JPH10184018A - 柱・柱接合方法およびその建方用荒組治具 - Google Patents
柱・柱接合方法およびその建方用荒組治具Info
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- JPH10184018A JPH10184018A JP35701896A JP35701896A JPH10184018A JP H10184018 A JPH10184018 A JP H10184018A JP 35701896 A JP35701896 A JP 35701896A JP 35701896 A JP35701896 A JP 35701896A JP H10184018 A JPH10184018 A JP H10184018A
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Abstract
度良く接合する。 【解決手段】 上側柱1Aと下側柱1Bとを、接合金物
2,3を介してボルト接合する柱・柱接合を以下のよう
に行う。上側柱1Aの下端近傍および下側柱1Bの上端
近傍に、各々柱幅よりも両側へ突出する上側柱用治具4
Aおよび下側柱用治具4Bをボルト接合する。これら各
治具4A,4Bの取付けられた下側柱1Bおよび上側柱
1Aを建込み、上側柱用治具4Aと下側柱用治具4Bと
を上下方向に延びる結合治具5の上下部に各々ボルト接
合する。上側柱1Aおよび下側柱1Bに梁を接合した
後、上側柱1Aと下側柱1Bとの接合金物2,3による
本締めの接合を行う。
Description
る柱・柱接合方法およびその接合方法に使用する建方用
荒組治具に関する。
る場合には、図11に示すように、添え板32,33を
ボルト34で仮締めした状態の上側鋼管柱31Aを重機
で下側鋼管柱31Bの上に吊り上げてから、添え板3
2,33を上下鋼管柱31A,31Bにボルトで本締め
していた。
合方法では、上側鋼管柱31Aを重機で長時間吊り下げ
て置かねばならず、また上下鋼管柱31A,31Bの心
合わせも作業者の手で行わなければならないので、施工
に手間がかかり十分な建方精度が得られないという問題
点があった。
方時間を短縮でき建方精度も向上させることのできる柱
・柱接合方法およびその建方用荒組治具を提供すること
を目的とする。
法は、互いに継がれる上側柱と下側柱とを、接合金物を
介してボルト接合する方法であって、以下の手順で行う
ものである。先ず、上側柱の下端近傍および下側柱の上
端近傍に上側柱用治具および下側柱用治具をボルト接合
し、これら各治具の取付けられた下側柱および上側柱を
建込む。次に、前記上側柱用治具と下側柱用治具とを上
下方向に延びる結合治具の上下部に各々ボルト接合す
る。この状態で、前記上側柱および下側柱に梁を接合し
た後、前記上側柱と前記下側柱との前記接合金物による
本締めの接合を行う。この方法によると、上側柱にボル
ト接合した上側柱用治具と、下側柱にボルト接合した下
側柱用治具とを結合治具で結合することにより、鉄骨架
構の仮組が行える。結合治具は、仮組時の強度が得られ
れば良く、上側柱用治具および下側柱用治具とのボルト
接合の本数は少なくて済み、また高精度な接合を必要と
しない。そのため、重機で上側柱を吊込んでいる時間が
短縮できる。前記治具による鉄骨架構の仮組状態で、上
側柱と下側柱との接合金物による本締めを行えるため、
建方精度も向上させることができる。前記上側柱用治具
および下側柱用治具は、各々柱幅よりも両側へ突出する
ものとすることが好ましい。これにより、これら上側柱
用治具および下側柱用治具と結合治具とのボルト接合作
業が行い易くなる。
具が柱幅よりも両側へ突出するものである場合に、前記
上側柱および下側柱が各々角形鋼管柱であって、前記上
側柱用治具および下側柱用治具は、各々4つが上側柱お
よび下側柱の4側面に互いに井桁形状に配置され、前記
各結合治具はアングル材状の部材からなり、これら結合
治具は、隣合う2つの上側柱用治具の柱側縁から突出し
