JPH10180978A - 印圧調整装置 - Google Patents

印圧調整装置

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JPH10180978A
JPH10180978A JP8356499A JP35649996A JPH10180978A JP H10180978 A JPH10180978 A JP H10180978A JP 8356499 A JP8356499 A JP 8356499A JP 35649996 A JP35649996 A JP 35649996A JP H10180978 A JPH10180978 A JP H10180978A
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幸司 小谷
Hitoshi Ichimura
仁 市村
Hiroyuki Miyake
弘幸 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧胴の左右に加える適正な荷重値を算出する印
圧調整装置を提供する。 【解決手段】印刷機で使用する圧胴の種類である圧胴タ
イプと、印刷面圧が均等にかかるようにしたときの圧胴
の左側にかかる荷重の割合である左側比率と、印刷面圧
が均等にかかるようにしたときの圧胴の右側にかかる荷
重の割合である右側比率と、圧胴が版胴と接触する長さ
である圧胴長と、圧胴の半径である圧胴半径と、圧胴の
ゴムのヤング率である圧胴ヤング率と、からなる荷重比
率データを記憶する荷重比率データ記憶手段と、印刷面
圧と版胴半径と圧胴タイプとを入力し、前記荷重比率デ
ータを参照して、圧胴の左側にかかる荷重と圧胴の右側
にかかる荷重とからなる算出荷重データを算出する荷重
データ算出手段と、前記算出荷重データを記憶する算出
荷重データ記憶手段と、を有する印圧調整装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機の技術分野
に属する。特に、印刷機において印刷面圧の調整を適正
に行うための印圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷面圧の調整はその品目の作業
指示書に指定された印刷面圧に均等に合わせるよう、印
刷機のオペレータが圧胴の左右の軸にかける圧胴荷重の
調節を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧胴と
版胴との接触面が偏っているような場合、印刷面圧をど
の接触面でも均等にするためは、左右で異なった圧胴の
荷重値を設定する必要性がある。そのためには、左側荷
重値を設定してから右側荷重値を設定し、その後左側荷
重値を修正してから右側荷重値を修正し、というような
調節の繰り返しを避けることができず、熟練した印刷機
のオペレータであっても、適正な印刷面圧が得られるま
でには相当の時間を必要としている。そこで本発明の目
的は、圧胴の左右に加える適正な荷重を算出する印圧調
整装置を提供することにある。さらに、その算出した荷
重または所定の荷重に印圧調整を自動で行い、印刷中に
修正した荷重を実績荷重データとして記憶しておき次回
の印圧調整の際に利用することができる印圧調整装置を
提供することにある。これにより、印圧調整に要する時
間を大幅に短縮することができる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の本発
明によって達成される。すなわち、本発明は「印刷機で
使用する圧胴の種類である圧胴タイプと、印刷面圧が均
等にかかるようにしたときの圧胴の左側にかかる荷重の
割合である左側比率と、印刷面圧が均等にかかるように
したときの圧胴の右側にかかる荷重の割合である右側比
率と、圧胴が版胴と接触する長さである圧胴長と、圧胴
の半径である圧胴半径と、圧胴のゴムのヤング率である
圧胴ヤング率と、からなる荷重比率データを記憶する荷
