JPH10193169A - 無鉛はんだ合金 - Google Patents

無鉛はんだ合金

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JPH10193169A
JPH10193169A JP679597A JP679597A JPH10193169A JP H10193169 A JPH10193169 A JP H10193169A JP 679597 A JP679597 A JP 679597A JP 679597 A JP679597 A JP 679597A JP H10193169 A JPH10193169 A JP H10193169A
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尚史 高尾
Hideo Hasegawa
英雄 長谷川
Yasuhisa Tanaka
靖久 田中
Shoji Kamiya
荘司 神谷
Toshihiko Kira
俊彦 吉良
Yuji Yokota
雄司 横田
Daisuke Yoshitome
大輔 吉留
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C13/00Alloys based on tin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/22Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
    • B23K35/24Selection of soldering or welding materials proper
    • B23K35/26Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 400 degrees C
    • B23K35/262Sn as the principal constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C13/00Alloys based on tin
    • C22C13/02Alloys based on tin with antimony or bismuth as the next major constituent

Abstract

(57)【要約】 【課題】Sn−Ag系はんだ合金の融点をさらに下げる
とともにコストの上昇を抑え、良好な濡れ性と、室温は
もとより高温下においても良好な機械的性質と、を兼ね
備えた無鉛はんだ合金の提供を目的とする。 【解決手段】本発明の無鉛はんだ合金は、1重量%以上
5重量%以下のAgと、それぞれ0.1重量%以上14
重量%以下および0.1重量%以上10重量%以下で両
者の合計が15重量%以下のBiおよびInと、0.1
重量%以上2重量%以下のCuと、を含み、残部がSn
と不可避不純物とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無鉛はんだ合金に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉛は有用な金属である反面、毒性を有す
ることもよく知られている。電子機器の製造はほとんど
の場合はんだ付けにより行われ、そのはんだには一般に
Pb−Sn系合金が用いられている。しかし、近年、廃
棄された電気製品からの鉛の溶出による地下水汚染が問
題となり、アメリカでははんだ中の鉛使用を規制する動
きがある。
【0003】鉛を含有しないはんだとして、JIS Z
3282にSn−Ag系、Sn−Sb系およびSn−
Bi系はんだが規定されており、Sn−Ag系およびS
n−Sb系が高温用はんだ、Sn−Bi系が低温用はん
だとして用いられている。しかし、これら無鉛はんだ合
金は、従来、最も広く用いられている63%(重量%、
以下、%は重量%を意味する)Sn−37%Pb合金と
比べると、Sn−Ag系およびSn−Sb系合金は融点
が高く、Sn−Bi系合金は融点が低いという問題があ
り、また、被はんだ付け材料へのはんだ濡れ性も劣る。
このため、Pb−Sn系はんだを代替する無鉛はんだ合
金として実用するにはさらなる改良が必要である。
