JPH11262047A - 記憶媒体およびそれを利用する通信端末装置 - Google Patents

記憶媒体およびそれを利用する通信端末装置

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JPH11262047A
JPH11262047A JP10055232A JP5523298A JPH11262047A JP H11262047 A JPH11262047 A JP H11262047A JP 10055232 A JP10055232 A JP 10055232A JP 5523298 A JP5523298 A JP 5523298A JP H11262047 A JPH11262047 A JP H11262047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】端末装置の位置を容易に認識可能にする。 【解決手段】CS−ID群とそれに対応した位置情報
(文字列)との組み合わせを記憶するICカードを装着
する。待ち受け状態において一定時間毎にショートトラ
ッキングをし、順次受信して得られるCS−IDのう
ち、受信信号強度(RSSI)が上位所定数に入る制御
チャネルに係るCS−IDからなるCS−ID群を得、
これをRAMに記憶しておく。特定の発信者番号に係る
着信であって、かつ着サブアドレスに情報通知コードと
一致するコードが配されているとき(ST29)、RAMに
記憶されたCS−ID群と、ICカードに記憶されてい
る複数個の組み合わせの夫々のCS−ID群とを比較
し、複数個の組み合わせの夫々におけるCS−IDの一
致個数を検査し、最も一致個数の多い組み合わせを構成
する位置情報を得(ST30)、その位置情報(端末装置の
位置を示す)を相手側に送信する(ST32)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記憶媒体および
それを利用する通信端末装置に関する。詳しくは、基地
局識別情報群とそれに対応した位置情報との組み合わせ
を記憶した記憶媒体に係るものである。また、上記記憶
媒体を装着するための記憶媒体装着部を備え、自己また
は他の通信端末装置で利用可能な公衆基地局の制御チャ
ネルを順次受信して得られる基地局識別情報群と記憶媒
体に記憶されている複数個の組み合わせのそれぞれの基
地局識別情報群とを比較し、基地局識別情報の一致個数
が最も多い組み合わせを構成する位置情報を得ることに
よって、自己または他の通信端末装置の位置を容易に認
識可能にした通信端末装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信端末装置、例えば簡易型携帯
電話機(PHS:Personal Handyphone System)の小型
軽量化が進み、その携帯が容易となっている。通常、簡
易型携帯電話機の携帯者がどこにいるかは、その電話機
に電話をかけ、携帯者と通話をすることで確認すること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯者が地理
に不案内な例えば幼児、児童等であるときは、携帯して
いる電話機に電話をかけ、携帯者と通話をしたとして
も、その携帯者がどこにいるかを認識することが困難な
場合がある。
【0004】そこで、この発明では、例えば携帯者と通
話をすることなく、携帯者がどこにいるか、つまり装置
本体の位置を容易に認識可能にするための記憶媒体およ
びそれを利用する通信端末装置を得ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る記憶媒体
は、基地局識別情報群とそれに対応した位置情報との組
み合わせが複数個記憶されてなるものである。
【0006】また、この発明に係る通信端末装置は、基
地局識別情報群とそれに対応した位置情報との組み合わ
せが複数個記憶されてなる記憶媒体を装着するための記
憶媒体装着部と、利用可能な公衆基地局の制御チャネル
を順次受信して得られる基地局識別情報のうち、受信信
号強度が上位所定数に入る上記制御チャネルに係る基地
局識別情報からなる基地局識別情報群を得る情報取得手
段と、この情報取得手段で得られる基地局識別情報群と
記憶媒体装着部に装着された上記記憶媒体に記憶されて
いる複数個の組み合わせのそれぞれの基地局識別情報群
とを比較し、基地局識別情報の一致個数が最も多い上記
組み合わせを構成する上記位置情報を得る情報処理手段
とを備えるものである。
【0007】この発明において、記憶媒体には基地局識
別情報群とそれに対応した位置情報との組み合わせが複
数個記憶されている。通信端末装置の装置本体には、こ
の記憶媒体を装着するための記憶媒体装着部が備えられ
ている。通信端末装置の情報取得手段では、ショートト
ラッキングをして、つまり利用可能な公衆基地局の制御
チャネルを順次受信して得られる基地局識別情報のうち
受信信号強度が上位所定数に入る制御チャネルに係る基
地局識別情報からなる基地局識別情報群が得られる。
【0008】そして、通信端末装置の情報処理手段で
は、上述の情報取得手段で得られる基地局識別情報群と
記憶媒体装着部に装着された記憶媒体に記憶されている
複数個の組み合わせのそれぞれの基地局識別情報群とが
比較され、基地局識別情報の一致個数が最も多い上記組
み合わせを構成する位置情報が得られる。この位置情報
は自己の通信端末装置の位置を示すものとなる。この位
置情報で示される位置を表示部に表示することで、携帯
者は自分がどこにいるかを容易に認識可能となる。ま
た、この位置情報を相手側に送信することで、相手側は
携帯者がどこにいるかを容易に認識可能となる。
【0009】ここで、位置情報を上記相手側に送信する
位置情報送信モードとするモード設定手段を備え、位置
