JPH10185036A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH10185036A
JPH10185036A JP33792496A JP33792496A JPH10185036A JP H10185036 A JPH10185036 A JP H10185036A JP 33792496 A JP33792496 A JP 33792496A JP 33792496 A JP33792496 A JP 33792496A JP H10185036 A JPH10185036 A JP H10185036A
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JP
Japan
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pipe joint
nut
sleeve
contact portion
side contact
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JP33792496A
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Inventor
Hisayoshi Mizuno
寿佳 水野
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Kyosei Corp
Original Assignee
Kyosei Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
    • F16L21/02Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings
    • F16L21/04Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings in which sealing rings are compressed by axially-movable members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管部材の取付け作業を円滑に行えると共に、
製作コストを低減し得る管継手を提供する。 【解決手段】 共に周方向に沿う凸条部1aと凹条部1
bとを外周面に交互に有する管部材1の端部に装着すべ
く、雄ネジ部21と筒部22とを有する管継手本体2
と、孔部32及び雌ネジ部を有する袋状ナット3と、管
継手本体2の本体側接当部と袋状ナット3のナット側接
当部33とに支持されつつ管部材1に外嵌するスリーブ
4とを備え、テーパ状に形成した本体側接当部又はナッ
ト側接当部33に支持されるスリーブ端部が、管継手本
体2と袋状ナット3との螺合により径方向内方側に変形
して凹条部1bに係合する管継手Tにおいて、ナット側
接当部33を、スリーブ4と摺動しつつスリーブ4を押
圧可能な押圧リング33Aで構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周方向に沿った凸
条部と周方向に沿った凹条部とが長手方向に交互に並ぶ
状態で外周面に形成された管部材の端部に装着すべく、
外周面に雄ネジ部を有し且つ内側に前記管部材を挿入可
能な筒部を有する管継手本体と、前記管部材を挿入する
孔部および前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を有する袋
状ナットと、前記管部材に外嵌状態に装着し、一端部が
前記管継手本体の本体側接当部に受け止め支持され、且
つ、他端部が袋状ナットのナット側接当部に受け止め支
持されて長手方向の位置が規制されるスリーブとを備え
て構成し、前記本体側接当部又は前記ナット側接当部
を、前記長手方向に沿って前記スリーブから離間する側
ほど内径が漸減するテーパ状に形成すると共に、前記ス
リーブの端部のうち、前記テーパ状に形成された前記本
体側接当部又は前記ナット側接当部に受け止められる端
部が、前記管継手本体と前記袋状ナットとの螺合に伴う
前記本体側接当部と前記ナット側接当部との接近移動に
よって、前記本体側接当部又は前記ナット側接当部に案
内されて径方向内方側に変形して、前記凹条部に係合す
るように構成してある管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管継手としては、図7お
よび図8に示すごとく特開平8−200565号公報に
示すものがあった。即ち、従来技術に係る管継手Tは、
管部材1を各種の装置等に接続する際に管部材1の端部
を装着するものであって、管部材1を装着する際には管
継手本体2に袋状ナット3を螺合させ、スリーブ4を管
部材1側に縮径変形させて管部材1を嵌着する構成を有
する。但し、袋状ナット3を回転させる際には、当該袋
