JPH10186524A - 印刷版作成工程における印刷版の画像面積測定方法及びそれに用いる焼付装置 - Google Patents

印刷版作成工程における印刷版の画像面積測定方法及びそれに用いる焼付装置

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JPH10186524A
JPH10186524A JP8354899A JP35489996A JPH10186524A JP H10186524 A JPH10186524 A JP H10186524A JP 8354899 A JP8354899 A JP 8354899A JP 35489996 A JP35489996 A JP 35489996A JP H10186524 A JPH10186524 A JP H10186524A
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JP8354899A
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Yoshihiro Katsuma
義浩 勝間
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな読み取りサイズの読取手段を用いても
大きな印刷版の画像面積が得られる画像面積測定方法を
提供する。 【解決手段】 原版フイルムFを多面焼付データに基づ
いて印刷版P上に位置決めして多面焼付を行う焼付装置
1と、この焼付装置1に付設され原版フイルムFの画像
を読み取る読取手段2とを有する印刷版作成システムに
おいて、原版フイルムFの画像データと焼付装置1の多
面焼付データとから、印刷版上に配置する前記原版フイ
ルムFの配置位置及び配置数に応じて印刷版の画像面積
を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷に用いる印
刷版を作成する印刷版作成工程において、前記印刷版の
画像面積を測定する方法およびそれに用いる焼付装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフセット印刷版の作成において
は、未露光の印刷版に対し所望の画像が記録された原版
フイルムを密着焼き付けして印刷版を作成していた。こ
の焼付においては、印刷版上に同じ画像を複数焼き付け
たり、また異なる画像を複数焼き付けたりする。
【0003】一方、このような製版工程や後段の印刷工
程においては、種々の自動化が進められている。この自
動化の1つとして、印刷版上の画像面積を測定し、この
画像面積に応じて自動現像装置の補充液量を調整した
り、また印刷装置のインキ供給量を調整するというよう
なことが行われている。従来、上記のような印刷版の画
像面積の測定は、独立した画像面積測定装置により行わ
れていた。この画像面積測定装置では、現像処理が完了
した印刷版上をラインセンサーで一方向に走査して画像
データを読み取り、画像面積を求めるように構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像面積測定装
置は、印刷版を走査読み取りするための大サイズのライ
ンセンサーを必要とするため、装置が高価格及び大型に
なった。また印刷版上の画像部及び非画像部はコントラ
ストが小さいため、ラインセンサーの読み取りレベルの
調整が難しい。すなわち、画像を読み取り、2値化する
ときのスレッシュレベルの決定が困難であった。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、高価格及び大型な印刷版用の画像面
積測定装置を用いなくても印刷版の画像面積を測定する
ことができる画像面積測定方法およびそれに用いる焼付
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、原版フイルムの画像を多面焼付データに応じて印刷
版に焼き付ける焼付装置により印刷版を作成する印刷版
作成工程における印刷版の画像面積測定方法であって、
原版フイルムの画像を読み取って画像面積を測定する原
版フイルム画像面積測定工程と、前記原版フイルム画像
面積測定工程で得た原版フイルムの画像面積を、前記多
面焼付データに応じて加算して、印刷版上の総画像面積
を演算する印刷版総画像面積演算工程とからなる。
【0007】この請求項1の発明では、まず原版フイル
ムの画像面積を求め、多面焼付データに基づいて印刷版
上に焼き付けられる原版フイルムの画像面積を加算して
印刷版上の総画像面積を演算しているので、印刷版自体