情報送信手段は、モード設定手段によって位置情報送信
モードに設定されているときのみ、位置情報を相手側に
送信するようにしてもよい。これにより、端末装置自体
の設定によって相手側に位置情報が送信されることを回
避できるようになる。また、モード設定手段は、記憶媒
体装着部に記憶媒体が装着されている場合のみ、位置情
報送信モードに設定することが可能となるようにしても
よい。これにより、位置情報送信モードが無駄に設定さ
れることを回避できる。
【0010】また、この発明に係る通信端末装置は、基
地局識別情報群とそれに対応した位置情報との組み合わ
せが複数個記憶されてなる記憶媒体を装着するための記
憶媒体装着部と、他の通信端末装置で利用可能な公衆基
地局の制御チャネルを順次受信して得られる基地局識別
情報のうち受信強度が上位所定数に入る上記制御チャネ
ルに係る基地局識別情報からなり、上記他の通信端末装
置より送信されてくる基地局識別情報群を受信する情報
受信手段と、この情報受信手段で受信される基地局識別
情報群と記憶媒体装着部に装着された記憶媒体に記憶さ
れている複数個の組み合わせのそれぞれの基地局識別情
報群とを比較し、基地局識別情報の一致個数が最も多い
上記組み合わせを構成する位置情報を得る情報処理手段
と、この情報処理手段で得られる位置情報で示される位
置を表示部に表示する表示制御手段とを備えるものであ
る。
【0011】この発明において、記憶媒体には基地局識
別情報群とそれに対応した位置情報との組み合わせが複
数個記憶されている。通信端末装置の装置本体には、こ
の記憶媒体を装着するための記憶媒体装着部が備えられ
ている。通信端末装置の情報受信手段では、他の通信端
末装置より送信されてくる基地局識別情報群が受信され
る。この基地局識別情報群は、上述の他の通信端末装置
において、ショートトラッキングをして、つまり利用可
能な公衆基地局の制御チャネルを順次受信して得られる
基地局識別情報のうち、受信信号強度が上位所定数に入
る制御チャネルに係る基地局識別情報からなるものであ
る。
【0012】そして、通信端末装置の情報処理手段で
は、上述の情報受信手段で受信される基地局識別情報群
と記憶媒体装着部に装着された記憶媒体に記憶されてい
る複数個の組み合わせのそれぞれの基地局識別情報群と
が比較され、基地局識別情報の一致個数が最も多い上記
組み合わせを構成する位置情報が得られる。この位置情
報は上述の他の通信端末装置の位置を示すものとなる。
この位置情報で示される位置が表示部に表示される。こ
れにより、携帯者は他の通信端末装置の携帯者がどこに
いるかを容易に認識可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての簡易型携帯電話機100を示している。
【0014】この電話機100は、マイクロコンピュー
タを有して構成され、システム全体を制御するための制
御部101と、送受信用のアンテナ102と、このアン
テナ102で捕らえられた所定周波数の受信信号をダウ
ンコンバートしてπ/4シフトQPSK(Quadrature P
hase Shift Keying)信号を得ると共に、後述するディ
ジタル変復調部より出力されるπ/4シフトQPSK信
号をアップコンバートして所定周波数の送信信号を得る
ための無線部103と、この無線部103より出力され
るπ/4シフトQPSK信号に復調処理をして受信デー
タを得ると共に、後述するTDMA(Time Division Mu
ltiple Access)処理部より出力される送信データに変
調処理をしてπ/4QPSK信号を得るディジタル変復
調部104とを有している。
【0015】また、電話機100は、ディジタル変復調
部104より出力される受信データ(複数スロットの時
分割多重データ)より予め設定された下りスロットのデ
ータを選択し、制御データおよび圧縮音声データに分離
すると共に、後述する音声コーデック部より出力される
圧縮音声データや、制御部101より出力される制御デ
ータを予め設定された上りスロットに多重するTDMA
処理部105を有している。
【0016】また、電話機100は、TDMA処理部1
05より出力される圧縮音声データに対して復号化処理
(誤り訂正処理を含む)をして受信音声信号を得ると共
に、送信音声信号に対して圧縮符号化処理(誤り訂正符
号の付加処理を含む)をして圧縮音声データを得るため
の音声コーデック部106と、この音声コーデック部1
06より出力される受信音声信号を増幅する低周波アン
プ107と、このアンプ107の出力音声信号による音
声を出力する受話器としてのスピーカ108と、音声コ
ーデック部106より出力される受信音声信号がDTM
F信号である場合、このDTMF信号を復調して4ビッ
ト(1ニブル)のDTMF信号コードを得るDTMF復
調器109とを有している。この場合、DTMF復調器
109で得られるDTMF信号コードは制御部101に
供給される。
【0017】また、電話機100は、送話器としてのマ
イクロホン111と、このマイクロホン111より出力
される音声信号を増幅する低周波アンプ112と、制御
部101より供給されるDTMF信号コードをDTMF
信号に変換するDTMF変調器113と、アンプ112
の出力音声信号またはDTMF変調器113の出力DT
MF信号を選択的に取り出して音声コーデック部106
に送信音声信号として供給する切換スイッチ114とを
有している。
【0018】この場合、切換スイッチ114のa側の固
定端子にはアンプ112の出力側が接続され、そのb側
の固定端子にはDTMF変調器113の出力側が接続さ
れる。切換スイッチ114は、制御部101によって制
御され、DTMF信号を送信する場合はb側に接続さ
れ、その他の通話等を行う場合はa側に接続される。
【0019】また、電話機100は、ユーザが各種のキ
