JP2001168010A - 基板の検査方法及び検査装置 - Google Patents

基板の検査方法及び検査装置

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JP2001168010A
JP2001168010A JP35014399A JP35014399A JP2001168010A JP 2001168010 A JP2001168010 A JP 2001168010A JP 35014399 A JP35014399 A JP 35014399A JP 35014399 A JP35014399 A JP 35014399A JP 2001168010 A JP2001168010 A JP 2001168010A
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Norikatsu Sato
紀勝 佐藤
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Tokyo Electron Ltd
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の処理後のウェハを検査する際に必要と
なるスペースを従来よりも減少させる。 【解決手段】 固定されたCCDカメラ70の下方に,
回転自在であると共にX,Y方向に移動自在であるウェ
ハWの載置台を有する検査装置を用いる。先ず,所定の
位置に載置されたウェハWをX軸正方向に移動させなが
ら,ウェハW表面を撮影し,ウェハWの直径分だけ移動
させたところで停止する。そして,Y方向に検査エリア
S分だけ移動して,停止し,今度はX軸負方向に移動し
て撮影する。以上の工程を繰り返して,ウェハW上面の
半分を撮影したところで,ウェハWを180度回転させ
て,撮影済みのエリアと未撮影のエリアを入れ替える。
そして,前行程の経路を逆にたどり,同様にして,ウェ
ハWの全上面を検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基板の検査方法と
検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おけるフォトグラフィー工程では,ウェハ表面にレジス
ト膜を形成するレジスト塗布処理,ウェハにパターンを
照射して露光する露光処理,露光後のウェハに対して現
像を行う現像処理等が行われる。これらの処理を行う各
処理装置は,一つの塗布現像処理システムとしてまとめ
られて,その塗布現像処理システム内において,一連の
処理が連続して行われている。
【0003】そして,一連の所定のフォトグラフィー工
程を終了したウェハは,前記塗布現像処理システムに隣
接して設けられた検査装置において,表面に所定のレジ
スト膜が形成されているか否かが検査される。
【0004】従来より前記検査は,ウェハを載置してい
る載置台が,同一平面上を自在に移動し,ウェハの上方
に固定して設けられている撮像手段によりウェハ上を走
査して行われていた。例えば図9に示すように,先ず,
ウェハWをX軸正方向(図の右方向)に移動させなが
ら,撮影手段としてのCCDカメラ100により,ウェ
ハWのCCDカメラ100側の周縁部を撮影する。次に
ウェハWをY軸正方向(図の下方)にCCDカメラ10
0の検査エリアS分だけ移動させてずらす。そして今度
は,ウェハWをX軸負方向(図の左方向)に移動させな
がら撮影する。さらに再びY軸正方向(図の下方)に検
査エリアS分だけウェハWを移動させる。以上の工程を
繰り返して,ウェハWがY軸正方向に徐々にずらされて
いき,検査エリアSがウェハWの他方の周縁部まで到達
して,ウェハW全面が撮影されたところで検査が終了す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上述し
た検査方法によれば,ウェハの移動を妨げないために最
低でもウェハの直径の2倍の長さを一辺とする四角形の
面積以上のスペースが必要となり,検査装置が大型にな
らざるをえず,好ましくない,また,近年の半導体デバ
イス製造技術の向上により,ウェハ口径が大口径化して
いるため,ますます検査装置が大型化するので,よりス
ペースのとらない検査方法を行い,検査装置をできる限