【0004】従来、無鉛はんだ合金の融点を下げるた
め、特開平8−187591号公報では、85〜92%
のSnと、1〜6%のAgと、4〜10%のInと、を
含有させることにより、固相化温度を167〜212℃
の間、および液相化温度を179〜213℃の間とした
はんだ合金が開示されている。また、特開平6−238
479号公報では、0.2%以上6.0%以下のZn
と、1%以上6%以下のAgと、残りがSnからなる無
鉛はんだ合金、および0.2%以上6.0%以下のZn
と、1.0%以上6.0%以下のAgと、0.2%以上
6.0%以下の%のInと、0.2%以上6.0%以下
のBiと、残りがSnからなる無鉛はんだ材料が開示さ
れている。この無鉛はんだ材料はSn−Agはんだ材料
の優れた特性を維持しながら、機械的強度およびクリー
プ抵抗を改善することを目的としている。また、Biま
たはInは溶融点を下げる効果を有する旨の開示もあ
る。
【0005】また、特開平8−187590号公報で
は、1%以上4%以下のAgを含有し、さらに、Biお
よびInの少なくとも1種を含有し、残りがSnからな
る合金が開示されている。この無鉛はんだ材料では、室
温での引張強度および伸びにおいて、Sn−Pb系合金
並みの特性をもたせることを目的としている。さらに、
特開平8−206874号公報では、溶融温度を下げる
ために、Bi、Inの一方または両方を添加し、0.1
%以上20%以下のAgを含有し、さらに0.1%以上
25%以下のBiと、0.1%以上20%以下のInの
いずれか1種以上を含有し、残りがSnからなる合金が
開示されている。
【0006】ところで、はんだ合金を使用する際に特に
必要とされる特性には、溶融特性、濡れ性および機械的
特性がある。溶融特性においては溶融温度が低いことが
望まれる。具体的には、Sn−Pb共晶はんだ並みの低
い溶融温度が必要である。また合金は、固相化温度と呼
ばれる温度で溶融しはじめる(溶融点)が、液相化温度
と呼ばれるより高い温度に達するまでは完全には液体に
ならない。固相化温度と液相化温度の間の範囲(溶融範
囲)は、固相と液相が共存するためペースト状領域(Δ
T)と呼ばれる。この溶融範囲が狭いことも溶融特性に
おいて望まれる。
【0007】濡れ性も重要な特性である。なぜなら、は
んだ付けとは、溶融したはんだを接合部に流入させるこ
とによって、固体金属同士を接合するものであり、電気
的・機械的に良好な接合部を得るためには、はんだが被
接合材によく濡れることが必要とされるからである。電
子機器の製造では、何百点もの接合部が、同時にしかも
数秒間ではんだ付けされており、はんだの濡れが悪く1
ヵ所でもはんだ付けされない部分が発生すると回路基板
そのものが不良品となる。したがって、電子用はんだ合
金においては、濡れ性は重要な特性である。
【0008】また、機械的特性も重要な特性である。近
年、電子部品の小型化・高集積化の進展および宇宙用
(通信衛星等)や自動車用等への適用範囲の拡大によ
り、従来よりも厳しい条件下で電子用はんだが使用され
るようになっている。このような条件下では、電子部品
の発熱や使用環境の温度変化により電子部品やプリント
基板が熱膨張や熱収縮するため、はんだ接合部には応力
や歪みが発生する。こうした熱疲労によって、はんだ接
合強度が十分でない場合には、はんだ自体にクラックが
発生してはんだ付け部の剥離が生じる。1ヶ所でも剥離
が発生すると、電気的な導通がなくなるため電子機器の
機能が果たせなくなる。したがって、はんだ付け部の信
頼性確保のために機械的特性に優れたはんだ合金が必要
である。
【0009】このような機械的特性について、はんだ合
金には、その延性によりはんだ接合部に発生する応力と
歪みとを緩和し、クラックの発生を抑制する働きが求め
られる。従って、はんだの延性は接合部の熱疲労特性を
向上させる上で必要不可欠な特性である。特に、高温下
での延性の確保、すなわち伸びの確保は最も重要であ
る。
【0010】さらに、コストも重要な要素である。生産
技術上の観点から、従来のSn−Pbはんだ合金から無
鉛はんだ合金への移行に当たっては、コスト上昇を最小
限に抑える必要がある。コスト上昇を抑えるためには、
合金組成の変更による原材料費の上昇や現行の接合プロ
セスの流用による設備費の増加を抑制することが必要で