た部分に上端近傍で両フランジがボルト接合され、隣合
う2つの下側柱用治具の柱側縁から突出した部分に下端
近傍で両フランジがボルト接合されるものとしても良
い。この構成の場合、簡単な構成の治具で、上下柱の仮
組を確実に行える。
鋼管柱である場合に、前記上側柱用治具および下側柱用
治具が、各々前記上側柱および下側柱の角部における隣
合う2面にボルト接合されるものであり、かつこれら上
側柱用治具および下側柱用治具は、前記結合治具とボル
ト接合する結合治具接合片を有するものであっても良
い。
よび下側柱が各々角形鋼管柱であって、前記接合金物
は、前記上側柱および下側柱に渡ってその外面または内
外両面に重ねられる添え板であっても良い。このような
添え板を用いる場合、ボルト止め箇所が多くなることか
ら、従来の接合方法では重機で上側柱を吊込む時間が長
くなるが、この発明方法では吊込み時間が短縮され、実
用効果が大きい。さらに、上記構成において、前記添え
板からなる接合金物と上側柱および下側柱とを接合する
ボルトの一部または全部をワンサイドボルトとしても良
い。この明細書で言う「ワンサイドボルト」とは、一端
側からの操作により他端で頭部が拡径状態に塑性変形し
て形成されて締め付けが行える軸状締め付け金具の総称
であり、片側締め込みリベットとも言う。ワンサイドボ
ルトは、閉鎖断面の箇所に裏ナット溶接等を施さずに締
め込みが行える利点がある反面、再締め込みが難しいと
う欠点がある。そのため、上側柱を吊込みながらの接合
作業では、多数設けられるボルトを順次締めつけた後
に、一部のボルト挿通孔が合わなくなった場合等に、対
処に窮するが、この発明方法では、上下柱を治具で仮組
した状態でワンサイドボルトの締め付けが行えるので、
全てのワンサイドボルトのボルト挿通孔への挿通を確認
した後に締め込むこともでき、締め付け不能の発生が解
消される。なお、この明細書で単に「ボルト」と言うと
きは、ねじ溝を有する高力ボルト等の通常のボルトと、
ワンサイドボルトとを含むものとする。
に継がれる角形鋼管からなる上側柱と下側柱とを、接合
金物を介してボルト接合する作業に用いられるものであ
って、上側柱用治具と、下側柱用治具と、結合治具とか
らなる。上側柱用治具は、各々上側柱の下端近傍の側面
にボルト止めされて上側柱の両側へ突出する長さを有し
互いに井桁状に配置される4つの治具である。下側柱用
治具は、各々下側柱の上端近傍の側面にボルト止めされ
て下側柱の両側へ突出する長さを有し互いに井桁状に配
置される4つの治具である。結合治具は、各々アングル
材状に形成され、隣合う2つの上側柱用治具の柱側縁か
ら突出した部分に上端近傍で両フランジがボルト接合さ
れ、かつ隣合う2つの下側柱用治具の柱側縁から突出し
た部分に下端近傍で両フランジがボルト接合される4つ
の治具である。この構成によると、上側柱用治具および
下側柱用治具は、例えば平鋼またはプレート類等の部材
で良く、また結合治具はアングル材で済み、各治具が鋼
材に簡単な加工を施したもので済む。そのため治具を安
価に供給できる。特に、結合治具はアングル材を用いる
ため、井桁状に配置される隣合う2つの上側柱用治具や
下側柱用治具に対して、特に接合部を加工することな
く、ボルト挿通孔を設けるだけの簡単な加工で確実な接
合が行える。
に継がれる角形鋼管からなる上側柱と下側柱とを、接合
金物を介してボルト接合する作業に用いられる建方用荒
組治具であって、各々上側柱の下端近傍の各角部におけ
る隣合う2面にボルト止めされて結合治具接合片が柱外
側へ突出する4つの上側柱用治具と、各々下側柱の上端
近傍の各角部における隣合う2面にボルト止めされて結
合治具接合片が柱外側へ突出する4つの下側柱用治具
と、互いに上下柱の同じ角部に対応する上側柱用治具お
よび下側柱治具の前記結合治具接合片に上下端付近がボ
ルト接合される4つの結合治具とを備えたものである。
し図5と共に説明する。この実施形態の柱・柱接合方法
は、互いに継がれる上側の角形鋼管柱1Aと下側の角形
