JP4202543B2 - 移動無線端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば自動車無線電話システムや携帯無線電話システムなどの移動無線通信システムで使用される移動無線端末装置に係わり、特に、複数の事業者から接続する事業者を選択して通信を行う移動無線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、互いに同様の規格を有するシステムを用いて無線通信サービスを提供する複数の通信事業者間で業務提携が行われ、相互のユーザが互いのシステムを通じて使用することが可能となっている。
【0003】
また、このようなシステムで用いられる携帯電話機や自動車電話装置などの移動無線端末装置のうち、複数の通信モードを備えるデュアルモード機では、ディジタル方式及びアナログ方式のうち、一方の通信方式を選択的に使用する機能を有しており、このような移動無線端末装置にあっても、複数の通信事業者のシステムを選択的に用いて使用することが可能である。
【0004】
このように、異なる通信事業者の複数のシステム、あるいは同じ事業者の複数のシステムを選択的に用いて使用可能な移動無線端末装置では、料金体系やサービスエリアの広さなどを考慮して、予めシステム選択の優先順位が設定されている。
【0005】
システムを選択するに当たり、移動無線端末装置は、まず、各システムの存在を示すチャネルをスキャンし、一定レベル以上の受信電界強度が得られ捕捉可能なチャネルを検出する。
【0006】
そして、この検出したチャネルのうち、受信電界強度が強いものから順に、そのチャネルを通じてシステム識別情報SIDを取得し、前述の優先順位に従って、通信に用いるシステムを選択していた。
【0007】
しかしながら、このようなシステム選択の方法では、検出された捕捉可能なチャネルの中には、あるチャネルの漏洩電界が隣接するチャネルに現れたものが存在したり、あるいは同じシステムが放送したものが複数存在することがある。
【0008】
このため、これらのチャネルについても、それぞれシステム識別情報を取得する処理を実行することになり、移動無線端末装置がシステムを捕捉して通信を行える状態になるまでに多くの時間を要するという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の移動無線端末装置では、通信に用いるシステムを選択するに当たり、他のチャネルの漏洩電界によって一定レベル以上の受信電界強度が得られるチャネルや、同じシステムが放送している複数のチャネルについても、システム識別情報を取得する処理を実行してしまうため、システムを捕捉して通信を行える状態になるまでに多くの時間を要するという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、所望のシステムを迅速に捕捉することが可能な移動無線端末装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、複数の移動無線通信システムがそれぞれ自己の存在を示す信号を送信する周波数帯域のチャネルを順次受信して、所定値以上の受信電界強度が得られるチャネルを検出するチャネル検出手段と、このチャネル検出手段により検出したチャネルを、受信電界強度の高い順に受信して、移動無線通信システムを識別する識別情報を取得する識別情報取得手段と、この識別情報取得手段にて取得した識別情報に基づいて、所望の移動無線通信システムを捕捉するシステム捕捉手段とを備える移動無線端末装置において、識別情報取得手段が、すでに識別情報の取得を試みたチャネルに隣接するチャネルについては、受信しないように構成するようにした。
【0011】
上記構成の移動無線端末装置では、複数の移動無線通信システムがそれぞれ自己の存在を示す信号を送信する周波数帯域のチャネルを順次受信して、所定値以上の受信電界強度が得られるチャネルを検出し、この検出したチャネルを、受信電界強度の高い順に受信して、移動無線通信システムを識別する識別情報を取得する際に、すでに識別情報の取得を試みたチャネルに隣接するチャネルについては、受信を行わないようにしている。
【0012】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、あるチャネルの漏洩電界により、隣接するチャネルの受信電界強度が所定値以上となる場合でも、この隣接するチャネルについては、識別情報を取得するための受信を行わないので、所望のシステムを迅速に捕捉することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明に係わる移動無線端末装置の一実施形態について説明する。ここでは、TDMA(Time Division Multiple Access)方式のPDC端末装置を例に挙げて説明する。図1は、その構成を示すものである。
【0017】
