JPH1032867A - 携帯用端末装置 - Google Patents

携帯用端末装置

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Publication number
JPH1032867A
JPH1032867A JP8185070A JP18507096A JPH1032867A JP H1032867 A JPH1032867 A JP H1032867A JP 8185070 A JP8185070 A JP 8185070A JP 18507096 A JP18507096 A JP 18507096A JP H1032867 A JPH1032867 A JP H1032867A
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JP
Japan
Prior art keywords
control channel
synchronization
mode
time
saving mode
Prior art date
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Pending
Application number
JP8185070A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Adachi
直史 安達
Teru Saito
輝 齊藤
Akira Otake
旭 大竹
Yoshito Takeshima
義人 竹島
Ryoji Terada
亮治 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP8185070A priority Critical patent/JPH1032867A/ja
Publication of JPH1032867A publication Critical patent/JPH1032867A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】制御チャネルの受信間隔が長いモードにある場
合、そのモードを解除し、例えば基地局のエリア内に入
ったとき直ちに制御チャネルとの同期を確立して発信や
着信ができるようにする。 【解決手段】PHSのマイコンは、制御チャネルとの同
期がはずれるとき、時間t1(6秒)毎に時間W2だけ
制御チャネルの受信状態とする(ST23〜ST29)。時間T
内に制御チャネルとの同期が確立しないときは、時間t
2(30秒)毎に時間W2だけ制御チャネルを受信する
状態、いわゆるバッテリーセービングモードに移る(ST
30〜ST37)。このセービングモードで通話キーが操作さ
れるとき、そのセービングモードを解除して、制御チャ
ネルを受信する状態に移る(ST40〜ST44)。時間t3内
に制御チャネルとの同期が確立しないときは、再びセー
ビングモードに移る。制御チャネルとの同期が確立する
とき、位置登録の処理をして待ち受け状態に移る(ST3
8,ST39)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機等の
携帯用端末装置に関する。詳しくは、制御チャネルの受
信間隔が通常より長いバッテリーセービングモードを解
除して制御チャネルの受信状態とすることを可能にする
ことによって、例えば基地局のエリア内に入ったとき直
ちに制御チャネルとの同期を確立して、発信や着信がで
きるようにした携帯用端末装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】簡易型携帯電話機(PHS:Personal H
andyphone System)では、制御チャネルとの同期がはず
れたとき、基地局より送信される制御チャネルを受信し
て制御チャネルとの同期を確立し、その後に基地局に対
して位置登録をして待ち受け状態に移行する。
【0003】この場合、制御チャネルとの同期がはずれ
たとき、常に制御チャネルの受信状態とするのではな
く、間欠的に受信状態し、受信していないときは受信回
路をオフ状態として電池の消耗を抑えることが行われて
いる。また、一定時間経過しても制御チャネルとの同期
を確立できないとき、制御チャネルの受信間隔が長いバ
ッテリーセービングモードに移行させて、さらに電池の
消耗を抑えることも周知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バッテリーセービング
モードでは、上述したように通常より制御チャネルの受
信間隔が長いため、場合によっては移動して基地局のエ
リア内に入ったにもかかわらず、すぐには制御チャネル
との同期を確立できず、発信や着信ができないという状
況が発生する。
