JPH10178495A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH10178495A
JPH10178495A JP33995696A JP33995696A JPH10178495A JP H10178495 A JPH10178495 A JP H10178495A JP 33995696 A JP33995696 A JP 33995696A JP 33995696 A JP33995696 A JP 33995696A JP H10178495 A JPH10178495 A JP H10178495A
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JP
Japan
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data
dtmf
key
dtmf signal
stored
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JP33995696A
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English (en)
Inventor
Hideo Yoshizumi
秀夫 吉住
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えばトーンダイヤル機能を有する電子手帳内
に記憶されている電話番号データ等を有効に利用できる
ようにする。 【解決手段】データ記憶モードになると、マイクロホン
(送話器)を使用してDTMF信号を受信し得る状態と
なる。そして、電子手帳の内蔵スピーカより電話番号、
名前、メッセージのデータがDTMF信号として順次発
生される(ST21)。最初にDTMF信号を受信する
とき、そのDTMF信号の復調データを電話番号データ
としてメモリに記憶する(ST22〜26)。所定時間
経過後、次のDTMF信号を受信するとき、そのDTM
F信号の復調データを文字データに変換し、名前データ
としてメモリに記憶する(ST27〜32)。さらに、
所定時間経過後、次のDTMF信号を受信するとき、そ
のDTMF信号の復調データを文字データに変換し、メ
ッセージデータとしてメモリに記憶する(ST33〜3
8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機に適
用して好適な通信端末装置に関する。詳しくは、電話番
号、名前、メッセージ等のデータに対応したDTMF
(Dual Tone Multiple Frequency)信号を受信し、これ
を処理して上記データを得て記憶する機能を持たせるこ
とによって、例えばトーンダイヤル機能を有する電子手
帳内に記憶されている電話番号等のデータを有効に活用
できるようにした通信端末装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】プッシュボタンの電話機では、ダイヤル
時に押されるダイヤルボタンに対応したDTMF信号を
発生させ、このDTMF信号を交換機に送信するように
なっている。また、最近では、住所録に登録された電話
番号のデータを、内蔵スピーカよりDTMF信号として
発生させるトーンダイヤル機能を有する電子手帳等が増
えている。これにより、ダイヤル時に、この電子手帳等
のスピーカをプッシュボタン式の電話機のマイクロホン
に近づけた状態で、スピーカより上述したDTMF信号
を発生させてダイヤルでき、非常に便利である。
【0003】また、DTMF信号の組合わせによって、
文字データを受信可能とした無線呼び出しシステムの普
及により、メッセージの部分を文字入力により記憶して
おき、無線呼び出しシステムにダイヤルしたとき、ガイ
ダンスのタイミングに合わせてメッセージデータに対応
したDTMF信号を内蔵スピーカより発生させることに
よりメッセージデータの送出を可能とした電子手帳も多
く知られるようになってきた。これにより、従来非常に
面倒であったメッセージの入力作業を非常に容易に行う
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述とは別に、携帯電
話の普及も目覚しいものがある。これによれば、使用者
がどこからでも、電話ができるため、非常に便利であ
る。ところが、携帯電話の場合、端末と基地局間のダイ
ヤルの発信がディジタルで行われているため、上記の電
子手帳のトーンダイヤル機能が使用できない。したがっ
て、例えば無線呼び出しシステムにメッセージを送ろう
とした場合、作業が非常に繁雑になるだけではなく、通
話料の増大を招く原因にもなる。
【0005】そこで、この発明では、例えばトーンダイ
ヤル機能を有する電子手帳内に記憶されている電話番号
等のデータを有効に活用できるようにした通信端末装置
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信端末
装置は、DTMF信号を受信するDTMF信号受信手段
と、DTMF信号を復調してキーデータを得るDTMF
復調手段と、キーデータをそのままあるいは処理した後