ー操作を行うための操作部115と、液晶表示器等で構
成される表示部116と、電話帳データや文字メッセー
ジデータ等を記憶するための不揮発性メモリ117と、
着信時に制御部101の制御によって呼出音を出力する
呼出音出力部118とを有している。これら操作部11
5、表示部116、不揮発性メモリ117および呼出音
出力部118は、それぞれ制御部101に接続されてい
る。
【0020】ここで、操作部115には、発呼を指示し
たり、着信時に応答するための通話キー、通話を終了す
るための終話キー、電話番号を入力するためのテンキ
ー、電話帳データを検索するためのキー、電話帳データ
を記憶するためのキー、位置入力操作モード等に移行さ
せるためのキー等が配されている。表示部116には、
システムの状態の他に、電話帳データの検索で選択され
た電話帳データ、テンキーで入力される電話番号等が表
示される。
【0021】また、制御部101は、上述せずもマイク
ロコンピュータの動作プログラム、DTMF信号コード
をキャラクタコードに変換するための変換フォーマット
等が書き込まれているROM(read only memory)11
9と、DTMF復調器109で得られるDTMF信号コ
ード等を一時的に書き込むための作業用のRAM(rand
om access memory)120とを備えている。
【0022】また、電話機100は、装置本体に、基地
局識別情報群とそれに対応した位置情報との組み合わせ
を記憶する記憶媒体としてのICカード121を着脱自
在に装着するための装着部122を有している。装着部
122に装着されるICカード121は制御部101に
接続される。ICカード121には、例えば製造時に基
地局識別情報群とそれに対応した位置情報との組み合わ
せが予め記憶され、あるいは後述する位置入力操作モー
ドとすることで基地局識別情報群とそれに対応した位置
情報との組み合わせが記憶される。
【0023】次に、図1に示す簡易型携帯電話機100
の動作を説明する。電源オン時には、制御チャネルとの
同期がはずれた状態にあるので、基地局より送信される
制御チャネルを受信して制御チャネルとの同期確立が行
われる。この場合、利用可能な公衆基地局の制御チャネ
ルを順次受信する、いわゆるショートラッキングが行わ
れ、受信信号強度(RSSI:Receive Signal Strengt
h Indicate)が選択レベル以上で、かつ最大の制御チャ
ネルが選択され、その制御チャネルとの同期確立が行わ
れる。そしてその後に、同期確立が行われた制御チャネ
ルに係る基地局のエリアにいるという位置登録が行われ
る。この位置登録は通話チャネルを使用して行われる。
位置登録が終了した後は、同期確立が行われた制御チャ
ネルの受信状態に戻って待ち受け状態となる。
【0024】図2は、論理制御チャネル(LCCH)の
構成例を示している。ただし、TDMAフレームの第1
スロットを論理制御チャネル(LCCH)に割り当てる
と共に、LCCHスーパーフレームをnTDMAフレー
ム毎のm個の間欠送信スロットで構成した例である。
【0025】基地局(CS)の使用するスロットは、下
り(送信)の4スロットとそれに続く上り(受信)の4
スロットとによって5[ms]のTDMAフレームが構
成される。そして、下り論理制御チャネル(LCCH)
を構成するスロットはnTDMAフレーム毎に存在す
る。すなわち、下り間欠送信周期は5×n[ms]であ
る。
【0026】また、すべてのLCCH要素のスロット位
置を指定する下り論理制御チャネル(LCCH)の最小
周期(5×n×m[ms])がLCCHスーパーフレー
ムと定義される。下り論理制御チャネル(LCCH)
は、報知チャネル(BCCH)、一斉呼び出しチャネル
(PCH)、個別セル用チャネル(SCCH)とで構成
される。BCCHはLCCHスーパーフレームの先頭ス
ロットで送信され、このBCCHの送信によりLCCH
の先頭位置が通知される。一方、上り論理制御チャネル
(LCCH)は、個別セル用チャネル(SCCH)で構
成される。上り論理制御チャネル(LCCH)のスロッ
ト位置は、BCCH上の無線チャネル情報報知メッセー
ジ中の制御用キャリア構成情報要素によって基地局(C
S)から移動局(PS)に通知される。
【0027】図3は、BCCHの構成を示している。B
CCHはCSからPSに制御情報を報知するための下り
片方向チャネルである。このBCCHによって、チャネ
ル構造に関する情報、システム情報等が転送される。
【0028】BCCHは、プリアンブルパターン(P
R)、同期用ユニークワード(UN)、チャネル種別コ
ード(CI)、発識別符号、データ(BCCH)および
巡回誤り検出符号(CRC)で構成される。そして、発
識別符号(CS−ID)は、事業者識別符号、一斉呼出
エリア番号および付加IDで構成される。また、データ
(BCCH)は、オクテット1〜オクテット8で構成さ
れる。そして、オクテット1の下位7ビットによって、
オクテット2〜オクテット8によるメッセージの種別が
示される。
【0029】図4は、SCCHの構成を示している。S
CCHはCSとPSの間で呼接続に必要な情報を転送す
るポイント-ポイントの双方向チャネルである。このS
CCHでは、セル毎に独立の情報が転送される。
【0030】SCCHは、プリアンブルパターン(P
R)、同期用ユニークワード(UN)、チャネル種別コ
ード(CI)、発識別符号、着識別符号、データ(SC
CH)および巡回誤り検出符号(CRC)で構成され
る。そして、SCCH(下り)において、発識別符号
(CS−ID)は事業者識別符号、一斉呼出エリア番号
および付加IDで構成され、着識別符号はPS呼出符号
(PS−ID)で構成される。図示せずも、SCCH
(上り)では、上述した発識別符号が着識別符号とな
り、上述した着識別符号が発識別符号となる。また、デ
