JPH10180977A - 印刷版作成工程における印刷版の画像面積測定方法 - Google Patents

印刷版作成工程における印刷版の画像面積測定方法

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JPH10180977A
JPH10180977A JP35490096A JP35490096A JPH10180977A JP H10180977 A JPH10180977 A JP H10180977A JP 35490096 A JP35490096 A JP 35490096A JP 35490096 A JP35490096 A JP 35490096A JP H10180977 A JPH10180977 A JP H10180977A
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JP35490096A
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Yoshihiro Katsuma
義浩 勝間
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷版の画像面積測定装置を用いなくても印
刷版の画像面積が得られる画像面積測定方法を提供す
る。 【解決手段】 原版フイルムFを多面焼付データに基づ
いて印刷版P上に位置決めして多面焼付を行う焼付装置
1と 画像データに基づき原版フイルムを作成するフイ
ルム記録装置2とを有する印刷版作成システムにおい
て、原版フイルムFの画像データと焼付装置1の多面焼
付データとから、印刷版上に配置する前記原版フイルム
Fの配置位置及び配置数に応じて印刷版の画像面積を求
めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷に用いる印
刷版を作成する印刷版作成工程において、前記印刷版の
画像面積を測定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフセット印刷版の作成において
は、未露光の印刷版に対し所望の画像が記録された原版
フイルムを密着焼き付けして印刷版を作成していた。近
年では製版工程のデジタル化が進んでおり、前記原版フ
イルムはDTP(デスク・トップ・パブリッシング)等
で作成された画像データに基づいてフイルム記録装置に
より作成されるようになってきている。このフイルム記
録装置も大サイズのものであれば印刷版と同等な大きさ
の原版フイルムを作成できるものもあるが、装置スペー
スやコストの関係により未だ小型のものも多い。そこ
で、このフイルム記録装置により作成した原版フイルム
の画像を、従来の多面焼付装置等により印刷版に多面焼
付して印刷版を作成することが行われている。
【0003】一方、このような製版工程や後段の印刷工
程においては、種々の自動化が進められている。この自
動化の1つとして、印刷版上の画像面積を測定し、この
画像面積に応じて自動現像装置の補充液量を調整した
り、また印刷装置のインキ供給量を調整するというよう
なことが行われている。従来、上記のような印刷版の画
像面積の測定は、独立した画像面積測定装置により行わ
れていた。この画像面積測定装置では、現像処理が完了
した印刷版上をラインセンサーで一方向に走査して画像
データを読み取り、画像面積を求めるように構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、印刷版の画像面
積を測定する場合は、上記のような画像面積測定装置が
必要であるという問題があった。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、従来のような画像面積測定装置を用
いなくても印刷版の画像面積を求めることができる画像
面積測定法方を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画像データに応じてフイルム上に画像を記録するフ
イルム記録装置により原版フイルムを作成し、当該原版
フイルムの画像を多面焼付データに応じて印刷版に焼き
付ける焼付装置により印刷版を作成する印刷版作成工程
における印刷版の画像面積測定方法であって、前記画像
データから前記原版フイルムの画像面積を演算する原版
フイルム画像面積演算工程と、前記原版フイルム画像面
積演算工程で得た原版フイルムの画像面積を、前記多面
焼付データに応じて加算して、印刷版上の総画像面積を
演算する印刷版総画像面積演算工程とからなる。