重比率データ記憶手段と、印刷面圧と版胴半径と圧胴タ
イプとを入力し、前記荷重比率データを参照して、圧胴
の左側にかかる荷重と圧胴の右側にかかる荷重とからな
る算出荷重データを算出する荷重データ算出手段と、前
記算出荷重データを記憶する算出荷重データ記憶手段
と、を有する印圧調整装置」である。本発明によれば、
荷重比率データとして圧胴タイプと左側比率と右側比率
と圧胴長と圧胴半径と圧胴ヤング率とが記憶されてい
る。ここで左側比率と右側比率は、たとえば特開昭63
−268647号公報に記載されているように計算で求
めることもできる。また、実際に印刷機を運転してその
適正な実測値をあらかじめ調べておくこともできる。し
たがって入力された印刷面圧と版胴半径と圧胴タイプと
に基づいて荷重比率データを参照すれば、荷重データ算
出手段により圧胴の左側にかかる荷重と圧胴の右側にか
かる荷重とからなる算出荷重データが算出される。また
算出荷重データ記憶手段によりその算出荷重データが記
憶される。この算出荷重データに基づいて適正な印圧調
整を行うことができる。
【0005】また本発明は「設定入力される所定の値に
基づいて圧胴の左側にかかる荷重と圧胴の右側にかかる
荷重とからなる設定荷重データを生成する設定荷重デー
タ生成手段と、前記設定荷重データを記憶する設定荷重
データ記憶手段と、を有する印圧調整装置」である。本
発明によれば、設定荷重データ生成手段により設定入力
される所定の値に基づいて圧胴の左側にかかる荷重と圧
胴の右側にかかる荷重とからなる設定荷重データが生成
される。この設定入力される所定の値は、印刷面圧また
は左右の荷重である。印刷面圧の場合には、前述の荷重
データ算出手段と同様のデータ処理を行って設定荷重デ
ータを算出する。また、左右の荷重の場合には、その値
を設定荷重データとする。この設定荷重データに基づい
て印刷中において印刷品質を確認しながら印圧を修正す
る等により、さらに適正な印圧調整を行うことができ
る。また本発明は「実績値として記録する指定入力によ
り圧胴の左側にかかる荷重と圧胴の右側にかかる荷重と
からなる実績荷重データを記憶手段に書込む実績荷重デ
ータ書込手段と、前記実績荷重データを参照して圧胴の
左側にかかる荷重と圧胴の右側にかかる荷重とからなる
実績荷重データを記憶手段から読取る荷重データ読取手
段と、を有する印圧調整装置」である。本発明によれ
ば、実績値として記録する指定入力が行われると実績荷
重データ書込手段は圧胴の左側にかかる荷重と圧胴の右
側にかかる荷重とからなる実績荷重データを記憶手段に
書込む。そして、荷重データ読取手段はその実績荷重デ
ータを参照して圧胴の左側にかかる荷重と圧胴の右側に
かかる荷重とからなる実績荷重データを記憶手段から読
取る。この実績データに基づいて適正な印圧調整を行う
ことができる。
【0006】また本発明は「前記算出荷重データまたは
前記設定荷重データまたは前記実績荷重データを入力し
圧胴の左側にかかる荷重を制御するための左側荷重操作
量を生成する左側荷重制御手段と、前記左側荷重操作量
を入力して圧胴の左側にかかる荷重を生成する左側荷重
生成手段と、前記算出荷重データまたは前記設定荷重デ
ータまたは前記実績荷重データを入力し圧胴の右側にか
かる荷重を制御するための右側荷重操作量を出力する右
側荷重制御手段と、前記右側荷重操作量を入力して圧胴
の右側にかかる荷重を生成する右側荷重生成手段と、を
有する印圧調整装置」である。本発明によれば、左側荷
重制御手段により前記算出荷重データまたは前記設定荷
重データまたは前記実績荷重データが入力され圧胴の左
側にかかる荷重を制御するための左側荷重操作量が生成
され、左側荷重生成手段により前記左側荷重操作量が入
力され圧胴の左側にかかる荷重が生成される。また、右
側荷重制御手段により前記算出荷重データまたは前記設
定荷重データまたは前記実績荷重データが入力され圧胴
の右側にかかる荷重を制御するための右側荷重操作量が
生成され、右側荷重生成手段により前記右側荷重操作量
