JPH09307961A - 携帯用端末装置 - Google Patents

携帯用端末装置

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Publication number
JPH09307961A
JPH09307961A JP8121764A JP12176496A JPH09307961A JP H09307961 A JPH09307961 A JP H09307961A JP 8121764 A JP8121764 A JP 8121764A JP 12176496 A JP12176496 A JP 12176496A JP H09307961 A JPH09307961 A JP H09307961A
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JP
Japan
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control channel
data
base station
key
operator
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Pending
Application number
JP8121764A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Adachi
直史 安達
Teru Saito
輝 齊藤
Akira Otake
旭 大竹
Yoshito Takeshima
義人 竹島
Ryoji Terada
亮治 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の事業者の基地局のいずれにも接続できる
ようにする。 【解決手段】PHSのマイコンは、制御チャネルとの同
期がはずれるとき、時間t1(6秒)毎に、時間W2だ
け制御チャネルの受信状態とする(ST45,ST4
9)。この場合、ユーザのキー入力部の操作によって設
定された優先順位Nに従って、事業者1〜3を順次繰り
返し自動的に選択する(ST41,ST42,ST5
0,ST51)。そして、選択された事業者の基地局よ
り送信される制御チャネルを受信し、その制御チャネル
との同期を確立し、その後にその基地局に対して位置登
録をして待ち受け状態に移行する(ST47,ST5
2,ST53)。これにより、事業者1〜3の基地局の
いずれとも接続することが可能となる。事業者の選択を
自動的に行うのではなく、ユーザのキー入力部の操作に
よって手動で行ってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機等の
携帯用端末装置に関する。詳しくは、複数の事業者の基
地局より送信される制御チャネルを選択的に受信するこ
とによって、複数の事業者の基地局のいずれにも接続で
きるようにした携帯用端末装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】現在、簡易型携帯電話の事業者として複
数の事業者が存在する。そして、ある事業者に登録され
た簡易型携帯電話機(PHS:Personal Handyphone Sy
stem)は、他の事業者の基地局が近くにあっても、その
基地局には接続できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、事業者によ
って基地局の設置場所が異なっていることから、簡易型
携帯電話機としては、複数の事業者の基地局のいずれに
も接続できれば、回線接続の機会が増すことになるた
め、使い勝手が向上する。
【0004】そこで、この発明では、複数の事業者の基
地局のいずれにも接続できるようにすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、基地局より
送信される制御チャネルを受信して、その制御チャネル
との同期を確立し、その後に基地局に対して位置登録を
して待ち受け状態にする携帯用端末装置において、複数
の事業者よりいずれかの事業者を選択する事業者選択手
段と、この事業者選択手段で選択される事業者の基地局
より送信される制御チャネルを受信するように制御する
受信状態制御手段とを備えるものである。
【0006】複数の事業者より手動でいずれかの事業者
が選択され、あるいは優先順位に従って所定時間毎に複
数の事業者が順次繰り返し選択される。そして、選択さ
