JPH10181224A - 感熱転写シート - Google Patents

感熱転写シート

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JPH10181224A
JPH10181224A JP8343875A JP34387596A JPH10181224A JP H10181224 A JPH10181224 A JP H10181224A JP 8343875 A JP8343875 A JP 8343875A JP 34387596 A JP34387596 A JP 34387596A JP H10181224 A JPH10181224 A JP H10181224A
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alkyl group
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Takashi Morishima
高志 森嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度、耐光性、保存性に優れた黄色色材層を
有する熱転写記録シートを供給する。 【解決手段】 基材の少なくとも一方の面に色材層を設
けた感熱転写記録方式に使用される感熱転写シートにお
いて、前記色材層がピリドンアゾ系色素とピラゾロン系
色素を含有することを特徴とする感熱転写シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる熱転写記
録方式によるカラーハードコピーに使用される感熱転写
シートに関するものであり、特に昇華転写記録方式に使
用される感熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ画像等の電気信号によるカ
ラー画像をカラーハードコピーに変換するための技術が
進歩してきており、例えば、電子写真、インクジェッ
ト、感熱転写等の方式が検討されている。これらのなか
でも、特に感熱転写方式は、装置の保守や操作の容易な
点、装置の小型化の可能な点等から有利である。
【0003】感熱転写方式には、基材上の色材層を加熱
によって溶融させ、それを被記録材に転写する溶融転写
方式と、色材層中の色素のみを被記録材に移行させるい
わゆる昇華転写方式とが知られている。昇華転写方式
は、移行する色素の量を加熱の程度で制御することがで
きることから、濃度階調性の有る表現が可能であり、フ
ルカラープリントをはじめ、精細な画像を得ることに適
している。
【0004】通常のカラープリントは、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの3原色によって表現され、昇華転写方式
に用いられる転写シートも通常は、イエロー、マゼン
タ、シアンの3色の色材層が基材上に順に配置されてい
る。消費電力の低減や印画スピードの高速化を目指すに
は、より少ないエネルギーでより高濃度の出る材料が必
要であり、またできあがった画像には光に対する耐性な
どの画像安定性が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】より少ないエネルギー
でより高濃度の画像得るためには、色材層、受像層の構
成材料はもちろん、使用する色素についても、良好な性
能を有するものが求められている。画像の保存安定性に
おいても色素の持つ性能が重要である。しかるに、これ
までには、高濃度と画像の保存安定性の両者を満足でき
る色素の組み合わせが十分には検討されていなかった。
例えば、一般に高濃度が出る色素は保存性が低く、耐光
性の良いものは感度が出ない傾向にある。
【0006】また、濃度を出すひとつの手段として、色
材層中の色素の含有比率を高めることが知られている
が、その手段は往々にして色材層中での色素の再結晶を
引き起こし、かえって濃度の低下を起こしてしまう。こ
れは保管を考えた場合に重要な課題で有る。さらに、色
素同士の組み合わせによっては、光退色が著しく進むキ
ャタリティクフェード現象が知られており、特に黄色色
素とシアン色素の組み合わせには注意を要する。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明の要旨は、基
材の少なくとも一方の面に色材層を設けた感熱転写シー
トを用い、加熱手段によって色材層中の色素を被記録体
に転写して記録を得る感熱転写記録方式に使用される感
熱転写シートにおいて、前記色材層がピリドンアゾ系色
素とピラゾロンメチン系色素を含有することを特徴とす
る感熱転写シートに存する。
【0008】本発明者らは、検討の結果、感熱転写記録
方式に用いる感熱転写シートの色材層に、ピリドンアゾ
系色素とピラゾロンメチン系色素を含有させることによ
