JPH11266329A - 情報提供システムおよびそれに使用される通信端末装置 - Google Patents

情報提供システムおよびそれに使用される通信端末装置

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JPH11266329A
JPH11266329A JP10066984A JP6698498A JPH11266329A JP H11266329 A JPH11266329 A JP H11266329A JP 10066984 A JP10066984 A JP 10066984A JP 6698498 A JP6698498 A JP 6698498A JP H11266329 A JPH11266329 A JP H11266329A
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terminal device
communication terminal
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JP10066984A
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Inventor
Akira Otake
旭 大竹
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】端末機(通信端末装置)で例えばサービスセン
タ等から種々のサービス情報を取得できるようにし、そ
の機能向上を図る。 【解決手段】サービス情報を取得する際、端末機(PH
S)11は、サービスセンタ13に発呼し、回線を接続
する(ST111,ST131)。センタ13は、端末機11との
回線接続があると、サービスメニューを端末機11に送
信し(ST132)、それを端末機11は受信して表示する
(ST112)。端末機11の携帯者(ユーザ)がそのサー
ビスメニューより所望のサービスを選択すると、端末機
11はその選択情報をセンタ13に送信する(ST11
3)。センタ13は、選択情報を受信し、その選択情報
に対応したサービス情報を端末機11に送信する(ST13
3)。端末機11は、そのサービス情報を受信して表示
部に表示する(ST114)。これにより、端末機11で、
種々のサービス情報を容易に取得可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報提供システ
ムおよびそれに使用される通信端末装置に関する。詳し
くは、例えばサービスセンタより、所望のサービス情報
あるいは基地局の所在地に対応したサービス情報を受信
可能とすることによって、機能向上を図るようにした通
信端末装置等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信端末装置、例えば簡易型携帯
電話機(PHS:Personal Handyphone System)の小型
軽量化が進み、その携帯が容易となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば旅行
者にとって旅先の地理に不案内であるとき、公共施設、
レジャー施設、レストラン等の施設情報、現在地の住所
や地図等の情報を取得することが必要となる場合があ
る。このような場合に、携帯電話機等の通信端末装置を
使用して、その情報を取得できれば便利である。
【0004】そこで、この発明では、例えばサービスセ
ンタ等から種々のサービス情報を取得し得る通信端末装
置等を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る通
信端末装置は、サービスセンタとの間の回線を接続する
ための回線接続手段と、サービスセンタより回線を介し
て送られてくるサービスメニューを受信するサービスメ
ニュー受信手段と、サービスメニューより所望のサービ
スを選択するサービス選択手段と、サービスの選択情報
を回線を介してサービスセンタに送信する選択情報送信
手段と、選択情報に対応してサービスセンタより回線を
介して送られてくるサービス情報を受信するサービス情
報受信手段と、受信したサービス情報を記憶するメモリ
手段とを備えるものである。
【0006】請求項4の発明に係る情報提供システム
は、請求項1に記載の通信端末装置と、この通信端末装
置と回線で接続されて通信をするサービスセンタとを備
えてなるものである。そして、サービスセンタは、回線
接続された通信端末装置に回線を介してサービスメニュ
ーを送信するサービスメニュー送信手段と、通信端末装
置より回線を介して送られてくる選択情報を受信する選
択情報受信手段と、選択情報に対応したサービス情報を
回線を介して通信端末装置に送信するサービス情報送信
手段とを有するものである。
【0007】通信端末装置とサービスセンタとの間の回
線が接続されると、サービスセンタより通信端末装置に
サービスメニューが送信される。通信端末装置でサービ
スメニューより所望のサービスが選択されると、この通
信端末装置よりサービスセンタにサービスの選択情報が
送信される。これに対して、サービスセンタより通信端
末装置に選択されたサービスの情報が送信される。通信
端末装置では、受信したサービス情報がメモリ手段に記
憶される。
【0008】このように通信端末装置はサービスセンタ
より所望のサービス情報を取得することが可能となる。
そして、通信端末装置が受信したサービス情報の表示手
段を有することで、通信端末装置のユーザは、直ちにサ
ービス情報を表示手段に表示して確認できることとな
る。
【0009】また、メモり手段が少なくとも電話番号デ
ータを含む電話帳データを記憶するための電話帳メモリ
であり、サービス情報が少なくとも施設の名称および電
話番号のデータを含む施設情報であり、この施設情報が
電話帳メモリに電話帳データとして記憶されるようにし
てもよい。これにより、通信端末装置のユーザは、受信
した施設情報を、後に電話帳データとして検索すること
が可能となる。
【0010】請求項5の発明に係る通信端末装置は、サ
ービスセンタとの間の回線を基地局を介して接続するた
めの回線接続手段と、サービスセンタより回線を介して
送られてくる基地局の所在地に対応したサービス情報を
受信するサービス情報受信手段と、受信したサービス情
報を記憶するメモリ手段とを備えるものである。
【0011】請求項13の発明に係る情報提供システム
は、請求項5に記載の通信端末装置と、この通信端末装
置と基地局を通して回線で接続されるサービスセンタと
