JPH1019789A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1019789A
JPH1019789A JP16901696A JP16901696A JPH1019789A JP H1019789 A JPH1019789 A JP H1019789A JP 16901696 A JP16901696 A JP 16901696A JP 16901696 A JP16901696 A JP 16901696A JP H1019789 A JPH1019789 A JP H1019789A
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JP
Japan
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semiconductor device
image signal
grayscale image
package
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JP16901696A
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English (en)
Inventor
Masayasu Akaiwa
正康 赤岩
Takashi Okabe
隆史 岡部
Tetsuya Shirakawa
哲也 白川
Tetsuji Yokouchi
哲司 横内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本課題は、多品種の半導体装置に対する多項目
の検査において、検査条件を容易に変更可能にして高精
度の検査を実行して高品質の半導体装置を製造するため
の半導体装置の製造方法を提供することにある。 【解決手段】本発明は、半導体装置の濃淡画像信号を検
出し、この検出された半導体装置の濃淡画像信号に対し
て設定されたリード間における複数の検査範囲枠を合成
した検査範囲枠から得られる濃淡画像信号に基づいてリ
ード間の導電性異物の付着を検査し、前記検出された半
導体装置の濃淡画像信号に対して設定されたリード表面
における検査範囲枠から得られる濃淡画像信号に基づい
てリード表面の検査をして半導体装置を製造することを
特徴とする半導体装置の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッケージによっ
て封止された半導体装置を検査して高品質の半導体装置
を製造する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高品質の半導体装置を製造するための検
査に関する従来技術としては、特開平6−222012
号公報(従来技術1)や特開平5−231835号公報
(従来技術2)が知られている。従来技術1には、多品
種の半導体パッケージの外観を多項目にわたって検査す
るに際し、高速検査を可能とする外観検査が記載されて
いる。
【0003】また従来技術2には、半導体装置のリード
の浮き上がり量を画像処理により検査することが記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の何れの従来技術
においては、多品種の半導体装置に対する多項目の検査
において、検査条件を容易に変更可能にして高精度の検
査を実行しようとする課題について十分考慮されていな
かった。
【0005】本発明の目的は、上記課題を解決すべく、
多品種の半導体装置に対する多項目の検査において、検
査条件を容易に変更可能にして高精度の検査を実行して
高品質の半導体装置を製造するための半導体装置の製造
方法を提供することにある。また本発明の他の目的は、
多品種の半導体装置に対する多項目の検査において、特
にリード間の検査について検査条件を容易に変更可能に
して高精度の検査を実行して高品質の半導体装置を製造
するための半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。また本発明の他の目的は、多品種の半導体装置に対
する多項目の検査において、特にリード表面の検査につ
いて検査条件を容易に変更可能にして高精度の検査を実
行して高品質の半導体装置を製造するための半導体装置
の製造方法を提供することにある。また本発明の他の目
的は、多品種の半導体装置に対する多項目の検査におい
て、特にパッケージ表面の検査について検査条件を容易
に変更可能にして高精度の検査を実行して高品質の半導
体装置を製造するための半導体装置の製造方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、半導体装置の濃淡画像信号を検出し、こ
の検出された半導体装置の濃淡画像信号に対して設定さ
れたリード間における複数の検査範囲枠を合成した検査
範囲枠から得られる濃淡画像信号に基づいてリード間の
導電性異物の付着を検査して半導体装置を製造すること
を特徴とする半導体装置の製造方法である。また本発明
は、半導体装置の濃淡画像信号を検出し、この検出され
た半導体装置の濃淡画像信号に対して設定されたリード
表面における検査範囲枠から得られる濃淡画像信号に基
づいてリード表面の検査をして半導体装置を製造するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法である。
【0007】また本発明は、半導体装置の濃淡画像信号
を検出し、この検出された半導体装置の濃淡画像信号に
対して該半導体装置の品種に応じて設定されたリード間
における複数の検査範囲枠を合成した検査範囲枠から得
られる濃淡画像信号に基づいてリード間の導電性異物の
付着を検査して半導体装置を製造することを特徴とする
半導体装置の製造方法である。また本発明は、半導体装
置の濃淡画像信号を検出し、この検出された半導体装置
の濃淡画像信号に対して該半導体装置の品種に応じて設
定されたリード表面における検査範囲枠から得られる濃
淡画像信号に基づいてリード表面の検査をして半導体装
置を製造することを特徴とする半導体装置の製造方法で
ある。
【0008】また本発明は、半導体装置の濃淡画像信号
を検出し、この検出された半導体装置の濃淡画像信号に
対して設定されたパッケージ表面における検査範囲枠か
ら得られる濃淡画像信号に基づいてパッケージ表面の検
査をして半導体装置を製造することを特徴とする半導体
装置の製造方法である。また本発明は、半導体装置の濃
淡画像信号を検出し、この検出された半導体装置の濃淡
画像信号に対して該半導体装置の品種に応じて設定され
たパッケージ表面における検査範囲枠から得られる濃淡
画像信号に基づいてパッケージ表面の検査をして半導体
装置を製造することを特徴とする半導体装置の製造方法
である。
【0009】また本発明は、半導体装置の濃淡画像信号
を検出し、この検出された半導体装置の濃淡画像信号に
対して該半導体装置の品種に応じて設定されたパッケー
ジ表面における検査範囲枠から得られる濃淡画像信号を
パッケージ表面を白くする閾値とパッケージ表面を黒く
する閾値との各々を用いて各2値化画像信号に変換し、
この変換された各2値化画像信号に基づいてパッケージ
表面の検査をして半導体装置を製造することを特徴とす
る半導体装置の製造方法である。また本発明は、半導体
装置の濃淡画像信号を検出し、この検出された半導体装
置の濃淡画像信号に対して該半導体装置の品種に応じて
設定されたパッケージ表面における検査範囲枠から得ら
れる濃淡画像信号をパッケージ表面を白くする閾値とパ
ッケージ表面を黒くする閾値との各々を用いて各2値化
画像信号に変換し、この変換された各2値化画像信号に
基づいてパッケージ表面の検査をして半導体装置を製造
することを特徴とする半導体装置の製造方法である。
【0010】また本発明は、半導体装置の濃淡画像信号
を検出する濃淡画像信号検出工程と、該濃淡画像信号検
出工程で検出された半導体装置の濃淡画像信号からリー
ドの平坦度およびスタンドオフを検査する第1の検査工
程と、前記濃淡画像信号検出工程で検出された半導体装
置の濃淡画像信号からリードの不揃いおよびリードのピ
ッチについて検査する第2の検査工程と、前記濃淡画像
信号検出工程で検出された半導体装置の濃淡画像信号に
対して設定されたリード間における複数の検査範囲枠を
合成した検査範囲枠から得られる濃淡画像信号に基づい
てリード間の導電性異物の付着を検査する第3の検査工
程と、前記濃淡画像信号検出工程で検出された半導体装
置の濃淡画像信号に対して設定された検査範囲枠から得
られる濃淡画像信号に基づいてリード表面の検査を行う
第4の検査工程と、前記濃淡画像信号検出工程で検出さ
れた半導体装置の濃淡画像信号に対して設定されたパッ
ケージ表面における検査範囲枠から得られる濃淡画像信
号に基づいてパッケージ表面の検査を行う第5の検査工
程とを有する半導体装置の検査方法により半導体装置を
検査して半導体装置を製造することを特徴とする半導体
装置の製造方法である。
【0011】また本発明は、前記半導体装置の製造方法
において、検査範囲枠をモニタ画面上で設定できるよう
にしたことを特徴とするものである。また本発明は、前
記半導体装置の製造方法において、濃淡画像信号を2値
化画像に変換する閾値をモニタ画面上で設定できるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0012】以上説明したように、本発明によれば、多
品種の半導体装置に対する多項目の検査において、検査
条件を容易に変更可能にして高精度の検査を実行して高
品質の半導体装置を製造することができる。また本発明
によれば、多品種の半導体装置に対する多項目の検査に
おいて、特にリード間の検査について検査条件を容易に
変更可能にして高精度の検査を実行して高品質の半導体
装置を製造することができる。また本発明によれば、多
品種の半導体装置に対する多項目の検査において、特に
リード表面の検査について検査条件を容易に変更可能に
して高精度の検査を実行して高品質の半導体装置を製造
することができる。また本発明によれば、多品種の半導
体装置に対する多項目の検査において、特にパッケージ
表面の検査について検査条件を容易に変更可能にして高