り小型化することが望まれている。
【0006】本発明は,かかる点に鑑みてなされたもの
であり,ウェハを検査するにあたり必要となるスペース
を従来よりも減少させることができる方法,及び当該検
査方法を好適に実施することができる機能を備えた検査
装置を提供して,前記問題の解決を図ることをその目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば,基板と検査部とが相対的に移動し,前記基板表面を
走査する基板の検査方法であって,前記基板表面の少な
くとも半分を前記検査部により走査する工程と,前記基
板を前記基板の中心軸周りに180度回転させる工程
と,前記工程で走査していない前記基板の残りの領域を
前記検査部により走査する工程とを有することを特徴と
する基板の検査方法が提供される。
【0008】このように,初め基板の半分を走査し,前
記基板を180度回転してから残りの半分を走査するこ
とにより,前記基板の半面を走査するのに必要なスペー
スを用いるだけで,前記基板の全面を走査することがで
きるので,基板を検査するにあたり必要となるスペース
を減少させることができる。
【0009】請求項2の発明によれば,基板と検査部と
が相対的に移動し,前記基板表面を走査する基板の検査
方法であって,前記基板表面を前記基板の中心点で交差
する直交線により4つに区画される4分の1の領域を前
記検査部により走査する工程と,前記基板を前記基板の
中心軸周りに90度回転させる工程とを繰り返して,前
記基板表面の全面を検査することを特徴とする基板の検
査方法が提供される。
【0010】このように,初め前記4分の1の領域を走
査し,90度回転させて,次の領域を走査する工程を繰
り返して基板の全面を走査することにより,前記4分の
1の領域を走査するために必要なスペースを用いるだけ
で,前記基板の全面を走査することができるので,基板
を検査するにあたり必要となるスペースを減少させるこ
とができる。
【0011】請求項3の発明のように,請求項1又は2
の基板の検査方法において,前記基板が移動し,前記検
査部が固定されているようにしてもよい。
【0012】このように,前記検査部の方を固定するこ
とにより,非常に高い精度を要する光学系を移動させず
にすむので,基板の検査精度上好ましい。
【0013】請求項4の発明によれば,基板を載置し,
走査方向と副走査方向に移動自在な載置台と,前記載置
台上の前記基板の表面を検査する検査部を有する検査装
置であって,前記載置台は,所定の角度毎に回転自在に
構成されていることを特徴とする基板の検査装置が提供
される。
【0014】請求項4の発明によれば,前記検査部によ
り所定のエリアを走査した後,前記載置台を所定角度回
転させて,再び未検査の部分を走査する。このように走
査と基板の回転を繰り返すことにより,基板全面を検査
することが可能となる。したがって,前記請求項1から
3の基板の検査方法を適宜に実施することができる。こ
の請求項4によれば,検査装置を小型にすることが可能
となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる検
査装置60に隣接して設けられている塗布現像処理シス
テム1の平面図であり,図2は,塗布現像処理システム
1の正面図であり,図3は,塗布現像処理システム1の
背面図である。
【0016】塗布現像処理システム1は,図1に示すよ
うに,例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部か
ら塗布現像処理システム1に対して搬入出したり,カセ
ットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットス
テーション2と,塗布現像処理工程の中で枚葉式に所定
の処理を施す各種処理装置を多段配置してなる処理ステ
ーション3と,この処理ステーション3に隣接して設け
られている図示しない露光装置との間でウェハWの受け
渡しをするインターフェイス部4とを一体に接続した構
成を有している。また前記カセットステーション2に隣
接して,本実施の形態にかかる検査装置60が設けられ
ている。
【0017】カセットステーション2では,載置部とな
るカセット載置台5上の所定の位置に,複数のカセット
CをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在とな
っている。そして,このカセット配列方向(X方向)と
カセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z
方向;鉛直方向)に対して移送可能なウェハ搬送体7が
搬送路8に沿って移動自在に設けられており,各カセッ
トCに対して選択的にアクセスできるようになってい
る。
【0018】ウェハ搬送体7は,後述するように処理ス
テーション3側の第3の処理装置群G3に属するアライメ
ント装置32とエクステンション装置33及び検査装置
60に対してもアクセスできるように構成されている。
【0019】処理ステーション3では,その中心部に主
搬送装置13が設けられており,主搬送装置13の周辺
には各種処理装置が多段に配置されて処理装置群を構成
している。該塗布現像処理システム1においては,4つ
の処理装置群G1,G2,G3,G4が配置されており,第1及
び第2の処理装置群G1,G2は現像処理システム1の正面
側に配置され,第3の処理装置群G3は,カセットステー
ション2に隣接して配置され,第4の処理装置群G4は,
インターフェイス部4に隣接して配置されている。さら
にオプションとして破線で示した第5の処理装置群G5を
背面側に別途配置可能となっている。
【0020】第1の処理装置群G1では図2に示すよう
に,2種類のスピンナ型処理装置,レジスト液供給装置
を有するレジスト塗布装置17と,ウェハWに現像液を
供給して処理する現像処理装置18が下から順に2段に
配置されている。第2の処理装置群G2の場合も同様に,
レジスト塗布装置19と,現像処理装置20とが下から
順に2段に積み重ねられている
【0021】第3の処理装置群G3では,図3に示すよう
に,ウェハWを冷却処理するクーリング装置30,レジ
スト液とウェハWとの定着性を高めるためのアドヒージ
ョン装置31,ウェハWの位置合わせを行うアライメン
ト装置32,ウェハWを待機させるエクステンション装
置33,レジスト塗布後の溶剤を乾燥させるプリベーキ
ング装置34,35及び現像処理後の加熱処理を施すポ
ストベーキング装置36,37等が下から順に例えば8
段に重ねられている。
【0022】第4の処理装置群G4では,例えばクーリン
グ装置40,載置したウェハWを自然冷却させるエクス
テンション・クーリング装置41,エクステンション装
置42,クーリング装置43,露光処理後の加熱処理を
行うポストエクスポージャーベーキング装置44,4
5,ポストベーキング装置46,47等が下から順に例
えば8段に積み重ねられている。
【0023】インターフェイス部4の中央部にはウェハ
搬送体50が設けられている。このウェハ搬送体50は
X方向(図1中の上下方向),Z方向(垂直方向)の移
動とθ方向(Z軸を中心とする回転方向)の回転が自在
にできるように構成されており,第4の処理装置群G4に
属するエクステンション・クーリング装置41,エクス
テンション装置42,周辺露光装置51及び図示しない
露光装置に対してアクセスできるように構成されてい
る。
【0024】次に一連の所定の処理後のウェハWのマク
ロ欠陥を検査する前記検査装置60について説明する。
図4に示したように,検査装置60のケーシング内61
には,例えばウェハWを吸着して保持する載置台62が
設けられている。載置台62の下には,駆動機構63が
設けられており,この駆動機構63は,載置台62の回
転角度を制御可能な,例えばサーボモータなどを備えて
いる。したがって,載置台62に載置されたウェハW
を,所定の角度だけ所定のタイミングで回転させること
ができる。また,載置台62の駆動機構63は,ボック
ス65に取り囲まれている。そして,このボックス65
全体がX方向(図4の左右方向)に伸びるレール66上
に移動自在に設けられているため,載置台62は,図示
しない駆動機構により,X方向(図4の左右方向)に移
動できる。さらにレール66は,図5に示すように,Y
方向(図5の上下方向)に伸びるレール67上を移動自
在に設けられており,Y方向にも移動できる。したがっ
て,載置台62は,回転自在であると共に,X方向とY
方向に移動自在に構成されている。