を備えてなるものである。そして、サービスセンタは、
回線接続された通信端末装置に回線を介してサービス情
報を送信するサービス情報送信手段を有するものであ
る。
【0012】通信端末装置とサービスセンタとの間の回
線が接続されると、サービスセンタより通信端末装置に
基地局の所在地に対応したサービス情報が送信される。
通信端末装置では、受信したサービス情報がメモリ手段
に記憶される。
【0013】このように通信端末装置はサービスセンタ
より基地局の所在地に対応したサービス情報を取得する
ことが可能となる。そして、通信端末装置が受信したサ
ービス情報の表示手段を有することで、通信端末装置の
ユーザは、直ちにサービス情報を表示手段に表示して確
認できることとなる。サービス情報として、例えば基地
局の所在地に対応した住所データ、基地局の所在地付近
の天気予報データ、基地局の所在地付近のレストラン等
の施設データが考えられる。
【0014】また、サービス情報として、基地局の所在
地の緯度および経度のデータが考えられる。この場合、
通信端末装置が受信した緯度および経度のデータをナビ
ゲーションシステムに送信するデータ送信手段を備える
ことで、ナビゲーションシステムに基地局の所在地付近
の地図を表示させることが可能となる。さらに、サービ
ス情報として、基地局の所在地付近の地図データが考え
られる。この場合、通信端末装置が受信した地図データ
をファクシミリや複写機等の画像記録装置に送信するデ
ータ送信手段を備えることで、画像記録装置に基地局の
所在地付近の地図を記録して出力させることが可能とな
る。
【0015】請求項14の発明に係る通信端末装置は、
基地局を介して他の通信端末装置と通信をする通信端末
装置であって、基地局より送られてくる基地局の所在地
に対応した放送チャネル、番組等の放送情報を受信する
放送情報受信手段と、受信した放送情報を記憶するメモ
リ手段とを備えるものである。
【0016】基地局からは、基地局の所在地に対応した
放送チャネル、番組等の放送情報が送られてくる。例え
ば、放送情報は基地局よりその制御チャネルに載せて送
られてくる。また例えば、放送情報は回線接続されたサ
ービスセンタより、Pメールのように呼設定メッセージ
の着サブアドレスまたは発サブアドレスに含めて、ある
いはDTMF(Dual Tone Multiple Frequency)信号の
形式で送られてくる。
【0017】通信端末装置では、基地局より送られてく
る放送情報が受信され、メモリ手段に記憶される。そし
て、通信端末装置が受信した放送情報の表示手段を有す
ることで、通信端末装置のユーザは、直ちに放送情報を
表示手段に表示して確認できることとなる。また、通信
端末装置が受信した放送情報を受信機に送信する情報送
信手段を備えることで、受信機おいてその放送情報を利
用したチャネル切り換え等の処理が可能となる。
【0018】通信端末装置では、例えば基地局に対する
位置登録をする際に放送情報の受信が行われる。基地局
に対する位置登録が行われるときは、例えば通信端末装
置と共に携帯している受信機の受信位置が一定量移動し
たことになり、受信機の受信状態が変化していることが
考えられる。そのため、基地局に対して位置登録をする
際に放送情報の受信が行われることで、その放送情報の
有効利用が可能となる。また、通信端末装置では、受信
機における受信信号が劣化したときに放送情報の受信が
行われて、その放送情報の有効利用が図られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、実施
の形態としての情報提供システムについて説明する。
【0020】図1は、第1の実施の形態としての情報提
供システム10の概略構成を示している。この情報提供
システム10は、端末機11と、この端末機11と基地
局12を通して回線で接続されるサービスセンタ13と
を備えてなるものである。図2は、端末機11として使
用される簡易型携帯電話機(PHS:Personal Handyph
one System)100の構成を示している。
【0021】電話機100は、マイクロコンピュータを
有して構成され、システム全体を制御するための制御部
101と、送受信用のアンテナ102と、このアンテナ
102で捕らえられた所定周波数の受信信号をダウンコ
ンバートしてπ/4シフトQPSK(Quadrature Phase
Shift Keying)信号を得ると共に、後述するディジタ
ル変復調部より出力されるπ/4シフトQPSK信号を
アップコンバートして所定周波数の送信信号を得るため
の無線部103と、この無線部103より出力されるπ
/4シフトQPSK信号に復調処理をして受信データを
得ると共に、後述するTDMA(Time Division Multip
le Access)処理部より出力される送信データに変調処
理をしてπ/4QPSK信号を得るディジタル変復調部
104とを有している。
【0022】また、電話機100は、ディジタル変復調
部104より出力される受信データ(複数スロットの時
分割多重データ)より予め設定された下りスロットのデ
ータを選択し、制御データおよび圧縮音声データに分離
すると共に、後述する音声コーデック部より出力される
圧縮音声データや、制御部101より出力される制御デ
ータを予め設定された上りスロットに多重するTDMA
処理部105を有している。
【0023】また、電話機100は、TDMA処理部1
05より出力される圧縮音声データに対して復号化処理
(誤り訂正処理を含む)をして受信音声信号を得ると共
に、送信音声信号に対して圧縮符号化処理(誤り訂正符
号の付加処理を含む)をして圧縮音声データを得るため
の音声コーデック部106と、この音声コーデック部1
06より出力される受信音声信号を増幅する低周波アン
プ107と、このアンプ107の出力音声信号による音
声を出力する受話器としてのスピーカ108と、音声コ
ーデック部106より出力される受信音声信号がDTM
F信号である場合、このDTMF信号を復調して4ビッ
ト(1ニブル)のDTMF信号コードを得るDTMF復
調器109とを有している。この場合、DTMF復調器
109で得られるDTMF信号コードは制御部101に
供給される。
【0024】また、電話機100は、送話器としてのマ
イクロホン111と、このマイクロホン111より出力
される音声信号を増幅する低周波アンプ112と、制御
部101より供給されるDTMF信号コードをDTMF
信号に変換するDTMF変調器113と、アンプ112
の出力音声信号またはDTMF変調器113の出力DT
MF信号を選択的に取り出して音声コーデック部106
に送信音声信号として供給する切換スイッチ114とを