り、より高い黄色濃度が達成され、色材層中の色素の保
存性が良好であり、かつより高い耐光性の感熱転写記録
が可能になることを見出した。以下、本発明を詳細に説
明する。
【0009】本発明における感熱転写シートは、基材
と、その少なくとも一方の面に設けられた色材層から構
成されている。一般には基材の一方の面、通常は色材層
の反対面に耐熱滑性層を設ける。基材としては、薄葉状
フィルムが用いられ、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム、ポリアミドフィルム、ポリアラミドフィルム、ポ
リイミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリフ
ェニレンサルファイドフィルム、ポリスルホンフィル
ム、セロファン、トリアセテートフィルム、ポリプロピ
レンフィルムなどが挙げられる。中でもポリエチレンテ
レフタレートフィルムは、機械的強度、寸法安定性、耐
熱性、価格などの面から好ましく、特に2軸延伸ポリエ
チレンテレフタレートフィルムが好ましく、これらの基
材の厚さは、通常、1〜30μm、好ましくは2〜10
μmである。
【0010】基材には、色材層との接着性を向上させる
ために、ベースフィルムの表面にコロナ処理を行った
り、あるいはポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、
ポリビニルアルコール系樹脂、ウレタン樹脂、ポリ塩化
ビニリデン系樹脂などによるアンカーコートを設けても
良い。色材層は、通常色素とバインダー樹脂とをその主
要成分としており、本願においては色材層の色素として
少なくともピリドンアゾ系色素とピラゾロン系色素を含
む。より好ましくは、ピラゾロン系色素は、ピラゾロン
メチン系色素である。
【0011】ピリドンアゾ系色素とピラゾロンメチン系
色素は本発明の目的に合う限り、いずれの色素も用いる
ことができ、各色素を複数配合して用いることも可能で
ある。中でも下記の一般式(1)で示されるピリドンア
ゾ系色素と、下記の一般式(2)で示されるピラゾロン
メチン系色素の組み合わせがより好ましい。
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】一般式(1)で示されるピリドンアゾ系色
素の置換基は、R1 は低級アルキル基を表し、R2 は置
換されていてもよいアルキル基を表し、R3 、R4 、R
5 は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、トリ
フルオロメチル基、CN基、−OX基、−COX基、ま
たは−COOX基を表し、Xは置換基を有していても良
い低級アルキル基、置換基を有していても良いアリール
基、置換基を有していても良い複素環を表す。なお、こ
こで低級とは炭素数1〜8を意味する。
【0015】好ましくは、R1 はメチル基またはエチル
基を表し、R2 はアルキル基、アラルキル基またはアル
コキシアルキル基を表し、R3 、R4 、R5 は水素原
子、ハロゲン原子、低級アルキル基、−OX基、−CO
OX基から選んだ基を表し、Xは低級アルキル基、エー
テル結合を有するアルキル基、置換基を有していても良
いフェニル基、アラルキル基、置換基を有していても良
い複素環を表す。
【0016】さらに好ましくは、R1 はメチル基を表
し、R2 は低級アルキル基、ベンジル基またはアルコキ
シアルキル基を表し、R3 は水素原子を表し、R4 、R
5 は水素原子、フッ素原子、塩素原子、低級アルキル
基、−OX基、−COOX基を表し、Xは低級アルキル
基、低級アルコキシアルキル基、置換基を有していても
良いフェニル基、ベンジル基、置換基を有していても良
い複素環を表す。
【0017】一般式(2)で示されるピラゾロンメチン
系色素の置換基において、R6 、R 7 は置換されていて
もよい低級アルキル基、置換されていてもよい低級アル
ケニル基、置換されていてもよいアリール基を表し、R
8 、R9 は置換されていてもよい低級アルキル基、−C
OOY基、−CONZW基を表し、Yは置換されていて
も良い低級アルキル基、置換されていてもよい低級アル
ケニル基、置換されていてもよいアリール基を表し、
Z、Wは水素原子、置換されていても良い低級アルキル
基、置換されていてもよい低級アルケニル基、置換され
ていてもよい低級アリール基を表す。なお、ここで低級
とは炭素数1〜8を意味する。
【0018】好ましくは、R6 、R7 は低級アルキル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基を
表し、R8 、R9 は低級アルキル基、−COOY基を表
し、Yは低級アルキル基、置換されていても良いアリー
ル基、アラルキル基を表す。より好ましくは、R6 、R