が入力され圧胴の右側にかかる荷重が生成される。した
がって、算出荷重データまたは設定荷重データまたは実
績荷重データに基づいて、印圧を自動設定することがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明について実施の形態に
より説明する。図1は本発明の印圧調整装置の全体構成
の一例を示す図である。図1において、1は印圧調整装
置の本体であり、パーソナルコンピュータやワークステ
ーション等のコンピュータのハードウェアとソフトウェ
アとによって実現することができる。2は荷重データベ
ースであり荷重比率データ等のデータを記憶するハード
ディスク等の記憶手段とデータベースを管理する管理シ
ステム(処理手段)とによって構成されるが、この例で
は、その管理システムの部分は印圧調整装置の本体1に
設けられている。3は荷重(左側・右側)制御手段であ
り、印圧調整装置の本体1が出力する指示データ(目標
値)を入力して指示データに等しい荷重を生成するため
の操作量を演算する。4aは左側荷重生成手段、4bは
右側荷重生成手段であり、その操作量により荷重を生成
するアクチュエータである。5はオペレータ等が印圧調
整装置の本体1に入力を行うためのキーボード・マウス
等の入力手段、6は印圧調整装置の本体1から出力が行
われるディスプレイ・プリンタ等の出力手段である。
【0008】印圧調整装置の本体1はさらに細部より構
成されており、7は記憶手段、8は処理手段である。さ
らに記憶手段7において、9は荷重比率データ、10は
算出荷重データ、11は設定荷重データ、12は実績荷
重データである。また、処理手段8において、13は検
索/登録手段、14は荷重データ算出手段、15は設定
荷重データ生成手段、16は実績荷重データ書込手段、
17は実績荷重データ読取手段である。
【0009】荷重データベース2には、荷重比率テーブ
ルが記憶されている。荷重比率テーブルは印刷機で使用
する圧胴の種類である圧胴タイプを主キーとして、印刷
面圧が均等にかかるようにしたときの圧胴の左側にかか
る荷重の割合である左側比率と、印刷面圧が均等にかか
るようにしたときの圧胴の右側にかかる荷重の割合であ
る右側比率と、圧胴が版胴と接触する長さである圧胴長
と、圧胴の半径である圧胴半径と、圧胴のゴムのヤング
率である圧胴ヤング率を属性データとするテーブルであ
る。
【0010】図2は本発明の印圧調整装置におけるデー
タの構成を表として示す図である。図2(A)は荷重比
率テーブルを表として示したものであり、図2(A)に
示すように、圧胴タイプX1,X2,X3の各々に対し
て、左側比率、右側比率、圧胴長、圧胴半径、圧胴ヤン
グ率の各属性のデータが登録されている。たとえば、図
2(A)において、圧胴タイプX1の左側比率は40
%,右側比率は60%,圧胴長は100cm,圧胴半径
は20cm,圧胴ヤング率は0.9Paである。
【0011】そこで、たとえば作業指示書に記載されて
いる所定の圧胴タイプを主キーとして、印刷機のオペレ
ータ等が入力手段5から入力すると、印圧調整装置の本
体1の処理手段8の検索/登録処理手段13によって、
荷重データベース2からその所定の圧胴タイプに関する
左側比率、右側比率、圧胴長、圧胴半径、圧胴ヤング率
等の属性データを検索することができる。印圧調整装置
の本体1に読み込まれたこのデータが、記憶手段7に記
憶される荷重比率データ9である。
【0012】印圧調整装置の本体1の処理手段8の荷重
データ算出手段14はその荷重比率データ9と、やは
り、たとえば作業指示書に記載されている指定の印刷面
圧、版胴半径とに基づいて、圧胴の左側にかかる荷重と
圧胴の右側にかかる荷重とからなる算出荷重データ10
を算出する。
【0013】荷重データ算出手段14は、たとえば下記
の数1によって計算を行い算出荷重データ10を算出す
る。
【数1】F1 = ((k1/(k1+k2))*L)
*(((a*r1*r2)/(r1+r2))*(p*
