JPH11191806A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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Publication number
JPH11191806A
JPH11191806A JP35828397A JP35828397A JPH11191806A JP H11191806 A JPH11191806 A JP H11191806A JP 35828397 A JP35828397 A JP 35828397A JP 35828397 A JP35828397 A JP 35828397A JP H11191806 A JPH11191806 A JP H11191806A
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JP
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command
communication terminal
terminal device
telephone number
incoming call
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JP35828397A
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Tadashi Adachi
直史 安達
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周囲音を発信側に送るものにあって、許可して
いない着信に対する応答を排除する。 【解決手段】マイクモニタモードがオンに設定されてい
る状態で、着信に係る発信側の電話番号が特定の電話番
号であるときは(ST22,ST25)、自動的に応答して通話
状態にする(ST27,ST29)。これにより、装置本体の周
囲音が送話器を介して発信側に送られ、発信側では装置
本体の周囲音を聴くことができ、装置本体の携帯者、例
えば幼児、児童の無事を確認できる。周囲音を特定の電
話番号に係る発信側にのみ送るものであり、許可してい
ない着信に対する応答を排除できる。また、通話状態と
なった後に、発信側よりDTMF信号で送られてくるコ
マンドを受信し、そのコマンドに対応する動作を行うも
のである(ST31,ST32)。これにより、発信側より通話
状態の時間を調節する等の種々の制御を行うことがで
き、使い勝手が向上したものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、簡易型携帯電話
機等に適用して好適な通信端末装置に関する。詳しく
は、発信側の電話番号が特定の電話番号であるとき、着
信に対して自動的に応答し、発信側との回線を接続して
通話状態にすることによって、周囲音を特定の電話番号
に係る発信側にのみ送り、許可していない着信に対する
応答を排除しようとした通信端末装置に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、通信端末装置、例えば簡易型携帯
電話機(PHS:Personal Handyphone System)の小型
軽量化が進み、その携帯が容易となっている。そこで、
幼児、児童等に簡易型携帯電話機を携帯させ、そのマイ
クロホンを介して周囲音を送ってもらうことで幼児、児
童等の無事を確認することが考えられる。
【0003】従来、家庭用留守番電話において、自動着
信応答し、DTMF信号による暗証コードの照合によっ
て使用者本人と特定された場合、その後に送られてくる
遠隔操作コードによりマイクロホンを介して周囲音を発
信側に送る「ルーム・モニタ」なる機能が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、「ルーム・モ
ニタ」なる機能では、暗証コードが合致し、「ルーム・
モニタ」機能を作動させるための遠隔操作コードが送ら
れてくれば常に有効に機能するものである。つまり、発
信側が使用者本人でなくても、暗証コードや「ルーム・
モニタ」機能を作動させるための遠隔操作コードが送ら
れてくると、周囲音を発信側に送るように動作する。し
たがって、本来許可していない着信に対しても応答して
しまうという問題点がある。
【0005】そこで、この発明では、周囲音を発信側に
送るものにあって、許可していない着信に対する応答を