に記憶するデータ記憶手段とを備えることを特徴とする
ものである。
【0007】この発明においては、受信されたDTMF
信号を復調してキーデータが得られる。そして、このキ
ーデータは、そのままあるいは処理されてデータ記憶部
に記憶される。例えば、キーデータが電話番号データで
あるときは、そのまま記憶される。また、キーデータが
名前データやメッセージデータであるときは、文字デー
タに変換されて記憶される。これにより、例えば電子手
帳の住所録に記録された電話番号、名前、メッセージの
データを内蔵スピーカよりDTMF信号として出力され
ることで、これらのデータがデータ記憶手段に取り込ま
れ、発信等に利用できるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての簡易型携帯電話機(PHS:Personal Handy
phone System)10を示している。
【0009】電話機10は、システム全体を制御するた
めのマイクロコンピュータ11(以下、「マイコン」と
いう)と、送受信用のアンテナ12と、このアンテナ1
2で捕らえられた所定周波数の受信信号をダウンコンバ
ートしてπ/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shi
ht Keying)信号を得ると共に、後述するディジタル変
復調部より出力されるπ/4シフトQPSK信号をアッ
プコンバートして所定周波数の送信信号を得るための無
線部13と、この無線部13より出力されるπ/4シフ
トQPSK信号に復調処理をして受信データを得ると共
に、後述するTDMA(Time Division Multiple Acces
s)処理部15より出力される送信データに変調処理を
してπ/4QPSK信号を得るディジタル変復調部14
とを有している。
【0010】また、電話機10は、ディジタル変復調部
14より出力される受信データ(複数スロットの時分割
多重データ)より予め設定された下りスロットのデータ
を選択し、制御データおよび圧縮音声データに分離する
と共に、後述する音声コーデック部16より出力される
圧縮音声データや、マイコン11より出力される制御デ
ータを予め設定された上りスロットに多重するTDMA
処理部15を有している。
【0011】また、電話機10は、TDMA処理部15
より出力される圧縮音声データに対して復号化処理(誤
り訂正処理を含む)をして受信音声信号を得ると共に、
送信音声信号に対して圧縮符号化処理(誤り訂正符号の
付加処理も含む)をして圧縮音声データを得るための音
声コーデック部16と、この音声コーデック部16より
出力される受信音声信号が供給されるスピーカ(受話
器)17と、音声コーデック部16に音声信号を供給す
るためのマイクロホン(送話器)18とを有している。
【0012】また、電話機10は、音声コーデック部1
6で受信音声信号として得られるDTMF信号を
「*」、「#」の特殊入力キーや「0」〜「9」のテン
キーに対応したキーデータに変換してマイコン11に供
給すると共に、マイコン11より出力される「*」、
「#」の特殊入力キーや「0」〜「9」のテンキーに対
応したキーデータをDTMF信号に変換して音声コーデ
ック部16に音声信号として供給するDTMF変復調部
19と、このDTMF変復調部19より出力されるキー
データを文字データに変換あるいはマイコン11より出
力される文字データをキーデータに変換するための変換
フォーマット記憶部20とを有している。変換フォーマ
ット記憶部20はマイコン11に接続されている。
【0013】また、電話機10は、着信時にマイコン1
1の制御によって呼出音を出力する呼出音出力部23と
発呼を指示したり、着信時に応答するための通話キー、
通話を終了するための終話キー、電話帳登録モードへの
移行や、モードの設定等を行うための機能キー、電話番
号等を入力するためのテンキーや特殊入力キー、録音再
生を操作するための録音キー、再生キー、さらには音量
調節キー等が配されたキー入力部24を有している。キ
ー入力部24はマイコン11に接続され、マイコン11
によってキー入力部24のキー操作が監視されている。
【0014】また、電話機10は、電話番号データ、名
前データ、メッセージデータ等の電話帳データ、リダイ
ヤルデータ、さらにはモード設定情報等を記憶しておく
ための不揮発性メモリ25と、システムの状態、発呼時
の相手側電話番号を表示するための表示部26とを有し
ている。
【0015】次に、図1に示す電話機10の動作を説明
する。キー入力部24のキー操作で相手側の電話番号を
入力すると、まずマイコン11より制御データとして電
話番号データ等がTDMA処理部15に供給されて制御
チャネルで基地局に送信される。これにより、相手側と
の回線接続が行われて通話可能状態となる。
【0016】ここで、通話は通話チャネルを使用して行
われるが、回線接続処理時に制御チャネルを使用して基
地局より通話チャネルの通信周波数およびスロット位置
のデータが制御データとして送信されてTDMA処理部
15よりマイコン11に供給される。マイコン11は、
通信周波数データに基づいて無線部13を制御して送受