【0005】そこで、この発明では、例えば基地局のエ
リア内に入ったとき直ちに制御チャネルとの同期を確立
して発信や着信ができるようにする携帯用端末装置を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、制御チャネ
ルとの同期がはずれたとき、基地局より送信される制御
チャネルを間欠的に受信して制御チャネルとの同期を確
立し、その後に基地局に対して位置登録をして待ち受け
状態に移行する携帯用端末装置において、制御チャネル
の受信間隔が通常より長いバッテリーセービングモード
に移行させるモード制御手段と、バッテリーセービング
モードを解除して制御チャネルを受信する状態とするモ
ード解除手段とを備えるものである。
【0007】電源オン時や待ち受け状態において制御チ
ャネルとの同期がはずれたとき、基地局より送信される
制御チャネルを間欠的に受信する状態となる。そして、
例えば制御チャネルとの同期がはずれて一定時間経過し
たとき、制御チャネルの受信間隔が通常より長いバッテ
リーセービングモードに移行する。
【0008】このバッテリーセービングモードにあると
き、例えば通話キーの操作に応じてモード解除手段でそ
のモードが解除されると、直ちに制御チャネルを受信す
る状態に移行する。これにより、例えば基地局のエリア
内に入ったとき、直ちに制御チャネルとの同期を確立し
て待ち受け状態に移行する。なお、一定時間内に制御チ
ャネルとの同期を確立できないとき、モード制御手段で
バッテリーセービングモードに再び移行させることで、
電力消費が抑制される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての簡易型携帯電話機10を示している。この電
話機10は電源として電池を使用している。
【0010】電話機10は、システム全体を制御するた
めのマイクロコンピュータ11(以下、「マイコン」と
いう)と、送受信用のアンテナ12と、このアンテナ1
2で捕らえられた所定周波数の受信信号をダウンコンバ
ートしてπ/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shi
ft Keying)信号を得ると共に、後述するディジタル変
復調部より出力されるπ/4シフトQPSK信号をアッ
プコンバートして所定周波数の送信信号を得るための無
線部13と、この無線部13より出力されるπ/4シフ
トQPSK信号に復調処理をして受信データを得ると共
に、後述するTDMA(Time Division Multiple Acces
s)処理部より出力される送信データに変調処理をして
π/4QPSK信号を得るディジタル変復調部14とを
有している。
【0011】また、電話機10は、ディジタル変復調部
14より出力される受信データ(複数スロットの時分割
多重データ)より予め設定された下りスロットのデータ
を選択し、制御データおよび圧縮音声データに分離する
と共に、後述する音声コーデック部より出力される圧縮
音声データや、マイコン11より出力される制御データ
を予め設定された上りスロットに多重するTDMA処理
部15を有している。
【0012】また、電話機10は、TDMA処理部15
より出力される圧縮音声データに対して復号化処理(誤
り訂正処理もを含む)をして受信音声信号を得ると共
に、送信音声信号に対して圧縮符号化処理(誤り訂正符
号の付加処理も含む)をして圧縮音声データを得るため
の音声コーデック部16と、この音声コーデック部16
より出力される受信音声信号が供給されるスピーカ(受
話器)17と、音声コーデック部16に送信音声信号を
供給するためのマイクロホン(送話器)18とを有して
いる。
【0013】また、電話機10は、音声コーデック部1
6で受信音声信号として得られるDTMF(Dual Tone
Multiple Frequency)信号を「*」、「#」の特殊入力
キーや「0」〜「9」のテンキーに対応したキーデータ
に変換してマイコン11に供給すると共に、マイコン1
1より出力される「*」、「#」の特殊入力キーや
「0」〜「9」のテンキーに対応したキーデータをDT
MF信号に変換して音声コーデック部16に送信音声信
号として供給するDTMF変復調部19と、このDTM
F変復調部19より出力されるキーデータを文字データ
に変換するための変換フォーマット記憶部20とを有し
ている。変換フォーマット記憶部20はマイコン11に
接続されている。
【0014】また、電話機10は、留守録モードにおい
て音声コーデック部16で得られる受信音声信号を録音
すると共に、録音された受信音声信号や予め録音されて
いる応答メッセージ(音声信号)を後述するキー入力部
の操作やマイコン11の制御によって再生するための音
声録再部21と、バイブレーションモードが設定されて
