JPH10184384A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JPH10184384A
JPH10184384A JP8340201A JP34020196A JPH10184384A JP H10184384 A JPH10184384 A JP H10184384A JP 8340201 A JP8340201 A JP 8340201A JP 34020196 A JP34020196 A JP 34020196A JP H10184384 A JPH10184384 A JP H10184384A
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正一 林▲崎▼
Kunihiro Yoshizu
邦弘 吉津
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 クランクケース36が船外機1の前方を
向いた多気筒エンジン3を、係脱装置にて着脱可能なア
ンダーケース21とエンジンカバー22とで収容する船
外機1において、係脱装置を、アンダーケースにエンジ
ンカバーを複数の鈎部材で係脱する構成とし、複数の鈎
部材の少なくとも2つを連動させて一体的に係脱させる
ように回転可能な連結軸で連結し、この連結軸を回転操
作するための操作部材56をアンダーケースに、且つ、
船体の推進方向に対して左右いずれかに配置し、また、
クランクケースの前面に、操作部材の配置方向に向けた
エンジン潤滑用オイル注入口45を取付けた。 【効果】 エンジンカバーの着脱作業とオイル注入作業
とを容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船外機に関し、特
に、エンジンカバーのロック開閉用操作部材と、クラン
クケースのオイル注入口との、配置に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機は、一般にアンダーケースの上部
にエンジンカバーを係脱装置にて着脱可能に取付け、こ
れらアンダーケースとエンジンカバーとでエンジンを収
容するためのエンジンルームを形成した構成である。こ
のような係脱装置としては、例えば、特開平3−329
98号「船外機」の技術がある。この技術は、その公報
の第1図によれば、エンジンカバー3(番号は公報に記
載されたものを引用した。以下同じ。)は前端部と後端
部を、それぞれ着脱装置6,6を介してケーシング2に
着脱自在に固定し、その下縁をケーシング2の上縁7に
沿わせて取付けたものである。エンジン5はケーシング
2に取付けた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、エンジ
ンの大型化に伴い、オイル点検時などの保守・点検作業
にあたり、エンジンカバー3の取外しから実作業、及び
取外したエンジンカバー3の再装着までの容易さが要求
される。
【0004】そこで本発明の目的は、エンジンカバーの
着脱作業とオイル注入作業とを容易に行うことができる
技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、クランクケースが船外機の前
方を向いた多気筒エンジンをマウントケースの上部に取
付け、このマウントケースの上部にアンダーケースを取
付け、このアンダーケースの上部にエンジンカバーを係
脱装置にて着脱可能に取付け、これらアンダーケースと
エンジンカバーとでエンジンを収容するためのエンジン
ルームを形成した船外機において、係脱装置を、アンダ
ーケースにエンジンカバーを複数の鈎部材で係脱する構
成とし、これら複数の鈎部材の少なくとも2つを連動さ
せて一体的に係脱させるように回転可能な連結軸で連結
し、この連結軸を回転操作するための操作部材をアンダ
ーケースに、且つ、船体の推進方向に対して左右いずれ
かに配置し、また、クランクケースの前面に、操作部材
の配置方向に向けたエンジン潤滑用オイル注入口を取付
けたことを特徴とする。
【0006】船外機の前方を向いたクランクケースの前
面にオイル注入口を取付けたので、このオイル注入口は
船尾の近傍にある。このため、オイル注入作業が容易で
ある。また、船外機を左右いずれかに傾けてエンジンカ
バーを外した状態のままで、オイルを注入することがで
きる。特に、オイル注入口位置の確認が容易である。こ
のため、複数の鈎部材の少なくとも2つを同時に操作す
るための操作部材の操作と、オイル注入作業とを同じ方
向から行うことができるので、作業性が高まる。このよ
うなことから、エンジンカバーの着脱作業とオイル注入
