JPH10199265A - 半導体集積回路装置、半導体集積回路装置のデータ読み出し禁止方法および集積回路型記憶媒体システム - Google Patents

半導体集積回路装置、半導体集積回路装置のデータ読み出し禁止方法および集積回路型記憶媒体システム

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JPH10199265A
JPH10199265A JP34903696A JP34903696A JPH10199265A JP H10199265 A JPH10199265 A JP H10199265A JP 34903696 A JP34903696 A JP 34903696A JP 34903696 A JP34903696 A JP 34903696A JP H10199265 A JPH10199265 A JP H10199265A
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reading
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    • G11C16/26Sensing or reading circuits; Data output circuits

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶しているデータを保護する動作を行える
半導体集積回路装置を提供すること。 【解決手段】 ビット線電位の供給点(D)と、ソース
電位の供給点(S)との間に直列に接続される、しきい
値可変型のメモリ素子(M1〜Mn)を含むメモリセル
(5)を有し、メモリセル(5)からデータを読み出す
時、読み出し選択されたメモリセル(5)に含まれてい
るメモリ素子(M1〜Mn)の少なくとも1つに、このメモ
リ素子(M1)を非導通状態とする電圧を供給し、データ
の読み出しを禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不揮発性の半導
体記憶装置を有する半導体集積回路装置に係わり、特に
記憶されているデータの保護に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置の分野で、浮遊
ゲートを有するMOSFET構造のメモリセルを用いた
電気的なデータの書き替え可能な不揮発性半導体記憶装
置は、EEPROMとして知られている。この種のEE
PROMのメモリセルアレイは、互いに交差する行線
(ワード線)と列線(ビット線)との各交点に、メモリ
セルを配置することで構成される。一般的なEEPRO
Mのパターンでは、二つのメモリセルのドレインを共通
とし、ここに列線がコンタクトされる。
【0003】これに対し、ドレインと列線とのコンタク
トを減らし、メモリセルの集積密度を向上させたEEP
ROMとして、NAND型EEPROMがある。NAN
D型EEPROMは、複数のメモリトランジスタを直列
に接続して構成されるユニットセル(以下、NANDセ
ル)を有する。NAND型EEPROMのメモリセルア
レイは、選択ゲート線と制御ゲート線とを含む行線と列
線との各交点に、NANDセルを配置することで構成さ
れる。そして、例えば二つのNANDセルのドレインを
共通とし、ここに列線をコンタクトする。
【0004】NANDセルでは、各メモリ素子の浮遊ゲ
ートから、電子を一括して放出させてデータを消去した
後(一括消去)、書き込み選択したメモリ素子の浮遊ゲ
ートだけに、書き込みデータに応じて電子を注入する、
選択書き込みが行われる。
【0005】一括消去時には、各メモリ素子の制御ゲー
トの電位をそれぞれ“L”レベルとし、ウェルの電位を
“H”レベルとする。これにより、各メモリ素子の浮遊
ゲートからは、電子がウェルに引き抜かれる。
【0006】選択書き込み時には、データを、ソース側
のメモリ素子から、ドレイン側のメモリ素子へ、順番に
書き込んでいく。その場合、書き込み選択されたメモリ
素子のドレインの電位を、書き込みデータに応じて
“L”レベルか、“L”レベルと“H”レベルとの中間
のレベルかのいずれかとし、その制御ゲートの電位を
“H”レベルとする。そして、ドレインの電位が“L”
レベルのときには、浮遊ゲートに電子が注入される。
【0007】なお、非選択メモリ素子のうち、選択され
たメモリ素子よりも、ドレイン側にあるメモリ素子で
は、その制御ゲートの電位を、ドレインに印加される、
上記中間のレベルの電位と同程度とする。MOSFET
では、ドレインに印加された電圧が、ゲートに印加され
た電圧から、MOSFETのしきい値を引いた電圧まで
しか、ソースに伝達されないからである。
【0008】読み出し時には、非選択メモリ素子の制御
ゲートに、電源電位VCC(=4.5〜5.5V)を印
加し、浮遊ゲートに電子が注入されているか否かに関わ
らず、非選択メモリ素子をオンさせる。そして、読み出
し選択されたメモリ素子の制御ゲートには、0Vを印加
する。これにより、読み出し選択されたメモリ素子は、
浮遊ゲートに電子が注入されているか否かに応じて、オ
ンか、オフかのいずれかの状態を取る。これにより、メ
モリ素子に記憶されているデータを、読み出す。
【0009】しかしながら、従来のNAND型EEPR
OMでは、EEPROMに機密データを記憶させ、特殊
な信号を入れたときのみ、EEPROMから機密データ
を読み出し可能とする動作ができなかった。即ち、記憶
しているデータを保護する動作(読み出しを禁止する動
作)ができなかった。
【0010】これは、NAND型だけでなく、一般的な
NOR型、NORセルを持つAND型、DINOR型の
いずれにおいても、同様である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
不揮発性半導体記憶装置では、特殊な場合のみデータの
読み出しを可能とし、それ以外の場合には、データの読
み出しを禁止するような動作ができなかった。
【0012】この発明は、上記の事情に鑑みて為された
もので、その目的は、記憶しているデータを保護する動
作を行える半導体集積回路装置、半導体集積回路装置の
データ読み出し禁止方法、およびその半導体集積回路装
置を用いた集積回路型記憶媒体システムを提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明では、ビット線電位の供給点と
ソース電位の供給点との間に直列に接続される、しきい
値可変型のメモリ素子を含むメモリセルを有し、前記メ
モリセルからデータを読み出す時、読み出し選択された
メモリセルに含まれている前記メモリ素子の少なくとも
1つに、このメモリ素子を非導通状態とする電圧を供給
し、前記データの読み出しを禁止する動作を行うモード
を有することを特徴とする。
【0014】請求項1に係る発明であると、読み出し選
択されたメモリセルに含まれているメモリ素子の少なく
とも1つを非導通状態とすることで、読み出し選択され
たメモリセルからは、正しいデータを読み出せない状態
が得られる。これにより、メモリセルに記憶されたデー
タは、保護される。
【0015】また、請求項2に係る発明では、請求項1
に係る発明において、前記メモリ素子を非導通状態とす
る電圧を、前記メモリ素子がとる最も低いしきい値より
も低い電圧とし、前記メモリ素子のゲートに供給するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項2に係る発明であると、メモリ素子
に、データが記憶されていても、メモリ素子を、確実に
非導通状態とすることができる。
【0017】また、請求項3に係る発明では、請求項1
に係る発明において、前記メモリ素子を非導通状態とす
る電圧が供給されるメモリ素子のしきい値が読み出し基
準電圧よりも高いとき、前記メモリ素子を非導通状態と
する電圧を、前記読み出し基準電圧とし、前記メモリ素
子のゲートに供給することを特徴とする。
【0018】請求項3に係る発明であると、メモリ素子
のゲートに、読み出し基準電圧を供給して、メモリ素子
を非導通状態とするので、特殊な電圧を使用せずに、読
み出しを禁止する動作を行うことができる。
【0019】また、請求項4に係る発明では、請求項3
に係る発明において、前記読み出し基準電圧は、0Vで
あることを特徴とする。
【0020】請求項4に係る発明であると、読み出し基
準電圧の具体的な値を提供できる。また、請求項5に係
る発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに係
る発明において、前記メモリ素子を非導通状態とする電
圧が供給されるメモリ素子に、読み出し禁止か否かを判
別する情報を記憶させておくことを特徴とする。
【0021】請求項5に係る発明であると、読み出し禁
止か否かを判別する情報を、メモリ素子に記憶させるの
で、例えば読み出しの禁止を、アドレス単位で設定でき
るなど、読み出しの禁止の設定に対する自由度が増す。
【0022】また、上記目的を達成するために、請求項
6に係る発明では、ビット線電位の供給点とソース電位
の供給点との間に互いに並列に接続される、しきい値可
変型のメモリ素子を含むメモリセルを有し、前記メモリ
セルからデータを読み出す時、読み出し選択されたメモ
リセルに含まれている前記メモリ素子の少なくとも1つ
に、このメモリ素子を導通状態とする電圧を供給し、前
記データの読み出しを禁止する動作を行うモードを有す
ることを特徴とする。
【0023】請求項6に係る発明であると、読み出し選
択されたメモリセルに含まれているメモリ素子の少なく
とも1つを導通状態とすることで、読み出し選択された
メモリセルからは、正しいデータを読み出せない状態が
得られる。これにより、メモリセルに記憶されたデータ
は、保護される。
【0024】また、請求項7に係る発明では、請求項6
に係る発明において、前記メモリ素子を導通状態とする
電圧を、前記メモリ素子がとる最も高いしきい値よりも
高い電圧とし、前記メモリ素子のゲートに供給すること
を特徴とする。
【0025】請求項7に係る発明であると、メモリ素子
に、データが記憶されていても、メモリ素子を、確実に
導通状態とすることができる。
【0026】また、請求項8に係る発明では、請求項6
に係る発明において、前記メモリ素子を導通状態とする
電圧が供給されるメモリ素子のしきい値が読み出し基準
電圧よりも低いとき、前記メモリ素子を導通状態とする
電圧を、前記読み出し基準電圧とし、前記メモリ素子の
ゲートに供給することを特徴とする。
【0027】請求項8に係る発明であると、メモリ素子
のゲートに、読み出し基準電圧を供給して、メモリ素子
を導通状態とするので、特殊な電圧を使用せずに、読み
出しを禁止する動作を行うことができる。
【0028】また、請求項9に係る発明では、請求項8
に係る発明において、前記読み出し基準電圧は、電源電
圧であることを特徴とする。
【0029】請求項9に係る発明であると、読み出し基
準電圧の具体的な値を提供できる。また、請求項10に
係る発明では、請求項6乃至請求項9いずれか一つに係
る発明において、前記メモリ素子を導通状態とする電圧
が供給されるメモリ素子に、読み出し禁止か否かを判別
する情報を記憶させておくことを特徴とする。
【0030】請求項10に係る発明であると、読み出し
禁止か否かを判別する情報を、メモリ素子に記憶させる
ので、例えば読み出しの禁止を、アドレス単位で設定で
きるなど、読み出しの禁止の設定に対する自由度を増す
ことができる。
【0031】上記目的を達成するために、請求項11に
係る発明では、ビット線とソース線との間に互いに並列
に接続され、しきい値可変型のメモリ素子を含む複数の
ブロックと、前記ブロックのビット線電位の供給点、お
よびソース電位の供給点の少なくとも一方に設けられ