いる場合の着信時にマイコン11の制御によって電話機
本体を振動させる振動発生部22と、バイブレーション
モードが設定されていない場合の着信時にマイコン11
の制御によって呼出音を出力する呼出音出力部23とを
有している。ここで、音声録再部21は、音声信号の記
録媒体として例えば半導体メモリを有している。音声録
再部21の動作はマイコン11によって制御されるが、
音声録再部21よりマイコン11には音声録再部21の
動作状態を示す信号が供給される。
【0015】また、電話機10は、発呼を指示したり、
着信時に応答するための通話キー、通話を終了するため
の終話キー、電話帳登録モードへの移行、留守録モード
やバイブレーションモードの設定等を行うための機能キ
ー、電話番号等を入力するためのテンキーや特殊入力キ
ー、音声録再部21の録音再生を操作するための録音キ
ー、再生キー、さらには音量調整キー等が配されたキー
入力部24を有している。キー入力部24はマイコン1
1に接続され、マイコン11によってキー入力部24の
キー操作が監視されている。
【0016】また、電話機10は、電話帳データ、リダ
イヤルデータ、相手側から送信されてきた文字メッセー
ジデータ、さらにはモード設定情報等を記憶しておくた
めの不揮発性メモリ25と、マイコン11の制御によっ
て任意の時点からの時間をカウントするタイマ部28
と、システムの状態、発呼時の相手側電話番号、相手側
から送信されてきた文字メッセージ等を表示するための
液晶表示器(LCD:Liquid Crystal Display)26を
有している。この液晶表示器26は、マイコン11によ
って制御されるLCDドライバ27によって駆動され
る。
【0017】図2および図3は、電話機10の外観を示
しており、図1と対応する部分には同一符号を付して示
している。
【0018】電話機本体40の上端部にはアンテナ12
が配設される。また、本体40の上方に内蔵スピーカか
らの音声を外部に導出するための音声通過孔41が形成
され、その下部に液晶表示器26が配される。さらに、
本体40の下方にはマイクロホン18が配される。ま
た、本体40の中央で液晶表示器26の下部には、通話
キー42、機能キー43および終話キー44が横に並べ
て配されている。終話キー44は、長押し時には電源オ
ン/オフキーとなる。
【0019】さらに、キー42〜44の下部には、左右
上下のカーソル移動キー45、電話帳登録モード等に移
行させるための登録キー46、入力データをクリアする
ためのクリアキー47、テンキー48、特殊入力キー4
9,50が配されている。ここで、カーソル移動キー4
5を構成する「↑」キーはリダイヤルデータや電話帳デ
ータの検索を開始するためのキーを兼用し、また「↓」
キーは通話時に文字送出モードに移行すると共に受信文
字データを確認するためのキーを兼用している。
【0020】また、本体40には、マイクロホン18の
配置部分を支点として開閉自在に構成されたキー保護蓋
51が配されている。このキー保護蓋51が閉じること
でキー45〜50が覆われる。そのため、キー45〜5
0の操作は、キー保護蓋51を開けた状態で行う必要が
ある。なお、図2は、キー保護蓋51を取り外した状態
を示している。
【0021】また、本体40の側面には、音声録再部2
1(図1参照)の録音再生を操作するための録音キー5
2および再生キー53、音量を調整するための音量調整
キー54が配されている。音量調整キー54は、その+
側を押圧操作すると音量が増加し、逆に−側を押圧操作
すると音量が減少するように構成されている。
【0022】次に、図1に示す電話機10の動作を説明
する。
【0023】電源オン時には制御チャネルとの同期がは
ずれた状態にあるので、基地局より送信される制御チャ
ネルを受信して制御チャネルとの同期確立が行われる。
そしてその後に、その基地局のエリアにいるという位置
登録が行われる。この位置登録は通話チャネルを使用し
て行われる。位置登録が終了した後は、制御チャネルの
受信状態に戻って待ち受け状態となる。
【0024】図4は、論理制御チャネル(LCCH)の
構成例を示している。ただし、TDMAフレームの第1
スロットを論理制御チャネル(LCCH)に割り当てる
と共に、LCCHスーパーフレームをnTDMAフレー
ム毎のm個の間欠送信スロットで構成した例である。
【0025】基地局(CS)の使用するスロットは、下
り(送信)の4スロットとそれに続く上り(受信)の4
スロットとによって5[ms]のTDMAフレームが構
成される。そして、下り論理制御チャネル(LCCH)
を構成するスロットはnTDMAフレーム毎に存在す
る。すなわち、下り間欠送信周期は5×n[ms]であ
る。
【0026】また、すべてのLCCH要素のスロット位
置を指定する下り論理制御チャネル(LCCH)の最小