この図に示すPDC端末装置は、アンテナ11を備えた無線部10と、モデム部20と、TDMA部30と、スピーカ43およびマイクロホン44(M)を備えた通話部40と、着信報知部50と、メモリ部60と、ユーザインターフェイス部70と、バッテリ80と、バッテリ監視部90と、制御部100とから構成される。
【0018】
無線基地局から無線通話チャネルを介して送られた無線周波信号は、アンテナ11で受信されたのち無線部10の高周波スイッチ(SW)12を介して受信部13に入力される。
【0019】
この受信部13では、上記受信された無線周波信号が周波数シンセサイザ14から発生された受信局部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号に周波数変換される。
【0020】
なお、上記周波数シンセサイザ14から発生される局部発振周波数は、無線チャネル周波数に応じて制御部100より指示される。また、無線部10には受信電界強度検出部(RSSI)16が設けられている。この受信電界強度検出部16では無線基地局から到来した無線周波信号の受信電界強度が検出され、その検出値は制御部100に通知される。
【0021】
上記受信部13から出力された受信中間周波信号は、モデム部20の復調部21に入力される。復調部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行なわれ、これによりディジタル通話信号が再生される。
【0022】
TDMA部30のTDMAデコード部31では、制御部100の指示に従ってタイムスロットごとに上記ディジタル通話信号が分解される。そして、この分解された複数のディジタル通話信号のうち、自機宛てのスロットのディジタル通話信号が通話部40に入力される。
【0023】
通話部40は、適応差分PCMトランスコーダ(ADPCM TRANS CODER)41と、PCMコーデック(PCM CODEC)42とからなり、上記ディジタル通話信号はこの適応差分PCMトランスコーダ41およびPCMコーデック42で順次復号されてアナログ通話信号に再生される。そして、このアナログ通話信号は図示しない受話増幅器で増幅されたのちスピーカ43から拡声出力される。
【0024】
一方、マイクロホン44に入力された送話音声は、PCMコーデック42および適応差分PCMトランスコーダ41で順次符号化されてディジタル通話信号となり、TDMAエンコード部32に入力される。
【0025】
TDMAエンコード部32では、上記適応差分トランスコーダ41から出力されたディジタル通話信号が制御部100から指示されたタイムスロットに挿入されて、変調部22に入力される。変調部22では、上記ディジタル通話信号により搬送波信号がディジタル変調される。このようにして変調された搬送波信号は、送信部15に入力される。
【0026】
送信部15では、上記変調された搬送波信号が周波数シンセサイザ14から発生された送信局部発振信号とミキシングされることにより、制御部100より指示された無線チャネル周波数に周波数変換されたのち、所定の送信電力レベルに増幅される。そして、送信部15にて周波数変換および信号増幅された無線周波信号は高周波スイッチ12を介してアンテナ11から無線基地局に向け送信される。
【0027】
着信報知部50は、当該端末装置宛てに着信があった場合に、制御部100の制御によりユーザに対して着信を報知するもので、可聴音を発して報知を行なう発音体51と、発光により報知を行なう発光体52と、例えば偏心モータなどにより振動を発生して報知を行なう振動体53とからなる。
【0028】
メモリ部60は、例えばROMやRAMのほか、E2PROMなどの半導体メモリを記憶媒体としたもので、これらの記憶媒体には制御部100の制御プログラムの他に、複数のシステムを通じて通信を行うために、各システムの種々の制御データ、ユーザによる各種設定データ、短縮ダイヤル等に対応させたダイヤルデータなどを記憶する。
【0029】
また、メモリ部60は、新たに、SID記憶エリア60aと、Dチャネル候補記憶エリア60bと、検証済Dチャネル記憶エリア60cと、SID候補記憶エリア60dと、Pチャネル候補記憶エリア60eと、検証済Pチャネル記憶エリア60fとを備える。
【0030】
SID記憶エリア60aは、当該移動無線端末装置にて利用可能な通信事業者のシステムの識別情報SID-A1〜SID-Anが優先順位順(A1,A2,…Anの順)に記憶されるエリアである。
【0031】
Dチャネル候補記憶エリア60bは、複数のシステムのDチャネルをスキャンした結果、所定値以上の受信電界強度が得られる捕捉可能なチャネルについて、受信電界強度が大きいチャネルから順に記憶するエリアである。
【0032】
検証済Dチャネル記憶エリア60cは、Dチャネル候補記憶エリア60bに記憶されるDチャネルのうち、後述のイニシャライズ処理にて、ワード同期をとる対象となったチャネルを記憶するエリアである。
【0033】
SID候補記憶エリア60dは、現在接続可能なシステムのSIDを記憶するエリアである。
【0034】
Pチャネル候補記憶エリア60eは、複数のシステムのPチャネルをスキャンした結果、所定値以上の受信電界強度が得られる捕捉可能なチャネルについて、受信電界強度が大きいチャネルから順に記憶するエリアである。
