JPH0580526A - 感光板の移載装置 - Google Patents

感光板の移載装置

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Publication number
JPH0580526A
JPH0580526A JP24611291A JP24611291A JPH0580526A JP H0580526 A JPH0580526 A JP H0580526A JP 24611291 A JP24611291 A JP 24611291A JP 24611291 A JP24611291 A JP 24611291A JP H0580526 A JPH0580526 A JP H0580526A
Authority
JP
Japan
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plate
dry plate
control unit
glass dry
laser plotter
Prior art date
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Pending
Application number
JP24611291A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Koyama
良人 小山
Koji Yao
耕次 八尾
Susumu Kawada
享 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中心基準の搬入手段と端基準のテーブルとの
間の感光板位置決め上のマッチングを簡素な構成で実現
する。 【構成】 ガラス乾板の移載装置は、平面内の1方向に
移動可能なガラス乾板載置用のYテーブル4を有し、ガ
ラス乾板35上に画像を描画する描画装置に用いるもの
であって、マニピュレータ32とレーザプロッタ制御部
7とを備えている。マニピュレータ32は、Yテーブル
4の移動領域上の特定位置にガラス乾板35を搬入す
る。レーザプロッタ制御部7は、マニピュレータ32に
より搬入されたガラス乾板35をガラス乾板35のサイ
ズに応じて端基準でYテーブル4に載置するようYテー
ブル4の移動量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光板の移載装置、特
に、レーザプロッタ等に感光板を移載する感光板の移載
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプロッタは、たとえばプリント基
板のマスタパターンの作成、LCD(液晶表示装置)の
マスクパターンの作成等に広く用いられている。レーザ
プロッタには、可撓性の感光フィルムを専ら用いる円筒
走査型のものと、ガラス乾板等の感光板を用い得る平面
走査型のものとがある。温度変化に対して伸縮しやすい
感光フィルムは高精細の画像を描画するには不向きであ
るので、大画面のアクティブマトリクスLCD等のマス
クパターンに用いる高精細の画像を描画するためには、
ガラス乾板等の感光板を用いる平面走査型レーザプロッ
タが使用されている。
【0003】平面走査型のレーザプロッタでは、感光板
をテーブル上に載置し、載置した感光板を平面内で露光
走査し、所望の画像を描画する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】平面走査型のレーザプ
ロッタでは、従来、感光板を作業者が手で供給する構成
となっている。ところが、感光板を自動供給できない
と、全体の処理を自動化できず、たとえば24時間の無
人運転に対応できない。このため、感光板をレーザプロ
ッタに対して搬入・搬出する装置をレーザプロッタに取
り付けることが考えられている。
【0005】その場合、感光板は、その上面に感光材料
を塗布してあるので、搬入・搬出に際しては、その下面
を保持する必要がある。また感光板は多種類あるので、
感光板を搬送する際には、感光板の中心を支持して感光
板の中心を支持して中心基準に搬送した方が有利であ
る。しかしながら、レーザプロッタでは、感光板を端部
から露光するようにした方が制御が容易であるため、一
般に端基準で移動テーブル上に感光板が載置される。こ
のため、搬入・搬出装置とレーザプロッタ間で感光板を
位置決めする上でのマッチングが問題とされる。
【0006】本発明の目的は、中心基準の搬入手段と端
基準のテーブルとの間の感光板位置決め上のマッチング