た、このブロックを選択する選択素子とを含むメモリセ
ルを有し、前記メモリセルからデータを読み出す時、選
択された選択素子に、この選択素子を非導通状態とする
電圧を供給し、前記データの読み出しを禁止する動作を
行うモードを有することを特徴とする。
【0032】請求項11に係る発明であると、読み出し
選択された選択素子を非導通状態とすることで、読み出
し選択されたメモリセルからは、正しいデータを読み出
せない状態が得られる。これにより、メモリセルに記憶
されたデータは、保護される。
【0033】また、請求項12に係る発明では、請求項
11に係る発明において、前記選択素子を非導通状態と
する電圧を、前記選択素子のしきい値よりも低い電圧と
し、前記選択素子のゲートに供給することを特徴とす
る。
【0034】請求項12に係る発明であると、選択素子
を、確実に非導通状態とすることができる。
【0035】また、請求項13に係る発明では、請求項
11に係る発明において、前記選択素子のしきい値が0
Vよりも高いとき、前記選択素子を非導通状態とする電
圧を、0Vとし、前記選択素子のゲートに供給すること
を特徴とする。
【0036】請求項13に係る発明であると、選択素子
のゲートに、0Vを供給して、選択素子を非導通状態と
するので、特殊な電圧を使用せずに、読み出しを禁止す
る動作を行うことができる。
【0037】また、請求項14に係る発明では、請求項
11乃至請求項13いずれか一つに係る発明において、
前記ブロックは、前記ビット線電位の供給点と前記ソー
ス電位の供給点との間に、電流通路を接続した1つのメ
モリ素子、前記ビット線電位の供給点と前記ソース電位
の供給点との間に、電流通路を互いに直列に接続した複
数のメモリ素子を含むNANDセル、前記ビット線電位
の供給点と前記ソース電位の供給点との間に、電流通路
を互いに並列に接続した複数のメモリ素子を含むNOR
セル、のいずれかから構成されていることを特徴とす
る。
【0038】請求項14に係る発明であると、ブロック
の具体的な構成例が提供される。
【0039】上記目的を達成するために、請求項15に
係る発明では、ビット線とソース線との間に互いに並列
に接続され、しきい値可変型のメモリ素子を含む複数の
ブロックと、前記ブロックのビット線電位の供給点、お
よびソース電位の供給点の少なくとも一方に設けられ
た、このブロックを選択する選択素子とを含むメモリセ
ルを有し、前記メモリセルからデータを読み出す時、読
み出し選択されたメモリセルに含まれるメモリ素子の少
なくとも1つに、このメモリ素子を、非導通状態もしく
は導通状態とする電圧を供給し、前記データの読み出し
を禁止する動作を行うモードを有することを特徴とす
る。
【0040】請求項15に係る発明であると、読み出し
選択されたメモリセルに含まれているメモリ素子の少な
くとも1つが、非導通状態、もしくは導通状態となり、
読み出し選択されたメモリセルからは、正しいデータを
読み出せない状態が得られる。これにより、メモリセル
に記憶されたデータは、保護される。
【0041】また、請求項16に係る発明では、請求項
15に係る発明において、前記ブロックは、前記ビット
線電位の供給点と前記ソース電位の供給点との間に、電
流通路を互いに直列に接続した複数のメモリ素子を含む
NANDセルであり、前記NANDセルを構成するメモ
リ素子のうち、非選択のメモリ素子のゲートに、このメ
モリ素子がとる最も低いしきい値よりも低い電圧を供給
して、前記データの読み出しを禁止する動作を行うこと
を特徴とする。
【0042】請求項16に係る発明であると、メモリセ
ルがNANDセルを有しているとき、メモリ素子に、デ
ータが記憶されていても、確実に非導通状態とでき、読
み出しを禁止する動作を、確実に行なうことができる。
【0043】また、請求項17に係る発明では、請求項
15に係る発明において、前記ブロックは、前記ビット
線電位の供給点と前記ソース電位の供給点との間に、電
流通路を互いに直列に接続した複数のメモリ素子を含む
NANDセルであり、前記NANDセルを構成するメモ
リ素子の少なくとも一つに、読み出し禁止であるか否か
を判別する判別用のメモリ素子を設け、前記判別用のメ
モリ素子のゲートに、読み出し基準電圧を供給して、前
記データの読み出しを禁止する動作を行うことを特徴と
する。
【0044】請求項17に係る発明であると、判別用の
メモリ素子を設けることで、例えば特殊な電圧を使用せ
ずに読み出しを禁止する動作を行なうことが可能とな
る。
【0045】また、請求項18に係る発明では、請求項
17に係る発明において、前記判別用のメモリ素子に、
読み出し禁止か否かを判別する情報を記憶させておくこ
とを特徴とする。
【0046】請求項18に係る発明であると、読み出し
禁止か否かを判別する情報を、メモリ素子に記憶させる
ので、例えば読み出しの禁止を、アドレス単位で設定で
きるなど、読み出しの禁止の設定に対する自由度が増
す。
【0047】また、請求項19に係る発明では、請求項
15に係る発明において、前記ブロックは、前記ビット
線電位の供給点と前記ソース電位の供給点との間に、電
流通路を互いに並列に接続した複数のメモリ素子を含む
NORセルであり、前記NORセルを構成するメモリ素
子のうち、非選択のメモリ素子のゲートに、このメモリ
素子がとる最も高いしきい値よりも高い電圧を供給し
て、前記データの読み出しを禁止する動作を行なうこと
を特徴とする。
【0048】請求項19に係る発明であると、メモリセ
ルがNORセルを有しているとき、メモリ素子に、デー
タが記憶されていても、確実に導通状態とでき、読み出
しを禁止する動作を、確実に行なうことができる。
【0049】また、請求項20に係る発明では、請求項
15に係る発明において、前記ブロックは、前記ビット
線電位の供給点と前記ソース電位の供給点との間に、電
流通路を互いに並列に接続した複数のメモリ素子を含む
NORセルであり、前記NORセルを構成するメモリ素
子の少なくとも一つに、読み出し禁止であるか否かを判
別する判別用のメモリ素子を設け、前記判別用のメモリ
素子のゲートに、読み出し基準電圧を供給して、前記デ
ータの読み出しを禁止する動作を行うことを特徴とす
る。
【0050】請求項20に係る発明であると、判別用の
メモリ素子を設けることで、例えば特殊な電圧を使用せ
ずに読み出しを禁止する動作を行なうことが可能とな
る。
【0051】また、請求項21に係る発明では、請求項
20に係る発明において、前記判別用のメモリ素子に、
読み出し禁止か否かを判別する情報を記憶させておくこ
とを特徴とする。
【0052】請求項21に係る発明であると、読み出し
禁止か否かを判別する情報を、メモリ素子に記憶させる
ので、例えば読み出しの禁止を、アドレス単位で設定で
きるなど、読み出しの禁止の設定に対する自由度が増
す。
【0053】また、請求項22に係る発明では、前記ビ
ット線電位の供給点と前記ソース電位の供給点との間
に、読み出し禁止であるか否かを判別する判別用の選択
素子を少なくとも一つ設け、前記判別用の選択素子のゲ
ートに、前記判別用の選択素子を非導通状態、もしくは
導通状態とする電圧を供給して、前記データの読み出し
を禁止する動作を行うことを特徴とする。
【0054】請求項22に係る発明であると、判別用の
選択素子を設け、これを非導通状態、もしくは導通状態
とすることで、読み出し選択されたメモリセルからは、
正しいデータを読み出せない状態が得られる。これによ
り、メモリセルに記憶されたデータは、保護される。
【0055】上記目的を達成するために、請求項23に
係る半導体集積回路装置のデータ読み出し禁止方法で
は、メモリセルアレイの任意なアドレスに対して、デー
タの読み出しの禁止を登録する工程と、前記メモリセル
アレイの任意なアドレスに対して、データの読み出しを
要求する工程と、前記読み出し要求されたアドレスが、
読み出し禁止登録されているか否かを判別する工程と、
前記読み出し要求されたアドレスが、読み出し禁止登録
されていない場合、前記読み出し要求された、前記メモ
リセルアレイのアドレスに対して読み出し可の電圧をセ
ットする工程と、前記読み出し要求されたアドレスが、
読み出し禁止登録されている場合、少なくとも前記読み
出し要求されたアドレスに対して読み出し不可の電圧を
セットする、および読み出し不可を示す出力を行う、の
いずれかの動作により、読み出しを禁止する工程とを具
備することを特徴とする。
【0056】請求項23に係る発明であると、メモリセ
ルアレイの任意なアドレスに対して、データの読み出し
の禁止を登録するので、例えばデータの読み出しの禁止
に関し、自由度が増す。
【0057】上記目的を達成するために、請求項24に
係る半導体集積回路装置のデータの読み出し禁止方法で
は、メモリセルアレイを含む半導体集積回路装置チップ
に、チップ情報を登録する工程と、前記半導体集積回路
装置チップに、照合情報を入力し、入力した照合情報
と、前記チップ情報とを照合する工程と、前記半導体集
積回路装置チップのメモリセルアレイに対して、データ
の読み出しを要求する工程と、前記照合情報と前記チッ
プ情報とが不一致のとき、前記メモリセルアレイに対し
て読み出し不可の電圧をセットする、および読み出し不
可を示す出力を行う、のいずれかの動作により、読み出
しを禁止する状態を得る工程と、前記照合情報と前記チ
ップ情報とが合致のとき、前記メモリセルアレイに対し
て、前記読み出しを禁止する状態を解除する工程とを具
備することを特徴とする。
【0058】請求項24に係る発明であると、照合情報
とチップ情報とが合致したときに、データを読み出せ、
記憶しているデータの機密性が高まる。
【0059】上記目的を達成するために、請求項25に
係る集積回路型記憶媒体システムでは、メモリセルアレ
イを含み、このメモリセルアレイに対して読み出し不可
の電圧をセットする、および読み出し不可を示す出力を
行う、のいずれかの動作により、読み出しを禁止する状
態を得る機能と、外部から照合情報を受領し、この照合
情報を内部に登録されているチップ情報と照合し、前記
照合情報と前記チップ情報とが合致のとき、前記読み出
しを禁止する状態を解除する機能とを含む集積回路型記
憶媒体と、前記集積回路型記憶媒体に、照合情報を送信
するとともに、データの読み出しを要求し、前記集積回
路型記憶媒体からの応答を受領する機能を含む処理装置
とを含むことを特徴とする。
【0060】請求項25に係る発明であると、集積回路
型記憶媒体の分野において、集積回路型記憶媒体が記憶
しているデータを、照合情報とチップ情報とが合致した
ときに、読み出すことが可能となる。よって、集積回路
型記憶媒体のデータの機密性を高めることができる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
を、実施の形態により説明する。
【0062】[第1の実施の形態]図1は、この発明の
第1の実施の形態に係るEEPROMのブロック図であ
る。
【0063】まず、EEPROMの基本的なブロック構
成を説明する。
【0064】図1に示すように、EEPROMチップ1
は、メモリセルアレイ2を有している。メモリセルアレ
イ2には、行線(WL)3と列線(BL)4とがそれぞ
れ形成され、行線3と列線4との交点には、メモリセル
5が配置される。メモリセル5は、一つのメモリトラン
ジスタで構成される場合(NOR型)と、複数のメモリ
トランジスタで構成される場合(NAND型、AND
型、DINOR型など)との二通りがある。ロウデコー
ダ6は、ロウアドレス信号をデコードし、活性化させる
行線3を選ぶ。活性化された行線3に接続されたメモリ
セル5は、列線4に、記憶内容に応じたデータを出力す
る。センスアンプ7は、列線4に出力されたデータを増
幅/保持する。カラムデコーダ8は、カラムアドレス信