【0025】載置台62上方には,ウェハWの上面を検
査するために撮影する検査部としての例えばCCDカメ
ラ70とその光源となるストロボスコープ71が固定し
て設けられている。これらCCDカメラ70とストロボ
スコープ71は,いずれも載置台62に吸着保持された
ウェハWの表面に指向して設けられている。そして,ス
トロボスコープ71の一回の発光で,図5に示したよう
に,ウェハW表面においてCCDカメラ70の撮影範囲
である検査エリアSを検査できる。従って,載置台62
を移動させながら,このストロボスコープ71の発光と
CCDによる撮影を同期させつつ,載置台62の移動を
繰り返して,最終的にウェハW全体が検査される。
【0026】また,ボックス65上には,載置されたウ
ェハWの位置合わせを行う,例えば回帰反射型のセンサ
72が設けられており,ウェハWのノッチ部を検出す
る。そして,前記駆動機構63により,ウェハWのノッ
チ部の位置が所定の位置に移動される。
【0027】以上のように構成された検査装置60の作
用を塗布現像処理システム1で行われるウェハWの塗布
現像処理のプロセスと共に説明する。
【0028】先ず,ウェハ搬送体7がカセットCから未
処理のウェハWを1枚取りだし,第3の処理装置群G3に
属するアライメント装置32に搬入する。次いで,アラ
イメント装置32にて位置合わせの終了したウェハW
は,主搬送装置13によって,アドヒージョン装置3
1,クーリング装置30,レジスト塗布装置17又1
9,プリベーキング装置33又は34に順次搬送され,
所定の処理が施される。その後,ウェハWは,エクステ
ンション・クーリング装置41に搬送される。
【0029】次いで,ウェハWはエクステンション・ク
ーリング装置41からウェハ搬送体50によって取り出
され,その後,周辺露光装置51を経て図示しない露光
装置に搬送される。露光処理の終了したウェハWは,ウ
ェハ搬送体50によりエクステンション装置42に搬送
された後,主搬送装置13によって,ポストエクスポー
ジャベーキング装置44又は45,現像処理装置18又
は20,ポストベーキング装置36又は37,クーリン
グ装置30に順次搬送され所定の処理が施される。次い
で,このウェハWは,搬送体7により,カセットステー
ション2に隣接している検査装置60に搬送される。
【0030】ここで,検査装置60におけるウェハWの
作用について説明する。先ず,一連の処理が終了したウ
ェハWは,搬送体7により検査装置60内に搬入され,
載置台62上に吸着保持される。そして,センサ72に
よりウェハWのノッチ部を検出し,ウェハWを駆動機構
63により回転させて,ノッチ部が所定の位置になるよ
うにウェハWの位置合わせを行う。
【0031】次に,載置台62をX方向に伸びるレール
66とY方向に伸びるレール67とで移動させ,図6に
示すように,ウェハWをウェハWのマクロ欠陥の検査が
開始される開始位置まで移動させる(図6の(a))。
この開始位置は,ウェハWをX方向に移動させると,C
CDカメラ70の検査エリアSが,ウェハWのY軸正方
向側の周縁部を通る位置である。そして,検査が開始さ
れ,先ず,ウェハWをX軸正方向に移動させ,光源とな
るストロボスコープ71を所定の間隔で発光させる。こ
の発光タイミングは,検査エリアS分をウェハWが移動
する毎に発光されるように設定しておき,重複検査や検
査漏れの無いようにする。
【0032】その後,ウェハWをウェハWの直径長さだ
けX軸方向に移動させたところで一旦停止させる(図6
の(b))。この移動中に,ウェハWのY軸正方向の周
縁部が撮影される(図6の(b)中の斜線部)。そし
て,検査エリアSをずらすために,ウェハWを検査エリ
アS分だけY軸正方向に移動させる(図6の(c))。
そして,今度は,X軸負方向に移動させ,同様にしてウ
ェハW上面をCCDカメラ70により撮影する(図6の
(d))。この移動中に,先ほど撮影されたウェハWの
周縁部(図6の(b)中の斜線部)に沿ったウェハW中
心に近い部分まで撮影される(図6(d)中の斜線
部)。以上の工程を繰り返し,図7に示すように,ウェ
ハWの半分を撮影し終わったところで一旦撮影を中止す
る(図7の(a))。
【0033】ここで,載置台62の駆動機構63により
ウェハWを180度回転させて,ウェハW上の撮影済み
