JP5355911B2 - ホース接続用コネクタ - Google Patents
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Description
また、ねじ込み式でホースに接続するコネクタは、ニップルとフクロナットの材質が同一である。材質が特にステンレス製の場合、ニップルとフクロナットの締め付け時にねじ部に負荷が掛かると、ねじ同士が焼き付き現象が発生し、ねじ込み不可能になったり、再利用が不可能になったりすると言う欠点がある。そこで、ニップル又はフクロナットのどちらか一方のねじに樹脂コーティングを施して、焼き付き防止や十分な密封性を確保するための技術が開示されている(例えば特許文献1を参照)。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、分解や組み立てを頻繁に行っても、ねじ部の焼き付きを防止できるホース接続用コネクタを提供することを目的とする。
解決手段1によれば、ニップル本体(具体的にはスリーブ)のねじ部は樹脂製であり、このねじ部と歯合するフクロナットは金属製である。このようにニップル本体とフクロナットの部材(材質)を異にしたので、分解や組み立てを頻繁に行った場合でも、ねじ部が焼き付くことはない。
解決手段2によれば、弾性スリーブの両端部はこれらの近傍に形成された溝部(例えばV字状の溝)によって相対的に高くなるため、締め付け時にはホースの外周面に食い込んでホースを固定する。さらに、ほぼ中央の外径部(以下では「外径中央部」とも呼ぶ。)に形成したピラミッド状の凸部に対応する内周面部位が締め付け時にホースの外周面に食い込んでホースを固定する。したがって、単にニップル本体とフクロナットとの歯合による締め付けを行うだけで、ホースの抜けを確実に防止できる。
解決手段3によれば、弾性スリーブの両端部は締め付け時に内径方向へ縮小し、ホースの外周面に食い込む。外径中央部の凸部に形成された溝部に対応する内周面部位が締め付け時にホースの外周面に食い込む。したがって、3箇所でホースの外周面を締め付けることになるので、ホースが抜けてしまうのを確実に防止できる。
解決手段4によれば、弾性スリーブには軸方向の両端からすり割り(すなわちスリット)が交互かつ間隔をおいて入っている。すり割りを入れることによって、弾性スリーブの径方向の拡大/縮小が容易に行える。また、弾性スリーブを硬質の材料を用いて形成することができるようになり、耐用期間を延ばすことが可能になる。
実施の形態1は、両端付近に溝部を形成した弾性スリーブを用いて構成したホースコネクタの例であって、図1〜図6を参照しながら説明する。図3(B)および図5(A)を除く各図は、一点鎖線より上側を断面図で表し、一点鎖線より下側を外観図で表す。
ワッシャ32は、外周面に凹部32aおよび導入部32bを備え、内周面に傾斜部32cを備える。凹部32aよりも大きな外径で形成される導入部32bは傾斜面を有するので、凸部30bを凹部32aに圧入する際に導入する役割を果たす。
(a1)ニップル本体10(具体的にはスリーブ14)のねじ部14eは樹脂製で、このねじ部14eと歯合するフクロナット30は金属製で構成した(図2,図4,図6を参照)。このようにニップル本体10とフクロナット30の部材(材質)を異にしたので、分解や組み立てを頻繁に行った場合でも、ねじ部14eが焼き付くことはない。
なお、樹脂製のねじ部14eは金属製のフクロナット30よりも剛性が低いために摩耗しやすいが、摩耗した場合にはスリーブ14を交換すればよい。スリーブ14は樹脂製であるために金属製よりもコストを安く抑えられるので、ランニングコストも安くなる。
実施の形態2は、外径中央部に形成した凸部に溝部を備えた弾性スリーブを用いて構成したホースコネクタの例であって、図7〜図10を参照しながら説明する。なお、ホースコネクタのうち弾性スリーブを除く構成要素は実施の形態1と同様である。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(b1)弾性スリーブ22の両端部は締め付け時に内径方向へ縮小し、ホース40の外周面に食い込む(図10を参照)。また、外径中央部の凸部22aに形成された溝部22bに対応する内周面部位が締め付け時にホース40の外周面に食い込む(図10を参照)。したがって、3箇所でホース40の外周面を締め付けることになるので、ホース40が抜けてしまうのを確実に防止できる。