鋼管柱1Bとを、接合金物である添え板2,3を介して
ボルト接合する方法であって、そのボルト接合を行うに
あたり、上下の角形鋼管柱1A,1Bを、図2に示す建
方用荒組治具25を用いて仮組みする。
面に各々設けられる。これら添え板2,3は、上下柱1
A,1Bに渡ってこれら接合部の外面および内面の各々
に重ねられるものであって、上下に並ぶ複数のボルト挿
通孔6が形成されると共に、下端に仮止用ボルト挿通孔
6Aが形成されている。図3に示すように、その添え板
2,3の上側複数列のボルト挿通孔6は、上側角形鋼管
柱1Aの接合部に形成した複数のボルト挿通孔7に各々
整合し、その下側複数列のボルト挿通孔6および仮止用
ボルト挿通孔6Aは、下側角形鋼管柱1Bの接合部に形
成した複数のボルト挿通孔8および仮止用ボルト挿通孔
8Aに各々整合する。内側の添え板3の最上列のボルト
挿通孔6の幾つかには仮止用ボルト9を内側から挿通さ
せ、そのボルト9を上側角形鋼管柱1Aの対応するボル
ト挿通孔7および外側の添え板2の対応するボルト挿通
孔6に渡って挿通させる。これにナット10を螺着する
ことにより、添え板2,3を上側角形鋼管柱1Aの接合
部に仮止めする。この仮止めは、例えば角形鋼管柱1
A,1Bを出荷する前に工場で行っても良く、あるいは
現場で下側角形鋼管柱1Bの上に上側角形鋼管柱1Aを
重機で吊り下げる前に行っても良い。一方、内側添え板
3の内面には、その仮止用ボルト挿通孔6Aの形成箇所
にナット11を溶接によって固定する。なお、仮止用ボ
ルト9は、通常の本締めに用いる高力ボルトを用い、緩
くナット10を締めておいて、後の各ボルトの本締め過
程で、その緩めておいた仮止用ボルト9を本締めしても
良い。
は、4枚の平鋼(平角材)製の上側柱用治具4Aと、同
じく4枚の平鋼製の下側柱用治具4Bと、4本のアング
ル材状の結合治具5とからなる。上側柱用治具4Aの両
端には結合治具5の上端近傍とボルト接合するためのボ
ルト挿通孔12が形成され、中間部には上側角形鋼管柱
1Aにボルト接合するためのボルト挿通孔13が形成さ
れている。これら4枚の上側柱用治具4Aは、図1
(A)に示すように、上側の角形鋼管柱1Aの4側面の
添え板接合部よりやや上位置に互いに井桁形状となるよ
うに配置され、ボルト14によって角形鋼管柱1Aに接
合される。下側柱用治具4Bの両端にも結合治具5の下
端近傍とボルト接合するためのボルト挿通孔12が形成
され、中間部には下側角形鋼管柱1Bに接合するための
ボルト挿通孔13が形成されている。これら4枚の下側
柱用治具4Bは、図1(A)に示すように、下側の角形
鋼管柱1Bの4側面の添え板接合部よりやや下位置に互
いに井桁形状となるように配置され、ボルト14によっ
て角形鋼管柱1Bに接合される。これら上下の治具4
A,4Bは、例えば予め工場において、上下の柱1A,
1Bにボルト接合しておく。
すると共に4枚の治具4Aをボルト接合した上側角形鋼
管柱1Aの下端と、同じく4枚の治具4Bをボルト接合
した下側角形鋼管柱1Bの上端とを、図1(A)および
図3のようにして突き合わせる。図3において、15は
ステーであり、これを両添え板2,3の例えば3列目の
ボルト挿通孔6,6間に係脱可能に掛け渡すことによ
り、両添え板2,3の下側が開き状態となり、上下の角
形鋼管柱1A,1Bの接合作業を容易に行える。つい
で、図1(B)のように、外の添え板2側において、そ
の仮止用ボルト挿通孔6Aから下側角形鋼管柱1Bの対
応する仮止用ボルト挿通孔8Aおよび内側添え板3の仮
止用ボルト挿通孔6Aに渡り仮止用ボルト16を挿通
し、そのボルト16を添え板3の内面のナット11に螺
合させることによって、上下の角形鋼管柱1A,1Bに
渡り内外の添え板2,3を仮止めする。
端の各フランジ5a,5aには、上側柱用治具4Aおよ
び下側柱用治具4Bの端部にボルト接合するためのボル
ト挿通孔17がそれぞれ形成されている。これら結合治
具5を、上記のように内外の添え板2,3を仮止めした