状ナット3とスリーブ4との共回りが生じがちであり、
この共回りが生じると、スリーブ4が嵌着しようとする
管部材1までもが回転して、管部材1が捩じられて変形
したり、破損するおそれがあった。よって、上記従来技
術においては、スリーブ4の側面に凸部51を設けると
共に、管継手本体2には当該凸部51を係合させるため
の凹部52を設けることで、袋状ナット3を回転させる
際の、前記袋状ナット3とスリーブ4との共回りを防止
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の管
継手本体2によれば次のような問題があった。例えば、
管継手本体2についてみれば、前記凹部52は管継手本
体2の外周に設けた雄ネジ部21の一部を機械的に切除
して形成されるから、切除部分の周囲にバリが残ること
がある。特に、このバリが径方向外方側すなわち雌ネジ
部31側に生じた場合には、袋状ナット3を螺合させる
際の障害になる。また、大きなバリが残存していると作
業者が怪我をするおそれもあるため、バリの除去作業は
入念に行う必要がある。そもそも、前記凹部52を形成
する手間が必要であり、管継手の製作効率を損ねる要因
の一つにもなっている。前記スリーブ4についてみれ
ば、前記管継手本体2の場合と同様に前記凸部51を形
成するのに手間を要する。特に、凸部51の突出高さが
高くなり過ぎると、スリーブ4を前記管継手本体2に装
着した際に前記凸部51の先端が前記雄ネジ部21の谷
部より外側に突出し、後で袋状ナット3を螺合させる場
合の障害となる。逆に、前記凸部51の突出高さが低過
ぎると、前記スリーブ4が前記管継手本体2の内部で自
由に回転してしまい、袋状ナット3の螺合に際してスリ
ーブ4の共回りを防止することが不可能となる。また、
前記スリーブ4自身に対する前記凸部51の形成位置に
ついても配慮する必要がある。つまり、前記スリーブ4
を前記管継手本体2に装着する時点で前記凸部51と前
記凹部52とは係合しなければならず、さらに、前記袋
状ナット3を螺合する途中の段階において、及び、前記
袋状ナット3の螺合が終了する状態まで前記凸部51は
前記凹部52に沿って移動可能でなければならない。以
上のごとく、袋状ナット3の螺合に際するスリーブ4の
共回りを防止すべく、前記管継手本体2に凹部52を設
け、前記スリーブ4に凸部51を設ける構成では、袋状
ナット3の螺合を損ねるおそれがある上に、凸部51等
の形成に手間が係り、さらに、入念なバリ取り作業が必
要となる等、管継手Tの性能上および製作コスト上の点
等において今だ改善の余地があった。
【0004】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、管部材の取付け作業を円滑に行えると共
に、製作コストを低減し得る管継手を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成を、図1乃至図6に示した例を参考
に説明する。
【0006】(構成1)本発明の管継手Tは、請求項1
に記載したごとく、ナット側接当部33を、スリーブ4
と摺動しつつスリーブ4を押圧可能な押圧リング33A
を袋状ナット3の内周面に取付けて構成した点に特徴を
有する。 (作用・効果)本構成であれば、袋状ナットを螺合させ
る際に、前記スリーブは袋状ナットに押圧されるのみで
あって袋状ナットと共に回転することがない。よって、
スリーブが係合することとなる管部材も前記袋状ナット
と共回りすることがなく、袋状ナットの螺合によって管
部材を捩じり変形させたり損傷させたりするおそれがな
くなる。また、押圧リングは単に袋状ナットに取付ける
だけであるから、先の従来技術のごとく、袋状ナットと
管継手本体との双方に加工を施す必要のある構成と比較
して、管継手の製造工数を簡略化することができ、製造
コストを低下させることができる。
【0007】(構成2)本発明の管継手Tは、請求項2
に記載したごとく、前記袋状ナット3を前記管継手本体
2に螺合させるに際し、前記袋状ナット3が前記スリー
ブ4に対して相対回転自在となるよう、前記押圧リング
33Aをポリアセタール、ナイロンあるいは四フッ化エ
チレンによって構成することができる。 (作用・効果)本構成であれば、前記袋状ナットと前記
スリーブとの間に生じる当接力について、前記袋状ナッ
トと前記スリーブとが良好に摺動し得る当接力の範囲を
広く確保できるため、前記袋状ナットの螺合に際して前
記スリーブが共回りする事態の発生をほぼ確実に防止す
ることができる。
【0008】(構成3)本発明の管継手Tは、請求項3
に記載したごとく、前記スリーブ4が径方向へ拡縮する
のを許容すべく、前記スリーブ4の長手方向に延出する
割溝41を前記スリーブ4自身に形成して構成すること
ができる。 (作用・効果)本構成であれば、管部材をスリーブに挿
入する際にはスリーブが割溝部分で自由に拡径するか