周期(5×n×m[ms])がLCCHスーパーフレー
ムと定義される。下り論理制御チャネル(LCCH)
は、報知チャネル(BCCH)、一斉呼び出しチャネル
(PCH)、個別セル用チャネル(SCCH)とで構成
される。BCCHはLCCHスーパーフレームの先頭ス
ロットで送信され、このBCCHの送信によりLCCH
の先頭位置が通知される。一方、上り論理制御チャネル
(LCCH)は、個別セル用チャネル(SCCH)で構
成される。上り論理制御チャネル(LCCH)のスロッ
ト位置は、BCCH上の無線チャネル情報報知メッセー
ジ中の制御用キャリア構成情報要素によって基地局(C
S)から移動局(PS)に通知される。
【0027】図5は、BCCHの構成を示している。B
CCHはCSからPSに制御情報を報知するための下り
片方向チャネルである。このBCCHによって、チャネ
ル構造に関する情報、システム情報等が転送される。
【0028】BCCHは、プリアンブルパターン(P
R)、同期用ユニークワード(UN)、チャネル種別コ
ード(CI)、発識別符号、データ(BCCH)および
巡回誤り検出符号(CRC)で構成される。そして、発
識別符号は、事業者識別符号、一斉呼出エリア番号およ
び付加IDで構成される。また、データ(BCCH)
は、オクテット1〜オクテット8で構成される。そし
て、オクテット1の下位7ビットによって、オクテット
2〜オクテット8によるメッセージの種別が示される。
【0029】図6は、SCCHの構成を示している。S
CCHはCSとPSの間で呼接続に必要な情報を転送す
るポイント-ポイントの双方向チャネルである。このS
CCHでは、セル毎に独立の情報が転送される。
【0030】SCCHは、プリアンブルパターン(P
R)、同期用ユニークワード(UN)、チャネル種別コ
ード(CI)、発識別符号、着識別符号、データ(SC
CH)および巡回誤り検出符号(CRC)で構成され
る。そして、SCCH(下り)において、発識別符号は
事業者識別符号、一斉呼出エリア番号および付加IDで
構成され、着識別符号はPS呼出符号(PS−ID)で
構成される。図示せずも、SCCH(上り)では、上述
した発識別符号が着識別符号となり、上述した着識別符
号が発識別符号となる。また、データ(SCCH)は、
オクテット1〜オクテット5で構成される。そして、オ
クテット1の下位7ビットによって、オクテット2〜オ
クテット5によるメッセージの種別が示される。
【0031】PCHは、CSからPSに対して、単一セ
ルあるいは複数セルの広いエリア(一斉呼出エリア)に
同一の情報を一斉に転送するポイント-マルチポイント
の下り片方向チャネルである。このPCHによって、C
SはPSに対して着呼があったことを通知する。図4に
示すように、LCCHスーパーフレームには複数個のP
CH(PCH1〜PCHn)が存在する。
【0032】図7は、PCHの構成を示している。PC
Hは、プリアンブルパターン(PR)、同期用ユニーク
ワード(UN)、チャネル種別コード(CI)、発識別
符号、データ(PCH)および巡回誤り検出符号(CR
C)で構成される。そして、発識別符号は、事業者識別
符号、一斉呼出エリア番号および付加IDで構成され
る。また、データ(PCH)は、オクテット1〜オクテ
ット8で構成される。
【0033】この場合、PCHは単一のメッセージのみ
を定義するため、メッセージ種別を示す領域はない。オ
クテット1の5〜7ビットで、呼出なし、BCD13桁
以下のPS番号による呼出サービス、16進7桁のPS
番号による呼出サービスである等の呼出サービス種別が
表示される。そして、オクテット1〜7によってPS番
号が示される。さらに、オクテット8によって、報知チ
ャネル(BCCH)の受信指示が行われる。後述する間
欠受信時に変化が生じた場合、PSは、この受信指示に
よってBCCHを受信する。
【0034】なお、PSは、着信群番号によって複数の
PCH(PCH1〜PCHn)より受信すべきPCHを
認識する。PSは、PS番号とCSからのBCCHの内
容(nPCH、nGROUP、制御用キャリア構成)に基づき、
(1)式によって、着信群番号を算出される。ここで、
PCHは同一着信群数、nGROUPは着信群分ファクタであ
る。また、2周波(2LCCH)を使用しPCHの着信
群が相互に関係する場合はX=2であり、それ以外では
X=1である。 着信群番号=(PS番号)MOD(nPCH×nGROUP×X)+1 ・・・(1)
【0035】上述したように、位置登録が終了した後
は、制御チャネルの受信状態に戻って待ち受け状態とな
る。この待ち受け状態では、電話機(PS)10は、算
出した着信群番号に対応するPCHのみを受信する間欠
受信に移行する。この場合、算出した着信群番号に対応
するPCHはLCCHスーパーフレーム毎に存在するこ
とから、1.2秒毎の間欠受信となる。