p/E)) F2 = ((k2/(k1+k2))*L)*
(((a*r1*r2)/(r1+r2))*(p*p
/E)) ただし、F1 ; 左荷重 F2 ; 右荷重 k1 ; 左側比率 k2 ; 右側比率 L ; 圧胴長 a ; 定数(たとえば2.36) r1 ; 版胴半径 r2 ; 圧胴半径 p ; 印刷面圧 E ; 圧胴ヤング率
【0014】上記の数1は、印刷面圧p(kgw/cm
2 )と単位幅当たりの押圧q(kgw/cm)との関係
式である下記の数2、および、左右荷重と左右比率の関
係式である下記の数3から導くことができる。すなわ
ち、まず下記の数2から「q=」の式を求め、下記の数
3から「F1=」と「F2=」の式を求める。「F1
=」と「F2=」の式に「q=」の式を代入し「q」を
消去すると数1が得られる。
【数2】p*p =((r1+r2)*E*q)/(a
*r1*r2)
【数3】q*L = F1+F2 F1:F2 = k1:k2
【0015】上述のようにして、圧胴タイプ、印刷面
圧、版胴半径とに基づいて荷重データ算出手段14によ
って算出荷重データ10を算出することができる。図2
(B)は算出荷重データ10の一例を表として示したも
のであり、図2(B)に示すように、圧胴の左側にかか
る荷重320kgwと圧胴の右側にかかる荷重480k
gwのような算出荷重データ10が得られる。
【0016】ところで、このような算出荷重データ10
によって印圧調整を行った後、印刷中に印刷物の品質や
印刷状態を確認しながらより良い条件とするため印圧を
修正する場合、または、初めから印圧を所望の値に設定
することが必要とされる場合がある。そこで、設定荷重
データ生成手段15は設定入力される所定の値に基づい
て圧胴の左側にかかる荷重と圧胴の右側にかかる荷重と
からなる設定荷重データ11を生成する。この設定入力
される所定の値は、印刷面圧または左右の荷重である。
印刷面圧の場合には、上述した荷重データ算出手段14
と同様のデータ処理を行って設定荷重データ11を算出
する。また、左右の荷重の場合には、その値を設定荷重
データ11とする。そしてその設定荷重データ11は記
憶手段7に記憶される。設定荷重データ11は図2
(C)に示すように前述の算出荷重データ10の一例と
同様の構成を有する。
【0017】また、印刷中に印刷状態を確認しながらよ
り良い印刷物を得るため印圧を修正することにより得ら
れる荷重データは、同様の印刷条件であれば良好な印刷
を行うことができる確度の極めて高いデータである。し
たがって、次回においてもその荷重データを用いること
ができるように実績荷重データ12として保存する。実
績荷重データ書込手段16は実績値として記録する指定
入力が行われると実績荷重データ書込手段は圧胴の左側
にかかる荷重と圧胴の右側にかかる荷重とからなる実績
荷重データ12を記憶手段7に書込み、さらに、その実
績荷重データ12は荷重データベース2に格納される。
また、荷重データ読取手段17は荷重データベース2を
参照して圧胴の左側にかかる荷重と圧胴の右側にかかる
荷重とからなる実績荷重データ12を読取り記憶手段7
に記憶する。
【0018】図2(D)は実績荷重データ12の一例を
表として示したものであり、図2(D)に示すように、
品名(印刷物の品名)に対して、使用した圧胴の圧胴タ
イプ、圧胴の左側にかけられた荷重と圧胴の右側にかけ
られた荷重、使用した版胴の版胴半径の各属性のデータ
が登録される。たとえば、図2(D)において、品名a
の圧胴タイプはX1,左荷重は323kgw,右荷重は
478kgw,版胴半径は30cmである。
【0019】次に、上述のようにして得られ記憶手段7
に記憶されている算出荷重データ10または設定荷重デ
ータ11または実績荷重データ12に基づいて、印刷ユ
ニットにおいて印圧調整を実行する。荷重制御手段3に
より前述の算出荷重データ10または設定荷重データ1
1または実績荷重データ12の入力が行われ、圧胴の左
側にかかる荷重を制御するための左側荷重操作量が生成
される。そして、左側荷重生成手段4aにより左側荷重