号をデコードし、列線4を選択する。選択された列線4
からは、センスアンプ7により増幅/保持されたデータ
が出力される。
【0065】上記ブロック構成を有するEEPROMを
アクセスしたとき、この発明は、データを正常に読み出
せる、通常読み出し動作と、データを正常に読み出せな
い、読み出し禁止動作との、二通りの動作を行う。
【0066】以下、二通りの動作を、NAND型EEP
ROMを例にとり、具体的に説明する。
【0067】図2は、NAND型EEPROMのメモリ
セルアレイ2の等価回路図である。NAND型EEPR
OMのメモリセルアレイ2の特徴的なところは、メモリ
セル5が、ビット線(列線)BLとソース線SOURCEとの
間に、互いに直列接続される複数のメモリトランジスタ
により構成された、ユニットセル(以下、NANDセ
ル)を含むことである。
【0068】図2に示すように、メモリセル5は、互い
に直列に接続された複数のメモリトランジスタM1〜M
nにより構成されるNANDセル100と、NANDセ
ル100のドレイン端Dと、ビット線BL1との間に直
列に接続された選択トランジスタS1により構成される
ドレイン側選択ゲート102と、NANDセル100の
ソース端Sと、ソース線SOURCEとの間に直列に接続され
た選択トランジスタS2により構成されるソース側選択
ゲート104とを有している。
【0069】また、NAND型の場合、図1に示す行線
3の1本は、複数の制御ゲート線CG1〜CGn、並び
に2つの選択ゲート線SG1、SG2に対応する。列線
4の1本は、ビット線の1本(BL1、もしくはBL
2)に対応する。
【0070】図3は、NAND型EEPROMのメモリ
セルアレイ2の平面図である。
【0071】図4(A)は、図3中の4A−4A線に沿
う断面図、図4(B)は、図3中の4B−4B線に沿う
断面図である。
【0072】図3、図4(A)、(B)それぞれに示す
ように、N型のシリコン基板(N-sub )200(もしく
はN型のウェル領域)には、P型のウェル領域(P-wel
l)202が形成されている。ウェル領域202の表面
には、フィールド酸化膜(SiO2 )204が形成され
ている。フィールド酸化膜204は、ウェル領域202
の表面に素子領域を区画する。フィールド酸化膜204
により区画されたウェル領域202には、メモリトラン
ジスタM1〜Mn、並びに選択トランジスタS1、S2
がそれぞれ形成される。メモリトランジスタM1〜Mn
の一つの例は、ウェル領域202上に、トンネル酸化膜
(SiO2 )206、浮遊ゲート208、浮遊ゲート〜
制御ゲート間絶縁膜(例えばSiO2 /Si3 4 /S
iO2 の3層膜)210、および制御ゲート212(C
G)を順次形成した、浮遊ゲート型のMOSトランジス
タである。また、選択トランジスタS1、S2の一つの
例は、ウェル領域202上に、ゲート酸化膜(Si
2 )214、ゲート(SG)216を形成した、通常
型のMOSトランジスタである。
【0073】選択トランジスタS1のN型ドレイン領域
218は、ウェル領域202内に形成されて、ビット線
(BL1)220に接続される。そのN型ソース領域2
22は、ウェル領域202内に形成されて、メモリトラ
ンジスタM1のN型ソース/ドレイン領域の一方と共有
される。メモリトランジスタM1の、他方のN型ソース
/ドレイン領域2241 は、メモリトランジスタM2
の、N型ソース/ドレイン領域の一方と共有される。メ
モリトランジスタM2の、他方のN型ソース/ドレイン
領域2242 は、メモリトランジスタM3の、N型ソー
ス/ドレイン領域の一方と共有される。以下、同様のパ
ターンを、メモリトランジスタMnまで繰り返す。選択
トランジスタS2のN型ドレイン領域226は、メモリ
トランジスタMnのソース/ドレイン領域の他方と共有
され、そのN型ソース領域(SOURCE)228は、ウェル
領域202内に行方向に形成されて、他の選択トランジ
スタのN型ソース領域(SOURCE)と共有される。
【0074】次に、第1の実施の形態に係るNAND型
EEPROMの各動作を、4本の制御ゲートのうち、制
御ゲートCG2を選択し、これに接続されたメモリトラ
ンジスタM2からデータを読み出す例により、説明す
る。
【0075】図5に、第1の実施の形態に係るNAND
型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0076】なお、図5に示すように、第1の実施の形
態においては、例えば一括消去動作および選択書き込み
動作はそれぞれ、従来、知られている動作で良い。した
がって、以下の説明は、従来と特に異なっている動作に
ついてのみ、詳細に行うことにする。
【0077】(通常読み出し動作)図5に示すように、
通常読み出し動作では、選択ゲートSG1、SG2にそ
れぞれ、5V(電源電位VCCレベル)を与え、選択ト
ランジスタS1、S2をそれぞれオンさせる。読み出し
選択された制御ゲートCG2には読み出し基準電位0V
を印加し、他の非選択の制御ゲートCG1、CG3、C
G4にはそれぞれ導通電位5Vを印加する。これによ
り、メモリトランジスタM1、M3、M4はそれぞれ
“オン”する。
【0078】また、メモリトランジスタM2は、そのし
きい値が、読み出し基準電位0V以下であるとき“オ
ン”し、読み出し基準電位0V以上であるとき“オフ”
する。これにより、データが、“0”か“1”かが区別
される。
【0079】(読み出し禁止動作)図5に示すように、
読み出し禁止動作では、非選択の制御ゲートのうち、少
なくとも一つに、メモリトランジスタの浮遊ゲート中の
電子の有無に関わらず、メモリトランジスタを、強制的
にオフさせる電位を印加する。メモリトランジスタを、
強制的にオフさせる電位の一つの例は、“−5V”であ
る。このような電位“−5V”を、例えば制御ゲートC
G1に印加することで、NANDセルの電流通路は、読
み出し禁止動作中、遮断される。これにより、アクセス
されようとしているメモリトランジスタM2からは、正
確なデータを読み出すことができなくなる。このよう
に、正確なデータを、メモリトランジスタから読み出せ
ない状態を発生させることで、読み出し禁止の状態が実
現される。
【0080】また、第1の実施の形態に係る読み出し禁
止動作では、図5に示すように、メモリトランジスタを
強制的にオフさせる電位(以下、読み出し禁止電位とい
う)を、非選択の制御ゲートCG1に与えているが、読
み出し禁止電位は、他の非選択の制御ゲートCG3、C
G4などに与えることも可能である。さらに、読み出し
禁止電位は、非選択の制御ゲートの複数に与えることも
可能である。
【0081】また、読み出し禁止電位は、図5に示すよ
うに、“−5V”としているが、メモリトランジスタ
を、強制的にオフできる電位、即ちメモリトランジスタ
がとる幾つかのしきい値のうち、最も低いしきい値より
も低い電位であればよい。例えばメモリトランジスタの
最も低いしきい値が−3Vであるときには、読み出し禁
止電位は、“−3V”以下であれば良い。
【0082】[第2の実施の形態]第2の実施の形態
は、第1の実施の形態と同様なものであるが、読み出し
禁止動作のとき、メモリトランジスタではなく、選択ゲ
ートを、強制的にオフさせることが異なっている。
【0083】図6に、第2の実施の形態に係るNAND
型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0084】(通常読み出し動作)図6に示すように、
第1の実施の形態と同様である。
【0085】(読み出し禁止動作)図6に示すように、
読み出し禁止動作では、選択ゲートSG1、SG2それ
ぞれに、選択トランジスタS1、S2をオフさせる電位
を印加する。選択トランジスタS1、S2をオフさせる
電位の一つの例は、“0V”である。このような電位
“0V”を、選択ゲートSG1、SG2にそれぞれ印加
することで、NANDセルの電流通路は、読み出し禁止
動作中、遮断される。これにより、アクセスされようと
しているメモリトランジスタM2からは、第1の実施の
形態と同様に、正確なデータを読み出すことができなく
なる。
【0086】また、第2の実施の形態に係る読み出し禁
止動作では、図6に示すように、選択ゲートSG1、S
G2にそれぞれ、選択トランジスタS1、S2をオフさ
せる電位を与えているが、選択ゲートSG1、SG2の
いずれかに、選択トランジスタの一方をオフさせる電位
を与えるようにしても良い。
【0087】[第3の実施の形態]第1の実施の形態で
は、非選択の制御ゲートのうちのいくつかを強制的にオ
フさせること、また、第2の実施の形態では、選択ゲー
トを強制的にオフさせることで、読み出し禁止の状態を
それぞれ実現した。この第3の実施の形態に係るNAN
D型EEPROMは、読み出しを禁止するための読み出
し禁止ゲートを、メモリセルアレイ2の中に、別に設け
たものである。
【0088】図7は、第3の実施の形態に係るNAND
型EEPROMのメモリセルアレイ2の等価回路図であ
る。
【0089】図7に示すように、読み出し禁止ゲートC
G0は、例えば制御ゲートCG1〜CGnと並行に設け
られる。読み出し禁止ゲートCG0に接続されるトラン
ジスタは、読み出し禁止動作のとき、NANDセルのソ
ース端Sと、そのドレイン端Dとを、遮断させる。この
第3の実施の形態では、読み出し禁止ゲートCG0に接
続されるトランジスタは、メモリトランジスタと同様の
構造を有している。
【0090】次に、第3の実施の形態に係るNAND型
EEPROMの各動作を、4本の制御ゲートのうち、制
御ゲートCG2を選択し、これに接続されたメモリトラ
ンジスタM2からデータを読み出す例により、説明す
る。
【0091】図8に、第3の実施の形態に係るNAND
型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0092】(一括消去動作)図8に示すように、読み
出し禁止ゲートCG0には、“0V”を印加する。
【0093】なお、読み出し禁止ゲートCG0以外の電
圧関係は、図8に示すように、従来の一括消去動作の電
圧関係と同様である。
【0094】(選択書き込み動作)図8に示すように、
読み出し禁止ゲートCG0には、“Vm(=Vpp/
2)”を印加する。
【0095】なお、読み出し禁止ゲートCG0以外の電
圧関係は、図8に示すように、従来の選択書き込み動作
と同様である。
【0096】(通常読み出し動作)図8に示すように、
読み出し禁止ゲートCG0に“5V”を印加し、読み出
し禁止ゲートCG0をゲートとするメモリトランジスタ
M0を“オン”させる。これにより、図8に示すよう
に、読み出し禁止ゲートCG0以外の電圧関係を、従来
の読み出し動作と同様な電圧関係とすることにより、デ
ータは、正常に読み出される。
【0097】(読み出し禁止動作)図8に示すように、
読み出し禁止ゲートCG0に“−5V”を印加し、読み
出し禁止ゲートCG0をゲートとするメモリトランジス
タM0を強制的に“オフ”させる。これにより、図8に
示すように、読み出し禁止ゲートCG0以外の電圧関係
を、上記通常読み出し動作と同様な電圧関係としても、
データは、正常に読み出せなくなる。
【0098】[第4の実施の形態]第4の実施の形態
は、等価回路的には、第3の実施の形態と同様なもので
あるが、読み出し禁止ゲートに接続されるメモリトラン
ジスタに、通常読み出しか、読み出し禁止かを識別する
データを、記憶させるようにしたものである。
【0099】図9に、第4の実施の形態に係るNAND
型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0100】(一括消去動作)図9に示すように、第3
の実施の形態と同様である。
【0101】(選択書き込み動作)図9に示すように、
第3の実施の形態と同様である。
【0102】(通常読み出し動作)図9に示すように、