【0035】
検証済Pチャネル記憶エリア60fは、Pチャネル候補記憶エリア60eに記憶されるPチャネルのうち、後述のPチャネル選択処理にて、ワード同期をとる対象となったチャネルを記憶するエリアである。
【0036】
ユーザインターフェイス部70は、表示部71とキー入力部72とからなる。表示部71は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などからなりユーザに対して自機の状態(発信/着信、バッテリ残量、受信強度)やメモリ部60から読み出したダイヤルデータを視覚的に示すためのものである。
【0037】
キー入力部72は、ダイヤル番号入力を行なうためのテンキーなど発着信に関わる通常の機能を実施するためのキーの他、着信報知方法(可聴音/発光/バイブレータ/報知なし)の切り換えなどの各種設定を行なうための機能設定キーを備えたものである。
【0038】
バッテリ80は、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池からなるもので、当該端末装置の駆動電源である。バッテリ監視部90は、バッテリ80を監視するもので、このバッテリの残量を検出して制御部100に通知する機能の他に、バッテリ80が充電中であるか否かを検出する充電検出手段91を備えている。
【0039】
制御部100は、例えばマイクロコンピュータを主制御部とし、上述した各部を統括して制御し、図示しない基地局と通信リンクを開設して通信を行なう通信制御機能を備える。
【0040】
次に、図2乃至図4に示すフローチャートを参照して、上記構成の移動無線端末装置における待ち受け受信状態までの処理について説明する。なお、以下に説明する処理は、制御部100によってなされる。
【0041】
移動無線端末装置の電源が投入されると、まず図2に示す処理が開始される。
まず、ステップ2aでは、所定のリセット処理を実行し、ステップ2bに移行する。ステップ2bでは、イニシャライズ処理を実行する。ここで、図3を参照して、イニシャライズ処理について説明する。
【0042】
このイニシャライズ処理では、まずステップ3aにて、イニシャライズ用の複数のシステムの制御チャネル(Dチャネル)をスキャンして、これにより所定値以上の受信電界強度が得られる捕捉可能なチャネルを、あるチャネル数だけ検出する。そして、受信電界強度が大きいチャネルから順に、メモリ部60のDチャネル候補記憶エリア60bに記録され、ステップ3bに移行する。
【0043】
ステップ3bでは、ステップ3aより移行してきた場合には、ステップ3aにて検出した最も受信電界強度レベルが大きいDチャネルに対して、一方、後述するステップ3fより移行してきた場合には、ステップ3dあるいはステップ3hにて指定されたDチャネルに対して、それぞれビット同期とフレーム同期、つまりワード同期を確立するための制御を行う。
【0044】
なお、このステップ3bにて、ワード同期の確立対象とした、最も受信電界強度レベルが大きいDチャネル、およびステップ3dあるいはステップ3hにて指定されたDチャネルを検証済みのチャネルとして、メモリ部60の検証済Dチャネル記憶エリア60cに記録する。
【0045】
ここで、ワード同期が所定時間内(インタイム)に確立できた場合には、ステップ3cに移行する。一方、上記所定時間が経過(タイムアウト)した場合には、ステップ3dに移行する。
【0046】
ステップ3cでは、ワード同期確立したDチャネルを通じて、基地局から送られた制御情報の中からシステム識別情報SID-Mを検出する。ここで、SID-Mが所定時間内(インタイム)に検出できた場合には、ステップ3gに移行する。一方、上記所定時間が経過(タイムアウト)した場合には、ステップ3dに移行する。
【0047】
ステップ3dでは、ステップ3aにて検出したDチャネルのうち、ステップ3bにてワード同期確立制御の対象としたDチャネルに次いで、受信電界強度レベルが大きいDチャネルがあれば、このDチャネルを指定して、ステップ3eに移行する。一方、ワード同期確立制御の対象とするDチャネルがなければ、ステップ3aに移行し、再びDチャネルをスキャンする。
【0048】
ステップ3eでは、ステップ3dあるいはステップ3hにて指定されたDチャネルと隣接するチャネルが、検証済Dチャネル記憶エリア60cに記録されているか否かを判定する。ここで、上記チャネルが存在する、すなわちステップ3dあるいはステップ3hにて指定されたDチャネルが、検証済みのDチャネルと隣接する場合には、ステップ3dに移行し、一方、上記チャネルが存在しない、すなわちステップ3dあるいはステップ3hにて指定されたDチャネルが、検証済みのDチャネルと隣接しない場合には、ステップ3fに移行する。
【0049】
ステップ3fでは、ステップ3dあるいはステップ3hにて指定されたDチャネルと、検証済Dチャネル記憶エリア60cに記録されているチャネルとの周波数差が、予め設定された周波数差の整数倍になっているかを判定する。なお、ここでいう整数倍の周波数差は、同じシステムにおいて使用される複数のDチャネル間の周波数差となるように設定される。