精度の検査を実行して高品質の半導体装置を製造するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパッケージで
封止した半導体装置の製造方法の一実施の形態について
図1〜図29を用いて説明する。図1は本発明に係るパ
ッケージで封止した半導体装置の製造方法を実現するた
めの半導体パッケージ外観検査装置の一実施の形態を示
す構成図である。この半導体パッケージ外観検査装置
は、半導体パッケージ(半導体装置)1(図3、図4参
照)の外観検査を画像処理により行う画像処理装置2、
半導体パッケージ(半導体装置)1の搬送,反転,位置
決め等を行う機構部3、機構部3の駆動部分を制御する
機構制御部4、運転開始スイッチや運転停止スイッチ等
の操作スイッチを有し操作指令を機構制御部4に出力し
たり、機構部3や機構制御部4の状態を表示する操作表
示部5、検査条件入力や検査結果出力を行う入出力端末
6、半導体パッケージ1の画像を良好に取り込めるよう
に適切に照明する照明装置7、被検査物である半導体パ
ッケージ1の画像を取り込む画像取り込み手段であるカ
メラ9、及びオペレータの目視による監視を可能とする
ために検査状態や検査不良個所を表示したり、検査条件
等の設定に用いられるモニタTV10から主として構成
されている。
【0014】また、画像処理装置2内には、複数枚の基
板の共通伝送路であるシステムバス21、このシステム
バス21に挿入設置され画像処理装置2全体を制御する
CPU基板22、CPU基板22の指令によりカメラ9
の動作を制御するカメラコントローラ基板23、半導体
パッケージ1の画像を記憶し画像処理する画像処理基板
であるDSP基板24、及び照明装置7の光量調整及び
機構制御部4との交信を行う照明コントローラ&I/O
基板25、外部記憶装置であるハードディスク装置26
とフロッピーディスク装置27が具備されている。図1
に示すように、本実施例の半導体パッケージ外観検査装
置は、半導体パッケージ1の側面を検査する第1検査部
13a(St.1)、半導体パッケージ1の上面を検査
する第2検査部13b(St.2)、及び半導体パッケ
ージ1の下面を検査する第3検査部13c(St.3)
の3つの検査部13を持っている。各検査部13a〜1
3cは、カメラ9を1台(St.1はカメラ9a、S
t.2はカメラ9b、St.3はカメラ9c)、カメラ
コントローラ基板23を1枚(St.1はカメラコント
ローラ基板23a、St.2はカメラコントローラ基板
23b、St.3はカメラコントローラ基板23c)、
DSP基板24を1枚ないし数枚(St.1はDSP基
板24aの1枚、St.2はDSP基板24b1,24
b2,24b3の3枚、St.3はDSP基板24c
1,24c2の2枚)、照明装置を1個ないし数個(S
t.1は7a1,7a2の2個、St.2は7b1,7
b2の2個、St.3は7cの1個)から、それぞれ構
成されている。切り替え回路10bは、CPU部22か
らの指令により各DSP部24a〜24cから得られる
モニタTV10に表示する画像データを切り替えられる
ものである。
【0015】DSP基板24内には(図8参照)、カメ
ラ9で取り込んだ半導体パッケージ1の画像を記憶する
画像メモリ62、画像メモリ62を使用して半導体パッ
ケージ外観検査を行う処理ユニット63、処理ユニット
63のプログラムを格納するプログラムメモリ64、及
び半導体パッケージの品種も含め該品種に対応させて検
査条件に関するデータを格納するデータメモリ65、検
査範囲枠(検査マスク)に関するデータを格納するマス
クメモリ73などがローカルバス61に接続して配置さ
れている。なお、データメモリ65とマスクメモリ73
とを一つのメモリによって構成しても良い。そして画像
バスI/F68は画像バス29とローカルバス61との
間を接続するインターフェースである。モニタTV10
に表示する画面を記憶するビデオRAM69は、ローカ
ルバス61に接続されている。モニタバスI/F70
は、モニタTV10に切り替え回路10bを介して接続
されるモニタバス84とビデオRAM69およびローカ
ルバス61との間を接続するインターフェースである。
デュアルポートメモリ66は、ローカルバス61とシス
テムバス21との間に設けられ、CPU部22等からシ
ステムバス21を介して得られる制御情報や検査条件等
の設定・変更等に必要とするベース情報等を一時記憶す
るメモリである。システムバスI/F67は、ローカル
バス61とシステムバス21との間を接続するインター
フェースである。
【0016】被検査物である半導体パッケージ(半導体
装置)1は、機構部3により3つの検査部13に順次搬
送・位置決めされる。CPU基板22は半導体パッケー
ジ1の搬送・位置決め後、システムバス21を介して各
検査部13のカメラコントローラ基板23a,23b,
23cに画像入力指令を出力する。第1検査部13a
(St.1)においては、カメラコントローラ基板23
aがカメラ9aを制御して半導体パッケージ1の側面画
像を取り込むと共に、DSP基板24a内の画像メモリ
62aのアドレスを出力して、側面画像データを順次画
像メモリ62aに記憶していく。第2検査部13b(S
t.2)においては、カメラコントローラ基板23bが
カメラ9bを制御して半導体パッケージ1の上面画像を
取り込むと共に、DSP基板24b1,24b2,24
b3内の画像メモリ62b1,62b2,62b3のア
ドレスを出力して、上面画像データをDSP基板24b
1,24b2,24b3内の画像メモリ62b1,62
b2,62b3に同時に記憶させる。第3検査部13c
(St.3)においても、同様にカメラコントローラ基
板23cがカメラ9cを制御して半導体パッケージ1の
下面画像を取り込むと共に、DSP基板24c1,24
c2内の画像メモリ62c1,62c2のアドレスを出
力して、下面画像データをDSP基板24c1,24c
2内の画像メモリ62c1,62c2に同時に記憶させ
る。
【0017】CPU基板22は、各検査部13a〜13
cのカメラコントローラ基板23a,23b,23cを
監視し、画像取り込みが終了した検査部13a〜13c
に対して検査スタート指令をDSP基板24に出力す
る。検査スタート指令を受けたDSP基板24は、内部
の処理ユニット63により画像メモリ62内の画像デー
タを用いて検査を開始する。このため、第2検査部13
b(St.2)においては、DSP基板24b1,24
b2,24b3内の画像メモリ62b1,62b2,6
2b3に同時に同一の上面画像データを記憶させると共
に、DSP基板24b1,24b2,24b3内の処理
ユニット63b1,63b2,63b3により並行して
検査処理を行うことができる。また、第3検査部13c
(St.3)においては、DSP基板24c1,24c
2内の画像メモリ62c1,62c2に同時に同一の上
面画像データを記憶させると共に、DSP基板24c
1,24c2内の処理ユニット63c1,63c2によ
り並行して検査処理を行うことができる。すなわち、半
導体パッケージ1の外観検査の並行処理が、DSP基板
24の枚数分だけ可能となり、検査項目の追加削除がD
SP基板24の基板枚数の増減で対処可能となる。
【0018】図2は半導体パッケージ外観検査装置の機
構部3における半導体パッケージ1の移動手順等を示す
ブロック説明図である。図2に示すように機構部3は、
ローダ11、リード修正部12、3つの検査部13a,
13b,13cを持つ検査部13、アンローダ14、回
転移動部15、搬送反転部16等から構成されている。
機構部3のローダ11から供給されリード修正部12
で予めリード修正された被検査物たる半導体パッケージ
1は、検査部13の第1検査部13a,第2検査部13
b,第3検査部13cにおいて位置決めされ、それぞれ
所定の外観検査が実施される。半導体パッケージ1のロ
ーダ11からリード修正部12までの搬送、リード修正
部12から第1検査部13aまでの搬送、第1検査部1
3aから第2検査部13bまでの搬送、第2検査部13
bから第3検査部13cまでの搬送、第3検査部13c
からアンローダ14までの搬送は、搬送部によって行わ
れる。また、第2検査部13bと第3検査部13cとの
間、及び第3検査部13cとアンローダ14との間には
半導体パッケージ1を反転させる反転部がある。この半
導体パッケージ1の移動は、例えばコンベア等の搬送手
段やモータ等の反転手段によって行なわれ、これらは機
構制御部4によって制御されている。また、機構制御部
4と画像処理装置2との間は同期をとるために交信して
いる。
【0019】図3は被検査物である半導体パッケージ1
の1例を示す外観図である。図3に示す半導体パッケー
ジ1aは、パッケージ名称がフラットパッケージと呼ば
れる半導体パッケージであり、リード91aがガルウィ
ングと称される形態を示す。このガルウィングの形態で
もリード91aはパッケージ92aから4方向に(4辺
から)出るものと2方向に(2辺から)出るものとがあ
り、またリード91aの本数や長さが異なった様々な品
種がある。92aは樹脂封止されたパッケージ部を示
す。93aは半導体パッケージ1aの方向性を示すイン
デックスである。94aは半導体パッケージ1aを樹脂
封止金型から突出して取り出す際、パッケージ部92a
の表面に残るイジェクタピンの跡を示す。95aはマー
クや製品番号等がパッケージ部92aの表面に刻印(マ
ーキング)された領域を示す。図4は被検査物である半
導体パッケージ1の他の例を示す外観図である。図4に
示す半導体パッケージ1bは、リード91bがJリード
と称される形態を示す。このJリードの形態でもリード
91bはパッケージ92bから4方向に(4辺から)出
るものと2方向に(2辺から)出るものとがあり、また
リード91bの本数や長さや幅やピッチが異なった様々
な品種がある。92bは樹脂封止されたパッケージ部を
示す。93bは半導体パッケージ1bの方向性を示すイ
ンデックスである。94bは半導体パッケージ1bを樹
脂封止金型から突出して取り出す際、パッケージ部92
bの表面に残るイジェクタピンの跡を示す。95bはマ
ークや製品番号等がパッケージ部92bの表面に刻印
(マーキング)された領域を示す。
【0020】このように半導体パッケージ1としては、
ガルウィングの形態(QFP,SOP)とJリードの形
態(PLCC,SOJ)とに大別され、それぞれにおい
て4方向に(4辺から)に出るものと2方向に(2辺か