以上では本発明を実施するための最良の形態について実施の形態1,2に従って説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に表す各形態を実現してもよい。
なお、本例では図8に表す弾性スリーブ22に対してすり割り24bを備える構成としたが、図3に表す弾性スリーブ20に対してすり割り24bを備える構成としてもよい。この場合でも、弾性スリーブ24の場合と同様の作用効果が得られる。
12 ニップル
12a 取付部
12b 六角凸部
12c 嵌合部
12d 凸部
12e 傾斜部
12f 凹凸部
12g 機器取付部
12h ホース挿入部
14 スリーブ
14a 六角凹部
14b ツバ
14c 傾斜部
14d 回動頭部
14e ねじ部
20,22,24 弾性スリーブ
20a,20c 溝部
20b 凸部
20d,22c ギザ
22a,24a 凸部
22b,24c 溝部
24b すり割り
30 フクロナット
30a ねじ部
30b 凸部
32 ワッシャ
32a 凹部
32b 導入部
32c 傾斜部
40 ホース
42 補強線
Claims (4)
- ホースを挿入可能なニップル本体と、そのニップル本体に歯合する金属製のフクロナットとを有し、予めホース端部の外周に前記金属製のフクロナットおよび弾性スリーブを装着したホースを前記ニップル本体に挿入し、前記ニップル本体と前記金属製のフクロナットとの歯合によって締め付けて接続するホース接続用コネクタであって、
前記ニップル本体は、金属製のニップルと、樹脂製のスリーブとを嵌合して一体化させることにより形成され、
前記金属製のニップルは、機器に取付け可能とする機器取付部と、ホースが挿入されるホース挿入部とを有した一体部品であり、
前記機器取付部は、機器取付方向先端側に配置される取付部と、機器取付方向基端側に配置される六角凸部とを有した一体部分であり、
前記ホース挿入部は、ホース挿入方向基端側に設けられる凹凸部と、ホース挿入方向先端側に設けられる嵌合部と、該凹凸部と該嵌合部との間に設けられる傾斜部とを有した一体部分であり、
前記凹凸部は、前記ニップル本体と前記金属製のフクロナットとの歯合によって締め付ける際に挿入したホースの内周面に食い込む部分として設定されており、
前記傾斜部は、前記ニップル本体と前記金属製のフクロナットとの歯合によって締め付ける際に挿入したホースのホース端部を前記樹脂製のスリーブの内周面と挟み込む部分として設定されており、
前記樹脂製のスリーブは、ホース挿入方向基端側に設けられるツバと、ホース挿入方向先端側に設けられる回動頭部とを一体に成形する一体部品であり、
前記ツバは、前記傾斜部のホース挿入方向先端側に設けられる凸部と前記機器取付部の前記六角凸部との間に設定される、前記嵌合部の凹状部位に対して嵌め込まれるようになっており、
前記回動頭部の内周側には、前記嵌合部への前記ツバの嵌め込みにより前記六角凸部に嵌合される六角凹部が設けられており、
前記樹脂製のスリーブの外周面には前記金属製のフクロナットと歯合するねじ部が形成され、
前記嵌合部に前記ツバが嵌め込まれ且つ前記六角凸部に前記六角凹部が嵌合された前記樹脂製のスリーブと前記金属製のフクロナットとの、樹脂対金属のねじ部同士の歯合による締め付けに伴って、前記弾性スリーブを内径方向へ縮小させてホースを接続することを特徴とするホース接続用コネクタ。 - 前記金属製のニップルは、ステンレス製であり、
弾性スリーブは、両端付近の外径部に溝部を形成するとともに、ほぼ中央の外径部にピラミッド状の凸部を形成することを特徴とする請求項1のホース接続用コネクタ。 - 前記金属製のニップルは、ステンレス製であり、
弾性スリーブは、ほぼ中央の外径部に凸部を形成し、その凸部の中央付近に溝部を形成することを特徴とする請求項1のホース接続用コネクタ。 - 前記金属製のニップルは、ステンレス製であり、
弾性スリーブは、外径中央部に凸部を形成し、その凸部の中央付近に溝部を形成し、さらに間隔をおいて軸方向の両端からすり割りを交互に入れる構成としたことを特徴とする請求項1のホース接続用コネクタ。
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