排除し得る通信端末装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信端末
装置は、着信に係る発信側の電話番号が特定の電話番号
であるか否かを判断する発信者番号判断手段と、着信に
係る発信側の電話番号が特定の電話番号であるとき、着
信に対して自動的に応答し、発信側との回線を接続して
通話状態にする回線制御手段とを備えるものである。
【0007】この発明において、着信があった場合に
は、その着信に係る発信側の電話番号が特定の電話番号
であるか否かが判断される。特定の電話番号はメモリ手
段に予め記憶される。例えば、メモリ手段は電話帳デー
タを記憶するためのメモリ手段であってもよく、その場
合特定の電話番号は電話帳データとして記憶されてい
る。着信に係る発信側の電話番号が特定の電話番号でな
いときは、呼出音が出力され、手動応答を待つ通常の着
信の動作が行われる。
【0008】着信に係る発信側の電話番号が特定の電話
番号であるときは、着信に対して自動的に応答する。こ
れにより、発信側との回線が接続されて通話状態とな
り、送話器(マイクロホン)を介して周囲音が発信側に
送られる。この場合、呼出音の出力や振動の発生等の着
信の報知をしないようにすることで、端末装置本体の携
帯者に着信を気付かれることなく、周囲音を発信側に送
ることが可能となる。このように通話状態となるとき、
例えばその後所定時間が経過した後に自動的に回線が切
断される。
【0009】なお、このように通話状態となるとき、送
話器より出力される送信音声信号を増幅する増幅手段の
利得を上げることで、周囲音を充分な音量で発信側に送
ることが可能となる。また、マイクモニタモードの設定
手段を備え、マイクモニタモードに設定されているとき
のみ、上述した通話状態となるようにしてもよい。これ
により、端末装置自体の設定によって、発信側に周囲音
が送られることを回避することが可能となる。また、特
定の電話番号を記憶するメモリ手段を有し、モード設定
手段は、メモリ手段に特定の電話番号が記憶されている
場合のみマイクモニタモードに設定することが可能とな
るようにしてもよい。これにより、マイクモニタモード
の設定が無駄になることを回避できることとなる。
【0010】また、特定の電話番号を記憶する専用のメ
モリ手段を有し、このメモリ手段に特定の電話番号が記
憶されるとき、上述したマイクモニタモードに自動的に
設定されるようにしてもよい。これにより、マイクモニ
タモードへの設定の手間を省くことが可能となる。ま
た、通話状態となるとき、一定時間間隔でビープ音を出
力するようにしてもよい。これにより、通話状態となっ
て周囲音を発信側に送っていることを、携帯者側で知る
ことが可能となる。
【0011】また、上述した通話状態にあるとき、相手
側より例えばDTMF(Dual ToneMultiple Frequenc
y)信号で送られてくるコマンドを受信し、そのコマン
ドに対応した動作を行うようにしてもよい。ここで、コ
マンドとしては、送話器より出力される送信音声信号の
増幅利得の増減を調節するためのコマンド、呼出音の出
力を制御するためのコマンド、スピーカ受話機能の作動
を制御するためのコマンド、スピーカ通話の作動を制御
するためのコマンド、回線を切断させるためのコマン
ド、簡易型携帯電話機でトランシーバモードに移行させ
るためのコマンド、通話状態を維持するためのタイマを
更新するためのコマンド等が考えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての簡易型携帯電話機100を示している。
【0013】この電話機100は、マイクロコンピュー
タを有して構成され、システム全体を制御するための制
御部101と、送受信用のアンテナ102と、このアン
テナ102で捕らえられた所定周波数の受信信号をダウ
ンコンバートしてπ/4シフトQPSK(Quadrature P
hase Shift Keying)信号を得ると共に、後述するディ
ジタル変復調部より出力されるπ/4シフトQPSK信
号をアップコンバートして所定周波数の送信信号を得る
ための無線部103と、この無線部103より出力され
るπ/4シフトQPSK信号に復調処理をして受信デー
タを得ると共に、後述するTDMA(Time Division Mu
ltiple Access)処理部より出力される送信データに変
調処理をしてπ/4QPSK信号を得るディジタル変復
調部104とを有している。
【0014】また、電話機100は、ディジタル変復調