ら)出るものとに分けられ、更に夫々においてリードピ
ッチやリード幅やリード長さやリード本数(ピン数)が
異なるものがある。従って、このような多品種の半導体
パッケージに対して検査できることが望まれる。図5
(a)、(b)、(c)は、図1及び図2の検査部13
のそれぞれ第1検査部13a,第2検査部13b,第3
検査部13cにおける被検査対象物の半導体パッケージ
1とカメラ9との位置関係を示す斜視図である。図5に
おいて、図5(a)に示す第1検査部13aの位置関係
では、半導体パッケージ1の側面方向にカメラ9が配置
されており、回転移動部15により半導体パッケージ1
を載置したθ・Yテーブルを回転、移動して、リードの
平坦度等のリード形状検査、パッケージ側面のボイド等
のモールド表面検査、リード根本部分の半田付着等のリ
ード表面検査、リード間のリードから突出したバリやリ
ードに付着した導電性異物を検査するリード間異物検査
が行われる。図5(b)に示す第2検査部13bの位置
関係では、半導体パッケージ1の上方にカメラ9が配置
されており、主としてパッケージ表面のボイド、異物付
着、パッケージの欠け/くぼみ、パッケージクラック等
のモールド表面検査、パッケージの大幅な欠けを検査す
るモールド形状検査、マーキング状態を検査するマーク
検査、リードのピッチや曲がりを検査するリード形状検
査、リードの打痕等を検査するリード表面検査、リード
間のリードから突出したバリやリードに付着した導電性
異物を検査するリード間異物検査が行われる。図5
(c)に示す第3検査部13cの位置関係では、反転さ
れた半導体パッケージ1の上方にカメラ9が配置されて
おり、半導体パッケージ1の裏面側からマーク検査を除
く図5(b)に示した第2検査部13bでのものと同様
の検査項目(マーク検査を除く)を実施する。
【0021】図6は画像入力方法とその光学系の構造図
である。図6において、被検査物の半導体パッケージ1
に対して上方に反射光を受光可能な位置に、カメラ等の
撮像手段9と、光を照射する1段または複数段のリング
状の照明装置からなる照明手段7とが設置され、他方に
半導体パッケージ1のパッケージ部92を吸着保持する
チャック部17aを有し、照明手段7からの光による半
導体パッケージ1の背面からの反射光をカメラ9に戻さ
ないための一定角度のテーパを持つ円錐状の背面17b
を成す検査ステージ17が設置されている。即ち、検査
ステージ17に設けられた円錐状の背面17bにより上
方からの照明光が全反射しても、その反射光は撮像手段
(カメラ)9に戻らないため、撮像した画像の背景は暗
くなり、半導体パッケージ1の画像に対して良好なコン
トラストが得られる。そして照明手段7によって適切に
照明された半導体パッケージ1を撮像手段9によって撮
像し、この撮像画像信号83がカメラコントローラ基板
23の画像入力となる。このとき、撮像手段9は、カメ
ラコントローラ基板23からガルバノミラー32の揺動
を駆動制御するガルバノモータ31へのミラー制御信号
82によりガルバノミラー32の動作が制御され、カメ
ラコントローラ基板23の出力のクロック81に同期し
てリニアセンサ33から2次元の画像信号83を出力す
る。即ち、ガルバノミラー32の走査とリニアセンサ3
3による自己走査によって、撮像手段(カメラ)9か
ら、被検査物である半導体パッケージ1に対する最大視
野サイズを51.2mm×51.2mmと想定し、分解
能25μmを得るために2048画素×2048画素か
らなる2次元の画像信号83を得てカメラコントローラ
基板23に入力するように構成している。そして、カメ
ラコントローラ基板23において、入力された2次元の
画像信号83をA/D変換回路において2次元のディジ
タル画像信号に変換して、画像メモリアドレスを付与し
て画像バス29を介してDSP基板24に送信される。
またカメラコントローラ基板23は、システムバス21
から得られる指令信号に基づいてカメラ9による撮像を
すべく、ミラー制御信号82およびクロック信号81を
発生するように構成されている。
【0022】図7はカメラ9の構成を示す説明図であ
る。即ちカメラ9は、レンズ30、ガルバノミラー3
2、ガルバノモータ31、リニアセンサ33などから構
成されている。リニアセンサ33は、被検査物である半
導体パッケージ1の最大視野サイズを51.2mm×5
1.2mmと想定し、分解能25μmを得るために20
48×1画素のリニアセンサとしている。半導体パッケ
ージ1で反射した光は、レンズ30を通過し、ガルバノ
ミラー32で反射しリニアセンサ33に結ばれる。この
リニアセンサ33の光軸上に入れたガルバノミラー32
の角度を、ミラー制御信号82をガルバノモータ31に
与えることによって変化させ、これによって半導体パッ
ケージ1のY軸方向の走査を行いリニアセンサ33で撮
像する。このように、リニアセンサ33でX軸方向の撮
像を行い、プログラマブルにガルバノミラー32の角度
を変化させることによってY軸方向の走査を行う。それ
によって、半導体パッケージ1の平面画像がリニアセン
サ33で撮像される。カメラコントローラ基板23はガ
ルバノミラー32の角度変化と同期して、クロック81
をカメラ9に出力しているので、このクロック81に同
期して画像信号83を取り込めば、ガルバノミラー32
の角度変化と同期した画像がカメラコントローラ基板2
3に取り込める。
【0023】図8はDSP基板24の構成の一実施の形
態を示すブロック図である。DSP基板24は、カメラ
コントローラ基板23が画像バス29に出力した画像メ
モリアドレス85と画像データを受信し、画像メモリ6
2に記憶すると共に、処理ユニット63でこの画像デー
タを使用して半導体パッケージ1の検査を行うことを目
的とする基板である。DSP基板24は、画像バス29
から画像データと画像アドレス85とを受信する画像バ
スI/F68、基板内部のローカルバス61、半導体パ
ッケージ1の画像データを記憶する画像メモリ62、処
理ユニットであるDSP(Digital Signal Processor)
63、システムバスI/F67、DSP63のプログラ
ムを格納するプログラムメモリ64、DSP63が処理
する検査条件等を格納するデータメモリ65、システム
バス21を使用してCPU基板22と交信するためのデ
ュアルポートメモリ66、モニタバス84を介してモニ
タTV10に表示する画像メモリ62の内容及び検査範
囲枠(検査マスク)のデータも含む検査条件を設定・変
更するためのメニュー情報等を記憶するビデオRAM6
9、及びモニタバスI/F(ビデオRAMI/F)7
0、検査範囲枠(検査マスク)のデータ等を格納するマ
スクメモリ73から構成されている。
【0024】このDSP基板24の動作を説明する。カ
メラコントローラ基板23から画像バス29経由でDS
P基板24に転送された半導体パッケージ1の画像デー
タは、画像メモリ62の画像アドレス85で示されるア
ドレスに記憶される。CPU基板22は被検査物の半導
体パッケージ1の画像データをDSP基板24の画像メ
モリ62に記憶後、デュアルポートメモリ66に検査ス
タート指令フラグを書き込むことにより検査開始をDS
P(処理ユニット)63に指示する。DSP63は、デ
ュアルポートメモリ66からスタート指令を読み込む
と、画像メモリ62に記憶された半導体パッケージ1の
画像データを使用し、検査(画像処理)を開始する。D
SP基板24は、基板毎に画像メモリ62と処理ユニッ
ト(DSP)63の対を有しているので、半導体パッケ
ージ1の検査はDSP基板24毎に行うことができる。
従って、カメラコントローラ基板23から伝送された同
一の画像データを使用して、DSP基板24毎に別個の
検査項目を並行して検査できる。
【0025】DSP基板24内の検査(画像処理)が終
了すると、DSP63は検査結果と検査終了フラグをデ
ュアルポートメモリ66に書き込む。CPU基板22
は、例えば第2検査部13b内の3枚のDSP基板24
b1,24b2,24b3の全てが検査終了になるのを
監視し、全てが検査終了になった時その半導体パッケー
ジ1に対する第2検査部13bの検査は終了したとす
る。なおこれは、第1,第3検査部13a,13cに対
しても同様である。DSP基板24には、検査状態およ
び検査条件をモニタTV10に表示する機能が具備され
ている。DSP63がビデオRAM69に表示したい画
像を書き込み、この内容がモニタバスI/F70を通し
てモニタTV10へ送出されて表示される。この表示
時、画像メモリ62は2048画素×2048画素の半
導体パッケージ画像を有しているが、通常のモニタTV
10は512画素×512画素しか表示出来ないので、
半導体パッケージ1の全体像を表示するときには、画像
メモリ62内の画像データを間引いてビデオRAM69
に書き込み表示しなくてはならない。半導体パッケージ
1の部分像をそのまま表示するときは、画像メモリ62
内の画像データを間引かずビデオRAM69に書き込
む。このときは、2048画素×2048画素の画像デ
ータの中の512画素×512画素しか表示出来ない。
全体像を表示するか部分像を表示するかは、DSP63
のプログラムで決めることができ、通常の状態表示時は
全体像を、不良検出時は不良検出個所の部分画像を表示
する。またモニタTV10は、具体的には後述するよう
に検査範囲枠(検査マスク)を設定するなど検査条件の
設定や変更に用いられる。
【0026】ところで、半導体パッケージ外観検査装置
(システム)に投入される半導体パッケージ1の品種
は、前述した通り様々なもの(ガルウィング型、Jリー
ド型、リードが4辺から出るもの(4辺)、リードが2
辺から出るもの(2辺)、リードの本数(ピン数)や長
さが異なったもの等)がある。一方、第1検査部(S
t.1)13a、第2検査部(St.2)13b、第3
検査部(St.3)13cの各々は、投入される様々な
品種の半導体パッケージ1に対応させて様々な検査項目
について検査する必要がある。ハードディスク(HD)
26やフレキシブルディスクドライブ(FDD)27等
の外部記憶装置には、検査項目毎の処理プログラムが多
種の検査項目に亘って処理プログラム群として格納され
ている。
【0027】そこで、図9に示すように、入出力端末6
等から、第1検査部(St.1:側面検査)13a、第
2検査部(St.2:上面検査)13b、第3検査部
(St.3:下面検査)13cの各々において必要とす