作業とを容易に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図1は本発明に係る船外機の側面図であ
り、船外機1は、エンジン取付部材としてのマウントケ
ース(エンジン支持ケース)2の上に載せ、ボルト結合
したバーチカル型多気筒エンジン3と、マウントケース
2の下にボルト結合し排気膨張室を構成するエクステン
ションケース4と、このエクステンションケース4内に
収納しエンジン3からの動力を伝達するバーチカル駆動
軸5と、エクステンションケース4の下部に取付けたギ
ヤケース6と、このギヤケース6に収納し前後進切換え
をするベベルギヤセットとドッグクラッチ装置7と、こ
のベベルギヤセットに連結し前記伝達された動力によっ
て回転するプロペラ8と、エクステンションケース4及
びギヤケース6内に収納した冷却水スクリーン11、冷
却水供給管12、ウオータポンプ13等とからなる船外
機本体1Aに、図示せぬマウントラバーを介して船外機
取付手段15を弾性的に支持、結合したものである。
【0008】船外機取付手段15は船体Sに船外機本体
1Aを固定する金具であって、スイベル軸16を中心に
平面視左右に船外機本体1Aを揺動し、また、チルト軸
17を中心にスイベル軸16を含む船外機本体1Aを図
時計方向に跳ね上げることが可能である。船外機本体1
Aは、更に、エンジン3を収容する下部のアンダーケー
ス21並びに上部のエンジンカバー22と、アンダーケ
ース21の直下でマウントケース2の周囲並びにエクス
テンションケース4の上部周囲を覆うアンダーカバー2
3とを備えた。
【0009】詳しくは、マウントケース2の上部にアン
ダーケース21を載せてボルト結合し、このアンダーケ
ース21の上部にエンジンカバー22を載せて係脱装置
50にて着脱可能に取付け、また、アンダーケース21
の下部にアンダーカバー23の上部をボルト結合したも
のである。係脱装置50の詳細については後述する(図
3にて説明)。アンダーケース21並びにエンジンカバ
ー22はエンジンルーム(エンジン収容用ケース)を形
成する役割を果たし、アンダーカバー23は化粧カバー
の役割を果たす。なお、アンダーケース21はエクステ
ンションケース4に固定した構成でもよい。図中、24
はオイルパンである。
【0010】図2は本発明に係るバーチカル型多気筒エ
ンジンの縦断面図である。バーチカル型多気筒エンジン
3は例えば水冷4サイクル(4気筒)エンジンからな
り、上下方向に並んだ各シリンダ31…(…は複数を示
す。以下同じ。)の軸線を横向き(略水平)とし、クラ
ンクシャフト32を縦向きとしたもので、横向きのシリ
ンダブロック33とシリンダヘッド34との接合面、並
びに、シリンダヘッド34とヘッドカバー35との接合
面は略垂直面となる。そして、エンジン3は、船外機1
の後方(図1に示す船体Sの推進方向後方。すなわち、
この図の左方向)にシリンダヘッド34並びにヘッドカ
バー35を向けて配置したものである。36はシリンダ
ブロック33にボルトにより固着されるクランクケー
ス、37…はシリンダ31…内のピストンである。
【0011】クランクシャフト32は、上部(エンジン
3の一側)に縦向きのカムシャフト38を駆動するため
の第1プーリ32aと、第2プーリ32bと、交流発電
機41を駆動するための第3プーリ32cとを設け、下
部(エンジン3の他側)にリングギヤ43a付きフライ
ホイール43を取付け、このフライホイール43をリン
グギヤ43aにて図示せぬスターターモータに連結した
ものである。アンダーケース21は、マウントケース2
に防振用ラバー27を介してボルト28にて固定され
る。また、連結軸55はアンダーケース21に支持され
る。このため、後述する連結軸55(図3参照)はマウ
ントケース2の振動の影響を受けない。図中、22aは
エンジンカバー22上部の吸気取入口、39は第1ベル
ト、40は第2ベルト、42は第3ベルト、44はベル
トカバーである。44aはベルトカバー44上部の換気
口であって、ベルトカバー44内の空気をベルトカバー
44からエンジンカバー22の外部へ換気するものであ
る。46はオイルフィルタ、47は吸気消音箱、48は
スロットル弁装置である。
【0012】図3は図1の3−3線断面図であり、アン
ダーケース21の平面を示す。なお、エンジン3を省略
して、一部を想像線にて示す。また、係脱装置50は全
てロック状態を示す。アンダーケース21は、後方から
エンジン3の保守・点検をするための切欠き部21aを
有し、この切欠き部21aを着脱可能な蓋49で塞いだ
ものである。アンダーケース21とエンジンカバー22
とは、互いに係脱装置50にて取付けたものであり、こ