ータ(SCCH)は、オクテット1〜オクテット5で構
成される。そして、オクテット1の下位7ビットによっ
て、オクテット2〜オクテット5によるメッセージの種
別が示される。
【0031】PCHは、CSからPSに対して、単一セ
ルあるいは複数セルの広いエリア(一斉呼出エリア)に
同一の情報を一斉に転送するポイント-マルチポイント
の下り片方向チャネルである。このPCHによって、C
SはPSに対して着信があったことを通知する。図2に
示すように、LCCHスーパーフレームには複数個のP
CH(PCH1〜PCHn)が存在する。
【0032】図5は、PCHの構成を示している。PC
Hは、プリアンブルパターン(PR)、同期用ユニーク
ワード(UN)、チャネル種別コード(CI)、発識別
符号、データ(PCH)および巡回誤り検出符号(CR
C)で構成される。そして、発識別符号は、事業者識別
符号、一斉呼出エリア番号および付加IDで構成され
る。また、データ(PCH)は、オクテット1〜オクテ
ット8で構成される。
【0033】この場合、PCHは単一のメッセージのみ
を定義するため、メッセージ種別を示す領域はない。オ
クテット1の5〜7ビットで、呼出なし、BCD13桁
以下のPS番号による呼出サービス、16進7桁のPS
番号による呼出サービスである等の呼出サービス種別が
表示される。そして、オクテット1〜7によってPS番
号が示される。さらに、オクテット8によって、報知チ
ャネル(BCCH)の受信指示が行われる。後述する間
欠受信時に変化が生じた場合、PSは、この受信指示に
よってBCCHを受信する。
【0034】なお、PSは、着信群番号によって複数の
PCH(PCH1〜PCHn)より受信すべきPCHを
認識する。PSは、PS番号とCSからのBCCHの内
容(nPCH、nGROUP、制御用キャリア構成)に基づき、
(1)式によって、着信群番号が算出される。ここで、
PCHは同一着信群数、nGROUPは着信群分ファクタであ
る。また、2周波(2LCCH)を使用しPCHの着信
群が相互に関係する場合はX=2であり、それ以外では
X=1である。 着信群番号=(PS番号)MOD(nPCH×nGROUP×X)+1 ・・・(1)
【0035】上述したように、位置登録が終了した後
は、制御チャネルの受信状態に戻って待ち受け状態とな
る。この待ち受け状態では、電話機(PS)10は、算
出した着信群番号に対応するPCHのみを受信する間欠
受信に移行する。この場合、算出した着信群番号に対応
するPCHはLCCHスーパーフレーム毎に存在するこ
とから、従来待ち受け状態では、例えば1.2秒毎の間
欠受信が行われている。
【0036】図6は、待ち受け状態におけるPCHの間
欠受信の動作を示している。自己の着信群番号に対応す
るPCHがPCHaであるとする。まず、最初に、制御
チャネルの連続受信を行って、BCCHを受信する。こ
のBCCH中の情報より自己の着信群番号を算出し、そ
の着信群番号に基づいて受信タイミングを算出してPC
Haを受信する。そして、それ以後は、一定の受信タイ
ミングでPCHaのみを間欠受信する。
【0037】通話を行う場合の動作について説明する。
この場合、例えば操作部115のキー操作で相手側の電
話番号を入力し、あるいは電話帳データを検索した後に
通話キーを操作すると、発呼処理が行われる。すなわ
ち、制御部101より制御データとして電話番号データ
等がTDMA処理部105に供給されて制御チャネルで
基地局に送信される。これにより、相手側との回線接続
が行われて通話可能状態となる。
【0038】ここで、通話は通話チャネルを使用して行
われるが、回線接続処理時に制御チャネルを使用して基
地局より通話チャネルの通信周波数およびスロット位置
のデータが制御データとして送信されてTDMA処理部
105より制御部101に供給される。制御部101
は、通信周波数データに基づいて無線部103を制御し
て送受信周波数が通話チャネルの通信周波数と一致する
ようにすると共に、スロット位置データに基づいてTD
MA処理部105で選択されるスロットを設定する。よ
って、通話は基地局より通知された通話チャネルを使用
して行われる。
【0039】ここで、図7を参照して、通話時における
通信用物理スロットの構成を説明する。基地局(CS)
の使用するスロットは、下り(送信)の4スロットとそ
れに続く上り(受信)の4スロットとによって、5[m
s]のTDMAフレームが構成される。PSは、各TD
MAフレームにおいて、上りの設定スロットでデータを
CSに送信し、下りの設定スロットのデータを受信デー
タとする。
【0040】また、制御チャネルを使用して基地局より
制御データとして呼出データが送信され、この呼出デー
タがTDMA処理部105より制御部101に供給され
て着信が検出されると、制御部101によって呼出音出
力部118が制御されて呼出音が出力される。
【0041】この呼び出し動作が行われている状態で、
通話キーが操作されて応答があると、制御部101より
制御データとして応答データがTDMA処理部105に
供給されて基地局に制御チャネルで送信される。これに
より、相手側との回線接続が行われて通話可能状態とな
る。この場合も、通話は基地局より通知された通話チャ
ネルを使用して行われる。
【0042】通話状態では、通話チャネルで送信されて
きた圧縮音声データがTDMA処理部105より出力さ
れる。この圧縮音声データは音声コーデック部106に
供給されて復号化処理が行われた後にアナログ信号に変
換される。そして、音声コーデック部106より出力さ
れる受信音声信号がアンプ107を介してスピーカ10
8に供給され、このスピーカ108より受信音声信号に
よる音声が出力される。
【0043】また、マイクロホン111より出力される
送信音声信号はアンプ111で増幅された後に音声コー
デック部106に供給されてディジタル信号に変換され