れた事業者の基地局より送信される制御チャネルを受信
するように受信周波数などが制御される。このような状
態で、制御チャネルが受信されてその制御チャネルとの
同期が確立した場合には、その基地局に対して位置登録
が行われて待ち受け状態に移行する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての簡易型携帯電話機10を示している。この電
話機10は、事業者1〜3より選択されたいずれかの事
業者の基地局に接続できるように構成されている。
【0008】電話機10は、システム全体を制御するた
めのマイクロコンピュータ11(以下、「マイコン」と
いう)と、送受信用のアンテナ12と、このアンテナ1
2で捕らえられた所定周波数の受信信号をダウンコンバ
ートしてπ/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shi
ft Keying)信号を得ると共に、後述するディジタル変
復調部より出力されるπ/4シフトQPSK信号をアッ
プコンバートして所定周波数の送信信号を得るための無
線部13と、この無線部13より出力されるπ/4シフ
トQPSK信号に復調処理をして受信データを得ると共
に、後述するTDMA(Time Division Multiple Acces
s)処理部より出力される送信データに変調処理をして
π/4QPSK信号を得るディジタル変復調部14とを
有している。
【0009】また、電話機10は、ディジタル変復調部
14より出力される受信データ(複数スロットの時分割
多重データ)より予め設定された下りスロットのデータ
を選択し、制御データおよび圧縮音声データに分離する
と共に、後述する音声コーデック部より出力される圧縮
音声データや、マイコン11より出力される制御データ
を予め設定された上りスロットに多重するTDMA処理
部15を有している。
【0010】また、電話機10は、TDMA処理部15
より出力される圧縮音声データに対して復号化処理(誤
り訂正処理もを含む)をして受信音声信号を得ると共
に、送信音声信号に対して圧縮符号化処理(誤り訂正符
号の付加処理も含む)をして圧縮音声データを得るため
の音声コーデック部16と、この音声コーデック部16
より出力される受信音声信号が供給されるスピーカ(受
話器)17と、音声コーデック部16に送信音声信号を
供給するためのマイクロホン(送話器)18とを有して
いる。
【0011】また、電話機10は、音声コーデック部1
6で受信音声信号として得られるDTMF(Dual Tone
Multiple Frequency)信号を「*」、「#」の特殊入力
キーや「0」〜「9」のテンキーに対応したキーデータ
に変換してマイコン11に供給すると共に、マイコン1
1より出力される「*」、「#」の特殊入力キーや
「0」〜「9」のテンキーに対応したキーデータをDT
MF信号に変換して音声コーデック部16に送信音声信
号として供給するDTMF変復調部19と、このDTM
F変復調部19より出力されるキーデータを文字データ
に変換するための変換フォーマット記憶部20とを有し
ている。変換フォーマット記憶部20はマイコン11に
接続されている。
【0012】また、電話機10は、留守録モードにおい
て音声コーデック部16で得られる受信音声信号を録音
すると共に、録音された受信音声信号や予め録音されて
いる応答メッセージ(音声信号)を後述するキー入力部
の操作やマイコン11の制御によって再生するための音
声録再部21と、バイブレーションモードが設定されて
いる場合の着信時にマイコン11の制御によって電話機
本体を振動させる振動発生部22と、バイブレーション
モードが設定されていない場合の着信時にマイコン11
の制御によって呼出音を出力する呼出音出力部23とを
有している。
【0013】ここで、音声録再部21は、音声信号の記
録媒体として、例えば半導体メモリを有している。音声
録再部21の動作はマイコン11によって制御される
が、音声録再部21よりマイコン11には、音声録再部
21の動作状態を示す信号が供給される。
【0014】また、電話機10は、発呼を指示したり、
着信時に応答するための通話キー、通話を終了するため
の終話キー、電話帳登録モードへの移行、留守録モー
ド、バイブレーションモードの設定等を行うための機能
キー、電話番号等を入力するためのテンキーや特殊入力
キー、音声録再部21の録音再生を操作するための録音
キー、再生キー、着信音等の音量を調整するための音量
調整キー等が配されたキー入力部24を有している。キ