【0007】この請求項1の発明では、まず原版フイル
ムの画像面積を求め、多面焼付データに基づいて印刷版
上に焼き付けられる原版フイルムの画像面積を加算して
印刷版上の総画像面積を演算しているので、印刷版自体
から画像面積を測定しなくてもよい。
【0008】請求項2に記載の発明は、画像データに応
じてフイルム上に画像を記録するフイルム記録装置によ
り原版フイルムを作成し、当該原版フイルムの画像を多
面焼付データに応じて印刷版に焼き付ける焼付装置によ
り印刷版を作成する印刷版作成工程における印刷版の画
像面積測定方法であって、前記原版フイルムの画像デー
タを前記多面焼付データに応じてビットマップ上に配置
する画像データ配置工程と、前記ビットマップ上に配置
された画像データから印刷版上の所定の分割領域におけ
る画像面積を演算する分割領域画像面積演算工程とから
なる。
【0009】この請求項2の発明では、多面焼付データ
に基づいて印刷版上に焼き付けられる原版フイルムの画
像データをビットマップ上に配置し、印刷版上の分割領
域毎の画像面積を演算しているので、印刷版自体から画
像面積を測定しなくてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の画像面積測定方法
が用いられる印刷版作成システムの一実施の形態を示す
斜視図である。この印刷版作成システムは、原版フイル
ムFを使用して未露光の印刷版Pに対し多面焼き付けを
行なう複数の焼付装置1と、画像データに基づいて未露
光のフイルムに画像を記録し、原版フイルムFを作成す
るフイルム記録装置2と、前記焼付装置1により焼付が
行われた印刷版Pを搬送するコンベア3と、コンベア3
により搬送された印刷版Pを受け取り、印刷版Pの周辺
部を焼き飛ばす焼き飛ばし装置4と、印刷版Pを現像処
理する現像装置5と、現像処理された印刷版Pをストッ
クするストッカー6と、前記システムを制御するための
制御装置7とからなる。また、この印刷版作成システム
により作成された印刷版Pを用いて印刷を行う印刷機
(図示しない)が別途設けられている。
【0011】焼付装置1は、前記原版フイルムFを未露
光の印刷版Pに対し位置決めし、密着焼付を行う多面焼
付装置である。この焼付装置1は、未露光の印刷版Pを
保持する焼付台11と、原版フイルムFを多数載置する
載置台12と、前記載置台12から後述する原版搬送ア
ーム21により吸着保持されて搬送された1枚の原版フ
イルムFを位置決めするための供給台13と、供給台1
3上から原版フイルムFを拾い上げて吸着保持する原版
ホルダー14と、この原版ホルダー14上に設けられた
光源15と、前記原版ホルダー14及び光源15を前記
焼付台11上の印刷版Pに対し図のY方向に移動させる
Y軸架台16と、前記Y軸架台16を図のX方向に移動
させるX軸架台17と、前記原版ホルダー14から焼付
の終了した原版フイルムFを取りあげる排出アーム18
と、前記排出アーム18に吸着された原版フイルムが排
出される排出台19とを有する。また、前記X軸架台1
7のコンベア3側には印刷版Pを搬送するための印刷版
搬送アーム20が、また同じくX軸架台17の載置台1
2側には原版搬送アーム21とが設置されている。
【0012】焼付台11は、前記コンベア3から前記印
刷版搬送アーム20により取り出された印刷版Pを保持
する所定角度傾斜したテーブルであり、図示しない吸着
手段により印刷版Pを固定保持可能に構成されている。
また焼付台11は図示しない手段により台表面と垂直な
方向に上下動して前記原版ホルダー14に対し接離可能
なように構成されている。
【0013】載置台12は、前記焼付台11とほぼ同角
度傾斜したテーブルであり、図示しない位置決めピンに
より、位置決め孔が穿孔された原版フイルムFを多数積
層して載置可能なように構成されている。
【0014】供給台13は、前記載置台12から前記原
版搬送アーム21により取り出された1枚の原版フイル
ムFを位置決めするためのテーブルであり、前記焼付台
11上に設けられている。また、前記載置台12と同様
に図示しない位置決めピンが設けられている。
【0015】原版ホルダー14は、透光板を保持する枠
体からなり、その下面には原版フイルムFを吸着保持す
る吸着機構(図示しない)が設けられている。この原版
ホルダー14は、前記原版フイルムFを保持するととも
に、前記焼付台11上の印刷版Pに真空密着するように
構成されている。
【0016】光源15は、前記原版ホルダー14と対向
して設けられ、前記原版ホルダー14の投光板とそこに