部104より出力される受信データ(複数スロットの時
分割多重データ)より予め設定された下りスロットのデ
ータを選択し、制御データおよび圧縮音声データに分離
すると共に、後述する音声コーデック部より出力される
圧縮音声データや、制御部101より出力される制御デ
ータを予め設定された上りスロットに多重するTDMA
処理部105を有している。
【0015】また、電話機100は、TDMA処理部1
05より出力される圧縮音声データに対して復号化処理
(誤り訂正処理を含む)をして受信音声信号を得ると共
に、送信音声信号に対して圧縮符号化処理(誤り訂正符
号の付加処理を含む)をして圧縮音声データを得るため
の音声コーデック部106と、この音声コーデック部1
06より出力される受信音声信号を増幅する低周波アン
プ107と、このアンプ107の出力音声信号による音
声を出力する受話器としてのスピーカ108と、音声コ
ーデック部106より出力される受信音声信号がDTM
F信号である場合、このDTMF信号を復調して4ビッ
ト(1ニブル)のDTMF信号コードを得るDTMF復
調器109とを有している。この場合、DTMF復調器
109で得られるDTMF信号コードは制御部101に
供給される。
【0016】また、電話機100は、送話器としてのマ
イクロホン111と、このマイクロホン111より出力
される音声信号を増幅する低周波アンプ112と、制御
部101より供給されるDTMF信号コードをDTMF
信号に変換するDTMF変調器113と、アンプ112
の出力音声信号またはDTMF変調器113の出力DT
MF信号を選択的に取り出して音声コーデック部106
に送信音声信号として供給する切換スイッチ114とを
有している。
【0017】この場合、切換スイッチ114のa側の固
定端子にはアンプ112の出力側が接続され、そのb側
の固定端子にはDTMF変調器113の出力側が接続さ
れる。切換スイッチ114は、制御部101によって制
御され、DTMF信号を送信する場合はb側に接続さ
れ、その他の通話等を行う場合はa側に接続される。ま
た、アンプ112の利得は、制御部101によって制御
可能とされている。
【0018】また、電話機100は、ユーザが各種のキ
ー操作を行うための操作部115と、液晶表示器等で構
成される表示部116と、不揮発性メモリ117と、着
信時に制御部101の制御によって呼出音を出力する呼
出音出力部118とを有している。これら操作部11
5、表示部116、不揮発性メモリ117および呼出音
出力部118は、それぞれ制御部101に接続されてい
る。
【0019】ここで、操作部115には、発呼を指示し
たり、着信時に応答するための通話キー、通話を終了す
るための終話キー、電話番号を入力するためのテンキ
ー、電話帳データを検索するためのキー、電話帳データ
を記憶するためのキー、マイクモニタモードのオンオフ
選択状態等に移行させるためのキー等が配されている。
表示部116には、システムの状態の他に、電話帳デー
タの検索で選択された電話帳データ、テンキーで入力さ
れる電話番号等が表示される。不揮発性メモリ117に
は、電話帳データ等が記憶される。ここで、不揮発性メ
モリ117の電話帳データ記憶領域のアドレス(登録番
号)「01」に記憶される電話番号は、後述するように
マイクモニタモードにおける特定の電話番号として使用
される。
【0020】また、制御部101は、上述せずもマイク
ロコンピュータの動作プログラム、DTMF信号コード
をキャラクタコードに変換するための変換フォーマット
等が書き込まれているROM(read only memory)11
9と、DTMF復調器109で得られるDTMF信号コ
ード等を一時的に書き込むための作業用のRAM(rand
om access memory)120とを備えている。
【0021】次に、図1に示す簡易型携帯電話機100
の動作を説明する。電源オン時には、制御チャネルとの
同期がはずれた状態にあるので、基地局より送信される
制御チャネルを受信して制御チャネルとの同期確立が行
われる。この場合、利用可能な公衆基地局の制御チャネ
ルを順次受信する、いわゆるショートトラッキングが行
われ、受信信号強度(RSSI:Receive Signal Stren
gth Indicate)が選択レベル以上で、かつ最大の制御チ
ャネルが選択され、その制御チャネルとの同期確立が行
われる。そしてその後に、同期確立が行われた制御チャ
ネルに係る基地局のエリアにいるという位置登録が行わ
れる。この位置登録は通話チャネルを使用して行われ