読み出し禁止ゲートCG0に“5V”を印加し、読み出
し禁止ゲートCG0をゲートとするメモリトランジスタ
M0を“オン”させる。これにより、図9に示すよう
に、読み出し禁止ゲートCG0以外の電圧関係を、従来
の読み出し動作と同様な電圧関係とすることにより、デ
ータは、正常に読み出される。
【0103】(読み出し禁止動作)図9に示すように、
読み出し禁止ゲートCG0に、“0V”を印加する。こ
の電位は、例えば図9の通常読み出し動作の欄に示す制
御ゲートCG2の電位、つまり読み出し基準電位と同じ
である。
【0104】このとき、メモリトランジスタM0のしき
い値が、読み出し基準電位“0V”よりも高ければ、メ
モリトランジスタM0は“オフ”する。この場合は、読
み出し禁止であり、読み出し禁止ゲートCG0以外の電
圧関係を、図9に示すように、通常読み出し動作と同様
な電圧関係としても、データを、正常に読み出すことが
できない。
【0105】また、メモリトランジスタM0のしきい値
が、読み出し基準電位“0V”よりも低ければ、メモリ
トランジスタM0は“オン”する。この場合は、読み出
し禁止ゲートCG0以外の電圧関係を、上記通常読み出
し動作と同様な電圧関係とすると、データは、正常に読
み出される。
【0106】なお、第4の実施の形態において、読み出
し禁止ゲートCG0に、導通電位“5V”を与えるよう
にすると、メモリトランジスタM0が記憶しているデー
タに関わらず“オン”する。このため、記憶させた読み
出し禁止の状態を、必要に応じて回避することもでき
る。
【0107】[第5の実施の形態]図10は、第5の実
施の形態に係るNAND型EEPROMのメモリセルア
レイ2の等価回路図である。
【0108】図10に示すように、第5の実施の形態
は、読み出し禁止ゲートCG0に接続されるトランジス
タをメモリトランジスタから、トランジスタT0とした
ものである。トランジスタT0の構造としては、通常の
トランジスタ、あるいは図10に示すように、メモリト
ランジスタでは浮遊ゲートとなる部分を、制御ゲートに
ショートさせたものなどがある。
【0109】次に、第5の実施の形態に係るNAND型
EEPROMの各動作を、4本の制御ゲートのうち、制
御ゲートCG2を選択し、これに接続されたメモリトラ
ンジスタM2からデータを読み出す例により、説明す
る。
【0110】図11に、第5の実施の形態に係るNAN
D型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0111】(一括消去動作)図11に示すように、読
み出し禁止ゲートCG0には、“0V”を印加する。
【0112】なお、読み出し禁止ゲートCG0以外の電
圧関係は、図11に示すように、従来の一括消去動作の
電圧関係と同様である。
【0113】(選択書き込み動作)図11に示すよう
に、読み出し禁止ゲートCG0には、“Vm(=Vpp
/2)”を印加する。
【0114】なお、読み出し禁止ゲートCG0以外の電
圧関係は、図11に示すように、従来の選択書き込み動
作と同様である。
【0115】(通常読み出し動作)図11に示すよう
に、読み出し禁止ゲートCG0に“5V”を印加し、読
み出し禁止ゲートCG0をゲートとするトランジスタT
0を“オン”させる。これにより、図11に示すよう
に、読み出し禁止ゲートCG0以外の電圧関係を、従来
の読み出し動作と同様な電圧関係とすることにより、デ
ータは、正常に読み出される。
【0116】(読み出し禁止動作)図11に示すよう
に、読み出し禁止ゲートCG0に“0V”を印加し、読
み出し禁止ゲートCG0をゲートとするトランジスタT
0を“オフ”させる。これにより、図11に示すよう
に、読み出し禁止ゲートCG0以外の電圧関係を上記通
常読み出し動作と同様な電圧関係としても、データは、
正常に読み出せなくなる。
【0117】[第6の実施の形態]第6の実施の形態
は、図5、図6、図8、図9、図11の読み出し禁止の
欄に示す、読み出し不可の電圧をセットできる、EEP
ROMの第1の構成例である。
【0118】図12は、第6の実施の形態に係るEEP
ROMのブロック図である。
【0119】図12に示すように、チップ1には、バッ
ファ9が設けられており、このバッファ9には、読み出
し禁止コマンドが入力される。入力された読み出し禁止
コマンドは、さらにロウデコーダ6に入力される。ロウ
デコーダ6は、読み出し禁止コマンドを受けたとき、あ
るいは受けている間、図5、図6、図8、図9、図11
の読み出し禁止の欄に示すような、読み出し不可の電圧
をセットする。
【0120】上記EEPROMであると、読み出し禁止
コマンドが入力されたとき、あるいは入力されている
間、読み出し禁止の状態を作ることができる。
【0121】また、チップ1には、読み出し禁止コマン
ドの代わりに、読み出し禁止解除コマンドを入力するよ
うにすることも可能である。この場合には、読み出し禁
止解除コマンドが入力されたとき、あるいは入力されて
いる間、通常読み出しの状態を作ることができる。
【0122】[第7の実施の形態]第7の実施の形態
は、図5、図6、図8、図9、図11の読み出し禁止の
欄に示す、読み出し不可の電圧をセットできる、EEP
ROMの第2の構成例である。
【0123】図13は、第7の実施の形態に係るEEP
ROMのブロック図である。
【0124】図13に示すように、チップ1には、読み
出し禁止情報を記憶するメモリ9´が設けられており、
このメモリ9´は、読み出し禁止コマンドが入力された
とき、読み出しを禁止する情報を記憶する。ロウデコー
ダ6は、メモリ9´から読み出しを禁止する情報を受け
たとき、あるいは受けている間、図5、図6、図8、図
9、図11の読み出し禁止の欄に示すような、読み出し
不可の電圧をセットする。また、読み出しを禁止する情
報は、メモリ9´に読み出し禁止解除コマンドを入力す
ることで消去することができる。
【0125】上記EEPROMであると、メモリ9´
に、読み出しを禁止する情報が記憶されている間、読み
出し禁止の状態を作ることができる。
【0126】また、メモリ9´には、読み出しを禁止す
る情報の代わりに、読み出し禁止を解除する情報を記憶
させることもできる。この場合には、メモリ9´に、読
み出し禁止を解除する情報が記憶されている間、通常読
み出しの状態を作ることができる。
【0127】[第8の実施の形態]第8の実施の形態
は、図5、図6、図8、図9、図11の読み出し禁止の
欄に示す、読み出し不可の電圧をセットできる、EEP
ROMの第3の構成例である。この第8の実施の形態
は、読み出し不可の電圧を、メモリセルアレイ2の全体
でも、また、アドレス単位でもセットできるようにした
ものである。
【0128】図14(A)は、読み出し禁止アドレスの
記憶動作のアルゴリズムを示す流れ図、図14(B)
は、読み出し禁止アドレスの解除動作のアルゴリズムを
示す流れ図、図15は、読み出し動作のアルゴリズムを
示す流れ図である。
【0129】また、図16は、図14(A)、(B)お
よび図15に示すアルゴリズムに従った動作を可能とす
るEEPROMの構成例の一つを示すブロック図であ
る。
【0130】以下、第8の実施の形態に係るNAND型
EEPROMの各動作を説明する。 (読み出し禁止アドレスを記憶させる動作)図14
(A)に示すように、まず、読み出し禁止コマンドを、
図16に示すメモリ9´に入力する。次に、読み出し禁
止アドレスを、メモリ9´に入力する。そして、読み出
し禁止アドレスを、メモリ9´に記憶させる。
【0131】(読み出し動作)図15に示すように、ま
ず、読み出しアドレスを入力する。次に、入力された読
み出しアドレスとメモリ9´に記憶されている読み出し
禁止アドレスとを比較する。
【0132】不一致の場合、通常の読み出し動作が行わ
れ、正常なデータが出力され、読み出し動作が終了す
る。
【0133】また、合致の場合、読み出し禁止動作が行
われ、図5、図6、図8、図9、図11の読み出し禁止
の欄に示すような、読み出し不可の電圧をセットする。
その後、読み出し動作が行われるが、実際には、正常で
ないデータ(誤データ)が出力され、読み出し動作が終
了する。
【0134】なお、合致の場合、図15に破線で示され
る流れのように、読み出し不可を示す出力を行って、読
み出し動作を終了させるようにしても良い。読み出し不
可を示す出力は、例えばメモリ9´から出力したり、あ
るいはメモリセルアレイ2に、読み出し不可を示す情報
を記憶するエリアを設けておき、このエリアをアクセス
し、出力すれば良い。
【0135】(読み出し禁止アドレスを解除する動作)
図14(B)に示すように、まず、読み出し禁止解除コ
マンドをメモリ9´に入力する。次に、読み出し禁止解
除アドレスをメモリ9´に入力する。次に、メモリ9´
に記憶されている読み出し禁止アドレスのうち、読み出
し解除アドレスに対応したものを消去する。なお、メモ
リ9´に記憶されている読み出し禁止アドレスは、一括
して消去するようにしても良い。
【0136】上記EEPROMであると、読み出しアド
レスが、メモリ9´に記憶された読み出し禁止アドレス
に合致したときに、読み出し禁止の状態を作ることがで
きる。
【0137】また、メモリ9´には、読み出し禁止アド
レスの代わりに、読み出し禁止解除アドレスを記憶させ
ることもできる。この場合には、読み出しアドレスが、
メモリ9´に記憶された読み出し禁止解除アドレスに合
致したとき、通常読み出しの状態を作ることができる。
【0138】[第9の実施の形態]第9の実施の形態
は、図5、図6、図8、図9、図11の読み出し禁止の
欄に示すような読み出し不可の電圧をセットできる、E
EPROMの第4の構成例である。
【0139】第9の実施の形態は、読み出し禁止の状態
を、チップ1の外部から照合情報を入力し、入力された
照合情報が、チップ1が持つ情報に合致したときのみ、
解除されるようにしたものである。
【0140】図17は、読み出し動作のアルゴリズムを
示す流れ図である。また、図18は、図17に示すアル
ゴリズムに従った動作を可能とするEEPROMの構成
例の一つを示すブロック図である。
【0141】以下、アダプタ(CPC)からチップ1に
アダプタ情報を入力し、入力されたアダプタ情報を、チ
ップ1が持つチップ情報に照合させる例を説明する。
【0142】(読み出し動作)図17に示すように、ま
ず、アダプタ情報を、図18に示すバッファ9に入力す
る。次に、入力されたアダプタ情報と、記憶部11に記
憶されたチップ情報とを比較する。
【0143】合致の場合、通常読み出し動作が行われ、
正常なデータが出力され、読み出し動作が終了する。
【0144】また、不一致の場合、図5、図6、図8、
図9、図11の読み出し禁止の欄に示すような読み出し
不可の電圧をセットする。その後、読み出し動作が行わ
れるが実際には、正常でないデータ(誤データ)が出力
され、読み出し動作が終了する。
【0145】なお、不一致の場合、図17に破線で示さ
れる流れのように、読み出し不可を示す出力を行って、
読み出し動作を終了させるようにしても良い。読み出し
不可の出力は、第8の実施の形態と同様に、例えば記憶
部11から出力したり、メモリセルアレイ2の読み出し
不可の情報を記憶するエリアをアクセスし、出力すれば
良い。
【0146】また、第9の実施の形態に係る入力された
アダプタ情報を、チップ情報に照合させる形態は、第6
〜第8の実施の形態で説明した形態と、互いに組み合わ
せて使用することができる。一つの例として、図19
に、第9の実施の形態と第8の実施の形態とを組み合わ
せた例を示す。
【0147】上記EEPROMであると、入力されたア
ダプタ情報が、チップ情報に合致したとき、読み出し禁
止の状態を解除することができる。したがって、特定の
アダプタを用いたときのみ、データを読み出せるように
でき、データの機密性が確保される。