が簡素な構成で実現できる感光板の移載装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る感光板の移
載装置は、平面内の1方向に移動可能な感光板載置用テ
ーブルを有し、前記方向と直交する方向に描画ビームを
走査して、感光板上に画像を描画する描画装置に用いる
ものであって、搬入手段と、移動制御手段とを備えてい
る。搬入手段は感光板載置用テーブルが移動する領域上
の特定位置へ感光板を搬入する。移動制御手段は、搬入
手段により搬入された感光板を端基準でテーブルに載置
するよう感光板のサイズに応じてテーブルの移動量を制
御する。
【0008】
【作用】本発明に係る感光板の移載装置では、感光板載
置用テーブルの移動領域上の特定位置に、搬入手段によ
り1方向の中心基準で感光板が搬入される。このとき、
移動制御手段が、搬入された感光板をテーブルの端基準
でテーブル上に載置するように、感光板のサイズに応じ
てテーブルの移動量を制御する。このため、特定位置に
搬入された感光板が端基準でテーブル上に載置可能にな
る。
【0009】
【実施例】
〔構成〕図1は本発明の一実施例を採用したレーザプロ
ッタを示している。レーザプロッタは、分割ラスター方
式を採用した平面走査型のレーザプロッタ本体1と、レ
ーザプロッタ本体1に並設配置された自動ローダ2とを
備えている。レーザプロッタ本体1は、種々のサイズの
ガラス乾板及びフィルムを感光材料として用い、それ
に、画像データで変調されたレーザ光によりマスクパタ
ーン等を高速で描画する。自動ローダ2は、レーザプロ
ッタ本体1にセットするためのガラス乾板を複数枚貯蔵
し、貯蔵されたガラス乾板のレーザプロッタ本体1への
ロード及びレーザプロッタ本体1からのアンロードを自
動的に行う。また自動ローダ2は、内部に後述する位置
決め装置を備えており、レーザプロッタ本体1にガラス
乾板をロードする際の位置決めを行う。
【0010】レーザプロッタ本体1は、図2に示すよう
に平板状のグラナイド定盤3と、このグラナイド定盤3
上に配置されたYテーブル4と、Yテーブル4の図左方
に配置されたレーザ測長装置6と、Yテーブル4の図奥
側に配置された光学ヘッド5と、光学ヘッド5の奥側に
配置されたレーザプロッタ制御部7とから主に構成され
ている。
【0011】Yテーブル4は、図3に示すようにY方向
に沿って配置された2本のレール10,10に、エアベ
アリングにてY方向移動自在に支持されている。また、
Yテーブル4は、レール10,10間にレール10と平
行に配置されたボールねじ12と、ボールねじ12の一
端に接続されたモータ11とを含む駆動機構により、Y
方向に往復駆動される。
【0012】Yテーブル4には、9つの小孔13と、ガ
ラス乾板を吸着するための多数の吸着孔14とが形成さ
れている。小孔13は、Y方向と直交するX方向に4
列、ガラス乾板のサイズに応じて形成されている。小孔
13には、Yテーブル4の表面に出没可能なピン15,
15…が嵌入している。ピン15,15…のそれぞれの
列に対応して、Yテーブル4の下方には、Y方向に長い
リンク16が配置されている。リンク16は、レバー1
7に接続されており、レバー17はモータ18により旋
回する構成となっている。ここでは、レバー17の旋回
によりリンク16が昇降し、リンク16の上面に接触し
ているピン15が出没する。また、吸着孔14の吸着エ
リアはガラス乾板のサイズに応じて切り換え得るように
なっている。
【0013】光学ヘッド5は、図2に示すように、Y方
向と直交するX方向に沿う1対のガイド部材20,20
に移動自在に支持されている。ガイド部材20には、エ
アベアリングが採用されている。両ガイド部材20の間
には、モータ22により駆動されるボールねじ21が配
置されており、モータ22の回転駆動により光学ヘッド
5がX方向に往復移動する。
【0014】レーザ測長装置6は、HeNeレーザ光源
25及び光学系26を備えており、Yテーブル4と光学
ヘッド5との相対距離を測定する。レーザ測長装置6
は、この相対距離を測定することにより、Yテーブル4
及び光学ヘッド5の位置及び速度の計測と、走査のタイ
ミング信号の発生とを行う。レーザプロッタ制御部7
は、画像の記録、レーザプロッタ本体1内の各モータの
サーボ制御、光学ヘッド5内の光学系の制御等を行う。
レーザプロッタ制御部7は、マイクロコンピュータ等を
備えている。
【0015】自動ローダ2は、図4に示すように、その
一端に配置された10枚のガラス乾板を各々独立して貯
蔵するためのストッカ30と、ストッカ30の下方に配
置された位置決め装置31と、ストッカ30よりも図奥
側に配置されたマニピュレータ32とを主に備えてい
