JP7315673B2 - 印刷パラメータ設定装置 - Google Patents

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Description

本明細書は、印刷パラメータ設定装置に関する技術を開示する。
特許文献1に記載の印刷方法は、印刷済み基板に対する再印刷時に、印刷機の駆動の制御に用いられる印刷パラメータを変更する。具体的には、印刷機は、基板上昇動作の最終段階で印刷済み基板の上昇速度を1回目のスクリーン印刷時よりも遅くして、印刷済み基板をスクリーンマスクの下面に緩やかに接触させる。これにより、特許文献1に記載の印刷方法は、印刷済み基板とスクリーンマスクの接触時の衝撃を軽減して、印刷済み基板の印刷パターンの滲みを防止しようとしている。
特許文献2に記載の対基板作業システムでは、回路基板には、基板IDを示す基板ID記録部(例えば、バーコード)が付加されている。また、登録ジョブリストには、基板IDごとに実施の有無のデータが対応付けられている。そして、生産管理コンピュータは、バーコードリーダが読み取った基板IDに対応する実施の有無のデータに基づいて、回路基板の再投入の有無を判定する。生産管理コンピュータは、回路基板が再投入されたものであると判定すると、回路基板の収縮量および反り量に基づいて、部品実装ラインのレール幅を変更する。これらにより、特許文献2に記載の対基板作業システムは、リフロー処理された回路基板の再投入の有無を判断して、適切なレール幅を設定しようとしている。
特開2007-245435号公報 国際公開第2015/122011号
しかしながら、特許文献1に記載の印刷方法では、作業者の手動入力によってスクリーン印刷装置の制御モードが通常スクリーン印刷(1回目のスクリーン印刷)から再印刷(2回目以降のスクリーン印刷)に切り替えられる。そのため、作業者の制御モードの変更忘れ、変更ミスなどによって、適切な印刷パラメータが設定されない可能性がある。また、特許文献2に記載の対基板作業システムは、リフロー処理された回路基板の再投入の有無を判断して適切なレール幅を設定するものであり、印刷機に搬入された基板が印刷済み基板であるか否かを判別して印刷パラメータを設定するものではない。
なお、特許文献1には、画像処理技術などにより印刷済み基板と未印刷の回路基板とを自動判別する機能を搭載して、自動判別結果に基づいて、スクリーン印刷装置の制御モードを、通常スクリーン印刷または再印刷に自動的に切り替えるようにしても良いことが記載されている。しかしながら、特許文献1には、自動判別機能の具体的形態が記載されていない。
このような事情に鑑みて、本明細書は、印刷機に搬入された基板が、はんだを印刷した印刷済み基板であるか否かを好適に判別して、判別した印刷済み基板に対して適切な印刷パラメータを設定可能な印刷パラメータ設定装置を開示する。
本明細書は、第一判別部と、設定部とを備える第一の印刷パラメータ設定装置を開示する。前記第一判別部は、基板に設けられる基板識別部から取得した基板識別情報に基づいて、印刷機に搬入された前記基板が、はんだを印刷した印刷済み基板であるか否かを判別する。前記設定部は、前記第一判別部によって判別された前記印刷済み基板に対して、前記はんだを再度印刷するときの前記印刷機の駆動の制御に用いられる印刷パラメータを設定する。
また、本明細書は、第二判別部と、設定部とを備える第二の印刷パラメータ設定装置を開示する。前記第二判別部は、基板に設けられる位置決め基準部を含む前記基板の所定領域を撮像した撮像画像に基づいて、印刷機に搬入された前記基板が、はんだを印刷した印刷済み基板であるか否かを判別する。前記設定部は、前記第二判別部によって判別された前記印刷済み基板に対して、前記はんだを再度印刷するときの前記印刷機の駆動の制御に用いられる印刷パラメータを設定する。
第一の印刷パラメータ設定装置によれば、第一判別部および設定部を備える。よって、第一の印刷パラメータ設定装置は、基板識別部から取得した基板識別情報に基づいて、印刷機に搬入された基板が印刷済み基板であるか否かを判別して、判別した印刷済み基板に対して適切な印刷パラメータを設定することができる。
第二の印刷パラメータ設定装置によれば、第二判別部および設定部を備える。よって、第二の印刷パラメータ設定装置は、位置決め基準部を含む基板の所定領域を撮像した撮像画像に基づいて、印刷機に搬入された基板が印刷済み基板であるか否かを判別して、判別した印刷済み基板に対して適切な印刷パラメータを設定することができる。
対基板作業ラインWMLの構成例を示す構成図である。 印刷機WM1の構成例を示す一部断面図である。 表示装置40の出力例を示す模式図である。 表示装置40の他の出力例を示す模式図である。 第一の印刷パラメータ設定装置100の制御ブロックの一例を示すブロック図である。 第一の印刷パラメータ設定装置100による制御手順の一例を示すフローチャートである。 第一の印刷パラメータ設定装置100の記憶部53による制御手順の一例を示すフローチャートである。 基板90の一例を示す模式図である。 第二の印刷パラメータ設定装置200の制御ブロックの一例を示すブロック図である。 第二の印刷パラメータ設定装置200による制御手順の一例を示すフローチャートである。
1.実施形態
1-1.対基板作業ラインWMLの構成例
対基板作業ラインWMLでは、基板90に所定の対基板作業を行う。本実施形態の対基板作業ラインWMLは、印刷機WM1を備えていれば良く、対基板作業ラインWMLを構成する対基板作業機WMの種類および数は、限定されない。図1に示すように、本実施形態の対基板作業ラインWMLは、印刷機WM1、印刷検査機WM2、部品装着機WM3、リフロー炉WM4および外観検査機WM5の複数(5つ)の対基板作業機WMを備えており、基板90は、基板搬送装置によって、この順に搬送される。
印刷機WM1は、基板90の複数の部品の装着位置に、はんだ80を印刷する。印刷検査機WM2は、印刷機WM1によって印刷されたはんだ80の印刷状態を検査する。部品装着機WM3は、印刷機WM1によってはんだ80が印刷された基板90(印刷済み基板90a)に複数の部品を装着する。部品装着機WM3は、一つであっても良く、複数であっても良い。部品装着機WM3が複数設けられる場合は、複数の部品装着機WM3が分担して、複数の部品を装着することができる。
リフロー炉WM4は、部品装着機WM3によって複数の部品が装着された基板90を加熱し、はんだ80を溶融させて、はんだ付けを行う。外観検査機WM5は、部品装着機WM3によって装着された複数の部品の装着状態などを検査する。このように、対基板作業ラインWMLは、複数(5つ)の対基板作業機WMを用いて、基板90を順に搬送し、検査処理を含む生産処理を実行して基板製品900を生産することができる。なお、対基板作業ラインWMLは、例えば、機能検査機、バッファ装置、基板供給装置、基板反転装置、シールド装着装置、接着剤塗布装置、紫外線照射装置などの対基板作業機WMを必要に応じて備えることもできる。