ー入力部24はマイコン11に接続され、マイコン11
によってキー入力部24のキー操作が監視されている。
【0015】電話機10は、上述したように事業者1〜
3より選択されたいずれかの事業者の基地局に接続でき
るように構成される。そのため、キー入力部24には、
事業者1〜3より事業者を選択するためのキーも配され
ている。事業者の選択は、後述するように手動または自
動で行われる。したがって、キー入力部24には、事業
者の選択モードを切り換えるためのキーが配されてい
る。
【0016】さらに、キー入力部24には、事業者の選
択を手動で行うモードにおいて、事業者1〜3よりいず
れかの事業者を選択するためのキーが配されている。一
方、事業者の選択を自動で行うモードでは、後述するよ
うに制御チャネルとの同期がはずれた状態で、所定時間
毎に事業者1〜3の基地局より送信される制御チャネル
を優先順位に従って順次繰り返し受信する状態となる
が、キー入力部24には、その優先順位を設定するため
のキーが配されている。
【0017】また、電話機10は、電話帳データ、リダ
イヤルデータ、相手側から送信されてきた文字メッセー
ジデータ、さらにはモード設定情報等を記憶しておくた
めの不揮発性メモリ25を有している。電話機10は上
述したように事業者1〜3より選択されたいずれかの事
業者の基地局に接続できるように構成されるため、不揮
発性メモリ25には事業者1〜3の基地局にそれぞれ接
続するためのデータも記憶されている。例えば、不揮発
性メモリ25には、事業者1〜3用のPS呼出符号(P
S−ID)、事業者識別符号(CS−IDの一部)、電
話番号、制御チャネルの受信周波数等のデータが記録さ
れている。
【0018】また、電話機10は、マイコン11の制御
によって任意の時点からの時間をカウントするタイマ部
28と、システムの状態、発呼時の相手側電話番号、相
手側から送信されてきた文字メッセージ等を表示するた
めの液晶表示器(LCD:Liquid Crystal Display)2
6を有している。この液晶表示器26は、マイコン11
によって制御されるLCDドライバ27によって駆動さ
れる。
【0019】図2および図3は、電話機10の外観を示
しており、図1と対応する部分には同一符号を付して示
している。
【0020】電話機本体40の上端部にはアンテナ12
が配設される。また、本体40の上方に内蔵スピーカか
らの音声を外部に導出するための音声通過孔41が形成
され、その下部に液晶表示器26が配される。さらに、
本体40の下方にはマイクロホン18が配される。ま
た、本体40の中央で液晶表示器26の下部には、通話
キー42、機能キー43および終話キー44が横に並べ
て配されている。終話キー44は、長押し時には電源オ
ン/オフキーとなる。
【0021】さらに、キー42〜44の下部には、左右
上下のカーソル移動キー45、電話帳登録モード等に移
行させるための登録キー46、入力データをクリアする
ためのクリアキー47、テンキー48、特殊入力キー4
9,50が配されている。ここで、カーソル移動キー4
5を構成する「↑」キーはリダイヤルデータや電話帳デ
ータの検索を開始するためのキーを兼用し、また「↓」
キーは通話時に文字送出モードに移行すると共に受信文
字データを確認するためのキーを兼用している。
【0022】また、本体40には、マイクロホン18の
配置部分を支点として開閉自在に構成されたキー保護蓋
51が配されている。このキー保護蓋51が閉じること
でキー45〜50が覆われる。そのため、キー45〜5
0の操作は、キー保護蓋51を開けた状態で行う必要が
ある。なお、図2は、キー保護蓋51を取り外した状態
を示している。
【0023】また、本体40の側面には、音声録再部2
1(図1参照)の録音再生を操作するための録音キー5
2および再生キー53、音量を調整するための音量調整
キー54が配されている。音量調整キー54は、その+
側を押圧操作すると音量が増加し、逆に−側を押圧操作
すると音量が減少するように構成されている。
【0024】次に、図1に示す電話機10の動作を説明
する。
【0025】電源オン時には制御チャネルとの同期がは
ずれた状態にあるので、基地局より送信される制御チャ
ネルを受信して制御チャネルとの同期確立が行われる。
そしてその後に、その基地局のエリアにいるという位置
登録が行われる。この位置登録は通話チャネルを使用し
て行われる。位置登録が終了した後は、制御チャネルの
受信状態に戻って待ち受け状態となる。
【0026】図4は、論理制御チャネル(LCCH)の