の係脱装置50は、船外機1の前方(この図の右)の第
1係脱機構51と、船外機1の左側方(この図の下)の
第2係脱機構52と、船外機1の右側方の第3係脱機構
53とからなる。
【0013】詳しくは、第1係脱機構51は、エンジン
カバー22の前部内部に設けた被掛止部61と、この被
掛止部61に係脱するようにアンダーケース21の前部
内部に揺動自在に設けたフック形状の鈎部材(掛止部
材)66と、この掛止部材66を揺動操作するためにア
ンダーケース21の前部外方に配置した第1レバー(第
1操作部材)67とからなる。68は鈎部材を支持する
支軸である。被掛止部61の詳細については後述する
(図4にて説明)。なお、第2・第3係脱機構52,5
3の被掛止部は、第1係脱機構51の被掛止部61と同
一構成であり、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0014】第2係脱機構52は、エンジンカバー22
の左側部内部に設けた被掛止部61と、この被掛止部材
61に係脱するようにアンダーケース21の左側部内部
に揺動自在に設けた掛止部71とからなる。第3係脱機
構53は、エンジンカバーの22の右側部内部に設けた
被掛止部61と、この被掛止部材61に係脱するように
アンダーケース21の右側部内部に揺動自在に設けた掛
止部81とからなる。
【0015】第2係脱機構52の掛止部71と第3係脱
機構53の掛止部81とは、互いに連動して一体的に係
脱作動するように、連結軸55で連結したものである。
詳しくは、アンダーケース21は左右2つの軸受54,
54にて左右に延びる連結軸55を回転可能に支持し、
この連結軸55は一端部に第2レバー(第2操作部材)
56を取付けるとともに、2組の掛止部71,81を連
結したものである。第2レバー56は、連結軸55を回
転操作するためにアンダーケース21の左側部外方に配
置したものであり、2組の係脱機構52,53を同時に
操作する共通操作レバーである。なお、アンダーケース
21の左右方向に連結軸55を延ばしても、連結軸55
はシリンダヘッド34(図2参照)の下方を通るので邪
魔にならない。以下、第1・第2・第3係脱機構51〜
53を詳述する。
【0016】図4は本発明に係る第1係脱機構の側面図
であり、アンダーケース21とエンジンカバー22とを
第1係脱機構51にてロックした状態を示す。第1係脱
機構51の被掛止部61は、エンジンカバー22にボル
ト止めしたブラケット62と、このブラケット62に取
付けたロック用脚部63と、このロック用脚部63に取
付けた回転可能なローラ64とからなる。ブラケット6
2は垂下したガイド用脚部62aを一体に設け、このガ
イド用脚部62aはアンダーケース21に起設したボス
部21aにクッションラバー65を介して嵌合すること
で、アンダーケース21にエンジンカバー22を被せる
際の案内となる。
【0017】図3に示す第1レバー67にて支軸68を
回転操作すると、アンロック状態の鈎部材66は揺動し
てローラ64に係止する。その結果、図4に示すように
アンダーケース21とエンジンカバー22とはロック状
態になる。図中、26はパッキンである。
【0018】図5は本発明に係る第2・第3係脱機構の
斜視図であり、アンロック状態の第2・第3係脱機構5
2,53を示す。第2係脱機構52の掛止部71は、連
結軸55に取付けた斜め下向きの第1アーム72と、こ
の第1アーム72の揺動先端に一端を揺動可能に連結し
た上向きのリンク73と、このリンク73の他端に中間
部を揺動可能に連結した横向き(図の左右向き)の第2
アーム74と、この第2アーム74の一端(連結軸寄り
の端部)を揺動可能に支持すべくアンダーケース21
(図3参照)に設けた軸受75と、第2アーム74の揺
動先端に中間部を揺動可能に連結した略左右逆向きく字
形状の鈎部材76と、この鈎部材(掛止部材)76の下
端部と第2アーム74の揺動先端の垂下部74aとの間
に掛けた引張りばね77とからなる。鈎部材76は上端
部に、被掛止部61のローラ64と係脱するための掛止
爪76aを有する。78は支軸である。
【0019】第3係脱機構53の掛止部81は、第2係
脱機構52の掛止部71と同様の構成であるが、第1ア
ーム72を除いて他の機構は第2係脱機構52と左右逆
向きの構成であり、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0020】次に、上記構成の第2・第3係脱機構5
2,53の作用を図6及び図7に基づき説明する。図6
(a)〜(c)は本発明に係る第2・第3係脱機構(ア
ンロック状態)の作用説明図、図7(a)〜(c)は本