る。ストッカ30は、自動ローダ2の一端から引き出し
可能な10枚のパレット34,34…を備えており、パ
レット34上にはガラス乾板35が各々1枚ずつ載置さ
れる。パレット34の図奥側には後述するマニピュレー
タ32のアーム60との干渉防止用の切欠きが形成され
ている。ガラス乾板35は、パレット34の2方向の端
部に配置された直交する位置決め部材36,37によ
り、図左右方向の中心基準に位置決めされる。なお、位
置決め部材36,37はガラス乾板35のサイズに応じ
て着脱可能になっている。
【0016】位置決め装置31は、ガラス乾板35を水
平面上全方向に移動自在に支持する複数のフリーベアリ
ング40と、フリーベアリング40上に載置されたガラ
ス乾板35を位置決めするための2組の位置決め部材4
1,42とを備えている。位置決め部材41は、ガラス
乾板35をマニピュレータ32の搬送方向(A方向)と
直交する方向に位置決めするためのものである。位置決
め部材41は、モータ43a,43bで搬送方向(A方
向)と直交する方向に駆動される当接部材44,45を
備えている。当接部材44は、旋回自在なレバー46a
と、レバー46aの一端に鉛直軸回りに回転自在に支持
されたローラ46とを備えている。レバー46aは対向
する当接部材45側に図示しないスプリングにより付勢
されている。また、当接部材45は、その上部に回転自
在なローラ47を備えている。この、当接部材45のロ
ーラ47が、搬送方向と直交する方向の基準端となる。
【0017】位置決め部材42は、マニピュレータ32
の搬送方向(A方向)の位置決めを行う部材であり、固
定された当接部材50と、移動可能な当接部材51とを
備えている。当接部材50は、自動ローダ2の手前側に
幅方向に延びて配置されている。当接部材50の上面に
は所定間隔をおいてローラ52,52が鉛直軸回りに回
転自在に支持されている。当接部材51は上面に、旋回
自在な2つのレバー54a(一方は図示せず)と、レバ
ー54aの一端に鉛直軸回りに回転自在に支持されたロ
ーラ54とを備えている。レバー54aは、当接部材5
0側に図示しないスプリングにより付勢されている。当
接部材50のローラ52,52が、搬送方向(A方向)
の基準端となる。
【0018】マニピュレータ32は、上下、旋回及び径
方向の3軸に移動可能となっている。これは、径方向
(A方向)に移動してガラス乾板35の重心を含む下面
を支持するアーム60と、アーム60を径方向に移動可
能に支持する旋回部61と、旋回部61を旋回方向(B
方向)及び上下方向(C方向)に移動可能に支持するボ
ディ63とにより実現されている。アーム60の上面に
はウレタンゴム等のすべり止め部材(図示せず)か取り
付けられている。ボディ63内には、旋回及び上下駆動
用のモータ(図示せず)が配置されており、旋回部61
には径方向駆動用のモータ(図示せず)が配置されてい
る。
【0019】自動ローダ2の一側面には、連通口70が
形成されている。連通口70は、レーザプロッタ本体1
に連通しており、この連通口70を介してレーザプロッ
タ本体1に対しガラス乾板35の搬送を行う。また、レ
ーザプロッタ本体1と自動ローダ2との間は光を遮断す
る構造となっており、自動ローダ2のパレット34にガ
ラス乾板35を一旦セットした後はオペレータによる作
業はすべて明室にて行える。
【0020】次にレーザプロッタの制御系の構成につい
て説明する。レーザプロッタの制御系は、図5に示すよ
うに、エンジニアリングワークステーションを含む主制
御部100を備えている。主制御部100には、キーボ
ード101、CRT102、磁気ディスク103及び他
の入出力部が接続されている。また、主制御部100に
は、レーザプロッタ制御部7と、ローダ制御部104と
がそれぞれ接続されている。レーザプロッタ制御部7に
は、レーザプロッタ本体1の各制御素子が接続されてい
る。またローダ制御部104には、自動ローダ2内の各
制御素子が接続されている。
【0021】次に、このように構成されたレーザプロッ
タの制御機能について説明する。図6及び図7は主制御
部100の制御フローチャート、図8はレーザプロッタ
制御部7の制御フローチャート、図9はローダ制御部1
04の制御フローチャートである。主制御 オペレータにより主制御部100の起動ボタンが押され
ると、図6のステップS1でCPU内のメモリの初期化
等を行う。ステップS2では、キーボード101等を介
して作業データの入力を行う。ここでは、たとえばスト
ッカ30の段数、ガラス乾板のサイズ、描画データが格
納された描画ファイル名、感光材料の種類、描画画素サ