から画像面積を測定しなくてもよい。
【0008】請求項2に記載の発明は、原版フイルムを
多面焼付データに応じて印刷版に焼き付ける焼付装置に
より印刷版を作成する印刷版作成工程における印刷版の
画像面積測定方法であって、原版フイルムの画像を読み
取って画像データを得る原版フイルム読取工程と、前記
原版フイルムの画像データを前記多面焼付データに応じ
てビットマップ上に配置する画像データ配置工程と、前
記ビットマップ上に配置された画像データから印刷版上
の所定の分割領域における画像面積を演算する分割領域
画像面積演算工程とからなる。
【0009】この請求項2の発明では、まず原版フイル
ムの画像データを求め、多面焼付データに基づいて印刷
版上に焼き付けられる原版フイルムの画像データをビッ
トマップ上に配置して印刷版上の分割領域毎の画像面積
を演算しているので、印刷版自体から分割領域毎の画像
面積を測定しなくてもよい。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の印刷版作成工程における印刷版の画像面積測
定方法に用いる焼付装置であって、装填された原版フイ
ルムの画像を読み取る読取手段を設けた。
【0011】この請求項3に記載の発明では、焼付装置
自体に原版フイルムの画像を読み取る読取手段を設けた
ので、装置がよりコンパクトになるとともに、画像面積
測定工程をより簡易にすることができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記焼付装置は、原版フィルムを供給
するための供給部と、前記供給部上に載置された原版フ
イルムを保持して印刷版に対し相対的に移動する架台と
を有するとともに、前記読取手段が前記架台に設置され
ており、前記架台の移動により前記供給部上に載置され
た原版フィルムに対して前記読取手段を走査移動させる
ようにした。
【0013】この請求項4に記載の発明では、焼付装置
の架台に前記読取手段を設置し、架台の移動により読取
手段を走査移動させるようにしたので、読取手段の移動
機構を別途設ける必要がない。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の画像面積測定方法
に用いられる印刷版作成システムの一実施の形態を示す
斜視図、図2はその印刷版作成システムに用いられる焼
付装置の斜視図である。この印刷版作成システムは、原
版フイルムFを使用して未露光の印刷版Pに対し多面焼
き付けを行なう複数の焼付装置1と、前記焼付装置1に
設けられ、焼付装置1上の原版フイルムFの画像を読み
取って画像データを得るための読取手段2と、前記焼付
装置1により焼付が行われた印刷版Pを搬送するコンベ
ア3と、コンベア3により搬送された印刷版Pを受け取
り、印刷版Pの周辺部を焼き飛ばす焼き飛ばし装置4
と、印刷版Pを現像処理する現像装置5と、現像された
印刷版Pをストックするストッカー6と、前記システム
を制御するための制御装置7とからなる。また、この印
刷版作成システムにより作成された印刷版Pを用いて印
刷を行う印刷機(図示しない)が別途設けられている。
【0015】焼付装置1は、前記原版フイルムFを未露
光の印刷版Pに対し位置決めし、密着焼付を行う多面焼
付装置である。この焼付装置1は、未露光の印刷版Pを
保持する焼付台11と、原版フイルムFを多数載置する
載置台12と、前記載置台12から後述する原版搬送ア
ーム21により吸着保持されて搬送された1枚の原版フ
イルムFを位置決めするための供給台13と、供給台1
3上から原版フイルムFを拾い上げて吸着保持する原版
ホルダー14と、この原版ホルダー14上に設けられた
光源15と、前記原版ホルダー14及び光源15を前記
焼付台11上の印刷版Pに対し図のY方向に移動させる
Y軸架台16と、前記Y軸架台16を図のX方向に移動
させるX軸架台17と、前記原版ホルダー14から焼付
の終了した原版フイルムFを取りあげる排出アーム18
と、前記排出アーム18に吸着された原版フイルムが排
出される排出台19とを有する。また、前記X軸架台1
7のコンベア3側には印刷版Pを搬送するための印刷版
搬送アーム20が、また同じくX軸架台17の載置台1
2側には原版搬送アーム21と、後述する読取手段2と
が設置されている。
【0016】焼付台11は、前記コンベア3から前記印
刷版搬送アーム20により取り出された印刷版Pを保持
する所定角度傾斜したテーブルであり、図示しない吸着
手段により印刷版Pを固定保持可能に構成されている。
また焼付台11は、図示しない手段により台表面と垂直
な方向に上下動して前記原版ホルダー14に対し接離可
