JPH10186757A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH10186757A
JPH10186757A JP8350335A JP35033596A JPH10186757A JP H10186757 A JPH10186757 A JP H10186757A JP 8350335 A JP8350335 A JP 8350335A JP 35033596 A JP35033596 A JP 35033596A JP H10186757 A JPH10186757 A JP H10186757A
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JP
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motor
signal
voltage
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time
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Application number
JP8350335A
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English (en)
Inventor
Akihiro Shibata
章弘 柴田
Tetsuo Kishida
徹夫 岸田
Kenjiro Hori
謙治郎 堀
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報の走査手段を駆動するスキャナモー
タの駆動時間を短くし、かつモータ駆動用の半導体IC
の使用上の余裕度つまり寿命を減少させることなくスキ
ャナモータの起動制御を行う画像形成装置を提供する。 【解決手段】 スキャナモータ11の起動時にスキャナ
モータ11のON信号200をONにしてスキャナモー
タ11を駆動させた時から所定時間通常は“H”レベル
に固定している電源切り替え信号201を“L”レベル
にし、スイッチ用トランジスタ203、電流供給用トラ
ンジスタ206をOFFさせることにより、スキャナモ
ータ11の駆動電圧を定常時定格電圧V1からV2に低
下させる。そして、所定時間以降は電源切り替え信号2
01を“H”レベルに切り替えてスキャナモータ11の
駆動電圧を定常時定格電圧V1に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に画像情報を電
子写真プロセスを用いて記録紙に印字する画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来画像形成装置は、ホストコンピュー
タが作成しインターフェイス回路を通して転送された印
字(印画)情報をビデオコントローラで上記印字情報を
画像情報に展開し、その画像情報を電子写真プロセス等
を用いて記録紙に印字する。
【0003】上記電子写真プロセスでは、感光ドラムを
露光する前に一次帯電させ、画像情報の水平方向(主走
査方向)のデータ列に応じてレーザダイオードを点滅さ
せ、そのレーザビームで感光ドラム表面を露光し、この
露光された部分に潜像を生じさせる。そして、感光ドラ
ム表面に形成された潜像をトナーを用いて現像し、現像
後のトナーを記録紙に転写し、転写されたトナーを熱定
着などにより記録紙に定着することにより画像情報を印
字する。
【0004】このため、画像形成装置は、ホストコンピ
ュータから印字情報を受け取るホストインターフェイス
回路部、印字情報を画像情報に展開するビデオコントロ
ーラ部、電子写真プロセスを行うために必要なレーザ素
子、スキャナモータ、メインモータ(記録紙搬送モー
タ)、高圧制御回路、定着ヒータ、各種センサ、これら
を制御し画像情報を記録紙に印字するためのDCコント
ローラ部、操作パネル部、これらに電源を供給するため
の低圧電源などで構成されている。
【0005】上記構成において、メインモータドライバ
は、記録紙を搬送するための記録紙搬送ローラ、電子写
真プロセスに必要な感光ドラムおよび定着ローラを回転
させるメインモータを制御する。レーザドライバは、画
像信号に応じてレーザ光を発光させ、光量を調整し、画
像情報によってレーザ素子を点滅させる。またスキャナ
モータドライバは、感光ドラムの主走査方向にレーザ光
を反射させるためのポリゴンミラー(回転多面鏡)を回