7 は低級アルキル基、メチル基またはハロゲン原子で置
換されていても良いフェニル基、ベンジル基を表し、R
8 、R9 は低級アルキル基、−COOY基を表し、Yは
低級アルキル基、メチル基またはハロゲン原子で置換さ
れていても良いフェニル基、ベンジル基を表す。
【0019】さらに好ましくは、R6 、R7 はメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、フェニル基、ト
ルイル基を表し、R8 、R9 はメチル基、エトキシカル
ボニル基を表す。本発明の一般式(1)で示されるピリ
ドンアゾ系色素は、既に特開昭62−290583号公
報、特開昭60−27594号公報等によって、ピラゾ
ロン系色素は特開昭61−12394号公報等によって
感熱転写に使用することが公知である。一般式(2)で
示されるピラゾロンメチン系色素は感熱転写に使用する
ことは知られていない。
【0020】本発明は、これらの色素の単独での特性を
生かしつつ、配合によってより良い成果を得ようとする
ものである。配合する利点としては、例えば色素のバイ
ンダー中での溶解度が向上する事を上げることができ
る。これは溶解性にある程度の独立性が有るためと解釈
されるが、構造の近しい物同士ではこの効果は期待でき
ないとされ、どの色素の組み合わせが適当かは検討の結
果で明らかになるものである。
【0021】本発明においては、ピリドンアゾ系色素と
ピラゾロンメチン系色素が重量比で0.3:1〜1:
0.3の比率で含有されることが好ましい。さらに好ま
しくは、色材層に一般式(1)記載のピリドンアゾ系色
素と一般式(2)記載のピラゾロンメチン系色素が重量
比で0.3:1〜1:0.3の比率で、更に好ましく
は、0.5:1〜1:0.5である。
【0022】これら配合比率は、それぞれ1種類の色素
で対応する必要はなく、例えば一般式(1)及び(2)
のそれぞれに該当する色素をそれぞれ2種以上配合して
使用してもよい。色材層のバインダー樹脂としては、ポ
リカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリアリレート樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリアラミド樹脂、ポリイミド樹脂、
ポリエーテルイミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリロ
ニトリルースチレン樹脂(AS樹脂)およびアセチルセ
ルロース、メチルセルロース、エチルセルロースなどの
ようなセルロース系樹脂が例として挙げられる。色材層
は、通常、色素とバインダー樹脂とを溶剤に溶解または
分散させて得られるインクを基材に塗工乾燥することに
よって形成される。
【0023】インクに使用される溶剤としては、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族系溶剤;メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどの
ケトン系溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル
系溶剤;イソプロパノール、ブタノール、メチルセロソ
ルブなどのアルコール系溶剤;ジオキサン、テトラヒド
ロフランなどのエーテル系溶剤;ジメチルホルムアミ
ド、Nーメチルピロリドンなどのアミド系溶剤などを挙
げることができる。上記のインキの中には上記成分の他
に、必要に応じて有機または無機の非昇華性粒子、分散
剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、消泡剤、酸化防
止剤、粘度調節剤などの添加剤を添加することが出来
る。また、レーザー光を用いる昇華転写方式に用いるた
めに赤外線吸収剤やカーボンブラックを添加することも
できる。これらのインキを塗布して色材層を設ける方法
に特に制限はないが、例えば、グラビアコーター、リバ
ースロールコーター等を用いることができ、例えば、
「印刷インキハンドブック」(印刷インキ工業連合会編
集・発行、1978年)に記載の方法を参考にすること
ができる。塗布膜厚は乾燥膜厚で0.1〜5μmが適当
であり、より好ましくは、0.5〜2μmである。
【0024】バインダー樹脂中の色素の比率が高い方が
一般に転写感度や最高到達濃度が高く、色素の比率が低
いと感度、到達濃度が低くなる。しかし、色素の比率が
極端に高くなってくると、高温下、高湿度下、あるいは
長期保存下で色素がバインダー中から析出してくること
になり、転写画像に悪影響をもたらす。従って、感熱転
写シートの保存安定性と転写性とのかねあいから、バイ
ンダーと色素の混合比は、重量比で、1:2〜2:1の
範囲が適当であり、より好ましくは、1:1.5〜1.