能なように構成されている。
【0017】載置台12は、前記焼付台11とほぼ同角
度傾斜したテーブルであり、図示しない位置決めピンに
より、位置決め孔が穿孔された原版フイルムFを多数積
層して載置可能なように構成されている。
【0018】供給台13は、前記載置台12から前記原
版搬送アーム21により取り出された1枚の原版フイル
ムFを位置決めするためのテーブルであり、前記焼付台
11上に設けられている。また、前記載置台12と同様
に図示しない位置決めピンが設けられている。
【0019】原版ホルダー14は、透光板を保持する枠
体からなり、その下面には原版フイルムFを吸着保持す
る吸着機構(図示しない)が設けられている。この原版
ホルダー14は、前記原版フイルムFを保持するととも
に、前記焼付台11上の印刷版Pに真空密着するように
構成されている。
【0020】光源15は、前記原版ホルダー14と対向
して設けられ、前記原版ホルダー14の投光板とそこに
保持された原版フイルムFとを通して印刷版Pを露光す
るためのものである。
【0021】Y軸架台16は、図示しない駆動機構によ
り前記原版ホルダー14を前記焼付台11に対し図のY
方向に移動させるものである。またX軸架台17は、図
示しない駆動機構により前記Y軸架台16を前記焼付台
11に対し図のX方向に移動させるものである。このY
軸架台16及びX軸架台17の移動によって、前記原版
ホルダー14に保持された原版フイルムFを印刷版Pの
任意の位置に位置決めすることができる。
【0022】排出アーム18は、原版フイルムFを吸着
可能な吸着盤22を有し、レール23に沿ってX方向に
移動可能なように構成されている。この排出アーム18
は、前記原版ホルダー14から原版フイルムFを吸着し
て受け取り、排出台19へ原版フィルムFを搬送して排
出する。
【0023】印刷版搬送アーム20は、印刷版Pを吸着
可能な吸着盤(図示しない)を前記焼付台11に対し接
離移動可能なように備え、前記X軸架台17のコンベア
3側の側面に設置されている。この印刷版搬送アーム2
0はX軸架台17の移動にともない焼付台11とコンベ
ア3との間を移動し、前記吸着盤を移動させて両者の間
で印刷版Pを搬送する。
【0024】原版搬送アーム21は、原版フイルムFを
吸着可能な吸着盤(図示しない)を前記載置台12や供
給台13に対し接離移動可能なように備え、前記X軸架
台17の載置台12側の側面に設置されている。この原
版搬送アーム21は、X軸架台17の移動にともない、
載置台12と供給台13との間を移動し、前記吸着盤を
移動させて載置台12に積載された最上部の原版フイル
ムを1枚だけ取り出して、前記供給台13上に搬送す
る。
【0025】この焼付装置1では、予め原版フイルムF
の焼付位置や焼付回数等をあらわす多面焼付データを作
成しておき、この多面焼付データに基づいて密着焼付が
行われる。なお通常、原版フイルムFは、オペレータに
より、前記多面焼付データに基づいて所定の順序で載置
台12に装填される。
【0026】図3は、この多面焼付の一例を説明する図
である。この図では、原版フイルムFを用いて印刷版P
上に同じ画像Gを4面分多面焼付している。なお、複数
の原版フイルムFを順次交換して用い、印刷版P上に異
なる画像Gを多面焼付することもある。
【0027】読取手段2は、原版フイルムFへ投光した
光の反射光を受光して、原版フイルムから2値の画像デ
ータを得るための走査読取装置である。この読取手段2
は、前記原版フイルムFを読み取ることができるサイズ
のラインセンサーであり、前記X軸架台17がX方向に
移動する際に前記供給台13上の原版フィルムFの画像
を走査可能とするため前記X軸架台17の所定の側面に
沿って設置されている。なお、読取手段2は投光部を備
え、かつ前記供給台13の表面を白色等にして原版フイ
ルムFの反射光を受光するようにしているが、供給台1
3側から投光可能に構成して、原版フイルムFの透過光
を受光するようにしてもよい。このとき、読取手段2
は、原版フイルムFの大きさに対応すればよいので、印
刷版Pを直接読み取るよりも小さな読み取りサイズでよ
い。
【0028】コンベア3は、焼付装置1の印刷版搬送ア
ーム20により排出された焼付済の印刷版Pを搬送する
ためのものであり、印刷版Pを載置するための搬送台3
1と、この搬送台31を、図示しない駆動手段により、
並列された複数の焼付装置1に沿って移動及び位置決め
する搬送レール手段32とからなる。また搬送台31
は、図示しない旋回手段により、水平位置から前記焼付
台11と同じ角度の傾斜位置まで旋回可能なように構成