イズ等のデータを入力する。続いてステップS3では、
オペレータによる作業開始指令を待つ。
【0022】オペレータが、ストッカ30の各パレット
34に、上段から順に描画対象のガラス乾板35をセッ
トする等の準備作業を終え、作業開始指令を入力する
と、ステップS4に移行する。ステップS4では、レー
ザプロッタ制御部7やローダ制御部104からの情報に
より、装置の状態チェックを行う。たとえば、ガラス乾
板がYテーブル4や位置決め装置31上に存在している
か否か、ピン15が下降しているか否か等のチェックを
行う。ステップS5では、レーザプロッタ制御部7へ、
Yテーブル4の原点移動指令を出力する。この原点移動
指令は、ガラス乾板のサイズに応じた指令となる。
【0023】ステップS6では、レーザプロッタ制御部
7からの、テーブル原点移動完了信号を待つ。レーザプ
ロッタ制御部7から原点移動完了信号(ステップP7)
が出力されるとステップS7に移行する。ステップS7
では、ローダ制御部104に対し、ロード指令を出力す
る。ステップS8では、ローダ制御部104からガラス
乾板35のサイズチェック結果を受け取り、ガラス乾板
35のサイズが作業データのサイズと同じか否かを判断
する。ガラス乾板35のサイズが入力された作業データ
が示すサイズと同じ場合にはステップS9に進む。ステ
ップS9では、ローダ制御部104からの乾板移動完了
信号(ステップR9)を待つ。ローダ制御部104から
乾板移動完了信号が出力されるとステップS10に移行
する。ステップS10では、レーザプロッタ制御部7に
対し、ピン15の上昇指令を出力する。ステップS11
では、レーザプロッタ制御部7からのピン上昇完了信号
(ステップP9)を待つ。レーザプロッタ制御部7から
ピン上昇完了信号を受けるとステップS12に移行す
る。ステップS12では、ローダ制御部104に対し、
マニピュレータ32のアーム60の引き込み指令を出力
する。
【0024】続いて図7のステップS13では、ローダ
制御部104からのアーム60の引き込み完了信号(ス
テップR12)を待つ。アーム60の引き込み完了信号
を受けるとステップS14に進む。ステップS14で
は、レーザプロッタ制御部7に対して、ピン下降指令を
出力する。ステップS15では、レーザプロッタ制御部
7からのピン下降完了信号(ステップP13)を待つ。
レーザプロッタ制御部7からピン下降完了信号を受ける
とステップS16に進む。
【0025】ステップS16では、レーザプロッタ制御
部7に対し、描画指令を出力する。ステップS17で
は、レーザプロッタ制御部7からの描画完了信号(ステ
ップP17)を待つ。レーザプロッタ制御部7から描画
完了信号を受けるとステップS18に進む。ステップS
18では、レーザプロッタ制御部7に対しピン上昇指令
を出力する。ステップS19では、レーザプロッタ制御
部7からのピン上昇完了信号(ステップP20)を待
つ。レーザプロッタ制御部7からピン上昇完了信号を受
けるとステップS20に進む。
【0026】ステップS20では、ローダ制御部104
に対し、アンロード指令を出力する。ステップS21で
は、ローダ制御部104からのアーム60の挿入完了信
号(ステップR17)を待つ。アーム60の挿入完了信
号を受けるとステップS22に進む。ステップS22で
は、レーザプロッタ制御部7に対し、ピン下降指令を出
力する。ステップS23では、レーザプロッタ制御部7
からのピン下降完了信号(ステップP23)を待つ。レ
ーザプロッタ制御部7からピン下降完了信号を受けると
ステップS24に進む。ステップS24では、ローダ制
御部104に対し乾板収納指令を出力する。ステップS
25では、ステップS2(図6)での入力情報に基づ
き、作業終了であるか否かを判断する。作業終了ではな
いと判断されたときにはステップS5に戻る。また作業
終了であると判断されたた場合には処理を終了する。
【0027】一方、図6のステップS8で、入力された
作業データと異なるサイズのガラス乾板35がロードさ
れたと判断された場合には、ステップS26に進む。ス
テップS26ではローダ制御部104からの乾板収納完
了信号(ステップR15)を待つ。収納完了信号が出力
されるとステップS5に戻る。レーザプロッタ制御 レーザプロッタ制御部7では、図8のステップP1で、
各部を初期位置にセットする等の初期化を行う。ステッ
プP2では、Yテーブル4のガラス乾板サイズに応じた
原点移動指令(ステップS5)が主制御部104から出
力されたか否かを判断する。ステップP2で原点移動指
令が出力されていないと判断された場合にはステップP