る検査項目を入力指定する(ステップ901)ことによ
って、CPU22は外部記憶装置26、27に格納され
たた処理プログラム群から各検査部における検査項目に
対応する処理プログラムを選択して抽出し(ステップ9
02)、システムバス21を介して送信して各検査部の
DSP基板24のプログラムメモリ64にロードする
(ステップ903)。また半導体パッケージ外観検査装
置(システム)に投入される半導体パッケージ1の品種
の情報についても、入出力端末6等から入力されて外部
記憶装置26、27に格納される。そして半導体パッケ
ージ外観検査装置(システム)に投入される半導体パッ
ケージ1のIDが入出力端末6等から指定されると、C
PU22は、この半導体パッケージ1のIDに関する半
導体パッケージ1の品種の情報が外部記憶装置26、2
7から読み出してシステムバス21を介して送信して各
検査部のDSP基板24のデータメモリ65にロードす
る。
【0028】このように、CPU22は、カメラコント
ローラ23、DSP基板24、および照明コントローラ
&I/O25をシーケンシャルに制御することになる。
即ち、CPU22は、画像取り込み指令をシステムバス
21を介して各検査部13のカメラコントローラ基板2
3に送信する。各検査部13のカメラコントローラ基板
23は、カメラ9により半導体パッケージ1の画像を取
り込み、A/D変換した後、画像データ29を各検査部
13のDSP基板24に転送して画像メモリ62に格納
する。CPU22は、各検査部13のカメラコントロー
ラ基板23を監視し、画像取り込み終了を確認後、DS
P基板24に検査スタート指令を出す。DSP基板24
は、画像メモリ62に格納された画像データに対して各
々異種の検査項目の検査を行う。CPU22は、各検査
部13における検査が終了すると機構制御部4と交信し
て半導体パッケージ1の搬送,反転を行わせる。またC
PU22は、各検査部13のDSP基板24において得
られる検査結果をシステムバス21介して受信して例え
ば入出力端末6に対して出力する。前記した如く、半導
体パッケージの外観検査装置において、画像処理装置2
はソフトウェア全体を管理するCPU部22と実際に検
査を行うDSP部24からなっている。
【0029】次に、第1検査部13aのDSP部24a
におけるDSP63が行う検査の内容について図10を
用いて説明する。まずステップ101において、リード
修正部12でリードの曲げが修正された半導体パッケー
ジ1が第1検査部13aの検査ステージ17に搬入され
て保持される。ステップ102において、図5(a)に
示すように検査ステージを構成するθ(回転)・Yステ
ージが機構制御部4によって駆動制御されて半導体パッ
ケージ1の4辺の側面がカメラ1によって撮像され、図
11に示す4つの側面濃淡画像が得られる。ステップ1
03において、4つの側面濃淡画像の各々から、全ての
リードについて先端の下端位置(下端座標)を検出す
る。角部のリードについては、一方の側面濃淡画像にお
いてはサイドリードとして検出されるので先端の下端位
置(最下点位置)は、重複して検出される。この際半導
体パッケージの品種に応じてピン数(リード数)、リー
ド幅、2辺または4辺等が変わるので、半導体パッケー
ジのIDから対応するピン数(リード数)、リード幅、
2辺または4辺等のデータをデータメモリ65から読み
出してこれらのデータを用いて、4つの側面濃淡画像の
各々から、全てのリードについて先端の下端位置(下端
座標)を検出することになる。リードの先端は背景より
明かる検出されるから先端の下端位置(下端座標)を検
出することができる。サイドリードについても、背景よ
り明るく検出されるので、最下点位置を検出できる。次
に4つの側面濃淡画像から得られる同一リードの下端座
標の合わせ込みを行って4つの側面濃淡画像に対して設
定される基準座標系を合わせる。ステップ104におい
て、合わせられた基準座標系で少なくとも3個所のリー
ドの下端座標を結ぶことによって仮想平面121を作成
する。ステップ105において、仮想平面121に対す
る全てのリードの先端の下端のずれ量δを算出し、この
算出されたずれ量が許容範囲内にあるかどうかを検査す
る平坦度の検査と、パッケージ(モールド)の下面が仮
想平面121に対して許容値以上間隔hが空いているス
タンドオフ検査とが行われる。半導体パッケージの品種
に応じてパッケージ寸法が変わるので、パッケージ(モ
ールド)の下面を側面濃淡画像から算出する際、半導体
パッケージのIDから対応するパッケージ寸法をデータ
メモリ65から読み出してこのデータを用いる。次に全
てのリードについてその表面の傷、異物付着等を検査を
行う。即ち、ステップ106において、モニタ10に表
示される4つの側面濃淡画像の各々に対して、画面上に
おいてリード表面を示す領域に対して検査範囲枠をマウ
ス等の入力手段を用いて設定する。この検査範囲枠の設
定は、CPU22において実行しても良い。続いてステ
ップ107において、DSP63は、設定された検査範
囲枠内における濃淡画像信号に対して傷、異物付着等を
顕在化する画像処理を施して(例えば所定の閾値で2値
化画像信号に変換して)、傷、異物付着等を顕在化した
信号を得てこの面積等を求めることによってリード表面
検査を行う。次にパッケージの側面についてその表面の
ボイド、欠け、クラック、傷、汚れ等を検査を行う。即
ち、ステップ108において、モニタ10に表示される
4つの側面濃淡画像の各々に対して、画面上においてパ
ッケージの側面を示す領域に対して検査範囲枠をマウス
等の入力手段を用いて設定する。このとき、インデック
スの位置と大きさのデータを用いる。この検査範囲枠の
設定は、CPU22において実行しても良い。続いてス
テップ109において、DSP63は、設定された検査
範囲枠内における濃淡画像信号に対してボイド、欠け、
クラック、傷、汚れ等を顕在化する画像処理を施して
(例えば所定の閾値で2値化画像信号に変換して)、ボ
イド、欠け、クラック、傷、汚れ等を顕在化した信号を
得てこの面積等を求めることによってパッケージ表面検
査を行う。次にリード間において導電性異物付着等を検
査を行う。即ち、ステップ110において、モニタ10
に表示される4つの側面濃淡画像の各々に対して、画面
上においてリード間を示す領域に対して検査範囲枠をマ
ウス等の入力手段を用いて設定する。この検査範囲枠の
設定は、CPU22において実行しても良い。続いてス
テップ111において、DSP63は、設定された検査
範囲枠内における濃淡画像信号に対して導電性異物付着
等を顕在化する画像処理を施して(例えば所定の閾値で
2値化画像信号に変換して)、導電性異物付着等が存在
するか否かを判定してリード間の異物検査を行う。
【0030】次に、第2検査部13bのDSP部24b
1〜24b3におけるDSP63が行う検査の内容につ
いて図13を用いて説明する。まずステップ131にお
いて、第1検査部13aで側面が検査された半導体パッ
ケージ1が第2検査部13bの検査ステージ17に搬入
されて保持される。ステップ132において、図5
(b)に示すように検査ステージ17に保持された半導
体パッケージ1の上面がカメラ1によって撮像され、上
面濃淡画像が得られる。ステップ133〜ステップ13
9については、DSP部24b1において実行される。
ステップ133において、上面濃淡画像からパッケージ
の概略位置を算出し、算出されたパッケージの概略位置
からリードの部分の濃淡画像が順次図14に示す検出ウ
インドウによって全てのリードに亘って切りだされる。
このステップ133には、半導体パッケージの品種によ
って決まっているパッケージ寸法が用いられる。次にス
テップ134において、順次切り出された検出ウインド
ウの濃淡画像からパッケージにおける角部のエッジ座標
を算出し、それを直線で結ぶことによってパッケージの
直線エッジ座標を算出し、各リードの先端の座標を算出
すると共に各リードの幅方向のエッジの座標をリードの
長手方向に亘って複数点について算出するリード座標検
出である。この際半導体パッケージの品種に応じてピン
数(リード数)、リード幅、2辺または4辺等が変わる
ので、半導体パッケージのIDから対応するピン数(リ
ード数)、リード幅、2辺または4辺等のデータをデー
タメモリ65から読み出して用いられる。次にステップ
135において、上記算出されたパッケージの直線エッ
ジ座標から各リードの先端の座標までの長さlを算出す
ることによって並設された多数のリードに亘ってのリー
ドの長さの不揃いを算出し、このリードの長さの不揃い
が許容値以内であるか否かの検査が行われる。更にステ
ップ135において、上記算出された各リードについて
長手方向に亘って複数点からなる幅方向のエッジの座標
からリードの中心線を求め、これら各リードの中心線の
間隔pを算出し、この算出されたリードの間隔が許容値
以内であるか否かの検査が行われると共に各リードの中
心線のパッケージの直線に対する直角度の検査も行われ
る。次に全てのリードについてその表面の傷、異物付着
等を検査を行う。即ち、ステップ136において、モニ
タ10に表示される検出ウインドウで切り出された上面
濃淡画像に対して、画面上においてリード表面を示す領
域に対して検査範囲枠をマウス等の入力手段を用いて設
定する。この検査範囲枠の設定は、CPU22において
実行しても良い。続いてステップ137において、DS
P63は、設定された検査範囲枠内における濃淡画像信
号に対して傷、異物付着等を顕在化する画像処理を施し
て(例えば所定の閾値で2値化画像信号に変換して)、
傷、異物付着等を顕在化した信号を得てこの面積等を求
めることによってリード表面検査を行う。次にリード間
において導電性異物付着等を検査を行う。即ち、ステッ
プ138において、モニタ10に表示される検出ウイン
ドウで切り出された上面濃淡画像に対して、画面上にお
いてリード間を示す領域に対して検査範囲枠をマウス等
の入力手段を用いて設定する。この検査範囲枠の設定
は、CPU22において実行しても良い。続いてステッ
プ139において、DSP63は、設定された検査範囲
枠内における濃淡画像信号に対して導電性異物付着等を
顕在化する画像処理を施して(例えば所定の閾値で2値
化画像信号に変換して)、導電性異物付着等が存在する
か否かを判定してリード間の異物検査を行う。
【0031】ステップ140〜ステップ142について