【0050】
ここで、ステップ3dあるいはステップ3hにて指定されたDチャネルと、検証済Dチャネル記憶エリア60cに記録されているチャネルとの周波数差が、予め設定された周波数差の整数倍になっている、すなわちステップ3dあるいはステップ3hにて指定されたDチャネルが、すでに検証され検証済Dチャネル記憶エリア60cに記録されているチャネルと同じシステムのDチャネルである場合には、ステップ3dに移行する。
【0051】
一方、上記周波数差が、予め設定された周波数差の整数倍になっていない、すなわちステップ3dあるいはステップ3hにて指定されたDチャネルが、すでに検証され検証済Dチャネル記憶エリア60cに記録されているチャネルと異なるシステムのDチャネルである場合には、ステップ3bに移行して、ワード同期をとる。
【0052】
ステップ3gでは、ステップ3cで検出したSID-Mが、SID記憶エリア60aに記憶されるSIDに一致するか否か判定する。ここで、SID-Mが一致する場合には、SID-MをSID候補記憶エリア60dに記録し、ステップ3hに移行する。一方、一致しない場合には、そのままステップ3hに移行する。
【0053】
ステップ3hでは、ステップ3aにて検出したDチャネルのうち、ステップ3bにてワード同期確立制御の対象としたDチャネルに次いで、受信電界強度レベルが大きいDチャネルがあれば、このDチャネルを指定して、ステップ3eに移行する。一方、ワード同期確立制御の対象とするDチャネルがなければ、ステップ3iに移行する。
【0054】
ステップ3iでは、ステップ3gにてSID候補記憶エリア60dに記録されたSID-Mがあるか否かを判定する。ここで、1つでも、SID-MがSID候補記憶エリア60dに記録されている場合には、ステップ3jに移行し、一方、1つも記録されていない場合には、ステップ3aに移行し、再びDチャネルをスキャンする。
【0055】
ステップ3jでは、SID記憶エリア60aを参照して、SID候補記憶エリア60dに記録されるSID-Mを、優先順位順に並べ直し、ステップ2cに移行する。
【0056】
ステップ2cでは、待ち受け動作を行うための制御チャネル(Pチャネル)の選択処理を実行する。この処理は、図4に示すようなフローチャートに従って行われる。
【0057】
ステップ4aでは、複数のPチャネルをスキャンして、これにより所定値以上の受信電界強度が得られる捕捉可能なチャネルを、あるチャネル数だけ検出する。そして、受信電界強度が大きいチャネルから順に、メモリ部60のPチャネル候補記憶エリア60eに記録され、ステップ4bに移行する。
【0058】
ステップ4bでは、ステップ4aより移行してきた場合には、ステップ4aにて検出した最も受信電界強度レベルが大きいPチャネルに対して、一方、後述するステップ4fより移行してきた場合には、ステップ4dにて指定されたPチャネルに対して、ビット同期とフレーム同期、つまりワード同期を確立するための制御を行う。
【0059】
なお、このステップ4bにて、ワード同期の確立対象とした、最も受信電界強度レベルが大きいPチャネル、およびステップ4dにて指定されたPチャネルを検証済みのチャネルとして、メモリ部60の検証済Pチャネル記憶エリア60fに記録する。
【0060】
ここで、ワード同期が所定時間内(インタイム)に確立できた場合には、ステップ4cに移行する。一方、上記所定時間が経過(タイムアウト)した場合には、ステップ4dに移行する。
【0061】
ステップ4cでは、ワード同期確立したPチャネルを通じて、基地局から送られた制御情報の中からシステム識別情報SID-Mを検出する。ここで、SID-Mが所定時間内(インタイム)に検出できた場合には、ステップ4gに移行する。一方、上記所定時間が経過(タイムアウト)した場合には、ステップ4dに移行する。
【0062】
ステップ4dでは、ステップ4aにて検出したPチャネルのうち、ステップ4bにてワード同期確立制御の対象としたPチャネルに次いで、受信電界強度レベルが大きいPチャネルがあれば、そのPチャネルを指定して、ステップ4eに移行する。このようなPチャネルがなければ、前述のステップ2bに移行する。
【0063】
ステップ4eでは、ステップ4dにて指定されたPチャネルと隣接するチャネルが、検証済Pチャネル記憶エリア60fに記録されているか否かを判定する。ここで、上記チャネルが存在する、すなわちステップ4dにて指定されたPチャネルが、検証済みのPチャネルと隣接する場合には、ステップ4dに移行し、一方、上記チャネルが存在しない、すなわちステップ4dにて指定されたPチャネルが、検証済みのPチャネルと隣接しない場合には、ステップ4fに移行する。
【0064】
ステップ4fでは、ステップ4dにて指定されたPチャネルと、検証済Pチャネル記憶エリア60fに記録されているチャネルとの周波数差が、予め設定された周波数差の整数倍になっているかを判定する。なお、ここでいう整数倍の周波数差は、同じシステムにおいて使用される複数のPチャネル間の周波数差となるように設定される。
【0065】