3に進む。ステップP3では、主制御部100からピン
上昇指令(ステップS10)が出力されたか否かを判断
する。ピン上昇指令が出力されていないと判断された場
合にはステップP4に移行する。ステップP4では、主
制御部100から描画指令(ステップS16)がなされ
たか否かを判断する。ステップP4で、主制御部100
から描画指令が出力されていないと判断したときにはス
テップP5に移行する。ステップP5では、他の処理を
実行する。ステップP5での他の処理が終了するとステ
ップP2に戻る。
【0028】ステップP2で主制御部100から原点移
動指令(ステップS5)が出力されたと判断するとステ
ップP6に進む。ステップP6では、ガラス乾板35の
サイズに応じた原点にYテーブル4を移動させる。この
移動の際には、具体的には図10に示すように、大サイ
ズのガラス乾板35aを移載する際には、Yテーブル4
を最右端の停止位置に第1原点停止させる。また、中サ
イズのガラス乾板35bを移載する際には、Yテーブル
4を中間位置(第2原点)に停止させる。さらに、小サ
イズのガラス乾板35cを移載する際には、Yテーブル
4を最左端の位置に停止させる。これにより、アーム6
0により中心基準で搬送されたガラス乾板35が、Yテ
ーブル4上で、右端基準で載置される。ここでの原点位
置の変更は、従来から設けられているY方向の制御機構
によって行われるので、特別の機構は不要である。
【0029】ステップP7では、Yテーブル4の原点移
動完了信号を主制御部100に出力する。ステップP7
で原点移動完了信号の出力を終わるとステップP2に戻
る。ステップP3で、主制御部100からピン上昇指令
(ステップS10)が出力されたと判断するとステップ
P8に移行する。ステップP8では、ピン15を上昇さ
せる。ステップP9では、ピン15の上昇完了信号を主
制御部100に対し出力する。ステップP10では、主
制御部100からのピン下降指令(ステップS14)を
待つ。主制御部100からピン下降指令を受けるとステ
ップP11に移行する。ステップP11では、図示しな
い真空ポンプにより、吸着孔14,14…からエアを吸
い込み、吸着動作を開始する。ステップP12ではピン
15を下降させる。ステップP13では、主制御部10
0に対しピン下降完了信号を出力する。ステップP14
では、吸着孔14,14…の吸着エリアをサイズに応じ
て切り換える。たとえばサイズの小さな乾板のときは、
Yテーブル4の手前側のエリアだけを吸着エリアとす
る。これにより、ガラス乾板35の保持を行う。
【0030】ステップP4で、主制御部100から描画
指令(ステップS16)が出力されたと判断するとステ
ップP15に移行する。ステップP15では、Yテーブ
ル4及び光学ヘッド5を移動させ、画像データで変調さ
れたレーザ光によりガラス乾板上に所定の画像を描画す
る描画処理を行う。この描画処理では、音響光学変調素
子(AOM)により図示しないレーザ光源から出力され
たレーザ光を画像データに応じて変調し、さらに、音響
光学偏向素子(AOD)により微小幅にレーザ光を偏向
し、走査する。つまり、AODで微小幅主走査を行いつ
つ、Yテーブル4をY方向(副走査方向)に移動させ
る。そして、1つの微小幅の走査が終了すると、光学ヘ
ッド5を微小幅分移動させ、次の微小幅の走査を行う。
これを順次繰り返し、描画領域全体の描画を行う。
【0031】また、このときのYテーブル4及び光学ヘ
ッド5の相対位置はレーザ測長装置6により測定され、
モータ11及び22のサーボ制御が行われる。また、A
ODの走査のタイミング信号を発生するレーザ測長装置
6を用いることにより、AOD走査光学系の制御を正確
に行えるとともに、描画パターンの精度を高くできる。
【0032】ステップP16では、描画が終了した際の
テーブル移動を行う。このテーブル移動により、Yテー
ブル4を乾板サイズに応じた原点位置に戻す。ステップ
P17では、主制御部100に対し描画完了信号を出力
する。ステップP18では、主制御部100からのピン
上昇指令を待つ。主制御部100からピン上昇指令を受
けるとステップP19に移行する。ステップP19で
は、吸着を解除するとともに、ピン15を上昇させる。
これによりガラス乾板35を持ち上げる。ステップP2
0では、ピン上昇完了信号を主制御部100に対して出
力する。
【0033】ステップP21では、主制御部100から
のピン下降指令を待つ。ステップP21で、主制御部か
らピン下降指令を受けるとステップP22に移行する。
ステップP22では、ピン15を下降させる。ステップ
P23では、ピン下降完了指令を主制御部100に対し