対基板作業ラインWMLを構成する複数(5つ)の対基板作業機WMおよび管理装置WMCは、通信部LCによって電気的に接続されている。通信部LCは、有線または無線によって、これらを通信可能に接続する。また、通信方法は、種々の方法をとり得る。本実施形態では、複数(5つ)の対基板作業機WMおよび管理装置WMCによって、構内情報通信網(LAN:Local Area Network)が構成されている。これにより、複数(5つ)の対基板作業機WMは、通信部LCを介して、互いに通信することができる。また、複数(5つ)の対基板作業機WMは、通信部LCを介して、管理装置WMCと通信することができる。
管理装置WMCは、対基板作業ラインWMLを構成する複数(5つ)の対基板作業機WMの制御を行い、対基板作業ラインWMLの動作状況を監視する。管理装置WMCには、複数(5つ)の対基板作業機WMを制御する種々の制御データが記憶されている。管理装置WMCは、複数(5つ)の対基板作業機WMの各々に制御データを送信する。また、複数(5つ)の対基板作業機WMの各々は、管理装置WMCに動作状況および生産状況を送信する。
管理装置WMCには、データサーバDSVを設けることができる。データサーバDSVは、例えば、対基板作業機WMが対基板作業に関して取得した取得データを保存することができる。例えば、対基板作業機WMによって撮像された種々の画像データなどは、取得データに含まれる。対基板作業機WMによって取得された稼働状況の記録(ログデータ)などは、取得データに含まれる。
また、データサーバDSVは、基板90の生産に関する種々の生産情報を保存することもできる。例えば、部品の種類ごとの形状に関する情報、電気的特性に関する情報、部品の取り扱い方法に関する情報などの部品データは、生産情報に含まれる。また、印刷検査機WM2、外観検査機WM5などの検査機による検査結果は、生産情報に含まれる。さらに、基板製品900の品質情報(トレーサビリティ情報)は、生産情報に含まれる。
1-2.印刷機WM1の構成例
本実施形態の印刷機WM1は、スキージ34によって、はんだ80をマスク70に沿って移動させて基板90に印刷処理を実行する。図2に示すように、印刷機WM1は、基板搬送装置10と、マスク支持装置20と、スキージ移動装置30と、表示装置40と、制御装置50とを備えている。なお、基板90の搬送方向(紙面に垂直な方向)をX軸方向とし、X軸に直交する印刷機WM1の前後方向(図2の左右方向)をY軸方向とし、X軸およびY軸に直交する鉛直方向(図2の上下方向)をZ軸方向とする。
基板搬送装置10は、印刷対象の基板90を搬送する。基板90は、回路基板であり、電子回路および電気回路のうちの少なくとも一方が形成される。基板搬送装置10は、印刷機WM1の基台BS1に設けられる。基板搬送装置10は、例えば、X軸方向に延びるベルトコンベアによって、パレット上に配置された基板90を搬送する。
基板搬送装置10は、印刷機WM1に搬入された基板90を保持する基板保持部11を備えている。基板保持部11は、マスク70の下方に設けられており、例えば、送りねじ機構などの直動機構によってZ軸方向に昇降可能に構成されている。具体的には、基板保持部11は、基板90の搬送時に下降しており、基板90が所定位置に搬送されると、基板90と共に上昇して、マスク70の下面に基板90の上面を密着させた状態で、基板90を保持する。
マスク支持装置20は、基板搬送装置10の上方に設けられている。マスク支持装置20は、一対の支持台によってマスク70を支持する。一対の支持台は、正面方向視の印刷機WM1の左側(図2の紙面奥側であり図示されている。)および右側(図2の紙面手前側であり同図において図示されいない。)に配置され、Y軸方向に沿って延びるように形成されている。
なお、図2は、印刷機WM1をY軸方向に沿って切断した一部断面図であり、側面方向視の印刷機WM1の内部と、マスク70および基板90の断面とが模式的に示されている。マスク70には、基板90の配線パターン上の所定位置(後述するパッド部94に相当)において貫通する開口部71が形成されている。マスク70は、例えば、外周縁に設けられる枠部材を介して、マスク支持装置20に支持される。
スキージ移動装置30は、スキージ34をマスク70に垂直な方向(Z軸方向)に昇降させるとともに、スキージ34をマスク70の上面においてY軸方向に移動させる。スキージ移動装置30は、ヘッド駆動装置31と、スキージヘッド32と、一対の昇降装置33,33と、一対のスキージ34,34とを備えている。ヘッド駆動装置31は、印刷機WM1の上部側に配置されている。ヘッド駆動装置31は、例えば、送りねじ機構などの直動機構によって、スキージヘッド32をY軸方向に移動させることができる。
スキージヘッド32は、ヘッド駆動装置31の直動機構を構成する移動体にクランプして固定される。スキージヘッド32は、一対の昇降装置33,33を保持する。一対の昇降装置33,33の各々は、スキージ34を保持し、互いに独立して駆動することができる。一対の昇降装置33,33の各々は、例えば、エアーシリンダなどのアクチュエータを駆動させて、保持するスキージ34を昇降させる。
一対のスキージ34,34は、マスク70の上面を摺動して、マスク70の上面に供給されたはんだ80をマスク70に沿って移動させる。はんだ80は、クリームはんだ(はんだペースト)を用いることができる。はんだ80がマスク70の開口部71から基板90に刷り込まれて、マスク70の下面側に配置された基板90に、はんだ80が印刷される。本実施形態では、一対のスキージ34,34の各々は、印刷方向(Y軸方向)に直交するX軸方向に沿って延びるように形成されている板状部材である。
一対のスキージ34,34のうちの前側(図2の左側)のスキージ34は、前側から後側に向かってはんだ80を移動させる印刷処理に用いられ、印刷機WM1の前側から後側に向かう方向を進行方向とする。一対のスキージ34,34のうちの後側(図2の右側)のスキージ34は、後側から前側に向かってはんだ80を移動させる印刷処理に用いられ、印刷機WM1の後側から前側に向かう方向を進行方向とする。また、いずれのスキージ34においても、進行方向と反対の方向を後退方向とする。
一対のスキージ34,34の各々は、進行側に位置する前面部が下方を向くように傾斜して昇降装置33に保持されている。換言すれば、一対のスキージ34,34の各々は、後退側に位置する背面部が上方を向くように傾斜して昇降装置33に保持されている。一対のスキージ34,34の各々の傾斜角度は、昇降装置33の下部に設けられている調整機構によって調整される。
表示装置40は、印刷機WM1の作業状況を表示することができる。また、表示装置40は、タッチパネルにより構成されており、印刷機WM1の使用者による種々の操作を受け付ける入力装置としても機能する。例えば、印刷機WM1の使用者は、図3Aの破線BL1で囲まれる操作部BP11~操作部BP41を操作することにより、表示装置40に作業フェーズを表示させることができる。
