JP2780945B2 - 継 手 - Google Patents

継 手

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JP2780945B2
JP2780945B2 JP7010276A JP1027695A JP2780945B2 JP 2780945 B2 JP2780945 B2 JP 2780945B2 JP 7010276 A JP7010276 A JP 7010276A JP 1027695 A JP1027695 A JP 1027695A JP 2780945 B2 JP2780945 B2 JP 2780945B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周方向に沿った凸条部
と周方向に沿った凹条部とが長手方向に交互に並ぶ状態
で外周面に形成された管部材の端部に装着される継手に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる継手において、従来は、図7及び
図8に示すように、外周面に雄ネジ部21が形成され且
つ内側に管部材1が挿入される筒部22を備えた継手本
体2と、管部材1が挿入される孔部32と筒部22の雄
ネジ部21に螺合する雌ネジ部31を備えた袋状ナット
3と、管部材1に外嵌状態に装着されるスリーブ4とを
備えて構成し、スリーブ4は、円筒体を軸芯方向に二等
分した形状の二つ割り筒体形状に、保形性を有する材料
にて形成するとともに、スリーブ4の内周面に環状突起
部45を形成し、外周面に軸芯方向に沿った長尺状突起
部46を形成していた。
【0003】そして、環状突起部45を管部材1の凹状
部1bに嵌め込んだ状態でスリーブ4を管部材1の外周
面に被せ、スリーブ4の先端を継手本体2の筒部22の
入口部に嵌め込んだ状態で、袋状ナット3を継手本体2
の筒部22に螺合することに伴って、二つ割り筒体の間
隔を狭める状態でスリーブ4を筒部22内に圧入するこ
とにより、環状突起部45を凹状部1bに係合させて、
管部材1を継手Tに抜け止め状態で接続するように構成
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
継手では、管部材を継手に接続する際には、継手を、継
手本体、袋状ナット及びスリーブの3つにばらばらに分
解した状態で、上述のようにして、管部材を接続する必
要があり、接続作業が複雑であるという問題があった。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、管部材の接続作業を簡単に行え
る継手を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による継手の第1
の特徴構成は、外周面に雄ネジ部が形成され且つ内側に
前記管部材が挿入される筒部を備えた継手本体と、前記
管部材が挿入される孔部と前記雄ネジ部に螺合する雌ネ
ジ部を備えた袋状ナットと、前記管部材に外嵌状態に装
着され、一端面が前記継手本体の接当規制部に受け止め
支持され且つ他端面が袋状ナットの接当規制部に受け止
め支持されて長手方向の位置が規制されるスリーブとを
備えて構成され、前記継手本体の接当規制部又は袋状ナ
ットの接当規制部が、前記スリーブから離間する側ほど
内径が漸減するテーパ状に形成され、前記スリーブにお
ける前記テーパ状の接当規制部に受け止められる端部
が、前記継手本体と前記袋状ナットとの螺合に伴う前記
一対の接当規制部の接近移動によって、前記テーパ状の
接当規制部に案内されて径方向内方側に変形して、前記
管部材の凹条部に係合されるように構成され、前記スリ
ーブが直円筒形状に形成され、前記スリーブに、径方向
への拡縮を許容するための割溝が形成され、並びに、前
記スリーブにおける前記テーパ状の接当規制部に受け止
められる端部の周方向複数箇所に、切欠部が形成され、
互いに係合することによって前記継手本体と前記スリー
ブとの相対回転を阻止する凹部と凸部とが、前記継手本
体と前記スリーブとに各別に設けられている点にある。
【0007】第2の特徴構成は、前記一対の接当規制部