て出力する。ステップP23が終了するとステップP2
に戻る。
【0034】このように、ピンの上昇下降により、自動
ローダ2との間でガラス乾板35のロード・アンロード
処理を行う。ローダ制御 ローダ制御部104では、図9に示すように、まず、ス
テップR1で各部を初期位置にセットする等の初期化が
行われる。ステップR2では、主制御部100からロー
ド指令(ステップS7)が出力されたか否かを判断す
る。ステップR2で主制御部100からロード指令が出
力されていないと判断された場合にはステップR3に移
行する。ステップR3では主制御部100からアンロー
ド指令(ステップS20)が出力されたか否かを判断す
る。主制御部100からアンロード指令が出力されてい
ないと判断されるとステップR4に移行する。ステップ
R4では他の処理を行う。ステップR4の処理が終了す
るとステップR2に戻る。
【0035】ステップR2で主制御部100からロード
指令(ステップS7)が出力されたと判断するとステッ
プR5に移行する。ステップR5では、マニピュレータ
32のアーム60を引き出し、ストッカ30から作業デ
ータに応じたガラス乾板35を取り出す。ステップR6
では、取り出したガラス乾板35を位置決め装置31の
フリーベアリング40上に載置する。さらにステップR
6では、載置されたガラス乾板35のサイズを、位置決
め装置31に配置された図示しないセンサによりチェッ
クする。載置されたガラス乾板35のサイズが、作業デ
ータで指示されたサイズと同一の場合にはステップR7
に移行する。ステップR7では、当接部材44,45,
50,51により、ガラス乾板35を、作業データに応
じたサイズの位置で中心基準で位置決めする。
【0036】ステップR8では、マニピュレータ32に
より、位置決めされたガラス乾板35をアーム60の上
面に載置し、位置決め装置31からアーム60を退出さ
せる。さらに、旋回部61を時計回りに90°旋回さ
せ、連通口70を通じてガラス乾板35をYテーブル4
上へ載置する。ステップR9では、主制御部100に乾
板移動完了信号を出力する。ステップR10では、主制
御部100からのアーム引き込み指令(ステップS1
2)を待つ。主制御部からアーム引き込み指令が出力さ
れたと判断されるとステップR11に進む。ステップR
11ではマニピュレータ32によりアーム60の引き込
み動作を実行する。ステップR12では、アーム60の
引き込み完了信号を主制御部100に出力する。ステッ
プR13では、マニピュレータ32を原点位置に復帰さ
せる。ステップR13での処理を終了するとステップR
2に戻る。
【0037】ステップR3で、主制御部100からアン
ロード指令(ステップS20)が出力されたと判断する
とステップR16に移行する。ステップR16ではアー
ム60を進出させ、アーム60をピン15によって上昇
させられたガラス乾板35とテーブル上面との間に挿入
する。ステップR17では、アーム挿入完了信号を主制
御部100に出力する。ステップR18では、主制御部
100からのガラス乾板35の収納指令(ステップS2
4)を待つ。主制御部100からガラス乾板35の収納
指令を受けるとステップR19に移行する。ステップR
19ではアーム60を引き込み、連通口70からガラス
乾板35を自動ローダ2内に移動させる。さらに、旋回
部61を90°反時計回りに旋回させてさらに昇降さ
せ、マニピュレータ32により、ガラス乾板35を所定
のパレット34に収納する。ステップR20では、マニ
ピュレータ32を原点位置に復帰させる。ステップR2
0での動作が終了するとステップR2に戻る。
【0038】一方、ステップR6でのチェックの結果、
サイズが合わなかったときにはステップR14に移行す
る。ステップR14ではフリーベアリング40上に載置
されたガラス乾板35を元のパレット位置に収納する。
ステップR14では、乾板収納完了信号を主制御部10
0に出力する。この処理が終了するとステップR2に戻
る。
【0039】〔動作〕次に、上述のレーザプロッタの一
連の動作を説明する。まず、マニピュレータ32によ
り、パレット34に載置されたガラス乾板35をパレッ
ト34の切欠き部下方よりアーム60を上昇させて受け
取り、これを一旦位置決め装置31上のフリーベアリン
グ40上に載置する。ここで2組の当接部材44,4
5、50,51により、サイズに応じた位置に中心基準
に位置決めした後、マニピュレータ32でガラス乾板3
5をYテーブル上に搬送する。このとき、Yテーブル4
は、図10に示すようにサイズに応じた位置(原点)に
停止しているので、中心基準で搬送されたガラス乾板3