使用者が操作部BP11を操作すると、表示装置40は、生産プログラムの作成段階における作業を表示する。使用者が操作部BP21を操作すると、表示装置40は、生産段階における作業を表示する。使用者が操作部BP31を操作すると、表示装置40は、片付け段階における作業を表示する。使用者が操作部BP41を操作すると、表示装置40は、エラー発生段階における作業を表示する。
また、表示装置40は、各作業フェーズにおける作業状況を表示することができる。図3Aは、基板製品900の生産中の表示例(生産段階における作業の表示例)を示している。例えば、生産モードは、「PRODUCTION」(製品生産中)であり、印刷機WM1の前工程における待ち時間、印刷機WM1におけるサイクルタイムおよび印刷機WM1の後工程に対する待ち時間が表示されている(同図では、いずれも「0:00」)。また、生産予定枚数に対する生産枚数(同図では、「0/10000」であり、生産予定枚数は、10000枚である。)、はんだ80の補給間隔(同図では、「0/100」であり、100枚印刷する毎にはんだ80を補給する。)が表示されている。
さらに、手動クリーニング間隔(同図では、「0/10」であり、印刷機WM1の使用者は、10枚印刷する毎にマスク70のクリーニングを手作業で行う。)が表示されている。また、第一自動クリーニング間隔(同図では、「0/2」であり、印刷機WM1は、2枚印刷する毎にマスク70の湿式クリーニングを自動で行う。)、第二自動クリーニング間隔(同図では、「0/1」であり、印刷機WM1は、1枚印刷する毎にマスク70の乾式クリーニングを自動で行う。)が表示されている。さらに、使用者が操作部BP51を操作すると、後述する印刷パラメータが表示される。
また、印刷機WM1の使用者は、作業フェーズを選択した後に、破線BL2で囲まれる操作部(同図では、操作部BP22~操作部BP24が図示されている。)を操作することにより、各作業フェーズにおける作業の選択または入力が可能になる。例えば、生産段階が選択されている(操作部BP21が操作されている)ときに、使用者が操作部BP22を操作すると、印刷機WM1は、一枚生産を停止する。使用者が操作部BP23を操作すると、印刷機WM1は、クリーニングを開始する。使用者が操作部BP24を操作すると、印刷機WM1は、はんだ80を印刷した印刷済み基板90aに対して、はんだ80を再度印刷する。
制御装置50は、公知の演算装置および記憶装置を備えており、制御回路が構成されている。制御装置50は、図1に示す通信部LCを介して、管理装置WMCと通信可能に接続されており、各種データを送受信することができる。制御装置50は、生産プログラム、各種センサの検出結果などに基づいて、基板搬送装置10、マスク支持装置20、スキージ移動装置30および表示装置40を駆動制御することができる。
図4に示すように、制御装置50は、制御ブロックとして捉えると、第一判別部51aと、設定部52と、記憶部53と、管理部54と、印刷制御部55とを備えている。また、制御装置50には、記憶装置60が設けられている。第一判別部51a、設定部52、記憶部53および管理部54の説明は、後記されている。
印刷制御部55は、記憶装置60に記憶されている各種情報および印刷機WM1に設けられている各種センサの検出結果を取得する。記憶装置60は、例えば、ハードディスク装置などの磁気記憶装置、フラッシュメモリなどの半導体素子を使用した記憶装置などを用いることができる。記憶装置60には、印刷機WM1を駆動させる生産プログラムなどが記憶される。
印刷制御部55は、例えば、スキージ移動装置30を駆動制御する。印刷制御部55は、上記の各種情報および検出結果などに基づいて、スキージ移動装置30に制御信号を送出する。これにより、スキージヘッド32に保持されている一対のスキージ34,34のY軸方向の位置およびZ軸方向の位置(高さ)、並びに、移動速度および傾斜角度が制御される。そして、既述したように一対のスキージ34,34が駆動制御されて、マスク70の下面側に配置された基板90に、はんだ80が印刷される。
1-3.第一の印刷パラメータ設定装置100の構成例
印刷検査機WM2によって、印刷不良と判断された基板90であっても、印刷機WM1によって再度、はんだ80を印刷することにより、印刷不良を解消可能な場合がある。例えば、はんだ80の欠け、かすれなどは、上記方法によって、印刷不良を解消可能な場合が多い。なお、はんだ80の欠けは、印刷されたはんだ80の面積が目標値に対して小さい状態をいう。はんだ80のかすれは、印刷されたはんだ80の高さが目標値に対して低い状態をいう。
はんだ80を印刷した印刷済み基板90aに対して、はんだ80を再度印刷する場合、はんだ80が印刷されていない基板90と比べて、基板90の状態が異なるので、印刷品質を向上させるために、印刷機WM1の駆動の制御に用いられる印刷パラメータを、印刷済み基板90aの印刷に適したものに設定する必要がある。このとき、例えば、印刷機WM1の使用者による印刷機WM1の操作に起因して、印刷済み基板90aの印刷に適した印刷パラメータを設定することが想定される。
例えば、基板製品900の生産中に印刷機WM1の使用者によって図3Aに示す操作部BP24が操作されて、印刷済み基板90aを搬入可能になると、表示装置40は、図3Bに示す画面を表示して、印刷機WM1の使用者に印刷済み基板90aの搬入を案内する。使用者は、案内に従って、印刷機WM1の扉部を開いて(1の状態)、印刷済み基板90aを搬入する(2の状態)。このとき、図2に示す基板保持部11は、下降した状態にあり、印刷済み基板90aの搬入が可能になっている。印刷済み基板90aが搬入されると、使用者は、印刷機WM1の扉部を閉じて(3の状態)、準備完了ボタンを操作して(4の状態)、開始ボタンを操作する(5の状態)。
印刷機WM1は、図3Aに示す操作部BP24が操作された印刷では、印刷済み基板90aの印刷に適した印刷パラメータを設定する。印刷済み基板90aの印刷に適した印刷パラメータは、予め使用者が操作部BP11を操作して、生産プログラムの作成段階において登録しておく。このように、印刷機WM1の使用者による印刷機WM1の操作に起因して、印刷済み基板90aの印刷に適した印刷パラメータを設定しようとすると、使用者による印刷パラメータの変更忘れ、変更ミスなどによって、適切な印刷パラメータが設定されない可能性がある。
また、例えば、印刷済み基板90aを識別可能な識別信号を用いて、印刷済み基板90aの印刷に適した印刷パラメータを設定することが想定される。例えば、図1に示すように、対基板作業ラインWMLは、リターンコンベアRCVを備えることができる。リターンコンベアRCVは、印刷検査機WM2によって、印刷不良と判断された印刷済み基板90aのうち、印刷機WM1が再度、はんだ80を印刷することにより、印刷不良を解消可能な印刷済み基板90aを印刷機WM1に返送する。