た後に圧縮符号化処理されて圧縮音声データが形成され
る。そして、音声コーデック部106より出力される圧
縮音声データがTDMA処理部105に供給され、通話
チャネルで相手側に送信される。
【0044】次に、図8のフローチャートを使用して、
装着部122に装着されたICカード121に基地局識
別情報群とそれに対応した位置情報との組み合わせを記
憶するために、ユーザ(携帯者)の操作部115のキー
操作により位置入力操作モードとされた場合の動作を説
明する。
【0045】位置入力操作モードとされると、まずステ
ップST1で、ICカード121の記憶領域に空きがあ
るか否かが判定される。空きがあるときは、直ちにステ
ップST2に進む。
【0046】空きがないときは、ステップST3で、I
Cカード121の記憶領域に記憶されている基地局識別
情報群とそれに対応した文字列の各組み合わせにおける
文字列を組み合わせ番号と共に表示部116に表示す
る。この場合、表示部116の表示範囲が狭いときは、
例えばスクロールによって各組み合わせにおける文字列
を順に繰り返し表示する。
【0047】そして、ステップST4で、ユーザの操作
部115の操作によって、重ね書き許可領域の選択があ
るか否かを判定し、ステップST5で、ステップST3
で文字列を表示してから一定時間が経過したか否かを判
定する。この場合、ステップST3で表示部116に表
示された文字列に付されている組み合わせ番号のいずれ
かがユーザの操作部115の操作によって入力されたと
きは、重ね書き許可領域の選択があったと判定する。ス
テップST4で重ね書き許可領域の選択があったとき
は、ステップST2に進み、ステップST5で所定時間
が経過したときはステップST6に進み、待ち受け状態
に移行する。
【0048】ステップST2では、利用可能な公衆基地
局の制御チャネルを順次受信する、いわゆるショートト
ラッキングをする。そして、ステップST7で、受信信
号強度が上位所定数に入る制御チャネルに係るCS−I
Dを基地局識別情報群(CS−ID群)としてICカー
ド121の記憶領域に記憶する。この場合、ステップS
T4で重ね書き許可領域の選択があったときは、その重
ね書き許可領域に記憶されることとなる。
【0049】そして、ステップST8で、位置情報とし
ての文字列の入力があるか否かを判定し、ステップST
9で、ステップST7でICカード121の記憶領域に
基地局識別情報群(CS−ID群)を記憶してから所定
時間が経過したか否かを判定する。この場合、ユーザの
操作部115の操作によって入力された文字列は表示部
116に表示され、ユーザが確認して確定することが可
能とされる。なお、ステップST4で重ね書き許可領域
の選択がある場合には、最初その重ね書き許可領域に記
憶されていた組み合わせにおける文字列が表示部116
に表示され、その文字列を訂正する形式で文字列の入力
が行われる。
【0050】文字列の入力がなく、所定時間が経過した
ときは、ステップST10で、ステップST7における
基地局識別情報群の記憶が無効とされ、その後にステッ
プST6に進んで待ち受け状態とする。一方、所定時間
が経過する前に文字列の入力あるときは、ステップST
11で、入力された文字列をステップST7で記憶され
た基地局識別情報群と対にしてICカード121の記憶
領域に記憶する。そして、ステップST12で、位置入
力の成功を表示部116にして、その後にステップST
6に進んで待ち受け状態とする。
【0051】このように、位置入力操作モードとする毎
に、図8のフローチャートに沿った動作が行われること
から、ユーザ(携帯者)が電話機100を携帯して移動
し、複数の移動位置で位置入力操作モードとすること
で、ICカード121の記憶領域に、複数の移動位置に
係る基地局識別情報群と文字列の組み合わせを順次記憶
できることとなる。
【0052】なお、図8のフローチャートにおいては、
ステップST12で位置入力の成功を表示部116に表
示するものであったが、その位置入力の成功を音声でユ
ーザに知らせるようにしてもよい。また、図8のフロー
チャートの説明では触れていないが、ステップST7で
ICカード121の記憶領域に記憶しようとする基地局
識別情報群が、既に記憶されている所定の組み合わせに
おける基地局識別情報群と一致するときには、その旨を
対応する文字列と共に表示部116に表示し、ユーザが
基地局識別情報群の記憶を行うか否かを選択可能とする
か、あるいは直ちに待ち受け状態とするようにしてもよ
い。これにより、ICカード121の記憶領域に同一情
報がだぶって記憶されることを回避することが可能とな
る。
【0053】また、ユーザの操作部115の操作により
位置探査モード(位置情報送信モード)のオンオフの選
択状態とするとき、表示部116の表示は、例えば図9
に示すようになる。この状態で、「1」キーが押圧され
るときは位置探査モードがオンに設定され、「3」キー
が押圧されるときは位置探査モードがオフに設定され
る。後述するように、位置探査モードがオンに設定され
ている場合のみ、発信側に位置情報としての文字列のデ
ータが送信される。なお、装着部122にICカード1
21が装着されている場合のみ、位置探査モードをオン
に設定できるようにしてもよい。これにより、位置探査
モードのオン設定が無駄に行われることを回避できる。
【0054】また、ユーザの操作部115の操作により
情報通知コードの入力状態とするとき、表示部116の
表示は、例えば図10Aに示すようになる。この状態
で、ユーザが操作部115を操作して情報通知コード、
例えば「イマ ドコニ イルノ」の文字列を入力する
と、表示部116の表示が図10Bに示すようになり、
情報通知コードが設定される。
【0055】次に、図11および図12のフローチャー
トを参照して、電話機100の制御部101の制御動作