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】公知のはんだ合金であ
るSn96.5%、Ag3.5%からなる合金の固相化
温度は221℃と高く、濡れ性は75%と良くない。上
記の特開平8−187591号公報記載の合金組成で、
最も固相化温度が低いのはSn71.5%、Ag2.6
%およびIn25.6%の組成の合金で固相化温度は1
67.8℃、溶融範囲は11.3℃である。しかしなが
らこの合金では、Inが25.6%も含まれている。I
nの原材料費はkg当たり4万円(1995.3の相
場)と非常に高価である。このため、この合金の原材料
費を試算すると、従来の63%Sn−37%Pb合金に
比べて23倍と非常に高く、大幅なコスト上昇が強いら
れる。さらにこの合金についての濡れ性および機械的特
性についてはまったく述べられておらず、実際、Inの
含有により溶融温度の低下が見られるが、濡れ性の改善
は見られない。
【0012】また、特開平6−238479号公報記載
の最も溶融温度が低い合金組成は、Sn87.5%、A
g3.5%、Zn1%、Bi4%およびIn4%の合金
であり、その溶融温度は197℃である。これ以外の実
施例の組成では、前記の温度よりも高い。また溶融範囲
の記載はなく、酸化されやすいZnを含んでいるため
に、はんだ付けを窒素雰囲気中で行う必要があって、現
状のはんだ付けのプロセスをそのまま流用することはで
きない。すなわち、設備の増設が必要となってコストが
かかる。また、この合金には、0.2〜10%のCuを
含ませることが可能とされており、溶融温度を上昇させ
たり、濡れ性を改善することを目的としている。また、
機械的特性を改善することについては記載されていな
い。さらに、Cuを含有させたものについては実験例の
記載もなく、Cuを含有させる効用については具体的に
は明示されていない。
【0013】さらに、特開平8−187590号公報お
よび特開平8−206874号公報で開示されているS
n−Ag−Bi−In系合金では、引張特性、特に、高
温下での延性(伸び)が室温下での値に比べて小さくな
るという欠点がある。さらに、特開平8−206874
号公報では、強度向上を目的として、0.1〜3.0%
のCuを含有させたSn−Ag−Bi−In系合金を開
示している。しかし、0.5%もしくは0.7%のCu
が含有しているものしか実施されておらず、さらに、こ
のCuを含有させた合金にはInを含有させていない。
即ち、Ag、Bi、InおよびCuをすべて含有させた
合金では実施していないため、InとCuとの間の相関
関係については明らかにされていない。
【0014】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的はSn−Ag系はんだ合金の融点をさらに
下げるとともにコストの上昇を抑え、良好な濡れ性と、
室温はもとより高温下においても良好な機械的性質と、
を兼ね備えた無鉛はんだ合金の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、Sn−A
g二元合金はんだへのInとBiの複合添加、更にはC
uを添加することにより、コスト上昇を抑えながら、S
n−Ag二元合金の融点を下げるとともに濡れ性の改善
はもとより、優れた機械的特性をも付与することが可能
であることを見いだし、本発明を完成するに至ったもの
である。
【0016】本第1発明の無鉛はんだ合金は、1%以上
5%以下のAgと、それぞれ0.1%以上14%以下お
よび0.1%以上10%以下で両者の合計が15%以下
のBiおよびInと、0.1%以上2%以下のCuと、
を含み、残部がSnと不可避不純物とからなることを特
徴とする。本第2発明の無鉛はんだ合金は、1%以上4
%以下のAgと、それぞれ1%以上9%以下および0.
5%以上7%以下で両者の合計が10%以下のBiおよ
びInと、0.1%以上1%以下のCuと、を含み、残
部がSnと不可避不純物とからなることを特徴とする。
【0017】本第3発明の無鉛はんだ合金は、1.5%
以上3.5%以下のAgと、それぞれ2%以上7%以下
および1%以上5%以下で両者の合計が8%以下のBi
およびInと、0.1%以上0.5%以下のCuと、を
含み、残部がSnと不可避不純物とからなることを特徴