この場合、印刷機WM1には、はんだ80が印刷されていない基板90および印刷済み基板90aの二種類の基板を搬入可能になるので、リターンコンベアRCVは、自身が搬送する基板90が印刷済み基板90aであることを示す識別信号を印刷機WM1に送信する。印刷機WM1は、リターンコンベアRCVから上記識別信号を受信したときに、搬入された基板90が印刷済み基板90aであると判断して、印刷済み基板90aの印刷に適した印刷パラメータを設定する。このように、印刷済み基板90aを識別可能な識別信号を用いて、印刷済み基板90aの印刷に適した印刷パラメータを設定しようとすると、印刷機WM1とリターンコンベアRCVの間のインターフェースが複雑になり、制御が煩雑になる可能性がある。
そこで、本明細書は、印刷機WM1に搬入された基板90が、はんだ80を印刷した印刷済み基板90aであるか否かを好適に判別して、判別した印刷済み基板90aに対して適切な印刷パラメータを設定可能な第一の印刷パラメータ設定装置100および第二の印刷パラメータ設定装置200を開示する。
第一の印刷パラメータ設定装置100は、第一判別部51aと、設定部52とを備えている。また、第一の印刷パラメータ設定装置100は、記憶部53および管理部54のうちの少なくとも一方をさらに備えると好適である。図4に示すように、本実施形態の第一の印刷パラメータ設定装置100は、第一判別部51aと、設定部52と、記憶部53と、管理部54とを備えている。
第一の印刷パラメータ設定装置100は、図5Aおよび図5Bに示すフローチャートに従って、制御を実行する。第一判別部51aは、ステップS11~ステップS14に示す処理および判断を行う。設定部52は、ステップS15に示す処理を行う。記憶部53は、ステップS21~ステップS23に示す処理および判断を行う。管理部54は、ステップS16に示す処理を行う。
1-3-1.第一判別部51aおよび記憶部53
第一判別部51aは、基板90に設けられる基板識別部91から取得した基板識別情報に基づいて、印刷機WM1に搬入された基板90が、はんだ80を印刷した印刷済み基板90aであるか否かを判別する(図5Aに示すステップS11~ステップS14)。
基板識別部91は、複数の基板90の中から一の基板90を特定可能な基板識別情報を保持可能であれば良く、限定されない。基板識別部91が基板90に設けられる点を考慮すると、基板識別部91は、一次元コード若しくは二次元コードまたは無線タグであると好適である。一次元コード若しくは二次元コードは、複数の基板90の中から一の基板90を特定可能な基板識別情報を示し、無線タグは、当該基板識別情報を記憶する。図6に示すように、基板識別部91は、基板90の外縁部に設けられている。
基板識別部91として一次元コード若しくは二次元コードが用いられる場合、コード読み取り機が基板識別部91を読み取り、基板識別情報を取得する。コード読み取り機は、例えば、図2および図4に示すマークカメラFC1に設けることができる。マークカメラFC1は、図2に示す基板保持部11が下降した状態のときに基板90が搬送されると、図6に示す基板90に設けられる位置決め基準部92に移動して、位置決め基準部92を含む基板90の所定領域SA1を撮像する。同様にして、マークカメラFC1は、マスク70の位置決め基準部(図示略)を含む所定領域を撮像する。
制御装置50は、撮像された撮像画像を画像処理して、基板90の位置決め基準部92と、マスク70の位置決め基準部を認識する。基板搬送装置10は、両者の位置ずれを補正するように、搬送された基板90の位置を調整して、基板90を位置決めする。基板90が位置決めされると、第一判別部51aは、図6に示す基板90の基板識別部91にマークカメラFC1を移動させて、マークカメラFC1のコード読み取り機が基板識別部91を読み取り、基板識別情報を取得することができる。
基板識別部91として無線タグが用いられる場合、無線機RF1が無線タグと無線通信を行って、無線タグに記憶されている基板識別情報を取得する。無線機RF1は、無線タグと無線通信可能な範囲に設けることができ、例えば、図2に示す印刷機WM1の内部に設けることができる。第一判別部51aは、印刷機WM1に基板90が搬入されると、無線機RF1に無線通信を行わせて、基板90に設けられる無線タグに記憶されている基板識別情報を取得することができる。
第一判別部51aは、基板識別部91から取得した基板識別情報に基づいて、印刷機WM1に搬入された基板90が印刷済み基板90aであるか否かを判別することができれば良く、種々の形態を採用することができる。例えば、上述した無線タグには、非接触で種々の情報を書き込むことができるので、印刷機WM1の印刷済み情報、印刷検査機WM2の検査結果などの基板識別情報を含む種々の情報を記憶させることができる。これにより、第一判別部51aは、印刷機WM1に搬入された基板90が印刷済み基板90aであるか否かを容易に判別することができる。
また、印刷検査機WM2の検査結果には、印刷位置、印刷不良の状況などが含まれるので、印刷機WM1は、印刷検査機WM2の検査結果に基づいて、印刷機WM1によって再度、はんだ80を印刷することにより、印刷不良を解消可能であるか否かを容易に判断することもできる。印刷不良の状況には、例えば、はんだ80の欠け、滲み、かすれ、角立ち、ブリッジなどが含まれる。既述したように、はんだ80の欠け、かすれなどは、印刷機WM1によって再度、はんだ80を印刷することにより、印刷不良を解消可能な場合が多い。
基板識別部91として一次元コード若しくは二次元コードが用いられる場合、第一判別部51aは、記憶部53が記憶装置60に記憶させた基板識別情報を用いて、印刷済み基板90aであるか否かを判別すると好適である。記憶部53は、はんだ80の印刷状態を検査する印刷検査機WM2または印刷機WM1によって取得された印刷済み基板90aの基板識別情報を記憶装置60に記憶させる(図5Bに示すステップS21~ステップS23)。
既述したように、第一判別部51aは、印刷機WM1に基板90が搬入されると、マークカメラFC1のコード読み取り機を用いて基板識別部91を読み取り、基板識別情報を取得する。記憶部53は、記憶装置60に当該基板識別情報が記憶されていないときに、当該基板識別情報を記憶装置60に記憶させる(ステップS21)。
記憶部53は、印刷検査機WM2の検査結果を取得して、検査結果に含まれる基板識別情報を記憶装置60に記憶させることもできる。また、記憶部53は、検査結果に含まれる印刷位置、印刷不良の状況などを記憶装置60に記憶させることもできる。これらにより、印刷機WM1または印刷検査機WM2は、再印刷対象基板の基板識別情報リストを生成することができ、記憶装置60は、再印刷対象基板の基板識別情報リストを記憶することができる。基板識別情報リストには、印刷機WM1によって再度、はんだ80を印刷することにより、印刷不良を解消可能な印刷済み基板90aの基板識別情報が列挙される。また、基板識別情報リストには、印刷位置、印刷不良の状況などを含めることもできる。
