JPH10183687A - 建設機械のカウンターウエイト - Google Patents

建設機械のカウンターウエイト

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JPH10183687A
JPH10183687A JP34596996A JP34596996A JPH10183687A JP H10183687 A JPH10183687 A JP H10183687A JP 34596996 A JP34596996 A JP 34596996A JP 34596996 A JP34596996 A JP 34596996A JP H10183687 A JPH10183687 A JP H10183687A
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JP
Japan
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counterweight
fitting
lamp
lamps
parts
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Pending
Application number
JP34596996A
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English (en)
Inventor
Sukeyasu Nagata
祐康 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械全体の後部にはカウンターウエイト
やエンジンの排風口等の複数の部品より構成されてお
り、組立作業が煩雑であった。 【解決手段】 建設機械のカウンターウエイト20にお
いて、ランプ取付部及びエンジンEの熱を排出する排風
口20c、及び、該排風口20cに設けた排風用フィン
21を一体鋳造した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホイルローダーや
バックホー等の建設機械の重量バランスの均衡を保つカ
ウンターウエイトの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術において、機体前方にバケッ
トやアーム等の作業機を備えた建設機械においては、機
体前方に重心が偏ってしまうので、重量バランスの均衡
を図るために、機体後部にはエンジン等を配置している
が、作業を行うと更に前方に力がかかるために機体の後
端部にカウンターウエイトを取付けた技術が公知となっ
ている。例えば、特開平6−128982号や特開平6
−146342号の技術が開示されている。前者はカウ
ンターウエイトと取付ステーと補強板でエンジンのマフ
ラーからの熱気がエンジン内に侵入するのを防ぐように
し、カウンターウエイトには前後方向に排風口を開口
し、上部はボンネットフードで覆う構成とした技術が開
示されている。後者は、ボンネットやカウンターウエイ
トとは別にランプ取付ケースを設け、該ランプ取付ケー
スにテールランプ、ブレーキランプ、ウインカーランプ
を配置し、該ランプ取付ケースは合成樹脂にて一体成形
して、ボンネット後部にボルト締めにて固定する構成が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の建設機
械における後部には、カウンターウエイトや複数のラン
プや、エンジン内部の熱を排気する排気口等の、複数の
部品より構成されていたので、部品点数が増加し、コス
トが高くなる原因の一つとなっていた。本発明はこれら
を一体化して部品点数を削減して、組立工数を減少して
コスト低減化を図ろうとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解消するために、次のような手段を用いる。まず建
設機械のカウンターウエイトにおいて、ランプ取付部及
びエンジンの熱を排出する排風口を一体鋳造している。
更に、前記排風口に排風用フィンを一体鋳造している。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明は建設機械をホイルロ
ーダとした実施例を、添付の図面を基に説明する。図1
はホイルローダの全体側面図、図2はホイルローダの全
体後面図、図3は本発明の排出口等を一体鋳造したカウ
ンターウエイトを示す側面断面図、図4は同じく一体鋳
造したカウンターウエイトを示した斜視図である。
【0006】図1、図2において全体構成から説明す
る。ホイルローダAは中央に枢支軸1を設けて前フレー
ム2と後フレーム3を左右回動自在に連結し、ステアリ
ングハンドル4を回転することで前フレーム2を左右に
揺動して走行できるようにしている。前フレーム2には
前輪5が懸架され、前フレーム2に立設した支持フレー
ム6上部にアーム7を枢支し、該アーム7前端にバケッ
ト8を配設し、該アーム7と支持フレーム6の間に配置
した油圧シリンダー9によって昇降可能とし、油圧シリ
ンダー10によってリンクを介してバケット8を回動可
能としている。
【0007】前記後フレーム3には後輪11を懸架し、
該後フレーム3の前部上に操作コラム12を立設し、該
操作コラム12上にステアリングハンドル4を設け、そ
の後方にボンネット13を配置し、該ボンネット13の
前部上に座席14を配置している。また、前記後フレー
ム3上には前記操作コラム12、ステアリングハンドル
4、ボンネット3、座席14を収納する形で運転キャビ
ン15が配設されている。但し、前記ボンネット13の
後部は該運転キャビン15外部へ突出した形となってい
る。
【0008】そして、図3に示すように、該ボンネット
13内に収納したエンジンEの後部に、冷却ファン18
を設け、その後部にラジエータ16を設け、冷却ファン
18後部とラジエータ16前部との間位置に送風ダクト
19が介装されており、ボンネット13(エンジン部)
内の空気を冷却ファン18によって、ラジエータ16側
に送風し、機外に排気している。