5は端面基準で載置される。
【0040】Yテーブル4では、ピン15を上昇させ、
搬送されたガラス乾板35をアーム60より受け取る。
ピン15上にガラス乾板35を載置すると、マニピュレ
ータ32のアーム60が引き込まれ、マニピュレータ3
2は原点に復帰する。一方、ピン15が下降し、ガラス
乾板35をYテーブル4上に載置し終えるとYテーブル
4及び光学ヘッド5が移動し、ガラス乾板35に対し描
画処理が行われる。描画処理が終了すると、Yテーブル
4は、サイズに応じた位置(原点)に戻され、中心基準
で乾板35を扱うマニピュレータ32のアーム60を待
つ。ここでは、再度ピン15を上昇させてガラス乾板3
5を持上げ、ガラス乾板35とYテーブル4上面との間
にマニピュレータ32のアーム60を差し込み、ピン1
5を下降させてガラス乾板をアーム60上に載置する。
そして、マニピュレータ32により、ガラス乾板35
は、元のパレット34上の位置にアンロードする。
【0041】なお、前記実施例では、ピン15上に載置
されたガラス乾板35をピン15の下降とともにYテー
ブル4上に載置する際に、Yテーブル4の上面から真空
吸着しつつ行っているので、ガラス乾板35が下降の際
に位置ずれすることがない。 〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では感光板としてガラス乾板を例に
説明したが、ガラス乾板以外の感光板についても本発明
を適用できる。 (b) 前記実施例では搬入部としてマニピュレータを
用いたが、搬入部としては、感光板をテーブルが移動す
る領域上の特定位置に搬入するものであればどのような
機構でもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る感光板の移載装置では、テ
ーブルが移動する領域上の特定位置に中心基準で搬入さ
れた感光板が、移動制御手段がテーブルの移動量を制御
することにより、端基準でテーブル上に載置される。従
って、搬入手段に感光板のサイズに応じて搬入位置を変
えるような機構を不要とし、レーザプロッタ側の感光板
載置用テーブル移動機構を兼用しているため、中心基準
の搬入手段と端基準のテーブルとの間の感光板位置決め
上のマッチングが簡素な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用したレーザプロッタの
外観斜視図。
【図2】レーザプロッタ本体の斜視図。
【図3】Yテーブルの斜視図。
【図4】自動ローダの斜視図。
【図5】制御系のブロック図。
【図6】主制御部の制御フローチャート。
【図7】主制御部の制御フローチャート。
【図8】レーザプロッタ制御部の制御フローチャート。
【図9】ローダ制御部の制御フローチャート。
【図10】テーブルの停止位置を示す模式平面図。
【符号の説明】
4 Yテーブル 7 レーザプロッタ制御部 10 レール 11 モータ 12 ねじ軸 32 マニピュレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面内の1方向に移動可能な感光板載置用
    テーブルを有し、前記方向と直交する方向に描画ビーム
    を走査して、前記感光板上に画像を描画する描画装置に
    用いる感光板の移載装置であって、 前記感光板載置用テーブルが移動する領域上の特定位置
    へ感光板を搬入する搬入手段と、 前記搬入手段により搬入された感光板を感光板載置用テ
    ーブルの端基準で前記テーブルに載置するように前記感
    光板のサイズに応じて前記テーブルの移動量を制御する
    移動制御手段と、を備えた感光板の移載装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006308996A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Fuji Photo Film Co Ltd 露光装置
WO2006118343A1 (en) * 2005-04-28 2006-11-09 Fujifilm Corporation Exposure apparatus

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JP2006308996A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Fuji Photo Film Co Ltd 露光装置
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