ら、管部材のスリーブへの挿入が容易となる。また、袋
状ナットを螺合させる際にはスリーブは割溝部分で十分
に縮径できるから、管部材をその外周面から確実に締め
付け固定することができる。
【0009】(構成4)本発明の管継手Tは、請求項4
に記載したごとく、前記スリーブ4の端部のうち前記テ
ーパ状に形成された前記本体側接当部23又は前記ナッ
ト側接当部33に受け止められる端部の周方向複数箇所
に切欠部42を形成して構成することができる。 (作用・効果)本構成によれば、スリーブ端部に切欠部
を形成してスリーブ端部の強度を低下させてあるから、
当該スリーブ端部がテーパ状の本体側接当部又はナット
側接当部に案内されて変形し易くなっている。よって、
袋状ナットを筒部に螺合する際の締付け力が小さくて済
み、管部材の接続作業を容易にすることができる。
【0010】(構成5)本発明の管継手Tは、請求項5
に記載したごとく、前記管継手本体2の前記本体側接当
部23のみをテーパー状に形成して構成することができ
る。 (作用・効果)本構成によれば、第1に、前記本体側接
当部および前記ナット側接当部のうち本体側接当部のみ
をテーパ状に形成すればよく、管継手の製作が容易にな
る。第2に、当該本体側接当部で変形させられたスリー
ブの端部は、管部材が引き抜かれようとする場合に管部
材に対してより噛込む角度に設定されるから、強い引抜
き抵抗力を発揮することができる。これに対して、前記
ナット側接当部で変形させられたスリーブの端部は、管
部材が引き抜かれようとする場合に拡径し易い角度に設
定されるから、其ほど強い引き抜き抵抗力を発揮するも
のではない。よって、本構成のごとく、本体側接当部の
みでスリーブを変形させる場合でも、スリーブの両端部
を変形させる場合に比べて管部材の引抜き抵抗力を其ほ
ど低下させることはなく、十分な抜止め効果を発揮させ
ることができる。
【0011】(構成6)本発明の管継手Tは、請求項6
に記載したごとく、筒部22に挿入された前記管部材1
の端部に密着する環状の本体側シール部材5を前記管継
手本体2に設けて構成することができる。 (作用・効果)本構成によれば、管継手本体と、その筒
部に挿入された管部材端部との間のシール性能を向上さ
せることができる。
【0012】(構成7)本発明の管継手Tは、請求項7
に記載したごとく、前記袋状ナット3に挿入された前記
管部材1の外周面に密着する環状のナット側シール部材
6を前記袋状ナット3の内周部に設けて構成することが
できる。 (作用・効果)本構成によれば、袋状ナットとそれに挿
入された管部材の外周面とをシールするから、水分が袋
状ナットと管部材外周面との間から管継手の内部に侵入
するのを防止でき、管継手の耐久性を向上させることが
できる。
【0013】尚、課題を解決するための手段の項に図面
との対照を便利にするために符号を記すが、当該記入に
より本発明は添付図面の構成に限定されるものではな
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4に基づいて、
本発明の実施形態を説明する。 (概要)本発明による管継手Tは、周方向に沿った環状
の凸条部1aと周方向に沿った環状の凹条部1bとが長
手方向に交互に並ぶ状態で外周面に形成されて曲げ加工
自在に構成された管部材1の端部に装着するものであ
る。当該管部材1は、例えばSUS304等のステンレ
ス鋼で構成することができる。管部材1の外周は被覆材
1cにて被覆してあり、管部材1を管継手Tに接続する
ときには、管継手Tに挿入する端部の被覆材1cを所定
長さにわたって剥離する。当該被覆材1cは、例えばポ
リ塩化ビニル等で構成することができる。管継手Tは、
外周面に雄ネジ部21が形成され且つ内側に管部材1が
挿入される筒部22を備えた管継手本体2と、管部材1
が挿入される孔部32と雄ネジ部21に螺合する雌ネジ
部31を備えた袋状ナット3と、管部材1に外嵌状態に
装着され、一端部が管継手本体2の本体側接当部23に
受け止め支持され、且つ、他端が袋状ナット3のナット
側接当部33に受け止め支持されて長手方向の位置が規
制されるスリーブ4とを備えて構成してある。
【0015】(管継手本体)前記管継手本体2のうち筒
部22は、その内孔が管継手流路Fに連通するように設
けてある。また、筒部22の内周面には、スリーブ4を
受止め支持するための本体側接当部23を形成してあ
る。当該本体側接当部23は、スリーブ4から離間する
側ほど内径が漸減するテーパ状を呈する。さらに、筒部
22の最奥部の内周面には、環状溝24を形成してあ
り、その環状溝24には、筒部22に挿入された管部材
1の外周面に密着して本体側シール部材5として機能す
るOリング5Aを嵌め込んである。尚、前記管継手本体
2は、例えば快削黄銅等を用いて構成することができ、
前記Oリング5Aは、例えばエチレン−プロピレン−ジ
エンゴム(以下、EPDMと略称する)等で構成するこ
とができる。
【0016】(袋状ナット)袋状ナット3に係る雌ネジ