上下の角形鋼管柱1A,1Bの治具4A,4B間に、図
1(C)に示すように結合する。すなわち、4本の各結
合治具5の上端近傍の両フランジ5a,5aのボルト挿
通孔17より、隣合う2枚の上側柱用治具4A,4Aの
柱側縁から突出した部分の各ボルト挿通孔12に渡りボ
ルト18を挿通し、そのボルト18にナット19を螺着
することによって、各結合治具5の上端近傍を上側柱用
治具4Aに結合する。また、各結合治具5の下端近傍の
両フランジ5a,5aのボルト挿通孔17より、隣合う
2枚の下側柱用治具4B,4Bの柱側縁から突出した部
分の各ボルト挿通孔12に渡りボルト18を挿通し、そ
のボルト18にナット19を螺着することによって、各
結合治具5の下端近傍を下側柱用治具4Bに結合する。
これにより、上下の角形鋼管柱1A,1Bの相互を心合
わせした状態で、治具4A,4Bおよび結合治具5によ
り剛接合できる。
1Bに梁を接合する。この後、外側の添え板2側におい
て、その残るボルト挿通孔6から上下の角形鋼管柱1
A,1Bの対応するボルト挿通孔7および内側の添え板
3の対応するボルト挿通孔6に渡って図1(C)のよう
にワンサイドボルト19を挿通させる。なお、添え板2
を先に取付けておく方の柱、この例では上側の角形鋼管
柱1Aに対しては、前記ワンサイドボルト19の代わり
に通常の高力ボルトを用いても良い。
ように、ピン20に外嵌したスリーブ21の両端の大径
部分21aと塑性変形部分21b間で添え板2,3およ
び上下の角形鋼管柱1A,1Bを挟み付けるものであ
り、スリーブ21を打ち込み装置22で押さえた状態
で、ピン20をそのピンテール部20bにおいて把持し
て外側に引っ張り(図4(A))、スリーブ21を側方
に膨出させると共に、ピン20の先端を引張破断させ
る。これにより、内外の添え板2,3が上下の角形鋼管
柱1A,1Bに渡って本締めされる。このように本締め
した後、上側柱用治具4Aおよび下側柱用治具4Bにボ
ルト接合した締結治具5を取り外し、さらに上側柱用治
具4Aおよび下側柱用治具4Bを上側角形鋼管柱1Aお
よび下側角形鋼管柱1Bから取り外す。ワンサイドボル
ト19は、図4に図示の物の他に、種々の構成のものが
使用できる。
Bのサイズによっては、上側柱用治具4A,下側柱用治
具4Bを、図5のように幅広のサイズとし、その幅方向
にボルト挿通孔12を2つ並べて形成するようにしても
良い。これに応じて、結合治具5の上下端の各フランジ
5aには、ボルト挿通孔17を長手方向に並べて2つ形
成することになる。また、上記実施形態において、角形
鋼管柱2,3の内外に設ける添え板2,3は、内外のい
ずれか片面の添え板2,3だけを用いて上下の角形鋼管
柱1A,1Bを接合するようにしても良い。
の柱・柱接合方法は、添え板2の接合に、全て通常の高
力ボルトを用いる方法である。接合金物である添え板2
は、図7のように上側角形鋼管柱1Aの外面から下側角
形鋼管柱1Bの外面に渡って重ねる。この添え板2のボ
ルト挿通孔6に整合するボルト挿通孔7,8を形成した
上下の角形鋼管柱1A,1Bの内面には、それらボルト
挿通孔7,8に整合するナット23を溶接等により固定
しておく。添え板2側において、そのボルト挿通孔6か
ら上下の角形鋼管柱1A,1Bの対応するボルト挿通孔
7,8に渡りボルト24を挿通し、そのボルト24を上
下の角形鋼管柱1A,1Bの内面のナット23に螺着さ
せる。これにより、上下の角形鋼管柱1A,1Bに渡り
添え板2を仮止めし、本締めも同様に行う。治具4A,
4B,5を使用して、上下の角形鋼管柱1A,1Bの相
互を建方状態に仮接合する手順は先の実施形態と同様で
ある。
す。この例は、図6の実施形態において、建方用荒組治
具に次の構成のものを用いる方法である。すなわち、上
側柱用治具4Aおよび下側柱用治具4Bを、上下の角形
鋼管柱1A,1Bにおける対向する平行な2面のみに各
々ボルト接合し、上下に対応する上側柱用治具4Aおよ
び下側柱用治具4Bの両端を、各々結合治具5とボルト
接合する方法である。上側柱用治具4Aおよび下側柱用