保持された原版フイルムFとを通して印刷版Pを露光す
るためのものである。
【0017】Y軸架台16は、図示しない駆動機構によ
り前記原版ホルダー14を前記焼付台11に対し図のY
方向に移動させるものである。またX軸架台17は、図
示しない駆動機構により前記Y軸架台16を前記焼付台
11に対し図のX方向に移動させるものである。このY
軸架台16及びX軸架台17の移動によって、前記原版
ホルダー14に保持された原版フイルムFを印刷版Pの
任意の位置に位置決めすることができる。
【0018】排出アーム18は、原版フイルムFを吸着
可能な吸着盤(図示しない)を有し、所定のレール(図
示しない)に沿ってX方向に移動可能なように構成され
ている。この排出アーム18は、前記原版ホルダー14
から原版フイルムFを吸着して受け取り、排出台19へ
原版フィルムFを搬送して排出する。
【0019】印刷版搬送アーム20は、印刷版Pを吸着
可能な吸着盤(図示しない)を前記焼付台11に対し接
離移動可能なように備え、前記X軸架台17のコンベア
3側の側面に設置されている。この印刷版搬送アーム2
0はX軸架台17の移動にともない焼付台11とコンベ
ア3との間を移動し、前記吸着盤を移動させて両者の間
で印刷版Pを搬送する。
【0020】原版搬送アーム21は、原版フイルムFを
吸着可能な吸着盤(図示しない)を前記載置台12や供
給台13に対し接離移動可能なように備え、前記X軸架
台17の載置台12側の側面に設置されている。この原
版搬送アーム21は、X軸架台17の移動にともない、
載置台12と供給台13との間を移動し、前記吸着盤を
移動させて載置台12に積載された最上部の原版フイル
ムを1枚だけ取り出して、前記供給台13上に搬送す
る。
【0021】この焼付装置1では、予め原版フイルムF
の焼付位置や焼付回数等をあらわす多面焼付データを作
成しておき、この多面焼付データに基づいて密着焼付が
行われる。なお通常、原版フイルムFは、オペレータに
より前記多面焼付データに基づいて所定の順序で載置台
12に装填される。
【0022】図3は、この多面焼付の一例を説明する図
である。この図では、原版フイルムFを用いて印刷版P
上に同じ画像Gを4面分多面焼付している。なお、複数
の原版フイルムFを順次交換して用い、印刷版P上に異
なる画像Gを多面焼付することもある。
【0023】フイルム記録装置2は、上流工程のDTP
等で編集された画像データを用いて未露光フイルム上に
画像を記録する装置である。このようなフイルム記録装
置2は、前記DTPからの画像データをラスター変換
し、このラスター形式の画像データに基づきレーザビー
ムをON/OFF制御して、未露光フイルムを走査する
ように構成されている。
【0024】コンベア3は、焼付装置1の印刷版搬送ア
ーム20により排出された焼付済の印刷版Pを搬送する
ためのものであり、印刷版Pを載置するための搬送台3
1と、この搬送台31を、図示しない駆動手段により、
並列された複数の焼付装置1に沿って移動及び位置決め
する搬送レール手段32とからなる。また搬送台31
は、図示しない旋回手段により、水平位置から前記焼付
台11と同じ角度の傾斜位置まで旋回可能なように構成
されている。従って、搬送台31を前記焼付装置1に隣
接する位置で位置決めし傾斜位置に旋回させることによ
り、前記印刷版搬送アーム20によって搬送台32と焼
付台11との間で印刷版Pを搬送することができる。
【0025】焼き飛ばし装置4は、焼付が終了した印刷
版Pを前記コンベア3から受け取り、所要周辺部を焼き
飛ばすための装置である。
【0026】現像装置5は、焼き飛ばし装置4により焼
き飛ばしが完了した印刷版Pを受け取り、現像処理を行
う装置であり、印刷版を搬送する搬送手段と、この搬送
手段により搬送される印刷版に現像処理・水洗処理・乾
燥処理等を施す各処理部を有する。さらに、現像処理部
には現像処理により劣化する現像液に補充液を補充する
ための補充手段が設けられている(各手段は図示しな
い)。なお、現像・水洗・乾燥の各処理以外に、必要に
よりリンス処理やガム引き、バーニング処理等を行って
もよい。
【0027】ストッカー6は、現像後の印刷版Pをスト
ックしておくためのものである。このストッカー6にス
トックされた印刷版Pは、適宜オペレータにより図示し
ない印刷装置に運ばれ、印刷に用いられる。
【0028】制御装置7は、マイクロコンピュータ等か
らなり、前記システム全体を制御するとともに、後述す
る印刷版Pの画像面積の演算を行うためのものである。
なお、この例ではシステムの制御と画像面積の演算とを
同じ制御装置7で行っているが、別の構成にしても良