有している。
【0025】この場合、切換スイッチ114のa側の固
定端子にはアンプ112の出力側が接続され、そのb側
の固定端子にはDTMF変調器113の出力側が接続さ
れる。切換スイッチ114は、制御部101によって制
御され、DTMF信号を送信する場合はb側に接続さ
れ、その他の通話等を行う場合はa側に接続される。
【0026】また、電話機100は、ユーザが各種のキ
ー操作を行うための操作部115と、液晶表示器等で構
成される表示部116と、電話帳データや文字メッセー
ジデータ等を記憶するための不揮発性メモリ117と、
着信時に制御部101の制御によって呼出音を出力する
呼出音出力部118とを有している。これら操作部11
5、表示部116、不揮発性メモリ117および呼出音
出力部118は、それぞれ制御部101に接続されてい
る。
【0027】ここで、操作部115には、発呼を指示し
たり、着信時に応答するための通話キー、通話を終了す
るための終話キー、電話番号を入力するためのテンキ
ー、電話帳データを検索するためのキー、電話帳データ
を記憶するためのキー、サービスメニューより所望のサ
ービスを選択するためのキー等が配されている。電話帳
データは、名前データ、電話番号データ、住所データ等
で構成されるが、少なくとも電話番号データが含まれて
いる。表示部116には、システムの状態の他に、電話
帳データの検索で選択された電話帳データ、テンキーで
入力される電話番号、サービスセンタ13より受信した
サービス情報等が表示される。
【0028】また、制御部101は、上述せずもマイク
ロコンピュータの動作プログラム、DTMF信号コード
をキャラクタコードに変換するための変換フォーマット
等が書き込まれているROM(read only memory)11
9と、DTMF復調器109で得られるDTMF信号コ
ード等を一時的に書き込むための作業用のRAM(rand
om access memory)120とを備えている。
【0029】次に、電話機100の動作を説明する。電
源オン時には、制御チャネルとの同期がはずれた状態に
あるので、基地局より送信される制御チャネルを受信し
て制御チャネルとの同期確立が行われる。この場合、利
用可能な公衆基地局の制御チャネルを順次受信する、い
わゆるショートトラッキングが行われ、受信信号強度
(RSSI:Receive Signal Strength Indicate)が選
択レベル以上で、かつ最大の制御チャネルが選択され、
その制御チャネルとの同期確立が行われる。そしてその
後に、同期確立が行われた制御チャネルに係る基地局の
エリアにいるという位置登録が行われる。この位置登録
は通話チャネルを使用して行われる。位置登録が終了し
た後は、同期確立が行われた制御チャネルの受信状態に
戻って待ち受け状態となる。
【0030】図3は、論理制御チャネル(LCCH)の
構成例を示している。ただし、TDMAフレームの第1
スロットを論理制御チャネル(LCCH)に割り当てる
と共に、LCCHスーパーフレームをnTDMAフレー
ム毎のm個の間欠送信スロットで構成した例である。
【0031】基地局(CS)の使用するスロットは、下
り(送信)の4スロットとそれに続く上り(受信)の4
スロットとによって5[ms]のTDMAフレームが構
成される。そして、下り論理制御チャネル(LCCH)
を構成するスロットはnTDMAフレーム毎に存在す
る。すなわち、下り間欠送信周期は5×n[ms]であ
る。
【0032】また、すべてのLCCH要素のスロット位
置を指定する下り論理制御チャネル(LCCH)の最小
周期(5×n×m[ms])がLCCHスーパーフレー
ムと定義される。下り論理制御チャネル(LCCH)
は、報知チャネル(BCCH)、一斉呼び出しチャネル
(PCH)、個別セル用チャネル(SCCH)とで構成
される。BCCHはLCCHスーパーフレームの先頭ス
ロットで送信され、このBCCHの送信によりLCCH
の先頭位置が通知される。一方、上り論理制御チャネル
(LCCH)は、個別セル用チャネル(SCCH)で構
成される。上り論理制御チャネル(LCCH)のスロッ
ト位置は、BCCH上の無線チャネル情報報知メッセー
ジ中の制御用キャリア構成情報要素によって基地局(C
S)から移動局(PS)に通知される。
【0033】図4は、BCCHの構成を示している。B
CCHはCSからPSに制御情報を報知するための下り
片方向チャネルである。このBCCHによって、チャネ
ル構造に関する情報、システム情報等が転送される。
【0034】BCCHは、プリアンブルパターン(P
R)、同期用ユニークワード(UN)、チャネル種別コ
ード(CI)、発識別符号、データ(BCCH)および
巡回誤り検出符号(CRC)で構成される。そして、発
識別符号(CS−ID)は、事業者識別符号、一斉呼出
エリア番号および付加IDで構成される。また、データ
(BCCH)は、オクテット1〜オクテット8で構成さ
れる。そして、オクテット1の下位7ビットによって、
オクテット2〜オクテット8によるメッセージの種別が
示される。
【0035】図5は、SCCHの構成を示している。S
CCHはCSとPSの間で呼接続に必要な情報を転送す
るポイント-ポイントの双方向チャネルである。このS
CCHでは、セル毎に独立の情報が転送される。
【0036】SCCHは、プリアンブルパターン(P
R)、同期用ユニークワード(UN)、チャネル種別コ
ード(CI)、発識別符号、着識別符号、データ(SC
CH)および巡回誤り検出符号(CRC)で構成され
る。そして、SCCH(下り)において、発識別符号
(CS−ID)は事業者識別符号、一斉呼出エリア番号
および付加IDで構成され、着識別符号はPS呼出符号
(PS−ID)で構成される。図示せずも、SCCH
(上り)では、上述した発識別符号が着識別符号とな
り、上述した着識別符号が発識別符号となる。また、デ
ータ(SCCH)は、オクテット1〜オクテット5で構
成される。そして、オクテット1の下位7ビットによっ
て、オクテット2〜オクテット5によるメッセージの種
別が示される。
【0037】PCHは、CSからPSに対して、単一セ
ルあるいは複数セルの広いエリア(一斉呼出エリア)に
同一の情報を一斉に転送するポイント-マルチポイント
の下り片方向チャネルである。このPCHによって、C
SはPSに対して着信があったことを通知する。図3に
示すように、LCCHスーパーフレームには複数個のP
CH(PCH1〜PCHn)が存在する。
【0038】図6は、PCHの構成を示している。PC
Hは、プリアンブルパターン(PR)、同期用ユニーク
ワード(UN)、チャネル種別コード(CI)、発識別