のエリアと未撮影のエリアを入れ替える(図7の
(b))。その後,載置台62が上述した軌跡を戻るよ
うにして,ウェハWをX軸方向,Y軸方向に移動させな
がら,ストロボスコープ71を光源として,ウェハWの
残り半分を,CCDカメラ70により撮影する(図7の
(c))。なお,図6と図7中の実線Rで囲まれた移動
エリアTは,ウェハW全面を撮影するに当たり必要なウ
ェハWの移動範囲を示す。
【0034】こうして,ウェハWの上面の全面の撮影が
終了したウェハWは,その後所定の位置に移動され,搬
送体7により搬出される。そして,カセットステーショ
ン2のカセットCにセットされる。一方,載置台62の
移動毎にCCDカメラ70により撮影されたデータは,
図示しない画像処理装置に転送され,各検査エリアS毎
の画像データをつなげて,ウェハW全体の画像データと
して出力される。そして,その画像データに基づいて,
図示しない欠陥解析装置によりウェハW表面に欠陥があ
るか否かが検査される。
【0035】以上の実施の形態よれば,ウェハWの半分
を撮影し終わったところで,ウェハWを180度回転さ
せ,その後,前半と同じ経路を逆にたどって残りの半分
を撮影することにより,ウェハWの移動する移動エリア
Tが従来の4分の3の面積で済む。従って,ウェハWを
検査するにあたり必要となるスペースを従来よりも減少
させることができる。また,ウェハWを移動させ,CC
Dカメラ70を固定することにより,光学系が固定され
るので,当該検査の精度が担保される。
【0036】また,第2の実施の形態として,ウェハW
を90度ずつ回転させて,ウェハWを撮影しても良い。
すなわち,先ず,第1の実施の形態と同様に,ウェハW
を撮影開始位置まで移動させる。次にその撮影開始位置
からウェハWをX軸正方向にウェハWの半径分移動させ
ながら,ストロボスコープを発光させて撮影する。その
後,Y方向に検査エリアSをずらし,再びX軸負方向に
移動させて,ウェハWの半径分撮影する。以上の作業を
繰り返し,ウェハWの4分の1のエリアIが撮影された
ところで,一旦撮影を中止させる(図8の(a))。次
に,ウェハWを90度回転させて,撮影済みのエリアI
と未撮影のエリアIIを入れ替える。そして,ウェハW
は,前工程で通った経路を逆にたどりながら,ウェハW
の次の4分の1のエリアIIを撮影する(図8の
(b))。この時ウェハWは,全体の半分が撮影された
ことになる。さらに,ウェハWを90度回転させて,ウ
ェハWをX軸正方向に移動させながら撮影する。その後
ウェハWのエリアIを撮影した経路と同じ経路をたどり
ながら,ウェハWの次の4分の1のエリアIIIを撮影
する(図8の(c))。次に,再度90度回転して,前
工程であるウェハWのエリアIIIを撮影する際に通っ
た経路を逆にたどりながら,ウェハWの4分の1のエリ
アIVを撮影する(図8の(d))。ここで,ウェハW
の全面が撮影されたことになる。なお,図8中の実線Q
で囲まれた移動エリアEは,ウェハW全面を撮影するに
当たり必要なウェハWの移動範囲を示す。
【0037】以上の第2の実施の形態によれば,第1の
実施の形態に比べても,ウェハ全上面を検査するにあた
り,さらにウェハWの移動エリアEが小さくて済み,計
算上従来の16分の9の面積となる。従って,ウェハW
を検査するにあたり必要となるスペースを従来よりもさ
らに減少させることができる。
【0038】なお,上述した実施の形態では,光学系を
固定することにより検査精度を担保するために,CCD
カメラを固定して検査していたが,検査装置の小型化と
いう観点から,ウェハWを固定し,CCDカメラを移動
させて検査してもよい。
【0039】さらに,以上の実施の形態では,ウェハW
表面のマクロ欠陥を検査する検査装置として具体化され
ていたが,そのほか,膜厚検査等の他の検査装置として
もよい。
【0040】また,先に説明した実施の形態は,半導体
ウェハデバイス製造プロセスのリソグラフィー工程にお
けるウェハの検査装置についてであったが,半導体ウェ
ハ以外の基板例えばLCD基板の検査装置においても応
用できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によれば,基板の半面が
走査されるのに必要なスペースを用いるだけで,前記基
板の全面を走査することができるので,基板を検査する