のうちの、前記継手本体の接当規制部のみが、前記テー
パー状に形成されている点にある。
【0008】第3の特徴構成は、前記継手本体に、前記
筒部に挿入された前記管部材の外周面に密着する環状の
封止部材が設けられている点にある。
【0009】第4の特徴構成は、前記袋状ナットに、そ
れに挿入された前記管部材の外周面に密着する環状の封
止部材が設けられている点にある。
【0010】
【作用】第1の特徴構成による作用は、以下の通りであ
る。直円筒形状のスリーブにおけるテーパ状の接当規制
部に受け止められる端部を変形させない状態で、継手本
体の接当規制部及び袋状ナットの接当規制部にてスリー
ブの長手方向の位置を規制するまで、袋状ナットを継手
本体の筒部に螺合して仮締めしておく。
【0011】仮締めした状態で、管部材を袋状ナットの
孔部からスリーブにまで挿入する。管部材をスリーブに
挿入する際には、管部材の挿入に伴って、スリーブは割
溝部分で拡径する。そして、管部材をスリーブに挿入し
た状態で、袋状ナットを筒部に更に螺合すると、一対の
接当規制部の接近移動によって、スリーブにおけるテー
パ状の接当規制部に受け止められる端部が、テーパ状の
接当規制部に案内されて径方向内方側に変形して、その
変形部分が管部材の凹条部に係合され、並びに、スリー
ブが割溝部分で縮径して、管部材をその外周面から締め
付けるので、管部材を継手に抜け止め状態で接続するこ
とができる。
【0012】袋状ナットを継手本体の筒部に螺合すると
きは、筒部とスリーブに各別に設けられた凹部と凸部と
が互いに係合しているので、袋状ナットを継手本体に螺
合するに伴って、スリーブ及び管部材が共回りすること
がない。又、スリーブにおけるテーパ状の接当規制部に
受け止められる端部の周方向複数箇所に切欠部が形成さ
れているので、その端部は、強度が弱くなっていて、テ
ーパ状の接当規制部に案内されて変形しやすくなってい
る。
【0013】第2の特徴構成によれば、一対の接当規制
部のうち、継手本体側の接当規制部のみをテーパ状に形
成するので、継手の加工が簡単になる。
【0014】一対の接当規制部のうちのいずれか一方の
みをテーパ状に形成するにしても、継手本体側の接当規
制部のみをテーパ状に形成すると、以下に説明するよう
な利点がある。図4に示すように、スリーブ4における
継手本体2側の端部が、継手本体2のテーパ状の接当規
制部23に案内されて径方向内方側に変形して、その変
形部分が管部材1の凹条部1bに係合している状態で
は、管部材1を抜く方向に力が作用しても、スリーブ4
の変形部分が係合されている凹条部1bの両側の凸条部
1a,1aのうちの、スリーブ4の外側に位置する凸条
部1aが、スリーブ1の変形部分の端部に当たる状態と
なるので、管部材1の抜け止め作用が効果的に作用す
る。
【0015】ちなみに、一対の接当規制部のうちのいず
れか一方のみをテーパ状に形成するにしても、袋状ナッ
ト側の接当規制部のみをテーパ状に形成する場合は、以
下に説明するような欠点がある。
【0016】図6に示すように、スリーブ4における袋
状ナット3側の端部が、袋状ナット3のテーパ状の接当
規制部33に案内されて径方向内方側に変形して、その
変形部分が管部材1の凹条部1bに係合している状態で
は、管部材1を抜く方向に力が作用すると、前記変形部
分が係合されている凹条部1bの両側の凸条部1a,1
aのうちの、スリーブ4の内側に位置する凸条部1aが
前記変形部分の内側に当たって、凸条部1aが前記変形
部分を径方向外方側に押し広げる状態となるので、管部
材1の抜け止め作用が弱くなる。
【0017】但し、図6は、継手本体2側の接当規制部
33及び袋状ナット3側の接当規制部33のいずれもテ
ーパ状に形成した例であるが、上記では、スリーブ4に
おける袋状ナット3側の端部を変形させた場合の抜け止
め作用について、この図6を参考にして説明した。
【0018】第3の特徴構成によれば、継手本体と、そ
の筒部に挿入された管部材の外周面との間を、環状の封
止部材にて封止することができる。
【0019】第4の特徴構成によれば、袋状ナットとそ
れに挿入された管部材の外周面とを、環状の封止部材に