を説明する。
【0056】まず、ステップST21で、利用可能な公
衆基地局の制御チャネルを順次受信する、いわゆるショ
ートトラッキングをし、ステップST22で、受信信号
強度が上位所定数に入る制御チャネルに係るCS−ID
を基地局識別情報群(CS−ID群)としてRAM12
0に記憶する。
【0057】そして、ステップST23で、制御部10
1内の5分タイマ(図示せず)を起動し、ステップST
24で、発呼や着信等のイベントがあるか否かを判定
し、ステップST25で、5分が経過したか否かを判定
する。イベントがなく5分が経過したときは、ステップ
ST21に戻る。すなわち、イベントがないときは、5
分毎に、ショートトラッキングをし、受信信号強度が上
位所定数に入る制御チャネルに係るCS−IDを基地局
識別情報群(CS−ID群)としてRAM120に記憶
する。
【0058】ステップST24でイベントがあるとき
は、ステップST26で、特定の発信者番号(電話番
号)に係る着信であるか否かを判定する。特定の発信者
番号に係る着信でないときは、ステップST27に進
み、そのイベントに対応した通常の動作を行うように制
御する。一方、特定の発信者番号に係る着信であるとき
は、ステップST28で、位置探査モードがオンである
か否かを判定する。位置探査モードがオンでないとき
は、ステップST27に進み、着信に対応した通常の動
作を行うように制御する。これにより、電話機100自
体における設定によって、位置情報が相手側に送信され
ることを回避できる。
【0059】ステップST28で位置探査モードがオン
であるときは、ステップST29(図12)で、着信時
に基地局より送られてくる呼設定メッセージの着サブア
ドレスに、上述したように予め設定されている情報通知
コードと一致するコードが配されているか否かを判定す
る。因に、呼設定メッセージには、図13に示すよう
に、発呼元の電話番号である発呼電話番号(発番号)、
この発呼電話番号に付随した発サブアドレス、発呼先
(着信側)の電話番号である着信側電話番号(着番
号)、この着信側電話番号に付随した着サブアドレスが
含まれている。
【0060】ステップST29で、着サブアドレスに情
報通知コードと一致するコードが配されているときは、
ステップST30に進む。ステップST30では、ステ
ップST22でRAM120に記憶された基地局識別情
報群(CS−ID群)と、ICカード121の記憶領域
に記憶されている複数個の組み合わせのそれぞれの基地
局識別情報群(CS−ID群)とを比較し、複数個の組
み合わせのそれぞれにおけるCS−IDの一致個数を検
査し、最も一致個数の多い組み合わせを構成する文字列
を得るようにする。この文字列は電話機100の位置、
すなわちこの電話機100の携帯者の位置を示すものと
なる。
【0061】そして、ステップST31で、自動応答を
し、ステップST32で、その文字列のデータを相手側
に送信し、その後にステップST33で、回線を切断
し、ステップST34で、待ち受け状態とする。文字列
のデータは、例えばDTMF信号で相手側に送信され
る。この場合、切換スイッチ114がb側に接続され
る。そして、制御部101よりDTMF変調器113に
文字列のデータに対応したDTMF信号コードが供給さ
れ、このDTMF変調器113より出力される文字列の
データに対応したDTMF信号が送信音声信号として音
声コーデック部106に供給される。
【0062】本実施の形態においては、このように特定
の発信者番号に係る着信であること、かつ着サブアドレ
スに情報通知コードと一致するコードが配されているこ
とを条件として位置情報としての文字列のデータが相手
側に送信されるものであるが、特定の発信者番号に係る
着信であることや、着サブアドレスに情報通知コードと
一致するコードが配されていることのみを条件とするこ
ともできる。
【0063】また、ステップST29で着サブアドレス
に情報通知コードと一致するコードが配されていないと
きは、ステップST35で、呼出音出力部118を制御
し、呼出音を出力させる。そして、ステップST36
で、ユーザの操作部115による操作があるか否かを判
定し、ステップST37で、呼出音を出力してから所定
時間が経過したか、または相手側の切断があったか否か
を判定する。応答がなく、所定時間が経過し、あるいは
相手側の切断があるときは、ステップST38で呼出音
出力部118を制御し、呼出音の出力を停止させ、ステ
ップST34で、待ち受け状態とする。
【0064】所定時間が経過する前、あるいは相手側の
切断がある前に、応答があるときは、ステップST40
で、通話状態とする。そして、ステップST41で、位
置情報の要求を受信したか否かを判定し、ステップST
42で、他のイベントがあるか否かを判定する。DTM
F復調器109より位置情報の要求を示すDTMF信号
コードが得られるときは、位置情報の要求があったと判
定する。
【0065】位置情報の要求のあるときは、ステップS
T43に進む。ステップST43では、ステップST3
0と同様に、複数個の組み合わせのそれぞれにおけるC
S−IDの一致個数を検査し、最も一致個数の多い組み
合わせを構成する文字列を得るようにする。そして、ス
テップST44で、その文字列のデータを相手側に送信
し、その後にステップST42に進む。このように、相
手側は、通話状態において、DTMF信号で位置情報の
要求を送ることで、位置情報としての文字列のデータを
DTMF信号によって受け取ることができる。
【0066】なお、ステップST42で他のイベントが
あり、ステップST45で、そのイベントが切断(ユー
ザによる切断操作、あるいは相手側の切断)であるとき
は、ステップST33で回線を切断し、ステップST3
4で待ち受け状態とする。一方、イベントが切断でない