信周波数が通話チャネルの通信周波数と一致するように
すると共に、スロット位置データに基づいてTDMA処
理部15で選択されるスロットを設定する。よって、通
話は基地局より通知された通話チャネルを使用して行わ
れる。
【0017】また、制御チャネルを使用して基地局より
制御データとして呼出データが送信され、この呼出デー
タがTDMA処理部15よりマイコン11に供給されて
着信が検出されると、マイコン11によって呼出音出力
部23が制御されて呼出音が出力される。この呼び出し
動作が行われている状態で、キー入力部24が操作され
て応答があると、マイコン11より制御データとして応
答データがTDMA処理部15に供給されて基地局に制
御チャネルで送信される。これにより、相手側との回線
接続が行われて通話可能状態となる。この場合も、通話
は基地局より通知された通話チャネルを使用して行われ
る。
【0018】通話状態では、通話チャネルで送信されて
きた圧縮音声データがTDMA処理部15より出力され
る。この圧縮音声データは音声コーデック部16に供給
されて復号化処理が行われた後にアナログ信号に変換さ
れる。そして、音声コーデック部16より出力される受
信音声信号がスピーカ17に供給され、このスピーカ1
7より音声が出力される。
【0019】また、マイクロホン18より出力される音
声信号は音声コーデック部16に供給されてディジタル
信号に変換された後に圧縮符号化処理されて圧縮音声デ
ータが形成される。そして、音声コーデック部16より
出力される圧縮音声データがTDMA処理部15に供給
され、通話チャネルで相手側に送信される。
【0020】また、図1に示す電話機10は、住所録に
登録された電話番号、名前、メッセージのデータを電子
手帳の内蔵スピーカよりDTMF信号として発生させ
て、不揮発性メモリ25に電話帳データとして記憶させ
るデータ記憶モードを有している。
【0021】ここで、電子手帳30の構成を、図2を用
いて簡単に説明する。電子手帳30は、システム全体を
制御するためのマイコン31と、各種文字や数字キーか
らなる入力部32と、操作状況を表示する表示部33
と、電話番号、名前、メッセージのデータを登録する住
所録等を構成する不揮発性メモリ34と、上述した電話
番号、名前、メッセージ等のデータに対応するキーデー
タをDTMF信号に変換するDTMF変調部35と、そ
のDTMF信号を出力するスピーカ36とで構成され
る。なお、名前、メッセージのデータ(文字データ)を
キーデータに変換するための変換フォーマット記憶部
(電話機10の記憶部20に対応)は、マイコン31内
に持っている。
【0022】この電子手帳30において、スピーカ36
より電話番号等のデータをDTMF信号として発生させ
る際の動作例を、図3のフローチャートに沿って説明す
る。なお、1回の読み出し操作で、一登録分の記憶デー
タである名前データ、電話番号データ、メッセージデー
タの読み出しをする。
【0023】キー入力部32の操作で、電子手帳を発信
モードにすると、まず、ステップST1で最初の1登録
分の記憶データである名前データ、電話番号データ、メ
ッセージデータの不揮発性メモリ34からの読み出し操
作を行い、ステップST2で表示部33に読み出しデー
タによる電話番号、名前、メッセージの表示をする。
【0024】そして、ステップST3に移行し、読み出
しデータの切換操作があるか否かを判断する。ここで読
み出しデータの切り換え操作がある場合は、ステップS
T4へ移行して、切換操作で指定された記録データの読
み出しを行ってステップST2に戻る。一方、ステップ
ST3で切換操作がないときは、ステップST5へ移行
して所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経
過していないときは、ステップST3に戻る。
【0025】そして、ステップST5で所定時間が経過
すると、ステップST6に移行し、表示データの切換操
作があるか否かを判断する。表示データの表示順番の切
換操作がある場合は、ステップST7へ移行して、表示
データの順番を変更してステップST6に戻る。ここ
で、電話機10の記憶順序に合わせて電話番号、名前、
メッセージの順に表示順番を変更する。ステップST6
で表示データの切換操作がないときは、ステップST8
に移行し、所定時間が経過したか否かを判断して、所定
時間が経過していないときは、ステップST6に戻り、
所定時間が経過したときは、ステップST9に移行し、
発信操作が有るか否かを判断する。ここで発信操作がな
いと判断した場合は、ステップST10に移行して、所
定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過して
いないときは、ステップST9に戻る。そして、ステッ
プST10で所定時間が経過するとステップST18に
移行し、データ発信モードを終了する。
【0026】ステップST9で、発信操作がある場合
は、ステップST11に移行し、第1の表示データであ
る電話番号データをDTMF変調部35に供給して、そ
のデータに対応したDTMF信号をスピーカ36より発
生させる。次に、ステップST12に移行して、次の発