符号、データ(PCH)および巡回誤り検出符号(CR
C)で構成される。そして、発識別符号は、事業者識別
符号、一斉呼出エリア番号および付加IDで構成され
る。また、データ(PCH)は、オクテット1〜オクテ
ット8で構成される。
【0039】この場合、PCHは単一のメッセージのみ
を定義するため、メッセージ種別を示す領域はない。オ
クテット1の5〜7ビットで、呼出なし、BCD13桁
以下のPS番号による呼出サービス、16進7桁のPS
番号による呼出サービスである等の呼出サービス種別が
表示される。そして、オクテット1〜7によってPS番
号が示される。さらに、オクテット8によって、報知チ
ャネル(BCCH)の受信指示が行われる。後述する間
欠受信時に変化が生じた場合、PSは、この受信指示に
よってBCCHを受信する。
【0040】なお、PSは、着信群番号によって複数の
PCH(PCH1〜PCHn)より受信すべきPCHを
認識する。PSは、PS番号とCSからのBCCHの内
容(nPCH、nGROUP、制御用キャリア構成)に基づき、
(1)式によって、着信群番号が算出される。ここで、
PCHは同一着信群数、nGROUPは着信群分ファクタであ
る。また、2周波(2LCCH)を使用しPCHの着信
群が相互に関係する場合はX=2であり、それ以外では
X=1である。着信群番号=(PS番号)MOD(n
PCH×nGROUP×X)+1 ・・・(1)
【0041】上述したように、位置登録が終了した後
は、制御チャネルの受信状態に戻って待ち受け状態とな
る。この待ち受け状態では、電話機(PS)10は、算
出した着信群番号に対応するPCHのみを受信する間欠
受信に移行する。この場合、算出した着信群番号に対応
するPCHはLCCHスーパーフレーム毎に存在するこ
とから、従来待ち受け状態では、例えば1.2秒毎の間
欠受信が行われている。
【0042】図7は、待ち受け状態におけるPCHの間
欠受信の動作を示している。自己の着信群番号に対応す
るPCHがPCHaであるとする。まず、最初に、制御
チャネルの連続受信を行って、BCCHを受信する。こ
のBCCH中の情報より自己の着信群番号を算出し、そ
の着信群番号に基づいて受信タイミングを算出してPC
Haを受信する。そして、それ以後は、一定の受信タイ
ミングでPCHaのみを間欠受信する。
【0043】通話を行う場合の動作について説明する。
この場合、例えば操作部115のキー操作で相手側の電
話番号を入力し、あるいは電話帳データを検索した後に
通話キーを操作すると、発呼処理が行われる。すなわ
ち、制御部101より制御データとして電話番号データ
等がTDMA処理部105に供給されて制御チャネルで
基地局に送信される。これにより、相手側との回線接続
が行われて通話可能状態となる。
【0044】ここで、通話は通話チャネルを使用して行
われるが、回線接続処理時に制御チャネルを使用して基
地局より通話チャネルの通信周波数およびスロット位置
のデータが制御データとして送信されてTDMA処理部
105より制御部101に供給される。制御部101
は、通信周波数データに基づいて無線部103を制御し
て送受信周波数が通話チャネルの通信周波数と一致する
ようにすると共に、スロット位置データに基づいてTD
MA処理部105で選択されるスロットを設定する。よ
って、通話は基地局より通知された通話チャネルを使用
して行われる。
【0045】図8は、通話時における通信用物理スロッ
トの構成を示している。基地局(CS)の使用するスロ
ットは、下り(送信)の4スロットとそれに続く上り
(受信)の4スロットとによって、5[ms]のTDM
Aフレームが構成される。PSは、各TDMAフレーム
において、上りの設定スロットでデータをCSに送信
し、下りの設定スロットのデータを受信データとする。
【0046】また、制御チャネルを使用して基地局より
制御データとして呼出データが送信され、この呼出デー
タがTDMA処理部105より制御部101に供給され
て着信が検出されると、制御部101によって呼出音出
力部118が制御されて呼出音が出力される。
【0047】この呼び出し動作が行われている状態で、
通話キーが操作されて応答があると、制御部101より
制御データとして応答データがTDMA処理部105に
供給されて基地局に制御チャネルで送信される。これに
より、相手側との回線接続が行われて通話可能状態とな
る。この場合も、通話は基地局より通知された通話チャ
ネルを使用して行われる。
【0048】通話状態では、通話チャネルで送信されて
きた圧縮音声データがTDMA処理部105より出力さ
れる。この圧縮音声データは音声コーデック部106に
供給されて復号化処理が行われた後にアナログ信号に変
換される。そして、音声コーデック部106より出力さ
れる受信音声信号がアンプ107を介してスピーカ10
8に供給され、このスピーカ108より受信音声信号に
よる音声が出力される。
【0049】また、マイクロホン111より出力される
送信音声信号はアンプ111で増幅された後に音声コー
デック部106に供給されてディジタル信号に変換され
た後に圧縮符号化処理されて圧縮音声データが形成され
る。そして、音声コーデック部106より出力される圧
縮音声データがTDMA処理部105に供給され、通話
チャネルで相手側に送信される。
【0050】次に、サービスセンタ13について説明す
る。このサービスセンタ13は、回線接続された端末機
11に回線を介してサービスメニューを送信するサービ
スメニュー送信機能と、端末機11より回線を介して送
られてくるサービスの選択情報を受信する選択情報受信
機能と、その選択情報に対応したサービス情報を回線を
介して端末機11に送信する機能とを有している。
【0051】次に、図9の制御シーケンス図を使用し
て、端末機11によって、サービスセンタ13より所望
のサービス情報を受信する場合の動作を説明する。
【0052】端末機11は、ステップST111で、サ
ービスセンタ13に対して発呼する。これに対して、サ
ービスセンタ13は、ステップST131で、自動応答
をし、そして端末機11との間の回線が接続された後
に、ステップST132で、サービスメニューを回線を
介して端末機11に送信する。
【0053】端末機11は、ステップST112で、サ
ービスセンタ13より送られてくるサービスメニューを
受信し、そのサービスメニューを表示部116に表示す
る。そして、端末機11では、ステップST113で、
端末機11の携帯者(ユーザ)による操作部115の操
作によって、サービスメニューより所望のサービスが選
択されるとき、その選択情報を回線を介してサービスセ