い。
【0029】次に、図4のフローチャートを用いて、前
記印刷版作成システムにおける印刷版の作成工程及び画
像面積測定工程について説明する。
【0030】図において、ステップS1ではフイルム記
録装置2により原版フイルムFが作成される。なお、こ
の作成時には、予め原版フイルムF毎に識別コードが付
与されて対応する画像データと関連づけられており、必
要により前記作成された原版フイルムFにも同じ識別コ
ードが記録される。この識別コードの付与により、原版
フイルムFに関連する画像データを特定することができ
る。原版フイルムFの作成が行われれば、前記識別コー
ドで関連づけられて対応するラスター形式の画像データ
が制御装置7へ転送される。
【0031】ステップS2ではオペレータにより印刷版
Pの作成に係る準備が行われる。例えば、前記多面焼付
データの作成や原版フイルムFの載置台12への装填等
である。この多面焼付データは、原版フイルムFを印刷
版Pへ焼き付ける位置や回数を定めたものであるが、複
数の原版フイルムFが存在する場合は、前記識別コード
を入力することにより使用する原版フイルムFを特定す
る。
【0032】また、ステップS2では焼付装置1が作動
して、原版フイルムFや印刷版Pの載置等も行われる。
印刷版Pの載置は、まずX軸架台17がコンベア3側に
移動し、前記印刷版搬送アーム20が予め隣接した位置
にある搬送台31から印刷版Pを受け取る。次いで、X
軸架台17が載置台12側へ移動し、印刷版Pを焼付台
11上に載置する。この状態では、原版搬送アーム21
は載置台12上に位置する。そして、原版搬送アーム2
1は載置台12から原版フイルムFを1枚取り上げる。
次いで、X軸架台17がコンベア3側に戻り、原版搬送
アーム21が供給台13上に位置したところで原版フイ
ルムFを供給台13上に載置する。
【0033】次に、ステップS3では、焼付装置2によ
り多面焼付データに基づいて印刷版Pが作成される。す
なわち、原版ホルダー14が移動して原版フイルムFを
印刷版P上に位置決めし、次いで真空密着及び露光を行
う。この焼付は、前記多面焼付データで設定した印刷版
Pに焼き付けるべき全ての原版フイルムFに対して行わ
れる。
【0034】ステップS4では、焼き付けられた印刷版
Pが前記印刷版搬送アーム20によりコンベア3へ排出
される。そして、印刷版Pは、コンベア3により焼き飛
ばし装置4に搬送され、焼き飛ばし装置4及び現像装置
5により各々処理がなされる。そして、処理後の印刷版
Pはストッカー6にストックされる。
【0035】一方、印刷版の焼付が完了すれば、前記多
面焼付データが焼付装置1から制御装置7へ転送され、
制御装置7はこれらのデータを図示しない記憶手段へ記
憶しておく。
【0036】ステップS5では、前記多面焼付データの
送信にともない、制御装置7により印刷版Pの画像面積
の演算が行われる。このステップS6においては、図5
及び図6に示すフローチャートのように、2種の画像面
積の演算が行われる。ここで、図5に示す画像面積の演
算は、現像装置5に用いる印刷版上の総画像面積を演算
する手順であり、図6に示す画像面積の演算は、図示し
ない印刷装置に用いるための印刷版の所定分割領域毎の
絵柄面積を演算する手順である。なお、必要なければ上
記いずれか一方のみの演算だけでもよい。
【0037】図5のフローチャートに示す演算について
説明する。まず、ステップS51では制御装置7におい
て原版フイルムFの画像面積が演算される。前記フイル
ム記録装置2から転送されたラスター形式の画像データ
は、レーザをON/OFFするための2値の画像データ
であるから、画像を形成するドットの個数を計数し、予
め求めておいた単位ドット当たりの面積と乗算すること
で、画像面積を求めることができる。このステップS5
1では、各画像データに基づいて原版フイルムF毎に画
像面積を求めておき、前記識別コードに関連して記憶し
ておく。なお、原版フイルムF毎の画像面積の演算は、
画像データが送信されてきた都度に演算しておいてもよ
い。
【0038】次に、ステップS52では、制御装置7に
おいて、前記多面焼付データに基づいて印刷版Pに焼き
付けられた全ての原版フイルムFの画像面積が、焼き付
けられた回数分だけ加算される。全ての原版フイルムF
の画像面積が加算されれば、印刷版Pの総画像面積が得
られる。
【0039】例えば、図3に示す印刷版Pであれば、画
像Gの画像面積の4倍が総画像面積となる。このステッ
プで得られた印刷版の総画像面積は、現像装置5へ送信
される。現像装置5ではこの総画像面積データに基づい