発明に係る第2・第3係脱機構(ロック状態)の作用説
明図である。図6(a)において、第2レバー56は下
向きにあり、この状態で第1アーム72は図斜め下向き
にある。このとき、図6(b)の第2係脱機構52の鈎
部材76はアンロック状態にある。また、図6(c)の
第3係脱機構53の鈎部材76もアンロック状態にあ
る。
【0021】この状態から、図6(a)の第2レバー5
6を図反時計方向に揺動操作すると、連結軸55が同方
向に回転するので、第1アーム72も図反時計方向に揺
動する。この結果、図6(b)の第2係脱機構52はリ
ンク73が上昇するので、第2アーム74が支軸78を
基準に図反時計方向に揺動し、これに伴い、鈎部材76
も図反時計方向に揺動する。同様に、図6(c)の第3
係脱機構53は、鈎部材76が図時計方向に揺動する。
【0022】そして、第2レバー56を図7(a)の位
置まで揺動操作すると、図7(b)の第2係脱機構52
は、鈎部材76の掛止爪76aが被掛止部61のローラ
64に掛止することで、ロック状態になる。同時に、図
7(c)の第3係脱機構53も、掛止爪76aがローラ
64に掛止することで、ロック状態になる。一方、上記
ロック操作と逆操作をすることにより、第2・第3係脱
機構52,53をアンロックすることができる。
【0023】このように、1つの第2レバー56の揺動
操作により、一方の鈎部材76が係脱作用をなすときに
は、連結軸55が回転して、他方の鈎部材76を一方の
鈎部材76と連動させて、一体的に係脱させることがで
きる。
【0024】なお、引張りばね77は、鈎部材76をロ
ーラ64に掛止する方向(図反時計方向)に弾発してい
る。このため、ロック状態へ移行する際に、掛止爪76
aは引張りばね77の弾発力に抗して開いてローラ64
を一旦乗り上がって通過した後に、引張りばね77の弾
発力で再び閉じて、図7(b)のようにローラ64に掛
止することになる。従って、第2係脱機構52は無理な
くロック作用をすることができる。また、ロック状態に
おいては、引張りばね77の弾発力にて確実なロック状
態を維持することができる。第3係脱機構53も同様で
ある。
【0025】図8は図2の8矢視図であり、エンジン3
は船体S(図1参照)の推進方向前方(この図の手前方
向)にエンジン潤滑用オイル注入口45を取付け、この
オイル注入口45は図2に想像線にて示す第2レバー5
6の配置方向(船体Sの推進方向に対して左、すなわ
ち、アンダーケース21の左側部)を向いたことを特徴
とする。詳しくは、クランクケース36は船外機1の前
方(この図の手前方向)を向き、その前壁(前面)36
aの上部に且つ左端部に、エンジン潤滑用オイル注入口
45を取付けたものである。オイル注入口45は左斜め
上方を向き、先端部をキャップ45aで塞いだものであ
る。オイル注入口45は第2レバー56のある側の、ク
ランクケース36の側面から突き出るようにした。な
お、オイル注入口45はクランクケース36内に連通し
たものであり、このため、オイルは図1に示すオイルパ
ン24に溜まる。図中、Xはクランクシャフト32の中
心(船外機1の中心)、36bはクランクケース36の
左壁(左側面)、36cはクランクケース36の上壁
(上面)である。
【0026】次に、上記構成のエンジン3を船外機本体
1Aに搭載した状態のままで、注油する手順を説明す
る。図9(a),(b)は本発明に係るエンジンの注油
手順説明図である。図9(a)は船体Sに船外機1を取
付けた状態の模式的平面図であり、船外機船体Sに取付
手段15で船外機本体1Aを平面視左L又は右Rに揺動
可能に取付けた姿を示す。船体Sの推進方向は矢印A方
向である。第2・第3係脱機構52,53を同時に操作
する第2レバー56と、オイル注入口45とは、船体S
の推進方向Aに対して左に配置したものである。
【0027】停船した状態で舵を左に向けると、図9
(b)のように船外機本体1Aは左に傾く。このため、
第2レバー56並びにオイル注入口45も左を向く。こ
の状態で、船体S側から第1・第2レバー67,56
を操作して係脱装置50(図3参照)をアンロック状態
にし、エンジンカバー22(図1参照)を取外す。次
に、オイル注入口45のキャップを外してオイルを注
入する。
【0028】このように、エンジン3に取付けるオイル
注入口45が船尾の近傍にあるので、オイル注入作業が
容易である。また、船外機本体1Aを左に傾けてエンジ
ンカバー22を外した状態のままで、オイルを注入する
ことができる。特に、オイル注入口45の位置確認が容
易である。このため、第2・第3係脱機構52,53を
同時に操作するための第2レバー56のレバー操作作業
と、オイル注入作業とを同じ方向から行うことができる