は、DSP部24b2において実行される。ステップ1
40において、上面濃淡画像からパッケージの概略位置
を算出し、算出されたパッケージの概略位置からパッケ
ージの上面の濃淡画像が順次検出ウインドウによって切
りだされる。ステップ141において、順次切り出され
た検出ウインドウの濃淡画像からパッケージ上面に形成
されたマークブロックを検出する。ステップ142にお
いて、マークブロックに刻印されたマークについて文字
認識してマークの検査が行われる。ステップ144〜ス
テップ146については、DSP部24b3において実
行される。ステップ144において、ステップ140と
同様に上面濃淡画像からパッケージの概略位置を算出
し、算出されたパッケージの概略位置からパッケージの
上面の濃淡画像が順次検出ウインドウによって切りださ
れる。ステップ145において、モニタ10に表示され
る検出ウインドウで切り出された上面濃淡画像に対し
て、画面上においてパッケージの上面においてマークブ
ロック、インデックスおよびイジェクトピン跡を除いた
領域に対して検査範囲枠をマウス等の入力手段を用いて
設定する。この検査範囲枠の設定は、CPU22におい
て実行しても良い。上記検査範囲枠の設定には、ステッ
プ141で検出されたマークブロックの位置データ、イ
ンデックスの位置と大きさのデータおよびイジェクトピ
ンの位置と大きさのデータが用いられる。ステップ14
6において、DSP63は、設定された検査範囲枠内に
おける濃淡画像信号に対してボイド、欠け、クラック、
傷、汚れ等を顕在化する画像処理を施して(例えば所定
の閾値で2値化画像信号に変換して)、ボイド、欠け、
クラック、傷、汚れ等を顕在化した信号を得てこの面積
等を求めることによってパッケージ表面検査を行う。
【0032】次に、第3検査部13cのDSP部24c
1〜24c2におけるDSP63が行う検査の内容につ
いて図15を用いて説明する。まずステップ151にお
いて、第2検査部13bで上面が検査された半導体パッ
ケージ1が第3検査部13cの検査ステージ17に反
転、搬入されて保持される。ステップ152において、
図5(c)に示すように検査ステージ17に保持された
半導体パッケージ1の裏面がカメラ1によって撮像さ
れ、裏面濃淡画像が得られる。ステップ153〜ステッ
プ159については、DSP部24c1において実行さ
れる。ステップ153において、裏面濃淡画像からパッ
ケージの概略位置を算出し、算出されたパッケージの概
略位置からリードの部分の濃淡画像が順次図14に示す
検出ウインドウによって全てのリードに亘って切りださ
れる。このステップ153には、半導体パッケージの品
種によって決まっているパッケージ寸法が用いられる。
次にステップ154において、順次切り出された検出ウ
インドウの濃淡画像からパッケージにおける角部のエッ
ジ座標を算出し、それを直線で結ぶことによってパッケ
ージの直線エッジ座標を算出し、各リードの先端の座標
を算出すると共に各リードの幅方向のエッジの座標をリ
ードの長手方向に亘って複数点について算出するリード
座標検出である。この際半導体パッケージの品種に応じ
てピン数(リード数)、リード幅、2辺または4辺等が
変わるので、半導体パッケージのIDから対応するピン
数(リード数)、リード幅、2辺または4辺等のデータ
をデータメモリ65から読み出して用いられる。次にス
テップ155においては、半導体パッケージがJリード
の場合に実行される。ステップ155において、上記算
出されたパッケージの直線エッジ座標から各リードの先
端の座標までの長さlを算出することによって並設され
た多数のリードに亘ってのリードの長さの不揃いを算出
し、このリードの長さの不揃いが許容値以内であるか否
かの検査が行われる。更にステップ155において、上
記算出された各リードについて長手方向に亘って複数点
からなる幅方向のエッジの座標からリードの中心線を求
め、これら各リードの中心線の間隔pを算出し、この算
出されたリードの間隔が許容値以内であるか否かの検査
が行われると共に各リードの中心線のパッケージの直線
に対する直角度の検査も行われる。次に全てのリードに
ついてその表面の傷、異物付着等を検査を行う。即ち、
ステップ156において、モニタ10に表示される検出
ウインドウで切り出された裏面濃淡画像に対して、画面
上においてリード表面を示す領域に対して検査範囲枠を
マウス等の入力手段を用いて設定する。この検査範囲枠
の設定は、CPU22において実行しても良い。続いて
ステップ157において、DSP63は、設定された検
査範囲枠内における濃淡画像信号に対して傷、異物付着
等を顕在化する画像処理を施して(例えば所定の閾値で
2値化画像信号に変換して)、傷、異物付着等を顕在化
した信号を得てこの面積等を求めることによってリード
表面検査を行う。次にリード間において導電性異物付着
等を検査を行う。即ち、ステップ158において、モニ
タ10に表示される検出ウインドウで切り出された裏面
濃淡画像に対して、画面上においてリード間を示す領域
に対して検査範囲枠をマウス等の入力手段を用いて設定
する。この検査範囲枠の設定は、CPU22において実
行しても良い。続いてステップ159において、DSP
63は、設定された検査範囲枠内における濃淡画像信号
に対して導電性異物付着等を顕在化する画像処理を施し
て(例えば所定の閾値で2値化画像信号に変換して)、
導電性異物付着等が存在するか否かを判定してリード間
の異物検査を行う。
【0033】ステップ160〜ステップ162について
は、DSP部24c2において実行される。ステップ1
60において、裏面濃淡画像からパッケージの概略位置
を算出し、算出されたパッケージの概略位置からパッケ
ージの裏面の濃淡画像が順次検出ウインドウによって切
りだされる。ステップ161において、モニタ10に表
示される検出ウインドウで切り出された裏面濃淡画像に
対して、画面上においてパッケージの上面において、イ
ンデックスおよびイジェクトピン跡を除いた領域に対し
て検査範囲枠をマウス等の入力手段を用いて設定する。
この検査範囲枠の設定は、CPU22において実行して
も良い。上記検査範囲枠の設定には、インデックスの位
置と大きさのデータおよびイジェクトピンの位置と大き
さのデータが用いられる。ステップ162において、D
SP63は、設定された検査範囲枠内における濃淡画像
信号に対してボイド、欠け、クラック、傷、汚れ等を顕
在化する画像処理を施して(例えば所定の閾値で2値化
画像信号に変換して)、ボイド、欠け、クラック、傷、
汚れ等を顕在化した信号を得てこの面積等を求めること
によってパッケージ表面検査を行う。
【0034】次にパッケージの表面におけるボイド、欠
け、クラック、傷、汚れ等の検査について図16および
図17を用いて具体的に説明する。図17には、正常な
パッケージの表面の明るさ(濃度)の分布とパッケージ
表面に存在する傷や汚れや異物等における明るさ(濃
度)の分布とパッケージ表面に存在するボイド、欠け、
クラック等における明るさ(濃度)の分布とを示す。正
常なパッケージの表面の明るさ(濃度)は、ほぼ正規分
布で分布することになる。一方、パッケージ表面に存在
する傷や汚れや異物等の分布は、明るい方にシフトして
得られる。パッケージ表面に存在するボイド、欠け、ク
ラック等の分布は、逆に暗い方にシフトして得られる。
そこで、ステップ164において設定された検査範囲枠
内の濃淡画像信号に対して、ステップ165において閾
値TH1で2値化することによってボイド、欠け、クラ
ック等についてはより多く黒(暗く)として検出され、
パッケージの表面はほとんどが白く(明るく)検出され
る。ステップ166において黒の画素数を係数し(黒の
面積を算出し)、ステップ167において判定値と比較
することによってボイド、欠け、クラック等について検
査することができる。そして、ステップ168において
閾値TH2で2値化することによって傷や汚れや異物等
についてはより多く白として検出され、パッケージの表
面はほとんどが黒く検出される。ステップ169におい
て白の画素数を係数し(白の面積を算出し)、ステップ
170において判定値と比較することによって傷や汚れ
や異物等について検査することができる。またリードの
表面についても、傷、異物付着等による濃度(明かる)
の分布は、正常なリード表面の濃度(明かる)の分布よ
り暗い方かまたは明かる方に大幅にシフトして得られる
ので、図16に示すのと同様な処理によって、リード表
面に存在する傷、異物付着等について検査することがで
きる。
【0035】次に前述した検査範囲枠の設定方法の一実
施の形態について説明する。図18には、画像処理装置
2におけるソフトウェアの全体構成(機能構成)の一実
施の形態を示す。画像処理装置2は、ソフトウェア全体
を管理するCPU部22とリード、パッケージ(モール
ド)等の検査を行うDSP部24とにより構成される。
CPU部22は、全体を制御する認識部タスク181が
あり、M/C(メカコントローラ)マネージャ182で
M/C4、25との通信を行い、パソコンマネージャ1
83でパソコン6との通信をRS232Cにより行い、
また、シーケンスマネージャ184は各DSP24a〜
24cに対する制御を行い、メニューマネージャ185
は、本発明に係る検査条件の設定・変更メニューの動作
を行う。認識部タスク181と各シーケンスタスク18
6a〜186cはタスクインターフェースエリア187
により通信を行う。検査条件設定メニューはマウスによ
り動作し、マウスコントローラ188によりマウスの各
機能の制御を行い、マウスドライバ189によりマウス
を操作する。マウスインターフェースエリア190は認
識部タスク181とマウスコントローラ188との通信
に使用され、マウスドライバインターフェースエリア1
91はマウスコントローラ188とシステムバス21及
びDSP24を介してモニタ10に接続されるマウスド
ライバ189との通信に使用する。また、イニシャライ
ズタスク192は、システムのイニシャライズを行う。
各シーケンスタスク186a〜186cとDSPプログ
ラム193a〜193cは、各DSP24a〜24cの
インターフェーステーブル194a〜194cにより通
信を行う。
【0036】図19にCPU部22における検査条件の
設定処理及び変更処理についての処理手順を示す。検査
実行時にパソコン6からの処理中断要求(ステップ20