なお、記憶装置60の記憶容量は、有限であるので、記憶装置60を有効活用するために所定のタイミングで、記憶装置60に記憶されている基板識別情報を削除すると良い。印刷済み基板90aの再印刷は、同一の生産プログラムによって印刷機WM1が駆動している間に発生する場合が多いので、記憶部53は、印刷機WM1を駆動させる生産プログラムが切り替わるときに、記憶装置60に記憶されている基板識別情報を削除すると好適である。
具体的には、記憶部53は、生産プログラムの切り替わりであるか否かを判断する(ステップS22)。生産プログラムが切り替わる場合(ステップS22で「Yes」の場合)、記憶部53は、記憶装置60に記憶されている基板識別情報を削除して(ステップS23)、制御は、一旦、終了する。当該生産プログラムが継続する場合(ステップS22で「No」の場合)、ステップS23に示す処理を行わないで、制御は、一旦、終了する。なお、図5Bに示す制御は、印刷機WM1に基板90が搬入される度に繰り返し実行される。
また、はんだ80が基板90に印刷されてから相当の時間が経過すると、印刷されたはんだ80が乾燥して、再印刷を行うことが困難になる。そこで、記憶部53は、基板識別情報を記憶装置60に記憶させてから所定時間経過したときに、記憶装置60に記憶されている基板識別情報を削除することもできる。所定時間は、印刷済み基板90aに再度、はんだ80を印刷することが可能な許容時間に基づいて設定することができる。
この場合、再印刷までの間に生産プログラムなどが切り替わる可能性があるので、記憶部53は、基板識別情報と共に、生産プログラム、印刷で使用した部材(例えば、はんだ80、マスク70、スキージ34など)を特定する印刷条件などを記憶装置60に記憶させておくと良い。そして、印刷機WM1は、印刷済み基板90aの再印刷時にセットされている生産プログラムおよび印刷条件が前回の印刷時と異なるときに、使用者にその旨を報知することができる。なお、記憶部53は、基板識別情報を記憶装置60に記憶させてから所定時間経過し、かつ、印刷機WM1を駆動させる生産プログラムが切り替わるときに、記憶装置60に記憶されている基板識別情報を削除することもできる。
第一判別部51aは、印刷機WM1に搬入された基板90の基板識別部91から取得した基板識別情報と、記憶装置60に記憶されている基板識別情報とが一致するときに、当該基板90が印刷済み基板90aであると判断すると好適である。具体的には、第一判別部51aは、印刷機WM1に基板90が搬入されると、マークカメラFC1のコード読み取り機を用いて基板識別部91を読み取り、基板識別情報を取得する。また、第一判別部51aは、記憶装置60に記憶されている基板識別情報(再印刷対象基板の基板識別情報リスト)を取得する(図5Aに示すステップS11)。
次に、第一判別部51aは、基板識別部91から取得した基板識別情報と、記憶装置60に記憶されている基板識別情報とが一致するか否かを判断する(ステップS12)。基板識別情報が一致する場合(ステップS12で「Yes」の場合)、第一判別部51aは、印刷機WM1に搬入された基板90が印刷済み基板90aであると判断する(ステップS13)。この場合、設定部52による印刷パラメータの設定、管理部54による再印刷の記録が行われる。
基板識別情報が一致しない場合(ステップS12で「No」の場合)、第一判別部51aは、印刷機WM1に搬入された基板90が印刷済み基板90aでない(はんだ80が印刷されていない基板90)と判断する(ステップS14)。この場合、設定部52による印刷パラメータの設定は行われず、通常の印刷パラメータ(初回印刷用の印刷パラメータ)が用いられる。また、管理部54による再印刷の記録は行われず、制御装置50は、初回印刷を記録する。
1-3-2.設定部52
設定部52は、第一判別部51aによって判別された印刷済み基板90aに対して、はんだ80を再度印刷するときの印刷機WM1の駆動の制御に用いられる印刷パラメータを設定する(図5Aに示すステップS15)。印刷パラメータは、印刷機WM1の駆動の制御に用いられるものであれば良く、限定されない。本実施形態の印刷パラメータは、印刷速度、印刷圧力、印刷方向、版離れ速度およびマスク70のクリーニング方法、並びに、印刷済み基板90aとマスク70を接触させるときの印刷済み基板90aの移動速度のうちの少なくとも一つを制御する際の制御パラメータであると好適である。
印刷速度は、印刷工程において、スキージ34が進行方向に移動するときの移動速度をいう。印刷圧力は、印刷工程において、スキージ34がマスク70に付与する圧力をいう。版離れ速度は、印刷工程の後に、印刷済み基板90aからマスク70を離すときの速度をいう。また、例えば、乾式、湿式(例えば、アルコールなどを塗布して清掃する方法)および吸引式(マスク70に残留する残留物を吸引して清掃する方法)のクリーニングは、マスク70のクリーニング方法に含まれる。
例えば、設定部52は、はんだ80が印刷されていない基板90にはんだ80を印刷するとき(以下、適宜、「1回目の印刷」という。)と比べて、印刷済み基板90aとマスク70を接触させるときの印刷済み基板90aの移動速度を低速に設定することができる。これにより、印刷機WM1は、印刷済み基板90aとマスク70を接触させるときの衝撃によってマスク70が振動して、印刷不良(例えば、はんだ80の滲みなど)が生じることを抑制できる。
また、設定部52は、1回目の印刷と比べて、印刷速度を低速に設定することができる。設定部52は、1回目の印刷と比べて、印刷圧力を高圧に設定することができる。設定部52は、1回目の印刷と比べて、印刷方向を変更することができる。設定部52は、1回目の印刷と比べて、版離れ速度を低速に設定することができる。これらにより、印刷機WM1は、印刷済み基板90aに対して、はんだ80を再度印刷するときの印刷品質を向上させることができる。
さらに、設定部52は、1回目の印刷と比べて、マスク70のクリーニング方法を変更することができる。例えば、設定部52は、1回目の印刷と比べて、クリーニング回数を増加することができる。例えば、1回目の印刷において、印刷前または印刷後に1回のクリーニングを行った場合、設定部52は、2回目以降の印刷において、印刷の前後にクリーニングを行うように設定することができる。これにより、印刷機WM1は、印刷済み基板90aに対して、はんだ80を再度印刷するときの印刷品質を向上させることができる。
また、印刷機WM1を駆動させる生産プログラムが異なると、適切な印刷パラメータも異なるので、設定部52は、印刷機WM1を駆動させる生産プログラムごとに印刷パラメータを設定することができる。これにより、設定部52は、生産プログラム毎に適切な印刷パラメータを設定することができる。
さらに、設定部52は、はんだ80が印刷されていない基板90にはんだ80を印刷するときの印刷パラメータに対して所定係数を乗じて、印刷済み基板90aに対してはんだ80を再度印刷するときの印刷パラメータを設定することができる。これにより、印刷パラメータの設定が容易になる。