部31の基端部には、例えば袋状ナット3の軸芯方向に
直交する環状の平面状に形成したナット側接当部33を
形成してある。但し、当該ナット側接当部33には、袋
状ナット3を螺合させる際の袋状ナット3とスリーブ4
との共回りを防止するために、滑り抵抗の小さい押圧リ
ング33Aを取り付けてある。前記袋状ナット3は、例
えば快削黄銅等を用いて構成することができ、前記押圧
リング33Aは、例えばポリアセタール(以下POMと
略称する)、ナイロン、四フッ化エチレン等で構成する
ことができる。前記孔部32の内周面には、環状溝34
を形成してあり、当該環状溝34には、袋状ナット3に
挿入された管部材1の被覆材1c外周面に密着してナッ
ト側シール部材6として機能する環状の防水パッキン6
Aを嵌め込んである。当該防水パッキン6Aは例えばE
PDMを用いて構成することができる。
【0017】(スリーブ)前記スリーブ4は、その軸芯
方向の両端部のうち前記本体側接当部23に受け止めら
れる端部が、袋状ナット3と管継手本体2との螺合に伴
ってテーパ状の本体側接当部23に案内され、径方向内
方側に変形して前記管部材1を嵌着するものである。当
該スリーブ4は、径方向への拡縮を許容するための割溝
41を形成した割り筒形状に形成してある。前記本体側
接当部23に受け止められる端部には、周方向に亘って
複数の切欠部42と切片部43とを交互に形成してあ
り、スリーブ4の端部が前記本体側接当部23に案内さ
れて変形し易いように構成してある。尚、この変形をよ
り容易にするためには、切片部43の基部を薄肉化して
脆弱部を形成しておいてもよい。上記機能を発揮させる
べく、当該スリーブ4は、例えばタフピッチ銅等で構成
することができる。
【0018】(装着要領)以下、管継手Tと管部材1と
の接続要領について説明する。管継手Tは、実際の使用
前にあっては図2に示すごとく仮締め状態に保持されて
いる。つまり、前記スリーブ4を変形させないように、
前記管継手本体2と前記袋状ナット3との間に仮締用リ
ング7を装着しつつ袋状ナット3を螺合しておく。当該
仮締用リング7は、完全な円環状に構成してもよいし、
途中に切断部を設けたC状の形状に構成してもよい。当
該仮締用リング7は、例えばPOMで構成することがで
きる。管継手Tに管部材1を接続する際には、前記仮締
用リング7を取り外し、管継手本体2に仮締めされた袋
状ナット3の孔部32から、予め端部の被覆材1cを所
定長さに亘って剥離した管部材1を挿入する。管部材1
の挿入は、図3に示すごとく、当該管部材1の先端部が
袋状ナット3の孔部32及びスリーブ4の内部を貫通し
てOリング5Aに突当たるまで行う。続いて、袋状ナッ
ト3を螺進させ、前記押圧リング33Aを前記本体側接
当部23に近接させることで、スリーブ4の端部のうち
本体側接当部23側の端部を縮径させる。このとき、前
記スリーブ4の端部のうち袋状ナット3側の端部は、袋
状ナット3に取り付けられた押圧リング33Aによって
押圧される。当該押圧リング33Aは滑り性のよい材料
で構成してあるから、スリーブ4は袋状ナット3と共回
りすることなく管継手本体2の側に押し込まれる。この
結果、管部材1を管継手Tに接続するに際して管部材1
は回転せず、管部材1に捩じり変形等を生じさせること
なく管継手Tに接続することができる。また、管部材1
の回転が阻止される結果、袋状ナット3の螺合作業も簡
便なものとなる。上記スリーブ4の縮径により、スリー
ブ4の端部が管部材1の凹条部1bに係合して管部材1
の抜出しを阻止する。この時、管部材1の端部はOリン
グ5A側に押圧密着されるから、管部材1は管継手Tの
管継手流路Fに対して確実にシールされた状態で接続さ
れる。また、管部材1の被覆材1cの外周面には防水パ
ッキン6Aが密着するから、管継手Tの内部に水分等が
侵入するのを有効に防止することができる。
【0019】〔別実施形態〕上記実施形態では、管継手
本体2の本体側接当部23及び袋状ナット3のナット側
接当部33のうち、本体側接当部23のみテーパ状に形
成する場合について例示したが、これに代えて、図5お
よび図6に示すごとく、ナット側接当部33もスリーブ
4から離間する側ほど内径が漸減するテーパ状に形成し
てもよい。この場合には、図5に示すごとく、スリーブ
4の端部のうち袋状ナット3側の端部にも複数の切欠部
42および切片部43を形成する。また、本実施形態の
場合には、図6に示すごとくテーパー面を有する押圧リ
ング33Bを用いる。本構成であれば、袋状ナット3の
螺進に際してスリーブ4を共回りさせることなく、スリ
ーブ4の袋状ナット3側の端部を縮径させることができ
る。本実施形態の場合には、図6に示すごとく、スリー
ブ4両端の切片部43が径方向内方側に変形して管部材
1の凹条部1bに係合するから、管部材1の抜け止め作
用を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる管継手の分解斜視図