治具4Bにはアングル材を用いている。上下の角形鋼管
柱1A,1Bが比較的小断面のものである場合は、この
ように2面のみに上側柱用治具4Aおよび下側柱用治具
4Bを用いても建方時の必要強度が得られる。これによ
り、建方用荒組治具の部材数が少なくなり、接合箇所も
削減されて、作業時間が短くて済む。なお、同図におけ
る上側柱用治具4Aおよび下側柱用治具4Bは、図9の
ように溝形鋼を用いても良い。
示す。この例は、図6の実施形態において、建方用荒組
治具に次の構成のものを用いる方法である。すなわち、
この例では、上側柱用治具4Aおよび下側柱用治具4B
は、各々上側柱1Aおよび下側柱1Bの角部における隣
合う2面にボルト接合されるものとする。これら上側柱
用治具4Aおよび下側柱用治具4Bは、同図(B)のよ
うに底片4aおよび縦片4bを有するT字形のものであ
り、底片4aにおける縦片4bの一側部分が、結合治具
5とボルト接合される結合治具接合片4aaとなる。こ
のT字形の上側柱用治具4Aおよび下側柱用治具4B
は、剛性を上げるには、H形鋼を切断して同図のT字状
形状で所定長さのものとすることが好ましい。前記縦片
4bおよび底片4aの両側部にはボルト挿通孔12aを
設けておく。このように、上側柱1Aおよび下側柱1B
の角部に上側柱用治具4Aおよび下側柱用治具4Bを取
付けるようにしても、鉄骨架構の仮組が行える。
て添え板2を用いた場合につき説明したが、この発明方
法は、添え板の他の各種の接合金物を使用して上下柱を
接合する場合にも適用できる。
よび下側柱に上側柱用治具および下側柱用治具をボルト
接合しておき、これら上下の治具を結合治具で結合して
鉄骨架構を仮組みし、この仮組状態で接合金物のボルト
を本締めして上下柱を接合する方法であるため、重機で
柱を吊込んでおく建方時間で短縮でき、また建方精度の
確保が図れる。この発明の建方用荒組治具によると、簡
単な構成の治具で、この発明方法による柱・柱接合が効
率良く行える。
示す説明図である。
分解斜視図である。
形鋼管柱への仮止め状態を示す縦断面図である。
締め付け前後の断面図である。
他の例の分解斜視図である。
を示す説明図である。
管柱への接合手順を示す説明図である。
合方法を示す斜視図である。
合方法を示す斜視図である。
接合方法を示す説明図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 互いに継がれる上側柱と下側柱とを、接
合金物を介してボルト接合する方法であって、上側柱の
下端近傍および下側柱の上端近傍に、各々上側柱用治具
および下側柱用治具をボルト接合し、これら各治具の取
付けられた下側柱および上側柱を建込み、前記上側柱用
治具と下側柱用治具とを上下方向に延びる結合治具の上
下部に各々ボルト接合し、前記上側柱および下側柱に梁
を接合した後、前記上側柱と前記下側柱との前記接合金
物による本締めの接合を行う柱・柱接合方法。 - 【請求項2】 前記上側柱用治具および下側柱用治具
は、各々柱幅よりも両側へ突出するものとした請求項1
記載の柱・柱接合方法。 - 【請求項3】 前記上側柱および下側柱が各々角形鋼管
柱であって、前記上側柱用治具および下側柱用治具は、
各々4つが上側柱および下側柱の4側面に互いに井桁形
状に配置され、前記各結合治具はアングル材状の部材か
らなり、これら結合治具は、隣合う2つの上側柱用治具
の柱側縁から突出した部分に上端近傍で両フランジがボ
ルト接合され、隣合う2つの下側柱用治具の柱側縁から
突出した部分に下端近傍で両フランジがボルト接合され
る請求項2記載の柱・柱接合方法。 - 【請求項4】 前記上側柱および下側柱が各々角形鋼管
柱であって、前記上側柱用治具および下側柱用治具は、
各々前記上側柱および下側柱の角部における隣合う2面
にボルト接合されるものであり、かつこれら上側柱用治
具および下側柱用治具は、前記結合治具とボルト接合す
る結合治具接合片を有するものである請求項1記載の柱
・柱接合方法。 - 【請求項5】 前記上側柱および下側柱が各々角形鋼管