所定係数は、例えば、印刷専門のエンジニアのこれまでの経験、当該印刷パラメータを用いた印刷実績などに基づいて決定することができる。所定係数は、複数の印刷パラメータにおいて同一係数を用いても良く、印刷パラメータ毎に異なる係数を用いても良い。なお、設定部52は、はんだ80が印刷されていない基板90にはんだ80を印刷するときの印刷パラメータに対して所定係数を乗じて、印刷済み基板90aに対してはんだ80を再度印刷するときの印刷パラメータを決定し、印刷パラメータを生産プログラムごとに設定することもできる。
また、設定部52は、例えば、使用するはんだ80の種類(例えば、粘度など)に応じて、上述した印刷パラメータを設定することもできる。具体的には、設定部52は、例えば、はんだ80の粘度が高いほど、印刷速度を低速に設定することができる。逆に、はんだ80の粘度が低いほど、設定部52は、1回目の印刷と同じ印刷速度に設定することもでき、1回目の印刷と比べて、印刷速度を高速に設定することもできる。また、設定部52は、例えば、はんだ80の粘度が高いほど、印刷圧力を高圧に設定することができる。逆に、はんだ80の粘度が低いほど、設定部52は、1回目の印刷と同じ印刷圧力に設定することもでき、1回目の印刷と比べて、印刷圧力を低圧に設定することもできる。
さらに、設定部52は、はんだ80の印刷状態を検査する印刷検査機WM2が印刷不良と判断した印刷済み基板90aにおける印刷位置および印刷不良の状況に応じて、印刷済み基板90aに対してはんだ80を再度印刷するときの印刷パラメータを設定することもできる。これにより、設定部52は、印刷不良と判断された印刷位置および印刷不良の状況に応じた適切な印刷パラメータを設定することができる。
印刷不良と判断された印刷位置および印刷不良の状況は、印刷検査機WM2、印刷検査機WM2の検査結果を記憶する基板識別部91としての無線タグまたは印刷検査機WM2の検査結果を記憶する記憶装置60から取得することができる。例えば、印刷済み基板90aの一端側から他端側に亘って、印刷されたはんだ80の高さが徐々に増加しており、印刷済み基板90aの一端側の印刷位置について、印刷検査機WM2が印刷不良(はんだ80のかすれ)と判断したとする。この場合、設定部52は、例えば、1回目の印刷と比べて、印刷方向を変更することにより、印刷されたはんだ80の高さを均等にして、印刷不良(はんだ80のかすれ)を解消することができる。
また、例えば、印刷不良が、はんだ80のかすれであり、かすれの状態がひどい場合、設定部52は、例えば、マスク70のクリーニング方法を変更することができる。具体的には、設定部52は、マスク70のクリーニング方法を乾式から湿式のクリーニングに変更する。また、設定部52は、マスク70のクリーニング方法を乾式から吸引式のクリーニングに変更することもできる。これにより、印刷不良(はんだ80のかすれ)を解消することができる。
1-3-3.管理部54
管理部54は、印刷済み基板90aに対してはんだ80を再度印刷したことを、基板識別情報ごとにトレーサビリティ情報として記録する(図5Aに示すステップS16)。設定部52によって印刷パラメータが設定されて生産プログラムが確定すると、印刷制御部55は、印刷処理を実行する。印刷処理が完了すると、管理部54は、印刷済み基板90aに対してはんだ80を再度印刷したことを、基板識別情報ごとにトレーサビリティ情報として記録する。
管理部54は、例えば、基板識別情報、印刷日時、印刷条件(印刷機WM1内の雰囲気温度および湿度を含む。)、印刷パラメータ、印刷回数などを、基板識別情報ごとにトレーサビリティ情報(基板製品900の品質情報)として記録する。既述したように、本実施形態では、トレーサビリティ情報などの生産情報は、図1に示すデータサーバDSVに保存されている。また、生産情報は、印刷検査機WM2の検査結果を含む。
これらにより、例えば、印刷機WM1の使用者または管理装置WMCは、印刷検査機WM2の検査結果と、印刷済み基板90aの再印刷との関係を容易に把握することができる。例えば、印刷検査機WM2の検査結果が不良のときに、印刷済み基板90aの再印刷が多く行われている場合、1回目の印刷時の印刷パラメータが不適切である可能性が高い。この場合、印刷機WM1の使用者または管理装置WMCは、1回目の印刷時の印刷パラメータの見直しを行うことができる。
管理部54は、印刷済み基板90aに対してはんだ80が再度印刷されたときに、管理装置WMCを介して、上記事項をトレーサビリティ情報として記録することができる。管理部54は、所定数の印刷済み基板90aが再印刷されたときに、基板識別情報ごとに上記事項をトレーサビリティ情報として記録することもできる。また、管理部54は、管理装置WMCを介して、上記事項をデータサーバDSVに送信して、データサーバDSVが上記事項をトレーサビリティ情報として記録することもできる。
1-4.第二の印刷パラメータ設定装置200の構成例
図7に示すように、第二の印刷パラメータ設定装置200は、第二判別部51bと、設定部52とを備えている。第二の印刷パラメータ設定装置200は、記憶部53をさらに備えることもできる。
また、第二の印刷パラメータ設定装置200は、図8に示すフローチャートに従って、制御を実行する。第二判別部51bは、ステップS31~ステップS34に示す処理および判断を行う。設定部52は、ステップS35に示す処理を行う。主に、第一判別部51aの代わりに第二判別部51bを備える点以外は、第一の印刷パラメータ設定装置100と同様であり、本明細書では、重複する説明が省略されている。
第二判別部51bは、図6に示す基板90に設けられる位置決め基準部92を含む基板90の所定領域SA1を撮像した撮像画像に基づいて、印刷機WM1に搬入された基板90が、はんだ80を印刷した印刷済み基板90aであるか否かを判別する(図8に示すステップS31~ステップS34)。
第二判別部51bは、位置決め基準部92を含む基板90の所定領域SA1を撮像した撮像画像に基づいて、印刷機WM1に搬入された基板90が印刷済み基板90aであるか否かを判別することができれば良く、種々の形態を採用することができる。例えば、第二判別部51bは、印刷機WM1に搬入された基板90の撮像画像から判別要素93を認識できたときに、当該基板90が印刷済み基板90aであると判断することができる。判別要素93は、所定領域SA1内の基板90の外縁部に設けられる。
判別要素93は、はんだ80の印刷状態を検査する印刷検査機WM2または印刷機WM1によって基板90に付されたはんだ80の印刷済みを示す文字、図形、記号若しくは色彩またはこれらの結合をいう。例えば、印刷済みまたは検査済みを示す「済」、ロット番号、円、三角形、四角形などの図形は、判別要素93に含まれる。
また、はんだ80が印刷されたときに所定領域SA1の少なくとも一部が所定の色彩に着色されるときに、着色された色彩は、判別要素93に含まれる。さらに、印刷検査機WM2の検査結果を示す「良」、「OK」、「否」、「NG」などの文字は、判別要素93に含まれる。例えば、図6に示す判別要素93は、黒色の四角形であり、図形(四角形)と色彩(黒色)の結合である。