【0036】なお、待ち受け状態で例えば基地局の圏外
に移動する等して制御チャネルを受信できなくなるとき
は、マイコン11によって制御チャネルとの同期がはず
れたことが検出される。この場合、上述したパワーオン
時の場合と同様に、制御チャネルを受信して制御チャネ
ルとの同期を確立し、その後に位置登録して待ち受け状
態に移行することとなる。マイコン11は、過去一定時
間、本実施の形態では過去1時間の同期はずれ回数Xを
カウントする機能を有している。通常、ユーザーの移動
が多い程、同期はずれ回数Xは大きくなる。
【0037】マイコン11は、制御チャネルとの同期が
はずれた場合は、図8に示すフローチャートに沿ってシ
ステムの動作を制御する。
【0038】まず、ステップST21で、タイマ1をス
タートさせ、ステップST22で、N=X+5、T=6
秒×Nに設定する。Xは過去1時間の同期はずれ回数で
ある。タイマ1はタイマ部28によって構成され、スタ
ート時にはリセット処理される。これは、後述するタイ
マ2、タイマ3においても同様である。
【0039】次に、ステップST23で、無線部13、
ディジタル変復調部14、TDMA処理部15等の受信
回路をオン状態とし、ステップST24でタイマ2をス
タートさせる。そして、ステップST25で、時間W2
が経過したか否かを判定する。ここで、時間W2は、間
欠受信における各回の受信時間であり、例えば220m
sとされる。時間W2が経過したときは、ステップST
26で、受信回路をオフ状態とする。
【0040】次に、ステップST27で、受信回路がオ
ン状態となっている間に基地局からの制御チャネルを受
信して制御チャネルとの同期が確立したか否かを判定す
る。制御チャネルとの同期が確立したときは、ステップ
ST38で、その基地局に対して位置登録の処理をし、
ステップST39で、待ち受け状態に移行する。
【0041】ステップST27で制御チャネルとの同期
が確立していないと判定するときは、ステップST28
で、タイマ2をスタートさせる。そして、ステップST
29で、時間t1(例えば6秒)が経過したか否かを判
定する。時間t1が経過したときは、ステップST30
で、タイマ1を参照して、制御チャネルとの同期がはず
れてから時間Tが経過したか否かを判定する。
【0042】ステップST30で時間Tが経過していな
いときは、ステップST23に戻って、受信回路をオン
状態として上述した動作を繰り返す。ステップST30
で時間Tが経過したときは、バッテリーセービングモー
ドに移行し、制御チャネルの受信間隔がt2(例えば3
0秒)となるようにする。すなわち、ステップST31
に進み、受信回路をオン状態とし、ステップST32で
タイマ2をスタートさせる。
【0043】次に、ステップST33で、時間W2が経
過したか否かを判定する。時間W2が経過したときは、
ステップST34で、受信回路をオフ状態とする。そし
て、ステップST35で、受信回路がオン状態となって
いる間に基地局からの制御チャネルを受信して制御チャ
ネルとの同期が確立したか否かを判定する。制御チャネ
ルとの同期が確立したときは、ステップST38で、そ
の基地局に対して位置登録の処理をし、ステップST3
9で、待ち受け状態に移行する。
【0044】ステップST35で制御チャネルとの同期
が確立していないときは、ステップST36で、タイマ
2をスタートさせ、ステップST37で、時間t2が経
過したか否かを判定する。時間t2が経過したときは、
ステップST31に戻って、受信回路をオン状態とし
て、以下上述した同様の動作をする。一方、時間t2が
経過していないときは、ステップST40で、通話キー
42が操作されたか否かを判定する。通話キー42が操
作されていないときは、ステップST37に戻って、時
間t2が経過したか否かの判定を継続する。
【0045】ステップST40で通話キー42が操作さ
れているときは、バッテリーセービングモードを解除
し、直ちに制御チャネルの受信状態とする。すなわち、
ステップST41に進み、タイマ3をスタートさせ、ス
テップST42で、受信回路をオン状態とする。そし
て、ステップST43で、基地局からの制御チャネルを
受信して制御チャネルとの同期が確立したか否かを判定
する。同期が確立したときは、ステップST38で、そ
の基地局に対して位置登録の処理をし、ステップST3
9で、待ち受け状態に移行する。
【0046】ステップST43で制御チャネルとの同期
が確立していないときは、ステップST44で、タイマ
3を参照して、バッテリーセービングモードを解除して
から時間t3(例えば数秒)が経過したか否かを判定す
る。時間t3が経過していないときは、ステップST4
3に戻って、制御チャネルとの同期が確立したか否かの
判定を継続する。一方、時間t3が経過したときは、ス