ときは、ステップST46で、そのイベントに対応した
処理をする。
【0067】このように本実施の形態においては、特定
の発信者番号に係る着信であって、着サブアドレスに情
報通知コードと一致するコードが配されている場合に
は、自動応答し、位置情報としての文字列のデータを相
手側に送信する。また、通話状態において、相手側より
位置情報の要求を受信するときも、位置情報としての文
字列のデータを相手側に送信する。したがって、相手側
では、送信されてくる文字列のデータによって位置を表
示することで、電話機100の携帯者の位置を容易に認
識できる。
【0068】なお、上述実施の形態においては、位置情
報としての文字列のデータをそのまま相手側に送信する
ものを示したが、CS−IDの一致個数に対応して、文
字列のデータにその精度を示すデータを付加して相手側
に送信するようにしてもよい。これにより、相手側では
文字列で示される位置の精度を認識できることとなる。
精度を示すデータとしては、例えば一致個数が少ない場
合には、「・・・の近く」、「・・・付近」等の文字列
のデータが考えられる。
【0069】また、上述実施の形態においては、RAM
120に記憶された基地局識別情報群(CS−ID群)
と、ICカード121の記憶領域に記憶されている複数
個の組み合わせのそれぞれの基地局識別情報群(CS−
ID群)とを単に比較し、複数個の組み合わせのそれぞ
れにおけるCS−IDの一致個数を求めるものである。
しかし、ICカード121の記憶領域に記憶されている
複数個の組み合わせのそれぞれの基地局識別情報群と、
RAM120に記憶された基地局識別情報群とを受信信
号強度に基づいて複数のグループに分割し、RAM12
0に記憶されている基地局識別情報群とICカード12
1の記憶領域に記憶されている複数個の組み合わせのそ
れぞれの基地局識別情報群とを各グループ毎に比較して
一致個数を求めるようにしてもよい。これにより、より
精度の高い位置情報としての文字列を得ることが可能と
なる。
【0070】また、上述実施の形態においては、待ち受
け状態において5分毎に基地局識別情報群を得てRAM
120に記憶するようにしているが、この基地局識別情
報群を得てRAM120に記憶する動作は、受信データ
の劣化が生じたとき、あるいは特定の電話番号の相手側
より着信があったときに実行するようにしてもよい。受
信データの劣化が生じたときは、同期確立すべき制御チ
ャネルを得るためにショートトラッキングをする必要が
あるが、このショートトラッキングが上述した基地局識
別情報群を得るためのショートトラッキングに兼用され
る。なお、特定の電話番号の相手側より着信があったと
き、基地局識別情報群を得る動作を実行する場合には、
その後に、特定の電話番号の相手側に発呼して、位置情
報としての文字列のデータを送信することとなる。この
場合、ショートトラッキングによって基地局識別情報群
を得る必要があることから、文字列のデータを相手側に
送信するためには相手側に発呼しなければならない。
【0071】また、上述実施の形態においては、位置入
力操作モード(図8参照)とすることで、ICカード1
21の記憶領域に基地局識別情報群とそれに対応する文
字列との組み合わせを記憶するようにしたものである
が、これらの組み合わせを例えば他の電話機やサービス
センター等より受信し、ICカード121の記憶領域に
書き込むようにしてもよい。
【0072】また、上述実施の形態においては、位置情
報としての文字列のデータを相手側に送信するものであ
ったが、電話機100の携帯者自体の操作によって、位
置情報としての文字列を得、その文字列を表示部116
に表示するように構成することもできる。これにより、
携帯者は自分がどこにいるかを容易に認識可能となる。
この場合、一致個数に応じて精度を示す文字列を付加し
て表示することもできる。
【0073】また、上述実施の形態においては、電話機
100自体において利用可能な公衆基地局の制御チャネ
ルを順次受信して得られる基地局識別情報のうち受信信
号強度が上位所定数に入る上記制御チャネルに係る基地
局識別情報からなる基地局識別情報群と、ICカード1
21の記憶領域に記憶されている複数個の組み合わせの
それぞれの基地局識別情報群とを比較し、複数個の組み
合わせのそれぞれにおけるCS−IDの一致個数を検査
し、最も一致個数の多い組み合わせを構成する文字列、
すなわち自己の電話機100の存在位置を示す文字列を
得るようにしたものである。
【0074】上述せずも、他の電話機で利用可能な公衆
基地局の制御チャネルを順次受信して得られる基地局識
別情報のうち受信強度が上位所定数に入る上記制御チャ
ネルに係る基地局識別情報からなり、他の電話機より送
信されてくるその基地局識別情報群を受信し、その受信
した基地局識別情報群とICカード121の記憶領域に
記憶されている複数個の組み合わせのそれぞれの基地局
識別情報群とを比較し、複数個の組み合わせのそれぞれ
におけるCS−IDの一致個数を検査し、最も一致個数
の多い組み合わせを構成する文字列、すなわち他の電話
機の存在位置を示す文字列を得ることも考えられる。
【0075】また、上述実施の形態においては、基地局
識別情報群とそれに対応した位置情報との組み合わせを
記憶する記憶媒体がICカードであるものを示したが、
他の記憶媒体を使用してもよい。例えば、工場で、基地
局識別情報群とそれに対応した位置情報との組み合わせ
を記憶するための半導体メモリを実装するようにしても
よい。この場合、工場で、その半導体メモリに基地局識
別情報群とそれに対応した位置情報との組み合わせを記
憶しておいてもよい。
【0076】さらに、上述実施の形態においては、通信
端末装置が簡易型携帯電話機であるものを示したが、こ
の発明はその他の通信端末装置にも同様に適用できるこ
とは勿論である。
【0077】