信操作があるか否かを判断する。ここで発信操作がない
と判断した場合は、ステップST13に移行して、所定
時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過してい
ないときは、ステップST12に戻る。そして、ステッ
プST13で所定時間が経過したときはステップST1
8に移行し、データ発信モードを終了する。
【0027】ステップST12で発信操作があるとき
は、ステップST14で、第2のデータである名前デー
タ(文字データ)をキーデータに変換した後に、DTM
F変調部35に供給して、そのデータに対応したDTM
F信号をスピーカ36より発生させる。そして、ステッ
プST15に移行して次の発信操作があるか否かを判断
し、発信操作がないときは、ステップST16に移行し
て、所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経
過していないときは、ステップST15に戻る。そし
て、ステップST16で所定時間が経過したときはデー
タ発信モードを終了する。
【0028】ステップST15で発信操作があるとき
は、ステップST17で、第3のデータであるメッセー
ジデータ(文字データ)をキーデータに変換した後に、
DTMF変調部35に供給して、そのデータに対応した
DTMF信号をスピーカ36より発生させる。そして、
ステップST18に移行して、データ発信モードが終了
する。
【0029】このように図3のフローチャートによる動
作では、不揮発性メモリ34に記憶された多数の登録デ
ータから一登録分の記憶データである名前データ、電話
番号データ、メッセージデータが読み出され、ユーザの
発信操作によって電話番号、名前、メッセージのデータ
がこの順にスピーカ36よりDTMF信号として発生さ
れる。
【0030】次に、携帯電話機10において、データ記
憶モードにした場合のマイコン11の制御動作を、図4
に示すフローチャートを使用して説明する。
【0031】データ記憶モードになると、まず、ステッ
プST21でDTMF信号の受信状態とする。つまり、
マイクロホン18の出力信号を音声コーデック部16よ
りDTMF変復調部19に供給するように信号系の切換
をする。そして、ステップST22で、第1のデータ、
つまり電話番号データの記憶状態として、ステップST
23で、DTMF信号を受信したか否かを判断する。D
TMF信号を受信した場合には、DTMF変復調部19
よりマイコン11にキーデータが供給される。DTMF
信号を受信していない場合は、ステップST24に移行
して、所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が
経過していないときは、ステップST23に戻り、所定
時間が経過してもDTMF信号を受信しないときは、ス
テップST40で、データ記憶モードを終了する。
【0032】ステップST23でDTMF信号を受信し
たときは、ステップST25に移行してDTMF変復調
部19より出力されるキーデータを電話番号データとし
て不揮発性メモリ25に記憶させる。そして、ステップ
ST26で、その電話番号データによる電話番号を表示
部26に表示させる。次に、ステップST27に移行し
て、所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経
過していないときはステップST25に戻り、DTMF
変復調部19より順次出力されるキーデータを処理し
て、上述した電話番号データの記憶や表示の動作を行わ
せる。ステップST27で、所定時間が経過したとき
は、ステップST28に移行して第2のデータ、つまり
名前データの記憶状態とし、ステップST29でDTM
F信号を受信したか否かを判断する。なお、名前データ
の記憶状態とすることで、DTMF変復調部19より出
力されるキーデータを文字データに変換する操作が行わ
れる状態となる。
【0033】ステップST29で、DTMF信号を受信
していない場合は、ステップST30に移行して、所定
時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過してい
ないときは、ステップST29に戻り、所定時間が経過
してもDTMF信号を受信しないときは、ステップST
40で、データ記憶モードを終了する。ステップST2
9でDTMF信号を受信したときは、ステップST31
に移行し、DTMF変復調部19より出力されるキーデ
ータを変換フォーマット記憶部20を利用して名前デー
タ(文字データ)に変換し、その名前データを不揮発性
メモリ25に記憶させる。そして、ステップST32
で、名前データによる名前を表示部26に表示させる。
【0034】次に、ステップST33に移行して、所定
時間が経過したか否かを判断し、所定時間に経過してい
ないときは、ステップST31に戻り、DTMF変復調
部19より順次出力されるキーデータを処理して、上述
した名前データの記憶や表示の動作を行わせる。ステッ
プST33で所定時間が経過したときは、ステップST
34に移行して第3のデータ、つまりメッセージデータ
の記憶状態とし、ステップST35でDTMF信号を受
信したか否かを判断する。なお、メッセージデータの記