る。位置登録が終了した後は、同期確立が行われた制御
チャネルの受信状態に戻って待ち受け状態となる。
【0022】通話を行う場合の動作について説明する。
この場合、例えば操作部115のキー操作で相手側の電
話番号を入力し、あるいは電話帳データを検索した後に
通話キーを操作すると、発呼処理が行われる。すなわ
ち、制御部101より制御データとして電話番号データ
等がTDMA処理部105に供給されて制御チャネルで
基地局に送信される。これにより、相手側との回線接続
が行われて通話状態となる。
【0023】ここで、通話は通話チャネルを使用して行
われるが、回線接続処理時に制御チャネルを使用して基
地局より通話チャネルの通信周波数およびスロット位置
のデータが制御データとして送信されてTDMA処理部
105より制御部101に供給される。制御部101
は、通信周波数データに基づいて無線部103を制御し
て送受信周波数が通話チャネルの通信周波数と一致する
ようにすると共に、スロット位置データに基づいてTD
MA処理部105で選択されるスロットを設定する。よ
って、通話は基地局より通知された通話チャネルを使用
して行われる。
【0024】また、制御チャネルを使用して基地局より
制御データとして呼出データが送信され、この呼出デー
タがTDMA処理部105より制御部101に供給され
て着信が検出されると、制御部101によって呼出音出
力部118が制御されて呼出音が出力される。
【0025】この呼び出し動作が行われている状態で、
通話キーが操作されて応答があると、制御部101より
制御データとして応答データがTDMA処理部105に
供給されて基地局に制御チャネルで送信される。これに
より、相手側との回線接続が行われて通話状態となる。
この場合も、通話は基地局より通知された通話チャネル
を使用して行われる。
【0026】通話状態では、通話チャネルで送信されて
きた圧縮音声データがTDMA処理部105より出力さ
れる。この圧縮音声データは音声コーデック部106に
供給されて復号化処理が行われた後にアナログ信号に変
換される。そして、音声コーデック部106より出力さ
れる受信音声信号がアンプ107を介してスピーカ10
8に供給され、このスピーカ108より受信音声信号に
よる音声が出力される。
【0027】また、マイクロホン111より出力される
送信音声信号はアンプ112で増幅された後に音声コー
デック部106に供給されてディジタル信号に変換され
た後に圧縮符号化処理されて圧縮音声データが形成され
る。そして、音声コーデック部106より出力される圧
縮音声データがTDMA処理部105に供給され、通話
チャネルで相手側に送信される。
【0028】次に、図2のフローチャートを使用して、
ユーザの操作部115のキー操作によってマイクモニタ
モードのオンオフ選択状態とされた場合の動作を説明す
る。
【0029】マイクモニタモードのオンオフ選択状態と
されると、まずステップST1で表示部116を制御
し、マイクモニタモードのオンオフを選択するための表
示をする。この表示は、「1」キーが押圧されるときは
マイクモニタモードがオンに設定され、「3」キーが押
圧されるときはマイクモニタモードがオフに設定される
ことを示すものである。
【0030】次に、ステップST2で、制御部101内
のT秒タイマ(図示せず)を起動し、ステップST3
で、「1」キーが押圧されたか否かを判定し、ステップ
ST4で「3」キーが押圧されたか否かを判定し、ステ
ップST5で、T秒が経過したか否かを判定する。T秒
が経過する前に「3」キーが押圧されるときは、ステッ
プST6でマイクモニタモードをオフに設定し、ステッ
プST7で、待ち受け状態にする。
【0031】一方、T秒が経過する前に「1」キーが押
圧されるときは、ステップST8で、不揮発性メモリ1
17の電話帳データ記憶領域のアドレス(登録番号)
「01」に登録済みか否かを判定する。つまり、アドレ
ス(登録番号)「01」に電話帳データが記憶されてい
るか否かを判定する。アドレス(登録番号)「01」に
電話帳データが記憶されているときは、ステップST9
で、マイクモニタモードをオンに設定し、ステップST
7で、待ち受け状態にする。
【0032】一方、アドレス(登録番号)「01」に電
話帳データが記憶されていないときは、ステップST1
0で、例えば「デンワチョウ 01 トウロクアリマセ
ン」の表示をし、ステップST7で待ち受け状態にす
る。このように、アドレス(登録番号)「01」に電話
帳データが記憶されていないときマイクモニタモードを