【0148】図20に、第9の実施の形態に係るEEP
ROMを搭載したメモリカード・システムの構成例の一
つを示す。
【0149】図20に示すように、集積回路型記憶媒体
としてのメモリカード20には、図19に示すEEPR
OMチップ1が搭載されている。メモリカード20に
は、外部端子12、13、14が設けられている。外部
端子12には、アダプタ22を介してアドレス入力が供
給される。同様に、外部端子13には、アダプタ22を
介して読み出し禁止/解除コマンド入力、およびアダプ
タ22からアダプタ情報が供給される。外部端子14に
はデータ出力が供給され、データ出力は外部端子14を
介してアダプタ22に供給される。
【0150】このように、第9の実施の形態に係るEE
PROMを、例えばメモリカード20に搭載したときに
は、そのカード20からは、特定のアダプタ22を用い
たときのみ、データを読み出せるようにできる。このた
め、カード20のデータの機密性が確保される。
【0151】また、アダプタをCPUに変え、CPUか
ら照合情報を入力し、入力された照合情報とチップ情報
とを照合させるようにしても良い。
【0152】図21に、第9の実施の形態に係るEEP
ROMを用いたメモリ・システムの構成例の一つを示
す。
【0153】図21に示すように、集積回路型記憶媒体
としてのメモリパッケージ24には、図19に示すEE
PROMチップ1が内蔵されている。パッケージ24に
は、外部端子12、13、14が設けられている。外部
端子12には、処理装置であるCPU26からアドレス
入力が供給される。同様に、外部端子13には、CPU
26から読み出し禁止/解除コマンド入力、および照合
情報が供給される。外部端子14にはデータ出力が供給
され、データ出力は外部端子14を介してCPU22に
供給される。
【0154】図21に示すように、第9の実施の形態に
係るEEPROMを用いたメモリ・システムでは、シス
テムのCPUが、特定の照合情報を送信したときのみ、
データを読み出せるようにできる。このため、システム
のデータの機密性が確保される。
【0155】[第10の実施の形態]図22は、この発
明の第10の実施の形態に係るNOR型EEPROMの
メモリセルアレイ2の等価回路図である。
【0156】NOR型EEPROMのメモリセルアレイ
2の特徴的なところは、メモリセル5が、一つのメモリ
トランジスタ、あるいは一つのメモリトランジスタと、
このメモリトランジスタを選択する選択トランジスタと
を含むことである。
【0157】図22に示すように、読み出し禁止ゲート
WL0は、例えば制御ゲートWL1〜WLnと並行に設
けられる。読み出し禁止ゲートWL0は、読み出し禁止
動作の間、ビット線BLをソース線SOURCEにショートさ
せる。この第10の実施の形態では、読み出し禁止ゲー
トWL0に接続されるトランジスタは、メモリトランジ
スタM0により構成している。
【0158】次に、第10の実施の形態に係るNOR型
EEPROMの各動作を、4本の制御ゲートのうち、制
御ゲートWL2を選択し、これに接続されたメモリトラ
ンジスタM2からデータを読み出す例により、説明す
る。
【0159】図23に、第10の実施の形態に係るNA
ND型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0160】(一括消去動作)図23に示すように、読
み出し禁止ゲートWL0には、“0V”か、“12V”
かを印加する。あるいは“フローティング(F)”とす
る。
【0161】なお、読み出し禁止ゲートWL0以外の電
圧関係は、図23に示すように、従来の一括消去動作の
電圧関係と同様である。
【0162】また、制御ゲートWL1〜WL4に、例え
ば“−8V”程度の負電圧を印加し、ソース線SOURCEの
電位を、例えば4V程度の正電位として消去することも
可能である。
【0163】(選択書き込み動作)図23に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0には、“0V”を印加す
る。なお、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係
は、図23に示すように、従来の選択書き込み動作と同
様である。
【0164】(通常読み出し動作)図23に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0に“0V”を印加し、読
み出し禁止ゲートCG0をゲートとするトランジスタM
0を“オフ”させる。これにより、図23に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係を、従来
の読み出し動作と同様な電圧関係とすることにより、デ
ータは、正常に読み出される。
【0165】(読み出し禁止動作)図23に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0に“10V”を印加し、
読み出し禁止ゲートWL0をゲートとするメモリトラン
ジスタM0を強制的に“オン”させる。これにより、図
23に示すように、読み出し禁止ゲートWL0以外の電
圧関係を、上記通常読み出し動作と同様な電圧関係とし
ても、データは、正常に読み出せなくなる。
【0166】[第11の実施の形態]第11の実施の形
態は、等価回路的には、第10の実施の形態と同様なも
のであるが、読み出し禁止ゲートに接続されるメモリト
ランジスタに、通常読み出しか、読み出し禁止かを識別
するデータを、記憶させるようにしたものである。
【0167】図24に、第11の実施の形態に係るNO
R型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0168】(一括消去動作)図24に示すように、第
10の実施の形態と同様である。
【0169】(選択書き込み動作)図24に示すよう
に、第10の実施の形態と同様である。
【0170】(通常読み出し動作)図24に示すよう
に、読み出し禁止ゲートCG0に“0V”を印加し、読
み出し禁止ゲートWL0をゲートとするメモリトランジ
スタM0を“オフ”させる。これにより、図24に示す
ように、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係を、
従来の読み出し動作と同様な電圧関係とすることによ
り、データは、正常に読み出される。
【0171】(読み出し禁止動作)図24に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0に、“5V”を印加す
る。この電位は、例えば図24の通常読み出し動作の欄
に示す制御ゲートWL2の電位、つまり読み出し基準電
位と同じである。
【0172】このとき、メモリトランジスタM0のしき
い値が、読み出し基準電位“5V”よりも低ければ、メ
モリトランジスタM0は“オン”する。この場合は、読
み出し禁止であり、読み出し禁止ゲートWL0以外の電
圧関係を、図24に示すように、上記通常読み出し動作
と同様な電圧関係としても、データを、正常に読み出す
ことができない。
【0173】また、メモリトランジスタM0のしきい値
が、読み出し基準電位“5V”よりも高ければ、メモリ
トランジスタM0は“オフ”する。この場合は、読み出
し禁止ゲートWL0以外の電圧関係を、上記通常読み出
し動作と同様な電圧関係とすると、データは、正常に読
み出される。
【0174】また、第11の実施の形態において、読み
出し禁止ゲートWL0に、“0V”を与えるようにする
と、メモリトランジスタM0が記憶しているデータに関
わらず“オフ”する。このため、記憶させた読み出し禁
止の状態を、必要に応じて回避することもできる。
【0175】[第12の実施の形態]図25は、第12
の実施の形態に係るNOR型EEPROMのメモリセル
アレイ2の等価回路図である。
【0176】図25に示すように、第12の実施の形態
は、読み出し禁止ゲートWL0に接続されるトランジス
タを、メモリトランジスタから、トランジスタT0とし
たものである。トランジスタT0の構造としては、通常
のトランジスタ、あるいは図25に示すように、メモリ
トランジスタでは浮遊ゲートとなる部分を、制御ゲート
にショートさせる例がある。
【0177】次に、第12の実施の形態に係るNOR型
EEPROMの各動作を、4本の制御ゲートのうち、制
御ゲートWL2を選択し、これに接続されたメモリトラ
ンジスタM2からデータを読み出す例により、説明す
る。
【0178】図26に、第12の実施の形態に係るNO
R型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0179】(一括消去動作)図26に示すように、読
み出し禁止ゲートWL0には、“0V”か、“12V”
かを印加する。あるいは“フローティング(F)”とす
る。
【0180】なお、読み出し禁止ゲートWL0以外の電
圧関係は、図26に示すように、従来の一括消去動作の
電圧関係と同様である。
【0181】(選択書き込み動作)図26に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0には、“0V”を印加す
る。なお、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係
は、図26に示すように、従来の選択書き込み動作と同
様である。
【0182】(通常読み出し動作)図26に示すよう
に、読み出し禁止ゲートCG0に“0V”を印加し、読
み出し禁止ゲートWL0をゲートとするトランジスタT
0を“オフ”させる。これにより、図26に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係を、従来
の読み出し動作と同様な電圧関係とすることにより、デ
ータは、正常に読み出される。
【0183】(読み出し禁止動作)図26に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0に“5V”を印加し、読
み出し禁止ゲートWL0をゲートとするトランジスタT
0を“オン”させる。これにより、図26に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係を上記通
常読み出し動作と同様な電圧関係としても、データは、
正常に読み出せなくなる。
【0184】[第13の実施の形態]図27は、この発
明の第13の実施の形態に係るNOR型EEPROMの
メモリセルアレイ2の等価回路図である。
【0185】図27に示すEEPROMは、グランドア
レイ型と呼ばれているものである。グランドアレイ型E
EPROMは、基本的にNOR型である。したがって、
読み出し禁止動作は、第12の実施の形態と同様に行う
ことで実現できる。例えば図27に示す読み出し禁止ゲ
ートWL0に接続されたメモリトランジスタM0を“オ
ン”させ、図23、図24、図26の読み出し禁止動作
の欄に示すような、ビット線BLをソース線SOURCEにシ
ョートさせる電圧をセットすればよい。
【0186】また、図27には、消去ゲートEGを持つ
グランドアレイ型EEPROMを示しているが、消去ゲ
ートEGを持たないグランドアレイ型EEPROMで
も、図23、図24、図26の読み出し禁止動作の欄に
示したような、読み出し不可の電圧をセットできる。
【0187】また、図27には、制御ゲートの一部を、
浮遊ゲートからチャネル長方向にオフセットさせた、ス
プリットチャネル型のグランドアレイ型EEPROMを
示しているが、スプリットチャネル型でなくても、図2
3、図24、図26の読み出し禁止動作の欄に示したよ
うな、読み出し不可の電圧をセットできる。
【0188】[第14の実施の形態]図28は、この発
明の第14の実施の形態に係るAND型EEPROMの