転させるスキャナモータを制御する。
【0006】また、主走査方向の同期を取るために上記
のレーザ光を受光素子で受け、ビーム検知制御を行うた
めにレーザ光を電気信号に変換する。定着ヒータはトナ
ーを加熱し、熱定着にて定着するための定着器の熱源で
あり、その温度制御を行うためにサーミスタにより温度
を検出して電気信号に変換する。高圧制御回路は、電子
写真プロセスの一次帯電、現像、転写、分離を行うため
に必要な高電圧を発生させ、その高電圧を制御するもの
である。
【0007】そして、紙有無センサにより給紙トレイの
記録紙の有無を検知し、給紙センサが給紙時に記録紙の
先端を検出し排紙センサが記録紙の排紙状態を検出す
る。給紙ソレノイドは、給紙トレイ上の記録紙を給紙す
るためのクラッチである。そして、これらの種々の機能
の制御および印字シーケンスをDCコントローラ内のR
OMに記憶されたプログラムが行う。ビデオコントロー
ラとDCコントローラは、ビデオインターフェイスで接
続される。
【0008】以下に、上記構成に基づく基本的な印字動
作を説明する。まず、ビデオコントローラは、転送され
てきた印字情報を画像情報に展開した後、ビデオインタ
ーフェイスの印字要求信号に基づいてDCコントローラ
に印字準備を行うように指示する。DCコントローラは
メインモータ、スキャナモータを回転させ、レーザドラ
イバを制御してレーザ光を調整し、定着ヒータを温めて
定着可能温度に調整し、高圧制御回路の一次帯電電圧、
現像電圧、転写電圧を発生させ、給紙ソレノイドをON
して記録紙を給紙する。そして、記録紙の先端が給紙セ
ンサに到達した時点で、DCコントローラはビデオコン
トローラに対して信号を発生する。この信号に基づき、
ビデオコントローラは画像信号を発生する。
【0009】DCコントローラは、スキャナモータで回
転するポリゴンミラーで反射したレーザ光を主走査方向
のあるポイントに設けられた受光素子で検出し、ビーム
検知信号を発生する。
【0010】その後、DCコントローラは画像信号によ
りレーザ素子を点滅させ、感光ドラムに潜像を形成す
る。そして、トナーにより現像された画像を記録紙に転
写し、定着器でトナーを定着させる。定着後、記録紙が
排紙センサを通過することによりDCコントローラは正
常に排紙が行われていることを認識し、記録紙の後端が
排紙センサを通過することによりDCコントローラは印
字制御を終了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、高精細な画像を得るための解像度の向上、あ
るいは記録紙の搬送速度の向上などにより、スキャナモ
ータの回転数が高速になるため、次のような問題点があ
った。
【0012】まず、スキャナモータを停止状態から起動
する際、高速化された規定回転数に到達するまでの起動
時間が長くなる。これにより、印字可能状態になるまで
の時間が長くなり、1枚目の印字出力に時間がかかる。
また、前記起動時間を短くするために、起動時の駆動電
流リミットの設定値を高くするかあるいは、起動時の電
源電圧の印加電圧を高くする等の方法があるが、いづれ
にしてもモータ駆動用の半導体ICの発熱が大きくなる
など、半導体ICを使用する上で半導体ICの寿命に対
する余裕度を減少させる。
【0013】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、スキャナモータの起動時間を短
くし、かつモータ駆動用の半導体ICの使用上の余裕度
つまり寿命を減少させることなくスキャナモータの駆動
制御を行う画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、次のように構成したものである。
【0015】(1)画像情報の走査手段を駆動するモー
タと、このモータの起動時から所定時間定常回転駆動時
よりも低い電圧で該モータを駆動させる制御手段を備え
た。
【0016】(2)(1)の画像形成装置において、制
御手段はモータのオン信号に基づいて起動時から所定時
間定常回転時よりも低い電圧で該モータを駆動させるよ
うにした。
【0017】(3)画像情報の走査手段を駆動するモー
タと、このモータの起動時から所定の回転数に達するま
での間定常回転駆動時よりも低い電圧で該モータを駆動
させる制御手段を備えた。
【0018】(4)(3)の画像形成装置において、制
御手段はモータのオン信号に基づいて起動時から所定の
回転数に達するまでの間定常回転時よりも低い電圧で該
モータを駆動させるようにした。