5:1の範囲であり、さらに好ましくは1:1〜1.
5:1の範囲である。 これらの点を考慮すれば、より
色素との相溶性が高く、高い濃度で色素を含有しても問
題の無いバインダー樹脂を用いることが好ましく、前述
したバインダー樹脂の中でも、好ましくは、Tgが50
℃以上の、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂、塩酢ビ樹脂、AS樹脂が良い。特に好ましくは、高
い濃度が得られ易いことからフェノキシ樹脂、ポリビニ
ルブチラール樹脂である。
【0025】感熱転写シートの色材層とは反対の面に必
要に応じて耐熱滑性層を設けても良い。耐熱層としては
特に制限は無いが、例えば紫外線硬化樹脂等の硬化樹脂
を用いたものやTgの高い熱可塑性樹脂を用いたものが
知られている。耐熱滑性層は、サーマルヘッドの熱に対
する耐熱性の他に、サーマルヘッドに対する滑り性が必
要とされることから、シリコーンオイルの様な滑剤が添
加されていることが一般的である。
【0026】感熱転写記録を行うには、感熱転写シート
の色材層面と、基材の片面に受像層を設けた受像体の受
像層面とを向かい合うように重ね合わせ、感熱転写シー
トの色材面とは反対側からライン型サーマルヘッド等の
熱源を用いて、画像信号に応じた熱を加え、色材層中の
色素を受像層に移行させるのが一般的である。その際、
加えられる熱量に応じて、移行する色素量が変更出来る
ことから、濃淡の表現が可能であり、精細な画像を得る
ことが可能である。イエロー、マゼンタ、シアンの三
色、または、黒を加えた4色について同様の操作を繰り
返すことで、写真調の画像を得ることができる。
【0027】マゼンタの色材層には、マゼンタ色素とし
て、アントラキノン系色素、イミダゾールアゾ色素、チ
アジアゾールアゾ系色素などを好適に用いることができ
る。シアンの色材層には、シアン色素として、アントラ
キノン系色素、チアゾールアゾ系色素、インドアニリン
系色素が好適に用いられる。シアン色素としてはインド
アニリン系色素が最適であるが、この色素は黄色色素と
の併用で耐光性が悪くなる現象を示すことが有る。本願
発明のピリドンアゾ系色素とピラゾロンメチン系色素と
の配合された色材層は、インドアニリン系色素を用いた
色材層との併用しても耐光性の劣化を招かない点でも好
ましい。
【0028】色素を移行させるための熱源としては、ラ
イン型サーマルヘッドが一般的であるが、レーザー光線
を使用することも知られている。その際には、レーザー
光を熱に変換するための、光熱変換材を使用する必要が
あり、赤外線吸収剤やカーボンブラックを転写シートの
色材層中、色材層と基材との間、あるいは色材層とは反
対面に添加させることが知られている。
【0029】本発明の受像体は、基材の少なくとも一方
の面に受像層が設けられている。基材は、合成紙、セル
ロース紙、キャストコート紙、フィルム、セルロース紙
の両側に合成紙を貼り合わせた基材等が使用される。色
材層との密着性が高い方が記録時の色素の転写が均一に
行われることから、その表面は平滑であることが好まし
く、できればベック平滑度で10000秒以上の基材を
用いることが好ましい。この点から合成紙やフィルムを
使用した基材が好ましい。
【0030】受像層は樹脂を主体とした層で、色素を受
容して画像を形成する役目を持つ。受像層を形成する樹
脂としては色素の染まりやすい樹脂が好ましく、例え
ば、酢ビ樹脂、塩酢ビ樹脂、ポリエステル樹脂、AS樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂等をあげることができ
る。これらは併用して用いることが可能である。ガラス
転移点の低すぎる樹脂を使用すると画像が保存時ににじ
んでしまうので、好ましくない。受像層として、ガラス
転移点が35℃以上の受像層が好ましい。
【0031】受像層には樹脂の他に、必要に応じて添加