されている。従って、搬送台31を前記焼付装置1に隣
接する位置で位置決めし傾斜位置に旋回させることによ
り、前記印刷版搬送アーム20によって搬送台32と焼
付台11との間で印刷版Pを搬送することができる。
【0029】焼き飛ばし装置4は、焼付が終了した印刷
版Pを前記コンベア3から受け取り、所要周辺部を焼き
飛ばすための装置である。
【0030】現像装置5は、焼き飛ばし装置4によって
焼き飛ばしが完了した印刷版Pを受け取り、現像処理を
行う装置であり、印刷版を搬送する搬送手段と、この搬
送手段により搬送される印刷版に現像処理・水洗処理・
乾燥処理等を施す各処理部を有する。さらに、現像処理
部には現像処理により劣化する現像液に補充液を補充す
るための補充手段が設けられている(各手段は図示しな
い)。なお、現像・水洗・乾燥の各処理以外に、必要に
よりリンス処理やガム引き、バーニング処理等を行って
もよい。
【0031】ストッカー6は、現像後の印刷版Pをスト
ックしておくためのものである。このストッカー6にス
トックされた印刷版Pは、適宜オペレータにより図示し
ない印刷装置に運ばれ、印刷に用いられる。
【0032】制御装置7は、マイクロコンピュータ等か
らなり、前記システム全体を制御するとともに、後述す
る印刷版Pの画像面積の演算を行うためのものである。
なお、この例ではシステムの制御と画像面積の演算とを
同じ制御装置7で行っているが、別の構成にしても良
い。
【0033】次に、図5のフローチャートを用いて、前
記印刷版作成システムにおける印刷版の作成工程及び画
像面積測定工程について説明する。
【0034】図において、まずステップS1ではオペレ
ータにより印刷版Pの作成に係る準備が行われる。例え
ば、前記多面焼付データの作成や原版フイルムFの載置
台12への装填等である。この多面焼付データは、原版
フイルムFを印刷版Pへ焼き付ける位置や回数を定めた
ものである。
【0035】また、ステップS1では焼付装置1が作動
して、原版フイルムFや印刷版Pの載置等も行われる。
印刷版Pの載置は、まずX軸架台17がコンベア3側に
移動し、前記印刷版搬送アーム20が予め隣接した位置
にある搬送台31から印刷版Pを受け取る。次いで、X
軸架台17が載置台12側へ移動し、印刷版Pを焼付台
11上に載置する。この状態では、原版搬送アーム21
は載置台12上に位置する。そして、原版搬送アーム2
1は載置台12から原版フイルムFを1枚取り上げる。
次いで、X軸架台17がコンベア3側に戻り、原版搬送
アーム21が供給台13上に位置したところで原版フイ
ルムFを供給台13上に載置する。
【0036】次に、ステップS2では、前記X軸架台1
7及びY軸架台16が移動して原版ホルダー14が供給
台13上に位置決めされ、供給台13上の原版フイルム
Fが原版ホルダー14に保持される。このX軸架台17
が載置台12側へ移動する時に、同時に前記読取手段2
を動作させて供給台13上の原版フイルムFの画像を読
み取る。この読取装置2では、原版フイルムFの画像が
2値で読み取られる。ここで、原版フイルムFは画像焼
き付けられた印刷版よりも白黒のコントラストが遙かに
大きいため、従来のように印刷版を直接読み取る場合に
比べ、2値化を行うときのスレッシュレベルの設定等が
容易となる。
【0037】前記原版フイルムFの画像の読み取りが完
了すれば、読み取られた画像データは制御装置7へデー
タ転送され、制御装置7はこれらのデータを読み取った
原版フイルムF順に図示しない記憶手段へ記憶してお
く。なお、原版フイルムF毎に予め識別コードを付与し
ておき、その識別コード毎に前記画像データを記憶して
おいいてもよい。また、読取手段2は多値で画像を読み
取るようにして、制御装置7側で2値に変換するように
しても良い。
【0038】次に、ステップS3では、焼付装置2によ
り多面焼付データに基づいて印刷版Pが作成される。す
なわち、原版ホルダー14が移動して原版フイルムFを
印刷版P上に位置決めし、次いで真空密着及び露光を行
う。
【0039】ステップS4では、多面焼付データに基づ
いて当該焼付中の印刷版Pに対し全ての原版フイルムF
の焼き付けが終了したかどうかが制御装置7により確認
される。ここで、印刷版Pに対する全ての焼付が終了し
ていない場合においては、原版ホルダー14に保持した
原版フイルムFを排出アーム18により受け取って排出
台19へ排出する。そして、原版搬送アーム21により
次の原版フイルムFを載置台12から供給台13へ搬送
し、再度ステップS2及びS3を実行する。ステップS
4で全ての焼付が終了していると判断されれば、ステッ
プS5へ進む。
【0040】ステップS5では、焼き付けられた印刷版