【0019】(5)(1)ないし(4)何れかの画像形
成装置において、モータの定常回転時にモータの起動時
と同じ低い電圧で該モータを駆動させる制御手段を有す
るようにした。
【0020】(6)モータの駆動電流を第1の設定値と
第2の設定値に切り替える切替手段を備え、前記モータ
の起動時にモータの起動時に前記モータへ供給する電源
電圧が定常回転時より低い電圧を印加する期間はモータ
の駆動電流を第1の設定値に切り替え、それ以降はモー
タの駆動電流を第2の設定値に切り替える制御手段を備
えた。
【0021】(7)モータの駆動電流を第1の設定値と
第2の設定値に切り替える切替手段を備え、前記モータ
の駆動時から所定時間はモータの駆動電流を第1の設定
値に切り替え、所定時間以後はモータの駆動電流を第2
の設定値に切り替える制御手段を備えた。
【0022】(8)モータの駆動電流を第1の設定値と
第2の設定値に切り替える切替手段を備え、前記モータ
の起動時から所定回転数に達するまでの間はモータの駆
動電流を第1の設定値に切り替え、所定回転数到達以後
はモータの駆動電流を第2の設定値に切り替える制御手
段を備えた。
【0023】(9)(6)の画像形成装置において、モ
ータへ定常回転時より低い電圧を印加する期間はモータ
のオン信号をチョッピングしてモータの駆動電圧を下
げ、それ以降はモータのオン信号をオン状態に固定する
ようにした。
【0024】(10)(7)の画像形成装置において、
モータの起動時から所定時間モータのオン信号をチョッ
ピングしてモータの駆動電圧を下げ、それ以降は前記モ
ータのオン信号をオン状態に固定するようにした。
【0025】(11)(8)の画像形成装置において、
モータの起動時に所定回転数に達するまでの間モータの
オン信号をチョッピングしてモータの駆動電圧を下げ、
それ以降はモータのオン信号をオン状態に固定するよう
にした。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)以下、図面を参照して本発明の実施例
を説明する。
【0027】図1は本発明に係るレーザビームプリンタ
の構成を示すブロック図である。同図中、1は電源スイ
ッチ、2はノイズをカットするノイズフィルタ、3は定
着ヒータ119制御用のフューザ制御部、4は低電圧電
源、5は温度センサ、6はファンモータであり、ファン
モータドライバ7によって制御される。8はレーザ光を
受光するための受光素子、9はBD回路である。
【0028】10は高電圧電源であり、感光ドラム11
2に高電圧を印加する一次帯電ローラ111、現像器1
13、転写ローラ114に必要な高電圧を供給する。
【0029】11はスキャナモータであり、感光ドラム
112の主走査方向にレーザを反射させるための不図示
のポリゴンミラーを回転させ、スキャナモータドライバ
12により制御される。13はメインモータであり、記
録紙を搬送するための不図示の記録紙搬送ローラ、感光
ドラム112および不図示の定着ローラを回転させ、メ
インモータドライバ14により制御される。106はレ
ーザドライバであり、画像信号に応じてレーザ光を発光
させ、光量を調節し、画像情報によりレーザダイオード
107を点滅させる。22はピックアップソレノイドで
あり、不図示の給紙トレイ上の記録紙を給紙するための
クラッチである。
【0030】15は記録紙のサイズを検知する紙サイズ
センサ、16は不図示の給紙トレイの記録紙の有無を検
知する紙有無センサ、17はドアセンサ、18は給紙状
態を検知する給紙センサ、19は排紙状態を検知する排
紙センサ、20はカートリッジセンサ、102はエンジ
ン部であり、このエンジン部102内のエンジンコント
ローラ105は、各種ドライバ、各種センサ等を制御
し、CPU105a,RAM105b,ROM105c
を有している。
【0031】100はビデオコントローラ部、101は
不図示のホストコンピュータで作成した印字情報をビデ
オコントローラ103に転送するためのホストI/F
(ホストインタフェイス)回路である。ビデオコントロ
ーラ103はCPU103a,RAM103b,ROM
103c,バッファ103d,不揮発性記憶媒体を有し
ており、ホストI/F回路101から転送された印字情
報を画像情報に展開する。そして、ビデオコントローラ
103とエンジンコントローラ105はビデオI/F
(ビデオインターフェイス)回路21により接続されて
いる。なお、104は表示、操作パネル、122はゼロ
クロス検知部である。
【0032】図2は本発明の第1の実施例を示す回路構