1)により、認識部タスク181は中断処理(ステップ
202)を行う。パソコン6から検査条件変更を指示す
る(ステップ203)と認識部タスク181が受信し
(ステップ204)、図20に示すメインメニューがモ
ニタ10に表示される(ステップ205)。メインメニ
ューにおいてマウス10aからマウスドライバ189お
よびマウスコントローラ188を介しての入力により
(ステップ206)、認識部タスク181はリード、パ
ッケージ(モールド)検査条件の設定・変更メニュー
(ステップ209)、マーク検査条件の設定・変更メニ
ュー(ステップ207)、メニュー終了(ステップ21
7)の処理が行われる。認識部タスク181はリード、
パッケージ(モールド)検査条件の設定・変更メニュー
ではメニューをモニタ10に表示し、各DSP24a、
24b、24cに対してインターフェーステーブル19
4a〜194c(画像メモリ62、データメモリ65お
よびマスクメモリ73)からデータをロードし(ステッ
プ210)、濃淡画像及び2値化画像(処理画像)と現
在使用されている数値(現在数値、画像の表示)をモニ
タ10に表示するように制御する(ステップ211)。
認識部タスク181は、ステップ212において、モニ
タ10に表示された画面(濃淡画像及び2値化画像(処
理画像)と現在使用されている数値(現在数値、画像の
表示))に対するデータ変更、確認、中止の指示をマウ
ス10aを用いて行う。即ちデータ変更を、マウス10
aからマウスドライバ189およびマウスコントローラ
188を介しての入力により、認識部タスク181は、
変更数値をインターフェーステーブル194a〜194
cに格納し(ステップ213)、DSP24a〜24c
により、数値に応じた画像を表示するように制御する
(ステップ214)。認識部タスク181は、変更終了
後ステップ212においてマウス10aを用いて確認す
ると、変更されたデータ(数値)がデータメモリ65お
よびマスクメモリ73に保存されるように制御し(ステ
ップ215)、メインメニューに戻る(ステップ21
6)。パソコン6から処理再開217を指示すると認識
部タスク181が検査の再開を行う(ステップ21
8)。
【0037】次に、認識部タスク181がステップ20
5において処理する検査条件の設定・変更メニューにお
けるメインメニューの処理手順を図21を用いて説明す
る。まず認識部タスク181は、ステップ221におい
てモニタ1分割画面にするように制御する。次に認識部
タスク181は、ステップ222においてモニタ10の
画面全体に対して図20に示すウィンドウをウインドウ
ファイル(ビデオRAM)69から読出して表示するよ
うに制御する。なお、モニタ10に表示されるメインメ
ニューの画面は、CPU部22からシステムバス21、
デュアルポートメモリ66、ローカルバス61を介して
ビデオRAM69に格納される。認識部タスク181
は、ステップ223においてマウス10aによる入力に
より、ステップ224においてリード、モールドの選択
を行い、ステップ225においてマークの選択を行い、
ステップ226において終了を選択すると画面クリアが
行なわれて処理が終了するように制御する。ステップ2
24においてリード、モールドの選択を行うと半導体パ
ッケージの品種も含めて検査項目(例えば半導体パッケ
ージの品種、リードについては側面、上面、下面、リー
ド表面、リード間、パッケージについては側面、上面、
下面)に応じた検査エリアの設定・変更メニューを実行
することになる。ステップ225においてマークの選択
を行うとマーク設定メニューを実行することになる。ス
テップ226において終了を選択すると画面クリアが行
なわれてモニタ4分割に移行する。
【0038】次に、認識部タスク181がステップ20
9〜215において処理する検査条件の設定・変更メニ
ューにおけるリードの表面検査エリアの検査条件の設定
・変更メニューおよびリード間異物検査の検査条件の設
定・変更メニューの処理手順を図22および図23を用
いて説明する。まず、認識部タスク181は、ステップ
231においてモニタ10の画面に対して図24、図2
5に示す4分割のウィンドウをウインドウファイル(ビ
デオRAM)69から読出して表示するように制御す
る。図24は半導体パッケージ1がガルウィング型にお
いて、上面濃淡画像に対してリード表面に検査範囲枠
(検査マスク)を設定する場合を示す。図25は半導体
パッケージ1がガルウィング型において、上面濃淡画像
に対してリード間に検査範囲枠(検査マスク)を設定す
る場合を示す。図24および図25の左上のウィンドウ
161はカメラ9bから取り込まれて画像メモリ62に
記憶された原濃淡画像から検出ウインドウによって切り
出された原濃淡画像であり、右上のウィンドウ262は
DSP63が原濃淡画像を閾値で2値化処理し、検査範
囲枠(検査マスク)が設定された処理画像であり、左下
のウィンドウ263は各検査エリアを示す説明図(CP
U部22からシステムバス21、デュアルポートメモリ
66、ローカルバス61を介してビデオRAM69に格
納されて得られる。)であり、右下のウィンドウ264
は現在設定された設定値の表示及び設定値を変更するウ
ィンドウ(CPU部22からシステムバス21、デュア
ルポートメモリ66、ローカルバス61を介してビデオ
RAM69に格納されて得られる。)である。
【0039】次に認識部タスク181は検査エリア設定
ファイルを読み出してグローバルテーブルに保存し(ス
テップ232)、初期データを右下のウィンドウ264
に表示し(ステップ233)、初期画面を右上のウィン
ドウ262および左下のウィンドウ263に表示する
(ステップ234)。マウス10aにより、各アイコン
を選択し(ステップ212)処理する。有効/無効アイ
コン236では指定した検査範囲枠内で検査を行うか行
わないかの切り換えを行い、その結果をインターフェー
ステーブル194(検査条件データメモリ65)に格納
する。
【0040】図24では、各リードの表面について検査
範囲枠AおよびBにおいて傷、異物付着等を検査するた
めに有効とする。検査範囲マージン値設定アイコン23
7では選択された検査範囲(検査マスク)のマージン値
を設定・変更可能にする。基準位置設定アイコン239
ではリード表面に対する検査範囲枠をリード中心から設
定するかリード端から設定するかを設定する。図24で
は、検査範囲枠Aについては、リードの先端座標からの
寸法と、折れ曲がった部分(暗くなる部分)の端から
の寸法と、基準位置をリードの端(幅方向)とした場
合リード端からの寸法または基準位置をリードの中心線
とした場合リードの中心線からの寸法とを設定するこ
とによって決定される。検査範囲枠Bについては、折れ
曲がった部分(暗くなる部分)の端からの寸法と、パ
ッケージの端からの寸法と、基準位置をリードの端
(幅方向)とした場合リード端からの寸法または基準位
置をリードの中心線とした場合リードの中心線からの寸
法とを設定することによって決定される。また閾値ア
イコン238では選択された濃淡画像信号を2値化する
閾値を設定・変更可能にする。閾値において上はパッケ
ージの上辺におけるリード群部分から得られる濃淡画像
信号を2値化信号に変換する閾値を示し、左はパッケー
ジの左辺におけるリード群部分から得られる濃淡画像信
号を2値化信号に変換する閾値を示し、下はパッケージ
の下辺におけるリード群部分から得られる濃淡画像信号
を2値化信号に変換する閾値を示し、右はパッケージの
右辺におけるリード群部分から得られる濃淡画像信号を
2値化信号に変換する閾値を示す。UP、DOWN24
0a〜240cキーで検査範囲マージン値または閾値を
上下させて設定してインターフェーステーブル194
(検査条件データメモリ65およびマスクメモリ73)
に格納し、これら格納された数値に応じてDSP63に
よる画像処理(濃淡画像信号を設定された閾値で2値化
画像信号に変換し、この変換されたリードの表面を示す
2値化画像信号に対して検査範囲枠A1',A2',A
n',B1',B2',Bn'が設定された)された処理画
像262を表示する。そしてこの処理画像262を見て
不適当な場合には、検査範囲マージン値または閾値を修
正する。
【0041】図25では、リード間について検査範囲枠
A,C,E,FおよびGにおいて導電性異物付着等を検
査するために有効とする。検査範囲マージン値設定アイ
コン237では選択された検査範囲(検査マスク)のマ
ージン値を設定・変更可能にする。基準位置設定アイコ
ン239ではリード表面に対する検査範囲枠をリード中
心から設定するかリード端から設定するかを設定する。
図25では、検査範囲枠AおよびEの端(検査範囲枠D
の端)については、リードの先端座標からの寸法を設
定することによって決定される。検査範囲枠Eと検査範
囲枠Fとの境界については、折れ曲がった部分(暗くな
る部分)の端からの寸法を設定することによって決定
される。検査範囲枠Aの中心(検査範囲枠Dの端)およ
び検査範囲枠Aの端については、基準位置をリードの端
(幅方向)とした場合リード端からの寸法または基準位
置をリードの中心線とした場合リードの中心線からの寸
法を設定することによって決定される。検査範囲枠F
と検査範囲枠Gとの境界については、折れ曲がった部分
(暗くなる部分)の端からの寸法を設定することによ
って決定される。検査範囲枠Gの端については、折れ曲
がった部分(暗くなる部分)の端からの寸法を設定す
ることによって決定される。検査範囲枠Cの中心および
端については、基準位置をリードの端(幅方向)とした
場合リード端からの寸法または基準位置をリードの中心
線とした場合リードの中心線からの寸法を設定するこ
とによって決定される。検査範囲枠Dについては、上下
の幅寸法を設定することによって決定される。検査範
囲枠Gについては、左右の幅寸法を設定することによ
って決定される。また閾値アイコン238では選択され
た濃淡画像信号を2値化する閾値を設定・変更可能にす
る。閾値において上はパッケージの上辺におけるリード
群部分から得られる濃淡画像信号を2値化信号に変換す
る閾値を示し、左はパッケージの左辺におけるリード群
部分から得られる濃淡画像信号を2値化信号に変換する
閾値を示し、下はパッケージの下辺におけるリード群部
分から得られる濃淡画像信号を2値化信号に変換する閾
値を示し、右はパッケージの右辺におけるリード群部分
から得られる濃淡画像信号を2値化信号に変換する閾値