ここで、ステップ4dにて指定されたPチャネルと、検証済Pチャネル記憶エリア60fに記録されているチャネルとの周波数差が、予め設定された周波数差の整数倍になっている、すなわちステップ4dにて指定されたPチャネルが、すでに検証され検証済Pチャネル記憶エリア60fに記録されているチャネルと同じシステムのPチャネルである場合には、ステップ4dに移行する。
【0066】
一方、上記周波数差が、予め設定された周波数差の整数倍になっていない、すなわちステップ4dにて指定されたPチャネルが、すでに検証され検証済Pチャネル記憶エリア60fに記録されているチャネルと異なるシステムのPチャネルである場合には、ステップ4bに移行して、ワード同期をとる。
【0067】
ステップ4gでは、SID候補記憶エリア60dに記録されるSID-Mのうち、最も優先順位の高いSID-Mを読み出し、ステップ4hに移行する。
ステップ4hでは、ステップ4cにて検出したSID-Mが、ステップ4gにて読み出したSID-Mと一致するか否かを検証する。ここで、両者が一致する場合には、ステップ2dに移行して、待ち受け受信状態となる。一方、一致しなかった場合には、ステップ4dに移行する。
【0068】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、待ち受け受信の対象とするSID-Mを検出する際に、スキャンによって所定値以上の受信電界強度が得られるDチャネルおよびPチャネルのうち、漏洩電界に起因するものや、同じシステムのチャネルについては、ワード同期をとる対象としないようにしている。
【0069】
このため、上記構成の移動無線端末装置によれば、漏洩電界に起因して所定値以上の受信電界強度が得られるチャネルや、同じシステムのチャネルについては、システム識別情報を取得する処理を実行しないため、所望のシステムを迅速に捕捉することができる。
【0070】
尚、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0071】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、複数の移動無線通信システムがそれぞれ自己の存在を示す信号を送信する周波数帯域のチャネルを順次受信して、所定値以上の受信電界強度が得られるチャネルを検出し、この検出したチャネルを、受信電界強度の高い順に受信して、移動無線通信システムを識別する識別情報を取得する際に、すでに識別情報の取得を試みたチャネルに隣接するチャネルについては、受信を行わないようにしている。
【0072】
したがって、この発明によれば、あるチャネルの漏洩電界により、隣接するチャネルの受信電界強度が所定値以上となる場合でも、この隣接するチャネルについては、識別情報を取得するための受信を行わないので、所望のシステムを迅速に捕捉することが可能な移動無線端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の一実施の形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置における待ち受け受信状態までの処理を説明するためのフローチャート。
【図3】図2に示した処理のイニシャライズ処理を説明するためのフローチャート。
【図4】図2に示した処理のPチャネル選択処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
10…無線部
11…アンテナ
20…モデム部
30…TDMA部
31…TDMAデコード部
32…TDMAエンコード部
40…通話部
41…適応差分PCMトランスコーダ(ADPCM TRANS CODER)
42…PCMコーデック(PCM CODEC)
43…スピーカ
44…マイクロホン(M)
50…着信報知部
51…発音体
52…発光体
53…振動体
60…メモリ部
60a…SID記憶エリア
60b…Dチャネル候補記憶エリア
60c…検証済Dチャネル記憶エリア
60d…SID候補記憶エリア
60e…Pチャネル候補記憶エリア
60f…検証済Pチャネル記憶エリア
70…ユーザインターフェイス部
71…表示部
72…キー入力部
80…バッテリ
90…バッテリ監視部
100…制御部

Claims (1)

  1. 複数の移動無線通信システムがそれぞれ自己の存在を示す信号を送信する周波数帯域のチャネルを順次受信して、所定値以上の受信電界強度が得られるチャネルを検出するチャネル検出手段と、このチャネル検出手段により検出したチャネルを、前記受信電界強度の高い順に受信して、前記移動無線通信システムを識別する識別情報を取得する識別情報取得手段と、この識別情報取得手段にて取得した識別情報に基づいて、所望の移動無線通信システムを捕捉するシステム捕捉手段とを備える移動無線端末装置において、
    前記識別情報取得手段が、すでに識別情報の取得を試みたチャネルに隣接するチャネルについては、受信しないことを特徴とする移動無線端末装置。
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