テップST32に戻り、再びバッテリーセービングモー
ドに移行する。
【0047】図8のフローチャートによる動作では、ユ
ーザーの移動が多い程同期はずれ回数Xが大きくなるた
め、その分Tが大きくなり、制御チャネルの受信状態と
なる間隔がt1(6秒)からt2(30秒)に変化する
まで、つまりバッテリーセービングモードに移行するま
での時間が長くなる。したがって、ユーザーの移動状況
に合わせて電池の消耗を抑制できる。
【0048】また、バッテリーセービングモードにある
場合、通話キー42を操作することで、バッテリーセー
ビングモードを解除して基地局の制御チャネルを受信す
る状態となる。したがって、例えば基地局のエリア内に
入ったとき、直ちに制御チャネルとの同期を確立して待
ち受け状態に移行でき、速やかに発信や着信が可能な状
態とできる。また、バッテリーセービングモードを解除
して時間t3が経過しても制御チャネルとの同期を確立
できないときは、バッテリーセービングモードに再び移
行させるものであり、無駄な電力消費を防止できる。
【0049】また、図1に示す電話機10において、キ
ー入力部24(テンキー48等)のキー操作で相手側の
電話番号を入力し、あるいはリダイヤルデータや電話帳
データを検索した後に通話キー42を操作すると、まず
マイコン11より制御データとして電話番号データ等が
TDMA処理部15に供給されて制御チャネルで基地局
に送信される。これにより、相手側との回線接続が行わ
れて通話可能状態となる。
【0050】ここで、通話は通話チャネルを使用して行
われるが、回線接続処理時に制御チャネルを使用して基
地局より通話チャネルの通信周波数およびスロット位置
のデータが制御データとして送信されてTDMA処理部
15よりマイコン11に供給される。マイコン11は、
通信周波数データに基づいて無線部13を制御して送受
信周波数が通話チャネルの通信周波数と一致するように
すると共に、スロット位置データに基づいてTDMA処
理部15で選択されるスロットを設定する。よって、通
話は基地局より通知された通話チャネルを使用して行わ
れる。
【0051】また、制御チャネルを使用して基地局より
制御データとして呼出データが送信され、この呼出デー
タがTDMA処理部15よりマイコン11に供給されて
着信が検出されると、マイコン11によって呼出音出力
部23が制御されて呼出音が出力され、あるいはマイコ
ン11によって振動発生部22が制御されて電話機本体
40が振動するようにされる。
【0052】この呼び出し動作が行われている状態で、
通話キー42が操作されて応答があると、マイコン11
より制御データとして応答データがTDMA処理部15
に供給されて基地局に制御チャネルで送信される。これ
により、相手側との回線接続が行われて通話可能状態と
なる。この場合も、通話は基地局より通知された通話チ
ャネルを使用して行われる。
【0053】通話状態では、通話チャネルで送信されて
きた圧縮音声データがTDMA処理部15より出力され
る。この圧縮音声データは音声コーデック部16に供給
されて復号化処理が行われた後にアナログ信号に変換さ
れる。そして、音声コーデック部16より出力される受
信音声信号がスピーカ17に供給され、このスピーカ1
7より音声が出力される。
【0054】また、マイクロホン18より出力される送
信音声信号は音声コーデック部16に供給されてディジ
タル信号に変換された後に圧縮符号化処理されて圧縮音
声データが形成される。そして、音声コーデック部16
より出力される圧縮音声データがTDMA処理部15に
供給され、通話チャネルで相手側に送信される。
【0055】この場合、カーソル移動キー45の「↓」
キーを操作することで、テンキー48や特殊入力キー4
9,50を使用して文字データの送信が可能となる。こ
の場合、操作されたキーに対応するDTMF信号がDT
MF変復調部19より出力されて音声コーデック部16
に送信音声信号として供給される。
【0056】また、上述したように呼出データがTDM
A処理部15よりマイコン11に供給されて着信が検出
される場合、留守録モードに設定されているときは、呼
出音が所定時間だけ出力された後に自動的に応答して通
話可能状態となる。そして、発呼側に受信音声信号が録
音される旨の応答メッセージが送信された後、音声録再
部21で受信音声信号の録音が開始される。
【0057】また、留守録中、あるいは通話中に相手側
よりDTMF信号による文字メッセージデータが送られ
てくるとき、DTMF変復調部19より出力されるキー
データはマイコン11の制御に基づいて変換フォーマッ
ト記憶部20を参照して文字データに変換され、その文
字データが不揮発性メモリ25の文字メッセージ領域に
書き込まれる。このように不揮発性メモリ25に文字デ
ータが書き込まれている場合、カーソル移動キー45の