操作量が入力され圧胴の左側にかかる荷重が生成され
る。また、荷重制御手段3により前述の算出荷重データ
または設定荷重データまたは実績荷重データが入力され
圧胴の右側にかかる荷重を制御するための右側荷重操作
量が生成される。そして、右側荷重生成手段により右側
荷重操作量が入力され圧胴の右側にかかる荷重が生成さ
れる。
【0020】図3は印刷ユニットにおける印圧調整機構
の一例を示す図である。図3において、21a,21b
は空気シリンダで、これらは左側荷重生成手段4aと右
側荷重生成手段4bの具体的な一例である。また、22
a,22bはロッド、23a,23bは荷重生成空気チ
ャンバ、24a,24bは自重相殺空気チャンバ、25
は弾性体(ラバー)が巻かれた版胴に接触する圧胴、2
6は版胴に接触しない圧胴の部分、27a,27bは圧
胴26の軸を支持する軸受部、28は版胴、29a,2
9bは版胴の軸である。空気シリンダ21a,21bは
印刷ユニットのフレーム(図示せず)によって支持さ
れ、また圧胴26の軸受部27a,27bは空気シリン
ダ21a,21bによって上下動可能なようにフレーム
に支持され、版胴28の軸29a,29bの軸受部(図
示せず)もフレームに支持されている。
【0021】図3に示すように、空気シリンダ21a,
21bのロッド22a,22bは圧胴の軸受部27a,
27bを押圧する構造となっている。この押圧力によっ
て版胴7と接する部分に印圧を生成する。空気シリンダ
21a,21bの荷重生成空気チャンバ23a,23b
と自重相殺空気チャンバ24a,24bの4つの各チャ
ンバ内部の空気圧は独立に設定できるように構成されて
いる。自重相殺空気チャンバ24a,24bの空気圧に
よって、ロッド22a,22bと軸受部27a,27b
と圧胴25等からなる圧胴ユニットの自重を、圧胴25
が版胴28に接触する状態で相殺する。また、荷重生成
空気チャンバ23a,23bの空気圧によって、圧胴2
5が版胴28に接触する状態で所定の荷重を生成し所定
の印圧を与える。なお、図2に示すように、前述の圧胴
長Lは圧胴25の部分の長さであり、圧胴半径r2は圧
胴25の部分の半径であって、圧胴の部分26の長さ、
半径ではない。版胴半径r2は版胴28の軸から周面ま
での長さである。
【0022】次に、本発明の印圧調整装置により印圧を
調整する過程について説明する。図4は本発明の印圧調
整装置の印圧調整過程を示すフロー図である。まず図4
のステップS1において印刷機のオペレータ等が品名を
入力手段5から入力する。次にステップS2において実
績荷重データ読取手段17により荷重データベース2が
検索され、ステップS3において検索結果の判定が行わ
れ、前回の実績がある場合には実績荷重データ12を読
み取り記憶手段7に記憶しステップS6に進む。また、
前回の実績がない場合にはステップS4に進む。
【0023】ステップS4において印刷機のオペレータ
等が印刷面圧、版胴半径、圧胴タイプを入力手段5から
入力する。次にステップS5において検索/登録手段1
3により荷重データベース2が検索され、その圧胴タイ
プに対応する荷重比率データ9が荷重データベース2か
ら読み取られ記憶手段7に記憶される。また、印刷面
圧、版胴半径、荷重比率データ9から、荷重データ算出
手段14により算出荷重データ10が算出され記憶手段
7に記憶される。
【0024】次にステップS6において実績荷重データ
12または算出荷重データ10が荷重制御手段3に出力
される。また、出力手段6のディスプレイにそれを表示
する。次にステップS7において、荷重制御手段3は実
績荷重データ12または算出荷重データ10を入力し、
左側と右側の荷重操作量を生成する。また、その荷重操
作量に基づいて、左側と右側の荷重生成手段である空気
シリンダ21a,21bが左側と右側にかかる荷重を生
成する。
【0025】次にステップS8において印刷機のオペレ
ータ等により印刷が良好に行われるか否かがチェックさ
れる。良好に行われていない場合にはステップS9に進