とする。本発明の無鉛はんだ合金は、当該分野の公知技
術により容易に調整しうる。たとえば、重量で秤取った
Sn、Ag、In、BiおよびCuを加熱中の容器に入
れる。この場合、部分的に合金を用いてもよい。これら
の金属は従来のいずれの溶融技術を用いても溶解でき、
当該金属をすべて液体になるまで加熱した後、適当な型
に流し込んで冷却される。本発明のはんだ材料は、適当
な方法により、棒状、リボン、ワイヤ、粉末など、用途
に応じ様々な形状にすることができる。また、急冷法等
を用いることにより、リボンや粉末などの作製も可能で
ある。
【0018】
【作用】本発明の無鉛はんだ合金は、Sn−Ag二元合
金にIn、BiおよびCuを複合添加することにより、
溶融温度を下げるとともにコストの上昇を抑制し、濡れ
性を改善し、優れた機械的特性を付与している。Agの
含有により、はんだ合金中にSn−Ag系金属間化合物
が析出し、機械的強度を改善することができる。一般に
微小な析出物がマトリックス中に均一に分散するはんだ
合金は優れた機械的特性を有する。Agの組成範囲が
0.8%未満では、濡れ性の改善効果が見られず、また
合金中に析出する粒子量が少ないため機械的強度を改善
することができない。また、5.0%を超えると、溶融
範囲が大きくなり、濡れ性も損なわれる。
【0019】Biの添加は、溶融温度を下げるとともに
濡れ性を向上させ、さらに引張強さをも向上させること
ができる。SnとAgにInを単独添加した場合には、
はんだ合金は、濡れ性を改善することはできないが、B
iを添加することによって濡れ性を改善することができ
る。このとき、Biの組成範囲が0.1%未満では、溶
融温度を下げる効果が小さく、また濡れ性の改善効果も
小さく好ましくない。また、14%を超えると濡れ性が
損なわれるため好ましくない。
【0020】Inの添加は、溶融温度を下げるととも
に、延性を向上させ、Biとの共存によってさらなる濡
れ性の向上を図ることができる。Inの組成範囲が0.
1%未満では、溶融温度を下げる効果および濡れ性改善
効果が小さく好ましくない。また、10%を超えると、
濡れ性が損なわれるため好ましくない。また、InとB
iとを添加することにより融点降下を実現できるだけで
なく、変形能と耐クリープ特性に優れた合金とすること
ができる。このとき、Inの添加だけではInの添加量
の増加とともにクリープ特性が低下し、Biの添加だけ
ではBiの添加量の増加とともに変形能が低下してしま
う。従って、BiとInの複合添加により、濡れ性およ
び機械的特性のさらなる改善が可能であるが、合計で1
5%を超えると溶融範囲が大きくなるため好ましくな
い。
【0021】さらに、従来の前記合金のIn添加量と本
発明の合金のBiおよびInの総添加量は同じであるに
も関わらず、より低い固相化温度を有し、なおかつ濡れ
性も改善され、さらには原材料費の上昇も抑えられてい
る。本発明の無鉛はんだ合金では、特にCuの添加によ
り、溶融温度がさらに下がるだけでなく、引張特性など
の機械的特性が改善される点が重要である。具体的に
は、高温下での引張強さおよび伸びが、室温下での値よ
りも低くなることなく、高温下での延性が改善される点
である。また、Cuの添加により、はんだ付け時のCu
導体のはんだへの溶解(Cu食われ)を抑制することも
副次的に可能となる。
【0022】このとき、Cuの添加量が0.1%未満で
は、高温下での機械的特性の改善効果およびCu食われ
防止効果が見られないため好ましくない。また、2.0
%を超えると引張強さを増加させることができるが、延
性に乏しく、かつ溶融範囲も大きくなるため好ましくな
い。
【0023】
【実施例】以下、実施例により説明する。純度99.9
%以上のSn、Ag、Bi、In、Cuを用い、1%以
上5%以下のAgと、それぞれ0.1%以上14%以下
および0.1%以上10%以下で両者の合計が15%以
下のBiおよびInと、0.1%以上2%以下のCu
と、を含み、残部がSnと不可避不純物とからなるSn
−Ag−Bi−In−Cu系無鉛はんだ合金(試料N
o.1〜24)を調整した。その組成を表1に示す。ま
た、比較例として(試料No.25〜44)の無鉛はん
だ合金を調整し、表2に示した。
【0024】これらの各無鉛はんだ合金の溶融温度(固
相化温度および液相化温度)、溶融範囲(ΔT)、濡れ