成図であり、同図中、4は低電圧電源、11はスキャナ
モータであり、スキャナモータドライバ12によって制
御される。105aはCPU、200はスキャナモータ
11を動作させるためのスキャナモータ11のON信
号、201はスキャナモータ11に供給する電源電圧を
切り替えるための電源切り替え信号、202はスキャナ
モータ11の回転数を検出する信号、203はスイッチ
用トランジスタ、204および205は抵抗、206は
電流供給用トランジスタ、207は抵抗、208はスキ
ャナモータ11に通電する駆動電流を検出するための電
流検出用抵抗である。
【0033】上記の回路においては、画像情報の走査手
段を駆動するスキャナモータ11の起動時から所定時
間、定常回転駆動時よりも低い電圧でスキャナモータ1
1を駆動させる制御手段を備えており、スキャナモータ
11のON信号200により定常回転時よりも低い電圧
でスキャナモータ11を駆動させるようにしている。
【0034】次に動作を説明する。画像形成装置が印字
可能状態である時、従来例で述べたような一連の動作を
開始して印字を行う。その動作中のスキャナモータ11
の駆動動作を以下に詳細に説明する。
【0035】まず、ビデオコントローラ部100から印
字要求信号をエンジンコントローラ105が受け付ける
と、エンジンコントローラ105上のCPU105aが
スキャナモータ11の回転を開始させるための信号であ
るスキャナモータON信号200をスキャナモータドラ
イバ12へ送信する。
【0036】図4はスキャナモータドライバ12の一例
を示す図である。以下、構成および動作について説明す
る。
【0037】ホール素子253,254,255は、ブ
ラシレスモータの位置を検出し、抵抗器251,252
と低圧電源ユニット4から供給された電圧Vccとロー
タからの磁束とホール素子の感度で決まる電圧を発生す
る。
【0038】差動アンプ256,257,258は、前
記ホール電圧を増幅し、LOGIC回路259に入力さ
れる。LOGIC回路259は、差動アンプ256,2
57,258の出力に対応して最適な励磁パターンを出
力ドライバ260,261,262に出力する。268
は抵抗器である。
【0039】出力ドライバ260,261,262は、
モータのコイル266をLOGIC回路259の出力に
準じて切れ間なく励磁する。これにより、モータのロー
タは回転する。この回転に比例したモータ発電機の周波
数285が発生し、発生した交流電圧がコンデンサ28
4を通して差動アンプ280に入力する。差動アンプ2
80で増幅された交流電圧はヒステリシスコンパレータ
281へ入力されゼロクロス付近のノイズ・チャタリン
グを取り除きパルス出力を出す。
【0040】ヒステリシスコンパレータ281のパルス
出力は、分周回路286を通して速度ディスクリ回路2
82へ入力される。速度ディスクリ回路282では、前
述のエンジンコントローラ105内のCPU105aか
らの画像密度に対応した周波数信号237を基に、ヒス
テリシスコンパレータ281から出力されるパルス出力
の周期を測定し、遅いと判断した時には加速パルスを、
早いと判断した時には減速パルスをその差分に比例した
だけ出力する。
【0041】速度ディスクリ回路282からの周波数偏
差情報はオペアンプ274と基準電圧275と抵抗器2
76,279、コンデンサ277,278でアナログ電
圧として出力する。
【0042】オペアンプ274からの出力は、オペアン
プ270でモータ電流に比例した抵抗器208の両端電
圧と比較され、加速度コントロールされる。オペアンプ
270の出力には加速度ループの発振防止用コンデンサ
273が接続されている。
【0043】前述のエンジンコントローラ105内のC
PU105aからのモータON/OFF信号200と、
サーマルシャットダウン回路とTSD271がモータO
N状態になっていれば、ゲート269はオペアンプ27
0の出力をLOGIC回路259に送出する。
【0044】LOGIC回路259は、前述の相の切り
替え動作と同時に、出力ドライブ260,261,26
2を通じてオペアンプ270の出力に応じてモータコイ
ル266の両端電圧をコントロールする。
【0045】これにより、モータは画像密度に対応した
定速度回転で回転する。モータコイル266に接続され
ているコンデンサ263,264,265はモータコイ
ル266をホール素子253,254,255の位置情
報に対応して相切り替えを行うときのインダクタンス成
分によるスパイク電圧を吸収するためのものである。