印刷制御部55が印刷処理を実行して印刷処理が完了すると、印刷機WM1は、印刷済み基板90aに判別要素93を付すことができる。また、印刷検査機WM2は、はんだ80の印刷状態を検査して検査処理が完了すると、印刷済み基板90aに判別要素93を付すことができる。
図2に示す印刷機WM1は、基板90が搬入されると、マークカメラFC1を用いて、図6に示す位置決め基準部92を含む基板90の所定領域SA1を撮像する。第二判別部51bは、所定領域SA1を撮像した撮像画像を画像処理して、判別要素93の認識を試行する(ステップS31)。第二判別部51bは、所定領域SA1を撮像した撮像画像から判別要素93を認識できたときに(ステップS32で「Yes」の場合)、搬入された基板90が印刷済み基板90aであると判断する(ステップS33)。そして、設定部52は、第二判別部51bによって判別された印刷済み基板90aに対して、はんだ80を再度印刷するときの印刷機WM1の駆動の制御に用いられる印刷パラメータを設定する(ステップS35)。
第二判別部51bは、所定領域SA1を撮像した撮像画像から判別要素93を認識できなかったときに(ステップS32で「No」の場合)、搬入された基板90が印刷済み基板90aでない(はんだ80が印刷されていない基板90)と判断する(ステップS34)。この場合、設定部52による印刷パラメータの設定は行われず、通常の印刷パラメータ(初回印刷用の印刷パラメータ)が用いられる。
上記形態は、第一判別部51aによる印刷済み基板90aの判別と比べて、マークカメラFC1の移動回数を低減することができる。よって、第二判別部51bは、印刷機WM1のサイクルタイムを低減しつつ、印刷済み基板90aを容易に判別することができる。なお、サイクルタイムは、印刷機WM1に基板90の搬入を開始してから基板90にはんだ80を印刷して印刷機WM1から基板90を搬出可能になるまでの間の単位時間あたりの処理能力をいう。
また、第二判別部51bは、印刷機WM1に搬入された基板90の撮像画像からはんだ80が印刷されたパッド部94(図6参照)を認識できたときに、当該基板90が印刷済み基板90aであると判断することもできる。上記形態の説明は、図8に示すフローチャートの説明において、判別要素93をパッド部94に読み替えれば良い。上記形態は、判別要素93を印刷済み基板90aに付す必要がなく、印刷機WM1のサイクルタイムをさらに低減することができる。
さらに、基板90に設けられる位置決め基準部92には、線状、クサビ状などの傷、メッキの塗りムラ、メッキの欠けなどの特徴部が形成されており、特徴部の形態は、基板90ごとに異なる。そのため、第二判別部51bは、記憶部53が記憶装置60に記憶させた位置決め基準部92を含む基板90の所定領域SA1を撮像した撮像画像を用いて、印刷機WM1に搬入された基板90が印刷済み基板90aであるか否かを判別することもできる。この場合、第二の印刷パラメータ設定装置200は、記憶部53を備える。記憶部53は、印刷済み基板90aの所定領域SA1を撮像した撮像画像を記憶装置60に記憶させる。
既述したように、印刷機WM1は、基板90が搬入されると、マークカメラFC1を用いて位置決め基準部92を含む基板90の所定領域SA1を撮像する。そして、制御装置50は、撮像された撮像画像を画像処理して、基板90の位置決め基準部92を認識する。記憶部53は、記憶装置60に当該位置決め基準部92の撮像画像が記憶されていないときに、当該位置決め基準部92の撮像画像を記憶装置60に記憶させる。また、記憶部53は、印刷検査機WM2が同様にして撮像した位置決め基準部92の撮像画像を記憶装置60に記憶させることもできる。
なお、第一の印刷パラメータ設定装置100と同様に、記憶部53は、印刷機WM1を駆動させる生産プログラムが切り替わるときに、記憶装置60に記憶されている撮像画像を削除することができる。また、記憶部53は、撮像画像を記憶装置60に記憶させてから所定時間経過したときに、記憶装置60に記憶されている撮像画像を削除することもできる。さらに、記憶部53は、撮像画像を記憶装置60に記憶させてから所定時間経過し、かつ、印刷機WM1を駆動させる生産プログラムが切り替わるときに、記憶装置60に記憶されている撮像画像を削除することもできる。
第二判別部51bは、印刷機WM1に搬入された基板90の撮像画像から認識した位置決め基準部92の特徴と、記憶装置60に記憶されている撮像画像から認識した位置決め基準部92の特徴とが一致するときに、当該基板90が印刷済み基板90aであると判断する。第二判別部51bは、印刷機WM1に搬入された基板90の撮像画像から認識した位置決め基準部92の特徴と、記憶装置60に記憶されている撮像画像から認識した位置決め基準部92の特徴とが一致しないときに、当該基板90が印刷済み基板90aでない(はんだ80が印刷されていない基板90)と判断する。
2.その他
印刷済み基板90aは、印刷機WM1の使用者によって印刷機WM1に搬入されても良く、リターンコンベアRCVによって印刷機WM1に搬入されても良い。但し、印刷機WM1の使用者は、印刷機WM1に搬入する基板90が印刷済み基板90aであるか否かを判断する必要はない。リターンコンベアRCVは、自身が搬送する基板90が印刷済み基板90aであることを示す識別信号を印刷機WM1に送信する必要はない。
また、印刷済み基板90aに対して、はんだ80を再度印刷する回数は、1回であっても複数回であっても良い。設定部52は、印刷回数に応じて、印刷パラメータを変更しても良い。さらに、印刷機WM1は、同一の印刷済み基板90aに対する印刷回数が所定回数に達すると、印刷を停止することもできる。所定回数は、任意に設定することができ、印刷機WM1の使用者が指定することもできる。
実施形態の第一および第二の印刷パラメータ設定装置100,200は、印刷機WM1の制御装置50に設けられているが、印刷機WM1の外部に設けることもできる。第一および第二の印刷パラメータ設定装置100,200は、例えば、図1に示す管理装置WMCに設けることもできる。第一および第二の印刷パラメータ設定装置100,200は、例えば、クラウド上に設けることもできる。
また、印刷機WM1は、スキージ34およびマスク70を用いる形態に限定されるものではない。印刷機WM1は、印刷ヘッドを用いて、基板90の複数の印刷位置の各々に、はんだ80を順に塗布する形態であっても良い。この場合、印刷パラメータは、印刷速度および印刷圧力のうちの少なくとも一方を制御する際の制御パラメータであると好適である。
3.印刷パラメータ設定方法
第一および第二の印刷パラメータ設定装置100,200について既述したことは、印刷パラメータ設定方法についても同様に言える。具体的には、第一の印刷パラメータ設定方法は、第一判別工程と、設定工程とを備えている。第一判別工程は、第一判別部51aが行う制御に相当する。設定工程は、設定部52が行う制御に相当する。また、第一の印刷パラメータ設定方法は、記憶工程および管理工程のうちの少なくとも一方をさらに備えると好適である。記憶工程は、記憶部53が行う制御に相当する。管理工程は、管理部54が行う制御に相当する。