性および機械的特性について評価を行った。溶融温度に
ついては、示差走査熱量測定により昇温過程での熱量変
化から求めた。濡れ性については、JIS Z 319
7に準じた試験方法で濡れ性試験を行い、広がり率から
評価した。
【0025】機械的特性については、鋳造により作製し
た丸棒試験片を用い、JIS Z2241に準じた試験
方法で引張試験を行って引張強さおよび伸びを測定し、
評価を行った。なお、測定は室温下、および125℃の
高温下で行った。表1および表2に、溶融温度、ΔT、
濡れ性、および引張強さおよび伸びの測定結果をそれぞ
れ併せて示す。なお、濡れ性については、85%以上の
ものを◎で、80%を超え85%未満のものを○で、8
0%以下のものを△で示した。また、引張特性である強
さについては、4.0kg/mm2以上のものを○で、
3.0kg/mm2を超え4.0kg/mm2未満のもの
を△で、3.0kg/mm 2以下のものを×で示した。
伸びについては、30%以上のものを○で、10%を超
え30%未満のものを△で、10%以下のものを×で示
した。さらに、伸びの増減については、高温での伸びの
大きさが室温での伸び以上であるものを○で示し、そう
でないものを×で示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】本実施例のSn−Ag−Bi−In−Cu
系無鉛はんだ合金の溶融温度は、160〜205℃と低
く、またΔTも狭いことが分かる。また、濡れ性および
機械的特性も良好である。また、コストも、たとえばN
o.7の合金のコストは比較例のNo.42の合金の1
/3程度と安価である。以下に図に基づいて本発明の無
鉛はんだ合金の特性を説明する。
【0029】図1は、表1に示した本実施例のNo.2
2、18、13の無鉛はんだ合金、および表2に示した
比較例のNo.30、37の無鉛はんだ合金について、
Ag添加量と広がり率との関係を示した図である。な
お、これら合金のBi、InおよびCuの含有量は、そ
れぞれ5〜6%、2〜3%、0.2〜0.5%である。
図1より、Agの含有により濡れ性が向上し、その含有
量が1〜5%で優れた濡れ性が得られ、特に3%付近で
濡れ性が最良となることがわかる。しかし、Agの含有
量が5.5%と多くなると、逆に濡れ性が低下してしま
う。
【0030】図2は、図1で示した各試料につき、Ag
添加量とΔTとの関係を示した図である。図2から、A
g含有量が2〜3%付近で最も溶融範囲が小さくなるこ
とがわかる。従って、図1および図2から、Ag含有量
を1%以上5%以下、好ましくは1%以上4%以下、よ
り好ましくは1.5%以上3.5%以下とすることによ
り、優れた濡れ性が得られ、溶融範囲も小さくすること
ができることがわかる。
【0031】図3は、表1に示した本実施例のNo.
2、4、5の無鉛はんだ合金、および表2に示した比較
例のNo.27、29、40の無鉛はんだ合金につい
て、Bi含有量と広がり率との関係を示した図である。
なお、これらの合金のAg、InおよびCuの含有量
は、それぞれ3%、1.5〜5%、0〜0.2%であ
る。この結果より、Biの含有により濡れ性が向上し、
その含有量が0.1〜14%で優れた濡れ性が得られ、
特に3〜10%付近で濡れ性が最良になることがわか
る。しかし、Biの含有量が30.0%と多くなると、
逆に濡れ性が低下してしまう。
【0032】図4は、図3で示した各試料につき、Bi
含有量とΔTとの関係を示した図である。図4より、溶
融範囲はBiの含有量の増加とともに大きくなり、14
%を超えると50℃以上に達することがわかる。従っ
て、図3および図4から、Bi含有量を0.1%以上1
4%以下、好ましくは1%以上9%以下、より好ましく
は2%以上7%以下とすることにより、濡れ性を確保
し、溶融範囲をも小さくすることができることがわか
る。
【0033】図5は、表1に示した本実施例のNo.1
および3の無鉛はんだ合金、および表2に示したNo.
25、26、28および39の比較例の無鉛はんだ合金
について、In含有量と広がり率との関係を示した図で
ある。なお、これら合金のAg、BiおよびCuの含有
量は、それぞれ3%、1.5〜5%、0〜0.2%であ
る。図5より、Inの含有により濡れ性が向上し、その
含有量が0.1〜10%で優れた濡れ性が得られ、0.