ンタ13に送信する。
【0054】サービスセンタ13は、ステップST13
3で、端末機11より送られてくる選択情報を受信し、
この選択情報に対応したサービス情報を回線を介して端
末機11に送信する。この場合、サービス情報は、例え
ばDTMF信号の形式で送信される。上述したサービス
メニューや選択情報も、同様に、例えばDTMF信号の
形式で送信される。
【0055】そして、端末機11は、ステップST11
4で、サービスセンタ13より送られてくるサービス情
報を受信し、不揮発性メモリ117に記憶すると共に、
表示部116に表示する。これにより、端末機11の携
帯者は、所望のサービス情報を確認することができる。
ここで、サービス情報が、公共施設、レジャー施設、レ
ストラン等の施設情報であって、施設の名称および電話
番号のデータを含むときは、ヘッダで識別される各施設
情報が、不揮発性メモリ117の電話帳メモリ部に電話
帳データとして記憶される。このように、施設情報が電
話帳メモリ部に電話帳データとして記憶されることで、
後に施設情報を電話帳データとして検索することが可能
となる。
【0056】次に、図10は、第2の実施の形態として
の情報提供システム20の概略構成を示している。この
情報提供システム20は、端末機21と、この端末機2
1と基地局22を通して回線で接続されるサービスセン
タ23とを備えてなるものである。端末機21として
も、図2に示す簡易型携帯電話機100が使用される。
また、サービスセンタ23は、回線接続された端末機2
1に回線を介して基地局22の所在地に対応した住所デ
ータを送信する機能を有している。
【0057】次に、図11の制御シーケンス図を使用し
て、端末機21によって、サービスセンタ23より、基
地局22の所在地に対応する住所データを受信する場合
の動作を説明する。
【0058】端末機21は、ステップST211で、サ
ービスセンタ23に対して発呼する。これに対して、サ
ービスセンタ23は、ステップST231で、自動応答
をする。これにより、端末機21とサービスセンタ23
との間の回線が接続される。この状態で、サービスセン
タ23は、ステップST232で、端末機21との回線
接続に当たって利用されている基地局22を確認し、ス
テップST233で、その基地局22の所在地に対応す
る住所データを作成する。例えば、基地局の所在地がN
駅前であるとき、「N駅前近傍」あるいは「N駅前付
近」の文字データが作成される。勿論、「○○県○○市
○○町○丁目」等のように、より正確な住所データであ
ってもよい。
【0059】次に、サービスセンタ23は、ステップS
T234で、作成した住所データを回線を介して端末機
21に送信する。この場合、住所データは、例えばDT
MF信号の形式で送信される。これに対して、端末機2
1は、ステップST212で、サービスセンタ23より
送られてくる住所データを受信してRAM120に記憶
し、表示部116にその住所データによる住所を表示す
る。これにより、端末機21の携帯者(ユーザ)は、表
示部116に表示される住所を見ることで、大凡の自己
位置を知ることができる。
【0060】次に、図12は、第3の実施の形態として
の情報提供システム30の概略構成を示している。この
情報提供システム30は、端末機31と、この端末機3
1と基地局32を通して回線で接続されるサービスセン
タ33とを備えてなるものである。端末機31として
も、図2に示す簡易型携帯電話機100が使用される。
また、サービスセンタ33は、回線接続された端末機3
1に回線を介して基地局32の所在地付近の天気予報デ
ータを送信する機能を有している。
【0061】次に、図13の制御シーケンス図を使用し
て、端末機31によって、サービスセンタ33より、基
地局32の所在地に対応する天気予報データを受信する
場合の動作を説明する。
【0062】端末機31は、ステップST311で、サ
ービスセンタ33に対して発呼する。これに対して、サ
ービスセンタ33は、ステップST331で、自動応答
をする。これにより、端末機31とサービスセンタ33
との間の回線が接続される。この状態で、サービスセン
タ33は、ステップST332で、端末機31との回線
接続に当たって利用されている基地局32を確認し、ス
テップST333で、その基地局32の所在地に対応す
る天気予報データを作成する。例えば、基地局の所在地
がN駅前であるとき、N駅前付近の天気、温度、降水確
率等のデータが作成される。
【0063】次に、サービスセンタ33は、ステップS
T334で、作成した天気予報データを回線を介して端
末機31に送信する。この場合、天気予報データは、例
えばDTMF信号の形式で送信される。これに対して、
端末機31は、ステップST312で、サービスセンタ
33より送られてくる天気予報データを受信してRAM
120に記憶し、表示部116にその天気予報データに
よる天気予報を表示する。これにより、端末機31の携
帯者(ユーザ)は、表示部116に表示される天気予報
を見ることで、自己位置の天気予報を知ることができ
る。
【0064】次に、図14は、第4の実施の形態として
の情報提供システム40の概略構成を示している。この
情報提供システム40は、端末機41と、この端末機4
1と基地局42を通して回線で接続されるサービスセン
タ43とを備えてなるものである。
【0065】端末機41には、ナビゲーションシステム
44が接続される。この端末機41としても、図2に示
す簡易型携帯電話機100が使用される。ただしこの場
合、簡易型携帯電話機100は、ナビゲーションシステ
ム44を接続するためのインタフェース(図示せず)を
備えており、ナビゲーションシステム44はこのインタ
フェースを介して制御部101に接続されている。ま
た、サービスセンタ43は、回線接続された端末機41
に回線を介して基地局42の所在地の緯度・経度のデー
タを送信する機能を有している。
【0066】次に、図15の制御シーケンス図を使用し
て、端末機41によって、サービスセンタ43より、基
地局42の所在地の緯度・経度のデータを受信する場合
の動作を説明する。
【0067】端末機41は、ステップST411で、サ
ービスセンタ43に対して発呼する。これに対して、サ
ービスセンタ43は、ステップST431で、自動応答
をする。これにより、端末機41とサービスセンタ43
との間の回線が接続される。この状態で、サービスセン
タ43は、ステップST432で、端末機41との回線
接続に当たって利用されている基地局42を確認し、ス
テップST433で、その基地局42の所在地の緯度・
経度のデータを作成する。例えば、基地局の所在地がN