構成例を示している。ただし、TDMAフレームの第1
スロットを論理制御チャネル(LCCH)に割り当てる
と共に、LCCHスーパーフレームをnTDMAフレー
ム毎のm個の間欠送信スロットで構成した例である。
【0027】基地局(CS)の使用するスロットは、下
り(送信)の4スロットとそれに続く上り(受信)の4
スロットとによって5[ms]のTDMAフレームが構
成される。そして、下り論理制御チャネル(LCCH)
を構成するスロットはnTDMAフレーム毎に存在す
る。すなわち、下り間欠送信周期は5×n[ms]であ
る。
【0028】また、すべてのLCCH要素のスロット位
置を指定する下り論理制御チャネル(LCCH)の最小
周期(5×n×m[ms])がLCCHスーパーフレー
ムと定義される。下り論理制御チャネル(LCCH)
は、報知チャネル(BCCH)、一斉呼び出しチャネル
(PCH)、個別セル用チャネル(SCCH)とで構成
される。BCCHはLCCHスーパーフレームの先頭ス
ロットで送信され、このBCCHの送信によりLCCH
の先頭位置が通知される。一方、上り論理制御チャネル
(LCCH)は、個別セル用チャネル(SCCH)で構
成される。上り論理制御チャネル(LCCH)のスロッ
ト位置は、BCCH上の無線チャネル情報報知メッセー
ジ中の制御用キャリア構成情報要素によって基地局(C
S)から移動局(PS)に通知される。
【0029】図5は、BCCHの構成を示している。B
CCHはCSからPSに制御情報を報知するための下り
片方向チャネルである。このBCCHによって、チャネ
ル構造に関する情報、システム情報等が転送される。
【0030】BCCHは、プリアンブルパターン(P
R)、同期用ユニークワード(UN)、チャネル種別コ
ード(CI)、発識別符号、データ(BCCH)および
巡回誤り検出符号(CRC)で構成される。そして、発
識別符号は、事業者識別符号、一斉呼出エリア番号およ
び付加IDで構成される。また、データ(BCCH)
は、オクテット1〜オクテット8で構成される。そし
て、オクテット1の下位7ビットによって、オクテット
2〜オクテット8によるメッセージの種別が示される。
【0031】図6は、SCCHの構成を示している。S
CCHはCSとPSの間で呼接続に必要な情報を転送す
るポイント-ポイントの双方向チャネルである。このS
CCHでは、セル毎に独立の情報が転送される。
【0032】SCCHは、プリアンブルパターン(P
R)、同期用ユニークワード(UN)、チャネル種別コ
ード(CI)、発識別符号、着識別符号、データ(SC
CH)および巡回誤り検出符号(CRC)で構成され
る。そして、SCCH(下り)において、発識別符号は
事業者識別符号、一斉呼出エリア番号および付加IDで
構成され、着識別符号はPS呼出符号(PS−ID)で
構成される。図示せずも、SCCH(上り)では、上述
した発識別符号が着識別符号となり、上述した着識別符
号が発識別符号となる。また、データ(SCCH)は、
オクテット1〜オクテット5で構成される。そして、オ
クテット1の下位7ビットによって、オクテット2〜オ
クテット5によるメッセージの種別が示される。
【0033】PCHは、CSからPSに対して、単一セ
ルあるいは複数セルの広いエリア(一斉呼出エリア)に
同一の情報を一斉に転送するポイント-マルチポイント
の下り片方向チャネルである。このPCHによって、C
SはPSに対して着信があったことを通知する。図4に
示すように、LCCHスーパーフレームには複数個のP
CH(PCH1〜PCHn)が存在する。
【0034】図7は、PCHの構成を示している。PC
Hは、プリアンブルパターン(PR)、同期用ユニーク
ワード(UN)、チャネル種別コード(CI)、発識別
符号、データ(PCH)および巡回誤り検出符号(CR
C)で構成される。そして、発識別符号は、事業者識別
符号、一斉呼出エリア番号および付加IDで構成され
る。また、データ(PCH)は、オクテット1〜オクテ
ット8で構成される。
【0035】この場合、PCHは単一のメッセージのみ
を定義するため、メッセージ種別を示す領域はない。オ
クテット1の5〜7ビットで、呼出なし、BCD13桁
以下のPS番号による呼出サービス、16進7桁のPS
番号による呼出サービスである等の呼出サービス種別が
表示される。そして、オクテット1〜7によってPS番
号が示される。さらに、オクテット8によって、報知チ
ャネル(BCCH)の受信指示が行われる。後述する間
欠受信時に変化が生じた場合、PSは、この受信指示に
よってBCCHを受信する。
