996-06-06 クラッチ付きモータ Pending JPH09329211A (ja)

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