にあたり必要となるスペースを減少させることができ
る。従って,検査装置自体を小型化することが可能とな
り,スペースが有効利用される。
【0042】請求項2の発明は,基板の4分の1の領域
を走査するために必要なスペースを用いるだけで,前記
基板の全面を走査することができるので,基板を検査す
るにあたり必要となるスペースを減少させることができ
る。従って,検査装置自体を小型化することが可能とな
り,スペースが有効利用される。
【0043】請求項3の発明は,検査部の方を固定する
ことにより,非常に高い精度を要する光学系を移動させ
ずにすむので,基板の検査上好ましく,検査精度が維持
される。
【0044】請求項4の発明によれば,載置台が,所定
の角度毎に回転自在な機能を備えていることにより,例
えば,基板の半面を走査した後,前記基板の180度回
転させて,残りの半面を走査することができるので,前
記載置台が,前記基板の半面を走査するのに必要なスペ
ースを移動するだけで,前記基板の全面を走査すること
ができる。したがって,基板を検査するにあたり必要と
なるスペースが減少され,検査装置全体を小型化するこ
とが可能となり,スペースが有効に利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかる検査装置を有する塗布現像
処理システムの外観を示す平面図である。
【図2】図1の塗布現像処理システムの正面図である。
【図3】図1の塗布現像処理システムの背面図である。
【図4】実施の形態にかかる検査装置の縦断面の説明図
である。
【図5】図4の検査装置の横断面の説明図である。
【図6】図4の検査装置において,ウェハの移動経路を
示した説明図である。
【図7】図4の検査装置において,ウェハの移動経路を
示した説明図である。
【図8】第2の実施の形態の検査装置におけるウェハの
移動経路を示した説明図である。
【図9】従来の検査装置における,ウェハの移動経路を
示した説明図である。
【符号の説明】 1 塗布現像処理システム 60 検査装置 62 載置台 70 CCDカメラ S 検査エリア W ウェハ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA49 BB03 CC19 DD02 FF04 GG08 JJ03 JJ09 JJ26 MM03 MM28 NN02 PP12 PP13 TT01 TT02 2G051 AA51 AB20 AC01 BC02 CA04 CD03 DA01 DA08 5F046 CD01 CD05 LA18 LA19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と検査部とが相対的に移動し,前記
    基板表面を走査する基板の検査方法であって,前記基板
    表面の少なくとも半分の領域を前記検査部により走査す
    る工程と,前記基板を前記基板の中心軸周りに180度
    回転させる工程と,前記工程で走査されていない前記基
    板の残りの領域を前記検査部により走査する工程とを有
    することを特徴とする,基板の検査方法。
  2. 【請求項2】 基板と検査部とが相対的に移動し,前記
    基板表面を走査する基板の検査方法であって,前記基板
    表面を前記基板の中心点で交差する直交線により4つに
    区画される4分の1の領域を前記検査部により走査する
    工程と,前記基板を前記基板の中心軸周りに90度回転
    させる工程とを繰り返して,前記基板表面の全面を検査
    することを特徴とする,基板の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記基板が移動し,前記検査部が固定さ
    れていることを特徴とする,請求項1又は2のいずれか
    に記載の基板の検査方法。
  4. 【請求項4】 基板を載置し,走査方向と副走査方向に
    移動自在な載置台と,前記載置台上の前記基板の表面を
    検査する検査部を有する検査装置であって,前記載置台
    は,所定の角度毎に回転自在に構成されていることを特
    徴とする,基板の検査装置。
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