【0036】なお、PSは、着信群番号によって複数の
PCH(PCH1〜PCHn)より受信すべきPCHを
認識する。PSは、PS番号とCSからのBCCHの内
容(nPCH、nGROUP、制御用キャリア構成)に基づき、
(1)式によって、着信群番号を算出する。ここで、n
PCHは同一着信群数、nGROUPは着信群分ファクタであ
る。また、2周波(2LCCH)を使用しPCHの着信
群が相互に関係する場合はX=2であり、それ以外では
X=1である。 着信群番号=(PS番号)MOD(nPCH×nGROUP×X)+1 ・・・(1)
【0037】上述したように、位置登録が終了した後
は、制御チャネルの受信状態に戻って待ち受け状態とな
る。この待ち受け状態では、電話機(PS)10は、算
出した着信群番号に対応するPCHのみを受信する間欠
受信に移行する。この場合、算出した着信群番号に対応
するPCHはLCCHスーパーフレーム毎に存在するこ
とから、1.2秒毎の間欠受信となる。
【0038】すなわち、マイコン11は、図8に示すフ
ローチャートに沿って、制御チャネルの受信間隔を制御
する。
【0039】待ち受け状態に移行すると、上述したよう
に算出した着信群番号に対応するPCHの受信タイミン
グに合わせ、まずステップST11で、タイマ1および
タイマ2をスタートさせる。ここで、タイマ1,2はタ
イマ部28によって構成され、スタート時にはリセット
処理される。
【0040】次に、ステップST12で、無線部13、
ディジタル変復調部14、TDMA処理部15等の受信
回路をオン状態とする。そして、ステップST13で、
タイマ1を参照して、時間W1が経過したか否かを判定
する。ここで、時間W1は、間欠受信における各回の受
信時間であり、例えば48msとされている。時間W1
が経過したときは、ステップST14で、受信回路をオ
フ状態とする。そして、ステップST15で、受信回路
がオン状態となっている間に基地局からの制御チャネル
(PCH)を受信したか否かを判定する。
【0041】ステップST15で、制御チャネル(PC
H)を受信したときは、ステップST16で、PCHの
PS番号が自分のものであるか否かを判定する。PS番
号が自分のものであるときは、ステップST17で、着
呼処理をする。一方、PS番号が自分のものでないとき
は、ステップST18で、タイマ2を参照して、1.2
秒が経過したか否かを判定する。そして、1.2秒が経
過したときは、ステップST11に戻り、タイマ1,2
をスタートさせて上述した動作を繰り返すようにする。
【0042】ステップST15で、受信回路がオン状態
となっている間に基地局からの制御チャネル(PCH)
を受信できないときは、制御チャネルとの同期がはずれ
たと判断し、ステップST19で、同期はずれの処理を
する。
【0043】上述したように、本実施の形態における電
話機10は、事業者1〜3より選択されたいずれかの事
業者の基地局に接続できるように構成されている。そこ
で、マイコン11は、電源オン時や、上述したように制
御チャネルとの同期がはずれた場合には、図9または図
10のフローチャートに沿ってシステムの動作を制御す
る。
【0044】図9のフローチャートは、事業者の選択を
手動で行うモードにおける制御動作を示している。
【0045】まず、ステップST21で、ユーザによる
キー入力部24の操作で選択されている事業者用のデー
タ(PS呼出符号、事業者識別符号、電話番号、制御チ
ャネルの受信周波数等のデータ)を不揮発性メモリ25
より読み出し、そのデータをマイコン11を構成するメ
モリやレジスタ等の必要箇所にセットする。
【0046】次に、ステップST22で、無線部13、
ディジタル変復調部14、TDMA処理部15等の受信
回路をオン状態とし、ステップST23でタイマをスタ
ートさせる。この場合、無線部13における受信周波数
は、受信周波数のデータに基づいて、選択された事業者
の基地局より送信される制御チャネルを受信し得る周波
数に設定される。また、タイマはタイマ部28によって
構成され、スタート時にはリセット処理される。
【0047】次に、ステップST24で、時間W2が経
過したか否かを判定する。ここで、時間W2は、同期は
ずれ時の間欠受信における各回の受信時間であり、例え
ば220msとされる。時間W2が経過したときは、ス
テップST25で、受信回路をオフ状態とする。そし
て、ステップST26で、受信回路がオン状態となって
いる間に基地局からの制御チャネルを受信して制御チャ
ネルとの同期が確立したか否かを判定する。