柱であって、前記接合金物は、前記上側柱および下側柱
に渡ってその外面または内外両面に重ねられる添え板で
ある請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の柱・柱
接合方法。 - 【請求項6】 前記添え板からなる接合金物と上側柱お
よび下側柱とを接合するボルトの一部または全部がワン
サイドボルトである請求項5記載の柱・柱接合方法。 - 【請求項7】 互いに継がれる角形鋼管からなる上側柱
と下側柱とを、接合金物を介してボルト接合する作業に
用いられる建方用荒組治具であって、各々上側柱の下端
近傍の側面にボルト止めされて上側柱の両側へ突出する
長さを有し互いに井桁状に配置される4つの上側柱用治
具と、各々下側柱の上端近傍の側面にボルト止めされて
下側柱の両側へ突出する長さを有し互いに井桁状に配置
される4つの下側柱用治具と、各々アングル材状に形成
され、隣合う2つの上側柱用治具の柱側縁から突出した
部分に上端近傍で両フランジがボルト接合され、かつ隣
合う2つの下側柱用治具の柱側縁から突出した部分に下
端近傍で両フランジがボルト接合される4つの結合治具
とを備えた建方用荒組治具。 - 【請求項8】 互いに継がれる角形鋼管からなる上側柱
と下側柱とを、接合金物を介してボルト接合する作業に
用いられる建方用荒組治具であって、各々上側柱の下端
近傍の各角部における隣合う2面にボルト止めされて結
合治具接合片が柱外側へ突出する4つの上側柱用治具
と、各々下側柱の上端近傍の各角部における隣合う2面
にボルト止めされて結合治具接合片が柱外側へ突出する
4つの下側柱用治具と、互いに上下柱の同じ角部に対応
する上側柱用治具および下側柱治具の前記結合治具接合
片に上下端付近がボルト接合される4つの結合治具とを
備えた建方用荒組治具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP35701896A JP3859787B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 柱・柱接合方法およびその建方用荒組治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35701896A JP3859787B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 柱・柱接合方法およびその建方用荒組治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10184018A true JPH10184018A (ja) | 1998-07-14 |
JP3859787B2 JP3859787B2 (ja) | 2006-12-20 |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3859787B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
CN104060845A (zh) * | 2014-06-30 | 2014-09-24 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 一种钢柱临时固定结构及其施工方法 |
JP2022067941A (ja) * | 2020-10-21 | 2022-05-09 | 鹿島建設株式会社 | 地下構造物の構築方法および吊り具 |
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1996
- 1996-12-25 JP JP35701896A patent/JP3859787B2/ja not_active Expired - Fee Related
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