憶状態とすることで、DTMF変復調部19より出力さ
れるキーデータを文字データに変換する操作が行われる
状態となる。
【0035】ステップST35で、DTMF信号を受信
していない場合は、ステップST36に移行して、所定
時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過してい
ないときは、ステップST35に戻り、所定時間が経過
してもDTMF信号を受信しないときは、ステップST
40で、データ記憶モードを終了する。
【0036】そして、ステップST35でDTMF信号
を受信したときは、ステップST37に移行し、DTM
F変復調部19より出力されるキーデータを変換フォー
マット記憶部20を利用してメッセージデータ(文字デ
ータ)に変換し、そのメッセージデータを不揮発性メモ
リ25に記憶させる。そして、ステップST38で、メ
ッセージデータによるメッセージを表示部26に表示さ
せる。次に、ステップST39に移行して所定時間が経
過したか否かを判断し、所定時間が経過していないとき
はステップST37に戻り、上述したメッセージデータ
の記憶や表示の動作を行わせる。ステップST39で所
定時間が経過したときは、ステップST40で、データ
記憶モードを終了する。
【0037】このように、図4のフローチャートによる
動作では、データ記憶モードにおいて、電子手帳よりD
TMF信号として発生される電話番号、名前、メッセー
ジのデータを不揮発性メモリ25に順次記憶させること
ができる。
【0038】また、図1に示す電話機10は、上述した
ように電子手帳に内蔵されたスピーカよりDTMF信号
として発生される電話番号データによって自動的にダイ
ヤルをする自動ダイヤル発信モードを有している。
【0039】この自動ダイヤル発信モードにした場合の
マイコン11の制御動作を、図5に示すフローチャート
を使用して説明する。自動ダイヤル発信モードになる
と、まず、ステップST51で、マイクロホン18を使
用してDTMF信号を受信する状態とする。この場合、
マイクロホン18より出力される音声信号が音声コーデ
ック部16を介して、DTMF変復調部19に供給され
るように信号系の切り換えが行われる。これにより、D
TMF信号が受信されるときDTMF変復調部19より
キーデータが出力され、マイコン11に供給される。
【0040】次に、ステップST52で、DTMF信号
を受信したか否かを判断し、DTMF信号を受信してい
ない場合は、ステップST53へ移行して、所定時間が
経過したか否かを判断する。所定時間が経過していない
ときは、ステップST52に戻り、所定時間が経過して
もDTMF信号を受信しないときは、ステップST58
で、自動ダイヤル発信モードを終了する。ステップST
52でDTMF信号を受信したときは、ステップST5
4に移行して、DTMF変復調部19より出力されるキ
ーデータが電話番号データであるか否かを判断し、電話
番号データでないときは、ステップST52に戻る。ま
た、ステップST54で、電話番号データであるとき
は、ステップST55で、その電話番号データをマイコ
ン11内のRAMに一時的に記憶させ、ステップST5
6でその電話番号データによる電話番号を表示部26に
表示させる。次に、ステップST57に移行し、上述の
ようにマイコン11のRAMに記憶された電話番号デー
タを使用した発信処理をし、ステップST58でモード
を終了する。
【0041】このように、図5のフローチャートによる
動作では、自動ダイヤル発信モードにおいて、電子手帳
に記憶される電話番号データを内蔵されるスピーカより
DTMF信号として発生される電話番号データによっ
て、発信処理を行うことができる。
【0042】さらに、第1図に示す電話機10は、不揮
発性メモリ25に電話帳データとして記憶されている電
話番号データ、名前データ、メッセージデータを上述し
た電子手帳30(図2参照)と同様に、スピーカ19よ
りDTMF信号として発生させる機能を有している。
【0043】このように本実施の形態においては、デー
タ記憶モードとすることで、例えば電子手帳の内蔵スピ
ーカよりDTMF信号として発生される電話番号、名
前、メッセージのデータを取り込んで不揮発性メモリ2
5に、例えば電話帳データとして記憶させることができ
る。したがって、トーンダイヤル機能を有する電子手帳
内に記憶されている電話番号等のデータを有効に活用で
きる。また、自動ダイヤル発信モードとすることで、例
えば電子手帳の内蔵スピーカよりDTMF信号として発
生される電話番号データを取り込み、この電話番号デー
タを使用して発信処理を行わせることができる。
【0044】したがって、ダイヤル時にダイヤルボタン
(プッシュボタン)を操作せずにダイヤルでき非常に便
利になる。さらに、不揮発性メモリ25に電話帳データ
として記憶されている電話番号データ等をスピーカ17
よりDTMF信号として発生させる機能を備えており、
不揮発性メモリ25に記憶されている電話番号等のデー
タを図1に示す電話機10と同様の構成の、他の電話機
に取り込むことができ、有効利用することができる。
【0045】なお、上述実施の形態においては、データ