剤を加えることができる。添加剤としては、樹脂を硬化
させるためのイソシアネート等の硬化剤、熱転写時の色
材層との融着防止の為に添加されるシリコーンなどの剥
離剤、耐光性を上げるための紫外線吸収剤、耐候性向上
の為の酸化防止剤等を挙げることができるがこの限りで
はない。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。なお、以下において特に明
記しない限り、「%」、「部数」は重量換算で示す。
【0033】実施例1 (a)感熱転写シートの作製 色素1−1(一般式(1)に於いて、R1 はメチル基、
2 はメトキシプロピル、R3 は水素原子、R4 は塩素
原子、R5 は水素原子)50部、色素2−1(一般式
(2)に於て、R6 、R7 がフェニル基、R8 、R9
メチル基)50部、フェノキシ樹脂(商品名:PKH
H、ユニオンカーバイド株式会社製)100部、メチル
エチルケトン125部、およびトルエン450部、テト
ラハイドロフラン(THF)300部とを混合撹拌して
得られたインクを6μmのポリエステルフィルムにバー
コーターを用いて乾燥膜厚が1μmになるように塗工乾
燥した。その背面にアクリル樹脂(商品名:BR−10
0、三菱レイヨン(株)製)10重量部、アミノ変性シ
リコーンオイル(商品名:KF393、信越化学(株)
製)1重量部、およびトルエン89重量部を混合した液
をバーコーターを用いて乾燥厚みが1μmになるように
塗工乾燥し、耐熱滑性層を設けた。
【0034】(b)受像体の作製 ポリビニルフェニルアセタール樹脂70部、塩化ビニル
/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合樹脂(商品名:
エスレックA、積水化学(株)製)25部、変性用シリ
コーンワニス(商品名:TSR−160、固形分濃度6
0%、東芝シリコーン(株)製)40部、アミノ変性シ
リコーンオイル(商品名:KF393、信越化学工業
(株)製)3部、ヘキサメチレンジイソシアネート系多
官能イソシアネート化合物(商品名:マイテックNY−
710A、固形分濃度75%、三菱化学(株)製)10
部、メチルエチルケトン500部、トルエン500部を
混合攪拌して得られた液を、厚み150μmのポリプロ
ピレン製合成紙(商品名:ユポFPG150、王子油化
合成紙(株)製)にワイヤーバーで塗布、乾燥し(乾燥
膜厚約5μm)、さらにオーブン中で80℃で12時間
熱処理することにより受像体を作製した。上記のポリビ
ニルフェニルアセタール樹脂はポリビニルアルコール
(鹸化度99モル%、重合度1700)をフェニルアセ
トアルデヒドでアセタール化することにより得たもので
あり、下記式で示される構造であった。
【0035】
【化5】
【0036】(c)印字記録 上記(a)の様にして作製された感熱転写シートの色材
層面と、上記(b)の様にして作成された受像体の受像
層面を重ね、5.6ドット/mmの発熱抵抗体密度を有
する部分グレース型ラインサーマルヘッドを使用して、
送り方向に6ライン(ドット)/mmで、16.6ms
/ラインの速度で、印加電力0.20W/ドットで印字
を行った。1ライン当たりのヘッドに印加する時間を1
2msにすることで濃色の印字を得た。
【0037】(d)濃度、色の測定 上記(c)の様にして印字された印字物の濃度を反射濃
度計(商品名:マクベスRD−920型、SPI分光感
度特性を有するフィルター内蔵、マクベス社製)で測定
した。その結果、濃度は2.0であった。さらにその色
をJIS Z−8722に準拠する光学系を有する色差
計(商品名:分光色差計SZ−Σ80、日本電色工業
(株)製)を用いて、C光源、視野角2度で測定し、C
IELAB表色系で表記した。
【0038】(e)耐光性試験1 上記(c)の様にして印字された転写物の濃色のサンプ
ルを、キセノンランプを用いた耐光性試験機(商品名:
アトラスCi35Aウェザオメータ 株式会社東洋精機
製作所)を用いて、3.5kw/平方mの照度で、48
時間耐光性試験を行い、試験前の印字物と試験後のそれ
とを、(d)で用いたのと同じ色差計で同条件で測定し
た。そのCIELAB色差は、8.0と小さかった。
【0039】(f)耐光性試験2 下記構造式で示される色素3を60部使用する以外は、
(a)と同様にして作成した感熱転写シートを用い、
(b)で作成した受像体に、(c)の条件で記録を行い
シアン色の印字物を得た。そのシアン色の上に、(a)
の熱転写記録シートを用いて(c)の印字を行い緑色の
印字物を得た。それを(e)と同じ条件で耐光性の試験
を行を行い、試験前の印字物と試験後のそれとを、
(c)で用いたのと同じ色差計で、同条件で測定した。
そのCIELAB色差は、14.0と小さかった。な
お、シアン色単独での耐光性を同じ条件で測定した結果
は、CIELAB色差は、8.0と小さかった。
【0040】
【化6】
【0041】(g)保存性試験 (a)で得られた感熱転写シートを40℃、相対湿度8
0%の環境下に2週間保管した後、(c)の印字試験を
行い、保存前後の濃度の変化を測定し、%で表示した。
その結果は−5%でほとんど変化しなかった。 実施例2〜7 実施例1で使用した色素の組合せの代わりに、下記の表
−1に示した色素の組合せで用いた他は、実施例1と同
様に試験を行い、その結果を表−2に示した。いずれ
も、高濃度でかつ耐光性は良好であった。
【0042】
【表1】
【0043】色素1−2は、一般式(1)に於て、R1
がメチル基、R2 がブチル基、R3、R4 が水素原子、
5 がベンジルオキシカルボニル基を表わす。色素1−
3は、一般式(1)に於いて、R1 はメチル基、R2
2−エチル−ヘキシル基、R3 は水素原子、R4 はフッ
素原子、R5 は水素原子である。色素1−4は、一般式
(1)に於いて、R1 はメチル基、R2 はブチル基、R
3 、R4 は水素原子、R5 はブチル基である。色素1−
5は、一般式(1)に於いて、R1 はメチル基、R2
オクチル基、R3 は水素原子、R4 、R5 は塩素原子で
ある。
【0044】色素1−6は、一般式(1)に於いて、R
1 はメチル基、R2 はイソブチル基、R3 、R4 は水素
原子、R5 はメトキシ基である。色素1−7は、一般式
(1)に於いて、R1 はメチル基、R2 はブチル基、R
3 、R4 は水素原子、R5 はメトキシエトキシエトキシ
カルボニル基である。色素2−2は、一般式(2)に於
いて、R6 、R7 はo−トルイル基、R8 、R9 はメチ
ル基である。色素2−3は、一般式(2)に於いて、R
6 、R7 はフェニル基、R8 はメチル基、R9 はエトキ
シカルボニル基である。
【0045】色素2−4は、一般式(2)に於いて、R
6 、R7 はフェニル基、R8 、R9はブトキシカルボニ
ル基である。色素2−5は、一般式(2)に於いて、R
6 はフェニル基、R7 はo−トルイル基、R8 、R9
メチル基である。色素2−6は、一般式(2)に於い
て、R6 、R7 、R8 、R9 はメチル基である。色素2
−7は、一般式(2)に於いて、R6 、R7 はプロピル
基、R8 、R9はメチル基である。
【0046】実施例8〜10 実施例1で色材層のバンダーとして用いたフェノキシ樹
脂(商品名:PKHH、ユニオンカーバイド株式会社
製)の代わりに、以下の樹脂を用いた他は、実施例1の
耐光性試験を除いた試験を行った。その結果を表−2に
まとめた。
【0047】実施例8 :ポリビニルブチラール樹脂
(商品名:BX−1、積水化学株式会社製) 実施例9 :塩酢ビ樹脂(商品名:VYHD、ユニオン
カーバイド株式会社製) 実施例10:AS樹脂(商品名:セビアン−N020、
ダイセル化学工業株式会社製)
【0048】比較例1 色素1−1を80部、色素2−1を0部用いた他は、実
施例1と同様にして試験を行なった。濃度は、2.1と