駅前であるとき、N駅前の緯度・経度のデータが作成さ
れる。
【0068】次に、サービスセンタ43は、ステップS
T434で、作成した緯度・経度のデータを回線を介し
て端末機41に送信する。この場合、緯度・経度のデー
タは、例えばDTMF信号の形式で送信される。これに
対して、端末機41は、ステップST412で、サービ
スセンタ43より送られてくる緯度・経度のデータを受
信し、RAM120に記憶し、ステップST413で、
その緯度・経度のデータをナビゲーションシステム44
にインタフェースを介して送信する。
【0069】これに対して、ナビゲーションシステム4
4は、ステップST441で、端末機41より送られて
くる緯度・経度のデータを受信してメモリ(図示せず)
に記憶し、ステップST442で、その緯度・経度のデ
ータに基づいて、基地局42の所在地付近の地図を画面
上に表示する。これにより、端末機41の携帯者(ユー
ザ)は、ナビゲーションシステム44の画面上で自己位
置近傍の地図を見ることができる。
【0070】次に、図16は、第5の実施の形態として
の情報提供システム50の概略構成を示している。この
情報提供システム50は、端末機51と、この端末機5
1と基地局52を通して回線で接続されるサービスセン
タ53とを備えてなるものである。
【0071】端末機51には、画像記録手段としてのフ
ァクシミリ54が接続される。この端末機51として
も、図2に示す簡易型携帯電話機100が使用される。
ただしこの場合、簡易型携帯電話機100は、ファクシ
ミリ54を接続するためのインタフェース(図示せず)
を備えており、ファクシミリ54はこのインタフェース
を介して制御部101に接続されている。また、サービ
スセンタ53は、回線接続された端末機51に、回線を
介して基地局52の所在地付近の地図データ(画像デー
タ)を送信する機能を有している。
【0072】次に、図17の制御シーケンス図を使用し
て、端末機51によって、サービスセンタ53より、基
地局32の所在地付近の地図データを受信する場合の動
作を説明する。
【0073】端末機51は、ステップST511で、サ
ービスセンタ53に対して発呼する。これに対して、サ
ービスセンタ53は、ステップST531で、自動応答
をする。これにより、端末機51とサービスセンタ53
との間の回線が接続される。この状態で、サービスセン
タ53は、ステップST532で、端末機51との回線
接続に当たって利用されている基地局52を確認し、ス
テップST533で、その基地局42の所在地付近の地
図データ(画像データ)を作成する。例えば、基地局の
所在地がN駅前であるとき、N駅前付近の地図データが
作成される。
【0074】次に、サービスセンタ53は、ステップS
T534で、作成した地図データを回線を介して端末機
51に送信する。この場合、地図データは、例えばモデ
ム信号の形式で送信される。これに対して、端末機51
は、ステップST512で、サービスセンタ53より送
られてくる地図データを受信し、RAM120に記憶
し、ステップST513で、その地図データをファクシ
ミリ54にインタフェースを介して送信する。
【0075】これに対して、ファクシミリ54は、ステ
ップST541で、端末機51より送られてくる地図デ
ータを受信してメモリ(図示せず)に記憶し、ステップ
ST542で、その地図データに基づいて、基地局52
の所在地付近の地図を記録紙に記録して排紙する。これ
により、端末機51の携帯者(ユーザ)は、ファクシミ
リ54より排紙された記録紙により自己位置近傍の地図
を確認できる。なお、図16に示す情報提供システム5
0において、ファクシミリ54を、複写機やプリンタ等
のその他の画像記録装置に置き換えても同様の作用効果
を得ることができる。
【0076】次に、図18は、第6の実施の形態として
の情報提供システム60の概略構成を示している。この
情報提供システム60は、端末機61と、この端末機6
1と基地局62を通して回線で接続されるサービスセン
タ63とを備えてなるものである。
【0077】端末機61には、ラジオやテレビ等の受信
機64が接続される。この端末機61としても、図2に
示す簡易型携帯電話機100が使用される。ただしこの
場合、簡易型携帯電話機100は、受信機64を接続す
るためのインタフェース(図示せず)を備えており、受
信機64はこのインタフェースを介して制御部101に
接続されている。また、サービスセンタ63は、回線接
続された端末機61に、回線を介して基地局62の所在
地に対応した放送チャネル、番組等の放送情報を送信す
る機能を有している。
【0078】次に、図19の制御シーケンス図を使用し
て、端末機61によって、サービスセンタ63より、基
地局32の所在地に対応した放送チャネル、番組等の放
送情報を受信する場合の動作を説明する。
【0079】受信機64は、受信信号レベルが一定レベ
ルより低下する等して受信信号が劣化した場合、ステッ
プST641で、受信信号の劣化情報を端末機61に送
信する。端末機61は、受信信号の劣化情報を受信する
と、ステップST611で、サービスセンタ63に対し
て発呼する。
【0080】これに対して、サービスセンタ63は、ス
テップST631で、自動応答をする。これにより、端
末機61とサービスセンタ63との間の回線が接続され
る。この状態で、サービスセンタ63は、ステップST
632で、端末機61との回線接続に当たって利用され
ている基地局62を確認し、ステップST633で、そ
の基地局42の所在地に対応した放送チャネル、番組等
の放送情報を作成する。例えば、基地局の所在地がN駅
前であるとき、N駅前付近で受信し得る放送チャネル、
番組等の放送情報が作成される。
【0081】次に、サービスセンタ63は、ステップS
T634で、作成した放送情報を回線を介して端末機6
1に送信する。この場合、放送情報は、例えばDTMF
信号の形式で送信される。これに対して、端末機61
は、ステップST612で、サービスセンタ63より送
られてくる放送情報を受信し、RAM120に記憶し、
ステップST613で、その放送情報を受信機64にイ
ンタフェースを介して送信する。
【0082】これに対して、受信機64は、ステップS
T642で、端末機61より送られてくる放送情報を受
信してメモリ(図示せず)に記憶し、ステップST64
3で、その放送情報を表示手段(図示せず)に表示す
る。受信機64では、この放送情報の表示を参照して、
受信信号が劣化したチャネルから、所望の番組を放送し
ている新たなチャネルへの切り換えを容易に行うことが
できる。このチャネルの切り換えは、放送情報を利用す