を示す。UP、DOWN240a〜240cキーで検査
範囲マージン値または閾値を上下させて設定してインタ
ーフェーステーブル194(検査条件データメモリ65
およびマスクメモリ73)に格納し、これら格納された
数値に応じてDSP63による画像処理(濃淡画像信号
を設定された閾値で2値化画像信号に変換し、この変換
されたリードの表面を示す2値化画像信号に対して検査
範囲枠A1',C1',E'〜G'が設定された)された処
理画像262を表示する。そしてこの処理画像262を
見て不適当な場合には、検査範囲マージン値または閾値
を修正する。
【0042】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、リード間について、検査範囲枠(検査マスク)を小
さな検査範囲枠A,B,Cをつなげて設定するようにし
たので、リードピッチのばらつきやリードの曲がり等の
変形を許容値以内を許容したうえでリードに重なること
無く最適に設定することができ、リード間に存在する導
電性異物等を誤検出することなく高信頼度で検査を実現
することができる。
【0043】STOPキー241は変更値を初期値に戻
すために用いられる。スクロールアイコン242a〜2
42dは濃淡画像261及び処理画像262をスクロー
ルし、確認アイコン215はインターフェーステーブル
194の内容をファイルに保存して検査メニューに戻
し、中止アイコン216ではメインメニューに戻し、全
体表示アイコン243では濃淡画像を全画面に表示す
る。ところで、閾値アイコン238の上、下、左、右は
各半導体パッケージの辺を示し、上辺、左辺が画像表示
されている場合でも、右を指定すればスクロールアイコ
ン242a〜242dを使用しなくても右辺の画像を表
示する。なお、図22と図23とでは235でつながっ
ている。
【0044】また認識部タスク181は、ステップ23
1においてモニタ10の画面に対して図26、図27に
示す4分割のウィンドウをウインドウファイル(ビデオ
RAM)69から読出して表示するように制御する。図
26は半導体パッケージ1がJリード(Jベンド)型に
おいて、裏面濃淡画像に対してリード表面に検査範囲枠
(検査マスク)を設定する場合を示す。図27は半導体
パッケージ1がJリード型において、裏面濃淡画像に対
してリード間に検査範囲枠(検査マスク)を設定する場
合を示す。図26および図27の左上のウィンドウ16
1はカメラ9bから取り込まれて画像メモリ62に記憶
された原濃淡画像から検出ウインドウによって切り出さ
れた原濃淡画像であり、右上のウィンドウ262はDS
P63が原濃淡画像を閾値で2値化処理し、検査範囲枠
(検査マスク)が設定された処理画像であり、左下のウ
ィンドウ263は各検査エリアを示す説明図(CPU部
22からシステムバス21、デュアルポートメモリ6
6、ローカルバス61を介してビデオRAM69に格納
されて得られる。)であり、右下のウィンドウ264は
現在設定された設定値の表示及び設定値を変更するウィ
ンドウ(CPU部22からシステムバス21、デュアル
ポートメモリ66、ローカルバス61を介してビデオR
AM69に格納されて得られる。)である。
【0045】認識部タスク181がJリード型半導体パ
ッケージに対してステップ209〜215において処理
する検査条件の設定・変更メニューにおけるリードの表
面検査エリアの検査条件の設定・変更メニューおよびリ
ード間異物検査の検査条件の設定・変更メニューの処理
手順は図21および図22と同様とする。
【0046】次に、認識部タスク181がステップ20
9〜215において処理する検査条件の設定・変更メニ
ューにおけるパッケージ表面検査エリアの検査条件の設
定・変更メニューの処理手順は図22および図23と同
様とする。まず、認識部タスク181は、ステップ23
1においてモニタ10の画面に対して図28に示す4分
割のウィンドウをウインドウファイル(ビデオRAM)
69から読出して表示するように制御する。図28は半
導体パッケージ1がガルウィング型において、上面濃淡
画像に対してパッケージ表面に検査範囲枠(検査マス
ク)を設定する場合を示す。図28の左上のウィンドウ
161はカメラ9aから取り込まれて画像メモリ62に
記憶された原濃淡画像から検出ウインドウによって切り
出された原濃淡画像であり、右上のウィンドウ262は
DSP63が原濃淡画像を閾値で2値化処理し、検査範
囲枠(検査マスク)が設定された処理画像であり、左下
のウィンドウ263は各検査エリアを示す説明図(CP
U部22からシステムバス21、デュアルポートメモリ
66、ローカルバス61を介してビデオRAM69に格
納されて得られる。)であり、右下のウィンドウ264
は現在設定された設定値の表示及び設定値を変更するウ
ィンドウ(CPU部22からシステムバス21、デュア
ルポートメモリ66、ローカルバス61を介してビデオ
RAM69に格納されて得られる。)である。
【0047】次に認識部タスク181は検査エリア設定
ファイルを読み出してグローバルテーブルに保存し(ス
テップ232)、初期データを右下のウィンドウ264
に表示し(ステップ233)、初期画面を右上のウィン
ドウ262および左下のウィンドウ263に表示する
(ステップ234)。マウス10aにより、各アイコン
を選択し(ステップ212)処理する。有効/無効アイ
コン236では指定した検査範囲枠内で検査を行うか行
わないかの切り換えを行い、その結果をインターフェー
ステーブル194(検査条件データメモリ65)に格納
する。
【0048】図28では、パッケージの表面について検
査範囲枠Jにおいてボイド、欠け、クラック、傷、汚れ
等を検査するために有効とする。検査範囲マージン値設
定アイコン237では選択された検査範囲(検査マス
ク)のマージン値を設定・変更可能にする。図28で
は、検査範囲枠Jについては、パッケージの外形からの
寸法とインデックスとの寸法とエジエクタピ
ンの跡との寸法とマーク領域との寸法とコーナの寸
法とを設定することによって決定される。また閾値ア
イコン238では選択された濃淡画像信号を2値化する
閾値を設定・変更可能にする。閾値において白はパッケ
ージの表面から得られる濃淡画像信号を、パッケージの
表面を白くした2値化信号に変換する閾値を示し、黒は
パッケージの表面から得られる濃淡画像信号を、パッケ
ージの表面を黒くした2値化信号に変換する閾値を示
す。
【0049】以上説明したように、ガルウイング型およ
びJリード(Jベンド)型の各々において、側面、上
面、裏面の濃淡画像の各々に対してリードの表面、リー
ドの間、パッケージの表面に対する検査範囲枠(検査マ
スク)の設定・変更を行うことができる。
【0050】なお、前記したように半導体パッケージ1
には様々な品種があり、特に大きさも様々なものがあ
る。特に第2検査部13bおよび13cに投入される半
導体パッケージ1の品種(ID)が予め入出力端末6等
から入力されてCPU部22に格納されている。そこ
で、CPU部22は、入力された特に第2検査部13b
および13cに投入される半導体パッケージ1の品種
(ID)に基づいて、半導体パッケージ1の大きさを算
出することができる。
【0051】ところで、図7に示すように、半導体パッ
ケージ1の上面および裏面からの2次元の濃淡画像を、
ガルバノミラー32を走査しながらリニアイメージセン
サ33で撮像する際、CPU部22は算出された半導体
パッケージの大きさの情報に基づいて、例えばガルバノ
ミラー32の揺動させる範囲を、図29に示すように変
えることによって、リニアイメージセンサ33から得ら
れる2次元の濃淡画像信号量を低減することができ、画
像メモリ62に格納するデータ量を低減すると共にDS
P63で処理するデータ量も大幅に低減して高速化を実
現することができる。更にリニアイメージセンサ33か
ら得られる2次元の濃淡画像信号をゲート回路を組み込
むことによって斜線で示す不要な2次元の濃淡画像信号
を除去することもできる。いずれにしても、CPU部2
2は算出された半導体パッケージの大きさの情報に基づ
いて、半導体パッケージ1が小形になった場合、不使用
な2次元の濃淡画像をDSP24へ取り込むのを防止す
ることによって、画像メモリ62に格納するデータ量を
低減すると共にDSP63で処理するデータ量も大幅に
低減して高速化を実現することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、パッケージによって封
止された多品種の半導体装置に対する多項目の検査にお
いて、検査条件を容易に変更可能にして高精度の検査を
実行して高品質の半導体装置を製造することができる効
果を奏する。
【0053】また本発明によれば、パッケージによって
封止された多品種の半導体装置に対する多項目の検査に
おいて、特にリード間の検査について検査条件を容易に
変更可能にして高精度の検査を実行して高品質の半導体
装置を製造することができる効果を奏する。
【0054】また本発明によれば、パッケージによって
封止された多品種の半導体装置に対する多項目の検査に
おいて、特にリード表面の検査について検査条件を容易
に変更可能にして高精度の検査を実行して高品質の半導
体装置を製造することができる効果を奏する。
【0055】また本発明によれば、パッケージによって
封止された多品種の半導体装置に対する多項目の検査に
おいて、特にパッケージ表面の検査について検査条件を
容易に変更可能にして高精度の検査を実行して高品質の
半導体装置を製造することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法に係る半導体パ
ッケージ外観検査装置の一実施の形態を示す構成部であ
る。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法に係る機構部も
含めた半導体パッケージの検査工程を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法に係るガルウィ
ング型の半導体パッケージを示す説明図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法に係るJリード
(Jベンダ)型の半導体パッケージを示す説明図であ
る。
【図5】本発明に係る第1検査部〜第3検査部の各々に