て封止することができる。
【0020】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、メーカー側
が、継手を前述のように仮締めした状態で製品として出
荷しても、ユーザー側では、管部材を継手に接続する際
には、継手を継手本体、袋状ナット及びスリーブの3つ
にばらばらに分解しなくても、継手を前述のように仮締
めした状態で、管部材を継手に接続することができるの
で、接続作業が簡単になった。しかも、メーカー側は、
継手を前述のように仮締めした状態で製品として出荷す
ることができるので、部品点数が少なくなり、メーカー
からユーザーに至る流通経費を削減することができるよ
うになり、又、ユーザー側においては、継手を一つの部
品として管理することができるので、部品管理を簡略化
することができるようになった。
【0021】管部材をスリーブに挿入する際には、管部
材をスリーブに挿入し易いので、管部材の接続作業が一
層簡単になり、又、スリーブの端部の変形部分と管部材
の凹条部との係合と、スリーブの縮径による管部材の外
周面からの締め付けとの協働により管部材を抜け止めす
ることができるので、管部材の抜け止めが一層向上し
た。
【0022】又、管部材を継手に接続する際に、管部材
の共回りを防止するための措置を講ずる必要がないの
で、管部材の接続作業が更に簡単になった。又、スリー
ブにおけるテーパ状の接当規制部に受け止められる端部
が変形しやすくなっているので、袋状ナットを筒部に螺
合する際の締め付けに要する力が小さくて済み、管部材
の接続作業が楽になった。
【0023】第2の特徴構成によれば、管部材の抜け止
め力を低下させることなく、継手の加工コストを低減す
ることができるようになった。
【0024】第3の特徴構成によれば、管部材を継手に
接続する際のシール性を一層向上することができるよう
になった。
【0025】第4の特徴構成によれば、水分が、袋状ナ
ットとそれに挿入された管部材の外周面との間を通って
継手の内部に侵入するのを防止することができるので、
継手の耐久性を一層向上することができるようになっ
た。
【0026】
【実施例】以下、図1ないし図4に基づいて、本発明の
実施例を説明する。本発明による継手Tは、周方向に沿
った環状の凸条部1aと周方向に沿った環状の凹条部1
bとが長手方向に交互に並ぶ状態で外周面に形成されて
曲げ加工自在に構成された、金属性の管部材1の端部に
装着するものである。
【0027】管部材1の外周は樹脂性の被覆材1cにて
被覆してあり、管部材1を継手Tに接続するときには、
継手Tに挿入する端部の被覆材1cを所定長さにわたっ
て剥離する。
【0028】継手Tは、外周面に雄ネジ部21が形成さ
れ且つ内側に管部材1が挿入される筒部22を備えた金
属製の継手本体2と、管部材1が挿入される孔部32と
雄ネジ部21に螺合する雌ネジ部31を備えた金属製の
袋状ナット3と、管部材1に外嵌状態に装着され、一端
面が継手本体2の接当規制部23に受け止め支持され且
つ他端面が袋状ナット3の接当規制部33に受け止め支
持されて長手方向の位置が規制されるスリーブ4とを備
えて構成してある。
【0029】次に、継手本体2について説明を加える。
【0030】筒部22は、その内孔が継手流路Fに連通
するように設けてある。接当規制部23は、筒部22の
内周面に形成してあり、その接当規制部23は、スリー
ブ4から離間する側ほど内径が漸減するテーパ状に形成
してある。又、筒部22の最奥部の内周面には、環状溝
25を形成してあり、その環状溝25には、筒部22に
挿入された管部材1の外周面に密着する環状の封止部材
としてのOリング5を嵌め込んである。更に、筒部22
の端部には、後述するスリーブ4の凸部44に係合する
凹部24を2箇所に形成してある。
【0031】次に、袋状ナット3について説明を加え
る。
【0032】接当規制部33は、袋状ナット3の軸芯方
向に直交する端面にて形成してある。孔部32の内周面
における軸芯方向外方側には、内径が軸芯方向内方側よ
りも大の大径部34を形成してあり、管部材1を挿入し
たときに、管部材1の被覆材1cが大径部34に嵌まり