5〜7%付近で濡れ性が最良になることがわかる。しか
し、Inの含有量が18.0%と多くなると、逆に濡れ
性が低下してしまう。
【0034】図6は、図4で示した各試料につき、In
含有量とΔTとの関係を示した図である。図6より、溶
融範囲はInの含有量の増加とともに大きくなり、15
%を超えると50℃以上に達することがわかる。従っ
て、図5および図6から、Inの含有量を0.1%以上
10%以下、好ましくは、0.5%以上7%以下、より
好ましくは1%以上5%以下とすることにより、濡れ性
を確保し、溶融範囲も小さくすることができることがわ
かる。さらに、コストの面から考慮すると、3%以下が
好ましい。
【0035】図7は、表1に示した本実施例のNo.1
〜5の無鉛はんだ合金、および表2に示した比較例のN
o.25〜29の無鉛はんだ合金について、BiとIn
の合計含有量とΔTとの関係を示した図である。なお、
これら合金のAgおよびCuの含有量は、それぞれ3%
および0.2%である。図7より、溶融範囲への影響に
関しては、BiとInは同様の性質を持っていることが
わかる。また、両者の合計含有量の増加に伴い、溶融範
囲が大きくなり、15%を超えると50℃以上に達する
ことがわかる。
【0036】従って、BiとInとの合計含有量を15
%以下、好ましくは10%、より好ましくは8%以下と
することにより、濡れ性および機械的特性の向上に対す
る効果を維持しつつ、溶融範囲を小さくすることができ
る。図8は、表1に示したNo.22〜24の本実施例
の無鉛はんだ合金、および表2に示したNo.31およ
び38の比較例の無鉛はんだ合金について、Cu含有量
と、高温での伸びと室温での伸びの比との関係、並び
に、Cu含有量と高温での伸びとの関係を示した図であ
る。これら合金のAg、BiおよびInの含有量は、そ
れぞれ1%、5%および2%である。この結果から、C
uを含有しない場合には、高温での伸びが室温に比べて
小さいのに対し、Cuの含有により、高温での伸びが改
善されていることがわかる。この効果は、0.1〜1.
0%付近で極大となっている。また、Cuの含有量が多
くなるにつれて、伸びが小さくなり、2%以上での伸び
は30%以下になることがわかる。
【0037】図9は、図8で示した各試料につき、Cu
の含有量とΔTとの関係を示した図である。図9から、
溶融範囲は、Cuの含有量が0.1〜1%付近で極小と
なり、2.5%を超えると50℃以上に達することがわ
かる。従って、図8および図9から、Cuの含有量を
0.1%以上2%以下、好ましくは0.1%以上1%以
下、より好ましくは0.1%以上0.5%以下とするこ
とにより、高温での伸びの低下を抑制しつつ溶融範囲を
小さくできることがわかる。
【0038】以上の測定結果より、溶融特性、濡れ性、
室温および高温での機械的特性、並びにコストをすべて
考慮すると、1%以上5%以下のAgと、それぞれ0.
1%以上14%以下および0.1%以上10%以下で両
者の合計が15%以下のBiおよびInと、0.1%以
上2%以下のCuと、を含み、残部がSnと不可避不純
物とからなる無鉛はんだ合金が、トータルバランスで優
れることがわかる。
【0039】また、1%以上4%以下のAgと、それぞ
れ1%以上9%以下および0.5%以上7%以下で両者
の合計が10%以下のBiおよびInと、0.1%以上
1%以下のCuと、を含み、残部がSnと不可避不純物
とからなる無鉛はんだ合金は、トータルバランスでさら
に優れることがわかる。さらに、1.5%以上3.5%
以下のAgと、それぞれ2%以上7%以下および1%以
上5%以下で両者の合計が8%以下のBiおよびIn
と、0.1%以上0.5%以下のCuと、を含み、残部
がSnと不可避不純物とからなる無鉛はんだ合金は、ト
ータルバランスでさらに優れることがわかる。
【0040】例えば、No.7のSn92.8%、Ag
3.0%、Bi3.0%、In1.0%、Cu0.2%
とした無鉛はんだ合金、No.11のSn90.8%、
Ag3.0%、Bi5.0%、In1.0%、Cu0.