メモリセルアレイ2の等価回路図である。
【0189】AND型EEPROMのメモリセルアレイ
2の特徴的なところは、メモリセル5が、互いに並列接
続された複数のメモリトランジスタにより構成された、
ユニットセル(以下、NORセル)を含むことである。
【0190】図28に示すように、メモリセル5は、互
いに並列に接続された複数のメモリトランジスタM1〜
Mnにより構成されるNORセル150と、NORセル
150のドレイン端Dと、ビット線BL1との間に直列
に接続された選択トランジスタS1により構成されるド
レイン側選択ゲート152と、NORセル150のソー
ス端Sと、ソース線SOURCEとの間に直列に接続された選
択トランジスタS2により構成されるソース側選択ゲー
ト154とを有している。
【0191】また、AND型の場合、図1に示す行線3
の1本は、複数の制御ゲート線WL1〜WLn、並びに
2つの選択ゲート線SG1、SG2に対応する。列線4
の1本は、ビット線の1本(BL1、もしくはBL2)
に対応する。
【0192】次に、第14の実施の形態に係るAND型
EEPROMの各動作を、4本の制御ゲートのうち、制
御ゲートWL2を選択し、これに接続されたメモリトラ
ンジスタM2からデータを読み出す例により、説明す
る。
【0193】図29に、第14の実施の形態に係るAN
D型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0194】なお、図29に示すように、第14の実施
の形態においては、例えば一括消去動作および選択書き
込み動作はそれぞれ、従来、知られている動作で良い。
したがって、以下の説明は、従来と特に異なっている動
作についてのみ、詳細に行うことにする。
【0195】(通常読み出し動作)図29に示すよう
に、通常読み出し動作では、選択ゲートSG1、SG2
にそれぞれ、5V(電源電位VCCレベル)を与え、選
択トランジスタS1、S2をそれぞれオンさせる。読み
出し選択された制御ゲートWL2には読み出し基準電位
3Vを印加し、他の非選択の制御ゲートWL1、WL
3、WL4にはそれぞれ0Vを印加する。これにより、
メモリトランジスタM1、M3、M4はそれぞれ“オ
フ”する。
【0196】また、メモリトランジスタM2は、そのし
きい値が、読み出し基準電位3V以下であるとき“オ
ン”し、読み出し基準電位3V以上であるとき“オフ”
する。これにより、データが、“0”か“1”かが区別
される。
【0197】(読み出し禁止動作)図29に示すよう
に、読み出し禁止動作では、非選択の制御ゲートのう
ち、少なくとも一つに、メモリトランジスタの浮遊ゲー
ト中の電子の有無に関わらず、メモリトランジスタを、
強制的にオンさせる電位を印加する。メモリトランジス
タを、強制的にオフさせる電位の一つの例は、“6V”
である。このような電位“6V”を、例えば制御ゲート
WL1に印加することで、NORセル150のソース端
Sとそのドレイン端Dとが、読み出し禁止動作中、互い
にショートされる。これにより、アクセスされようとし
ているメモリトランジスタM2からは、正確なデータを
読み出すことができなくなる。
【0198】また、第14の実施の形態に係る読み出し
禁止動作では、図29に示すように、メモリトランジス
タを強制的にオンさせる電位(以下、読み出し禁止電位
という)を、非選択の制御ゲートWL1に与えている
が、読み出し禁止電位は、他の非選択の制御ゲートWL
3、WL4などに与えることも可能である。さらに、読
み出し禁止電位は、非選択の制御ゲートの複数に与える
ことも可能である。
【0199】また、読み出し禁止電位は、図29に示す
ように、“6V”としているが、メモリトランジスタ
を、強制的にオフできる電位、即ちメモリトランジスタ
がとる幾つかのしきい値のうち、最も高いしきい値より
も高い電位であればよい。例えばメモリトランジスタの
最も高いしきい値が3V以下であるときには、読み出し
禁止電位は“3V”あれば良い。
【0200】[第15の実施の形態]第15の実施の形
態は、第14の実施の形態と同様なものであるが、読み
出し禁止動作のとき、メモリトランジスタではなく、選
択ゲートを、強制的にオフさせることが異なっている。
【0201】図30に、第15の実施の形態に係るAN
D型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0202】(通常読み出し動作)図30に示すよう
に、第14の実施の形態と同様である。
【0203】(読み出し禁止動作)図30に示すよう
に、読み出し禁止動作では、選択ゲートSG1、SG2
それぞれに、選択トランジスタS1、S2をオフさせる
電位を印加する。選択トランジスタS1、S2をオフさ
せる電位の一つの例は、“0V”である。このような電
位“0V”を、選択ゲートSG1、SG2にそれぞれ印
加することで、NANDセルの電流通路は、読み出し禁
止動作中、遮断される。これにより、アクセスされよう
としているメモリセルトランジスタM2からは、第14
の実施の形態と同様に、正確なデータを読み出すことが
できなくなる。
【0204】また、第15の実施の形態に係る読み出し
禁止動作では、図30に示すように、選択ゲートSG
1、SG2にそれぞれ、選択トランジスタS1、S2を
オフさせる電位を与えているが、選択ゲートSG1、S
G2のいずれかに、選択トランジスタの一方をオフさせ
る電位を与えるようにしても良い。
【0205】[第16の実施の形態]第14の実施の形
態では、非選択の制御ゲートのうちのいくつかを強制的
にオンさせること、また、第15の実施の形態では、選
択ゲートを強制的にオフさせることで、読み出し禁止の
状態をそれぞれ実現した。この第16の実施の形態に係
るAND型EEPROMは、読み出しを禁止するための
読み出し禁止ゲートを、メモリセルアレイ2の中に、別
に設けたものである。
【0206】図31は、第16の実施の形態に係るAN
D型EEPROMのメモリセルアレイ2の等価回路図で
ある。
【0207】図31に示すように、読み出し禁止ゲート
WL0は、例えば制御ゲートWL1〜WLnと並行に設
けられる。読み出し禁止ゲートWL0に接続されるトラ
ンジスタは、読み出し禁止動作のとき、NORセルのソ
ース端Sと、そのドレイン端Dとを、互いにショートさ
せる。この第16の実施の形態では、読み出し禁止ゲー
トWL0に接続されるトランジスタは、メモリトランジ
スタと同様の構造を有している。
【0208】次に、第16の実施の形態に係るAND型
EEPROMの各動作を、4本の制御ゲートのうち、制
御ゲートWL2を選択し、これに接続されたメモリトラ
ンジスタM2からデータを読み出す例により、説明す
る。
【0209】図32に、第16の実施の形態に係るAN
D型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0210】(一括消去動作)図32に示すように、読
み出し禁止ゲートWL0には、“15V”を印加する。
【0211】なお、読み出し禁止ゲートWL0以外の電
圧関係は、図32に示すように、従来の一括消去動作の
電圧関係と同様である。
【0212】(選択書き込み動作)図32に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0には、“0V”を印加す
る。なお、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係
は、図32に示すように、従来の選択書き込み動作と同
様である。
【0213】(通常読み出し動作)図32に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0に“0V”を印加し、読
み出し禁止ゲートWL0をゲートとするメモリトランジ
スタM0を“オフ”させる。これにより、図32に示す
ように、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係を、
従来の読み出し動作と同様な電圧関係とすることによ
り、データは、正常に読み出される。
【0214】(読み出し禁止動作)図32に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0に“6V”を印加し、読
み出し禁止ゲートWL0をゲートとするメモリトランジ
スタM0を強制的に“オン”させる。これにより、図3
2に示すように、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧
関係を、上記通常読み出し動作と同様な電圧関係として
も、データは、正常に読み出せなくなる。
【0215】[第17の実施の形態]第17の実施の形
態は、等価回路的には、第16の実施の形態と同様なも
のであるが、読み出し禁止ゲートに接続されるメモリト
ランジスタに、通常読み出しか、読み出し禁止かを識別
するデータを、記憶させるようにしたものである。
【0216】図33に、第17の実施の形態に係るAN
D型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0217】(一括消去動作)図33に示すように、第
16の実施の形態と同様である。
【0218】(選択書き込み動作)図33に示すよう
に、第16の実施の形態と同様である。
【0219】(通常読み出し動作)図33に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0に“0V”を印加し、読
み出し禁止ゲートWL0をゲートとするメモリトランジ
スタM0を“オフ”させる。これにより、図33に示す
ように、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係を、
従来の読み出し動作と同様な電圧関係とすることによ
り、データは、正常に読み出される。
【0220】(読み出し禁止動作)図33に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0に、“3V”を印加す
る。この電位は、例えば図33の通常読み出し動作の欄
に示す制御ゲートWL2の電位、つまり読み出し基準電
位と同じである。
【0221】このとき、メモリトランジスタM0のしき
い値が、読み出し基準電位“3V”よりも低ければ、メ
モリトランジスタM0は“オン”する。この場合は、読
み出し禁止であり、読み出し禁止ゲートWL0以外の電
圧関係を、図33に示すように、通常読み出し動作と同
様な電圧関係としても、データを、正常に読み出すこと
ができない。
【0222】また、メモリトランジスタM0のしきい値
が、読み出し基準電位“3V”よりも高ければ、メモリ
トランジスタM0は“オフ”する。この場合は、読み出
し禁止ゲートWL0以外の電圧関係を、上記通常読み出
し動作と同様な電圧関係とすると、データは、正常に読
み出される。
【0223】なお、第17の実施の形態において、読み
出し禁止ゲートWL0に、“0V”を与えるようにする
と、メモリトランジスタM0が記憶しているデータに関
わらず“オフ”する。このため、記憶させた読み出し禁
止の状態を、必要に応じて回避することもできる。
【0224】[第18の実施の形態]図34は、第18
の実施の形態に係るAND型EEPROMのメモリセル
アレイ2の等価回路図である。
【0225】図34に示すように、第18の実施の形態
は、読み出し禁止ゲートWL0に接続されるトランジス
タをメモリトランジスタから、トランジスタT0とした
ものである。トランジスタT0の構造としては、通常の
トランジスタ、あるいは図34に示すように、メモリト
ランジスタでは浮遊ゲートとなる部分を、制御ゲートに
ショートさせたものなどがある。
【0226】次に、第18の実施の形態に係るAND型
EEPROMの各動作を、4本の制御ゲートのうち、制