【0048】ステップST26で制御チャネルとの同期
が確立していないと判定するときは、ステップST27
で、タイマをスタートさせる。そして、ステップST2
8で、時間t1が経過したか否かを判定する。時間t1
は制御チャネルの受信状態とするまでの間隔であり、本
実施の形態では例えば6秒に設定される。時間t1が経
過したときは、ステップST29で、事業者の選択が変
更されたか否かを判定する。
【0049】事業者の選択が変更されていないときは、
ステップST22に戻って受信回路をオン状態とし、上
述したと同様の動作を繰り返すように制御する。一方、
事業者の選択が変更されているいるときは、ステップS
T21に戻り、新たに選択された事業者用のデータを不
揮発性メモリ25より読み出し、そのデータをマイコン
11を構成するメモリやレジスタ等の必要箇所にセット
し、その後はステップST22で受信回路をオン状態と
し、上述したと同様の動作を繰り返すように制御する。
【0050】また、ステップST26で、制御チャネル
との同期が確立したと判定するときは、ステップST3
0で、位置登録をすると共に、ステップST31で、待
ち受け状態に移行する。
【0051】図10のフローチャートは、事業者の選択
を自動で行うモードにおける制御動作を示している。
【0052】まず、ステップST41で、N=1に設定
される。そして、ステップST42で、ユーザのキー入
力部24の操作で設定された優先順位Nの事業者用のデ
ータを(PS呼出符号、事業者識別符号、電話番号、制
御チャネルの受信周波数等のデータ)を不揮発性メモリ
25より読み出し、そのデータをマイコン11を構成す
るメモリやレジスタ等の必要箇所にセットする。
【0053】次に、ステップST43で、無線部13、
ディジタル変復調部14、TDMA処理部15等の受信
回路をオン状態とし、ステップST44でタイマをスタ
ートさせる。この場合、無線部13における受信周波数
は、受信周波数のデータに基づいて、優先順位Nの事業
者の基地局より送信される制御チャネルを受信し得る周
波数に設定される。また、タイマはタイマ部28によっ
て構成され、スタート時にはリセット処理される。
【0054】次に、ステップST45で、時間W2が経
過したか否かを判定する。時間W2が経過したときは、
ステップST46で、受信回路をオフ状態とする。そし
て、ステップST47で、受信回路がオン状態となって
いる間に基地局からの制御チャネルを受信して制御チャ
ネルとの同期が確立したか否かを判定する。
【0055】ステップST47で制御チャネルとの同期
が確立していないと判定するときは、ステップST48
で、タイマをスタートさせる。そして、ステップST4
9で、時間t1が経過したか否かを判定する。時間t1
が経過したときは、ステップST50で、Nをインクリ
メントし、ステップST51で、N>NALLであるか否
かを判定する。ここで、NALLは、優先順位を設定した
事業者の数、本実施の形態においては3である。
【0056】N>NALLでないときは、ステップST4
2に戻って優先順位Nの事業者用のデータを不揮発性メ
モリ25より読み出してマイコン11のメモリやレジス
タ等の必要箇所にセットし、上述したと同様の動作を繰
り返すように制御する。一方、N>NALLであるとき
は、ステップST41に戻り、N=1とし、その後にス
テップST42で優先順位Nの事業者用のデータを不揮
発性メモリ25より読み出してマイコン11のメモリや
レジスタ等の必要箇所にセットし、上述したと同様の動
作を繰り返すように制御する。
【0057】また、ステップST47で、制御チャネル
との同期が確立したと判定するときは、ステップST5
2で、位置登録をすると共に、ステップST53で、待
ち受け状態に移行する。
【0058】図9のフローチャートによる動作では、ユ
ーザのキー入力部24の操作によって選択された事業者
の基地局より送信される制御チャネルを受信し、その制
御チャネルとの同期を確立し、その後にその基地局に対
して位置登録をして待ち受け状態に移行できる。これに
より、事業者の選択を変更することで、事業者1〜3の
基地局のいずれとも接続することができる。
【0059】また、図10のフローチャートによる動作
では、ユーザのキー入力部24の操作によって設定され
た優先順位に従って、時間t1毎に、事業者1〜3を順
次繰り返し自動的に選択する。そして、選択された事業
者の基地局より送信される制御チャネルを受信し、その
制御チャネルとの同期を確立し、その後にその基地局に
対して位置登録をして待ち受け状態に移行できる。これ