2%とした無鉛はんだ合金、No.12のSn90.5
%、Ag3.0%、Bi5.0%、In1.0%、Cu
0.5%とした無鉛はんだ合金、およびNo.14のS
n89.8%、Ag3.0%、Bi5.0%、In2.
0%、Cu0.2%とした無鉛はんだ合金では、それぞ
れ濡れ性が85%以上と最良である上に、溶融範囲が2
0℃以下と狭い。さらに、高温下での機械的特性につい
ては、強さが4.0kg/mm2以上でかつ伸びが30
%以上であり、高温下での延性が室温下での延性に対し
て大きく、高温下で優れた機械的特性を有する。
【0041】
【発明の効果】上述のように、本発明の無鉛はんだ合金
は、従来のものと比較して高温での機械的特性、特に延
性に優れている。さらに溶融温度も低く、濡れ性にも優
れており、低コストで提供可能なため、電子部品などの
はんだ付けに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の無鉛はんだ合金および比較例の無鉛
はんだ合金について、Ag含有量と広がり率との関係を
示す図である。
【図2】図1で示した無鉛はんだ合金について、Ag含
有量と溶融範囲(ΔT)との関係を示す線図である。
【図3】本実施例の無鉛はんだ合金および比較例の無鉛
はんだ合金について、Bi含有量と広がり率との関係を
示す線図である。
【図4】図3で示した無鉛はんだ合金について、Bi含
有量と溶融範囲(ΔT)との関係を示す線図である。
【図5】本実施例の無鉛はんだ合金および比較例の無鉛
はんだ合金について、In含有量と広がり率との関係を
示す線図である。
【図6】図5で示した無鉛はんだ合金について、In含
有量と溶融範囲(ΔT)との関係を示す線図である。
【図7】本実施例の無鉛はんだ合金および比較例の無鉛
はんだ合金について、BiとInの合計含有量と溶融範
囲(ΔT)との関係を示す線図である。
【図8】本実施例の無鉛はんだ合金および比較例の無鉛
はんだ合金について、Cu含有量と、高温での伸びと室
温での伸びとの比と、の関係、並びに、Cu含有量と高
温での伸びとの関係を示した線図である。
【図9】図8で示した各試料について、Cuの含有量と
ΔTとの関係を示した線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 英雄 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 田中 靖久 愛知県豊田市緑ケ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 神谷 荘司 愛知県豊田市緑ケ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 吉良 俊彦 愛知県豊田市緑ケ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 横田 雄司 愛知県豊田市緑ケ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 吉留 大輔 愛知県豊田市緑ケ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1重量%以上5重量%以下のAgと、それ
    ぞれ0.1重量%以上14重量%以下および0.1重量
    %以上10重量%以下で両者の合計が15重量%以下の
    BiおよびInと、0.1重量%以上2重量%以下のC
    uと、を含み、残部がSnと不可避不純物とからなるこ
    とを特徴とする無鉛はんだ合金。
  2. 【請求項2】1重量%以上4重量%以下のAgと、それ
    ぞれ1重量%以上9重量%以下および0.5重量%以上
    7重量%以下で両者の合計が10重量%以下のBiおよ
    びInと、0.1重量%以上1重量%以下のCuと、を
    含み、残部がSnと不可避不純物とからなることを特徴
    とする無鉛はんだ合金。
  3. 【請求項3】1.5重量%以上3.5重量%以下のAg
    と、それぞれ2重量%以上7重量%以下および1重量%
    以上5重量%以下で両者の合計が8重量%以下のBiお
    よびInと、0.1重量%以上0.5重量%以下のCu
    と、を含み、残部がSnと不可避不純物とからなること
    を特徴とする無鉛はんだ合金。
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