オンに設定しないのは、アドレス(登録番号)「01」
に記憶される電話番号が後述するようにマイクモニタモ
ードにおける特定の電話番号として使用されるものであ
り、アドレス(登録番号)「01」に電話帳データが記
憶されていないときはマイクモニタモードをオンに設定
することが無駄となるからである。
【0033】なお、「1」キーや「3」キーが押される
ことなく、ステップST5でT秒が経過するときは、直
ちにステップST7に進み、待ち受け状態になる。この
場合、マイクモニタモードの設定状態は、既に設定され
ている状態のままとなる。上述せずも、マイクモニタモ
ードのオンオフ選択状態とされた場合に、いまマイクモ
ニタモードがオンであるかオフであるかを、表示部11
6に表示するようにしてもよい。
【0034】次に、図3のフローチャートを参照して、
簡易型携帯電話機100の制御部101の制御動作を説
明する。
【0035】まず、ステップST21で、着信があるか
否かを判定する。着信があるときは、ステップST22
で、マイクモニタモードがオンであるか否かを判定す
る。マイクモニタモードがオフであるときは、ステップ
ST23で呼出音出力部118を制御して呼出音を出力
させ、その後にステップST24で、通常の手動による
応答待ちの状態にする。
【0036】ステップST22で、マイクモニタモード
がオンであるときは、ステップST25で、発信側の電
話番号(発信者番号)が特定の電話番号であるか否かを
判定する。すなわち、発信側の電話番号が、不揮発性メ
モリ117の電話帳データ記憶領域のアドレス(登録番
号)「01」に記憶されている電話番号と一致するか否
かを判定し、一致するときは発信側の電話番号が特定の
電話番号であると判定する。発信側の電話番号が特定の
電話番号でないときは、ステップST23に進み、通常
の着信動作に移行する。
【0037】ステップST25で発信側の電話番号が特
定の電話番号であるときは、ステップST26で、制御
部101内の通話時間制限用の30秒タイマ(図示せ
ず)を起動する。そして、ステップST27で、自動応
答をし、ステップST28で、マイクロホン111より
出力される送信音声信号を増幅するアンプ112の利得
を上げ、ステップST29で、通話状態とする。
【0038】そして、ステップST30で、30秒が経
過したか否かを判定し、ステップST31で、DTMF
信号によるコマンドを受信したか否かを判定する。ここ
で、コマンドとしては、マイクロホン111より出力さ
れる送信音声信号の増幅利得の増減を調節するためのコ
マンド、呼出音の出力を制御するためのコマンド、スピ
ーカ受話機能の作動を制御するためのコマンド、スピー
カ通話の作動を制御するためのコマンド、回線を切断さ
せるためのコマンド、トランシーバモードに移行させる
ためのコマンド、通話状態を維持するためのタイマ(通
話時間制限用タイマ)を更新するためのコマンド等が考
えられる。
【0039】DTMF復調器109よりコマンドを示す
DTMF信号コードが得られるときは、DTMF信号に
よるコマンドを受信したと判定する。なお、トランシー
バモード(子機間直接通話機能)は、同一の親機に子機
として登録され、同一システム呼出符号を共有している
PHS間で直接通話を行い得るモードである。
【0040】ステップST31でコマンドを受信すると
きは、ステップST32で、受信したコマンドに対応し
た動作が行われるように制御する。また、ステップST
30で、30秒が経過したときは、ステップST33
で、アンプ112の利得を元に戻し、ステップST34
で、回線切断の処理をし、ステップST35で、待ち受
けの状態にする。
【0041】このように本実施の形態においては、発信
側の電話番号が特定の電話番号であるとき、着信に対し
て自動的に応答し、発信側との回線を接続して通話状態
にするものであり、装置本体の周囲音がマイクロホン1
11を介して発信側に送られる。したがって、発信側で
は装置本体の周囲音を聴くことができ、装置本体の携帯
者、例えば幼児、児童の無事を確認できる。この場合、
周囲音を特定の電話番号に係る発信側にのみ送るもので
あり、許可していない着信に対する応答を排除できる。
【0042】また、本実施の形態においては、装置本体
においてマイクモニタモードをオンに設定しているとき
のみ上述した通話状態となって発信側に周囲音を送るも
のであり、端末装置自体の設定によって、発信側に周囲
音が送られることを回避できる。また、上述したように
通話状態となって発信側に周囲音を送る際に、マイクロ