御ゲートWL2を選択し、これに接続されたメモリトラ
ンジスタM2からデータを読み出す例により、説明す
る。
【0227】図35に、第18の実施の形態に係るAN
D型EEPROMの各動作毎の電圧関係を示す。
【0228】(一括消去動作)図35に示すように、読
み出し禁止ゲートWL0には、“15V”を印加する。
【0229】なお、読み出し禁止ゲートWL0以外の電
圧関係は、図35に示すように、従来の一括消去動作の
電圧関係と同様である。
【0230】(選択書き込み動作)図35に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0には、“0V”を印加す
る。なお、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係
は、図35に示すように、従来の選択書き込み動作と同
様である。
【0231】(通常読み出し動作)図35に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0に“0V”を印加し、読
み出し禁止ゲートWL0をゲートとするトランジスタT
0を“オフ”させる。これにより、図35に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係を、従来
の読み出し動作と同様な電圧関係とすることにより、デ
ータは、正常に読み出される。
【0232】(読み出し禁止動作)図35に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0に“3V”を印加し、読
み出し禁止ゲートWL0をゲートとするトランジスタT
0を“オン”させる。これにより、図11に示すよう
に、読み出し禁止ゲートWL0以外の電圧関係を上記通
常読み出し動作と同様な電圧関係としても、データは、
正常に読み出せなくなる。
【0233】[第19の実施の形態]図36は、この発
明の第19の実施の形態に係るHi−Cセル型EEPR
OMのメモリセルアレイ2の等価回路図である。
【0234】図36に示すHi−Cセル型EEPROM
は、ソース側選択ゲート154を、2つのNORセル1
50で互いに共有させたものである。
【0235】図36に示すHi−Cセル型EEPROM
の読み出し禁止動作は、第14の実施の形態、および第
15の実施の形態と同様に行うことで実現できる。
【0236】[第20の実施の形態]図37は、この発
明の第20の実施の形態に係るHi−Cセル型EEPR
OMのメモリセルアレイ2の等価回路図である。
【0237】図37に示すHi−Cセル型EEPROM
は、図36に示すHi−Cセル型EEPROMに対し、
読み出し禁止ゲートWL0を設けたものである。また、
読み出し禁止ゲートWL0には、メモリトランジスタM
0を接続するようにしている。
【0238】図37に示すHi−Cセル型EEPROM
の読み出し禁止動作は、第16の実施の形態、および第
17の実施の形態と同様に行うことで実現できる。
【0239】[第21の実施の形態]図38は、この発
明の第21の実施の形態に係るHi−Cセル型EEPR
OMのメモリセルアレイ2の等価回路図である。
【0240】図38に示すHi−Cセル型EEPROM
は、読み出し禁止ゲートWL0に、トランジスタT0を
接続するようにしたものである。
【0241】図38に示すHi−Cセル型EEPROM
の読み出し禁止動作は、第18の実施の形態と同様に行
うことで実現できる。
【0242】[第22の実施の形態]図39は、この発
明の第22の実施の形態に係るDINOR型EEPRO
Mのメモリセルアレイ2の等価回路図である。
【0243】図39に示すDINOR型EEPROM
は、AND型EEPROMと同様に、互いに並列に接続
された複数のメモリトランジスタM1〜Mnにより構成
されるNORセル150を有している。NORセル15
0のドレイン端Dは、選択トランジスタS1を介して、
ビット線BL1に接続されている。メモリトランジスタ
M1〜Mn各々のソースは、ソース線SOURCEに接続され
ている。
【0244】図39に示すDINOR型EEPROMの
読み出し禁止動作は、第14の実施の形態、および第1
5の実施の形態と同様に行うことで実現できる。
【0245】[第23の実施の形態]図40は、この発
明の第23の実施の形態に係るDINOR型EEPRO
Mのメモリセルアレイ2の等価回路図である。
【0246】図40に示すDINOR型EEPROM
は、図39に示すDINOR型EEPROMに対し、読
み出し禁止ゲートWL0を設けたものである。また、読
み出し禁止ゲートWL0には、メモリトランジスタM0
を接続するようにしている。
【0247】図40に示すDINOR型EEPROMの
読み出し禁止動作は、第16の実施の形態、および第1
7の実施の形態と同様に行うことで実現できる。
【0248】[第24の実施の形態]図41は、この発
明の第24の実施の形態に係るDINOR型EEPRO
Mのメモリセルアレイ2の等価回路図である。
【0249】図41に示すDINOR型EEPROM
は、読み出し禁止ゲートWL0に、トランジスタT0を
接続するようにしたものである。
【0250】図41に示すDINOR型EEPROMの
読み出し禁止動作は、第24の実施の形態と同様に行う
ことで実現できる。
【0251】以上、この発明を、第1〜第24の実施の
形態により説明したが、この発明は、第1〜第24の実
施の形態に限られるものではなく、各種のEEPRO
M、あるいはEPROMに適用できる。例えば拡散層ビ
ット線を有するグランドアレイ型、FACE型にも適用
できる。また、メモリトランジスタは、浮遊ゲート型の
ものだけでなく、MNOS型であっても良い。
【0252】また、この発明は、EEPROM、EPR
OMの他、チャネルイオン注入等により、情報を固定的
に書き込んだMOSトランジスタをメモリセルとする、
いわゆるマスクROMにも、適用することができる。
【0253】さらに、第1〜第24の実施の形態では、
読み出し禁止の状態を説明したが、読み出し禁止と同様
な方法により、書き込み禁止の状態を実現することもで
きる。書き込み禁止の状態を実現することで、記憶して
いるデータを、例えば故意な破壊から保護することがで
きる。したがって、記憶しているデータを保護する動作
を行える。
【0254】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、記憶しているデータを保護する動作を行える半導体
集積回路装置、半導体集積回路装置のデータ読み出し禁
止方法、およびその半導体集積回路装置を用いた集積回
路型記憶媒体システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はEEPROMの基本構成を示すブロック
図。
【図2】図2は第1の実施の形態に係るNAND型EEPR
OMの等価回路図。
【図3】図3は第1の実施の形態に係るNAND型EEPR
OMの平面図。
【図4】図4(A)は図3中の4A−4A線に沿う断面
図、図4(B)は図3中の4B−4B線に沿う断面図。
【図5】図5は第1の実施の形態に係るNAND型EEPR
OMの電圧の関係を示す図。
【図6】図6は第2の実施の形態に係るNAND型EEPR
OMの電圧の関係を示す図。
【図7】図7は第3の実施の形態に係るNAND型EEPR
OMの等価回路図。
【図8】図8は第3の実施の形態に係るNAND型EEPR
OMの電圧の関係を示す図。
【図9】図9は第4の実施の形態に係るNAND型EEPR
OMの電圧の関係を示す図。
【図10】図10は第5の実施の形態に係るNAND型EEP
ROMの等価回路図。
【図11】図11は第5の実施の形態に係るNAND型EEP
ROMの電圧の関係を示す図。
【図12】図12は第6の実施の形態に係るEEPROM
のブロック図。
【図13】図13は第7の実施の形態に係るEEPROM
のブロック図。
【図14】図14(A)は第8の実施の形態に係るEEP
ROMの読み出し禁止アドレス入力動作を示す流れ図、
図14(B)は第8の実施の形態に係るEEPROMの読
み出し禁止解除動作を示す流れ図。
【図15】図15は第8の実施の形態に係るEEPROM
の読み出し動作を示す流れ図。
【図16】図16は第8の実施の形態に係るEEPROM
のブロック図。
【図17】図17は第9の実施の形態に係るEEPROM
の読み出し動作を示す流れ図。
【図18】図18は第9の実施の形態に係るEEPROM
のブロック図。
【図19】図19は第9の実施の形態に係るEEPROM
の他のブロック図。
【図20】図20は第9の実施の形態に係るEEPROM
を搭載したメモリカード・システムを示すブロック図。
【図21】図21は第9の実施の形態に係るEEPROM
を搭載したメモリ・システムを示すブロック図。
【図22】図22は第10の実施の形態に係る NOR型EEP
ROMの等価回路図。
【図23】図23は第10の実施の形態に係る NOR型EEP
ROMの電圧の関係を示す図。
【図24】図24は第11の実施の形態に係る NOR型EEP
ROMの電圧の関係を示す図。
【図25】図25は第12の実施の形態に係る NOR型EEP
ROMの等価回路図。
【図26】図26は第12の実施の形態に係る NOR型EEP
ROMの電圧の関係を示す図。
【図27】図27は第13の実施の形態に係るグランドアレ
イ型EEPROMの等価回路図。
【図28】図28は第14の実施の形態に係る AND型EEP
ROMの等価回路図。
【図29】図29は第14の実施の形態に係る AND型EEP
ROMの電圧の関係を示す図。
【図30】図30は第15の実施の形態に係る AND型EEP
ROMの電圧の関係を示す図。
【図31】図31は第16の実施の形態に係る AND型EEP
ROMの等価回路図。
【図32】図32は第16の実施の形態に係る AND型EEP
ROMの電圧の関係を示す図。
【図33】図33は第17の実施の形態に係る AND型EEP
ROMの電圧の関係を示す図。
【図34】図34は第18の実施の形態に係る AND型EEP
ROMの等価回路図。
【図35】図35は第18の実施の形態に係る AND型EEP
ROMの電圧の関係を示す図。
【図36】図36は第19の実施の形態に係るHi-Cセル型E
EPROMの等価回路図。
【図37】図37は第20の実施の形態に係るHi-Cセル型E
EPROMの等価回路図。
【図38】図38は第21の実施の形態に係るHi-Cセル型E
EPROMの等価回路図。
【図39】図39は第22の実施の形態に係る DINOR型EE
PROMの等価回路図。
【図40】図40は第23の実施の形態に係る DINOR型EE
PROMの等価回路図。
【図41】図41は第24の実施の形態に係る DINOR型EE
PROMの等価回路図。
【符号の説明】
1…チップ、 2…メモリセルアレイ、 3…行線、 4…列線、 5…メモリセル、 6…ロウデコーダ、 7…センスアンプ、 8…カラムデコーダ、 9…バッファ、 9´…読み出し禁止情報メモリ、 11…チップ情報、 100…NANDセル、 102…ドレイン側選択ゲート、 104…ソース側選択ゲート、 150…NORセル、 152…ドレイン側選択ゲート、 154…ソース側選択ゲート。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビット線電位の供給点とソース電位の供
    給点との間に直列に接続される、しきい値可変型のメモ
    リ素子を含むメモリセルを有し、 前記メモリセルからデータを読み出す時、読み出し選択
    されたメモリセルに含まれている前記メモリ素子の少な
    くとも1つに、このメモリ素子を非導通状態とする電圧
    を供給し、前記データの読み出しを禁止する動作を行う