Pが前記印刷版搬送アーム20によりコンベア3へ排出
される。そして、印刷版Pは、コンベア3により焼き飛
ばし装置4に搬送され、焼き飛ばし装置4及び現像装置
5により各々処理がなされる。そして、処理後の印刷版
Pはストッカー6にストックされる。
【0041】一方、印刷版の焼付が完了すれば、前記多
面焼付データが焼付装置1から制御装置7へ転送され、
制御装置7はこれらのデータを図示しない記憶手段へ記
憶しておく。
【0042】ステップS6では、前記多面焼付データの
送信にともない、制御装置7により印刷版Pの画像面積
の演算が行われる。このステップS6においては、図6
及び図7に示すフローチャートのように、2種の画像面
積の演算が行われる。ここで、図6に示す画像面積の演
算は、現像装置5に用いる印刷版上の総画像面積を演算
する手順であり、図7に示す画像面積の演算は、図示し
ない印刷装置に用いるための印刷版の所定分割領域毎の
絵柄面積を演算する手順である。なお、必要なければ上
記いずれか一方のみの演算だけでもよい。
【0043】図6のフローチャートに示す演算について
説明する。まず、ステップS61では制御装置7におい
て原版フイルムFの画像面積が演算される。すなわち読
取装置2から転送された画像データは2値であるため、
画像を形成するドットの個数を計数し、予め求めておい
た単位ドット当たりの面積と乗算することで画像面積を
求めることができる。このステップでは、各画像データ
に基づいて原版フイルムF順に画像面積を求めておく。
なお、原版フイルムF毎の画像面積の演算は、画像デー
タが送信されてきた都度に演算しておいてもよい。
【0044】次にステップS62では、制御装置7にお
いて前記多面焼付データに基づいて印刷版Pに焼き付け
られた順に焼き付けられた回数分だけ原版フイルムFの
画像面積を加算する。全ての原版フイルムFの画像面積
が加算されれば、印刷版Pの総画像面積が得られる。
【0045】例えば、図3に示す印刷版Pであれば、画
像Gの画像面積の4倍が総画像面積となる。このステッ
プで得られた印刷版の総画像面積は、現像装置5へ送信
される。現像装置5ではこの総画像面積データに基づい
て、現像液等の補充量を決定し、補充を行うことができ
る。
【0046】次に図7のフローチャートに示す演算につ
いて説明する。まず、ステップ65において、原版フイ
ルムFの2値画像データを、多面焼付データに基づいて
ビットマップ上に配置する。図4は、この配置を説明す
るための図である。図4において、所定のメモリ空間上
にビットマップ領域Mを設置し、この上に仮想的に印刷
版Pに相当する仮想印刷版領域Qを定める。この仮想印
刷版領域Q上に、前記多面焼付データに基づいて、全て
の原版フイルムFに対応する2値の画像データGnを配
置する。
【0047】次に、ステップS66では、印刷装置のイ
ンキ壺装置におけるインキの供給幅に対応して設定され
た分割領域Rn毎に、画像を形成するドットの個数が計
数される。そして、この計数値に単位ドット当たりの面
積を乗算することにより各分割領域Rn毎の画像面積が
得られる。
【0048】このステップで得られた分割領域毎の画像
面積データは、制御装置7により印刷装置へ転送され
る。そして印刷装置により当該印刷版Pの印刷を行う時
には、当該分割領域Rn毎の画像面積データを用いてイ
ンキ供給量の設定を自動で行なうことができる。
【0049】〔他の実施の形態〕
【0050】1.読取装置2は焼付装置1に付設するの
ではなく、独立して設けても良い。また、焼付装置1の
別の場所、例えば原版ホルダー14に設けても良い。
【0051】2.印刷版Pの総画像面積のみを測定する
場合は、原版フイルムFの透過光量を集光し光電変換す
ればよいので、上記実施の形態で示したラインセンサー
を有するスキャナでなくてもよい。例えば、原版フイル
ムFを透過する光を所定の光学系で集め、1個の光電変
換センサーで変換することにより原版フイルムの総画像
面積をもとめることができる。この場合、ラインセンサ
ーを用いるよりもより安価に構成できる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明においては、原版フイル
ムの画像面積を測定し、多面付けデータに基づいて印刷
版に焼き付ける全ての原版フイルムの画像面積を加算し
て印刷版の画像面積を演算するようにしたので、印刷版
を直接走査読み取りする場合に比べて、小さな読取手段
により印刷版の画像面積測定が可能になる。従って、シ
ステム自体を小型かつ低価格にすることができる。また
印刷版に比べて原版フイルムの方がコントラスト比が高