て、現像液等の補充量を決定し、補充を行うことができ
る。
【0040】次に図6のフローチャートに示す演算につ
いて説明する。まず、ステップ55において、原版フイ
ルムFのラスター形式の画像データを、多面焼付データ
に基づいてビットマップ上に配置する。図3は、この配
置を説明するための図である。図3において、所定のメ
モリ空間上にビットマップ領域Mを設置し、この上に仮
想的に印刷版Pに相当する仮想印刷版領域Qを定める。
この仮想印刷版領域Q上に、前記多面焼付データに基づ
いて、全ての原版フイルムFに対応する画像データGn
を配置する。
【0041】次に、ステップS56では、印刷装置のイ
ンキ壺装置におけるインキの供給幅に対応して設定され
た分割領域Rn毎に、画像を形成するドットの個数が計
数される。そして、この計数値に単位ドット当たりの面
積を乗算することにより各分割領域Rn毎の画像面積が
得られる。
【0042】このステップで得られた分割領域毎の画像
面積データは、制御装置7により印刷装置へ転送され
る。そして印刷装置により当該印刷版Pの印刷を行う時
には、当該分割領域Rn毎の画像面積データを用いてイ
ンキ供給量の設定を自動で行なうことができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明においては、フイルム記
録装置で用いた画像データから原版フイルムの画像面積
を測定し、多面付けデータに基づいて印刷版に焼き付け
る全ての原版フイルムの画像面積を加算して印刷版の画
像面積を演算するようにしたので、印刷版を直接走査読
み取りする印刷版画像面積測定装置を必要としない。
【0044】請求項2の発明においては、フイルム記録
装置で用いた画像データから原版フイルムの画像データ
を用いて、多面付けデータに基づいて印刷版に焼き付け
る全ての原版フイルムの画像データをビットマップ上に
配置して印刷版上の分割領域毎の画像面積を演算するよ
うにしたので、印刷版を直接走査読み取りする印刷版画
像面積測定装置を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る印刷版の画像面積測定方法が用
いられる一実施の形態である印刷版作成システムの斜視
図。
【図2】原版フイルムFの印刷版Pにおける多面焼付を
説明するための図。
【図3】分割領域毎の画像面積の演算を説明するための
図。
【図4】この発明に係る画像面積測定方法のフローチャ
ート。
【図5】この発明に係る画像面積測定方法のフローチャ
ート。
【図6】この発明に係る画像面積測定方法のフローチャ
ート。
【符号の説明】
1 焼付装置 2 フイルム記録装置 5 現像装置 7 制御装置 16 Y軸架台 17 X軸架台 F 原版フイルム P 印刷版 G、Gn 画像(画像データ) Rn 分割領域 M ビットマップ領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに応じてフイルム上に画像を
    記録するフイルム記録装置により原版フイルムを作成
    し、当該原版フイルムの画像を多面焼付データに応じて
    印刷版に焼き付ける焼付装置により印刷版を作成する印
    刷版作成工程における印刷版の画像面積測定方法であっ
    て、 前記画像データから前記原版フイルムの画像面積を演算
    する原版フイルム画像面積演算工程と、 前記原版フイルム画像面積演算工程で得た原版フイルム
    の画像面積を、前記多面焼付データに応じて加算して、
    印刷版上の総画像面積を演算する印刷版総画像面積演算
    工程と、 からなることを特徴とする印刷版作成工程における印刷
    版の画像面積測定方法。
  2. 【請求項2】 画像データに応じてフイルム上に画像を
    記録するフイルム記録装置により原版フイルムを作成
    し、当該原版フイルムの画像を多面焼付データに応じて
    印刷版に焼き付ける焼付装置により印刷版を作成する印
    刷版作成工程における印刷版の画像面積測定方法であっ
    て、 前記原版フイルムの画像データを前記多面焼付データに
    応じてビットマップ上に配置する画像データ配置工程
    と、 前記ビットマップ上に配置された画像データから印刷版
    上の所定の分割領域における画像面積を演算する分割領
    域画像面積演算工程と、 からなることを特徴とする印刷版作成工程における印刷
    版の画像面積測定方法。
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