により、事業者1〜3の基地局のいずれとも接続するこ
とができる。
【0060】また、図1に示す電話機10において、キ
ー入力部24(テンキー48等)のキー操作で相手側の
電話番号を入力し、あるいはリダイヤルデータや電話帳
データを検索した後に通話キー42を操作すると、まず
マイコン11より制御データとして電話番号データ等が
TDMA処理部15に供給されて制御チャネルで基地局
に送信される。これにより、相手側との回線接続が行わ
れて通話可能状態となる。
【0061】ここで、通話は通話チャネルを使用して行
われるが、回線接続処理時に制御チャネルを使用して基
地局より通話チャネルの通信周波数およびスロット位置
のデータが制御データとして送信されてTDMA処理部
15よりマイコン11に供給される。マイコン11は、
通信周波数データに基づいて無線部13を制御して送受
信周波数が通話チャネルの通信周波数と一致するように
すると共に、スロット位置データに基づいてTDMA処
理部15で選択されるスロットを設定する。よって、通
話は基地局より通知された通話チャネルを使用して行わ
れる。
【0062】また、制御チャネルを使用して基地局より
制御データとして呼出データが送信され、この呼出デー
タがTDMA処理部15よりマイコン11に供給されて
着信が検出されると、マイコン11によって呼出音出力
部23が制御されて呼出音が出力され、あるいはマイコ
ン11によって振動発生部22が制御されて電話機本体
40が振動するようにされる。
【0063】この呼び出し動作が行われている状態で、
通話キー42が操作されて応答があると、マイコン11
より制御データとして応答データがTDMA処理部15
に供給されて基地局に制御チャネルで送信される。これ
により、相手側との回線接続が行われて通話可能状態と
なる。この場合も、通話は基地局より通知された通話チ
ャネルを使用して行われる。
【0064】通話状態では、通話チャネルで送信されて
きた圧縮音声データがTDMA処理部15より出力され
る。この圧縮音声データは音声コーデック部16に供給
されて復号化処理が行われた後にアナログ信号に変換さ
れる。そして、音声コーデック部16より出力される受
信音声信号がスピーカ17に供給され、このスピーカ1
7より音声が出力される。
【0065】また、マイクロホン18より出力される送
信音声信号は音声コーデック部16に供給されてディジ
タル信号に変換された後に圧縮符号化処理されて圧縮音
声データが形成される。そして、音声コーデック部16
より出力される圧縮音声データがTDMA処理部15に
供給され、通話チャネルで相手側に送信される。
【0066】この場合、カーソル移動キー45の「↓」
キーを操作することで、テンキー48や特殊入力キー4
9,50を使用して文字データの送信が可能となる。こ
の場合、操作されたキーに対応するDTMF信号がDT
MF変復調部19より出力されて音声コーデック部16
に送信音声信号として供給される。
【0067】また、上述したように呼出データがTDM
A処理部15よりマイコン11に供給されて着信が検出
される場合、留守録モードに設定されているときは、呼
出音が所定時間だけ出力された後に自動的に応答して通
話可能状態となる。そして、発呼側に受信音声信号が録
音される旨の応答メッセージが送信された後、音声録再
部21で受信音声信号の録音が開始される。
【0068】また、留守録中、あるいは通話中に相手側
よりDTMF信号による文字メッセージデータが送られ
てくるとき、DTMF変復調部19より出力されるキー
データはマイコン11の制御に基づいて変換フォーマッ
ト記憶部20を参照して文字データに変換され、その文
字データが不揮発性メモリ25の文字メッセージ領域に
書き込まれる。このように不揮発性メモリ25に文字デ
ータが書き込まれている場合、カーソル移動キー45の
「↑」キーを長押し操作することで、その文字データに
よる文字メッセージを液晶表示器26に表示して確認可
能となる。
【0069】なお、上述実施の形態においては、事業者
1〜3の基地局に選択的に接続できるものを示したが、
事業者の数はこれに限定されない。また、上述実施の形
態は、この発明を簡易型携帯電話機に適用したものであ
るが、この発明はその他の携帯用端末装置にも同様に適
用できることは勿論である。
【0070】
【発明の効果】この発明によれば、複数の事業者の基地
局より送信される制御チャネルを選択的に受信するもの
であり、複数の事業者の基地局のいずれにも接続でき
る。よって、基地局との接続の可能性を高めることがで