ホン111より出力される送信音声信号を増幅するアン
プ112の利得を上げるものであり、周囲音を充分な音
量で発信側に送ることができる。
【0043】また、本実施の形態においては、発信側の
電話番号が特定の電話番号であるとき、呼出音を出力す
る等の着信の報知を行うことなく、着信に対して自動的
に応答し、発信側との回線を接続して通話状態にし、装
置本体の周囲音を発信側に送るものであり、装置本体の
携帯者に着信を気付かれることなく、周囲音を発信側に
送ることができる。
【0044】また、本実施の形態においては、通話状態
となった後に、発信側よりDTMF信号で送られてくる
コマンドを受信し、そのコマンドに対応する動作を行う
ものである。したがって、発信側より通話状態の時間を
調節する等の種々の制御を行うことができ、使い勝手が
向上するものとなる。
【0045】なお、上述実施の形態においては、不揮発
性メモリ117の電話帳データ記憶領域のアドレス(登
録番号)「01」に記憶された電話番号を特定の電話番
号として利用するものであったが、特定の電話番号を記
憶する専用のメモリを備えるようにしてもよい。この場
合、この専用のメモリに特定の電話番号が記憶されると
き、マイクモニタモードが自動的にオンとなるようにす
ることで、マイクモニタモードをオンに設定する手間を
省くことができる。また、特定の電話番号は1個だけで
なく、複数個であってもよい。
【0046】また、上述せずも、ビープ音の発生手段を
設け、上述したように通話状態となって装置本体の周囲
音を発信側に送っているとき、一定時間間隔でビープ音
を出力するようにしてもよい。これにより、通話状態と
なって周囲音を発信側に送っていることを、携帯者側で
知ることが可能となる。
【0047】また、上述実施の形態においては、通信端
末装置が簡易型携帯電話機であるものを示したが、この
発明はその他の通信端末装置にも同様に適用できること
は勿論である。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、発信側の電話番号が
特定の電話番号であるとき、着信に対して自動的に応答
し、発信側との回線を接続して通話状態にするものであ
り、送話器を介して装置本体の周囲音が発信側に送られ
る。したがって、発信側では装置本体の周囲音を聴くこ
とができ、装置本体の携帯者、例えば幼児、児童の無事
を確認できる。この場合、周囲音を特定の電話番号に係
る発信側にのみ送るものであり、許可していない着信に
対する応答を排除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての簡易型携帯電話機(PH
S)の構成を示すブロック図である。
【図2】マイクモニタモードのオンオフ選択時の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図3】実施の形態としての簡易型携帯電話機の動作を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100 簡易型携帯電話機 101 制御部 102 送受信用のアンテナ 103 無線部 104 ディジタル変復調部 105 TDMA処理部 106 音声コーデック部 107,112 低周波アンプ 108 スピーカ 109 DTMF復調器 111 マイクロホン 113 DTMF変調器 114 切換スイッチ 115 操作部 116 表示部 117 不揮発性メモリ 118 呼出音出力部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信に係る発信側の電話番号が特定の電
    話番号であるか否かを判断する発信者番号判断手段と、 上記着信に係る発信側の電話番号が特定の電話番号であ
    るとき上記着信に対して自動的に応答し、上記発信側と
    の回線を接続して通話状態にする回線制御手段とを備え
    ることを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 上記着信を報知する着信報知手段を備
    え、 上記着信に係る発信側の電話番号が特定の電話番号であ
    るとき、上記着信報知手段は上記着信を報知しないこと
    を特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 上記回線制御手段は、上記通話状態にな
    った後、所定時間が経過したときは上記回線を自動的に