【0046】ここで、モータ起動時のモータドライバ1
2とモータコイル266の状態について少し述べてお
く。
【0047】エンジンコントローラ105内のCPU1
05aからモータON信号200が入力されると、LO
GIC回路269に従って出力ドライバ260,26
1,262がモータコイル266にモータ駆動電流を供
給し始める。この時は、モータコイル266に逆起電圧
Vmはほとんど発生していない。従って、低圧電源ユニ
ット4から供給されるVccのほとんどがモータドライ
バ12に印加されている。
【0048】モータコイル266に電流が流れると、こ
れに反比例して逆起電圧Vmが発生する。逆起電圧Vm
が発生すると、モータドライバ12に印加される電圧V
icは低下する。モータドライバ12に印加される電圧
は、Vic≒Vcc−Vm−R208×Imとして近似
式で表現できる。すなわち、モータの回転数が定回転数
に近づくにつれて、モータコイル266の逆起電圧Vm
が大きくなった時には、モータドライバ12に印加され
る電圧Vicが小さな値になるが、モータ起動時のよう
に逆起電圧Vmが小さい時には、モータドライバ12に
印加される電圧Vicが大きな値になっている。
【0049】本実施例では、図2の回路構成において、
図3のタイミングで低電圧電源4からスキャナモータ1
1に供給する電圧VccをスキャナON信号200が真
になったときから所定時間T1だけ低下させる。T1は
規定回転に到達するまでの時間以下で各機種にあわせて
設定をする。
【0050】回路動作は、CPU105aがスキャナO
N信号200を真にすると同時に、通常は“H”レベル
に固定している電源切り替え信号201を“L”レベル
にし、スイッチ用トランジスタ203をOFFさせ、電
流供給用のトランジスタ206をOFFさせる。これに
より、供給される電圧Vccは、抵抗207により電圧
降下が発生し、モータドライバ12に印加される電源電
圧は、Vic′≒(Vcc−R207×Im)−Vm−
R208×Imとなる。
【0051】以上のように、スキャナモータ11の逆起
電圧Vmが低いときには、モータドライバ12に印加さ
れる電圧Vicを(R207×Im)ボルトだけ低下さ
せることができる。
【0052】(第2の実施例)図5は第2の実施例のタ
イミング図であり、これを用いて動作説明をする。本実
施例では図1のスキャナモータ11に供給する電源電圧
を低下させるタイミングを、スキャナモータ11の回転
数を監視しながら決定するものである。
【0053】回路動作は、第1の実施例と同様で、スキ
ャナモータ11のON信号200に基づき、モータの回
転状態を検知する信号202をCPU105aが監視を
する。そして、所定回転数に到達したら、電源切り替え
信号201を“H”レベルにし、スイッチ用トランジス
タ203をONさせ、電源供給用のトランジスタ206
をONさせる。これにより、スキャナモータドライバ1
2とスキャナモータ11に供給する電源電圧をV2から
定格電源電圧V1に戻す。
【0054】(第3の実施例)図6は第3の実施例のタ
イミング図であり、これを用いて動作説明をする。本実
施例ではスキャナモータON信号200に基づき、モー
タの回転状態を検知する信号202をCPU105aが
監視をする。そして、図6に示すように、スキャナモー
タ11が規定回転数で定常回転していると判断した時、
スキャナモータ11とスキャナモータドライバ12に供
給する電源電圧を再度スキャナモータ11の起動時と同
じ定常定格電圧より低い電源電圧を供給する。
【0055】(第4の実施例)図7は第4の実施例を示
す回路図であり、同図中、209は抵抗、210は切り
替えスイッチ、211は切り替えスイッチ210を切り
替えるための切り替え信号であり、その他は図2の回路
構成と同様である。
【0056】上記の回路において、スキャナモータの駆
動電流のリミット値に第1の設定値と第2の設定値を設
け、スキャナモータの起動時に低い電圧を印加する期間
は第1の設定値、それ以降は第2の設定値に切り替える
ようにしている。
【0057】また、図8は第4の実施例のタイミング図
であり、図7,図8を用いて動作説明する。
【0058】起動時の制限電流を切り替えられるように
するため、電流検出抵抗の値を切り替える構成、つま
り、抵抗208と抵抗209を並列に接続し、切り替え
スイッチ210を切り替え信号211で電流検出抵抗の
値を切り替える。電流検出抵抗の値を切り替えるタイミ
ングは、図8に示すように、スキャナモータ11に供給