込むようにしてある。更に、孔部32の大径部34の内
周面には、環状溝35を形成してあり、その環状溝35
には、袋状ナット3に挿入された管部材1の外周面(被
覆材1c)に密着する環状の封止部材としての防水パッ
キング6を嵌め込んである。
【0033】次に、スリーブ4について説明を加える。
【0034】スリーブ4は、そのスリーブ4におけるテ
ーパ状の接当規制部23に受け止められる端部が、袋状
ナット3と継手本体2との螺合に伴う一対の接当規制部
23,33の接近移動によって、テーパ状の接当規制部
23に案内されて径方向内方側に変形するような形状、
及び材料(例えば銅)にて形成してある。スリーブ4
は、直円筒形状に形成し、並びに、径方向への拡縮を許
容するための割溝41を形成した割り筒形状に形成して
ある。更に、スリーブ4におけるテーパ状の接当規制部
23に受け止められる端部(即ち、継手本体2側の端
部)の周方向複数箇所に、切欠部42を形成することに
より、前記端部の周方向複数箇所に、切片部43を形成
して、テーパ状の接当規制部23に案内されて変形しや
すいようにしてある。又、スリーブ4の外周面には、前
述の継手本体の凹部24に係合させる凸部44を2箇所
に形成してある。尚、凹部24の軸芯方向の長さを、凸
部44の軸芯方向の長さよりも長くして、袋状ナット3
と継手本体2との螺合の際に、凹部24と凸部44との
相対移動を許容するようにしてある。
【0035】次に、上述のように構成した継手Tに管部
材1を接続する手順について、説明する。
【0036】継手Tは、メーカから、図2に示すような
仮締め状態にて、つまり、スリーブ4におけるテーパ状
の接当規制部23に受け止められる端部を変形させない
状態で、継手本体1の接当規制部23及び袋状ナット3
の接当規制部33にてスリーブ4の長手方向の位置を規
制するまで、袋状ナット3を継手本体2の筒部22に螺
合した状態にて、出荷される。
【0037】管部材1を継手Tに接続する作業者は、管
部材1の継手Tに挿入する端部の被覆材1cを所定長さ
にわたって剥離してから、図3に示すように、管部材1
を袋状ナット3の孔部32からスリーブ4にまで挿入す
るとともに、管部材1の先端部をOリング5に当て付け
る。
【0038】図4に示すように、袋状ナット3を筒部2
2に更に螺合すると、一対の接当規制部23,33の接
近移動によって、スリーブ4におけるテーパ状の接当規
制部23に受け止められる端部の切片部43が、テーパ
状の接当規制部23に案内されて径方向内方側に変形し
て、その変形部分が管部材1の凹条部1bに係合され
て、管部材1が継手Tに抜け止め状態で接続される。同
時に、管部材1の外周面にOリング5が密着して、管部
材1が確実にシールされて継手Tの継手流路Fに接続さ
れる。又、管部材1の被覆材1cの外周面に、防水パッ
キング6が密着して、継手Tの内部への水分の侵入が防
止される。
【0039】〔別実施例〕 次に別実施例を説明する。 上記実施例では、継手本体2の接当規制部23及び
袋状ナット3の接当規制部33のうち、継手本体2の接
当規制部23のみテーパ状に形成する場合について例示
したが、これに代えて、図6に示すように、袋状ナット
3の接当規制部33も、スリーブ4から離間する側ほど
内径が漸減するテーパ状に形成してもよい。この場合、
図5に示すように、スリーブ4における袋状ナット3の
テーパ状接当規制部33に受け止められる端部の周方向
複数箇所にも、切欠部42を形成することにより、前記
端部の周方向複数箇所に、切片部43を形成するほう
が、好ましい。
【0040】この場合は、図6に示すように、スリーブ
4の両端部の切片部43が、袋状ナット3と継手本体2
との螺合に伴う一対のテーパ状の接当規制部23,33
の接近移動によって、それらに案内されて径方向内方側
に変形して管部材1の凹条部1bに係合されるので、管
部材1の抜け止め作用が一層向上する。
【0041】 互いに係合することによって継手本体
2とスリーブ4との相対回転を阻止する凹部と凸部と
を、継手本体2とスリーブ4とに各別に設けるに、上記
実施例では、凸部44をスリーブ4に形成し、その凸部