いため、2値化のときのスレッシュレベルの調整等が容
易となる。
【0053】請求項2の発明においては、原版フイルム
の画像データを読み取り、多面付けデータに基づいて印
刷版に焼き付ける全ての原版フイルムの画像データをビ
ットマップ上に配置して印刷版上の分割領域毎の画像面
積を演算するようにしたので、印刷版を直接走査読み取
りする場合に比べて、小さな読取手段により印刷版の分
割領域毎の画像面積測定が可能になる。従って、システ
ム自体を小型かつ低価格にすることができる。また印刷
版に比べて原版フイルムの方がコントラスト比が高いた
め、2値化のときのスレッシュレベルの調整等が容易と
なる。
【0054】請求項3の発明においては、焼付装置自体
に原版フイルムの画像を読み取る読取手段を設けたの
で、装置がよりコンパクトになるとともに、画像面積測
定工程をより簡易にすることができる。
【0055】請求項4に記載の発明においては、焼付装
置の架台に前記読取手段を設置し、架台の移動により読
取手段を走査移動させるようにしたので、読取手段の移
動機構を別途設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る印刷版の画像面積測定方法が用
いられる一実施の形態である印刷版作成システムの斜視
図。
【図2】上記印刷版作成システムで用いられる焼付装置
の斜視図。
【図3】原版フイルムFの印刷版Pにおける多面焼付を
説明するための図。
【図4】分割領域毎の画像面積の演算を説明するための
図。
【図5】この発明に係る画像面積測定方法のフローチャ
ート。
【図6】この発明に係る画像面積測定方法のフローチャ
ート。
【図7】この発明に係る画像面積測定方法のフローチャ
ート。
【符号の説明】
1 焼付装置 2 読取手段 5 現像装置 7 制御装置 16 Y軸架台 17 X軸架台 F 原版フイルム P 印刷版 G、Gn 画像(画像データ) Rn 分割領域 M ビットマップ領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原版フイルムの画像を多面焼付データに
    応じて印刷版に焼き付ける焼付装置により印刷版を作成
    する印刷版作成工程における印刷版の画像面積測定方法
    であって、 原版フイルムの画像を読み取って画像面積を測定する原
    版フイルム画像面積測定工程と、 前記原版フイルム画像面積測定工程で得た原版フイルム
    の画像面積を、前記多面焼付データに応じて加算して、
    印刷版上の総画像面積を演算する印刷版総画像面積演算
    工程と、 からなることを特徴とする印刷版作成工程における印刷
    版の画像面積測定方法。
  2. 【請求項2】 原版フイルムを多面焼付データに応じて
    印刷版に焼き付ける焼付装置により印刷版を作成する印
    刷版作成工程における印刷版の画像面積測定方法であっ
    て、 原版フイルムの画像を読み取って画像データを得る原版
    フイルム読取工程と、 前記原版フイルムの画像データを前記多面焼付データに
    応じてビットマップ上に配置する画像データ配置工程
    と、 前記ビットマップ上に配置された画像データから、印刷
    版上の所定の分割領域における画像面積を演算する分割
    領域画像面積演算工程と、 からなることを特徴とする印刷版作成工程における印刷
    版の画像面積測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の印刷版作成工
    程における印刷版の画像面積測定方法に用いる焼付装置
    であって、 装填された原版フイルムの画像を読み取る読取手段を設
    けたことを特徴とする焼付装置。
  4. 【請求項4】 前記焼付装置は、原版フィルムを供給す
    るための供給部と、前記供給部上に載置された原版フイ
    ルムを保持して印刷版に対し相対的に移動する架台とを
    有するとともに、前記読取手段が前記架台に設置されて
    おり、前記架台の移動により前記供給部上に載置された
    原版フィルムに対して前記読取手段を走査移動させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項3に記載の焼付装置。
JP8354899A 1996-12-20 1996-12-20 印刷版作成工程における印刷版の画像面積測定方法及びそれに用いる焼付装置 Pending JPH10186524A (ja)

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