き、使い勝手を向上できる。また、事業者の選択を手動
で行うことで、特定の事業者の基地局のみに接続される
ようにできる。また、事業者の選択を自動的に行うこと
で、ユーザは事業者の選択の変更の手間を省くことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての簡易型携帯電話機を示すブ
ロック図である。
【図2】簡易型携帯電話機を示す正面図(キー保護蓋の
取り外し状態)である。
【図3】簡易型携帯電話機を示す側面図である。
【図4】論理制御チャネル(LCCH)の構成を示す図
である。
【図5】BCCHの構成を示す図である。
【図6】SCCHの構成を示す図である。
【図7】PCHの構成を示す図である。
【図8】待ち受け状態における制御チャネルの受信間隔
の制御例を示すフローチャートである。
【図9】制御チャネルとの同期がはずれた場合の制御例
(事業者手動選択)を示すフローチャートである。
【図10】制御チャネルとの同期がはずれた場合の制御
例(事業者自動選択)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 簡易型携帯電話機 11 マイクロコンピュータ 12 送受信用のアンテナ 13 無線部 14 ディジタル変復調部 15 TDMA処理部 16 音声コーデック部 17 スピーカ(受話器) 18 マイクロホン(送話器) 19 DTMF変復調部 20 変換フォーマット記憶部 21 音声録再部 22 振動発生部 23 呼出音出力部 24 キー入力部 25 不揮発性メモリ 26 液晶表示器 28 タイマ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹島 義人 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 (72)発明者 寺田 亮治 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局より送信される制御チャネルを受
    信して上記制御チャネルとの同期を確立し、その後に上
    記基地局に対して位置登録をして待ち受け状態にする携
    帯用端末装置において、 複数の事業者よりいずれかの事業者を選択する事業者選
    択手段と、 上記事業者選択手段で選択される事業者の基地局より送
    信される制御チャネルを受信するように制御する受信状
    態制御手段とを備えることを特徴とする携帯用端末装
    置。
  2. 【請求項2】 上記事業者選択手段では、手動によって
    上記複数の事業者よりいずれかの事業者を選択すること
    を特徴とする請求項1に記載の携帯用端末装置。
  3. 【請求項3】 上記複数の事業者に優先順位を設定する
    優先順位設定手段を有し、 上記事業者選択手段では、上記優先順位設定手段で設定
    された順位で所定時間毎に上記複数の事業者を順次繰り
    返し自動的に選択することを特徴とする請求項1に記載
    の携帯用端末装置。
JP8121764A 1996-05-16 1996-05-16 携帯用端末装置 Pending JPH09307961A (ja)

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JP8121764A JPH09307961A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 携帯用端末装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012530433A (ja) * 2009-06-19 2012-11-29 ドイチェ テレコム アクチエンゲゼルシャフト Geran(gsm(登録商標)エッジ無線アクセスネットワーク)移動体無線アクセスネットワークのうちの1つを共有又は共用するための方法、システム及び基地局

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012530433A (ja) * 2009-06-19 2012-11-29 ドイチェ テレコム アクチエンゲゼルシャフト Geran(gsm(登録商標)エッジ無線アクセスネットワーク)移動体無線アクセスネットワークのうちの1つを共有又は共用するための方法、システム及び基地局

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