44に係合する凹部24を継手本体2に形成する場合に
ついて例示したが、これに代えて、逆に、凸部を継手本
体2に形成し、その凸部に係合する凸部をスリーブ4に
形成してもよい。
【0042】 切片部43の基部に、薄肉にする等の
加工を施して脆弱部を形成することにより、切片部43
を、袋状ナット3と継手本体2との螺合に伴う一対の接
当規制部23,33の接近移動によって、テーパ状の接
当規制部23に案内されて、径方向内方側に変形し易い
ように構成してもよい。
【0043】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる継手の分解斜視図
【図2】継手の縦断面図
【図3】継手の縦断面図
【図4】継手の縦断面図
【図5】別実施例の継手の分解斜視図
【図6】別実施例の継手の縦断面図
【図7】従来の継手の分解斜視図
【図8】従来の継手の縦断面図
【符号の説明】
1 管部材 2 継手本体 3 袋状ナット 4 スリーブ 5,6 封止部材 21 雄ネジ部 22 筒部 23,33 接当規制部 24 凹部 31 雌ネジ部 32 孔部 41 割溝 42 切欠部 44 凸部 1a 凸条部 1b 凹条部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に沿った凸条部(1a)と周方向
    に沿った凹条部(1b)とが長手方向に交互に並ぶ状態
    で外周面に形成された管部材(1)の端部に装着される
    継手であって、 外周面に雄ネジ部(21)が形成され且つ内側に前記管
    部材(1)が挿入される筒部(22)を備えた継手本体
    (2)と、 前記管部材(1)が挿入される孔部(32)と前記雄ネ
    ジ部(21)に螺合する雌ネジ部(31)を備えた袋状
    ナット(3)と、 前記管部材(1)に外嵌状態に装着され、一端面が前記
    継手本体(2)の接当規制部(23)に受け止め支持さ
    れ且つ他端面が袋状ナット(3)の接当規制部(33)
    に受け止め支持されて長手方向の位置が規制されるスリ
    ーブ(4)とを備えて構成され、 前記継手本体(2)の接当規制部(23)又は袋状ナッ
    ト(3)の接当規制部(33)が、前記スリーブ(4)
    から離間する側ほど内径が漸減するテーパ状に形成さ
    れ、 前記スリーブ(4)における前記テーパ状の接当規制部
    (23)に受け止められる端部が、前記継手本体(2)
    と前記袋状ナット(3)との螺合に伴う前記一対の接当
    規制部(23),(33)の接近移動によって、前記テ
    ーパ状の接当規制部(23)に案内されて径方向内方側
    に変形して、前記管部材(1)の凹条部(1b)に係合
    されるように構成され、前記スリーブ(4)が直円筒形状に形成され、 前記スリーブ(4)に、径方向への拡縮を許容するため
    の割溝(41)が形成され、並びに、前記スリーブ
    (4)における前記テーパ状の接当規制部(23)に受
    け止められる端部の周方向複数箇所に、切欠部(42)
    が形成され、 互いに係合することによって前記継手本体(2)と前記
    スリーブ(4)との相対回転を阻止する凹部(24)と
    凸部(44)とが、前記継手本体(2)と前記スリーブ
    (4)とに各別に設けられている 継手。
  2. 【請求項2】 前記一対の接当規制部(23),(3
    3)のうちの、前記継手本体(2)の接当規制部(2
    3)のみが、前記テーパー状に形成されている請求項1
    記載の継手。
  3. 【請求項3】 前記継手本体(2)に、前記筒部(2
    2)に挿入された前記管部材(1)の外周面に密着する
    環状の封止部材(5)が設けられている請求項1又は2
    記載の継手。
  4. 【請求項4】 前記袋状ナット(3)に、それに挿入さ
    れた前記管部材(1)の外周面に密着する環状の封止部
    材(6)が設けられている請求項1、2、又は3記載の
    継手。
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