記憶モードで、図4のフローチャートに示すように、電
話番号データ、名前データ、メッセージデータのいずれ
のデータに移行したかを各データ間に設けられた出力休
止期間(ポーズ期間)を利用して判別するものであるが
(ST27,ST33参照)、これをユーザの操作によ
って判別するようにしてもよい。図6のフローチャート
は、その場合のマイコン11の制御動作を示している。
【0046】データ記憶モードになると、まず、ステッ
プST61で、第1のデータが記憶されるように、マイ
クロホン18を使用してDTMF信号を受信する状態に
する。そして、ステップST62で第1のデータ、つま
り電話番号データを記憶する状態とし、ステップST6
3で表示部26に「電話番号を入力して下さい」という
メッセージを表示させる。次に、ステップST64でD
TMF信号を受信したか否かを判断し、DTMF信号の
受信がない場合は、ステップST65に移行して、所定
時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過した場
合はステップST86へ移行して、データ記憶モードを
終了する。ステップST64で、DTMF信号を受信し
た場合は、ステップST65に移行してDTMF変復調
部19より出力されるキーデータを、電話番号データと
して不揮発性メモリ25に記憶させる。そして、ステッ
プST67に移行して、その電話番号データによる電話
番号を表示部26に表示させる。
【0047】次に、ステップST68に移行して、所定
時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過してい
ないときは、ステップST69に移行して、次のデータ
への移行操作が有るか否かを判断する。ここで移行操作
がないときは、ステップST66に戻り、DTMF変復
調部19より順次出力されるキーデータを処理して、上
述した電話番号データの記憶や表示の動作を行わせる。
ステップST68で所定時間が経過したときは、ステッ
プST86でデータ記憶モードを終了する。
【0048】また、ステップST69で次のデータへの
移行操作が有ると判断した場合、ステップST70に移
行して、第2のデータ、つまり名前データを記憶する状
態とし、ステップST71で表示部26に「名前を入力
して下さい」というメッセージを表示させる。次に、ス
テップST72に移行して、DTMF信号を受信したか
否かを判断し、DTMF信号の受信がない場合は、ステ
ップST73に移行して、所定時間が経過したか否かを
判断する。所定時間が経過した場合は、ステップST8
6でデータ記憶モードを終了する。そして、ステップS
T72でDTMF信号を受信した場合は、ステップST
74に移行し、DTMF変復調部19より出力されるキ
ーデータを変換フォーマット記憶部20を利用して名前
データ(文字データ)に変換し、その名前データを不揮
発性メモリ25に記憶させる。そして、ステップST7
5に移行して、名前データによる名前を表示部26に表
示させる。
【0049】次に、ステップST76に移行して、所定
時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過してい
ないときは、ステップST77に移行して、次のデータ
への移行操作が有るか否かを判断する。ここで移行操作
がないときは、ステップST74に戻り、DTMF変復
調部19より順次出力されるキーデータを処理して、上
述した名前データの記憶や表示の動作を行わせる。ステ
ップST76で、所定時間が経過するときは、ステップ
ST86でデータ記憶モードを終了する。また、ステッ
プST77で次のデータへの移行操作が有ると判断した
場合、ステップST78に移行して、第3のデータ、つ
まりメッセージデータを記憶する状態とし、ステップS
T79で表示部26に「メッセージを入力して下さい」
というメッセージを表示させる。そして、ステップST
80に移行して、DTMF信号を受信したか否かを判断
し、DTMF信号の受信がない場合は、ステップST8
1に移行して、所定時間が経過したか否かを判断する。
所定時間が経過した場合は、ステップST86でデータ
記憶モードを終了する。そして、ステップST80でD
TMF信号を受信した場合は、ステップST82に移行
し、DTMF変復調部19より出力されるキーデータを
変換フォーマット記憶部20を利用してメッセージデー
タ(文字データ)に変換し、その名前データを不揮発性
メモリ25に記憶させる。そして、ステップST83に
移行して、メッセージデータによるメッセージを表示部
26に表示させる。
【0050】次に、ステップST84に移行して所定時
間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過していな
いときは、ステップST85に移行して、次のデータへ
の移行操作があるか否かを判断する。ここで、移行操作
がないときは、ステップST82に戻り、DTMF変復
調部19より順次出力されるキーデータを処理して、上
述したメッセージデータの記憶や表示の動作を行わせ
る。ステップST84で所定時間が経過するときは、ス
テップST86でデータ記憶モードを終了する。