高い結果が得られた。単色の耐光性は色差が12.0、
緑の混色の結果は24.0と不満足な結果となった。保
存性は−25%となり不十分であった。これは顕微鏡で
色材層を観察した所、色素1−1と思われる結晶が多数
見られたことから、色素1−1の溶解性不足によるもの
と思われる。その結果を表−2に示した。
【0049】比較例2 色素1−1を0部、色素2−1を100部用いた他は、
実施例1と同様にして試験を行なった。濃度は、1.7
と低い結果となった。耐光性については単色の色差が
4.0、緑の混色の結果は9.0と良好な結果を示し
た。保存性は−20%となり不十分であった。これは顕
微鏡で色材層を観察した所、色素2−1と思われる結晶
が多数見られたことから、色素2−1の溶解性不足によ
るものと思われる。その結果を表−2に示した。
【0050】比較例3 色素1−1を50部、下記構造式で示される色素4を5
0部用いた他は、実施例1と同様にして試験を行なっ
た。濃度は、1.7とやや低い結果となった。単色の耐
光性は色差が8.0、緑の混色の結果は15.0と良好
な結果が得られた。保存性は−30%となり不十分であ
った。その結果を表−2に示した。
【0051】
【化7】
【0052】比較例4 色素1−1を45部、下記構造式で示される色素5を4
5部用いた他は、実施例1と同様にして試験を行なっ
た。濃度は2.4と高い結果が得られた。しかし、単色
の耐光性は色差が16.0、緑の混色の結果は35.0
と不満足な結果となった。これは単独の耐光性の不足の
他に、キャタリティックフェード現象による緑色での耐
光性の不良化の結果と考えられる。保存性は−5%であ
った。その結果を表−2に示した。
【0053】
【化8】
【0054】
【表2】
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、感度、耐光性、保存性
に優れた黄色色材層を有する感熱転写シートを得ること
ができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも一方の面に色材層を設
    けた感熱転写シートを用いて、加熱手段によって色材層
    中の色素を被記録体に転写して記録を得る感熱転写記録
    方式に使用される感熱転写シートにおいて、前記色材層
    がピリドンアゾ系色素とピラゾロン系色素を含有するこ
    とを特徴とする感熱転写シート。
  2. 【請求項2】 ピラゾロン系色素がピラゾロンメチン系
    色素であることを特徴とする請求項1記載の感熱転写シ
    ート。
  3. 【請求項3】 ピリドンアゾ系色素が下記一般式(1)
    で示される色素であることを特徴とする請求項1または
    2記載の感熱転写シート。 【化1】 (式中、R1 は低級アルキル基を表し、R2 は置換され
    ていてもよいアルキル基を表し、R3 、R4 、R5 は、
    水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、トリフルオ
    ロメチル基、CN基、−OX基、−COX基、または−
    COOX基を表し、Xは置換基を有していても良い低級
    アルキル基、置換基を有していても良いアリール基、置
    換基を有していても良い複素環を表す。)
  4. 【請求項4】 前記一般式(1)に於いて、R1 はメチ
    ル基またはエチル基を表し、R2 はアルキル基、アラル
    キル基またはアルコキシアルキル基を表し、R3
    4 、R5 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
    基、−OX基、−COOX基から選ばれる基を表し、X
    は低級アルキル基、エーテル結合を有するアルキル基、
    置換基を有していても良いフェニル基、アラルキル基、