    モードを有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリ素子を非導通状態とする電圧
    を、前記メモリ素子がとる最も低いしきい値よりも低い
    電圧とし、前記メモリ素子のゲートに供給することを特
    徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリ素子を非導通状態とする電圧
    が供給されるメモリ素子のしきい値が読み出し基準電圧
    よりも高いとき、 前記メモリ素子を非導通状態とする電圧を、前記読み出
    し基準電圧とし、前記メモリ素子のゲートに供給するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記読み出し基準電圧は、0Vであるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリ素子を非導通状態とする電圧
    が供給されるメモリ素子に、読み出し禁止か否かを判別
    する情報を記憶させておくことを特徴とする請求項1乃
    至請求項4いずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 ビット線電位の供給点とソース電位の供
    給点との間に互いに並列に接続される、しきい値可変型
    のメモリ素子を含むメモリセルを有し、 前記メモリセルからデータを読み出す時、読み出し選択
    されたメモリセルに含まれている前記メモリ素子の少な
    くとも1つに、このメモリ素子を導通状態とする電圧を
    供給し、前記データの読み出しを禁止する動作を行うモ
    ードを有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 前記メモリ素子を導通状態とする電圧
    を、前記メモリ素子がとる最も高いしきい値よりも高い
    電圧とし、前記メモリ素子のゲートに供給することを特
    徴とする請求項6に記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記メモリ素子を導通状態とする電圧が
    供給されるメモリ素子のしきい値が読み出し基準電圧よ
    りも低いとき、 前記メモリ素子を導通状態とする電圧を、前記読み出し
    基準電圧とし、前記メモリ素子のゲートに供給すること
    を特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記読み出し基準電圧は、電源電圧であ
    ることを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路装
    置。
  10. 【請求項10】 前記メモリ素子を導通状態とする電圧
    が供給されるメモリ素子に、読み出し禁止か否かを判別
    する情報を記憶させておくことを特徴とする請求項6乃
    至請求項9いずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 ビット線とソース線との間に互いに並
    列に接続され、しきい値可変型のメモリ素子を含む複数
    のブロックと、前記ブロックのビット線電位の供給点、
    およびソース電位の供給点の少なくとも一方に設けられ
    た、このブロックを選択する選択素子とを含むメモリセ
    ルを有し、 前記メモリセルからデータを読み出す時、選択された選
    択素子に、この選択素子を非導通状態とする電圧を供給
    し、前記データの読み出しを禁止する動作を行うモード
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 前記選択素子を非導通状態とする電圧
    を、前記選択素子のしきい値よりも低い電圧とし、前記
    選択素子のゲートに供給することを特徴とする請求項1
    1に記載の半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 前記選択素子のしきい値が0Vよりも
    高いとき、 前記選択素子を非導通状態とする電圧を、0Vとし、前
    記選択素子のゲートに供給することを特徴とする請求項
    11に記載の半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 前記ブロックは、 前記ビット線電位の供給点と前記ソース電位の供給点と
    の間に、電流通路を接続した1つのメモリ素子、 前記ビット線電位の供給点と前記ソース電位の供給点と
    の間に、電流通路を互いに直列に接続した複数のメモリ
    素子を含むNANDセル、 前記ビット線電位の供給点と前記ソース電位の供給点と
    の間に、電流通路を互いに並列に接続した複数のメモリ
    素子を含むNORセル、 のいずれかから構成されていることを特徴とする請求項
    11乃至請求項13いずれか一項に記載の半導体集積回
    路装置。
  15. 【請求項15】 ビット線とソース線との間に互いに並
    列に接続され、しきい値可変型のメモリ素子を含む複数
    のブロックと、前記ブロックのビット線電位の供給点、
    およびソース電位の供給点の少なくとも一方に設けられ
    た、このブロックを選択する選択素子とを含むメモリセ
    ルを有し、 前記メモリセルからデータを読み出す時、読み出し選択
    されたメモリセルに含まれるメモリ素子の少なくとも1
    つに、このメモリ素子を、非導通状態もしくは導通状態
    とする電圧を供給し、前記データの読み出しを禁止する
    動作を行うモードを有することを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  16. 【請求項16】 前記ブロックは、前記ビット線電位の
    供給点と前記ソース電位の供給点との間に、電流通路を
    互いに直列に接続した複数のメモリ素子を含むNAND
    セルであり、 前記NANDセルを構成するメモリ素子のうち、非選択
    のメモリ素子のゲートに、このメモリ素子がとる最も低
    いしきい値よりも低い電圧を供給して、前記データの読
    み出しを禁止する動作を行うことを特徴とする請求項1
    5に記載の半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 前記ブロックは、前記ビット線電位の
    供給点と前記ソース電位の供給点との間に、電流通路を
    互いに直列に接続した複数のメモリ素子を含むNAND
    セルであり、 前記NANDセルを構成するメモリ素子の少なくとも一
    つに、読み出し禁止であるか否かを判別する判別用のメ
    モリ素子を設け、 前記判別用のメモリ素子のゲートに、読み出し基準電圧
    を供給して、前記データの読み出しを禁止する動作を行
    うことを特徴とする請求項15に記載の半導体集積回路
    装置。
  18. 【請求項18】 前記判別用のメモリ素子に、読み出し
    禁止か否かを判別する情報を記憶させておくことを特徴
    とする請求項17に記載の半導体集積回路装置。
  19. 【請求項19】 前記ブロックは、前記ビット線電位の
    供給点と前記ソース電位の供給点との間に、電流通路を
    互いに並列に接続した複数のメモリ素子を含むNORセ
    ルであり、 前記NORセルを構成するメモリ素子のうち、非選択の
    メモリ素子のゲートに、このメモリ素子がとる最も高い
    しきい値よりも高い電圧を供給して、前記データの読み
    出しを禁止する動作を行なうことを特徴とする請求項1
    5に記載の半導体集積回路装置。
  20. 【請求項20】 前記ブロックは、前記ビット線電位の
    供給点と前記ソース電位の供給点との間に、電流通路を
    互いに並列に接続した複数のメモリ素子を含むNORセ
    ルであり、 前記NORセルを構成するメモリ素子の少なくとも一つ
    に、読み出し禁止であるか否かを判別する判別用のメモ
    リ素子を設け、 前記判別用のメモリ素子のゲートに、読み出し基準電圧
    を供給して、前記データの読み出しを禁止する動作を行
    うことを特徴とする請求項15に記載の半導体集積回路
    装置。
  21. 【請求項21】 前記判別用のメモリ素子に、読み出し
    禁止か否かを判別する情報を記憶させておくことを特徴
    とする請求項20に記載の半導体集積回路装置。
  22. 【請求項22】 前記ビット線電位の供給点と前記ソー
    ス電位の供給点との間に、読み出し禁止であるか否かを
    判別する判別用の選択素子を少なくとも一つ設け、 前記判別用の選択素子のゲートに、前記判別用の選択素
    子を非導通状態、もしくは導通状態とする電圧を供給し
    て、前記データの読み出しを禁止する動作を行うことを
    特徴とする請求項15に記載の半導体集積回路装置。
  23. 【請求項23】 メモリセルアレイの任意なアドレスに
    対して、データの読み出しの禁止を登録する工程と、 前記メモリセルアレイの任意なアドレスに対して、デー
    タの読み出しを要求する工程と、 前記読み出し要求されたアドレスが、読み出し禁止登録
    されているか否かを判別する工程と、 前記読み出し要求されたアドレスが、読み出し禁止登録
    されていない場合、前記読み出し要求された、前記メモ
    リセルアレイのアドレスに対して読み出し可の電圧をセ
    ットする工程と、 前記読み出し要求されたアドレスが、読み出し禁止登録
    されている場合、少なくとも前記読み出し要求されたア
    ドレスに対して読み出し不可の電圧をセットする、およ
    び読み出し不可を示す出力を行う、のいずれかの動作に
    より、読み出しを禁止する工程とを具備することを特徴
    とする半導体集積回路装置のデータ読み出し禁止方法。
  24. 【請求項24】 メモリセルアレイを含む半導体集積回
    路装置チップに、チップ情報を登録する工程と、 前記半導体集積回路装置チップに、照合情報を入力し、
    入力した照合情報と、前記チップ情報とを照合する工程
    と、 前記半導体集積回路装置チップのメモリセルアレイに対
    して、データの読み出しを要求する工程と、 前記照合情報と前記チップ情報とが不一致のとき、前記
    メモリセルアレイに対して読み出し不可の電圧をセット
    する、および読み出し不可を示す出力を行う、のいずれ
    かの動作により、読み出しを禁止する状態を得る工程
    と、 前記照合情報と前記チップ情報とが合致のとき、前記メ
    モリセルアレイに対して、前記読み出しを禁止する状態
    を解除する工程とを具備することを特徴とする半導体集
    積回路装置のデータ読み出し禁止方法。
  25. 【請求項25】 メモリセルアレイを含み、このメモリ
    セルアレイに対して読み出し不可の電圧をセットする、
    および読み出し不可を示す出力を行う、のいずれかの動
    作により、読み出しを禁止する状態を得る機能と、外部
    から照合情報を受領し、この照合情報を内部に登録され
    ているチップ情報と照合し、前記照合情報と前記チップ
    情報とが合致のとき、前記読み出しを禁止する状態を解
    除する機能とを含む集積回路型記憶媒体と、 前記集積回路型記憶媒体に、照合情報を送信するととも
    に、データの読み出しを要求し、前記集積回路型記憶媒
    体からの応答を受領する機能を含む処理装置とを含むこ
    とを特徴とする集積回路型記憶媒体システム。
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