む。ステップS9において印刷機のオペレータ等が圧胴
の左側にかかる荷重と圧胴の右側にかかる荷重とを修正
するため入力手段5から設定入力する。この設定入力さ
れる所定の値は、印刷面圧または左右の荷重である。印
刷面圧の場合には、ステップS5に戻り、また、左右の
荷重の場合にはS6に戻ることにより、設定荷重データ
生成手段15は設定入力される所定の値に基づいて圧胴
の左側にかかる荷重と圧胴の右側にかかる荷重とからな
る設定荷重データ11を生成し記憶手段7に記憶する。
そして以降の過程を繰り返す。
【0026】ステップS8において印刷機のオペレータ
等が印刷が良好に行われるか否かをチェックし良好に行
われている場合にはステップS10に進む。ステップS
10において印刷機のオペレータ等による実績値として
記録する指定入力により実績荷重データ書込手段16は
圧胴の左側にかかる荷重と圧胴の右側にかかる荷重とか
らなる実績荷重データを記憶手段である荷重データベー
ス2に書込む。
【0027】図5は本発明の印圧調整装置のディスプレ
イ(出力手段6)に表示される操作画面の一例を示す図
である。図5において、51は印刷面圧を設定入力する
とともに表示するための印刷面圧設定表示部、52は印
刷面圧を設定入力するとともにグラフィック表示するた
めの印刷面圧コントローラ、53は荷重比率を設定入力
するとともにグラフィック表示するための荷重比率コン
トローラ、54は圧胴の左側の荷重を設定入力するとと
もに表示するための左荷重設定表示部、55は圧胴の右
側の荷重を設定入力するとともに表示するための右荷重
設定表示部、56は品名を設定入力するとともに表示す
るための品名設定表示部、57は圧胴タイプを設定入力
するとともに表示するための圧胴タイプ設定表示部、5
8は版胴半径を設定入力するとともに表示するための版
胴半径設定表示部である。
【0028】図5に示すように、この操作画面はGUI
(graphical user interface)である。印刷面圧は印刷
面圧設定表示部51において数値入力することにより設
定されその設定値が印刷面圧設定表示部51に表示され
るとともに、印刷面圧コントローラ52のカーソルが設
定値に対応する位置に移動する。また、印刷面圧コント
ローラ52のカーソルをマウスのドラッグ操作で移動す
るとカーソルの位置に対応する設定値が印刷面圧設定表
示部51に表示される。
【0029】荷重比率は左荷重設定表示部54および/
または右荷重設定表示部55において数値入力すること
により設定されその設定値が左荷重設定表示部54およ
び/または右荷重設定表示部55に表示されるととも
に、荷重比率コントローラ53のカーソルが各設定値の
割合に対応する位置に移動する。その時、左荷重と右荷
重の合計が変化すると印刷面圧も自動的に変化する。ま
た、荷重比率コントローラ53のカーソルをマウスのド
ラッグ操作で移動するとカーソルの位置に対応する割合
で各設定値が(合計は変化せずに)印刷面圧設定表示部
51に表示される。
【0030】品名は品名設定表示部56において数値入
力することにより設定され、その設定値は品名設定表示
部56に表示される。圧胴タイプは圧胴タイプ設定表示
部57において数値入力することにより設定され、その
設定値は圧胴タイプ設定表示部57に表示される。版胴
半径は版胴半径設定表示部58において数値入力するこ
とにより設定され、その設定値は版胴半径設定表示部5
8に表示される。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧胴の左
右に加える適正な荷重値を算出する印圧調整装置が提供
される。さらに、その算出した荷重値または所定の荷重
値に印圧調整を自動で行い、印刷中に修正した荷重値を
実績値として記憶しておき次回の印圧調整の際に利用す
ることができる印圧調整装置が提供される。これによ
り、印圧調整に要する時間を大幅に短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印圧調整装置の全体構成の一例を示す