【発明の効果】この発明によれば、基地局識別情報群と
それに対応した位置情報との組み合わせが記憶媒体に記
憶されており、自己または他の通信端末装置において利
用可能な公衆基地局の制御チャネルを順次受信して得ら
れる基地局識別情報群と装着部に装着された上記記憶媒
体に記憶されている複数個の組み合わせのそれぞれの基
地局識別情報群とを比較し、基地局識別情報の一致個数
が最も多い組み合わせを構成する位置情報を得ることが
でき、自己または他の通信端末装置の位置を容易に認識
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての簡易型携帯電話機(PH
S)の構成を示すブロック図である。
【図2】論理制御チャネル(LCCH)の構成を示す図
である。
【図3】BCCHの構成を示す図である。
【図4】SCCHの構成を示す図である。
【図5】PCHの構成を示す図である。
【図6】待ち受け状態におけるPCHの間欠受信の動作
を示す図である。
【図7】通話時における通信用物理スロットの構成を示
す図である。
【図8】位置入力操作モードの制御動作を説明するため
のフローチャートである。
【図9】位置探査モードのオンオフ選択時の表示例を示
す図である。
【図10】情報通知コードの入力時の表示例を示す図で
ある。
【図11】実施の形態としての簡易型携帯電話機の動作
を説明するためのフローチャート(1/2)である。
【図12】実施の形態としての簡易型携帯電話機の動作
を説明するためのフローチャート(2/2)である。
【図13】呼設定メッセージの一部構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
100 簡易型携帯電話機 101 制御部 102 送受信用のアンテナ 103 無線部 104 ディジタル変復調部 105 TDMA処理部 106 音声コーデック部 107,112 低周波アンプ 108 スピーカ 109 DTMF復調器 111 マイクロホン 113 DTMF変調器 114 切換スイッチ 115 操作部 116 表示部 117 不揮発性メモリ 118 呼出音出力部 121 ICカード 122 装着部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局識別情報群とそれに対応した位置
    情報との組み合わせが複数個記憶されてなる記憶媒体。
  2. 【請求項2】 基地局識別情報群とそれに対応した位置
    情報との組み合わせが複数個記憶されてなる記憶媒体を
    装着するための記憶媒体装着部と、 利用可能な公衆基地局の制御チャネルを順次受信して得
    られる基地局識別情報のうち受信信号強度が上位所定数
    に入る上記制御チャネルに係る基地局識別情報からなる
    基地局識別情報群を得る情報取得手段と、 上記情報取得手段で得られる基地局識別情報群と上記記
    憶媒体装着部に装着された上記記憶媒体に記憶されてい
    る複数個の組み合わせのそれぞれの基地局識別情報群と
    を比較し、基地局識別情報の一致個数が最も多い上記組
    み合わせを構成する上記位置情報を得る情報処理手段と
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 上記情報処理手段で得られる上記位置情
    報で示される位置を表示部に表示する表示制御手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項2に記載の通信端末
    装置。
  4. 【請求項4】 上記情報処理手段で得られる上記位置情
    報を相手側に送信する位置情報送信手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 上記位置情報を上記相手側に送信する位
    置情報送信モードとするモード設定手段を備え、 上記位置情報送信手段は、上記モード設定手段によって
    上記位置情報送信モードに設定されているときのみ、上
    記位置情報を上記相手側に送信することを特徴とする請
    求項4に記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 上記モード設定手段は、上記記憶媒体装
    着部に上記記憶媒体が装着されている場合のみ、上記位
    置情報送信モードに設定可能とされることを特徴とする
    請求項5に記載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 基地局識別情報群とそれに対応した位置
    情報との組み合わせが複数個記憶されてなる記憶媒体を
    装着するための記憶媒体装着部と、 他の通信端末装置で利用可能な公衆基地局の制御チャネ
    ルを順次受信して得られる基地局識別情報のうち受信強
    度が上位所定数に入る上記制御チャネルに係る基地局識
    別情報からなり、上記他の通信端末装置より送信されて
    くる基地局識別情報群を受信する情報受信手段と、 上記情報受信手段で受信される基地局識別情報群と上記
    記憶媒体装着部に装着された上記記憶媒体に記憶されて
    いる複数個の組み合わせのそれぞれの基地局識別情報群
    とを比較し、基地局識別情報の一致個数が最も多い上記
    組み合わせを構成する上記位置情報を得る情報処理手段
    と、 上記情報処理手段で得られる上記位置情報で示される位
    置を表示部に表示する表示制御手段とを備えることを特
    徴とする通信端末装置。
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Cited By (6)

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