【0009】また、前記ボンネット13の後下部に、本
発明のカウンターウエイト20を配置している。該カウ
ンターウエイト20は、図2〜図4に示すように、平面
視で左右側部より前方に膨出する湾曲状として、平面視
略「コ」字状に構成して、上部をバンパー部20aとし
ている。
【0010】また、前記カウンターウエイト20のラジ
エータ16の後方位置の上下途中部には排風口20cを
開口しており、該排風口20cには、複数個のフィン2
0i・20i・・・が上下平行に適宜間隔をあけて左右
方向に横設され、各フィン20i・20i・・・は前高
後低に傾斜状に配設されている。また、前記排風口20
cの上面(バンパー部20aの下面)及び下面は、フィ
ン20iの傾斜に合わせて形成され、ラジエータ16を
通過した後の排風が、図に示す矢印Zのように地面側に
向けて斜め下方に排気するようにしている。また、前記
エンジンEより発生した騒音は、排風口20cから漏れ
るが、各フィン20i・20i・20iによって後部下
方に漏れ周囲への拡散を防止するとともに、各フィン2
0i・20i・20i下面に吸音材21・21・21を
はりつける事により容易に後方騒音を低減させる。
【0011】また、カウンターウエイト20における排
風口20cの下部20bの左右中央には、前記排風口2
0cの幅に合わせた凹状部20dが形成され、該凹状部
20dには、上下に二本の支持ステー20j・20jを
水平状に後方に突出している。該支持ステー20j・2
0jの左右中央位置に軸芯を上下とする係止ピン23を
挿通してヒッチを構成している。更に、前記フィン20
iの左右中央部(係止ピン23の上方位置)には、ピン
引抜き用凹部20kが形成されており、支持ステー20
j・20j内に挿通されている係止ピン23を、フィン
20i・20i・20iのピン引抜き用凹部20k・2
0k・20k内から引き上げられるようにして邪魔にな
らないようにしている。また、この位置より支持ステー
20j・20j内に係止ピン23を挿通することで、機
体後部に作業機や運搬用の補助車両等を連結したり牽引
したりできるようにしている。
【0012】また、前記カウンターウエイト20のバン
パー部20aの左右側部には取付用凹部を形成して、ラ
ンプ取付部20e・20eを構成し、該ランプ取付部2
0eの内部に、取付孔20fが開口されており、該取付
孔20fに合成樹脂にて一体成形したテールランプやブ
レーキランプやウインカーランプ等を取り付けた取付ケ
ース25を嵌入して固定できるようにしている。よっ
て、各種のランプを配した取付ケース25を、取付孔2
0f内に嵌入し、ランプ取付部20eにボルト締めによ
り固定されるので、容易に装着することができ、カウン
ターウエイト20と一体構成となり、美観の優れた構成
にしている。また、各ランプはランプ取付部20e内に
納まっており、機体の後進もしくは旋回時にバンパー部
20aが障害物に当接してもランプ等を損傷することは
ない。
【0013】また、前記排風口20cの左右側部およ
び、凹状部20dの左右側部には、固定凹部20g・2
0g・・・が形成され、該固定凹部20g・20g・・
・にはボルト挿入孔20hが貫通して開口され、該ボル
ト挿入孔20hに固定ボルトを挿入し、機体後部を支持
する図示せぬリアフレームに固定するようにしている。
この様に、固定ボルトを用いてカウンターウエイト20
を締結した際には、固定ボルト頭部は固定凹部20g内
に納まっており、外観を損ねることはない。そして、こ
れらは鋳物により一体鋳造にて形成されている。そし
て、カウンターウエイト20は、ラジエータ16の側部
及び後部を被装すると同時に、外観は湾曲状として装飾
的に優れた形状としている。
【0014】
【発明の効果】このように構成したことによって、次の
ような効果を奏するのである。まず、請求項1記載のよ
うに、カウンターウエイト20にランプ取付部が形成さ
れ、ラジエータの熱風を排気する排風口を開口した一体
成形に構成したことによって、複数の部品を取り付ける
ための、ステー等を機体側に配置する必要がなくなり、
カウンターウエイトを機体に固定するだけでよく、部品
点数を減らすと同時に、組立作業を簡略化することがで
き、製作コストを低減することができる。
【0015】請求項2記載のように、カウンターウエイ
ト20に一体鋳造した排風口にフィンを同時に一体的に
鋳造したので、フィンを排風口に溶着する等の作業を行
う必要がなくなり、製作を容易にし、コストの低減を図
ることができ、フィンは排風方向を変更し、更にエンジ
ンにより発生する騒音を低減することができたのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホイルローダの全体側面図である。
【図2】ホイルローダの全体後面図である。
【図3】本発明の排出口等を一体鋳造したカウンターウ
エイトを示す側面断面図である。
【図4】同じく一体鋳造したカウンターウエイトを示し
た斜視図である。
【符号の説明】
A ホイルローダ E エンジン 20 カウンターウエイト 20c 排風口 20e ランプ取付部 20i フィン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の作業機と反対側に配置するカ
    ウンターウエイトにおいて、ランプ取付部及びエンジン
    の熱を排出する排風口を一体鋳造したことを特徴とする
    建設機械のカウンターウエイト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の排風口に排風用フィンを
    一体鋳造したことを特徴とする建設機械のカウンターウ
    エイト。
JP34596996A 1996-12-25 1996-12-25 建設機械のカウンターウエイト Pending JPH10183687A (ja)

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Cited By (5)

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