図である。
【図2】本発明の印圧調整装置におけるデータの構成を
表として示す図である。
【図3】印刷ユニットにおける印圧調整機構の一例を示
す図である。
【図4】本発明の印圧調整装置の印圧調整過程を示すフ
ロー図である。
【図5】本発明の印圧調整装置のディスプレイに表示さ
れる操作画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 印圧調整装置本体 2 荷重データベース 3 荷重制御手段 4a 左側荷重生成手段 4b 右側荷重生成手段 5 入力手段 6 出力手段 7 記憶手段 8 処理手段 9 荷重比率データ 10 算出荷重データ 11 設定荷重データ 12 実績荷重データ 13 検索/登録手段 14 荷重データ算出手段 15 設定荷重データ生成手段 16 実績荷重データ書込手段 17 実績荷重データ読取手段 21a,21b 空気シリンダ 22a,22b ロッド 23a,23b 荷重生成空気チャンバ 24a,24b 自重相殺空気チャンバ 25 圧胴 26 (版胴に接触しない)圧胴の部分 27a,27b 軸受部 28 版胴 29a,29b 軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷機で使用する圧胴の種類である圧胴タ
    イプと、印刷面圧が均等にかかるようにしたときの圧胴
    の左側にかかる荷重の割合である左側比率と、印刷面圧
    が均等にかかるようにしたときの圧胴の右側にかかる荷
    重の割合である右側比率と、圧胴が版胴と接触する長さ
    である圧胴長と、圧胴の半径である圧胴半径と、圧胴の
    ゴムのヤング率である圧胴ヤング率と、からなる荷重比
    率データを記憶する荷重比率データ記憶手段と、 印刷面圧と版胴半径と圧胴タイプとを入力し、前記荷重
    比率データを参照して、圧胴の左側にかかる荷重と圧胴
    の右側にかかる荷重とからなる算出荷重データを算出す
    る荷重データ算出手段と、 前記算出荷重データを記憶する算出荷重データ記憶手段
    と、 を有することを特徴とする印圧調整装置。
  2. 【請求項2】設定入力される所定の値に基づいて圧胴の
    左側にかかる荷重と圧胴の右側にかかる荷重とからなる
    設定荷重データを生成する設定荷重データ生成手段と、 前記設定荷重データを記憶する設定荷重データ記憶手段
    と、 を有することを特徴とする請求項1記載の印圧調整装
    置。
  3. 【請求項3】実績値として記録する指定入力により圧胴
    の左側にかかる荷重と圧胴の右側にかかる荷重とからな
    る実績荷重データを記憶手段に書込む実績荷重データ書
    込手段と、 前記実績荷重データを参照して圧胴の左側にかかる荷重
    と圧胴の右側にかかる荷重とからなる実績荷重データを
    記憶手段から読取る荷重データ読取手段と、 を有することを特徴とする請求項1または2記載の印圧
    調整装置。
  4. 【請求項4】前記算出荷重データまたは前記設定荷重デ
    ータまたは前記実績荷重データを入力し圧胴の左側にか
    かる荷重を制御するための左側荷重操作量を生成する左
    側荷重制御手段と、 前記左側荷重操作量を入力して圧胴の左側にかかる荷重
    を生成する左側荷重生成手段と、 前記算出荷重データまたは前記設定荷重データまたは前
    記実績荷重データを入力し圧胴の右側にかかる荷重を制
    御するための右側荷重操作量を出力する右側荷重制御手
    段と、 前記右側荷重操作量を入力して圧胴の右側にかかる荷重
    を生成する右側荷重生成手段と、 を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載
    の印圧調整装置。
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