第二の印刷パラメータ設定方法は、第二判別工程と、設定工程とを備えている。第二判別工程は、第二判別部51bが行う制御に相当する。設定工程は、設定部52が行う制御に相当する。また、第二の印刷パラメータ設定方法は、記憶工程をさらに備えることもできる。記憶工程は、記憶部53が行う制御に相当する。
4.実施形態の効果の一例
第一の印刷パラメータ設定装置100によれば、第一判別部51aおよび設定部52を備える。よって、第一の印刷パラメータ設定装置100は、基板識別部91から取得した基板識別情報に基づいて、印刷機WM1に搬入された基板90が印刷済み基板90aであるか否かを判別して、判別した印刷済み基板90aに対して適切な印刷パラメータを設定することができる。
第二の印刷パラメータ設定装置200によれば、第二判別部51bおよび設定部52を備える。よって、第二の印刷パラメータ設定装置200は、位置決め基準部92を含む基板90の所定領域SA1を撮像した撮像画像に基づいて、印刷機WM1に搬入された基板90が印刷済み基板90aであるか否かを判別して、判別した印刷済み基板90aに対して適切な印刷パラメータを設定することができる。第一および第二の印刷パラメータ設定装置100,200について上述したことは、印刷パラメータ設定方法についても同様に言える。
51a:第一判別部、51b:第二判別部、52:設定部、
53:記憶部、54:管理部、60:記憶装置、70:マスク、
80:はんだ、90:基板、90a:印刷済み基板、91:基板識別部、
92:位置決め基準部、93:判別要素、94:パッド部、
SA1:所定領域、WM1:印刷機、WM2:印刷検査機、
100,200:印刷パラメータ設定装置。

Claims (12)

  1. 基板に設けられる基板識別部から取得した基板識別情報に基づいて、印刷機に搬入された前記基板が、はんだを印刷した印刷済み基板であるか否かを判別する第一判別部と、
    前記第一判別部によって判別された前記印刷済み基板に対して、前記はんだを再度印刷するときの前記印刷機の駆動の制御に用いられる印刷パラメータを設定する設定部と、
    を備え、
    前記印刷パラメータは、印刷速度、印刷圧力、印刷方向、版離れ速度およびマスクのクリーニング方法のうちの少なくとも二つ以上を制御する際の制御パラメータであり、
    前記設定部は、複数の前記印刷パラメータの各々について、前記はんだが印刷されていない前記基板に前記はんだを印刷するときの前記印刷パラメータに対して、前記印刷パラメータ毎に異なる所定係数を乗じて、前記印刷済み基板に対して前記はんだを再度印刷するときの前記印刷パラメータを設定する印刷パラメータ設定装置。
  2. 前記はんだの印刷状態を検査する印刷検査機または前記印刷機によって取得された前記印刷済み基板の前記基板識別情報を記憶装置に記憶させる記憶部をさらに備え、
    前記第一判別部は、前記印刷機に搬入された前記基板の前記基板識別部から取得した前記基板識別情報と、前記記憶装置に記憶されている前記基板識別情報とが一致するときに、当該基板が前記印刷済み基板であると判断する請求項1に記載の印刷パラメータ設定装置。
  3. 前記記憶部は、前記印刷機を駆動させる生産プログラムが切り替わるときに、前記記憶装置に記憶されている前記基板識別情報を削除する請求項2に記載の印刷パラメータ設定装置。
  4. 前記記憶部は、前記基板識別情報を前記記憶装置に記憶させてから所定時間経過したときに、前記記憶装置に記憶されている前記基板識別情報を削除する請求項2または請求項3に記載の印刷パラメータ設定装置。
  5. 前記印刷済み基板に対して前記はんだを再度印刷したことを、前記基板識別情報ごとにトレーサビリティ情報として記録する管理部をさらに備える請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の印刷パラメータ設定装置。
  6. 前記設定部は、前記はんだの印刷状態を検査する印刷検査機が印刷不良と判断した前記印刷済み基板における印刷位置および前記印刷不良の状況に応じて、前記印刷済み基板に対して前記はんだを再度印刷するときの前記印刷パラメータを設定する請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の印刷パラメータ設定装置。
  7. 前記基板識別部は、複数の前記基板の中から一の前記基板を特定可能な前記基板識別情報を示す一次元コード若しくは二次元コード、または、当該基板識別情報を記憶する無線タグである請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の印刷パラメータ設定装置。
  8. 基板に設けられる位置決め基準部を含む前記基板の所定領域を撮像した撮像画像に基づいて、印刷機に搬入された前記基板が、はんだを印刷した印刷済み基板であるか否かを判別する判別部と、
    前記判別部によって判別された前記印刷済み基板に対して、前記はんだを再度印刷するときの前記印刷機の駆動の制御に用いられる印刷パラメータを設定する設定部と、
    を備え、
    前記印刷パラメータは、印刷速度、印刷圧力、印刷方向、版離れ速度およびマスクのクリーニング方法のうちの少なくとも二つ以上を制御する際の制御パラメータであり、
    前記設定部は、複数の前記印刷パラメータの各々について、前記はんだが印刷されていない前記基板に前記はんだを印刷するときの前記印刷パラメータに対して、前記印刷パラメータ毎に異なる所定係数を乗じて、前記印刷済み基板に対して前記はんだを再度印刷するときの前記印刷パラメータを設定する印刷パラメータ設定装置。
  9. 前記判別部は、前記はんだの印刷状態を検査する印刷検査機または前記印刷機によって前記基板に付された前記はんだの印刷済みを示す文字、図形、記号若しくは色彩またはこれらの結合である判別要素を、前記印刷機に搬入された前記基板の前記撮像画像から認識できたときに、当該基板が前記印刷済み基板であると判断する請求項8に記載の印刷パラメータ設定装置。
  10. 前記判別部は、前記印刷機に搬入された前記基板の前記撮像画像から前記はんだが印刷されたパッド部を認識できたときに、当該基板が前記印刷済み基板であると判断する請求項8に記載の印刷パラメータ設定装置。
  11. 前記印刷済み基板の前記所定領域を撮像した前記撮像画像を記憶装置に記憶させる記憶部をさらに備え、
    前記判別部は、前記印刷機に搬入された前記基板の前記撮像画像から認識した前記位置決め基準部の特徴と、前記記憶装置に記憶されている前記撮像画像から認識した前記位置決め基準部の特徴とが一致するときに、当該基板が前記印刷済み基板であると判断する請求項8に記載の印刷パラメータ設定装置。
  12. 前記設定部は、前記印刷機を駆動させる生産プログラムごとに前記印刷パラメータを設定する請求項1~請求項11のいずれか一項に記載の印刷パラメータ設定装置。
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