おける半導体装置とカメラとの位置関係を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明に係る第1検査部〜第3検査部の各々に
おける光学系の一実施の形態をを示す正面図である。
【図7】本発明に係る第1検査部〜第3検査部の各々に
おけるカメラの具体的構成を示す説明図である。
【図8】本発明に係る第1検査部〜第3検査部の各々に
おけるDSP基板の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明に係る第1検査部〜第3検査部の各々の
DSP基板にCPU部からプログラムをロードする方法
を説明するためのフロー図である。
【図10】本発明に係る第1検査部において半導体パッ
ケージの側面濃淡画像に基づいて検査するフローの一実
施の形態を示す図である。
【図11】本発明に係る第1検査部においてカメラによ
って半導体パッケージを4辺から撮像する濃淡画像を示
す図である。
【図12】本発明に係る第1検査部において検査するリ
ードの平坦度およびスタンドオフを示す図である。
【図13】本発明に係る第2検査部において半導体パッ
ケージの上面濃淡画像に基づいて検査するフローの一実
施の形態を示す図である。
【図14】本発明に係る第2検査部において検査するリ
ードの不揃いおよびリードピッチを示す図である。
【図15】本発明に係る第3検査部において半導体パッ
ケージの裏面濃淡画像に基づいて検査するフローの一実
施の形態を示す図である。
【図16】本発明に係る半導体パッケージのパッケージ
表面の検査をするフローの一実施の形態を示す図であ
る。
【図17】パッケージ表面の濃淡画像信号を2値化画像
信号に変換する閾値について説明するための図である。
【図18】図1に示すCPU部の具体的機能を示す機能
ブロック図である。
【図19】本発明に係るパソコンとCPU部の認識部タ
スクとの間で行う検査条件の設定・変更の処理フローを
示す図である。
【図20】モニタに表示されるメインメニューを示す図
である。
【図21】本発明に係るパソコンとCPU部の認識部タ
スクとの間で行う検査条件の設定・変更の処理におい
て、メインメニューの処理フローを示す図である。
【図22】本発明に係るパソコンとCPU部の認識部タ
スクとの間で行う検査条件の設定・変更の処理におい
て、検査範囲枠(検査マスク)の設定・変更の処理フロ
ーの前半を示す図である。
【図23】本発明に係るパソコンとCPU部の認識部タ
スクとの間で行う検査条件の設定・変更の処理におい
て、検査範囲枠(検査マスク)の設定・変更の処理フロ
ーの前半を示す図である。
【図24】ガルウイング型の半導体パッケージの上面濃
淡画像信号に対してリード表面に検査範囲枠およびリー
ド部分に対して閾値を設定するためのモニタ画面を示す
図である。
【図25】ガルウイング型の半導体パッケージの上面濃
淡画像信号に対してリード間に検査範囲枠およびリード
部分に対して閾値を設定するためのモニタ画面を示す図
である。
【図26】Jリード型の半導体パッケージの裏面濃淡画
像信号に対してリード表面に検査範囲枠およびリード部
分に対して閾値を設定するためのモニタ画面を示す図で
ある。
【図27】Jリード型の半導体パッケージの裏面濃淡画
像信号に対してリード間に検査範囲枠およびリード部分
に対して閾値を設定するためのモニタ画面を示す図であ
る。
【図28】半導体パッケージの上面濃淡画像信号に対し
てパッケージ表面に検査範囲枠およびパッケージ表面部
分に対して閾値を設定するためのモニタ画面を示す図で
ある。
【図29】カメラにより半導体パッケージの濃淡画像信
号を検出する際、半導体パッケージの大きさに合わせて
抽出する実施の形態を説明するための図である。
【符号の説明】
1…半導体パッケージ(半導体装置)、2…画像処理装
置、3…機構部 4…機構制御部、6…入出力端末(パソコン) 9…画像取り込み手段(カメラ)、10…モニタTV、
10a…マウス 10b…切り替え回路、12…リード修正部、13…検
査部 21…システムバス、22…CPU部(CPU基板) 24…DSP部(DSP基板)、25…I/O 26…ハードディスク装置、29…画像バス、61…ロ
ーカルバス 62…画像メモリ、63…処理ユニット(DSP)、6
4…プログラムメモリ 65…検査条件データメモリ、66…デュアルポートメ
モリ 67…システムバスI/F、69…ビデオRAM、70
…モニタバスI/F、73…マスクメモリ、84…モニ
タバス、181…認識部タスク 184…シーケンスマネージャ、185…メニューマネ
ージャ 186…シーケンスタスク、188…マウスコントロー
ラ 189…マウスドライバ、194…インタフェーステー
ブル 193…DSPプログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横内 哲司 東京都小平市上水本町五丁目20番1号株式 会社日立製作所半導体事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置の濃淡画像信号を検出し、この
    検出された半導体装置の濃淡画像信号に対して設定され
    たリード間における複数の検査範囲枠を合成した検査範
    囲枠から得られる濃淡画像信号に基づいてリード間の導
    電性異物の付着を検査して半導体装置を製造することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体装置の濃淡画像信号を検出し、この
    検出された半導体装置の濃淡画像信号に対して設定され
    たリード表面における検査範囲枠から得られる濃淡画像
    信号に基づいてリード表面の検査をして半導体装置を製
    造することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】半導体装置の濃淡画像信号を検出し、この
    検出された半導体装置の濃淡画像信号に対して該半導体
    装置の品種に応じて設定されたリード間における複数の
    検査範囲枠を合成した検査範囲枠から得られる濃淡画像
    信号に基づいてリード間の導電性異物の付着を検査して
    半導体装置を製造することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】半導体装置の濃淡画像信号を検出し、この
    検出された半導体装置の濃淡画像信号に対して該半導体
    装置の品種に応じて設定されたリード表面における検査
    範囲枠から得られる濃淡画像信号に基づいてリード表面
    の検査をして半導体装置を製造することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】半導体装置の濃淡画像信号を検出し、この
    検出された半導体装置の濃淡画像信号に対して設定され
    たパッケージ表面における検査範囲枠から得られる濃淡
    画像信号に基づいてパッケージ表面の検査をして半導体
    装置を製造することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】半導体装置の濃淡画像信号を検出し、この
    検出された半導体装置の濃淡画像信号に対して該半導体
    装置の品種に応じて設定されたパッケージ表面における
    検査範囲枠から得られる濃淡画像信号に基づいてパッケ
    ージ表面の検査をして半導体装置を製造することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】半導体装置の濃淡画像信号を検出し、この
    検出された半導体装置の濃淡画像信号に対して該半導体
    装置の品種に応じて設定されたパッケージ表面における
    検査範囲枠から得られる濃淡画像信号をパッケージ表面
    を白くする閾値とパッケージ表面を黒くする閾値との各
    々を用いて各2値化画像信号に変換し、この変換された
    各2値化画像信号に基づいてパッケージ表面の検査をし
    て半導体装置を製造することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】半導体装置の濃淡画像信号を検出し、この
    検出された半導体装置の濃淡画像信号に対して該半導体
    装置の品種に応じて設定されたパッケージ表面における
    検査範囲枠から得られる濃淡画像信号をパッケージ表面
    を白くする閾値とパッケージ表面を黒くする閾値との各
    々を用いて各2値化画像信号に変換し、この変換された
    各2値化画像信号に基づいてパッケージ表面の検査をし
    て半導体装置を製造することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】半導体装置の濃淡画像信号を検出する濃淡
    画像信号検出工程と、該濃淡画像信号検出工程で検出さ
    れた半導体装置の濃淡画像信号からリードの平坦度およ
    びスタンドオフを検査する第1の検査工程と、前記濃淡
    画像信号検出工程で検出された半導体装置の濃淡画像信
    号からリードの不揃いおよびリードのピッチについて検
    査する第2の検査工程と、前記濃淡画像信号検出工程で
    検出された半導体装置の濃淡画像信号に対して設定され
    たリード間における複数の検査範囲枠を合成した検査範
    囲枠から得られる濃淡画像信号に基づいてリード間の導
    電性異物の付着を検査する第3の検査工程と、前記濃淡
    画像信号検出工程で検出された半導体装置の濃淡画像信
    号に対して設定された検査範囲枠から得られる濃淡画像
    信号に基づいてリード表面の検査を行う第4の検査工程
    と、前記濃淡画像信号検出工程で検出された半導体装置
    の濃淡画像信号に対して設定されたパッケージ表面にお
    ける検査範囲枠から得られる濃淡画像信号に基づいてパ
    ッケージ表面の検査を行う第5の検査工程とを有する半
    導体装置の検査方法により半導体装置を検査して半導体
    装置を製造することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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