【0051】このように、図6に示すフローチャートに
よる動作では、データ記憶モードにおいて、電子手帳の
内蔵スピーカよりDTMF信号として発生される電話番
号、名前、メッセージのデータをユーザの操作により、
不揮発性メモリ25に電話帳データとして記憶させるこ
とができる。
【0052】なお、上述実施の形態は、この発明を簡易
型携帯電話機に適用したものであるが、この発明は、そ
の他の通信端末装置にも同様に適用できることは勿論で
ある。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、電話番号、名前、メ
ッセージ等のデータに対応したDTMF信号を受信し、
これを処理して上記データを得て記憶する機能を持つも
のである。そのため、例えば電子手帳の内蔵スピーカよ
りDTMF信号として発生される電話番号等のデータを
取り込んで記憶させることができ、したがって、トーン
ダイヤル機能を有する電子手帳内に記憶されている電話
番号等のデータを有効に活用することができる。例えば
電子手帳のトーンダイヤル機能を利用した自動ダイヤル
発信も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての簡易型携帯電話機の構成を
示すブロック図である。
【図2】電子手帳の構成例を示すブロック図である。
【図3】電子手帳のDTMF信号の発生動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】データ記憶モードにおける制御例を示すフロー
チャートである。
【図5】自動ダイヤルモードにおける制御例を示すフロ
ーチャートである。
【図6】データ記憶モードにおける他の制御例を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 簡易型携帯電話機 11 マイクロコンピュータ 12 送受信用のアンテナ 13 無線部 14 ディジタル変復調部 15 TDMA処理部 16 音声コーデック部 17 スピーカ(受話器) 18 マイクロホン(送話器) 19 DTMF変復調部 20 変換フォーマット記憶部 23 呼出音出力部 24 キー入力部 25 不揮発性メモリ 26 液晶表示部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DTMF信号を受信するDTMF信号受
    信手段と、 上記DTMF信号を復調してキーデータを得るDTMF
    復調手段と、 上記キーデータをそのままあるいは処理した後に記憶す
    るデータ記憶手段とを備えることを特徴とする通信端末
    装置。
  2. 【請求項2】 上記データ記憶手段に記憶されるデータ
    の内容を表示する受信データ表示手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 上記DTMF復調手段より複数種類のデ
    ータをそれぞれ示すキーデータが時分割的に出力され、 上記キーデータが示すデータの種類の移行を判別するデ
    ータ移行判別手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項1に記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 上記データ移行判別手段は、上記複数種
    類のデータをそれぞれ示すキーデータの出力期間の間に
    設けられた出力休止期間を利用して上記キーデータが示
    すデータの種類の移行を判別することを特徴とする請求
    項3に記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 上記キーデータを文字データに変換する
    文字データ変換手段を有し、 上記データ移行判別手段で上記キーデータが文字データ
    に係るデータに移行したと判別されるとき、上記DTM
    F復調手段より出力されるキーデータは上記文字データ
    変換手段によって文字データに変換された後に上記デー
    タ記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項3また
    は請求項4に記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 上記DTMF復調手段より出力されるキ
    ーデータの種類の移行を操作するデータ移行操作手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の通信端
    末装置。
  7. 【請求項7】 上記キーデータを文字データに変換する
    文字データ変換手段を有し、 上記データ移行操作手段で上記キーデータが文字データ
    に係るデータに移行されるとき、上記DTMF復調手段
    より出力されるキーデータは上記文字データ変換手段に
    よって文字データに変換された後に上記データ記憶手段
    に記憶されることを特徴とする請求項6に記載の通信端
    末装置。
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