    切断することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装
    置。
  4. 【請求項4】 送話器より出力される送信音声信号を増
    幅する増幅手段と、 上記通話状態となるとき上記増幅手段の利得を上げる利
    得制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載
    の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 上記通話状態となるとき、一定時間間隔
    でビープ音を出力するビープ音出力手段を備えることを
    特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 上記特定の電話番号を記憶するメモリ手
    段と、 上記メモリ手段に上記特定の電話番号を書き込むメモリ
    書き込み手段とを備えることを特徴とする請求項1に記
    載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 上記メモリ手段は電話帳データを記憶す
    るためのメモリ手段であることを特徴とする請求項6に
    記載の通信端末装置。
  8. 【請求項8】 マイクモニタモードとするモード設定手
    段を備え、 上記回線制御手段は、上記モード設定手段によって上記
    マイクモニタモードに設定されているときのみ上記通話
    状態にすることを特徴とする請求項1に記載の通信端末
    装置。
  9. 【請求項9】 上記特定の電話番号を記憶するメモリ手
    段を有し、 上記モード設定手段は、上記メモリ手段に上記特定の電
    話番号が記憶されている場合のみ、上記マイクモニタモ
    ードに設定可能とされることを特徴とする請求項8に記
    載の通信端末装置。
  10. 【請求項10】 上記特定の電話番号を記憶する専用の
    メモリ手段を有し、 上記専用のメモリ手段に上記特定の電話番号が記憶され
    るとき、上記モード設定手段は自動的にマイクモニタモ
    ードに設定することを特徴とする請求項8に記載の通信
    端末装置。
  11. 【請求項11】 上記通話状態にあるとき、相手側より
    DTMF信号で送られてくるコマンドを受信するコマン
    ド受信手段と、 上記コマンドに対応した動作をするように制御する動作
    制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の
    通信端末装置。
  12. 【請求項12】 上記コマンドは、送話器より出力され
    る送信音声信号の増幅利得の増減を調節するためのコマ
    ンドであることを特徴とする請求項11に記載の通信端
    末装置。
  13. 【請求項13】 上記コマンドは、呼出音の出力を制御
    するためのコマンドであることを特徴とする請求項11
    に記載の通信端末装置。
  14. 【請求項14】 上記コマンドは、スピーカ受話機能の
    作動を制御するためのコマンドであることを特徴とする
    請求項11に記載の通信端末装置。
  15. 【請求項15】 上記コマンドは、スピーカ通話の作動
    を制御するためのコマンドであることを特徴とする請求
    項11に記載の通信端末装置。
  16. 【請求項16】 上記コマンドは、回線を切断させるた
    めのコマンドであることを特徴とする請求項11に記載
    の通信端末装置。
  17. 【請求項17】 上記コマンドは、トランシーバモード
    に移行させるためのコマンドであることを特徴とする請
    求項11に記載の通信端末装置。
  18. 【請求項18】 上記コマンドは、上記通話状態を維持
    するためのタイマを更新するためのコマンドであること
    を特徴とする請求項11に記載の通信端末装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010088996A (ko) * 2001-08-31 2001-09-29 안명훈 씨아이디를 이용한 원격 모니터 기능 유무선 전화기 및 그방법
JP2002320259A (ja) * 2001-04-19 2002-10-31 Kyocera Corp 移動局及び移動通信システム

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