する電源電圧を起動時の定格電源電圧V1より低い電源
電圧V2から定格電源電圧V1に戻すタイミングに同期
して切り替える。
【0059】(第5の実施例)図9は第5の実施例のタ
イミング図である。これを用いて動作説明をする。
【0060】本実施例では、電流検出抵抗の値を切り替
えるタイミングを、図7に示すように、スキャナON信
号200に基づいた所定時間でT1で切り替える。
【0061】(第6の実施例)図10は第6の実施例の
タイミング図である。これを用いて動作説明をする。
【0062】本実施例では、電流検出抵抗の値を切り替
えるタイミングを、図10に示すように、スキャナモー
タ11のON信号200に基づき、モータの回転状態を
検知する信号202をCPU105aが監視をする。そ
して、スキャナモータ11の回転数が所定回転数に達し
たと判断した時に切り替える。
【0063】(第7の実施例)図11は第7の実施例の
タイミング図であり、これを用いて動作説明をする。本
実施例の回路構成は第4の実施例と同じであり、動作も
ほぼ同じである。ただし、スキャナモータドライバ12
の負荷を軽減させるために、スキャナモータ11のON
信号200を起動時はチョッピング(スキャナモータO
N信号200を連続的にON/OFF)させ、駆動電流
のリミット値には第1の設定値を使用するものである。
そして、チョッピングの終了タイミングをスキャナモー
タ11に供給する電源電圧を起動時の定格電源電圧V1
より低い電源電圧V2から定格電源電圧V1に戻すタイ
ミングに同期させ、駆動電流のリミット値も同時に第2
の設定値に切り替える。
【0064】(第8の実施例)図12は第8の実施例の
タイミング図である。これを用いて動作説明をする。本
実施例の回路構成は第4の実施例と同じであり、起動時
のスキャナモータ11のON信号200のチョッピング
(スキャナモータON信号200を連続的にON/OF
F)制御を終了させ、電流検出抵抗の値を切り替えるタ
イミングを、図12に示すように、スキャナモータON
信号200に基づいた所定時間T1で行う。
【0065】(第9の実施例)図13は第9の実施例の
タイミング図である。これを用いて動作説明をする。本
実施例の回路構成も第4の実施例と同じであり、起動時
のスキャナモータ11のON信号200のチョッピング
(スキャナモータON信号200を連続的にON/OF
F)制御を終了させ、電流検出抵抗の値を切り替えるタ
イミングを、図11に示すように、スキャナモータ11
のON信号200に基づき、モータの回転状態を検知す
る信号202をCPU105aにより監視し、スキャナ
モータ11の回転数が所定回転数に達したと判断した時
に行う。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スキャナモータの高速回転化に対し、画像情報の走査手
段を駆動するスキャナモータを定常回転駆動時よりも低
い電圧で駆動させる制御手段を備えたため、スキャナモ
ータの起動時間を短縮することができ、かつモータ駆動
用の半導体ICの使用上の余裕度つまり寿命を減少させ
ることなくスキャナモータを起動制御することが可能に
なるという効果がある。
【0067】また、スキャナモータを起動時から所定の
回転数に達するまでの間、定常回転駆動時よりも低い電
圧で駆動させる制御手段を備えることにより、スキャナ
モータの起動時間を効率よく短縮することができ、かつ
モータ駆動用の半導体ICの使用上の余裕度つまり寿命
を減少することなくスキャナモータを起動制御すること
が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るレーザビームプリンタの構成を
示すブロック図
【図2】 本発明の第1の実施例を示す回路構成図
【図3】 第1の実施例の動作を示すタイミング図
【図4】 スキャナモータドライバの一例を示す図
【図5】 第2の実施例の動作を示すタイミング図
【図6】 第3の実施例の動作を示すタイミング図
【図7】 本発明の第4の実施例を示す回路構成図
【図8】 第4の実施例の動作を示すタイミング図
【図9】 第5の実施例の動作を示すタイミング図
【図10】 第6の実施例の動作を示すタイミング図
【図11】 第7の実施例の動作を示すタイミング図
【図12】 第8の実施例の動作を示すタイミング図
【図13】 第9の実施例の動作を示すタイミング図
【符号の説明】
4 低電圧電源 11 スキャナモータ 12 スキャナモータドライバ 100 ビデオコントローラ部 102 エンジン部 105 エンジンコントローラ 105a CPU