ることで自動的に行うこともできる。例えば、同一番組
を放送している別のチャネルへの自動的な切り換えも可
能となる。
【0083】なお、図19に示す制御シーケンス図によ
る説明では、端末機61はサービスセンタ63からの放
送情報を受信し、この放送情報を受信機64に送信する
ものであるが、表示部116(図2参照)にその放送情
報を表示するようにしてもよい。これにより、端末機6
1の表示部116によって、基地局62付近、従って端
末機61の存在位置付近で受信し得る放送チャネル、番
組の放送情報を確認することが可能となる。
【0084】また、図19に示す制御シーケンス図によ
る説明では、端末機61は、受信機64からの受信信号
の劣化情報の送信があるときに、サービスセンタ63に
発呼して放送情報を受信するものであるが、端末機61
で基地局への位置登録が行われる毎に、サービスセンタ
63に発呼して放送情報を受信するようにしてもよい。
端末機61が基地局への位置登録を行うときは、例えば
端末装置61と共に携帯している受信機64の受信位置
が一定量移動したことを意味し、受信機64の受信状態
が変化していることが考えられる。そのため、端末機6
1が基地局への位置登録をする際に放送情報を受信する
ようにすることで、その放送情報の有効利用が可能とな
る。
【0085】また、図19に示す制御シーケンス図によ
る説明では、放送情報がサービスセンタ63より送信さ
れてくるものであるが、放送情報は基地局62からの特
定の周波数の制御チャネルに載せて送られているもので
あってもよい。この場合、放送情報を取得するために、
端末機61は、サービスセンタ63に発呼して放送情報
を送信してもらうのではなく、基地局62からの特定の
周波数の制御チャネルを受信して、放送情報を取得する
こととなる。
【0086】また、上述実施の形態においては、通信端
末装置が簡易型携帯電話機であるものを示したが、この
発明は通信端末装置が簡易型携帯電話機以外のその他の
通信端末装置である場合にも同様に適用できることは勿
論である。
【0087】
【発明の効果】この発明によれば、通信端末装置は例え
ばサービスセンタより所望のサービス情報あるいは基地
局の所在地に対応した住所データ、天気予報データ、放
送情報、地図データ等のサービス情報を受信でき、通信
端末装置の機能向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態としての情報提供システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】情報提供システムを構成する簡易型携帯電話機
(PHS)の構成を示すブロック図である。
【図3】論理制御チャネル(LCCH)の構成を示す図
である。
【図4】BCCHの構成を示す図である。
【図5】SCCHの構成を示す図である。
【図6】PCHの構成を示す図である。
【図7】待ち受け状態におけるPCHの間欠受信の動作
を示す図である。
【図8】通話時における通信用物理スロットの構成を示
す図である。
【図9】第1の実施の形態としての情報提供システムの
動作を説明するための制御シーケンス図である。
【図10】第2の実施の形態としての情報提供システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図11】第2の実施の形態としての情報提供システム
の動作を説明するための制御シーケンス図である。
【図12】第3の実施の形態としての情報提供システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図13】第3の実施の形態としての情報提供システム
の動作を説明するための制御シーケンス図である。
【図14】第4の実施の形態としての情報提供システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図15】第4の実施の形態としての情報提供システム
の動作を説明するための制御シーケンス図である。
【図16】第5の実施の形態としての情報提供システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図17】第5の実施の形態としての情報提供システム
の動作を説明するための制御シーケンス図である。
【図18】第6の実施の形態としての情報提供システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図19】第6の実施の形態としての情報提供システム
の動作を説明するための制御シーケンス図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60 情報提供システ
ム 11,21,31,41,51,61 端末機 12,22,32,42,52,62 基地局 13,23,33,43,53,63 サービスセンタ 44 ナビゲーションシステム 54 ファクシミリ 64 受信機 100 簡易型携帯電話機 101 制御部 102 送受信用のアンテナ 103 無線部 104 ディジタル変復調部 105 TDMA処理部 106 音声コーデック部 107,112 低周波アンプ 108 スピーカ 109 DTMF復調器 111 マイクロホン 113 DTMF変調器 114 切換スイッチ 115 操作部 116 表示部 117 不揮発性メモリ 118 呼出音出力部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスセンタとの間の回線を接続する
    ための回線接続手段と、 上記サービスセンタより上記回線を介して送られてくる
    サービスメニューを受信するサービスメニュー受信手段
    と、 上記サービスメニューより所望のサービスを選択するサ
    ービス選択手段と、 上記サービスの選択情報を上記回線を介して上記サービ
    スセンタに送信する選択情報送信手段と、 上記選択情報に対応して上記サービスセンタより上記回
    線を介して送られてくるサービス情報を受信するサービ
    ス情報受信手段と、 上記受信したサービス情報を記憶するメモリ手段とを備
    えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 上記受信したサービス情報を表示する表
    示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載
    の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 上記メモリ手段は、少なくとも電話番号