【図2】管継手の縦断面図
【図3】管継手の縦断面図
【図4】管継手の縦断面図
【図5】別実施形態の管継手の分解斜視図
【図6】別実施形態の管継手の縦断面図
【図7】従来の管継手の縦断面図
【図8】従来の管継手の縦断面図
【符号の説明】
T 管継手 1 管部材 1a 凸条部 1b 凹条部 2 管継手本体 21 雄ネジ部 22 筒部 23 本体側接当部 3 袋状ナット 31 雌ネジ部 32 孔部 33 ナット側接当部 33A 押圧リング 4 スリーブ 41 割溝 42 切欠部 5 本体側シール部材 6 ナット側シール部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に沿った凸条部と周方向に沿った
    凹条部とが長手方向に交互に並ぶ状態で外周面に形成さ
    れた管部材の端部に装着すべく、 外周面に雄ネジ部を有し且つ内側に前記管部材を挿入可
    能な筒部を有する管継手本体と、 前記管部材を挿入する孔部および前記雄ネジ部に螺合す
    る雌ネジ部を有する袋状ナットと、 前記管部材に外嵌状態に装着し、一端部が前記管継手本
    体の本体側接当部に受け止め支持され、且つ、他端部が
    袋状ナットのナット側接当部に受け止め支持されて長手
    方向の位置が規制されるスリーブとを備えて構成し、 前記本体側接当部又は前記ナット側接当部を、前記長手
    方向に沿って前記スリーブから離間する側ほど内径が漸
    減するテーパ状に形成すると共に、 前記スリーブの端部のうち、前記テーパ状に形成された
    前記本体側接当部又は前記ナット側接当部に受け止めら
    れる端部が、前記管継手本体と前記袋状ナットとの螺合
    に伴う前記本体側接当部と前記ナット側接当部との接近
    移動によって、前記本体側接当部又は前記ナット側接当
    部に案内されて径方向内方側に変形して、前記凹条部に
    係合するように構成してある管継手において、 前記ナット側接当部を、前記スリーブと摺動しつつ前記
    スリーブを押圧可能な押圧リングを前記袋状ナットの内
    周面に取付けて構成してある管継手。
  2. 【請求項2】 前記袋状ナットを前記管継手本体に螺合
    させるに際し、前記袋状ナットが前記スリーブに対して
    相対回転自在となるよう、前記押圧リングをポリアセタ
    ール、ナイロンあるいは四フッ化エチレンによって構成
    してある請求項1記載の管継手。
  3. 【請求項3】 前記スリーブが径方向へ拡縮するのを許
    容すべく、前記スリーブの長手方向に延出する割溝を前
    記スリーブ自身に形成してある請求項1又は2に記載の
    管継手。
  4. 【請求項4】 前記スリーブの端部のうち前記テーパ状
    に形成された前記本体側接当部又は前記ナット側接当部
    に受け止められる端部の周方向複数箇所に切欠部を形成
    してある請求項1から3の何れかに記載の管継手。
  5. 【請求項5】 前記管継手本体の前記本体側接当部のみ
    をテーパー状に形成してある請求項1から4の何れかに
    記載の管継手。
  6. 【請求項6】 前記筒部に挿入された前記管部材の端部
    に密着する環状の本体側シール部材を前記管継手本体に
    設けてある請求項1から5の何れかに記載の管継手。
  7. 【請求項7】 前記袋状ナットに挿入された前記管部材
    の外周面に密着する環状のナット側シール部材を前記袋
    状ナットの内周部に設けてある請求項1から6の何れか
    に記載の管継手。
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JP33792496A Pending JPH10185036A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 管継手

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007062552A1 (fr) * 2005-12-02 2007-06-07 Guoliang Jian Joint de raccord de tuyaux d'eau en acier inoxydable
JP2007309450A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd 管継手
WO2009054534A1 (ja) * 2007-10-25 2009-04-30 Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. 管継手
JP2015129580A (ja) * 2013-12-04 2015-07-16 積水化学工業株式会社 ユニオン継手

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