ので、作業性が高まる。
【0029】なお、上記実施の形態において、連結軸5
5は複数の鈎部材76…の少なくとも2つを連動させて
一体的に係脱させるものであればよい。また、複数の鈎
部材76…(複数の係脱機構52,53)を同時に操作
するための第2レバー(操作部材)56は、アンダーケ
ース21の一側外に配置したものであればよく、例え
ば、アンダーケース21の左側部の他に、右側部に配置
してもよい。さらに、エンジン潤滑用オイル注入口45
は、エンジン3のクランクケース36の前面に、複数の
鈎部材76…(複数の係脱機構52,53)を同時に操
作するための第2レバー(操作部材)56の配置方向に
向けて取付けた構成であればよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1記載の発明は、クランクケースが船外機
の前方を向いた多気筒エンジンをマウントケースの上部
に取付け、このマウントケースの上部にアンダーケース
を取付け、このアンダーケースの上部にエンジンカバー
を係脱装置にて着脱可能に取付け、これらアンダーケー
スとエンジンカバーとでエンジンを収容するためのエン
ジンルームを形成した船外機において、係脱装置を、ア
ンダーケースにエンジンカバーを複数の鈎部材で係脱す
る構成とし、これら複数の鈎部材の少なくとも2つを連
動させて一体的に係脱させるように回転可能な連結軸で
連結し、この連結軸を回転操作するための操作部材をア
ンダーケースに、且つ、船体の推進方向に対して左右い
ずれかに配置し、また、クランクケースの前面に、操作
部材の配置方向に向けたエンジン潤滑用オイル注入口を
取付けたことを特徴とする。
【0031】船外機の前方を向いたクランクケースの前
面にオイル注入口を取付けたので、このオイル注入口は
船尾の近傍にある。このため、オイル注入作業が容易で
ある。また、船外機を左右いずれかに傾けてエンジンカ
バーを外した状態のままで、オイルを注入することがで
きる。特に、オイル注入口位置の確認が容易である。こ
のため、複数の鈎部材の少なくとも2つを同時に操作す
るための操作部材の操作と、オイル注入作業とを同じ方
向から行うことができるので、作業性が高まる。このよ
うなことから、エンジンカバーの着脱作業とオイル注入
作業とを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機の側面図
【図2】本発明に係るバーチカル型多気筒エンジンの側
断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】本発明に係る第1係脱機構の側面図
【図5】本発明に係る第2・第3係脱機構の斜視図
【図6】本発明に係る第2・第3係脱機構(アンロック
状態)の作用説明図
【図7】本発明に係る第2・第3係脱機構(ロック状
態)の作用説明図
【図8】図2の8矢視図
【図9】本発明に係るエンジンの注油手順説明図
【符号の説明】
1…船外機、1A…船外機本体、2…マウントケース、
3…バーチカル型多気筒エンジン、21…アンダーケー
ス、22…エンジンカバー、45…エンジン潤滑用オイ
ル注入口、50…係脱装置、51〜53…第1・第2・
第3係脱機構、55…連結軸、56…第2操作部材(第
2操作レバー)、61…被掛止部、66,76…鈎部材
(掛止部材)、67…第1操作部材(第1操作レバ
ー)、71,81…掛止部、A…船体の推進方向、S…
船体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケースが船外機の前方を向いた
    多気筒エンジンをマウントケースの上部に取付け、この
    マウントケースの上部にアンダーケースを取付け、この
    アンダーケースの上部にエンジンカバーを係脱装置にて
    着脱可能に取付け、これらアンダーケースとエンジンカ
    バーとで前記エンジンを収容するためのエンジンルーム
    を形成した船外機において、前記係脱装置を、前記アン
    ダーケースに前記エンジンカバーを複数の鈎部材で係脱
    する構成とし、これら複数の鈎部材の少なくとも2つを
    連動させて一体的に係脱させるように回転可能な連結軸
    で連結し、この連結軸を回転操作するための操作部材を
    アンダーケースに、且つ、船体の推進方向に対して左右
    いずれかに配置し、また、前記クランクケースの前面
    に、前記操作部材の配置方向に向けたエンジン潤滑用オ
    イル注入口を取付けたことを特徴とする船外機。
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