    または置換基を有していても良い複素環であることを特
    徴とする請求項3記載の感熱転写シート。
  5. 【請求項5】 前記一般式(1)に於いて、R1 はメチ
    ル基を表し、R2 は低級アルキル基、ベンジル基または
    アルコキシアルキル基を表し、R3 は水素原子を表し、
    4 、R5 は水素原子、フッ素原子、塩素原子、低級ア
    ルキル基、−OX基、−COOX基を表し、Xは低級ア
    ルキル基、低級アルコキシアルキル基、低級アルコキシ
    アルコキシアルキル基、置換基を有していても良いフェ
    ニル基、ベンジル基、置換基を有していても良い複素環
    であることを特徴とする請求項3記載の感熱転写シー
    ト。
  6. 【請求項6】 ピラゾロンメチン系色素が下記一般式
    (2)で示される色素であることを特徴とする請求項2
    乃至5記載の感熱転写シート。 【化2】 (式中、R6 、R7 は置換されていてもよい低級アルキ
    ル基、置換されていてもよい低級アルケニル基、置換さ
    れていてもよいアリール基を表し、R8 、R9 は置換さ
    れていてもよい低級アルキル基、ジアルキルアミノ基、
    −COOY基、−CONZW基を表し、Yは置換されて
    いても良い低級アルキル基、置換されていてもよい低級
    アルケニル基、置換されていてもよいアリール基を表
    し、Z、Wは水素原子、置換されていても良い低級アル
    キル基、置換されていてもよい低級アルケニル基、置換
    されていてもよいアリール基を表す。)
  7. 【請求項7】 一般式(2)に於いて、R6 、R7 は低
    級アルキル基、置換されていてもよいアリール基、アラ
    ルキル基を表し、R8 、R9 は低級アルキル基、−CO
    OY基を表し、Yは低級アルキル基、置換されていても
    良いアリール基、アラルキル基であることを特徴とする
    請求項2乃至6記載の感熱転写シート。
  8. 【請求項8】 一般式(2)に於いて、R6 、R7 は低
    級アルキル基、メチル基またはハロゲン原子で置換され
    ていても良いフェニル基、ベンジル基を表し、R8 、R
    9 は低級アルキル基、−COOY基を表し、Yは低級ア
    ルキル基、メチル基またはハロゲン原子で置換されてい
    ても良いフェニル基、ベンジル基であることを特徴とす
    る請求項2乃至7記載の感熱転写シート。
  9. 【請求項9】 色材層にピリドンアゾ系色素とピラゾロ
    ン系色素が重量比で0.3:1〜1:0.3の比率で含
    有されていることを特徴とする請求項1乃至8に記載の
    感熱転写シート。
  10. 【請求項10】 色材層のバインダー樹脂が、フェノキ
    シ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、塩酢ビ樹脂、AS
    樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至9
    に記載の感熱転写シート。
  11. 【請求項11】 基材の一方の面に複数の色材層が面順
    次に設けられている感熱転写シートであって、一つの色
    材層にインドアニリン系シアンが含有されており、他の
    少なくとも一つの色材層にピリドンアゾ系色素とピラゾ
    ロン系色素が含有されていることを特徴とする請求項1
    乃至10記載の感熱転写シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100429282C (zh) * 2006-05-18 2008-10-29 浙江闰土股份有限公司 一种嫩黄色的组合分散染料

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