「↑」キーを長押し操作することで、その文字データに
よる文字メッセージを液晶表示器26に表示して確認可
能となる。
【0058】なお、上述実施の形態では、通話キー43
を操作することでバッテリーセービングモードが解除さ
れるものであるが、その他のキーを操作することでバッ
テリーセービングモードが解除されるようにしてもよ
い。
【0059】また、上述せずも、バッテリーセービング
モードが解除されている時間t3内に制御チャネルとの
同期が確立できず、再びバッテリーセービングモードに
移行するときは、音声や表示等によってユーザに制御チ
ャネルとの同期が確立できなかったことを通知するよう
にしてもよい。
【0060】また、上述実施の形態は、この発明を簡易
型携帯電話機に適用したものであるが、この発明は制御
チャネルとの同期がはずれて一定時間後にバッテリーセ
ービングモードに移行するその他の携帯用端末装置にも
同様に適用できることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】この発明によれば、制御チャネルの受信
間隔が通常より長いバッテリーセービングモードにある
場合、モード解除手段によってそのモードを解除して制
御チャネルの受信状態にすることができる。そのため、
例えば基地局のエリア内に入ったとき直ちに制御チャネ
ルとの同期を確立して速やかに発信や着信が可能な状態
とできる。また、バッテリーセービングモードを解除し
て一定時間が経過しても制御チャネルとの同期を確立で
きないときは、バッテリーセービングモードに再び移行
させることで、無駄な電力消費を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての簡易型携帯電話機を示すブ
ロック図である。
【図2】簡易型携帯電話機を示す正面図(キー保護蓋の
取り外し状態)である。
【図3】簡易型携帯電話機を示す側面図である。
【図4】論理制御チャネル(LCCH)の構成を示す図
である。
【図5】BCCHの構成を示す図である。
【図6】SCCHの構成を示す図である。
【図7】PCHの構成を示す図である。
【図8】制御チャネルとの同期がはずれた場合の制御例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 簡易型携帯電話機 11 マイクロコンピュータ 12 送受信用のアンテナ 13 無線部 14 ディジタル変復調部 15 TDMA処理部 16 音声コーデック部 17 スピーカ(受話器) 18 マイクロホン(送話器) 19 DTMF変復調部 20 変換フォーマット記憶部 21 音声録再部 22 振動発生部 23 呼出音出力部 24 キー入力部 25 不揮発性メモリ 26 液晶表示器 28 タイマ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹島 義人 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 (72)発明者 寺田 亮治 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御チャネルとの同期がはずれたとき、
    基地局より送信される制御チャネルを間欠的に受信して
    上記制御チャネルとの同期を確立し、その後に上記基地
    局に対して位置登録をして待ち受け状態に移行する携帯
    用端末装置において、 上記制御チャネルの受信間隔が通常より長いバッテリー
    セービングモードに移行させるモード制御手段と、 上記バッテリーセービングモードを解除して上記制御チ
    ャネルを受信する状態とするモード解除手段とを備える
    ことを特徴とする携帯用端末装置。
  2. 【請求項2】 上記モード制御手段は、上記制御チャネ
    ルとの同期がはずれて一定時間経過したとき、上記バッ
    テリーセービングモードに移行させることを特徴とする
    請求項1に記載の携帯用端末装置。
  3. 【請求項3】 上記モード制御手段は、上記モード解除
    手段で上記バッテリーセービングモードを解除して一定
    時間内に上記制御チャネルとの同期を確立できないと
    き、上記バッテリーセービングモードに再び移行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯用端末装置。
  4. 【請求項4】 上記モード解除手段は、通話キーの操作
    に応じて上記バッテリーセービングモードを解除するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の携帯用端末装置。
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