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報の走査手段を駆動するモータ
    と、このモータの起動時から所定時間定常回転駆動時よ
    りも低い電圧で該モータを駆動させる制御手段を備えて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 制御手段はモータのオン信号に基づいて
    起動時から所定時間定常回転時よりも低い電圧で該モー
    タを駆動させることを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 画像情報の走査手段を駆動するモータ
    と、このモータの起動時から所定の回転数に達するまで
    の間定常回転駆動時よりも低い電圧で該モータを駆動さ
    せる制御手段を備えていることを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 制御手段はモータのオン信号に基づいて
    起動時から所定の回転数に達するまでの間定常回転時よ
    りも低い電圧で該モータを駆動させることを特徴とする
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 モータの定常回転時にモータの起動時と
    同じ低い電圧で該モータを駆動させる制御手段を有して
    いることを特徴とする請求項1ないし4何れか記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 モータの駆動電流を第1の設定値と第2
    の設定値に切り替える切替手段を備え、前記モータの起
    動時にモータの起動時に前記モータへ供給する電源電圧
    が定常回転時より低い電圧を印加する期間はモータの駆
    動電流を第1の設定値に切り替え、それ以降はモータの
    駆動電流を第2の設定値に切り替える制御手段を備えて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 モータの駆動電流を第1の設定値と第2
    の設定値に切り替える切替手段を備え、前記モータの駆
    動時から所定時間はモータの駆動電流を第1の設定値に
    切り替え、所定時間以後はモータの駆動電流を第2の設
    定値に切り替える制御手段を備えていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  8. 【請求項8】 モータの駆動電流を第1の設定値と第2
    の設定値に切り替える切替手段を備え、前記モータの起
    動時から所定回転数に達するまでの間はモータの駆動電
    流を第1の設定値に切り替え、所定回転数到達以後はモ
    ータの駆動電流を第2の設定値に切り替える制御手段を
    備えていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 モータへ定常回転時より低い電圧を印加
    する期間はモータのオン信号をチョッピングしてモータ
    の駆動電圧を下げ、それ以降はモータのオン信号をオン
    状態に固定することを特徴とする請求項6記載の画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】 モータの起動時から所定時間モータの
    オン信号をチョッピングしてモータの駆動電圧を下げ、
    それ以降は前記モータのオン信号をオン状態に固定する
    ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 モータの起動時に所定回転数に達する
    までの間モータのオン信号をチョッピングしてモータの
    駆動電圧を下げ、それ以降はモータのオン信号をオン状
    態に固定することを特徴とする請求項8記載の画像形成
    装置。
JP8350335A 1996-12-27 1996-12-27 画像形成装置 Pending JPH10186757A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043737A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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