    データを含む電話帳データを記憶するための電話帳メモ
    リであり、 上記サービス情報は、少なくとも施設の名称および電話
    番号のデータを含む施設情報であり、 上記施設情報は上記電話帳メモリに電話帳データとして
    記憶されることを特徴とする請求項1に記載の通信端末
    装置。
  4. 【請求項4】 通信端末装置と、この通信端末装置と回
    線で接続されて通信をするサービスセンタとを備えてな
    り、 上記通信端末装置は、 上記サービスセンタとの間の回線を接続するための回線
    接続手段と、 上記サービスセンタより上記回線を介して送られてくる
    サービスメニューを受信するサービスメニュー受信手段
    と、 上記サービスメニューより所望のサービスを選択するサ
    ービス選択手段と、 上記サービスの選択情報を上記回線を介して上記サービ
    スセンタに送信する選択情報送信手段と、 上記選択情報に対応して上記サービスセンタより上記回
    線を介して送られてくるサービス情報を受信するサービ
    ス情報受信手段と、 上記受信したサービス情報を記憶するメモリ手段とを有
    し、 上記サービスセンタは、 回線接続された上記通信端末装置に上記回線を介して上
    記サービスメニューを送信するサービスメニュー送信手
    段と、 上記通信端末装置より上記回線を介して送られてくる選
    択情報を受信する選択情報受信手段と、 上記選択情報に対応したサービス情報を上記回線を介し
    て上記通信端末装置に送信するサービス情報送信手段と
    を有することを特徴とする情報提供システム。
  5. 【請求項5】 サービスセンタとの間の回線を基地局を
    介して接続するための回線接続手段と、 上記サービスセンタより上記回線を介して送られてくる
    上記基地局の所在地に対応したサービス情報を受信する
    サービス情報受信手段と、 上記受信したサービス情報を記憶するメモリ手段とを備
    えることを特徴とする通信端末装置。
  6. 【請求項6】 上記受信したサービス情報を表示する表
    示手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載
    の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 上記サービス情報は、上記基地局の所在
    地に対応した住所データであることを特徴とする請求項
    5に記載の通信端末装置。
  8. 【請求項8】 上記サービス情報は、上記基地局の所在
    地付近の天気予報データであることを特徴とする請求項
    5に記載の通信端末装置。
  9. 【請求項9】 上記サービス情報は、上記基地局の所在
    地の緯度および経度のデータであることを特徴とする請
    求項5に記載の通信端末装置。
  10. 【請求項10】 上記緯度および経度のデータをナビゲ
    ーションシステムに送信するデータ送信手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項9に記載の通信端末装置。
  11. 【請求項11】 上記サービス情報は、上記基地局の所
    在地付近の地図データであることを特徴とする請求項5
    に記載の通信端末装置。
  12. 【請求項12】 上記地図データを画像記録装置に送信
    するデータ送信手段をさらに備えることを特徴とする請
    求項11に記載の通信端末装置。
  13. 【請求項13】 通信端末装置と、この通信端末装置と
    基地局を通して回線で接続されるサービスセンタとを備
    えてなり、 上記通信端末装置は、 上記サービスセンタとの間の回線を接続するための回線
    接続手段と、 上記サービスセンタより上記回線を介して送られてくる
    上記基地局の所在地に対応したサービス情報を受信する
    サービス情報受信手段と、 上記受信したサービス情報を記憶するメモリ手段とを有
    し、 上記サービスセンタは、 回線接続された上記通信端末装置に上記回線を介して上
    記サービス情報を送信するサービス情報送信手段を有す
    ることを特徴とする情報提供システム。
  14. 【請求項14】 基地局を介して他の通信端末装置と通
    信をする通信端末装置であって、 上記基地局より送られてくる上記基地局の所在地に対応
    した放送チャネル、番組等の放送情報を受信する放送情
    報受信手段と、 上記受信した放送情報を記憶するメモリ手段とを備える
    ことを特徴とする通信端末装置。
  15. 【請求項15】 サービスセンタとの間の回線を上記基
    地局を介して接続するための回線接続手段をさらに備
    え、 上記放送情報は上記サービスセンタより上記回線を介し
    て送られてくることを特徴とする請求項14に記載の通
    信端末装置。
  16. 【請求項16】 上記受信した放送情報を表示する表示
    手段をさらに備えることを特徴とする請求項14に記載
    の通信端末装置。
  17. 【請求項17】 上記放送情報受信手段は、上記基地局
    に対する位置登録をする際に上記放送情報を受信するこ
    とを特徴とする請求項14に記載の通信端末装置。
  18. 【請求項18】 上記放送情報受信手段は、受信機にお
    ける受信信号が劣化したときに、上記放送情報を受信す
    ることを特徴とする請求項14に記載の通信端末装置。
  19. 【請求項19】 上記受信した放送情報を受信機に送信
    する情報送信手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項14に記載の通信端末装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002158770A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Ntt Communications Kk 携帯端末情報記録方法
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JP2013197708A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 資料表示サーバ、資料表示システムおよびその動作方法、ならびにコンピュータプログラム

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